徒然萬成
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ミュンヘン安全保障会議が2月17日に始まった。ウクライナのゼレンスキー大統領は17日ビデオ演説し、欧米諸国からの武器の追加供与について「遅れてはならない」と迅速な支援を求めている。ドイツのショルツ首相はウクライナへの支援継続を表明し、国防費の増額を強調した一方で「NATOが戦争に引きずりこまれないようにする」という発言もあり。本心では、関与しすぎることによる欧州大戦、第三次世界大戦になることを懸念しているのだろう。ゼレンスキー大統領は「ウクライナが最終地にならないことは明白だ」と発言しているが、これは一種の宣伝戦だろう。ロシアの当初よりの目的は、日本ではあまり報じられないが、ウクライナ東部のロシア系住民をウクライナの一部勢力の迫害から守ることにあった。ゼレンスキー氏は住民を守る約束を十分に遂行できなった。本来ならば、東部2州の問題だけで終わっていたことだろう。アメリカがウクライナ支援をしているのは、ロシア弱体化のための戦略の一環であると言われる。ウクライナに代理戦争をさせているという見方もある。しかし、その弱体化戦略によって、本当に今脅威とすべき問題点がなおざりにされているのではないかという指摘もある。20世紀の冷戦時代にはなかった中国の台頭である。日本も、ロシア、北朝鮮、中国が組まれたときには大きな脅威となるだろう。ロシアと友好関係にあれば、間にある北朝鮮も中国も簡単には動けないことだろう。ゼレンスキー大統領は、ウクライナが勝つことしか考えていないが、相手が戦術核も持っているなか、また、ヨーロッパも世界大戦にまで発展させるつもりがないなか、「勝つ」ことは難しいだろう。どこで線を引くのか、終わりにするのか、考えることのできる人がトップに立つべきだろう。そうしないと、多くの人が、ますます死んでいくことになるだけである。一定の政治勢力やそれに追随するマスコミの意見には、異なった意見や考え方があることも知らされないこともあるし、大勢となった意見にはなかなか抗えないものがあるのかもしれないが、世界をきちんと見据えていく考え方が広がっていくことを望みたい。日本は変わるべきときが来ている。にほんブログ村
2023.02.19
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