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第85回日本音楽コンクール6人の本選出場者本選10月27日東京オペラシティ第2予選通過者宮下大器(東京芸大大学院修了)tenor村元彩夏(東京芸大大学院修了)Sop今野沙知恵(桐朋学園大研究科修了)Sop森寿美(独ミュンヘン音大大学院修了)Br中嶋俊晴(ウィーン国立音大大学院)CT寺田功治(東京音大卒)Brなかなかバラエティに富んでいる!
2016年09月29日
アルフォーコ in ロゴス vol.3熱い炎が、再び燃え上がる2016年10月29日(土)開演 14:30 / 開場 14:00 会場:日本基督教団 ロゴス教会京王線「山田」駅下車 徒歩5分 料金:全席自由 一般 ¥3,000 / 中学生 ¥1,000※小学生以下無料 出演:Al fuoco高柳 圭 tenor持木 悠 tenor澤崎一了 tenor吉田 連 tenor高田綾子(Piano)***
2016年09月29日
3日連続のアクセス2000超え!もしかして初めてかも?***バリトン大沼徹氏のリサイタルサントリーブルーローズの11月6日の公演ですがあと6枚しかチケット残っていません皆様お早めに!なんとその日はWSOワルキューレと重なっている日なのですよorz***しかしMETのスチュアート・スケルトンのトリスタンどうだったんやろうな?早く聴きたいロパルド先生がコメントするかしらね?***ボータさんの代役はまだ発表されない…***マッシモ・ジョルダーノを押さえようと思って確認したら行けそうな日が望月哲也さんの椿姫の日なんですよね~危ないなあ~チケットをいつおさえるかがけっこう大変なんですよね最近思う。優柔不断がわが身を滅ぼす!
2016年09月27日
J.S.バッハ: ヨハネ受難曲 第4稿 (BWV245)2016年11月5日(土)13:30開演 於:パルテノン多摩大ホール 指揮・テノール:植木 紀夫 テノール:中嶋 克彦(福音史家) バス:伊藤 純(イエス) ソプラノ:小林 玲子 カウンターテナー:上杉 清仁 バス:友清 崇(ピラト) 合唱:オベリンナー・カントライ 管弦楽:オベリンナー・カンマーアンサンブル チケット:一般\2,000、学生\500 *未就学児入場不可。 *チケット取扱い:チケットパルテノン、イープラス、 多摩アカデミーヒルズ、京王観光主要店舗 主催:桜美林大学 提携:公益財団法人多摩市文化振興財団 協賛:カールス音楽出版社 後援:多摩市、町田市、相模原市、八王子市***雑談です。秋の夜長うかうかしていたら売り切れ…NNTTワルキューレムジカーザ・魔笛行けそうな日が売り切れ…orzむは~***図書館で借りてきたCDそろそろオネーギンの予習を…なんと間違って借りてしまったドイツ語版のオネーギンだったのだ。しかしなんとレンスキーがフリッツ・ヴンダーリヒ!オネーギンがフィッシャー・ディスカウという。これどう聞いてもドイツっぽいオネーギンなのでありました。ある意味おもしろかった。***図書館で借りてきたCDロッシーニのカンタータ集なんですが歌手がすごい!バルトリ、バルチェッローナ、フローレスシャイー指揮スカラなんですけどぶっ飛びますね~
2016年09月25日
WDABWorld Of Opera: GIOACHINO ROSSINI: SemiramideProm 68: Rossini – Semiramide19:00 Sunday 4 Sep 2016 Royal Albert HallOrchestra of the Age of EnlightenmentMark Elder, conductorCAST: Albina Shagimuratova (Semiramide); Daniela Barcellona (Arsace); Ildebrando d'Arcangelo → Mirco Parazzi (Assur); Javier Camarena → Barry Banks (Idreno); Gianluca Buratto (Oroe); Susana Gaspar (Azema); David Butt Philip (Mitrane)Albina Shagimuratova (soprano) ...... SemiramideDaniela Barcellona (mezzo-soprano) ....... ArsaceMirco Pallazi (bass) .................................... AssurBarry Banks (tenor .................................... IdrenoGianluca Buratto (bass) ............................... OroeSusana Gaspar (soprano) ........................ AzemaDavid Butt Philip (tenor) ........................... MitraneJames Platt (bass)........................... Nino's GhostOpera Rara Chorus Orchestra of the Age of Enlightenment Sir Mark Elder conductor***日本でも藤沢で上演される「セミラーミデ」が今年のプロムスですばらしいキャストで上演されました。それを最速でWorld Of Operaが各国のラジオ局に配信しました。レアものなので予習が難しく苦慮していたのでありがたいです!レアとはいえコンサートやコンクールでは歌手がばんばん歌う曲が多く含まれているので勉強になります。しかしもともとのキャスティングからは変更が生じ、アシュール役とイドレーノ役が上記のように変更になりました。ハンサムなミルコ・パラッツィとベテランのバリー・バンクス。
2016年09月25日
東京女子大学クリスマスコンサート 第62回メサイア2016年12月3日(土)16:00開演(15:30開場) ※申込要会場:東京女子大学講堂アクセス:西荻窪北口より徒歩12分ほか入場料 全席指定 一般2,000円 学生無料オラトリオ「メサイア」(救世主) G.F.ヘンデル指 揮 中内 潔ソプラノ 山口佳子アルト 阪口直子テノール 望月哲也バリトン 萩原 潤合 唱 東京女子大学クワイヤ オラトリオ合唱団管弦楽 カペラ・コレギウム・ヴェリタス
2016年09月24日

Michael Spyres as Faust and Mikhail Petrenko as MéphistophélèsPhoto:©ShevaibraTokyo Symphony OrchestraSuntory Hall Subscription Concert Series No.644DateSat.24th September 2016, 6:00p.m.HallSuntory HallArtistConductor = Hubert SoudantFaust(Tenor) = Michael SpyresMephistopheles(Bass) = Mikhail PetrenkoBrander(Bass) = Tatsuhiko KitagawaMarguerite(Mezzo-soprano) = Sophie KochChildren's Chorus = Little Singers of TokyoChorus = Tokyo Symphony ChorusProgramH.Berlioz :légende dramatique, “La damnation de Faust” op.24【SOLD OUT】東京交響楽団第644回定期演奏会日時 2016年9月24日(土) 18:00 開演サントリーホール(東京・赤坂)指揮ユベール・スダーン出演ファウスト:マイケル・スパイアーズメフィストフェレス:ミハイル・ペトレンコブランデル:北川辰彦マルグリート:ソフィー・コッシュ東京少年少女合唱隊、東響コーラス東京交響楽団ベルリオーズ: 劇的物語『ファウストの劫罰』 op. 24休憩入れてがっつり3時間!マイケル・スパイアーズ神だった。こんなに歌って明日マチネですよ。養生してくださいませ!素顔もきさくなアメリカ人。ペーザロで一足早く聴いたがやはりすばらしかった。今日は最高音 High-C# High Cis 2回 胸声で出した。他の歌手もすばらしい。明日の川崎のキップは争奪戦かも。ベルリオーズのこの作品はオペラの要素と交響曲の要素が混在しているので、演奏会形式が非常にあっている。ソロの楽器の演奏も映える。ペトレンコの声はソフトなバス この方がこの曲に合っている。声に芝居っ気があるので魅力的なメフィスト。しかし暗譜で楽譜なしはスパイアーズだけ。舞台で何度も演じてるからだろう。合唱も暗譜でしたが。ソフィー・コッシュ 楽譜ガン見ながら素敵な歌唱だった。ブランデルの北川さんも立派に役目を果たした。ヴィオラ イングリッシュホルン などのソロの演奏がすばらしかった。合唱も児童合唱もすばらしかったが酒場のシーンなど もっと崩して歌うべき部分が散見された。***開始前から合唱団が三々五々入ってくる。これは狙いだ。第1部第1場ハンガリーの平原いきなりファウスト独唱です。あまりにもすばらしい声に圧倒される。これはまじすごいぞ!と感動する。マイケルだけ楽譜も譜面台もなしだ。第2場 農夫のロンド合唱ファウスト第3場 ハンガリー行進曲よくオーケストラコンサートで演奏される曲。すばらしい~!第2部第4場復活祭の讃歌人生に絶望したファウストは毒をあおろうとする、そこで聖歌を聴くファウストははっとして合唱のほう、かみて側を見る。第5場メフィストーフェレーの登場第6場ライプツィヒの酒場合唱酔っ払った人々はブランデルに歌わせる。北川さんすばらしい!ブランデルはアーメンコーラスを歌うように言う。メフィストはファウストに耳打ちする「もっとも野卑なものが聴けますよ!」ファウストは聞きたくないという表情アーメンコーラス今度はメフィストが自分に歌わせろという人々は承知する。メフィストが歌ったのは「蚤の歌」ますますファウストは居心地が悪い表情になる。別の場所にメフィストが連れて行く第7場エルベ河のほとり。メフィストのアリアほら、君だよ!とすべて暗譜しているマイケルは手で合図する合唱が立ち上がるとメフィストも立ち上がる合唱の美しい声の中でファウストは目をつぶり、まどろむ。夢の中でマルグリートに会う。(マルグリートも自分の夢でファウストに出会っている)「マーガリータ!」ファウストは叫ぶ第8場フィナーレ学生と兵士たちの合唱休憩第3場第9場ファウストのアリアファウストはマルグリートの部屋にしのびこむ。もう絶品ですここはソフトに歌いましたね高い音はソット・ヴォーチェで。「湖上の美人」の荒々しいロドリーゴとは違ってもう別人のテノールみたい!第10場第11場トゥーレの王いよいよマルグリートの登場。雰囲気ある声です。夢で出会ったファウストについて歌うもう会えないのかしら…バカね!トゥーレの王昔話を歌うマルグリートもううっとりですねチェネレントラでアンジェリーナの歌うシーンのような雰囲気第12場メフィストフェレスのセレナーデと鬼火たちの合唱メフィストのセレナーデは結婚前に体を許してはいけないと揶揄するような小唄。ユーモラス。メフィストが魔法をかけ、鬼火を操る。オケが圧巻です。第13場フィナーレ 二重唱ファウストとマルグリートの二重唱がもうすばらしくてうっとり。ここでマイケルは高い音を胸声で出します。 High-C# (High Cis) 2回さすがです!第14場メフィストが割り込んできて、ファウストを逃がします。なんで邪魔するんだ人々が起きて気がつきました母親も第4部第15場ロマンスここは名シーンですね。マルグリートがイングリッシュホルンと歌う。美しすぎる!マルグリートはファウストへの思いを歌うがもうファウストは現れない。あまりにも哀しい表情のマルグリートファウストが見ている。第16場自然への祈り"Nature immense, impénétrable et fière"ファウストのソロ。ここは強靭に歌う。すばらしい~第17場そんな中マルグリートの運命を知らされるファウスト。ホルンが出たり入ったり。そでで演奏しているのです。マルグリートは母親殺しの罪で死刑になろうとしています。ファウストに会いたい一心で毎晩睡眠薬を飲ませ過剰投与で死亡してしまったようです。ファウストはマルグリートを救うように頼みます。メフィストはこの羊皮紙にサインをしたらと言います。ファウストはサインします(実際の動作はなし)第18場地獄への騎行メフィストは悪魔の馬を2頭呼び寄せ、出発します。ファウストが注意するように言っているのに、二人の乗った馬車は祈っている人々を蹴散らして行きますああ~止まれ弔いの鐘が聞こえますよ、いいんですか?止まるその時鐘の音がカーン僕にも聞こえた、急げ!ついにファウストは地獄に落ちてしまいます。ファウストの叫ぶ声がものすごいです。ひっくり返ってました。あ”あ”あ”あ”あ”あ”~~メフィスト:オレが勝った!!マイケルはまだ立ったまま第19場 伏魔殿悪魔の合唱怖いよ~~メフィストはファウストの主人になったと高らかに宣言します。第20場ファウストとメフィストは椅子に座ります。ここで児童合唱の登場です。マルグリートは救われます。純愛が認められ天国に迎えられます。天使がマルグリートを呼びます「マルガリータ…!」これが児童合唱です。美しすぎて落涙せずにはいられません。全曲了おつかれさまです。オペラの舞台と同様に演技してくれたマイケルとミーシャに感謝!最高でした!!
2016年09月24日
Das Rheingold 3月4日 3月5日WOTANROD GILFRY TAKASHI AOYAMA DONNERVITALY YUSHMANOV HIROSHI KURODAFROH TOSHIAKI MURAKAMI KEI FUKUI LOGE SATOSHI NISHIMURATETSUTARO SHIMIZUFASOLTDENYS VYSHNIA NAOKI KATAGIRIFAFNERKENJI SAIKI ZHONG HAO ALBERICHTAKASHI MASUFUMIHIKO SHIMURA MIMETAKUMI YOGI JUN TAKAHASHI FRICKAYUMI KOYAMA MUTSUMI TANIGUCHIFREIARYOKO SUNAKAWAMARI MORIYA ERDASETSUKO TAKEMOTO KAORI IKEDA WOGLINDESATOMI OGAWA HISAMI NAMIKAWA WELLGUNDEWAKAKO ONOTOKIKO MORI FLOßHILDETAKAKO UMEZU IKUKO NAKAJIMA ***びわ湖ホール プロデュースオペラ ワーグナー作曲『ラインの黄金』2017年3月4日(土)・5日(日)14:00開演 16:30終了予定びわ湖ホール大ホール指 揮:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)演 出:ミヒャエル・ハンペ装置・衣裳:ヘニング・フォン・ギールケ管弦楽:京都市交響楽団3月4日(土)ヴォータン:ロッド・ギルフリードンナー:ヴィタリ・ユシュマノフ フロー:村上敏明ローゲ:西村 悟 ファゾルト:デニス・ビシュニャファフナー:斉木健詞 アルベリヒ:桝 貴志 ミーメ:与儀 巧 フリッカ:小山由美 フライア:砂川涼子 エルダ:竹本節子 ヴォークリンデ:小川里美 ヴェルグンデ:小野和歌子 フロスヒルデ:梅津貴子3月5日(日)ヴォータン:青山 貴ドンナー:黒田 博フロー:福井 敬ローゲ:清水徹太郎ファゾルト:片桐直樹ファフナー:ジョン・ハオアルベリヒ:志村文彦ミーメ:高橋 淳フリッカ:谷口睦美フライア:森谷真理エルダ:池田香織ヴォークリンデ:並河寿美ヴェルグンデ:森 季子フロスヒルデ:中島郁子チケット発売一般発売10月15日(土)10:00~
2016年09月24日
三河市民オペラ第4回公演オペラ『イル・トロヴァトーレ』 ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 全4幕 原語上演 2017年5月6日(土)・7日(日)2回公演 アイプラザ豊橋 大ホール(予定)キャスト指揮園田 隆一郎(そのだ りゅういちろう)演出高岸未朝(たかぎしみさ) ルーナ伯爵桝 貴志(ます たかし) バリトン上江 隼人(かみえ はやと) バリトンレオノーラ並河 寿美(なみかわ ひさみ) ソプラノ森谷 真理(もりや まり) ソプラノアズチェーナ谷口 睦美(たにぐち むつみ) メゾソプラノ山下 牧子(やました まきこ) メゾソプラノマンリーコ笛田 博昭(ふえだ ひろあき) 城 宏憲(じょう ひろのり)フェッランド 伊藤 貴之(いとう たかゆき) バス森 雅史(もり まさし) バスイネス宮川 むつみ(みやかわ むつみ) ソプラノ塩崎 めぐみ(しおざき めぐみ) メゾソプラノルイス前川 健生(まえかわ けんしょう) テノール宮崎 智永 みやざき ともなが テノール***
2016年09月24日

スズキの中島郁子さん、ドローレの綾部江真ちゃん、蝶々さんの荒牧小百合さん、ピンカートンの望月哲也さん、シャープレスの甲斐栄次郎さんPhoto:©Shevaibra, courtesy of Ms. Sayuri Aramaki and the artists荒牧小百合プロデュース・主演の「オペラチックナイト」「蝶々夫人」2016年9月23日練馬文化センター荒牧小百合:蝶々さん望月哲也:ピンカートン甲斐栄次郎:シャープレス中島郁子:スズキ澤原行正:ゴロー吉原朋子:ケイト山口佳代:ピアノ武田竹美:演出・ナレーション***荒牧さんのオペラチック・ナイト、今年は蝶々夫人。豪華キャストの中でも圧巻だったのが甲斐さんのシャープレスです。すばらしい声の厚み 艶 声量。天下一品でした。日本でこれほどのシャープレスを歌えるのは他にいないかもと思いました。またスズキの中島さんがすばらしかったです。ピンカートンのロール・デビュー望月哲也さん きらめく声で熱情的な歌唱ですばらしかったです。主宰の荒牧さん 美しく、白い打ち掛けが似合って蝶々夫人にピッタリでした。ゴローの澤原たかまささん ハンサムで演技もたっしゃで魅力的でした。お疲れさまでした!***周旋屋のゴローがピンカートンを案内してくる。ピンカートンは黒い軍服の上着、下は紺に赤のラインが入ったズボン。蝶々さんが白なので色のコントラストも考えたのでしょうね。ピンカートンは日本家屋が珍しい。All'aperto?ゴローは使用人三人を紹介するスズキと浮雲 日出男。スズキは黄緑色の着物で下に前が開かないように着物風のドレスを着ている。蝶々さんのも同様の白のドレスを下に着ている。色違いの特注ものでしょうか?スゴイお金かかっていますね。ゴローは関係者が結婚式に来ることを説明する。Gran perla di sensale!ピンカートンは大仰にゴローにお世辞を言う。領事のシャープレスが汗を拭きながらやってくる。Nagasaki, il mare, il portoDovunque al mondo lo Yankee vagabondoきたー、すばらしい輝きのある声。ピンカートンは飲み物を勧めるÈ un facile vangeloシャープレスはすでに危機感を抱いているようだ。America forever!二人の声がものすごい迫力だ!このホールは中ぐらいの大きさだが響きはデッド。それなのにものすごい声!蝶々を捕まえることに夢中の子供のようなピンカートンにシャープレスは警鐘を鳴らすシャープレスは昨日声だけ聞いているのだ。con vere nozze a una vera sposa americana結婚の行列。黒い華やかな留袖を羽織った女性たち。皆美しい!蝶々さんは最後尾に白い花嫁衣裳の打ち掛け姿。背が高く細く美しい!蝶々さんの美しさが際立っている。蝶々さんは女性たちに花婿を紹介する。B.F. Pinkerton礼。蝶々さんはシャープレスに自分の家柄について説明する。そうよね?Verità?女たちは応えるVerità!そして生活のために芸者になったと告白するシャープレスが父親について聞くとMorto亡くなりました一気に場の空気が凍りつく。年齢は15歳と言う。驚いてしまうピンカートン≪カット≫神社の宮司のような役人が来て結婚式を挙げる蝶々さんは友人たちにMadama F. B. Pinkertonと誇らしげに告げる宮司は領事を誘って皆で帰っていくシャープレスは去り際にまた釘をさす。Giudizio!≪カット≫夜になり蝶々さんは打掛をぬぐピンカートンは庭で待っているBimba dagli occhi pieni di malìa ora sei tutta mia. 蝶々さんとピンカートンの愛の二重唱ピンカートンは蝶々さんの髪に赤い花を挿すVieni, vieni!第1幕了休憩第2幕蝶々さんの部屋には小さな棚に十字架とピンカートンの写真、ピンカートンにもらった赤い花が置いてある。スズキがお祈りをしているもう蝶々さんを泣かさないでください!ある晴れた日にUn bel dì, vedremoChi sarà? chi sarà? E come sarà giunto che dirà? che dirà? Chiamerà Butterfly dalla lontana大拍手**シャープレスがピンカートンの手紙を持ってやってくる。庭の白い椅子に座る。シャープレスが手紙を読むが蝶々さんがいちいちリアクションする。...perché vogliate con circospezione prepararla心の準備を…Ritorna帰ってくる!...al colpo..ショックを受けないように大事なところをまったく聞いていない蝶々さん。ついには読むのをあきらめるシャープレスQui troncarla conviene... Quel diavolo d'un Pinkerton! ここを自然につなげてさらっと言う甲斐さん。さすがです。シャープレスは手紙を懐にしまい、立ち上がる。無邪気にはしゃぐ蝶々さんに言う。「彼が帰ってこなかったらどうしますか?」凍りつき、表情が一変する蝶々さん。現実を受け入れることができない芸者に戻るか、死ぬかですわヤマドリさんと結婚なさい!怒った蝶々さんはスズキを呼ぶtanto male, tanto, tanto!シャープレスは帰ろうとする蝶々さんは3歳ぐらいの男の子を抱いてくる。驚愕するシャープレスQuanta pietà! 蝶々さんは子供の手をシャープレスに握らせるTuo padre lo saprà, te lo prometto.シャープレスは辞去するスズキの声Vespa! Rospa maledetto!ゴローがほうほうの体で逃げてくる蝶々さんは短刀を振り上げるスズキはその短刀を取り上げるその時ドオオオンと船の号砲が聞こえるピアノで表現するのだがすばらしい!Bianca, biancaスズキは望遠鏡を蝶々さんに渡すIl nome, 名前はil nome名前は何度ももどかしく望遠鏡で見るAbramo Lincoln! エイブラハム・リンカーン号よ!喜び抱き合う二人庭の花を摘み、花びらで部屋をいっぱいにする二重唱がすばらしい!子供を連れてきてお化粧する蝶々さんは一晩中立ったままピンカートンの帰りを待っていた第3幕ピンカートンは現れなかった子供を連れて寝に行く蝶々さんそこにやってきたピンカートンと妻のケイト、シャープレス。ピンカートン:静かに!Chi è? chi è?誰!?女性を見てうろたえるスズキシャープレスが言うÈ sua moglie!彼の妻です。s'è spento il sol!スズキの絶望スズキすばらしい!大迫力!!でも何が?Io so che alle sue pene non ci sono conforti! シャープレス、絶品です!!Oh, l'amara fragranza di questi fiorピンカートンはスズキのショックをよそに部屋に上がって思い出にふけり悲しむここの三重唱がもう~最高でした!陶酔の極地!ピンカートンmi struggo dal rimorsoシャープレス:Sorda ai consigli, sorda ai dubbi, vilipesa nell'ostinata attesa raccolse il cor.彼女はつらさに耐えてじっと待っていたのだ!ああ~すばらしいシャープレス!これぞ最高のシャープレス!Andate行くがいい。いよいよ!Addio fiorito asil, さようなら、花の家よもう~☆☆☆ すばらしい!!声のきらめきと輝かしさ、甘さと悲痛な響き。Addio, non reggo al tuo squallor, ah! son vil, ah! son vil!最大の歌唱!行きたまえ!ピンカートンは逃げ去ります。蝶々さんが気配を感じ近づきますスズキは叫ぶ来てはだめです!走り出てくる蝶々さん庭にいるのは領事さん部屋の後ろも探すいない庭に女の人がいるわスズキが泣いているどうして泣くの?生きているの?はい。でももうここにはお見えにならないのね答えなさい!いまいましい!Mai piùはい。蝶々夫人は子供まで奪われることを知るPerdonateleFatelo pel suo bene il sacrifizio30分後に来るように言うケイトとシャープレスは去る蝶々さんはスズキも去らせるCon onor muore chi non può serbar vita con onore自害しようとするそこに子供が。Amore, addio! addio! piccolo amor! 子供を遊びに行かせ、蝶々夫人は自害するうつぶせに倒れるそでからピンカートンが蝶々さんを呼ぶ悲痛な声がButterfly! 激情を込めた悲痛な声Butterfly! 花びらが舞い散る蝶々さんはピンカートンの声の方を見るが絶命する。Butterfly!そのまま暗転全幕了***荒牧小百合「オペラチックナイト」、次回は2017年9月16日(土)に開催とのこと。楽しみですね!
2016年09月23日

9月19日に当ブログにおいて一日のアクセス最高値レベルの2446を記録。いつもありがとうございます。***クラシカジャパンさんで放送中の佐渡さんの第九、ツィトコーワたん、カミッラ、クラウス、パーぺ様という夢の組み合わせ!思わずまたベルリオーズさんから離れてがん見です収録]2016年8月19日ヴォルケントゥルム野外劇場(グラフェネックなんと最速放送ではないですか!Papeさま~~ザラストロ待ってるよ!ああ~~いつになったらベルリオーズ先生と友達になれるのかな。もっちーデビュー戦前はいつも大嵐!亡くなられたボータさんの代役は誰?***モネ劇場2002年のカウフマンのファウストのごう罰のファウスト役がやばいぐらいかっこいい~
2016年09月22日

Toru Onuma,Wagnerian baritone(バリトン大沼徹氏、2016年6月16日に撮影)Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist東京二期会「トリスタンとイゾルデ」こぼれ話印象的なオペラを見た後はなかなかその余波から逃れられないものです。ここ数週間、トリスタンの愛妄の旋律から離れられません。ブライアン組のクルヴェナルを演じた大沼徹さんに秘話を聞きました。今回のプロダクションでもっとも物議を呼んだあの2幕の幕切れの演出衝撃的でしたよね!いろいろ意見はあるかと思いますがその印象的な舞台を創り出したのはヴィリー・デッカー(= Willy Decker)今年66歳のドイツ人、ケルン近郊のプルハイム出身、オペラの演出家としては大御所でこれまでにもさまざまな印象的なオペラを創り出してきた人です。ザルツブルク音楽祭で過去最大の人気作品となったネトレプコ&ビリャゾン主演の「椿姫」新国立劇場では話題を呼んだ「ピーター・グライムズ」など。また日本では「カメレオン俳優」ならぬ「カメレオン・オペラ歌手」として活躍中のワグネリアン・バリトン大沼徹さん、今回のクルヴェナール役ではやはりその片鱗を見せ、大変に個性的で、主人公のトリスタンに尽くし、最後まで支えるクルヴェナールを見事に演じました。カメレオン俳優をデッカー氏がどう演出したのかに興味があったので大沼氏に今回の演出について質問してみました。大沼氏はお疲れにもかかわらず真摯に回答してくれました。本当に恐縮です。**Q:実際にデッカー氏に直接の演技指導を受けたのか?こういうクルヴェナルにするという演技指導はどういうものがあったのか?ライプツィヒのクルヴェナルもこのようなキャラだったのか?指導はドイツ語で行われたのか?大沼徹氏:ヴィリーさんからの直接指導ありました。ドイツ語のわかる人にはドイツ語、そうでない時は英語です。もちろん大部分は演出補のシュテファン(=Stefan Heinrichs)さんがつけてくれました。ヴィリーは根っからの演劇人というか、話していると獣の匂いがする、とでもいいましょうか。古参の兵隊からいつも硝煙の匂いがするとか、そんな感じでありました。細い演技指導はなかったんですが、クルヴェナールであるために1番大事なことは何ですか?ときいたら、「トリスタンへの愛だ」と言ってました。3幕のあたまの、壁にもたれかかるシーンは、楽屋フロアのロビーの壁を使って実際見せてくれました。ライプツィヒのクルヴェナールがどうだったかは、実際見てないのでわならないですが、向こうから来た衣装の寸法を全く変えなかったので、大体同じ体型の男だった事は確かです(笑)Q:クルヴェナールのああいうすぐ頭に血が上ってしまうやくざ者に近いようなクルヴェナルのキャラは大沼さんご自身の発想だったのか?あと年齢設定は普通は老人に近い年(壮年)のはずだが、マルケもそうだったがまったく老けメイクをさせてなかったのは、やはり年齢設定は若々しい年齢でもかまわなかったということか?大沼徹氏:演出補との話し合いでは、クルヴェナールは決してdumm ではなく、ただeinfachだという事でした。ここは随分難しいところです。ヤクザ者に見えたとすれば上手くいったのだと思います(笑)クルヴェナールは今回の場合、ある部分で鉄砲玉でよいとおもうのです。年齢もトリスタンとそこまで違わず、トリスタンだけに忠であって…。もっと老臣のクルヴェナールを期待した方もありましたが、何せ演じ手が若いので、そこは仕方ありません(笑)。**大沼様、ありがとうございます。「決してdumm ではなく、ただeinfachだ」というのは dumm(=おバカ)ではなく einfach(=単純バカ)という意味でしょうか。 3幕冒頭のあのシーンは忘れられません! ものすごく興味深いお話、ありがとうございました!
2016年09月21日
『シュテファン大聖堂公式コンサート』2017年10月21日(土) 20:30開演場所:シュテファン大聖堂(ウィーン)曲目: モーツァルト作曲 「レクイエム」指揮: 名島 啓太管弦楽: ウィーン大聖堂オーケストラソリスト: テノール 望月 哲也 S/A/B 大聖堂音楽事務局指定の一流ソリスト合唱: ヴォイス・オブ・ジャパン合唱団(新規120名募集)***※情報が入ってきました!
2016年09月19日
愛知祝祭管弦楽団ワルキューレ20172017年6月11日 第1夜 ワーグナー楽劇「ワルキューレ」全3幕愛知県芸術劇場コンサートホール指揮 三澤洋史ウ゛ォ-タン青山 貴ブリュンヒルデ基村昌代ジ-クムント片寄純也ジ-クリンデ清水華澄フンディング長谷川 顕他※情報が入ってきました!
2016年09月19日

Amazing artists in Tristan und Isolde(Day4 cast) Bryan REGISTER as Tristan;Maestro Jesús López-Cobos,the conductor;Etsuko Kanoh(Brangäne);Yasuhito Shinkai as Stimme eines jungen Seemanns;Toru Onuma as Kurwenal and Nayuta Shimizu as König Marke;Daiki Katsumura as Ein Steuermann;Mitsuhiko Ono as Ein Hirte;Shigeru Imao as Melot and Kaori Ikeda as Isolde(Day2 and Day3 cast) Photo:©Shevaibra, courtesy of the artistTokyo Nikikai Tristan und Isolde Day 4Cooperation with OPER LEIPZIG / GermanyPresented by Tokyo Nikikai Opera Foundation Libretto and Music by RICHARD WAGNERSUN. 18. 14:00 September 2016at Tokyo Bunka Kaikan (Japan)Conductor:Jesús LÓPEZ-COBOSStage Director: Willy DECKER Associate Stage Director:Stefan HEINRICHSSet & Costume Designer:Wolfgang GUSSMANNLighting Designer:Hans TOELSTEDE Chorus Master:ÔSHIMA, YoshiakiSUN. 18 Sep..Tristan:Bryan REGISTERKönig Marke:SHIMIZU, NayutaIsolde YOKOYAMA, KeikoKurwenal::ÔNUMA, Tôru TOMOKIYO, TakashiMelot:IMAO, ShigeruBrangäne:KANOH, EtsukoEin Hirte:ÔNO, MitsuhikoEin Steuermann:KATSUMURA, Daiki Stimme des Seemanns:SHINKAI, Yasuhito Chorus: Nikikai Chorus GroupOrchestra:Yomiuri Nippon Symphony Orchestra東京二期会オペラ劇場 ライプツィヒ歌劇場との提携公演トリスタンとイゾルデ台本・作曲:リヒャルト・ワーグナー最終公演(Aキャスト)2016年9月18日(日) 14:00東京文化会館 大ホール指揮: ヘスス・ロペス=コボス演出: ヴィリー・デッカー 演出補: シュテファン・ハインリッヒス舞台美術: ヴォルフガング・グスマン照明: ハンス・トェルステデ 9月18日(日) のキャスト(公演はダブル・キャスト)トリスタン ブライアン・レジスターマルケ王 清水那由太イゾルデ 横山恵子クルヴェナール 大沼 徹メロート 今尾 滋ブランゲーネ 加納悦子牧童 大野光彦舵取り 勝村大城若い水夫の声 新海康仁二期会合唱団読売日本交響楽団主催:公益財団法人東京二期会***今日は未知数のブライアン・レジスターがどう出るか、超楽しみだった。注目のブライアンは1幕も2幕も声をセーブし持てる力の全てを第3幕にかけたようだ。これが本当にすばらしくて感動だった。トリスタンが死んだ瞬間 涙の堰が切れた。繊細で美しい声で表現力が抜群。英雄ではなく不安げな一人の男性として演じた。こういうトリスタンもありですね!今日の大金星はマルケ王の清水那由太さん彼が声を発した瞬間、空気が変わったと言っていた人もいた。ライモンディとサルミネンを足して二で割ったような声。本格派のバス。難しいマルケの独白のアリアを圧倒的なメガトン・ヴォイスで聴かせました。そしてもちろんクルヴェナル大沼徹さん。熱血漢のクルヴェナルでやんちゃで感情過多でした。最高の造形と声でした。大沼徹さんのワーグナー作品への出演をあの伝説の二期会パルジファル以来待ち望んでおりました。ワーグナー歌いでこれだけ芝居ができる人は他にほぼいないです。Werba, Keenlyside レベルの演技力です。イゾルデの横山恵子さんもすばらしい!強靭なソプラノで声が美しいです。パワフルで3幕までまったく衰えず歌いきりました!Bravaです。ブランゲーネの加納悦子さんも安定したワーグナー・メゾでこういった作品には欠かせない人。絶対の信頼感が持てる人です。舵取りの勝村さんはほんのちょっとの出演でしたが存在感のあるでか声でした。メロートの今尾さんもワーグナー歌いとして立派な大声量。演技も迫力でした。死に方がこれ以上ないほど大の字でした。牧童の大野さん、役者振りを発揮してました。さすがの演技力でした。若い水夫の声の新海さん、立派な歌唱でした。イタリア留学から帰国したとのことです。***第1幕若い水夫の声。絶品でした!ゆっくりしっかり歌う。フォルテとピアノも使い分けている。アイルランドの娘と歌うシーンでは哀しげに歌う。Weh, ach wehe, mein Kind!イゾルデの怒りMir erkoren, 船の舳先に立つトリスタンの後姿Furcht der Herrin ich, Isolde!ブランゲーネは伝えに行く気をつけてくださいイゾルデの侍女が来ますなに、イゾルデだって!?ぎくっとするトリスタン。このトリスタンは英雄で堂々としているわけではなく、非常に繊細で慎重。何かに怯えているようだ。クルヴェナルは長い剣を両肩に担ぎ、にやにや様子を見ている。クルヴェナルはブランゲーネに思いっきり嫌がらせをする壁におしつけて剣で逃げ道をふさぐブランゲーネは気丈に胸を押して逃れるWo dort die grünen Fluren トリスタンが言う緑とはマルケの待つ場所。第2幕は「緑」でイメージされていたのはそのためだ。あいまいなトリスタンの返答とクルヴェナルの嫌がらせにイラつき、ついにブランゲーネは姫の言葉をそのまま伝えてしまう。Furcht der Herrin sie, Isolde.さすがに何かを言おうとするトリスタンクルヴェナルは気色ばんでトリスタンを制止する。私がお応えします。Ein Herr der Welt Tristan der Held! 冷静沈着なトリスタンはやりすぎと察知、トリスタンはクルヴェナルの手を引き退場させる。しかしクルヴェナルはすぐに舞い戻ってくる両足で船の上にダンッ!とジャンプするSein Haupt doch hängt im Irenland, als Zins gezahlt von Engeland: クルヴェナルはトリスタンに強制退場させられる。クルヴェナルの愚弄の歌はすべてイゾルデの耳に入ってきた。怒りのイゾルデはブランゲーネにトリスタンの正体を明かす。小舟で流れ着いた瀕死のけが人、タントリスと名乗ったあの男がトリスタンと同一人物と聞き驚愕の表情を浮かべるブランゲーネ。ブランゲーネが鋭く歌いだすDa Friede, Sühn' und Freundschaft イゾルデは茶化すように歌うDas wär ein Schatz, mein Herr und Ohm必死にイゾルデをなだめようとするブランゲーネ。あなたさまを愛さずにいられる殿方がおりましょうか!もしまんがいち心が離れても、私には秘薬があります。しかしイゾルデが目をつけたのは死の薬、毒薬だった。驚愕するブランゲーネ水夫の声クルヴェナルがやってくるご婦人方、下船のご用意を!イゾルデははねつける。nicht werd' ich zur Seit' ihm gehen, vor König Marke zu stehenクルヴェナルは怒りを募らせながら退出する。イゾルデはブランゲーネに別れを告げる毒薬を用意するよう命じるイゾルデHerr Tristan!トリースタン!!!クルヴェナルが告げる。トリスタンが来る。剣を携えているトリスタンは剣を小舟の中央にどかっと刺すまだみそぎがすんでないのよ復讐ですかトリスタンは話は終わったとばかりに出て行こうとするがイゾルデがタントリスと名乗って傷の治療に来た男の話をし始めると魔法にかかったように部屋から出て行けなくなってしまう剣が勝手に上がりとおせんぼのようになって通れないのだモロルトがそんなに恋しければ私を討ってくださいイゾルデは剣を振り上げる。トリスタンは剣の切っ先を自分の胸に向けるしかしイゾルデは剣を落とす緊張が一気に解け倒れこむトリスタンしかし次の瞬間生命防御反応が働いて剣を拾うと船首のほうにイゾルデの怒りから逃げようとするように倒れこみあえぐ。水兵たちの声。トリスタンは錯乱したように船から飛び出し床に倒れこむここはどこだ?Wohl kenn' ich Irlands KöniginTristans Ehre --- höchste Treu'! Tristans Elend --- kühnster Trotz! イゾルデが毒薬が入った盃を差し出しているトリスタンは受け取り飲むイゾルデが奪い、やはり飲む背中合わせに立つ二人。二人の表情が一変する。微笑みが浮かぶ。何かにしびれているようにくにゃっと脱力して倒れこんでいる二人は愛し合うようになる。ブランゲーネは自分のしでかしたことを見る永遠の苦しみを与えてしまった…クルヴェナールもわけがわからないがあわてて殿を引き離す誰が来たって?王様です!どこの?やばい。クルヴェナールは外の様子を見に行くやばい。王様が来た後じさりするマルケ王は若い。しかしじっと観察するように二人を見つめているトリスタンはイゾルデの手をとりエスコートの姿勢暗転。第1幕了30分の休憩**第2幕緑の部屋マルケが燭台を持って立っているマルケは怖れるような表情で気を使いながらイゾルデに近づきそっと触れるイゾルデはつっと離れるマルケは落胆しゆっくりと燭台を置くと出て行く彼女をわなにかけるため出て行ったのだイゾルデはブランゲーネの制止も聞かず灯りを消してしまう逢引の合図。がっくり肩を落とし出て行くブランゲーネ。トリスタンがやってくる。O, nun waren wir Nacht-Geweihte! 裏返しになっている小舟をオールを差し込んでひっくり返す。トリスタンとイゾルデは小舟に立ち、オールを手にする照明が変化し水の上のようになる。O sink hernieder, Nacht der Liebe, 陶酔の極地。ブランゲーネの夜警も絶品ですEinsam wachend in der Nacht, Lass mich sterben!Unsre Liebe? Tristans Liebe? Dein' und mein', Isoldes Liebe? Doch unsre Liebeohn' Erwachen, ohn' Erbangen, namenlos in Lieb' umfangen, ganz uns selbst gegeben, der Liebe nur zu leben!二回目の夜警O ew'ge Nacht, süsse Nacht! 陶酔の極地で壁が引き開けられ朝日が差し込んでくるメロートは激しく歌うマルケ王の第一声に注目が集まる。Tatest du's wirklich? きた~~~深い声だ!ぐらりと空気が揺れた。マルケが歌う中トリスタンとイゾルデは小舟を円の中心とした円周上をぐるぐる回っている。目を離さずにマルケ王は眼中にないのだ。クルヴェナルは獰猛にメロートをにらんでいる。次の瞬間クルヴェナルはメロートに飛びつき、狂犬のようにメロートののどを締め上げているクルヴェナルはなんとかしなきゃと歌っているマルケに近づくがマルケが振り向くと、怖れて何歩か下がる。マルケ王は目力でメロートら三人を追い出す。スカートの両端を手で持って目を伏せながら後じさりし退場するブランゲーネ。Den unerforschlich tief geheimnisvollen Grund, wer macht der Welt ihn kund? トリスタン:O König, das kann ich dir nicht sagenイゾルデとトリスタンは手を取り合い向かい合うそこに戻ってきたメロート。剣を抜くトリスタンはそれを待っていた。激しくメロートを糾弾し、剣を奪う。トリスタンは…(割愛)それを見たイゾルデは…(割愛)暗転30分休憩***第3幕ヘススロペスコボス、たんたんとまったく揺らがず、進んでいくまるで大きな船のようだ!すばらしすぎる!歌手にも指示出してました。きょうの席はベストの席だ。舞台が全部見えてオケピも見えてマエストロの指揮ぶりも見える。コンマスのソロまで見える!イングリッシュホルンがすばらしすぎる~~幕が上がっても続いていくトリスタンは目に黒い覆いを巻いて伏せっている。クルヴェナルはまんじりともせず、しもての壁の下のほうに座り込んでいる。足を投げ出している。もうあきらめているのか。しぶい表情だ。このまま目を覚まさなかったら…と考えているのか。若いクルヴェナルはトリスタンと同年代。仲間のように今まで遊んできたのに。牧童がめかしたスーツに帽子でくるKurwenal! He! 金持ち風の服装でなおも詮索してくる牧童に語気を強めるクルヴェナル。Lass die Frage見張っててくれ海は荒れてて何も見えんぞ!シャルマイの調べに目を覚ますトリスタンDie alte Weise振り返るクルヴェナルクルヴェナルはうれしさのあまり駆け寄り、トリスタンを抱き起こすmeinem Tristan neu gegeben!Kurwenal --- du?ここはどこだ?カーレオールですよ!あなたの領地です。クルヴェナルはトリスタンの赤い上着を着せ掛ける。クルヴェナルは目の不自由なトリスタンを立たせ、支える。羊飼いに合図する(演技細かい)。羊飼いが駆け寄る。もう大丈夫と羊飼いに合図し、クルヴェナルは一人でトリスタンを支えて立つ。これらを歌いながらやるんである。だんだん錯乱したようなことを言い始めるトリスタン。クルヴェナルがトリスタンに突き倒され床に転がるの何回あったでしょうか?1,2幕で2回 3幕で6回ぐらいありました。派手に転がるんです。壁に激突したり船べりに頭をぶつけたりまさに身体を使った演技です!この運動量の豊富さはサイモン・キーンリーサイドを思い出させます。小船の上でトリスタンはクルヴェナルを振り払い、クルヴェナルは船首の手前の板に頭をぶつけます。そしてトリスタンは船から出て足を踏み出す。そこに落ちているオールの折れた棒の部分にふれ棒が転がってオケピに落ちそうになります。目が見えていないはずのトリスタンが足でそれを押さえます。セーフ!ちょっとどっきりシーンでした。トリスタンはオールを持って松葉杖代わりにします。トリスタンが語るイゾルデへの愛の激しさにびっくりしたクルヴェナル。クルヴェナルは倒れたトリスタンにイゾルデを呼び寄せたことを話す。トリスタンは喜びクルヴェナルの頭を抱いてぽんぽんします。トリスタンは立ち上がりイゾルデの船が来た、と言い出します。Kurwenal, siehst du es nicht?クルヴェナルは見に行きますがまだです…Sehnen! Sehnen! トリスタンの語る言葉は幻想と過去の現実がごっちゃになっている。私の傷を切り裂いてあの毒を注ぎ込んだのだ。トリスタンは見えない目で何度も壁に激突する。倒れたトリスタンを見て嘆くクルヴェナルもう死んでしまったのか?トリスタンは気がつく船はまだかクルヴェナルは割れた船の奥の部分で眠り始める。コンマスの長原幸太さんのヴァイオリンソロ。美しい!!トリスタンは小船の船首の板の上に立つWie schön bist du! ああイゾルデ、なんて美しいのだ!お前には見えないのか!?トリスタンはクルヴェナルの胸ぐらをつかむクルヴェナルは窒息しそうになり手を伸ばすその時シャルマイが聴こえる船だ!言ったろう!Heiha! Heiha! 旗は?喜びの旗です!船が岩陰に入り難破したかと心配するトリスタン。Verloren!だめか…。回避しました!トリスタンは喜びのあまりクルヴェナルの頭をぽんぽんするSiehst du Isolde?Sie ist's!確かにこのへんのやりとり、従来の演出だったら見えるはずのトリスタンにはイゾルデが見えていないつまり盲目だったからだというウィリー・デッカーの発想もさすがのものがある。クルヴェナルはイゾルデを迎えるために走って出て行く。トリスタンの喜びが絶頂に達するTristan der Held, in jubelnder Kraft血よ流れよ!と目の覆いを取り去る巨大な力で割れた船をつなげる。二人の愛の小舟が戻ってきた。イゾルデの声が聞こえるトリスタン!イゾルデが来る。その声の方向を見て手を広げるトリスタン。クルヴェナルも戻ってくるしかしイゾルデはトリスタンの胸に飛び込むことができない盲目だからだ。イゾルデは見当違いの方向に歩むその間にトリスタンは倒れIsolde!とつぶやくとこときれるクルヴェナルの驚愕した表情まるで放心したようになるイゾルデはトリスタンが死んだのがわからない。私よ!イゾルデが来たのよイゾルデはトリスタンの身体にさわるNur eine Stunde起きていてイゾルデは船の反対側にまわり、トリスタンの足元方向で気を失う羊飼いが船が来たと告げるクルヴェナルは叫ぶTod und Hölle! 壁を閉めようとするが阻むものが舵取りだ味方がマルケの部下にやられた。行け!クルヴェナルは二人を行かせ、壁を閉じる。するとブランゲーネの声が。裏切り者め壁をこじ開けて入ってくる男メロートだ。メロートは剣を振りかざしているクルヴェナルはメロートと対決し、その剣を奪い刺す。トリスタンめ!メロートは大の字になって死ぬ。クルヴェナールは狂犬のようにその剣を持ち替えて刃を内側に向けるマルケの声ブランゲーネが入ってくるマルケはこのありさまにびっくりし目を見開いてるクルヴェナールはマルケに向かうと思いきやマルケの目の前で自分の腹を刺す。殿はそこです。トリスタン様お供しても叱らないでくださいクルヴェナルは倒れ絶命するマルケAlles tot! 今日の公演の全体を通してこの声が一番でかかった。マルケすごすぎる!Erwache! Erwache! Du treulos treuster Freund!マルケすごすぎる!Warum, Isoldeおまえたちを夫婦にしようとしてやってきたのにイゾルデが気が付き、立ち上がるマルケの嘆きも聴こえないブランゲーネが声をかけるが反応しない。マルケは出て行くイゾルデは折れたオールをつないでトリスタンの遺骸のそばに置く。生き残ったブランゲーネも出て行く。Mild und leise微笑み何もかも超越した微笑が浮かんでいるいやもう歌唱もオーケストラもすばらしすぎる!寄せては返す波のイメージ小舟はいつの間にか海に漕ぎ出し大海原を二人で進んでいく。2人は永遠に結ばれた。全幕了
2016年09月18日
今日のソワレオーロラ姫:アシュリー・ショーレオ:ドミニク・ノースカラボス/カラドック:アダム・マスケルライラック伯爵:クリストファー・マーニーグレン・グレアム何より主演女優賞はオーロラ姫の赤ん坊時代ですね!マシューのパロディとオマージュ満載で楽しめた。踊る部分が多くてボーンのスワン・レイクをほうふつとさせる。ローズ・アダージョの音楽がドミニクとオーロラのベンチのパドドゥに使われていた。幻想の場のチェロ独奏の音楽がちゃんとこの作品でも幻想の場として使われている。第3幕のグランパドドゥの音楽が最後の2人のパドドゥの音楽として使われていた。長靴を履いた猫と白い猫の音楽がドミニク潜入場面で使われていた。ディベルティスマンをパロってやるのも面白い。自身の作品スワン・レイクのパロディシーンが多くて面白い。本当にワクワクドキドキ、楽しかった。何よりタイムスリップした気分でした。2003年のスワン・レイクからすべてが始まった。以来13年 いろんなことがあった。私の観劇ライフの原点がそこだった。次々と新しい作品を創り出すマシュー・ボーン すごいです‼︎マシューの驚くべきアイディアの今回の瞠目ポイントは眠り姫の100年たっても美しいまま生き続けているというパラドックスをどう料理するかというところだった。そこを見事に○○○○○というアイディアで解決したのだ。アメリカでもトワイラトサーガなどで最近ブームアップされている。日本では漫画の金字塔、萩尾望都の最高傑作「ポーの一族」でもおなじみだ。しかもその衣装やゴシックな雰囲気が素敵で、○○があるという点ではスワンレイクにもつながる。19世紀の下着で踊るダンスがすごいんです!懐かしさでいっぱいになって見た公演だけにもう言葉にできない感もある。クリス・マーニー 最高のプリンスだった。今回ライラック伯爵という伝統版ではリラの精の役。主要な役の一人でカラボスと対峙する役。そういう味方なのにアンチヒーロー的設定なのもボーンならでは。踊りもすばらしかった!こんなに月日が流れテクニックが下がっているかもと思っていたが前以上によく踊っているなんと終盤のダンスでピルエット3回転をやった。マシュー版では2回転すら珍しいのに3回転ですよ。動きはすべてキレがあって最高だった!やはり昔の「仲間」がまだこんなにがんばっているという気持ちで見ちゃうんですよね!
2016年09月17日
ソリスト圧巻だった。 合唱も後半のスターバト・マーテルではすばらしい集中力で絶妙のハーモニーを奏でた。 驚きなのは伴奏に使われたエレクトーンだった。まるでオーケストラだった。弦のサステイナブルな雰囲気を美しく表現、打楽器ティンパニの音も再現し音楽に深みを与えた。もしかするとピアノはいらなかったかも? ピアノはスタインウェイでエレクトーンはヤマハのステージA?という機種だった。 ソリストは皆すばらしかった。ソプラノはパワフルな美声。アルトは表情豊か。 バリトン加来さんの落ち着きがすごかった。低い音もよく出て美しかった。ステージ上でも超然としていて神々しかった。 テノール望月哲也さんは他のどんなテノールにも似ていない独特の世界ですばらしかった。いわゆるモッチー節と名づけている高音のヴィブラートを随所で聴かせた。至福だった。 1 合唱 テノール ソプラノ バス 4人 合唱 テノール+SA 4人 2 アルト+テノール +バス +ソプラノ ソプラノとアルトの二重唱 美しい! テノール+バス +ソプラノ バス高い声を張る。 3 合唱 4 バス独唱 すばらしい! 合唱 バス 合唱 5 合唱 6 テノール ゆっくりと美しく歌う 高音のヴィブラート 高音の張りがすごい! まさに独特の宇宙。 7 合唱 美しい。 8 ソプラノとテノールの二重唱 美しいアンサンブル。 9 アルト独唱 美しい人。 感情込めて歌う。 10 四重唱+合唱 アーメン アンコール: ブラームスの子守歌を合唱用にアレンジしたもの。ソリストも歌う。
2016年09月17日
東京コールフェライン 第31回 定期演奏会2016年9月17日(土) 開演:14時紀尾井ホール(東京・赤坂)荒谷俊治(指揮)村本彩夏(Sop)長谷川 忍(M-Sop)望月哲也(Ten)加来 徹(Bar)佐藤規子(Pf)清水のりこ(Org)東京コールフェライン(合唱)ブラームス:ジプシーの歌ドヴォルザーク:スターバト・マーテルチケット料金(税込)全席自由 3,000円Stabat mater dolorosaDvořákOp. 581. Quartetto, Coro. Andante con moto Stabat Mater dolorosa)2. Quartetto. Andante sostenuto Quis est homo, qui non fleret)3. Coro. Andante con moto Eja, Mater, fons amoris)4. Basso solo, Coro. Largo Fac, ut ardeat cor meum)5. Coro. Andante con moto, quasi allegretto Tui nati vulnerati)6. Tenore solo, Coro. Andante con moto Fac me vere tecum flere)7. Coro. Largo Virgo virginum praeclara)8. Duo. Larghetto Fac, ut portem Christi mortem)9. Alto solo. Andante maestoso Inflammatus et accensus)10.Quartetto, Coro. Andante con moto Quando corpus morietur)***日本では滅多に聴けないドボルジャークのスタバト。独特の世界観があります。しかも望月哲也さんと加耒 徹さんの共演とは!夢の実現です!バスとテノールのソロもすっごいんです。これは聴き逃せませんよ!!
2016年09月16日
≪≪≪この記事はこちらに統合しました≫≫≫※ネタばれしないように書きますがこれからご覧になる方はご注意を!書き終わったらいったん落とします。あげます!***序曲トリスタンのコンサート形式上演と決定的に違う舞台上演の優位な点は音楽が暗闇の中で始まるということだ。この音楽は夜の音楽。暗闇の中での愛の秘め事の音楽だからだ。音楽に陶酔する。この時間の裂け目に落ち込んでしまったような感覚。幕が開くと一面の青い波を思わせる光景。写実的ではなく、象徴的な舞台。登場人物の心象風景。デッカーお得意の世界だ。小舟に乗っているイゾルデ。真っ赤な厚ぼったい記事のロングドレスに赤い髪。ブランゲーネは緑のロングドレス。小舟には白い長いオールが二本。そでで歌う若い水夫の声。菅野さんすばらしい!必要なものが揃った声だ。歌い出すイゾルデの声量に驚く。パワーにあふれている。飛ばし過ぎかとも思ったが彼女は3幕まで変わらなかった。ブランゲーネは優しくお嬢様のお世話をする。美しいメゾ。ノーブルで大好きな声。牧子さん。背後にトリスタンが立って海を見つめている。Was ist? Isolde?トリスタンの迫力もすばらしい!使いのブランゲーネをいなすクルヴェナル。青い服。トリスタンがやめさせようとするが振り切ってイゾルデを侮辱するためにモロルトを侮辱する。合唱が応える。イゾルデはブランゲーネに過去のいきさつを話す。お嬢様の苦しみを知って嘆くブランゲーネ。やばい、すでに泣けてきた。ブランゲーネが薬箱を取り出す。これがすごくちゃんと作ってあって小道具さんの細部までのこだわりが感じられる。中央に大きな金箔の杯。左右に6つの薬瓶。キャップには何の薬かわかるように印がついている。クルヴェナルのよばう声。トリースタンーーーはっとする。トリスタンが入ってくる。参りました。毒薬を用意するように言われ、ブランゲーネは…ここ要チェックです。それは作法に聞いてください。このシーンは本当にすばらしかった。復讐ですか?今更という表情トリスタンは剣を抜きイゾルデの手を取る。トリスタンは小舟に乗り込みイゾルデに剣を握らせ刃の先を自分に当てる。死の覚悟私は剣を落としたのよ。剣が落ち、トリスタンは緊張が一気に溶け船首に倒れ込む。激しく息をする。水夫たちの声トリスタンは錯乱したようにここはどこだ⁉︎と叫ぶトリスタンを追い詰めていくイゾルデ。イゾルデは茶化すように歌う。盃を受けましょう償いの酒トリスタンは中身を知っている。ブランゲーネに盃を渡されトリスタンに渡す。トリスタンの栄誉はEhreカッコよ過ぎる!イゾルデは盃を奪うと自分も飲む。ここ暗転せず。厳しい表情を浮かべていた両者の顔が劇的に変化していく。イゾルデは初めて微笑む。トリスタンは柔和な表情に変わりうっとりしている。壁が開き、二人の世界は終わる。ブランゲーネとクルヴェナルは二人を引き離す。山高帽をかぶった紳士 マルケが立って二人を見つめている。第2幕今度は緑の草原の世界。篝火ではなく燭台に灯された火。マルケがイゾルデに近づくが拒否される。マルケは出て行く狩の角笛のホルン すばらしい!かみてそでで演奏しているのか。またここもイゾルデがすばらしい。もう圧倒的。私は笑いながら運命の火を消すわ。息を吹きかける。上下赤いスーツ姿のトリスタン。貴族階級?すぐにDas Licht に。カットありだ。仕方ないだろう。いよいよHernieder二人の行動がまた象徴的です。ここは実演でご確認を。ブランゲーネの夜の見張り。すばらしい声にうっとり。頓着しない二人ここの照明にも注目。⚪︎が⚪︎になっている。二人のデュエットはクライマックスへ。二回目の夜の見張りの警告。陶酔の絶頂で踏み込まれる。メーロト 村上公太さん すばらしい声だ。そう思うのか?Tatest du wirklich?期待どおりマルケにピッタリの声。重く ガツンと声量がある。クルヴェナルはメーロトの襟首をつかむ。トリスタンとイゾルデのここの行動にも注目。常に一本の直線で見つめ合っている。マルケの独白部分 伴の者は退出し、三人が残される。マルケの悲痛な慟哭はまったく二人には届かない。むしろ夫婦になった関係性のトリスタンとイゾルデには清廉な落ち着きしかなくマルケに頓着しない。トリスタンとイゾルデが近づくと戻ってきたメーロトが見咎める。トリスタンは激しくメーロトをなじる。トリスタンは剣を抜いたメーロトの⚪︎を奪い…すると…第2幕了第3幕またここの導入の音楽が絶品。また色が変わる。白と黒それも焼けた木材のような灰と墨に見える。トリスタンは横たわっている。牧童が問いただすがクルヴェナルは聴くなというトリスタンが気がつく。クルヴェナルはイゾルデを迎えに行かせたと語る。ここはどこだ?あなた様の領地です。クルヴェナルと牧童はトリスタンを左右から支える。お前にはわからない。トリスタンはクルヴェナルを突き放すクルヴェナルはトリスタンの足元に縋る。俺には見えるイゾルデが船首に立っている。なんて美しいんだ…!早く見に行けまだ船影は見えません!シャルマイが快活に歌う。船が来た!船が岩陰に隠れる。難破したのか?シャルマイの音色抜けた!クルヴェナルはイゾルデを迎えに行く。喜びのあまりトリスタンは…イゾルデの声どこだ⁉︎二人は近づくが…ウィリー・デッカーをこの時心底恨んだわ。イゾルデ…!トリスタンは死んでしまう。イゾルデにはそれがわからないのだ。残酷過ぎる!どおしたの 目を開けてあなたのイゾルデが来たのよ。イゾルデは船べりのトリスタンの脇に倒れ込む。船がもう一台着く男たちは戦い死んでいく。ブランゲーネはイゾルデの足元に縋る。メーロトはクルヴェナルに討たれる。しかしクルヴェナルも瀕死の重傷を負う。ほどなく忠義の男も息絶える。マルケの嘆き。マルケとブランゲーネは立ち去る。いよいよだ!ミルト・ウント・ライゼイゾルデは立ち、彼方を見つめる。もう涙しかないです。ただ泣けた。鼻水までたれてきた。イゾルデはようやくトリスタンの元に旅立った。お疲れ様でした。演出について今週末のAキャスト鑑賞後に書きたいと思います。
2016年09月12日

すばらしいイゾルデを演じた池田香織さん(写真は2016年6月16日に撮影)Photo:©Shevaibra, courtesy of the artistTokyo Nikikai presents first-ever, Tristan und Isoldeライプツィヒ歌劇場との提携公演東京二期会オペラ劇場 主催:公益財団法人東京二期会トリスタンとイゾルデオペラ全3幕日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演台本・作曲:リヒャルト・ワーグナーDAY 22016年9月11日(日) 14:00東京文化会館 大ホール指揮: ヘスス・ロペス=コボス演出: ヴィリー・デッカー 演出補: シュテファン・ハインリッヒス舞台美術: ヴォルフガング・グスマン照明: ハンス・トェルステデ9月11日(日)のキャストトリスタン 福井 敬マルケ王 小鉄和広イゾルデ 池田香織クルヴェナール 友清 崇メロート 村上公太ブランゲーネ 山下牧子牧童 秋山 徹舵取り 小林由樹若い水夫の声 菅野 敦二期会合唱団読売日本交響楽団***もう言葉がない。池田香織のイゾルデはもうイゾルデそのものであった。燃え盛る火のような女性ですべてが完璧だった。圧倒的な声量にあふれんばかりの思いを載せて歌う。感情がほとばしり美しい声になっていた。重みと落ち着きがあるニナ・ステメのようなイゾルデ。彼女のイゾルデ 本当にここ近年ないぐらいのすごいパフォーマンスだった。なぜ日本にいるのか不思議だ。音楽がすばらしい!そもそも世界最高の作品なのだ。へスス・ロペス・コボスは職人。音を鳴らしまくっていた。歌手に遠慮して抑えるなど一切ない。至福の音楽だった!あと1回聴けると思うとワクワクする!テンポもすばらしい!じっくりゆっくりな部分はゆっくりテンポアップなところはテンポアップと基本的なことが当たり前のようにすばらしくオケの音色が美しくて本当に音だけでも泣けました!読響すばらしかったです!!日本最高の歌劇団が初めて史上最高の作品を手がけたのだ。これを聴かない手はない。今歴史が1ページ刻まれたのだ。1幕から泣いてました。牧子さんの声を聴くとパブロフの犬の条件反射のごとく泣けてきます。牧子さんのナイト・ウォッチすばらしかったです。最初の音の伸ばしがインクレディブル。しかしデッカーの演出は心底寒くなる。あの演出3幕のトリスタンにとってイジメに等しいかもしれない。歌手にとって指揮者とプロンプターが○○○○というのはちょっと…どうなのだろう。→あとでイゾルデの池田香織さんにうかがったのですが、あの目隠しはメッシュになっていて実は見える、とのことです。杞憂だったのですね。デッカーの演出は美しいが、その中で恐ろしい心理劇を描き出す。主人公への心理的イジメが特徴なのだが。福井さんの役への没入振りはいつものごとく見事で、第3幕のあのせん妄状態のトリスタンをあそこまで演じられるのは福井さんならではでしょう。見ていて最初から胸が締め付けられました。本当に魅力的なトリスタンでした。発するオーラがやはりすごいなあとスターの求心力を感じました。マルケ王の小鉄和広さんもすごいお声ですばらしかったです!クルヴェナルの友清崇さん、ハンサムで演技が達者。忠義者で一本気な侍のようなクルヴェナルを演じました。かっこいい!ねたばれにならないよう記憶に残っていることを。しまいにはカオリさんはビートル・ジュースに福井敬さんはジョニデになってる件。オールがつながるようになってる件照明見事な件海と草原そして焼き払われた小屋。帽子かぶっているスーツ姿の牧童牧童じゃないななんの仕事だ?壁が開いたり閉じたり。三角の張り出し舞台八百屋舞台でこけないよう移動するのが大変そう(?)プロンプターボックスはオケピ内に設置。ヴァイオリンソロが見事で涙してしまう城さん「やっぱりテノールは赤なんですね。 僕も今日赤のネクタイをしてきました…よかった…」近藤圭さん「バイロイトで研修しました」わたしのところに瀕死の状態で小舟でたどり着いたトリスタン。やっぱり私もトリスタンはここが原点!わかるわあ~~しかし最大の謎はトリスタンの死因だ。そのへんどうなのよ!?→ここもあとでAキャストの若い水夫の声を歌った新海さんに聞いてみたら、すらすらと答えてくれました。昔は剣に毒が塗ってあったからではないか、とのこと。なるほど!確かにそれは以前に何かで読んだ気もします。今回は、傷から入ったばい菌に感染してしまったのかもと思っていましたが…。 ***序曲トリスタンのコンサート形式上演と決定的に違う舞台上演の優位な点は音楽が暗闇の中で始まるということだ。この音楽は夜の音楽。暗闇の中での愛の秘め事の音楽だからだ。音楽に陶酔する。この時間の裂け目に落ち込んでしまったような感覚。幕が開くと一面の青い波を思わせる光景。写実的ではなく、象徴的な舞台。登場人物の心象風景。デッカーお得意の世界だ。小舟に乗っているイゾルデ。真っ赤な厚ぼったい記事のロングドレスに赤い髪。ブランゲーネは緑のロングドレス。小舟には白い長いオールが二本。そでで歌う若い水夫の声。菅野さんすばらしい!必要なものが揃った声だ。歌い出すイゾルデの声量に驚く。パワーにあふれている。飛ばし過ぎかとも思ったが彼女は3幕まで変わらなかった。ブランゲーネは優しくお嬢様のお世話をする。美しいメゾ。ノーブルで大好きな声。牧子さん。背後にトリスタンが立って海を見つめている。Was ist? Isolde?トリスタンの迫力もすばらしい!使いのブランゲーネをいなすクルヴェナル。青い服。トリスタンがやめさせようとするが振り切ってイゾルデを侮辱するためにモロルトを侮辱する。合唱が応える。イゾルデはブランゲーネに過去のいきさつを話す。お嬢様の苦しみを知って嘆くブランゲーネ。やばい、すでに泣けてきた。ブランゲーネが薬箱を取り出す。これがすごくちゃんと作ってあって小道具さんの細部までのこだわりが感じられる。中央に大きな金箔の杯。左右に6つの薬瓶。キャップには何の薬かわかるように印がついている。クルヴェナルのよばう声。トリースタンーーーはっとする。トリスタンが入ってくる。参りました。毒薬を用意するように言われ、ブランゲーネは…ここ要チェックです。それは作法に聞いてください。このシーンは本当にすばらしかった。復讐ですか?今更という表情トリスタンは剣を抜きイゾルデの手を取る。トリスタンは小舟に乗り込みイゾルデに剣を握らせ刃の先を自分に当てる。死の覚悟私は剣を落としたのよ。剣が落ち、トリスタンは緊張が一気に溶け船首に倒れ込む。激しく息をする。水夫たちの声トリスタンは錯乱したようにここはどこだ⁉︎と叫ぶトリスタンを追い詰めていくイゾルデ。イゾルデは茶化すように歌う。盃を受けましょう償いの酒トリスタンは中身を知っている。ブランゲーネに盃を渡されトリスタンに渡す。トリスタンの栄誉はEhreカッコよ過ぎる!イゾルデは盃を奪うと自分も飲む。ここ暗転せず。厳しい表情を浮かべていた両者の顔が劇的に変化していく。イゾルデは初めて微笑む。トリスタンは柔和な表情に変わりうっとりしている。壁が開き、二人の世界は終わる。ブランゲーネとクルヴェナルは二人を引き離す。山高帽をかぶった紳士 マルケが立って二人を見つめている。第2幕今度は緑の草原の世界。篝火ではなく燭台に灯された火。マルケがイゾルデに近づくが拒否される。マルケは出て行く狩の角笛のホルン すばらしい!かみてそでで演奏しているのか。またここもイゾルデがすばらしい。もう圧倒的。私は笑いながら運命の火を消すわ。息を吹きかける。上下赤いスーツ姿のトリスタン。貴族階級?すぐにDas Licht に。カットありだ。仕方ないだろう。いよいよHernieder二人の行動がまた象徴的です。ここは実演でご確認を。ブランゲーネの夜の見張り。すばらしい声にうっとり。頓着しない二人ここの照明にも注目。⚪︎が⚪︎になっている。二人のデュエットはクライマックスへ。二回目の夜の見張りの警告。陶酔の絶頂で踏み込まれる。メーロト 村上公太さん すばらしい声だ。そう思うのか?Tatest du wirklich?期待どおりマルケにピッタリの声。重く ガツンと声量がある。クルヴェナルはメーロトの襟首をつかむ。トリスタンとイゾルデのここの行動にも注目。常に一本の直線で見つめ合っている。マルケの独白部分 伴の者は退出し、三人が残される。マルケの悲痛な慟哭はまったく二人には届かない。むしろ夫婦になった関係性のトリスタンとイゾルデには清廉な落ち着きしかなくマルケに頓着しない。トリスタンとイゾルデが近づくと戻ってきたメーロトが見咎める。トリスタンは激しくメーロトをなじる。トリスタンは剣を抜いたメーロトの⚪︎を奪い…すると…第2幕了第3幕またここの導入の音楽が絶品。また色が変わる。白と黒それも焼けた木材のような灰と墨に見える。トリスタンは横たわっている。牧童が問いただすがクルヴェナルは聴くなというトリスタンが気がつく。クルヴェナルはイゾルデを迎えに行かせたと語る。ここはどこだ?あなた様の領地です。クルヴェナルと牧童はトリスタンを左右から支える。お前にはわからない。トリスタンはクルヴェナルを突き放すクルヴェナルはトリスタンの足元に縋る。俺には見えるイゾルデが船首に立っている。なんて美しいんだ…!早く見に行けまだ船影は見えません!シャルマイが快活に歌う。船が来た!船が岩陰に隠れる。難破したのか?シャルマイの音色抜けた!クルヴェナルはイゾルデを迎えに行く。喜びのあまりトリスタンは…イゾルデの声どこだ⁉︎二人は近づくが…ウィリー・デッカーをこの時心底恨んだわ。イゾルデ…!トリスタンは死んでしまう。イゾルデにはそれがわからないのだ。残酷過ぎる!どおしたの 目を開けてあなたのイゾルデが来たのよ。イゾルデは船べりのトリスタンの脇に倒れ込む。船がもう一台着く男たちは戦い死んでいく。ブランゲーネはイゾルデの足元に縋る。メーロトはクルヴェナルに討たれる。しかしクルヴェナルは…。ほどなく忠義の男も息絶える。マルケの嘆き。マルケとブランゲーネは立ち去る。いよいよだ!ミルト・ウント・ライゼイゾルデは立ち、彼方を見つめる。もう涙しかないです。ただ泣けた。鼻水までたれてきた。イゾルデはようやくトリスタンの元に旅立った。お疲れ様でした。演出について今週末のAキャスト鑑賞後に書きたいと思います。
2016年09月11日
Prom 75: Last Night of the PromsBBC Proms, 2016September 10GMT 19:15On BBC Radio 3The Last Night of the Promsthe Royal Albert HallSakari Oramo conducts the BBC Symphony Orchestra, BBC Singers and Chorus, Juan Diego Flórez Tom Harrold: Raze (BBC commission: world premiere)Butterworth: The Banks of Green WillowBorodin: Prince Igor - Polovtsian Dances (Act 2)Rossini: La Cenerentola - Si, ritrovarla io giuroDonizetti: L'elisir d'amore - Una furtiva lagrimaOffenbach: La Belle Hélène - Au mont Ida Britten: Matinées musicalesJonathan Dove: Our revels now are endedVaughan Williams: Serenade to MusicDonizetti: La Fille du régiment - 'Ah! mes amis'Elgar: Pomp and Circumstance March No 1 in D major, 'Land of Hope and Glory' Arr. Wood: Fantasia on British Sea-SongsArne: Rule, Britannia! (arr. Sargent)Parry: Jerusalem (orch. Elgar)The National Anthem (arr. Britten)Juan Diego Flórez (tenor) Francesca Chiejina, Eve Daniell, Lauren Fagan, Alison Rose (sopranos) Claire Barnett-Jones, Marta Fontanals-Simmons, Anna Harvey, Katie Stevenson (mezzo-sopranos) Trystan Llyr Griffiths, Oliver Johnston, Joshua Owen Mills, James Way (tenors) Bragi Jónsson, Benjamin Lewis, James Newby, Bradley Travis (basses)BBC Proms Youth Ensemble BBC Singers BBC Symphony Chorus BBC Symphony Orchestra Sakari Oramo conductor.***La Cenerentola - Si, ritrovarla io giuroが一番聴いてみたいかな~~
2016年09月10日

写真上段:エリアのテノールソリスト望月哲也さん Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist MENDELSSOHN "Elias" The Japan Philharmonic Orchestra日本フィルハーモニー交響楽団第320回横浜定期演奏会<秋季>2016年 9月 10日(土)午後6時開演(午後5時10分開場)横浜みなとみらいホール出演者指揮:大井剛史ソプラノ:半田美和子アルト:手嶋眞佐子テノール:望月哲也バリトン:甲斐栄次郎ソプラノ1:盛田麻央ソプラノ2:高原亜希子アルト1:小泉詠子アルト2:池端歩テノール1:田口昌範テノール2:北嶋信也バス1:浅井隆仁バス2:石井一也 ボーイソプラノ:野沢晴海(10日のみ)(NHK東京児童合唱団所属)日本フィルハーモニー協会合唱団チェロソロ:辻本玲(日本フィルソロチェロ)コンマス:扇谷泰朋(日本フィルソロコンサートマスター)プログラムメンデルスゾーン:オラトリオ《エリヤ》Conductor: OOI TakeshiSoprano: HANDA MiwakoAlto: TESHIMA MasakoTenor: MOCHIZUKI TetsuyaBaritone: KAI Eijiro etc.Chorus: Japan Philharmonic Association ChoirFelix MENDELSSOHN: Oratorio "Elias"***<文中敬称略>このような大曲をオケが定期公演でやるのは珍しいことだ。60周年記念ということで採算度外視の特別公演なのだろう。ソリストが豪華である上に、主役と言ってもよい(by音楽評論家の奥田佳道さん)「合唱」がふだんプロと共に活動しているメンバーだけということなので圧倒的だった。ソリストが主要な役の4人以外に四重唱が二組と本当に少年のボーイソプラノまで。特にソリストたちは日本を代表するオペラ歌手ばかりでトリスタンとカプモンに出ていない歌手はここにいたのかという印象。エリアの主役はもちろんエリア そしてアルトのソリストだ。甲斐さんのエリアは美声でパワフルでまさにエリア!というすばらしいエリア!恐ろしいほどの強固な意思を持った宗教指導者にピッタリ。そしてアルトの手嶋さんもすばらしかった!パワフルで威厳を備えた声。まさにオペラのメゾソプラノだった。そして歌う部分は少ないながら圧倒的にヴィヴィッドなパフォーマンスを見せたのがテノール望月哲也さん。最後のアリアすごかった!半田さんも美しく陰影のある印象的なソプラノだった。さらに8人のソリストのアンサンブルが鳥肌ものだった。6時に始まって終わったのが休憩15分含めて8時40分だった。指揮者は千葉フィルで望月哲也さんと1月に共演した大井さん。すばらしい指揮だった。彼はこれからどんどんBigになりそう。開演前のレクチャーで音楽評論家の奥田佳道さんが解説していたが、今回大井氏は日本フィル定期公演デビューで 今回のソリストはすべて自分で選んだとのこと。蛇足ながら昼のトリフォニーでもエリアの四重唱が歌われた。「さあ渇きを覚えている者は皆、」これは最後の四重唱でなぜかこの四重唱だけ主要ソリスト4人で歌った。不思議なリンクをまたもや感じる。この曲の中にBACHのヨハネ受難曲に似ている部分があると語っていたのは奥田佳道さんだが、そのヨハネ受難曲で数年前に望月さんと中嶋克彦さんは共演している。第1部すぐにエリアが歌う三年間の干ばつの予言。すばらしい声です!2Duetto手嶋&半田3叙唱オバドヤ(望月哲也)Gott など言葉にアクセントをつけてドラマティックに歌う。続けて4アリアまさにアリア!すばらしい!6天使A 手嶋78人のソリスト四重唱❌2天使A 手嶋8やもめ半田死んだ息子を救ってとエリアに訴える悲しく悲痛さがにじみ出ている。エリアが生き返らせる。10アハブ王:望月12エリアもっと大きく大きく!強音迫力だ。バアルの神は応えない。指揮者が弦に指示14アリア エリア一転し優しく美しく歌う。すばらしい!15四重唱 天使たち後ろのソリスト4人これが美しかった。16エリアが火を降らせろと言う強音17アリア エリア激しく歌う。装飾音も。18アリオーゾ手嶋19オバドヤすばらしいアクセントで歌う。エリアメロディアスな部分。ボーイソプラノの少年 すばらしかった!清澄な汚れなき声だ。ついにエリアの奇跡を少年が証言する。第1部 了第2部21主の御使い 半田23叙唱エリア 王妃イゼベル手嶋王妃イゼベルはエリアを捕まえよと命ずる。恐ろしく歌う。25叙唱オバドヤアクセント後半メロディアスチェロが美しい!26アリア エリアここがヨハネ受難曲と似ている部分だろう。途中アップテンポそしてまた切々と。27語り部:望月哲也完全に別人格!28三重唱 盛田 半田 手嶋美しい!29合唱美しい!30天使 手嶋31アリア 天使 手嶋パワフルで哀しく。33天使 半田最後のHerr で高音を聴かせる。35語り部:手嶋大天使セラフィム(ソプラノ1、2 アルト1、2)大天使セラフィム(合唱)ソプラノ1 美しい!四重唱パイプオルガン美しい!37アリオーゾ:エリア39アリア:望月哲也望月節だった!高音と高音の伸ばし!オペラティックで感動的な歌唱。おそらくこの歌い方は彼にしかできない至芸。最後にすごいの来ました〜40語り部 半田41合唱クレシェンドして行くクライマックスに到達する。四重唱 天使たちは先ほど述べたように主要ソリスト4人が歌う。絶品だった。42終わりの合唱。お疲れ様でした!
2016年09月10日

上段左から、中嶋克彦さん(テノール)、山口清子さん(ソプラノ)、加耒 徹さん(バリトン)、下段中央、木村裕平さん(ピアノ) Photo:©Shevaibra, courtesy of the artists<E-muse style of music Vol.18> Men's Classic 9 & Ladies Classic 42016年9月10(土)13:30開演(13:00開場)すみだトリフォニー 小ホール山口清子 S布施奈緒子 MS中嶋克彦 T加耒 徹 BPiano木村裕平辻田祐希第1部ラシーヌ讃歌(フォーレ)SATBスペイン風の踊り(フォーレ)間奏曲 作品118-2 (ブラームス)Piano:辻田**ブラームス歌曲集「愛の歌」作品52 全曲 全員第2部モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」ハイライトピアノ連弾「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲(マスカーニ) (辻田・木村)歌劇「ラクメ」より ♪花の二重唱 (ドリーブ) 山口・布施 辻田P歌劇「真珠とり」より♪聖なる神殿の奥深く (ビゼー)アンコール:1.メンデルスゾーン オラトリオ「エリヤ」より四重唱 「さあ渇きを覚えている者は皆、」2.アヴェ・マリア(カッチーニ)***すみだトリフォニー小ホールでのエミューズの企画公演が終了した。メンクラとレディースを合体したもので、アンサンブル中心のすばらしいプログラムだった。天の声も健在でした。(笑)テノール中嶋克彦さんの声をしばらく聴いていないと健康に悪い。ドボルジャークのレクイエム以来だった。今回コジのフェッランドを聴けて嬉しかった。ご本人は歌うのは大層久しぶりとおっしゃっていましたが もう声がモーツァルトにピッタリで宗教的法悦を感じるぐらいの声です。神の子の声です。ものすごく癒されました。今回の発見 ソプラノの山口さん。すばらしいソプラノです。フィオルディリージの超難しいアリアに挑戦。丁寧に完璧に歌いました。アンサンブルでも最も高い声なので声が立っていました。メゾの布施さん すばらしい声です。強靭で豊かな声。バリトン加耒さん やはりすばらしい!うまい‼︎ 演技もすばらしい!演じるとなるとスイッチが入って別人になるようです。歌唱も完璧で非の打ち所がないです。今日はダブル・ピアニストで豪華でした。アンコールはなんと当初予定していたメンデルスゾーンの「エリア」から四重唱アンコール2曲めのアヴェ・マリアの四重唱がすごかったです。アンサンブルがすばらしく 天上の世界でした。ボータを失った悲しみを癒してくれました。&&&まずはフォーレ四重唱すばらしかった!うっとりです。ピアノ連弾フォーレのスペイン風明るく華やかな曲ピアノソロ ブラームス。良かったです。ブラームスの歌曲集四重唱+連弾。OP52 18の愛の歌とワルツS,A,T,Bs,4手pf滅多に聴けない曲目で興味深かった。ドイツ語 皆さん達者です。1.言っておくれ、大好きなきみ 4人2.奔流は岩にぶつかり 4人3.ああ、女というものは T,B4.こんなつまらないわたしでも S,A5.青々としたホップの蔓が 4人6.可愛らしい小鳥が飛んで行った T独→4人7.結婚するまえはすてきだった S → MS8.あなたのやさしく、愛らしい眼が 4人9.ドナウ河の岸辺に立つ家の窓から 3人→4人10.ああ、湧水がやさしく 4人 O wie11.こんな口さのないひとたちとはとても 4人12.おーい、錠前屋、鍵を作ってくれ 続けて歌う 4人13.小鳥が空中を飛びまわりながら S,MS14.月が明るく照っている T,BS15.ナイチンゲールは可愛らしくうたう 続けて歌う。4人 16.愛は暗い落とし穴だ 4人17.光のようなきみ、行かない方がいいよ テノールソロ。 神がかった美声だった!!18.茂みが揺れ動いている 4人***後半ガラッと変わってモーツァルトのコジ・ファン・トゥッテから抜粋。これが嬉しかった!皆さんすばらしい上に芝居付きなので贅沢させていただきました。Soave sia il vento最初の三重唱は加耒さんがアルフォンソ役。グリエルモとの演じ分けが見事だった。アルフォンソ役の時は山高帽で、意味深な表情を浮かべます。Come scoglio immoto resta♪岩のように動かずフィオルディリージのアリア、山口清子さんすばらしい!コロラトゥーラ、音程の激しい上下、低音なども万全。Un’aura amorosa♪愛の息吹はフェッランドの独唱すばらしい!言葉がないほど感動~~もう、うっとりです。なんという美声でしょうか?モーツァルトのテノールの曲は美声のためにあるのです。Il core vi donoドラベッラとグリエルモ。加耒 徹さんが色男に変身します。小道具も凝っています。ドラベッラからペンダントを奪うのですが、そのペンダントには中嶋克彦さんの顔写真がしっかりプリントしてありました~Donne mie, la fate a tanti♪ご婦人方、あなた方は怒りのグリエルモ、客席に下りて一周する。客いじり。ユーモラスかつ迫力!魅力的!!Hanno certo un gran perché.と強調して去る。Fra gli amplessi in pochi istanti♪もうすぐ彼の腕の中へフィオルディリージのソロからデュエットへ。軍服(男性の上着)を着て出てきたフィオルディリージフェッランドは剣を出し自分を刺してくれと頼むsospirar!すばらしい~ため息です!**ピアノ連弾「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲(マスカーニ) (辻田・木村)歌劇「ラクメ」より ♪花の二重唱 (ドリーブ) 山口・布施 辻田P有名曲。美しい~~歌劇「真珠とり」より♪聖なる神殿の奥深く (ビゼー) 中嶋&加耒 すばらしい! フランス語の発音すばらしい!アンコール:1. メンデルスゾーン オラトリオ「エリヤ」より四重唱(SATB) 「さあ渇きを覚えている者は皆、」(ドイツ語) 絶品!2.アヴェ・マリア(カッチーニ)(SATB) 震えるほど美しい。 ヨハンよ安らかに!と思わず祈っていた。お疲れさまでした。すばらしい、レベルの高さでした!!ありがとうございます。
2016年09月10日
R I P Johan BothaOne of the greatest Heldentenor in the world!
2016年09月08日
ヨハン・ボータが亡くなった。今日の午後それを知った。衝撃だった。ミヒャエル・シャーデは今日の演奏をヨハン・ボータに捧げるとFBにコメントした。ヨハンは、ここNHKホールで度々演奏した。スカラのアイーダのラダメススカラのverdi のレクイエムバイエルンのローエングリン。来日しなかったヨナス・カウフマンの代役だった少なくとも計4回は聴いている。ローエングリンのグラール語りはまさに神歌唱だった。皆歌手はヨハンへの思いを胸にだいて歌ったのであろう。パーヴォの演奏はシャキシャキと速いテンポ。スタッカート効かせた特徴的な演奏だった。ソリストではミヒャエル・ナジとアンジェラ・ミードがすばらしかった。エリン・ウォールもがんばっていた。肝心のテノール ミヒャエル・シャーデは高い声のテノールで 高い声の音域は望月哲也さんに似ている。シャーデは中音域はあまり厚みがないのでヘルデンテノールが歌うことが多いこの役には今ひとつだったかもしれない。バスのアイン・アンガーはパワフルでワイルドなタイプなのでこの宗教曲に近い曲の荘厳さが今ひとつ。合唱はすばらしかった。特に児童合唱はパートにより声を使い分けていて、まじかよと思った。弦はいつものようにすばらしい!前半 アンサンブルがごちゃごちゃのまま進行しパーヴォが手をいっせんするとがーんとMAXで合唱が歌い出す部分が鳥肌ものだった。後半はソロが大得意のオペラ歌手たちは本領を発揮した。お疲れ様でした。***N響90周年記念特別演奏会マーラー「一千人の交響曲」2016年9月8日(木)7:00pm NHKホールマーラー/交響曲 第8番 変ホ長調「一千人の交響曲」指揮:パーヴォ・ヤルヴィソプラノ:エリン・ウォール、アンジェラ・ミード、クラウディア・ボイルアルト:カタリーナ・ダライマン、アンネリー・ペーボテノール:ミヒャエル・シャーデバリトン:ミヒャエル・ナジバス:アイン・アンガー合唱:新国立劇場合唱団、栗友会児童合唱:NHK東京児童合唱団【料金】(税込)一般:S ¥15,000 A ¥12,000 B ¥9,000 C ¥6,500 D ¥4,500ユースチケット(25歳以下):C ¥4,500 D ¥2,500【発売開始日】5月9日(月)10:00am(定期会員先行発売日4月19日[火]。会員は一般料金から10%割引)主催:NHK/NHK交響楽団
2016年09月08日
≪この記事はこちらに転載しました≫歌手が本当に実力派を集めた豪華な布陣ですばらしかった。特に後半のリタの三人は圧巻!三人とも世界レベルのポテンシャルだった。演出もしっかりとついていて動く踊るコントを演じるとすごいのでまさに歌手は体力勝負と暑さとの戦いであったでしょう。リタのソプラノ針生さんの安定した歌唱と美しい声に魅せられました。コロラトゥーラのシーンは圧巻!世界レベルと言っても過言ではない素晴らしさでした。バリトン小林大祐(だいすけ)さんは最初レポレッロで出てきた時から圧倒されました。厚みのある美声でバスバリトンの役柄も可能な重みがあり、高音も出ます。リタの幕切れはオクターブ上げで超高音を聴かせました。特筆すべきは体の柔らかさ。あらゆる姿勢でもキープし歌えるのです。また他の人が歌っていてもずっと演技しています。コミカルなキャラクターがピッタリでオペラに欠かせない人だと思いました。テノール伊藤達人さんは主役に大抜擢。この類稀なる才能のテノールを聴きに駆けつけました。非常に運動量の多い舞台で暑さとの戦いであったと思いますが大健闘!その光り輝く美声の高音が炸裂しました。アレグロ・イオ・ソンというベッペのアリア 堪能させていただきました。前半では数々の楽しい三重唱がありましたがこの会場はオペラには響き過ぎるので非常に興味深い視聴体験ができました。特に高い声の響きが過剰になるような気がしました。アムネリスの清水華澄さんは、世界で通用するディーヴァです。美しい美声にパワー 繊細な表現力に感動しました。びわ湖ホールに続きアムネリスは2回目とおっしゃっていました。この役はメゾの最高峰レベルの役。彼女のおはこになることは間違いないでしょう。同じくアイーダに出演したラダメス役の井上さんもすばらしかったです。できれば、チェレステ アイーダを聴きたかったです。ドラマチックテノールでパワーにあふれ、まさにテノーレ・ヴェルディアーノでした。井上さんをお聴きするのは東京二期会のマクベスのマクダフ以来かと思います。久しぶりに聴けて嬉しかったです。アイーダ役の薮田さんもすばらしいソプラノで表現力に魅せられました。ドンジョヴァンニの三重唱は聴きものでした。騎士長をバリトンが歌うのは普通はありえないですが、この騎士長を歌ったバリトン岡元さん大健闘でした。騎士長はいきなり出て来て圧倒的なパフォーマンスをしなくてはいけないとおっしゃっていたのは大澤建さんですが、いきなりの大声量に延々続くレガート。これを見事にやり遂げました。しかもバリトンの強みである美声をキープしたまま。演技も死体の顔をし続けていて目を見開いたまま一点を見つめています。香川照之さんに似ていると思ってしまいました。ドン・ジョヴァンニ役はバリトンの高田さとしさん。お聴きするのはフィガロの結婚のコンテ以来かもしれませんが覚えてていただいて感激しました。昼の部の出演の野村光洋さんのことをおっしゃっていてすばらしい友人関係なんでしょうと拝察しました。どうしてバリトンは皆性格がすばらしいのでしょう(笑)。歌もパンチのあるノーブルなお声でドン・ジョヴァンニにピッタリでした。レポレッロの小林大祐さんはもううま過ぎる!とうならされました。演技も歌も自然でレポレッロそのものでした。表面は笑顔を取り繕いながらサーブするとことか絶品で芸人の永野としか思えませんでした。(笑)トップバッターでいきなり楽しい雰囲気を醸し出したのは、そう、ルナノバの主宰でもあるテノーレ大川信之さん。出てきた瞬間から芸人レベルのボケを連発。多分リタに出た伊藤達人さんも彼の演技を参考にしたのではないかと思います。美しいアディーナとかっこいいベルコーレに挟まれてボケを演じ続けるネモリーノがおもしろいやらすごいやらで、役者魂を感じました。こうもりでは泣き泣きお別れのシーンが日本語で演じられました。日本語はここだけでした。リタのレチタティーヴォというか素喋りも全部イタリア語で、特にガスパロの小林さんのイタリア語が自然ですばらしかったです。
2016年09月07日

Photo:©Shevaibra, courtesy of LUNANOVA『ルナノバ』第10回公演【リタ✖️ガラ】オペラ《リタ》とガラコンサート『珠玉の三重唱特集』の抱き合わせ企画。ルナノバ第10回公演ドニゼッティ『リタ』 & ガラコンサート 原語上演・日本語字幕付 〈珠玉の三重唱集〉FACEBOOK9/6(火)18:30ピアノ/音楽監督:服部容子 演出:今井伸昭日時2016年9月6日(火)昼公演 13:30 開演夜公演 18:30 開演会場川口リリア 音楽ホールピアノ•音楽監督 服部 容子演出 今井 伸昭舞台監督 渡邊 真二郎(ザ•スタッフ)字幕 LJS稽古ピアノ 齋藤 舞【第一部 ガラコンサート 珠玉の三重唱】 《昼公演》 《夜公演》①ドニゼッティ『愛の妙薬』 素晴らしい妙薬!アディーナ 柏原 奈穂 松久 果央梨ネモリーノ 海道 弘昭 大川 信之ベルコーレ 野村 光洋 高田 智士②Jシュトラウス『こうもり』 泣き泣きお別れアイゼンシュタイン 小笠原 一規 井ノ上 了吏ロザリンデ 荒牧 小百合 薮田 瑞穂アデーレ 柏原 奈穂 松久 果央梨③モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』 招かれた晩餐に参ったぞドン•ジョヴァンニ 野村 光洋 高田 智士レポレロ 小林 大祐騎士長 岡元 敦司④ヴェルディ『アイーダ』喜びがあなたの瞳に宿っておりますわアイーダ 荒牧 小百合 薮田 瑞穂アムネリス 加賀 ひとみ 清水 華澄ラダメス 小笠原 一規 井ノ上 了吏休憩後【第2部 ドニゼッティ リタ】リタ 平野 雅世 針生 美智子ベッペ 大川 信之 伊藤 達人ガスパロ 岡元 敦司 小林 大祐 主催 ルナノバ共催 川口総合文化センターリリア【NPO法人童謡コーラス支援事務局、NPO法人日本音楽生涯学習振興協会「みんなの音楽会」事業 協力指定公演】***※夜の部を鑑賞ルナノバの第10回公演は後半がドニゼッティの1幕もののオペラ「リタ」。リタが3人しか出演しないので3人にこだわって前半は三重唱ばかりのガラという贅沢なコンサート。主宰の大川氏のキャラ同様 喜劇にこだわった。歌手が本当に実力派を集めた豪華な布陣ですばらしかった。特に後半のリタの三人は圧巻!三人とも世界レベルのポテンシャルだった。演出もしっかりとついていて動く踊るコントを演じるとすごいのでまさに歌手は体力勝負と暑さとの戦いであったでしょう。リタのソプラノ針生さんの安定した歌唱と美しい声に魅せられました。コロラトゥーラのシーンは圧巻!世界レベルと言っても過言ではない素晴らしさでした。バリトン小林大祐(だいすけ)さんは最初レポレッロで出てきた時から圧倒されました。厚みのある美声でバスバリトンの役柄も可能な重みがあり、高音も出ます。リタの幕切れはオクターブ上げで超高音を聴かせました。特筆すべきは体の柔らかさ。あらゆる姿勢でもキープし歌えるのです。また他の人が歌っていてもずっと演技しています。コミカルなキャラクターがピッタリでオペラに欠かせない人だと思いました。テノール伊藤達人さんは主役に大抜擢。この類稀なる才能のテノールを聴きに駆けつけました。非常に運動量の多い舞台で暑さとの戦いであったと思いますが大健闘!その光り輝く美声の高音が炸裂しました。アレグロ・イオ・ソンというベッペのアリア 堪能させていただきました。前半では数々の楽しい三重唱がありましたがこの会場はオペラには響き過ぎるので非常に興味深い視聴体験ができました。特に高い声の響きが過剰になるような気がしました。アムネリスの清水華澄さんは、世界で通用するディーヴァです。美しい美声にパワー 繊細な表現力に感動しました。びわ湖ホールに続きアムネリスは2回目とおっしゃっていました。この役はメゾの最高峰レベルの役。彼女のおはこになることは間違いないでしょう。同じくアイーダに出演したラダメス役の井上さんもすばらしかったです。できれば、チェレステ アイーダを聴きたかったです。ドラマチックテノールでパワーにあふれ、まさにテノーレ・ヴェルディアーノでした。井上さんをお聴きするのは東京二期会のマクベスのマクダフ以来かと思います。久しぶりに聴けて嬉しかったです。アイーダ役の薮田さんもすばらしいソプラノで表現力に魅せられました。ドンジョヴァンニの三重唱は聴きものでした。騎士長をバリトンが歌うのは普通はありえないですが、この騎士長を歌ったバリトン岡元さん大健闘でした。騎士長はいきなり出て来て圧倒的なパフォーマンスをしなくてはいけないとおっしゃっていたのは大澤建さんですが、いきなりの大声量に延々続くレガート。これを見事にやり遂げました。しかもバリトンの強みである美声をキープしたまま。演技も死体の顔をし続けていて目を見開いたまま一点を見つめています。香川照之さんに似ていると思ってしまいました。ドン・ジョヴァンニ役はバリトンの高田さとしさん。お聴きするのはフィガロの結婚のコンテ以来かもしれませんが覚えてていただいて感激しました。昼の部の出演の野村光洋さんのことをおっしゃっていてすばらしい友人関係なんでしょうと拝察しました。どうしてバリトンは皆性格がすばらしいのでしょう(笑)。歌もパンチのあるノーブルなお声でドン・ジョヴァンニにピッタリでした。レポレッロの小林大祐さんはもううま過ぎる!とうならされました。演技も歌も自然でレポレッロそのものでした。表面は笑顔を取り繕いながらサーブするとことか絶品で芸人の永野としか思えませんでした。(笑)トップバッターでいきなり楽しい雰囲気を醸し出したのは、そう、ルナノバの主宰でもあるテノーレ大川信之さん。出てきた瞬間から芸人レベルのボケを連発。多分リタに出た伊藤達人さんも彼の演技を参考にしたのではないかと思います。美しいアディーナとかっこいいベルコーレに挟まれてボケを演じ続けるネモリーノがおもしろいやらすごいやらで、役者魂を感じました。こうもりでは泣き泣きお別れのシーンが日本語で演じられました。日本語はここだけでした。リタのレチタティーヴォというか素喋りも全部イタリア語で、特にガスパロの小林さんのイタリア語が自然ですばらしかったです。
2016年09月06日
「ザルツブルク音楽祭2015」フローレス・リサイタル2015年8月3日ザルツブルク祝祭大劇場テノール]フアン・ディエゴ・フローレスピアノ]ヴィンチェンツォ・スカレーラクラシカで日本初放送!***実はペーザロから帰ってからマイケル・スパイアーズが出るファウストのごう罰のCDを借りてきて毎晩聞いているはずなのだがなぜか毎晩寝落ちしてしまい、まったくいまだもってちゃんと聴いてない。ベルリオーズってなかなか友達になれない感じなんだよね~同時に毎晩JDFのRossiniばかりを聞いている。私がザルツブルクでJDフローレスのリサイタルは2013年に見たときはものすごかった!この時はほぼHigh C出しまくりでアンコールを6曲ぐらい歌った。ファンが心配して「もう歌わないで!」と叫ぶほどだった。しかし昨年のザルツ。驚いたのだが大ホールだったんですね。以前はモーツァルト・ザールだったのでまるで神の子の降臨のようだった。いやまじで。Ah tutto intesiHigh D出さない。最後にHigh Cだけ。もっともこのHigh CはすごいレベルのHigh C.ではあるのだが。もちろん10年前の彼ならHigh Dは絶対出しているに違いないのである。(2008年のBaden Badenで出している。)他の人、コリン・リーとかはオクターブ飛んでHIGH D出したりはせず順に音階を上がってDまで到達するのであるがこの時のJDFはいきなしDに跳ぶんである。ちなみにPesaro2016のRene BarberaはもちろんHIGH Dにジャンプしたですよ。すごかったなあ!ガエタノ・ドニゼッティ:歌劇『ルクレツィア・ボルジア』~ジェンナーロのレチタティーヴォとアリア「私はここを去らねばならぬ…私はあなたを愛しています、人が天使を愛するように」、は圧巻だった!途中のt'amo をHigh C (ツェー)まであげてから、最後の締めはB(シのフラット)。本人も感極まっていたぐらいすばらしい出来だった。ファウストのアリアもエドガルドのアリアもらくらくHigh Cしかしこれらの楽曲を彼はリサイタルで歌うようになったのは最近ではないだろうか。これらは彼の顔にも余裕や達成感は現れない。アンコールのグラナダがものすごかった!圧倒的なパフォーマンス「フローレス」という歌詞が出てくるのだが僕のことだよというしぐさをしてみせてお茶目すぎる!!最後の連隊の娘のイントロで客が拍手。いよいよだねと茶目っ気をこめて歌いだす絶対の自信。9回もHigh Cに飛ばなくてはならない難曲前にこの余裕!いやいやすさまじかった!お疲れさまでした。いつも完成度100%の彼が大好きです。また彼を生で聴ける機会があったら幸せだと思う。Related link2001年のCD Rossini Aria2006年06月09日 連隊の娘2011年12月3日、リセウ大劇場 でのリサイタル JDF ファン・ディエゴ
2016年09月03日
奇跡の聖母 (扶桑社ミステリー オ 8-1) 文庫 2008/7/30ニール・オルスン (著), 高山 祥子 (翻訳)すっごくおもしろかった~~ウッフィッツィに行って来たばかりだったからか聖母像の表紙に吸い寄せられた。現地では超超有名なラッファエッロの聖母子画とか見たんですけどこれはそれ系ではなくギリシャ正教の聖母像イコンで信仰の対象とされてきたものなんです。偶像破壊運動の前の作品で実はこの中には…といういろんな意味で楽しめる作品。大傑作だわぜひ映画化してほしい!主演はもうだいたいイメージあるわ~~でも映画化はすごくお金かかりそうだ…こういうのこそ映画化してほしいなハリウッドの業界さんは。そしてアカデミー賞はこういう作品にあげてほしいわアカデミー賞今もうつまらんもんね私にはどうも半分いかれた神父、ヨアニス神父が「イタリアのトルコ人」で神父を演じたルネ・バルベラに思えて仕方なかった。何もかもが大脳という宇宙の中でつながっていくのですよね。
2016年09月03日
バーデン・バーデン ガラ・コンサート2016NHK BSクラシック「プレミアムシアター」で過去に放送。1 ワーグナー「タンホイザー」から「おごそかなこの広間よ」 ソプラノ:アニヤ・ハルテロス2.グノー「ファウスト」から ワルツ グノー3.グノー「ファウスト」から「金の子牛は常に生きて」 バス・バリトン:ブリン・ターフェル4.マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」から間奏曲 5.マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」から「ママも知るとおり」 メゾ・ソプラノ:エカテリーナ・グバノヴァ6.プッチーニ「トスカ」から「星はきらめき」 テノール:ヨナス・カウフマン7.ボイト「メフィストーフェレ」から「私はあまのじゃくだ」 バス・バリトン:ブリン・ターフェル8.ヴェルディ「仮面舞踏会」から「私の最後の願い」 ソプラノ:アニヤ・ハルテロス9.チレーア「アドリアーナ・ルクヴルール」第2幕から ブイヨン公妃:エカテリーナ・グバノヴァ マウリツィオ:ヨナス・カウフマン10.プッチーニ「マノン・レスコー」から間奏曲11.プッチーニ「トスカ」第2幕から トスカ:アニヤ・ハルテロス スカルピア:ブリン・ターフェル12.ヴェルディ「アイーダ」から バレエ音楽13.ヴェルディ「オテロ」から「すでに夜もふけた」 デズデモナ:アニヤ・ハルテロス オテッロ:ヨナス・カウフマン14.ビゼー 「カルメン」から ハバネラ「恋は野の鳥」 エカテリーナ・グバノヴァ15.マスカーニ「わが友フリッツ」から「わずかな花」 ハルテロス16.ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」から 「もし金持ちだったなら」 ボック 作曲/ハーニック 作詞 ターフェル17.映画「ゴッドファーザー」愛のテーマ ロータ 作曲/ボンコンパーニ 作詞 ヨナス・カウフマン(イタリア語歌唱)18.レハール 喜歌劇「ほほえみの国」から 「きみはわが心のすべて」 全員ソプラノ:アニヤ・ハルテロスメゾ・ソプラノ:エカテリーナ・グバノヴァテノール:ヨナス・カウフマンバス・バリトン:ブリン・ターフェルバーデン国立管弦楽団指揮:マルコ・アルミリアート***豪華なガラ。バーデン・バーデン会場が大きすぎるように見える。イタリアのあのぎゅっとした会場を体験したらもう大きい会場には行きたくない。な~んてね!トイフェルじゃないよ、ターフェルトイフェル・ターフェルで売ってますね!
2016年09月03日
NBSオペラフェス概要発表!手始めに、現在、世界最高の歌劇場と言って問題ないと思うミュンヘンのバイエルン歌劇場が日本にまたやってくる。やはり音楽ファンの注目度が高いのはキリル・ペトレンコが指揮する「タンホイザー」であろう。これだけはチケットがすぐになくなりそうなので、なんとしてでも確保しなくてはいけない。パンクラトヴァさんはお初なのでぜひ聴いてみたい。クラウスがタンホイザーというのはできれば回避していただきたかったのだが、まあ彼のことだから無理するということはないだろうし彼の世界を貫くんでしょうから安心しててよいのでしょう。アッシャー・フィッシュ指揮の「魔笛」、国内でも海外ででも、ルネ・パーぺのザラストロを生で聴くことがしばらく前からの私の夢だったがようやくかなうのか!2009年のスカラのドン・カルロを3回も見て、Pape様にぞっこんだった頃からはや7年!だからこちらも見ないわけにはいかない。
2016年09月03日
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