全9件 (9件中 1-9件目)
1
友人ディアーナとジャコモの日本への旅、長野の旅館3泊と京都の旅館3泊を予約して、感謝もされて、ワタシ完璧、とか余裕で思って送り出したのもつかの間、長野のひとみちゃんから「マミちゃん、全部一日ずつズレてるよ~」と国際電話が入りました。はっ、彼らが出発したのは24日、成田に着くのは当然25日ですが、わたしは長野の旅館を24日から予約してしまったのです…。ガチョーン。顔面蒼白。ひとみちゃんが手際よく対応して下さり、何も事情を理解していなかった2人を知らないうちに救っていてくれました。両旅館には大変ご迷惑をおかけしました。ここでも改めてお詫び申し上げます。職場では、いつも到着日を間違えて伝えてくるアメリカ人やカナダ人に「地球はアンタたちを中心に回っているんじゃないのよ」と心の中で非情にも思いつつ、「到着日間違えてますよ」と電話口で厳しく指摘するわたくしですが、間違ってるのはアンタだよ、って感じです。ひとみちゃん本当にありがとう。そんなひとみちゃんがミクシィに「伊人さん、いらっしゃい」という題で27日に日記を書いてくれましたのでここで披露させて頂きます。まみちゃんのお友達の、ジャコモ&ディアーナが、二週間の日本旅行にやって来ました着いてすぐに長野に三泊。善光寺や、地獄谷温泉、松本城、小布施などを今日まで観光して明日京都に向かいます。保守的なイタリア人が多い中、よくぞ12時間かけてやって来てくれました聞いてた話では長野3泊、京都3泊、そして東京まで戻って寝台特急で北海道!みたいな感じだったんですが。ふたあけてみれば、京都以降は全くノープランしかも、日本はGW真っ只中よ…分厚いガイドをすごく読み込んでて、行きたいとこは山ほど。特にお寺や古い町並み巡りがしたいようで、次から次へとリクエストがあがるのですが、なんせ宿がどこもとれないよ…昨日は一緒に一杯飲みに行って、日本酒、焼酎をちょこっと味見。ディアーナは純米酒がなかなか気にいったみたい。ジャコモは先入観なくなんでも試してみる、なかなかひらけたイタリア人です。二人とも、とっても感じよいひと実は最初からいろんな行き違いがありなかなか手がかかったのですがどうにか旅程を組んで、宿も電車もとって、明日いってらっしゃいてとこまで落ち着きました。昨日今日と私は店の中でほぼボランティア要員でした。。。すみません。ま、店空いてたから、いっかぁ~ ちなみに京都以降の旅程は、高野山宿坊1泊、福井で1泊して永平寺をみて、飛騨高山で2泊、白川郷とかも見て、最後は東京4泊です。渋いな~ちなみに六本木は興味ないようです(笑)出発前から富士山登りたいっていってたけど、いやいやいや…やっと諦めてくれました。それにしても、沢山行きたい所があるなか、長野を最初に選んでくれたことが嬉しいです。ついつい、世話やき根性が…せっかく来てくれたゲストには気持ちよく帰ってもらいたいもんね。私たちみたいな窓口の立場って、結構旅先の印象を左右する存在だと思います。 今回はお友達つながりがあったけど、普通のふらっと入ってきたゲストにも、なるべく日本に、長野にいい印象もって帰ってほしい。その場での利益にならなくても、長い目でみて結局更なるゲストを呼べるんだなんて思いますが、あまあまのきれいごとかな~ま、そういう心持ちで仕事したいものですまみちゃん、イロイロ大変でしたが(笑)あなたにはそれ以上に多大なるお世話になっているのでどうってことはありません二人が帰ったらおみやげ話楽しそうだね。ひとまず、ご安心を持つべきものは良き友かな。そして最後の部分、「なるべく日本に、長野にいい印象もって帰ってほしい」のくだりに泣けました。そうですね、わたしたちのように外国人観光客に慣れすぎた観光地、観光客相手に商売している観光地に住んでいる人間は、ついついそのもてなしの心を忘れがちです。当たり前のように料金ふっかけてくるタクシー運転手、無駄口の多い郵便局員、ぼったくりレストラン、態度のでかいホテルマンなんかはその最たる者たちです。今、ウチのホテルに、定年退職されたばかりのお父様、そしてお母様と一緒にいらした日本人のお嬢様がお泊まりですが、3人仲良くローマを闊歩している姿を見ると、ローマを心ゆくまで楽しんで!と切実に、そして彼らの無事の旅を願わずにはいられないのです。ぜひディアーナやジャコモが日本各地でひとみちゃんのような人たちと出会えて旅を楽しめればと思います。昨日ジャコモから「食べ物以外は万事OKだよ」とメールが入っていました。ディアーナが大豆ダメなんですよ。でも、とりあえずホッとしています。
2010年04月30日
コメント(4)
![]()
わたしがTOKIOファンクラブにかつて2年間ほど所属しておりコンサートに足を運んだこともあることは皆様ご承知の通りですが(そうでない方はどうぞコチラへ)最近見た『しゃべれどもしゃべれども』では新たな国分太一くんの魅力に気付かされました。真面目な好青年みたいな役ばかりでそれが似合うとばかり思っていたのですが、この飄々とした、それでも男気のある下町の噺家の役も、意外なことにとても彼に合っているのです。キャスティングした人はすごいなあと思いました。映画自体は、2時間ドラマでもいいような内容のものでしたが、それでもとてもおもしろくて、見入ってしまいました。ミクシィのニューストピックで佐藤健くんの岡田以蔵役が意外とハマっていると評判だ、とありましたが、わたしはキャスティングが発表された時に、既にこの事に気付いていました。『ブラッディ・マンデイ』と『メイちゃんの執事』の演技で 彼の岡田以蔵っぽさを感じ取っていたのです。武市半平太役の大森南朋もいい味出しているし、お龍さんが真木よう子というのも『篤姫』の時の市川実日子よりもしっくりきます。武市の富さんはもっと小さい人が良かったな、例えば田畑智子のような。残念ながら『龍馬伝』は見続けるのをあきらめてしまいましたが、龍馬ファンはこれからもキャスティングにあれこれ言い続けます。マイミクしみさんにお借りした『新参者』、読み終わりました。東野圭吾、なんておもしろいんでしょう。今、ドラマをやっているらしいですね。なんとわたしの王子、向井理くんが息子役を!ちょっとイメージ違うんですけど…。阿部寛はまあまあいいかな。次に読むのはこちらです。
2010年04月29日
コメント(2)

文化週間(国立博物館入場無料)の最終日、あさちんとアッピア旧街道に遠足に行きました。早く着いたのでチェチリア・メテッラの墓を見学します。ここも無料でした!ラッキー!わたしたちは11時にマクセンティウス帝の競技場にある墓地見学会に申し込んでいました。別に自分の将来の墓を下見に行ったというわけではありません。2世紀頃の異教徒が火葬して遺灰を入れた壺を置いた集合墓地があり、ガイド付きで見学できたのです。マクセンティウス帝競技場の一角にぽつんと入り口があって、地下に3メートルくらい階段を降りていきました。壺が置ける場所は12ヶ所あって、おそらく一家族のものであろうと推測されています。ちなみにその遺灰壷入れは一般的にその形が似ていることから「鳩穴」と呼ばれています。↓これはオルヴィエートで見た本物の鳩穴。イメージとしてはこんな感じです。わたしたちが見たのは六つの鳩穴で、それぞれに2つのくぼみがあるので、計12人分の遺灰を入れたものなのだそうです。3世紀頃には、この地下遺跡は再利用され、キリスト教徒のカタコンベとして使われました。この遺跡は1929年のラテラノ条約によりヴァチカン市国の領地となってしまいました。ですから門番がガイドツアーの時間に合わせてそこで待っています。「写真禁止」と言われてしまいました。ふんっ、ケチねっ。ガイドの考古学者クリスティーナさんはマクセンティウス帝の競技場についても説明してくれました。わたしは歴代ローマ皇帝の中でも特にマクセンティウス帝に心惹かれているので、この競技場は大好きな遺跡です。最近のローマではマクセンティウス帝の競技場だけでなく、マクセンティウス帝の邸宅跡、息子ロムルスの墓と3つ併せて総合施設としてセットで遺跡を認識するようになっています。 前日DOOZOのフリマで買った生姜焼き弁当をアッピア旧街道でおいしく頂きました。青空の下で食べるお米は美味しいなあ。あさちんは梅干しのおにぎりを食べました。 さてさて、この一帯、マクセンティウス帝が手に入れる前は、アンニア家というローマ貴族の土地でした。2世紀にアンニア家の娘アンニア・レギッラはギリシア人雄弁家ヘロデス・アッティクスと結婚します。彼はレギッラの死後、彼女のためにこの近くに浴場施設を造りました。チェチリア・メテッラの墓の上部装飾の形が牛の頭に似ていることから、この周辺一帯がCAPO DI BOVE(牛の頭)と呼ばれていますが、この浴場遺跡も同様にカーポ・ディ・ボーヴェと呼ばれ、無料で一般公開されています。休憩所もあり、落ち着いた庭園もあります。個人所有だったこの土地を2002年文化財文化活動省が買い取り、整備したそうです。 今回行けなかったクインティーリ荘と併せて、ここも穴場です。アッピア旧街道にあるのはカタコンベだけじゃない!ってのを皆さんぜひ知って下さい。
2010年04月26日
コメント(0)
土曜日は内務省近くのDOOZOという日本食レストランのギャラリー及び客席部分でフリーマーケットが行われたのでそれに参戦してきました。わたしは技術屋さんとMIMOちゃんに売り物を託し、仕事が終わってから到着したので、あまり長い時間はいなかったのですが、みんなによるといつもの日本人フリマと違った雰囲気で、客層もちょっとエレガントなおばさまたちが多いとのこと。日本人フリマは学生をはじめとする若者が多いのです。MIMOちゃんのアクセサリーはマダムたちには大人気。そういえば去年のクリスマス直前にここで行われたフリマの後、MIMOちゃんは左団扇状態だったのです。わたしはお友達zzちゃんの手作り石鹸を一つ買いました。今回購入したのはピンク・カオリンと絹を使用して作ったおいしそうな石鹸です。製造過程と画像はzzちゃんのブログでどうぞ。フリマ終了直前に、売れ残りのお弁当を安く売りはじめたので、わたしは生姜焼き弁当を一つ頂きました。翌日にあさちんとアッピア旧街道に遠足に行くのが決まっていたので、持って行くことにしたのです。やっぱりフリマは楽しいなあ。ウチの両親も実家の不要品が売れるのをとても楽しみにしています。一度フリマに合わせて来ればいいのに、と思っています。その後、技術屋さんを囲んで、美女4人、MIMOちゃん、あさちん、かすみ、わたしで近くの中華レストランMr. CHOにて食事してきました。このメンバーはみんな弾けていておもしろいです。あまりに日本っぽいので、大宮の南銀とかで飲んでるのかと一瞬錯覚してしまいます。
2010年04月25日
コメント(0)
![]()
ご存知のようにヨーロッパの空は大変なことになっております。わたしの働く業界は航空業界の次くらいに打撃を受けているのではないでしょうか。SARSの流行やローマ法王の死、様々な出来事にホテルの売り上げが大きく左右されるのを目にしてきましたが、今回のアイスランド火山噴火は、そういう意味では、わたしが経験した中で一番大きな出来事かもしれません。そんなわけで、今週前半、サルソマッジョーレ・テルメにて行われるピッツァ世界選手権に参加予定だった日本人選手団が到着することができませんでした(SASA姉さん、お疲れ様です)。観戦予定だったわたしも旅を取りやめ、家でおとなしく本なんぞ読んでいます。尊敬する阿川佐和子氏の『タタタタ旅の素』。阿川佐和子さんの旅エッセイです。とてつもなく豪勢な旅も彼女のペンにかかれば全然嫌味ではありませんし、そうそう、と同感できることがしばしば。旅した気分になりました。わたしも幼い頃の旅を思い返せば、贅沢の限り。夏は葉山で真っ黒になり、冬は妙高高原でスキー。両親は今のわたしくらいの年でしたが、よくもまあ泣きわめく幼子2人を連れて、満員のバスやら電車やらに乗って、あちらこちら行ったものだなあと感心します。わたしは今、自分一人で飛行機に乗るのもやっとなのに。ローマ在住の友人たち、しみさん、risoさんやcilieggiaちゃんなどそれこそ2人のおちびちゃんを連れて実家に帰るため12時間の長旅をこなしていますが、本当に尊敬します。おまけに日本語を話せない旦那がそれにプラスされるとなると…。わたしにはとてもできません。母強し、ですね。旅にはおいしい食べ物がつきもの。岡山の祭ずし、大手まんぢゅう、穴子に牡蠣やシャコ。食べに食べました。茹でたシャコの爪の肉を美味い美味い、ってしゃぶるガキ、普通いるんかいな。幼い頃訪れた岡山やその周辺にはもう一度両親と行ってみたいと思っています。できれば両親に連れられて、じゃなくて両親を連れて!日本への旅、待ち遠しくて仕方がない!と言うのは友人のディアーナ。ここのところアドバイスを兼ねたミーティングを頻繁に行っております。昨日はローマ大学近く(サン・ロレンツォ地区)のチョコレート屋さん兼喫茶店兼レストラン、超お洒落なANTICA FABBRICA DEL CIOCCOLATOというお店でほうじ茶を飲みながら語り合いました。ディアーナと友人のジャコモは初めての日本です。この土曜日から長野・京都・奈良・北海道・東京を2週間で回ります。どこかで道に迷ったイタリア人カップルを見たら、是非親切にしてあげて下さいね。ひとみちゃん、よっぴぃ、よろしくお願いします。
2010年04月20日
コメント(4)

昨日は恒例のフリーマーケットでした。場所を変更して初めての回だったので、お客さんの入りや売り上げなどどうなることかと思いましたが、目玉商品日本国旗入りのトレーナーなど売り切ることができ、ホッとしました。ティブルティーナ通りでやる地元のフリマにも誘われたけど、せっかく日本の物を売っているのだから、価値の分かる人に買ってもらいたいな、と思います。だからいつもこのフリマに出るの!次は初めて、日本食レストランDOOZOでのマーケットに参加します。24日土曜日、わたしは午後におりますので、興味のある方はぜひお立ち寄り下さい。
2010年04月12日
コメント(0)

アッピア旧街道州立公園が春と秋に、遺跡のガイドツアーや子供向けのレクリエーションをはじめとする様々なイベントを毎土・日に行っていて、わたしは昨年からいくつかのガイドツアーに申し込むようになりました。普段絶対に見られないような遺跡を人数限定で見ることができたりするのです。大抵のツアーが25人限定ですから、申込日初日で定員一杯になってしまうようです。そんなに競争率が高いにもかかわらず、いつもわたしの分まで申し込んでくれる同行人イローナの名前はリストの一番上にありました。どのローマ市民よりもいち早く電話予約したのです。友人ながら凄い、イローナ…。昨日行ったのはローマ帝国時代よりももっと古い遺跡、つまり2000年をはるかに上回るほど古い、共和制ローマ時代の墓地兼礼拝所です。この頃、キリスト教はまだ生まれていません。ローマ神信仰に基づく葬送をしていた場所です。アッピア旧街道の中でもこの墓地はあまり知られておらず、というのもパッセレッリ氏という個人の邸宅内にあるので、滅多に観られるものではないのです。アッピア旧街道遺跡専門の考古学者クリスティーナをガイドに、パッセレッリさんのお話も加わって、とてもおもしろい見学会となりました。この墓地は石を積み上げた土饅頭形で、地下に降りる階段があって中に入れます。見上げると様々な種類の火山岩が使用されているのが分かり、共和制ローマが、ヴェイオという地方を征服した以降使用可能となった、彼の地の火山岩が四方の角を固めています。この火山岩がセルウィウス王の城壁にも使われたことは以前述べました。内部は葬儀場として使われ、死者を送るための飲食パーティーも行われていたようです。出入り口の他に三ヶ所の窓があり、そのうち二ヶ所からはある一定の時刻に太陽の光が入り、墓地の中心を照らす、ということが証明されており、ここは通称、夏(冬)至の墓地と呼ばれています。ピラネージやラブルッツィのデザイン画も残ってはいますが、1900年頃、彼の祖父の時代にこの地を購入してから最近まで、この墓地は忘れられた存在でした。それ以前から土饅頭の内部は土砂で埋まり、崩れる危険性もあったため入り口を錠前で閉め、放っておいたのです。ところが、1984年頃、隣の敷地に住んでいたフランス・ブルボン家の末裔が、この墓地遺跡にピッタリくっつける形で家を建築、その他、誹謗中傷を公にするなどの嫌がらせをはじめたのだそうです。これを受けてパッセレッリ氏も出るところに出そうと決心、軍警察、ローマ市などを呼び、専門機関に遺跡調査をしてもらうことにしました。その後も見学会を催している間に、例の隣人からは排水を流されるなど、相変わらず嫌がらせは続いたそうです。そのせいで現在でも三ヶ所のうち、一つの窓は残念ながら塞がれています。ただ、この隣人の嫌がらせのおかげで、この墓地はアッピア旧街道の重要な遺跡のうちの一つとして日の目を見ることができたのです。その後、パッセレッリ氏のお姉さんも研究に加わり、現在では25人以上の参加者があれば遺跡の見学会を催行しており、併せてこの邸宅の一角では古代ローマ時代の食事を味わうパーティーを行うことができます。わたしたちが訪れたこの日はちょうどパッセレッリ家がこのサービスを始めて丁度20周年の記念日だったため、ローマ人が食べたであろう物を口にする幸運に恵まれました。写真を撮ったのは残念ながらお皿が空になってから…。正直そんなにおいしいものではないのですけれど…。木の実や野草などを使った料理が多いです。ちなみに趣味(?)が高じてパッセレッリ氏のお姉さんは古代ローマ時代の料理研究家となりました。人生何が起こるか分からないものですね…。
2010年04月11日
コメント(0)

先日、友人のブログに登場してしまいました。と言ってもわたしはゴンドラを漕いでいるキューピーちゃんではありません。木曜日は友人ニコリーナ宅にお呼ばれしちゃって、ズッキーニと小海老のニョッキと鱸をご馳走になりました。デザートの苺ソース添えパンナコッタもお手製です。激ウマです。イタリア人よりイタリア料理が上手な日本人のニコリーナです。日曜日は復活祭でしたが、あいにくの雨。卵を食べてから、夕方、教会を見に行くことにしました。一つ目はサンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会。天使像の装飾であふれ、『下妻物語』の深キョンが好きそうな教会(正確には深キョンが好きなのはロココ、こちらはバロック)です。ここにはベルニーニ作、聖女テレサの法悦という彫刻があります。後光が射していて綺麗です。わたしはこの間見た福者ルドヴィカ・アルベルトーニの方が好きかなぁ。ベルニーニならボルゲーゼ美術館にある彫刻もナヴォーナ広場の四大河の噴水も必見です。さてさて、この辺りは(ローマはどこへ行ってもだけど)見るべき教会でいっぱいです。シトー会の2つの教会、サンタ・スザンナ教会と向かいのサン・ベルナルド・アッレ・テルメ教会を見ました。サン・ベルナルド教会があるところは、かつてディオクレティアヌス帝浴場の敷地だったのです。円形の教会で、直径22メートルのクーポラがあり、パンテオンのように天井に丸窓があります。そのままヴェンティ・セッテンブレ(9月20日)通りをまっすぐ歩いていくと、ボッロミーニが造ったサン・カルロ・アッレ・クアットロ・ファンターネ教会があります。ここは縦の楕円形をしています。並びのイエズス会、サンタンドレア・クイリナーレ教会はボッロミーニのライバル、ベルニーニが造った教会です。ここは横にびよ~んと伸びた楕円形をしています。角が無くて円いってやっぱり落ち着くんだなぁと思いました。丸い性格の人って何だかいいイメージだし。
2010年04月06日
コメント(2)
![]()
おととしから少しずつ見ていた大河ドラマ『篤姫』をやっと見終えました。日曜夜8時の娯楽ドラマとして見なくてはいけませんので、あえてツッコミは入れません。でもこれで篤姫や鹿児島の人気が出たのだそうですから、大衆ドラマとしての役割は立派に果たしたのではないでしょうか。楽しめました。宮尾登美子氏の『天璋院篤姫』を読み返しています。映像がないのに、ドラマ以上に生き生きとした登場人物の描写に、頁をめくる指のスピードも増します。船に乗っているシーンではこっちまで船の揺れが伝わってきそうだし、鮮やかな血の描写も、その色が目に浮かぶほどです。この本を購入したのは中学か高校生の頃、読書大好き少女時代でした。20年近く経って、天璋院篤姫という実在した女性の一生を改めて読むに、その感じ方の違いも大きいと思います。昔はどんなことを思いながら読んでいたのかしら?大河ドラマ『翔ぶが如く』や『慶喜』も改めて見たくなりました。 どなたかDVD-BOX持っていませんか?
2010年04月04日
コメント(0)
全9件 (9件中 1-9件目)
1