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第4話「杏の花の想い」

徐薔薇(ジョショウビ)は十三皇子・愛新覚羅(アイシンギョロ)胤祥(インショウ)に惹かれながらも、2人の関係に限界を感じて十三皇子を突き放した。
しかし仕事に身が入らなくなり、ミスが目立つようになってしまう。
一方、追い返された胤祥は四兄・胤禛(インシン)と酒を飲み、憂さ晴らししていた。
胤禛は十三弟の夜更かしが珍しいと気づいたが、聞いてみれば夢の中の娘から″もう来るな″と言われたという。
夢にうつつを抜かす十三弟を心配していた胤禛は安堵し、夢は夢でしかないと言い聞かせた。
胤祥は本当に時を超えたと訴えるが、四兄から実在する娘なら連れて来いと言われてしまう。
「そろそろお前も目を覚ませ…妙な噂を立てられずに済む」


薔薇は今さらながら十三皇子に暴言を吐いたことを後悔した。
「もう来るわけないよね…これでいいのよ、自分が望んだ結果じゃない」
とは言っても自然とあの灯籠に目が行ってしまう。
しかし胤祥はまだ諦めたわけではなかった。
酒を飲みながら何やら思いついた胤祥は、四兄に自分のすべきことをすると断って帰ってしまう。
「証明するんだ、愛新覚羅胤祥は決して幻ではないことを…」
すると胤祥は貼身太監・順児(ジュンジ)と庭に穴を掘り、杏の苗木を植えた。



薔薇は寂しさを紛らすため、親友の小秋(ショウシュウ)を映画に誘った。
しかしこんな時に限って小秋は留学中の恋人が会いに来るので付き合えないという。
薔薇はひとりの部屋に帰るのが嫌で、仕方なく街を歩いて時間を潰した。
すると偶然、また量子物理学の公開講義が行われている会場を通りかかる。


薔薇は家に到着すると、そっとドアを開けた。
しかしやはり十三皇子の姿はいない。
…本当にもう来ないの?13(シーサン)爺(イェ)…
そして休日の朝、薔薇がテレビをつけると、ニュースで思いがけず十三皇子の名を耳にした。
『…故宮で杏の古木が花をつけ、満開を迎えました

 歴史ある古木が満開というロマンチックな光景が訪れる人々の目を楽しませています…』
薔薇は居ても立ってもいられず、故宮へ駆けつけた。
「まさか私のために植えてくれたの?」
その時、杏の木に集まった群衆の向こうに、あの神秘な灯籠をくれた老婦人を見つける。
驚いた薔薇は老婦人に駆け寄ったが、老婦人はなぜか薔薇が来ると分かっていたようだった。
「婆婆(ポポ)、何か知っているの?」
「私はあらゆることを知っているよ、何もかもね…」
「じゃあ、この木は?」
「あなたのためだよ」
「でもあれは夢でしょう?」
「ただの夢なら、あなたはなぜ来たんだい?…星が流れたらあなたにも分かる」
「でも私たちの間には300年もの時の隔たりが…」
「歳月は絶えず流れゆく…時は一番の目撃者だよ」
「婆婆、あなたは一体、誰?!」
しかし老婦人の姿はいつの間にか消えていた。

その夜は雷雨になった。
薔薇は初めて十三皇子が現れたあの日も激しい雨だったと思い出し、窓から外を眺める。
本当にこのまま会えなくなってしまうのだろうか。
その時、灯籠が自然と灯ったかと思うと胤祥が現れた。
「…ごめんなさい、あの日は言い過ぎたわ」
「不愉快だったが私もよく考えてみた、認めるよ…」
「紫禁城の杏の木、あなたが私のために?」
「(コクリ)…小薇、君が好きだ」
「13爺、でも300年もの時を超えて愛し合える?無理でしょう?」
「だが私は時を超えてここに…私と君の縁はこれで終わりではないはずだ」
「…認めるわ、私もあなたが好き、でも勇気がないの」
「私が勇気をやる」
胤祥は思わず薔薇に唇を重ねた。
すると灯籠の紅玉が輝き始め、時空が歪んで交差する。
2人は驚いたことに口づけを交わすことに成功し、抱き合って喜んだ。
これでこれからは一緒にいられる、そう思ったが、急に胤祥の身体が消散してしまう。
「13!13!どこへ行ったの?」
「小薇(シァォウェイ)!…聞こえない!…でもまた会えるよ!…小薇!」

胤祥がこつ然と消え去り、灯籠の灯りも消えた。
2人を引き寄せた神秘の灯籠、薔薇はふと紅玉飾りをひとつ取り外し、お守りにする。
するとちょうど机の上にある公開講義のパンフレットに目を留めた。

薔薇は翌日、再び量子物理学の公開講義に参加した。
そこで講義が終わってから王(オウ)教授に個人的に質問してみる。
「量子テレポーテーションは実生活でも起きるのでしょうか?」
「もちろん、量子物理学は生活の中に存在する、我々の意識も一種の量子現象だよ
 思考も突き詰めれば量子の運動だ」
「たとえば人が過去から未来へ来て、最初は単なる幻影で時々、触ることができたのに
 突然、消えたりするのも量子の転送ですか?」
「うむ、その可能性はある」
「消えても戻ってきますか?」
「安定性や持続性はまだ証明されていない
 戻らない可能性や転送されることで、人は記憶を失う可能性もある」
薔薇は呼び戻す方法があるのか食い下がったが、まだ研究段階であり、王教授の話ではワームホールの場所も予測できないという。

薔薇は十三皇子のことにかまけて仕事のつまらないミスが続いた。
それが原因で突然、プロジェクトの責任者から下ろされてしまう。
蒋茗蕙(ショウメイケイ)から決定を聞いた薔薇は納得できず、理事会に掛け合うと反発した。
しかし蒋茗蕙から交渉の余地などないと一喝されてしまう。
「私が後任者になったわ、不満があるなら辞めたら?代わりはいくらでもいるから!」

深く傷ついた薔薇は職場を飛び出し、小秋の家に転がり込んだ。
小秋は傷心の親友を慰めたが、仕事はもちろん、例の彼氏にまで逃げられたと早合点する。
「鏡を見なよ、唇はガサガサ、顔色も悪い、全て失った顔だよ!」
「別に逃げたわけじゃ…」
薔薇はなぜか再会できる予感がすると言った。
その時、TVから珍しい天象のニュースが流れてくる。
「…明晩が観測のチャンス、珍しい天体ショーが幸運をもたらすと言う人もいます
 ぜひ明晩、近くの高い場所で観測を…」
小秋は気分転換に明日の晩、2人で一緒に観ようと誘った。

薔薇と小秋は天体観測のため高層ビルの屋上にやって来た。
小秋の話では今夜は天体の特殊な現象でワームホールが出現する可能性があるという。
「願い事をすればその彼氏に会えるかもよ?
 占星術師が″土星と月が近づいた時、心から願い事をすると奇跡が起きる″って言ってた」
そこで薔薇は半信半疑ながら手を合わせ、彼に合わせて欲しいと願う。
すると無性に杏の木が見たくなり、小秋に先に帰ると伝えて走り出した。

薔薇は真夜中の故宮にやって来た。
しかし杏の木をながめていると余計に寂しさが募る。
…星に情けがあり、奇跡を起こせるなら、どうかあの人のいる所へ私を連れて行って
するとまるで薔薇の願いが十三皇子に聞こえたかのように杏の花が舞い散った。
…もう待つのは嫌よ、教えて、どうすればあなたに会いに行けるの?
…13、あなたに会いたい!



薔薇は家に帰ることにした。
しかしあの日と同じように宮道から出られなくなり、導かれるように藴秀宮(ウンシュウキュウ)へ迷い込んでしまう。
すると上着のポケットに入れていた紅玉がなぜか輝き出した。
『小薇?』『小薇!』『小薇…』
誰もいないはずの宮殿からなぜが自分を呼ぶ声が聞こえて来る。
薔薇は背筋が寒くなり逃げ出そうとしたが、なぜか足が動かなくなった。
辺りには白いもやが現れ、あまりの恐ろしさに薔薇は悲鳴をあげて座り込んでしまう。
「キャアァァァーッ!」

気を失った薔薇が目を覚ますと、見知らぬ山の中に倒れていた。
視線の先には清朝の衣を着た娘が口から血を流して倒れている。
「あなた…大丈夫?」
「あなたは?」
「こっちが聞きたいわ、ここはどこ?…ともかく誰か呼んで来る!」
しかし娘は薔薇の腕をつかんで止めた。
「行かないで…私はもうダメ…私が死んだら額娘(エ″ニャン)娘を悲しませてしまう…
 お願い…私の代わりに生きて…」
すると娘は絶命した。

つづく


(  ̄꒳ ̄)あれ?確か書画もスマホに写っていなかったはずなのに…
ともかくようやくタイムスリップ!





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最終更新日  2021.02.23 21:50:22
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