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巷で話題の「ビリーズ・ブートキャンプ」を友人から譲り受けました早速TRY!と思ったけど、約50分のエクササイズを一人でやり遂げられるか、ちょっと不安…そこで姉宅へ持って行き、二人でTRY!その方が楽しいし、とりあえず初回だから、最後までやりたいし。そしてスタート!はじめはストレッチから…え?腕立て伏せ?…できません。体を支える腕の力がないんです。ビリーは、「膝をついてもいいぞ!」って言ってはくれるけど、私にはそんな問題じゃない気がする既にこの段階(一体、どの段階?!)で落ちこぼれ。前屈では、姉に 「ウラシマ!体を曲げるの!!」と怒鳴られ(本人はかなり真剣に曲げてるつもり)、両腕を頭上に上げる運動では 「ウラシマの踊り、へんてこ」と笑われ(あくまでも、踊りじゃなく、エクササイズをしている)、もう上げた腕を支えきれなくなってるのに、ビリーに 「ラストセット!」と地獄の継続を宣言され…「力」ナシ、「身体」カタイ、「リズム」ノレナイ、という三重苦を抱える私は、ビリーと姉の二人の教官に刺激されながら、初めての約50分を終えたのでしたちなみに、例のゴムバンドは使ってません。無くてよかった。あんなの使ったら、きっと微動だにできないわそれにしても、ビリーのパワーにびっくり!あのエクササイズをしながら、ずーっと喋りまくってる。しかも、表情は爽やかなまま!なんなんだ、あのオジサンは…後ろでエクササイズしてるシェリー(だったと思う)の腹筋にもびっくり!続ければあんなになれるんだろうか…かなりヨレヨレになりながら身体をただ動かし続け(端から見てても、動かしてるように見えたかな)、時に固まりながら、なんとか終了。最後にビリーが 「最初の一歩を踏み出せば、必ず理想の身体を手に入れられる」って言ってたけど、 「始めの一歩は何度も踏んでんのよ~!二歩目、三歩目が踏めないのよ~!!」直後に、甥っ子から虫採りに誘われ、出かけようと階段を降りる時には、足がガクガク…太腿と二の腕がだるくて…あぁ、また二歩目が遠のいついくような…ビリーっ!
2007年06月29日
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今日は月に一度の平日休み。二日くらい前に、友人とそのことを話してたら、「いいなぁ。金曜あたりから夏のバーゲンが始まるんだよね~」と。今シーズンの買い物は既に済ませている私は、そんなこと全然知らなかった。「もうこれ以上買っちゃダメ」という思いから、そんな情報は自然とシャットアウトしてたのかも。だって…、今シーズンはちょっと買い過ぎ。クローゼットにはタグがついたままのトップスがあったりするし。ということで、今回のバーゲンには興味はなく、当然行かないつもりだった。なのに・・・、さっきの友人の一言で急に電車の中吊りの「SALE!」「BARGAIN!」が目に付くように「ほんとだ、今週末からどんどん始まるんだなぁ」そして今日。姉との約束の前に少し時間ができて、ちょっと行ってみようかな、とそういえば、オフィスで着られる夏用の白いカーディガンが欲しいと思ってたし。オフィスでワンピースには不可欠!と、少しづつエンジンがかかり始めた。この時には、きっと既に悪魔の囁きに誘われていたんだ・・・でも姉との会話では「仕事してると、カジュアルなんて、ほとんど着れないし。もう買わないよ」。でも本当にそう思ってたの。基本的に、一週間の大半は仕事で、ほぼスーツ。ま、クールビズでジャケットは免除されてるとはいえ、カーディガンとかを羽織る程度で、オフィススタイルは確保。だから、カジュアルなカッコは週に1~2回。予定によってはそんなに崩せないから、1回もないことも。と、まぁ、いろいろ言い訳しましたが、結局は買いました予定通り、白いカーディガン。SALEで30%OFF狙い通りで、よかったよかった。ん~、その店を出ようとしたら、目に入っってしまったメッシュのバックと涼しげな白いベルトも・・・。つい手にとってしまいました。あ、夏のお遊び用ショルダーバック欲しかったし、持ってる白いベルトは長さの調節を間違えて切りすぎてバランスが悪くなっちゃったし~、必要必要ともに30%OFFだったしね。チャンス、チャンスで、え~と、もうひとつ。デニムのパンツまで・・・買ってしまいました。しかも、SALE品にサイズがなく、そこで止めればよかったのに、店の奥まで入り込んで、気づいた時には、全くの定価の商品を手にしてしまっていましたぁぁぁぁ怖いね、怖いねバーゲンって。油断しちゃうよね・・・。週末は絶対にひきこもってやるっ!!!もう行かないぞぉ!!!!
2007年06月29日
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入院した時に、会社の同僚達が本を贈ってくれた。「2007年本屋大賞」で見事大賞を受賞した本。今日、その本を読み終えた。読後感は、「すがすがしい」。思わず、空を見上げたくなるような・・・。 「本屋大賞」とは、「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本」らしい。2004年からスタートして、初年度は映画にもなった『博士の愛した数式』。これは私の愛読書のひとつ。もう何度読んだかな。いろんな愛情が感じられる静かな文章で、読後の爽やかさが心地よかった。 それ以降、「本屋大賞」受賞作品は手にしている。偉いタイトルの賞を受賞した本は、実はそのよさがよくわからないことが多い。アカデミー賞みたいなものかな。でも、読者と同じ目線で選ばれた「本屋大賞」受賞作品は、多少の好みに合う合わないはあったとしても、私にとってはわりとしっくりくる。寝る時間や通勤電車での新聞を後回しにしてでも一気に読んでしまうことが多い。 さて、本題を戻そう。この『一瞬の風になれ』は、まず装丁が爽やかで、1~3巻までが並ぶととてもキレイ。陸上競技に励む高校生の物語なんだけど、一巻が1学年のエピソードとして進む。だから、なんだか一緒に高校生活を過ごして、自分も一緒に成長しているような気分になるから不思議。そして、一巻ごとにサブタイトルがついている。 1巻:イチニツイテ 2巻:ヨウイ 3巻:ドンね、なんだか楽しそうよね。私は運動部じゃなかったし、通ってた高校も「陸上部なんてあったっけ?」って思い出せないくらいだから、主人公達の陸上部の三年間はすごく新鮮。更には、もともと走るのが大の苦手だから、走った時の爽快感とかは一切感じたことはないし、「走りたい」なんて思ったこともない。だから、ただ単純に走ることに全身の力、魂、青春をかける主人公達がすごく眩しかった。最後のレースはなぜかレース前の場面から、胸も目頭も熱くなる感じがした。私も彼らと同じ三年間、陸上部の一員になってたってことかな。大どんでん返しがあったりする話ではなく、言ってしまえば、単なる青春小説。だから、「ふ~ん。で?」って思う人もいると思う。でも、誰もが通過してきた青春。この本を通じて、自分とは違う青春を味わえるかも。
2007年06月22日
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仏語学校の帰りに、神楽坂のガレットのお店に寄った。ガレット=そば粉クレープ。フランスのブルターニュ地方では超ポピュラーで、ガレットを出すクレープリーはカフェの数より多いとか・・・。数年前にフランス好きの友人ルイ(自称)から、ガレットを教えてもらって初めて食べたのがきっかけ。私のお気に入りは、クリームチーズとスモークサーモンがのった「ノルマンディ」。はじめの頃は、どの店に行ってもコレばっかり食べてた気がする。神楽坂のクレープリー「Le BRETAGNE」は、神楽坂という町の雰囲気も、オープンテラスのあるこじんまりした店構えも好きで、時々出かけてた。ところが、最近の神楽坂ブームで、いつのぞいても行列ガイドブックを手にしている人も結構いるから、掲載されてるんだろうな。だから、毎週神楽坂に行きながら、食べれなかった。そして今日。学校の春学期終了日なので、並んでみることに。暑いのが苦手なルイも「並ぶ」って言ってくれるし。30分ほど待って、オープンテラスの席で食べたのは、今日のオススメガレット。『(・・・名前忘れた。Bで始まったと思う)』ズッキーニ、トマト、チーズ、羊のソーセージ、スペイン産パプリカ(パウダー)、半熟目玉焼きがのった、盛りだくさんの季節のガレット久しぶりのガレットに大満足トマトの酸味と、ソーセージのピリ辛、濃厚なチーズ、食べるごとに味が違って飽きない。でも、ほんっとに具が盛りだくさんで、まさにごはんクレープ。もうお腹いっぱい・・・そして、この店では必ず飲むシードル(りんごの発泡酒)も1杯だけ飲みました。祝!解禁酒!!・・・この陽気と久しぶりのガレットに、ガマンできず、3日早めました・・・。でもホントにコップ1杯だけ、です。はい。これをゆっくりチビチビと。行列は私達がいる間は、なくならなかったな(13:30~15:30頃)。最後のほうは、1組、2組程度だったけど、3人以上ならそれでもちょっと難しそう。日曜に行くなら2人でおやつの時間くらいを狙ったほうがよさそう。デザートクレープももちろん美味しいし♪
2007年06月17日
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初めて、料理教室に行ってきました。友人が東京ガスの料理教室の情報をGETして誘ってくれたの。14:30から約2時間。新宿パークタワーの東京ガスのショールーム内のキッチンで開催。費用はなんと\1,000!今日のテーマは『ピピッとコンロで簡単マンマのイタリア家庭料理』メニューは・鶏肉のカチャトーラ~パスタ添え・焼き野菜とお米のサラダ・チェンチ風揚げ菓子なんか、美味しそうでしょこの3品を、噂のピピッとコンロの機能を駆使して作る。はじめに、先生のデモンストレーション。そこは、やっぱり東京ガス主催ですから、ガスキッチンvsIHキッチンの比較からスタート。同じ料理を同時にスタートするとどんな違いがあるか、という比較。そして、調理スタート!やっぱりここでは「料理を作る」ことよりも「ピピッとコンロの便利機能を使ってみる」ことが優先されるので、食材は全て切ってあって、調味料も計量済みで、あとは火にかけて調理するだけ。しかも3つのコンロ&グリルをフル稼働させて調理する(IHだと2口コンロ&ロースター=グリルしか並行で使えないらしい)から3品なのに、なんと30分程度で出来上がっちゃったびっくり!出来上がった料理は、美味しかった~。調味料系は全部計量済みだったおかげで、味が失敗する心配もなく、気楽にできたし♪4:00pm過ぎという中途半端な時間だったけど、全部食べちゃいました。コンロの使用がメインだったけど、ところどころで、応用できそうな料理のキーポイントを教えてくれて、ふむふむ、ってメモしておいた。料理教室って、面白い!機会があればまた参加したいなぁ。(手前)鶏肉のカチャトーラ~パスタ添え 鶏肉、きのこ、ブラックオリーブ、玉ねぎのトマト煮 パスタ以外にも、サフランライスとかバターライスでも合いそう (右)焼き野菜とお米のサラダ パプリカ、アスパラガス、ナスをホイル焼きにして、粘り気の少ないように炊いた ご飯と一緒に、バルサミコ酢ドレッシングで和えて、最後にバジルをちぎって散らす 夏野菜が合いそうな、さわやかなサラダ(左奥)チェンチ風揚げ菓子 リコッタチーズ(カッテージチーズでも可)、マーマレード、ラム酒、松の実、レモン汁を 混ぜ、餃子の皮で包んで揚げ、最後にシュガーパウダーをふりかける。
2007年06月16日
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あの腹痛の夜から9日目の今日。ついに抜糸してきました。抜糸、というより抜針かな。あんなホチキスどめだったから。「痛くないよ」とも「すごく痛いらしいよ」とも聞いていたので、ヒヤヒヤしながら臨みました。「頭痛はどう?」 「退院後1日で治りました」「お腹の調子はどう?」 「くしゃみしても痛くなくなりました」「何か気になることは?」 「ん~、無いと思います。ハイ」「じゃ、大丈夫だね」そして、横になるとピッピッといとも簡単に抜いてくれました。肩透かしなくらい痛みもなく、簡単に。小さなペンチみたいなのを使用して。「そういえば、少し腫れてる気がします」数日前から気になってたことを伝えると、見てくれた。じーっと左右のお腹を見比べる。・・・・さすがにちょっと恥ずかしい。「変わんないよ。大丈夫でしょ」そっかぁ、腫れてるんじゃなくて、体型・・・ひぃ~再びダイエットを誓ったわ出勤許可も出て、「他に質問は?」と聞かれたので、準備してた質問をぶつけてみた。「あの~、アルコールはいつから・・・?」すると、先生、下を向きながら、小さな声で「それは~、私は~、言いません。・・・よく飲むの?」「えっと、まぁ、ほどほどに」「ま、じゃ、ほどほどに、ね」正式OKはもらえず、というか先生はきっと断言はしてくれなそうだったから、自分で決めました。来週の最終通院が終わったら!それまではガマン!一杯目のビールを楽しみにしときます。それにしても、診察室でK医師に会うのはなんだか恥ずかしかった。だって、全然かざりっけない(それどころか、真っ裸)状態を見られてるのに、今度はメイクもして、ちゃんと服も着て。それがかえって恥ずかしかった。いつも着飾ってるのに、ノーメイクとか普段着を見せるのが恥ずかしい、ってパターンの逆バージョンも十分恥ずかしい。今更カッコつけてもねぇ、って感じ。そうそう、先生が姉について一言。「チャキチャキなお姉さんだね」「はい、私もイキナリ何を言い出すのか、と。具合が悪くてツッコムこともできませんでした」「チャキチャキ、ね」カヨちゃん、強烈な印象を残したみたいよ~。以上で、長くて短い病人生活は終了です。明日から職場復帰無茶せず、楽しく、がんばります。皆様、ありがとうございました!
2007年06月13日
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入院生活は5日間で終了。4日目の回診で、ぶっきらぼうな上司先生に許可をもらった。「もういいですよ。いつ退院しても。明日、明後日、今日でもいい」「じゃ・・・明日」やっぱり心の準備が必要だもの。いきなり今日、って言われてもすると午後に主治医のK医師も来てくれて、様子を確認した後に許可くれました。「よし!退院OK」やっぱり主治医の先生の許可がでるとホッとするなぁ。大きい病院だから、そんなに接点はなかったけど。「仕事復帰は抜糸後ね。それまでは安静に」ということで、無事退院できました。退院してすぐにしたことは・・・、シャワー!!!!洗髪は前日してもらったけど、体はまだだったので、ほんっとにすっきりしました。退院前に看護師さんから保護シールの更に保護シールを貼ってもらったので、水に濡れても安心!心置きなく、シャワータイムを楽しんだのでしたたった5日間の入院生活だけど、どっぷり浸かってしまったことがある。それは、早寝早起き。それも極端な・・・。病院の消灯時間は21:00。点灯時間は(特に言われてないけど、看護師さんが点灯にくる)6:00。その間、9時間。21:00に照明が消えてもすぐには寝れず、たいていスタンドの明かりをつけて本を読む。それでも、せいぜい22:00くらいまでかな。テレビを見ている人も、だいたいそれくらいには就寝。すると・・・ゆっくり寝ても、5:00くらいには一旦目が覚めてしまう。そりゃそうよね、仕事の時でも01:00前後に寝て、朝は7:00前に起きるんだもん。目が覚めても、まだ他の方は寝ているから、とベットでひたすら息を潜めて待つ。だけど、同じような人はわりといるようで、廊下を行き交う足音も多くなってくる。そして、6:00。既に日の光で十分明るいんだけど、照明がつけられる。朝だぁすると・・・6:15頃に看護師さんがきて「採血しまぁす」え???早すぎるんでは?・・・こんな毎日を繰り返してたら、朝がめっぽう弱い私もさすがに早起きに。退院後も6:00前に目が覚めちゃって、もったいない・・・退院を前に、点滴針を外してもらえ、オシッコ計量(毎回オシッコの量を機械で調べてた)の終了を宣言され、いよいよ開放的な気分になりました。突然訪れた短い入院生活。発見あり、感動あり、忍耐あり・・・ホントに新鮮でした。でもひとつだけ反省します。「ここらで、体調でも崩して1週間くらい入院してもいいなぁ」なんて言ってごめんなさい。確かあれは、1ヶ月くらい前・・・。バチがあたったかな。健康な体での入院なんてありえないんだから(出産だって大変だもんね)、そんなこと考えてごめんなさい。もう入院なんてしないぞ~!
2007年06月09日
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ご飯が食べられるって、なんて素晴らしいことなんでしょう腹痛開始前夜の夕食(今となっては、何を食べたかもよく覚えてないけど)以降、味噌汁をちょっと食べただけで、その後は絶食・・・水分も止められていて、看護師さんが時々口の中を湿らせてくれるだけ。しまいにわけのわからないことを訴える始末・・・「気持ちが悪いのが、手術のせいなのか、空腹のせいかわからない」いくらお腹がすいていたとはいえ、我ながら恥ずかしいそして・・・ついに水分許可がまずは、水、お茶、ポカリスウェットまで。ええ、ええ、十分です続いて、2日目の夕食から食事許可はじめての食事メニューは・・・・五分粥250g・大根と人参の味噌汁・肉団子野菜あんかけ・豆腐の含め煮・ヨーグルトてっきり5分粥だけで終わりと思ってたので、おかずがあって大喜びだけど、お粥は思いのほか多くて、しかも塩気が足りず、半分は残しちゃった。梅干があれば全部食べられたのに、なんて。豆腐のは、木綿豆腐をだしで煮ただけ。1丁まるごとだったけど・・・ものすごく味付けが物足りなくて・・・人間って、ホントに贅沢だ。ちょっと怖さもあって、ゆっくり噛んで食べたから、満腹になるのも早かったかな。病院の食事で感動したこと。・温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま出してくれたこと。 トレーが真ん中で仕切りがあって、配膳車の中ではちょうどその仕切りで 保冷温を分けられるようになっていた。すごいっ!・食事が選択できたこと。 4日目朝食から一般食になった後、事前に献立表が配られて、朝食と夕食は2種類から選べる。 例えば・・・ 「しゃぶしゃぶ」or 「和風スパゲッティ」とか。 「鰻蒲焼」or 「天ぷら盛り合わせ」とか! 迷っちゃうよ~多少、味気なくても、体には間違いなくいい食事なはず。ということで、私が食べたその他のメニューをご紹介。ダイエット食にもなるかも?【3日目朝食】・5分粥250g ・白菜の味噌汁 ・鮭の缶詰 ・大根おろし ・高野豆腐煮 ・牛乳 ・減塩醤油【3日目昼食】・冷五目うどん240g ・ポテトサラダ ・薬味 ・果物 ・ヨーグルトドリンク ・わさび【3日目夕食】・全粥300g ・豆腐とワカメの味噌汁 ・山椒焼魚80g ・さつま揚げの炒煮 ・白菜の土佐和え【4日目朝食】556kcal・米飯180g ・キャベツの味噌汁 ・鰆の西京焼40g ・青菜のお浸し ・ふりかけ ・牛乳 ・減塩醤油【4日目昼食】694kcal・七分つき米180g ・豚肉の生姜焼き ・華風煮 ・果物 ・漬物【4日目夕食】743kcal・天丼・かき玉汁・里芋の煮物・いんげんと竹輪の胡麻和え・ヨーグルト【5日目朝食】523kcal・パン90g ・バター ・ジャム ・ゆで卵 ・生野菜 ・牛乳入退院を繰り返し、4つの病院での入院経験をもつ方曰く「この病院は美味しい」何より、食事の時間が嬉しくて、看護師さんが運んできてくれると「わ~い」と文字通り両手を挙げて喜んだ。同室には6日間も食事の許可が出ない方もいたけど「早く食べたい!」って言ってた。でも、それって健康に近づいてる証拠だよね。食べること、ってホントに命をつくることなんだな、と実感。
2007年06月08日
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入院をしていると、毎朝回診がある。私の病室は6人部屋で、私ともう一人が外科患者、残りは婦人科の患者さん。外科の回診は、9:00~、婦人科は10:30~。自分の回診の時間は、必ずベットで待機してなくちゃいけない。『回診』といえば、『白い巨塔』でしょ。財前教授を筆頭にぞろぞろと廊下いっぱいに広がって後ろからついてくる助教授達。ついに『白い巨塔』を体験か手術翌朝、研修医らしい女医さん(かわいいのよ、なんか線が細い感じで。笑顔が優しくって。この女医さんが病棟での私の担当医らしい)がやってきて、チョコチョコっと様子を見た後、「また後で来ますね」と去っていった。そして9:00前に看護師さんが来て予告。「まもなく、回診ですよ~。ここで待っててくださいね。」いよいよか術後でもあり、ベットに横たわって待っていると複数の足音が近づいてくる。そして・・・カーテンの上部から覗き込む顔。びっくりしたぁ~カーテンが勢いよく開けられ、看護婦さんやら医師やらが、5人くらいだったかな。その中で一番偉そうな医師が問診。「ガハハ、どう?」「ガハハ、ちょっと傷見せてくれる?」「ガハハ、よし、大丈夫ね」「ガハハ、じゃ、シール貼り変えようか」「おいおい、そのシールじゃ大きすぎだろ。ガハハ」結構偉そうな先生だけど、なんというか・・・朗らか?ということで、こっちに話す隙を与えないまま、にこやかに去ってきました。そっかぁ、これが、回診かぁ案外、プレッシャーがかかんないものだな。高圧的じゃないし、と一安心。回診は、もちろん毎日。ガハハ先生はその後は現れませんでした。3日目、4日目は手術前に診察をしてくれたK医師の上司らしい先生だった。ぶっきらぼうで、ハッキリした先生。こっちのほうがちょっと緊張する「先生、傷よりも頭痛がひどいです」体験したこともないような、気を失いそうなくらいな(大げさ?)頭痛に苦しんでいたため、訴えてみたら「麻酔がね、頭に廻ってるんだよ。その影響。一週間は続くよ」「一週間も!?」「手術から一週間ね。とにかく、水を飲みなさい」とスッパリ。ちょっとでも気の毒そうな顔してくれたらなぁ。5日目は、初めて回診でK医師が登場。土曜日だから、若手が当番なのかな。主治医であるK医師は、回診当番でない時は、日に1回は様子を見に来てくれた。主治医って顔を見せてくれるだけで、なんだか安心するんだよね。不思議なことに。さて、この回診。必ず事前に看護師さんが、ちゃんとベットにいるかチェックしにくる。確かに先生が来ても不在だったら、ねぇ。体調がよくない時は、ベットに横たわって待ってたけど、徐々に回復してくると、寝て待ってることがなんだか不自然な気がして・・・同室の先輩方に聞いてみた。「皆さん、回診をどんな風に待ってます?」皆さん、同じようなことを考えてたらしく、前にもそんな会話をしたことがあるって言ってた。私と同様に既に歩けるようになってる方々なので、大抵はベットに腰掛けて待ってるって。中には「座敷郎みたいに、ベットの上で正座して待ってる」なんて方も。回診の順番でない人は、カーテンを閉めて、息を潜めてただただ待つ。すると、嫌でも診察中の会話が聞こえてくる。定番の質問は・・・「ガスは出てる?」「便通はどう?どんなのが出る?」「食事は食べられてる?」だから、同室の方々のガスの出具合や便の様子はお互いによぉくわかってる。ここは病院だから、みんなハキハキとありのままを答えるしこれって体の基本なんだなぁ。そういえば、運びこまれた時にも研修医に「一番最近の便通はいつ?」「最近、ガスは出ましたか?」と聞かれ、「ウ○チが出たんだから、ガスも出てるってことよね?どういうこと?」って姉に言った覚えがある。でも、この2つの違いは今ならわかる。手術後、無事ガスが出て、便通があってもなんだかお腹が張った感じがしばらく続いた。あれは、きっとガスだ。出切らないガスがお腹の中でたまってたんだ。「小腸全部出したから。普通はしないけど」(By K医師)だから、お腹の中でがんばって小腸がうまい場所におさまろうとしてたんだろうな、と思う。それにしても、先生、なんで全部出しちゃったんだろう・・・?
2007年06月08日
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「ナイチンゲール症候群」ってよく聞くけど、実際のところどうかな、って思ってた。でも、入院してみて、気持ちはわからなくない。(といって、私はかかんないけど)ナースの皆さんにやってもらったこと・・・・手術当日は頻繁に様子見・オシッコ処理(大切でしょ~)・医療系(採血、点滴、検温、血圧チェック、聴診などなど)・着替えのお手伝い・体拭き(お風呂に入れないから、背中をあったかいおしぼりでふいてくれた)・憂鬱な気持ちを紛らすようなおしゃべり・ベット周りの掃除(私のフロアでは、朝、看護師さんが一斉に部屋に登場し、一気に拭き上げてくれた。病院全体が同じではなく、担当フロアの婦長さんによって方針は変わるらしい)そして、今日!シャンプーしてくれたかれこれ、4日間、お風呂に入れず、体は毎朝おしぼりで拭き揚げるけど、洗髪だけはどうにもならず・・・そろそろ洗いたい欲望全開に!美容院か床屋にでも行こうかと思っていると、血圧を測りにきた看護師さんが一言。「髪、洗いましょうか?」『天使の囁き』って、これだったのね!!!間髪入れずにお願いし、10分後には洗面台前に。なつかしの前屈みスタイルでの洗髪で、顔もびしょびしょになったけど、嬉しさのほうが大きくって、かなり大げさに感動し続けました。ホントに、ホントに、ホントに、嬉しくて、感動したの~その後も、様子を見に来た主治医の先生や、姉、同室の方々皆さんに「洗ってもらったんですぅ~」と自慢し続けました。シャンプーが人の心をここまで明るくするとは知らなかったわ。その他にも、ちょっとした変化に気づいてくれたり、こまめに「どうですか?」って声をかけてくれる。大学病院だから、看護師さんが多くて、日替わりになっちゃうのが残念だったけど、どの方もあたたかかったなぁ。仕事とはいえ、アッパレです。こりゃ、体調崩して滅入ってる男性諸君は嬉しくなっちゃうだろうなぁ。何より、無下にされないからね。でもひとつだけ。どうして、とっても年上な患者さんに、まるで幼稚園児と話すような話し方をするんだろう。人生の先輩達なのに・・・若いナースほどその傾向が強い気がした。それはちょっと残念だったな。これって私だけ?
2007年06月08日
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手術翌日に看護師さんに「ちっちゃい!」と驚かれた私の傷口。「よかったですね。ちっちゃくて」それまで自分では見てなかったので、恐る恐る見てみると・・・「ホッチキス・・・」おおお!これぞ、ブラックジャックの顔の傷!きれいにホチキスの針が並んでおりました。全部で9針。ちょうど6cmくらいの傷。母は「ガーゼせんの(しないの)????」と驚いていましたが、今は、傷口がよく見えるように、写真のように透明保護シールを上から張られているだけ(この保護シール、1枚\400もするの!!!)。だから、マジマジと見てしまった。しかも、「見る?見る?」と家族や同室のおば様方にお披露目。甥っ子達=三太郎にも見せてあげました。興味津々&恐る恐る、覗き込む三太郎達挙句の果てには、一太郎(小学校5年生。好奇心の王者)は「ゆきちゃん、なんで盲腸になったの?」一太郎よ、それは私が一番知りたいよ・・・インターネットによると、虫垂炎は「10~30代」に多いらしい。私、ギリギリだったのね皆さん!「急性」ってほんと急なのよ~!はじめに行った個人病院の院長先生の昔話には「盲腸になった妊婦」が登場しました。いつなるかも、全くわからないって怖いよね。気をつけてね!(って、何を???)
2007年06月07日
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初日の不眠が嘘のように快眠。寝返りを自分で自由にできるようになったのが、大きいかな。傷口の痛みは、咳をする時がMAXで痛い。夜には、笑っても鈍痛になった。だから、声に張りも出てきた、と自分でも思う。今日の予定は点滴だけ。昨日より一本少ないと聞いたので、昼15:00くらいには終わるだろうと思ってたら…点滴がうまく落ちず、結局18:00頃まで。なんでも、点滴針の先で血液が固まってしまってるらしい。そりゃ、昨日の点滴から約半日、針は入りっぱなしで何も通ってないんだから、当然といえば当然。そんな時、そんな固まった血を、無理矢理押し流す。注射で圧を一気に加えるのだ。これが、時に痛い。そして押し流されると同時に冷たい水分が体内に入っていくのがわかる。なかなかうまくいかず、今日は何度かそうされてしまった。とはいえ、針を射しなおす方がイヤだな。体調面では、頭痛がまだ残ってて、結局痛み止めをもらった。これも麻酔の影響らしい。恐るべし、麻酔パワー。
2007年06月07日
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手術当日の夜は、とにかく朝が来るのが待ち遠しかった。前日、手術を終えて病室に運ばれたのが、確か、17:30頃。まだ麻酔は効いたままで、半身は動かない。足に手を伸ばして触ってみても、物体に触れている、という感覚だけで、触られている感覚は全くしない。こういう時の、皮膚は単なる「肉」の手触り・・・。その上、手術時につけられたらしい、採尿管(正式名称はわかんないな。尿道に管を挿し、そこからオシッコが出てくる)のせいで、変な違和感がある。半身に力が入らないので、ベットの上に仰向けにただ横たわっているだけ。寝返りがなかなか打てない。夜、担当の看護師さんに言われたのは↓このふたつ。・起き上がってはいけない。但し、姿勢変更はOK。・飲食は許可が出るまでは、一切禁止姿勢変更がOKと言われても、麻酔の効いた状態では体を動かすことが出来ない。しかも、麻酔が切れてくると、動くと傷が痛むし。手には慣れない点滴が繋がっているし・・・看護師さんも、そのあたりはわかっているので、クッションを持ってきてくれて体の右半身の下に置いてくれるなど、なんとか姿勢を変えようと工夫をしてくれる。ところが、一旦姿勢を変えられると、自力で戻したり更に変えることができず、またもや、モヤモヤ・・・更に・・・手術時からの、気持ちの悪さが消えず、続いたまま。そんなこんなで、ほとんど一睡もできない夜を過ごした。夜中に何度も看護師さんは様子を見に来てくれ、「気持ちが悪い」といえば、吐き気止めを点滴で流してくれた。更に、暗闇の私の顔色や表情で「あれ?寝れませんか?」と気づいてくた。そして、少し眠くなる薬を流してくれた。が、それでも状況は変わらず、全く眠れない・・・ただ、ただ、天井を見つめて、あたりが白んでいくのを待つだけ。そして、ようやく朝を迎えた。こんなに待ち遠しい朝は初めてかもしれない。朝を迎えて看護師さんに一番に言ったのは「オシッコの管、いつ取ってもらえますか?」既に麻酔は切れていて、姿勢を変えるたびにひどく違和感があったから。これがなくなっただけでも大きく違うような気がした。「そうですね。でも、そうすると、ご自分でトイレに行かなくちゃいけませんよ」そう念を押しながらも、外してくれた。深呼吸をして、「ふぅ・・・」と息を吐くと同時に、すっと引っ張られた。・・・変な感じ。何はともあれ、少なくとも一箇所はすっきり。続いては、着替え。検査着のままだったので、持参した服に着替えなくては。「ちょっと、体起こせます?ゆっくりでいいですからね」やさしく言われたと同時に、私は両手でベットの手すりを力いっぱい握り、体を起こした。「うんしょ・・・」「うわっ・・・。すごい。あっという間ですね!」私のあまりの気合ぶりに驚いた様子の看護師さん。「忍耐力だけはあるんです。気合は十分ですから」思わず、自画自賛で応える私。気合入れなきゃ、起きられない。起きられなくちゃ、トイレに行けない。「体を動かして、腸の動きを活発にしてください。ガス出しましょう。食事はそれから考えましょう」とも指示されたので、がんばりましたよ~気持ちの悪さも、手術によるものなのか、あまりの空腹のせいなのか、もうわかんなくなっちゃってたんだもん。とりあえず、食べたい・・・その一心で、一生懸命動きましたとも!すると、複数の看護師さんに「なにかスポーツやってました?」と聞かれてしまった。廊下ですれ違った同室のおば様には「ええっ!あの、昨日手術受けた方よねぇ!すごい!!」どうやら、脅威の回復力に見えたらしい。歩みこそのろいものの、いろんなことを何とか自分でやろうとする、それでやっちゃうんだもん。根性と成果が認められての「スポーツやってました?」らしい。そっか・・・私、体育会系会社員だったんだ。スポーツよりハードなウチの会社って??姉には「とかげ女」って言われたわ
2007年06月06日
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手術中は・・・何をされているのか、全く見えない、感じない。「何かゴソゴソされてる」っていう印象すらない。先生達の会話も必要最小限で、そんなに聞こえてこない。私はボーっと天井を見つめてるだけ。「もう切ったのかな~」「今、何やってるのかなぁ~」気にはなるけど、先生達の集中力を崩すのも怖く、じっと黙って時が過ぎるのを待ってた。だけど・・・なんだか気持ちが悪くなってきた。私のそんな様子に気づいた看護師さんが声をかけてくれた。「もう切ってますからね」「・・・気持ち悪い、です」「先生、患者さん、気持ち悪いそうです」「あぁ、今、腸を出したところだからね」ええええぇ~そっかぁ、普段はお腹の中にあって、空気に触れないのに、お天道様のもとに(手術室だけど)引っ張り出されて、人から触られてるから、体が反応してるのかな。それにしても、「腸、出してる」って・・・。術後の話では、小腸をいったん全部出しちゃったって。ひぇぇぇ~それをまた押し込むんだから、仕方がないよな、気持ち悪くっても血圧などには異常が見られなかったらしく、本人の訴えはそのままに手術は続けられた。ま、途中で止められても困るけど。だけど、時がたつにつれてますます気持ちが悪くなる。両手は縛られてるし、体は麻酔で動かないし、唯一動かせる頭だけを右に向けたり左に向けたり、なんとか気を紛らせようとした。「大丈夫ですか?」再び看護婦さん。「・・・気持ち悪い」「じゃ、ここに置いときますね」と嘔吐受け止め用の器を口元に置いてくれた。・・・仕方がない。でも、清潔が保たれるべき手術室で、いくら患者本人だからと吐いちゃうのは、なんだか憚られ、引き続き頭を左右に振るだけ。とにかく気持ち悪い。その一言に尽きる。せめて、なんか興味をひく会話でもしててくれたらなぁ、とさえ思う。そして、何の実感もないままに手術は終了。K医師が頭のほうに来て報告してくれた。「これくらいになってましたよ」指で示されたサイズは、7~8cm程度といったところかな。術前の説明で、盲腸は4~5cmくらいという話だったから、やっぱり腫れてたんだな。「見ます?」? ?! !両腕は動かないし、唯一動かせる頭を大きく左右に振って拒絶した。普段なら、確かに見たいかも。「人の体」展とか行きたいタイプだし・・・。でもこの時は既にかなり気持ちが悪かったので、見る気皆無!「見る?」「見ません!」「見ないの?」「見ません!!」やっと先生も諦めて(?)くれ、術後の処理が始められた。すると、今度はさっきとは違う側から先生の声。「もう『見たい』って言っても見れなくなっちゃうよ。見る?」「見ません!!!」「じゃ、お姉さんには見せとくね」「・・・? ・・・はい、そうしてください」そして先生、退室。虫垂を見せられた姉によると「液体に漬けたらちょっと小さくなっちゃったけど腫れてたって。ん~、あれ、炒めると『こてっちゃん』・・・って感じ?」体に塗った消毒薬をふき取られ、検査着を着せてもらった。半身が見事に動かない。全く感覚がないので、看護師さんに任せっきり。手術室を出て、また途中で、今度は病棟の看護師さんにバトンタッチ。ストレッチャーから、あのベットまで一体どうやって動かされるんだろう?テレビ『ER』とかでよく見るシートごと持ち上げられて移し変えられるのかな、と思ったら・・・そこはさすが最先端設備。ストレッチャーとベットの間にベルトコンベアーみたいなモノがあり、そのシートを私の体の下に滑り込ませスイッチを入れると、体がベルトに乗ったまま動かされていく。そして、ベットへの移動完了。予め手配されていた病室(6人部屋中央)に運ばれた。部屋では姉が待っててくれた。そういえば、「午後は動けない」って言ってたのに、結局ずっとついててくれて。ホントに感謝、感謝!あの時、判断力も決断力も鈍っている私を「救急行くよ」と車に乗せて連れてきてくれたからこそのこの結論。ところどころのおとぼけ(?)ぶりも、心配の裏返し、或いは妹を少しでも楽な気分にさせようとのことだと妹は信じてます(信じたい・・・)ありがとねぇ~。ホントに。さ、明日からはいよいよ30年ぶりの入院生活スタートだ。(長くなっちゃいました。ごめんなさい。姉のブログも見てみてね。姉目線の1日です)
2007年06月05日
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かくして、30数年の人生の中で2度目の手術を受けることになった。1度目は就学前だから、実質初めての手術。K医師から手術の説明を受ける。麻酔は全身でなく、半身。脊髄麻酔。すんごく痛い、と聞いたことがある。「あの、痛いやつですよねぇ・・・」不安そうに聞くと「ん?ん、ま、ちょっとそれだけね。あとは麻酔が聞いてるから大丈夫。僕達の話も聞こえるよ」K医師は、すぐに話題を変えた。でもそれが「手術中も話が聞こえる」って????イメージはあの『動物のお医者さん』で、菱沼さんが盲腸の手術中に天井の鏡で自分の腸がぎゅうぎゅう押さえ込まれるのを見て憤慨してた図。(わかる?)思わず、眉間に皺が寄った私に気づき、「ま、めったにないことだから聞いておけば?」とK医師。・・・はい、全身麻酔なんてリスクを犯すほどのことではないとよぉくわかってます。聞かせてもらいましょう。一部始終を。盲腸の手術というと、よく「剃った?」って聞かれるけど、「A.剃りません」でした。その代わり、前貼り(って言うんだろうな、あれ)を使いました。四角く切ったガーゼの一辺だけにテープを貼って、下腹部につけるだけ。まるでカーテンみたいな。準備では、ペディキュアをベンジンで取られた。手術中のちょっとした変化も見逃さないように、ってことかな。全く関係ない場所ではあるが、ピアスも取られた。もともとスッピンだったから(やっぱ、色気なかったよな~)、メイクは関係なし。検査着の下は、前貼り以外何にもありません。さぁ、ストレッチャーに乗って、いざ手術室へ。手術は30分~1時間程度なのだそう。それだけ、簡単な手術ってことね。病院の1階入口付近の救急部から3階の手術室まで横になったまま天井だけを眺めながら進む。不思議と不安はない。初めてのことへのワクワク感の方がなぜか強かったな。それと「ようやくこれでお腹の痛みがなくなる!」という期待感。ここまできたら、楽しむしかない3階手術室は、思いのほか広く、よくテレビで見かける自動スライドドアを抜けてからも2回くらい自動ドアを通り抜けた。途中で、手術着を来た2名の看護師さんにバトンタッチされる。「こんにちは、担当看護師です」とにこやかに挨拶された。思わずこちらもにこやかに「よろしくお願いします」と。やっぱ、どんな時でも挨拶は基本よね。今となっては、この時もお腹が痛かったかどうなのかは、もう思い出せない。車椅子と検査に腹痛を忘れたくらいだから、手術前で違うテンションになってたかも・・・。廊下も長くて、手術室は一体何室あるんだろう。さすが、大病院!その中の一室に到着。天井には・・・鏡はない。少なくとも、菱沼さんみたいな経験はできないわけね。ホッとしたような、残念なような。K医師も登場。手術室には、クラシックオペラが鳴り響いてた。「何~?この音楽~?」K医師も笑ってる。「先生、こんな音楽だと、ノルんですか?」「ノラないよ~」ちょっと軽めな会話で、手術前の平穏な時間。そして、まずは麻酔。検査着を脱がされ、なんかシートをかぶされて、手術台の上で体を横向きにする。諸々のケアは、看護師さんがサポートしてくれる。「はい、両足曲げてください。膝を抱えるように、上半身も丸くしてください。できるだけ丸く」猫のように背中を丸めて小さくなった。後でインターネットで調べたところ「注射に使用する針は背骨のすき間に進めるので、このすき間が大きくなるように背中はできるだけ丸く。針が入りやすくなり、短時間で終了する」ことが、この姿勢の理由らしい。「じゃ、はじめますよ。最初だけガマンしてね。」K医師の言葉で、少し体に力が入る。くるっ!痛っ!その瞬間、反射でつい腰を引いてしまった。それでも「終わったぁ」とホッとしたのもつかの間。「もう一回ね。今、(腰)引いちゃったから」 二度と腰など引くもんか!と固い決意で、まるで母親のお腹の中の赤ん坊のように更に丸く丸くなるのでした・・・麻酔を打ってから、15分位放置。胸の上あたりにカーテンのようなものが置かれ、どんなにがんばっても手術の様子が見えない状態になった。再び、K医師が手術室に戻ってきた。「あ、音楽変わってる~」いつの間には、音楽はテンポのいい洋楽へ変わっていた。・・・先生、これでどうかノッてください。冷たい液体で湿らせた布かガーゼで、麻酔の効き具合を確認する。「ここ冷たい?」「こことさっきのところの冷たさは一緒?」少しずつ、感覚がなくなってきているのがわかる。もう胸の辺りより上でしか冷たさを感じない。それを細かく何度か間をおきながら繰り返す。K「お母さん、九州って行ってたけど、どこ?」私「大分です」K「大分・・・、あ、言わないで。ん~、思い出せないや」別「・・・別府、とかでしょ?」K「あっちの方、全然行ったことないなぁ」別「俺、別府とか行ったよ。学会で。」私「もっと有名な温泉地ありますよ」K・別「え~、どこだっけ・・・」私「湯布院」K・別「あ、湯布院って大分なの?」ここはどこ????確か・・・手術室よね?という会話の後に、いよいよ麻酔の効き具合が確認された。「では、はじめます。よろしくお願いします」執刀医はK医師。もう一人は、多分その上司かな・・・?顔が見えなくてわかんないけど。もう一人、研修医みたいなアシスタントっぽい医師。計3人+看護師2名で手術は始まった。
2007年06月05日
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万が一入院した時のことを考えて、姉宅から一番近い大学医学部附属のJ病院へ。道中、姉が病院へ電話してくれた。一般外来は午前中だけで、救急しか方法がないらしい。救急に電話がつながると、電話口の医師が本人と話したいと言ったのか、後部座席で横たわる私に電話が廻ってきた。「いつから痛みますか?」「他の病院で『虫垂炎』って言われたの?」「妊娠の可能性は?」聞かれたことには、明確にちゃんと答えなくちゃ、と、きちんと答え、電話を切ると運転席の姉から「なぁに~?ゆきちゃん、がっかり~」という声が。え??がっかりって何が?「だめじゃん、もっと具合悪そうにしなくちゃ。そんなハキハキしゃべっちゃぁ」姉はホントにがっかりした様子。えええぇ~????がっかりなのぉ??病院に到着し、車を降りると姉が「車椅子持ってこようか?」と言ってくれた。確かに魅力的だったけど、「重病です」って言ってるみたいでなんだか恥ずかしい。救急車も呼べなかったくらいですから。「大丈夫、歩いていく」と例のおばあちゃん歩きで歩き始めた。すると、「手続きを先にしておく(初診だから時間がかかるらしい)からゆっくりおいで」と姉は先に行ってしまった。こうなると、車椅子よりもっと恥ずかしい。だって、嫁入り前の女子が一人で、買い物カートを押すおばあちゃんみたいな歩きでひょこひょこ歩いてるんだもん。私を遠回りによける通行人が視界に入る。でも仕方ない。進まなきゃ。かなり心細さを感じながら、建物沿いによたよたと進んだ。救急部は、幸いなことに入口すぐ右手にあった。部屋に入る寸前に、姉は私の方に振り向き「いい?演技よ演技!ここからが本番よ!」と気合入れ。確か、姉は高校時代は演劇部・・・でも、安心してお姉ちゃん、演技に関係なく私十分痛いからさぁ姉が看護師さんに説明している間も、壁にもたれかかる私の様子に、看護師さんが「じゃ、初診の手続きしてきてください。患者さんはこちらへ。5番のベットへ行きましょう」と手をとり案内してくれた。「やった、横になれる・・・」と5番のブース番号を目で追いながら近づいていく、と、「あれ?ベットがない・・・!」 ○×▲□◎§∴*%∴¥※▽↓5番ブースの中には、医療機器だけで、ベットスペースはもぬけの殻。移動式だからどっかに運ばれちゃったんだろうな。期待感が大きかっただけに、絶望すら感じてしまいそうな状況。看護師さんは慌てて、「ベットを持ってくるので、ここで待っててください」と私の手を離す。えええぇ~????ここ、どこもつかむところないんですけどぉ~前のめりになったまま、立ちんぼで待たされ、ベットが届いた時には、自らなだれ込むように横になった。はじめに診察に来たのは、見るからに若いお医者さん。研修医かな?(以後、研修医)問診の後、お腹の痛む場所と状況を確認する。「ここ?」「こっちは?」とお腹のあちこちを押しながら聞くけど、もう既に全体的に痛く感じてて、お腹も張ってる気がするし、「どこがどこよりどれくらい痛いか?」なんて聞かれても冷静に判断できません!よくわかんないままに答えるしかない。検査着に着替え、続いては研修医による採血と点滴針入れ。点滴針はプラスチックの管で、体内には3cmくらい入ってたかな。挿す時には、管の中に針が入っていて、管が挿入されたら針を抜くらしい。初めての点滴。これが、痛い!献血経験20回を超える私も驚く痛さでびっくり!しかも、2回場所を変えて挿された。そりゃそうでしょ、1度目に挿された手首近くなんて、すんごい痛かったぞ!今まで刺された注射の中で一番痛かったぞ!後で見たら、床に血がぽたぽた落ちてたし!「点滴(針の注入)はもうこれで終わりです」と研修医はさわやかに言ってたけど・・・、もう十分です続いて、車椅子に乗せられ、CT検査とレントゲン撮影へ。検査着を着て、点滴をしながら車椅子で検査場へ。救急部のすぐ前のソファに姉の姿が見えた。かなり重病人みたいなこの状況で、どんな顔をすればいいのかわからず、確か・・・力なく手を振ったような、気がする。そのうえ、あまりの状況に自分でも驚きすぎて、一瞬腹痛を感じなくなってしまった。「やばい!こんなことになって、お腹痛くなくなっちゃった!!!」マジで焦りました。あんなに痛かったのに、ホントに一瞬消えちゃったんだもん!もちろん、すぐに戻ってきたけど・・・。CT検査も初めてで、どこで目を開けたらいいのか、閉じたらいいのかわかんなくて、横になたままずっと目をつぶってました。初めてだから、もうちょっと様子を見たかったけどなぁ。また救急部へ戻り、5番ベットへ。次に現れたのは、30歳前半っぽい医師。この医師に会ったのはこの時1回っきり。一体誰だったんだろう。「はい、ごめんね」と言いながら、研修医と同じように痛みの確認をする。「ちょっと立って」やっとの思いで体を起こす。「かかとで立ってみてくれる?」え?かかとで?「あ、間違えちゃった。つま先、つま先」おいおい、間違えないでよ~ 痛いのよ~「はい、ドスンってかかと落として」痛っ!!!「あ~、痛みが響くのね」・・・かなり荒っぽい診察だわ 気をつけなくちゃ。心電図をとった後、部屋を移動され、待合室にいた姉を呼んでくれた。再び、研修医登場。今度は、婦人科系を疑う質問をして、退場。そして、また新しい医師(30代半ばくらい?)が登場。ただ、初めて&唯一、名乗った医師。外科のK医師。これまでの医師と同様に診察する。ふうぅ、大学病院って大変だわ。既に3人の男性にお腹を見られ、触られ・・・脳裏に浮かんだのは「あ、フツーのパンツはいてきちゃった」はいていたのは、かわいくもなんでもない、黒地のパンツ。ただただ、ズボンをはく時にバックラインが見えないようにするパンツ。しかも、お腹は痛く張っていて腹筋がきかないため、検査着をめくられてもお腹を引っ込めて見せることもできない。あぁぁ、色気もへったくれもないな。こりゃ。私の呟きを聞いて姉は「だめじゃ~ん!勝負パンツはいてこなきゃ!バックプリントとかもいいかな」2度目のダメだしをしながら、大盛り上がり・・・再び、K医師登場。検査結果と触診の結果、ほぼ盲腸に間違いないだろうと。かといって、すぐに切らなきゃいけない!というレベルまではまだ達していないから選択権が与えられた。盲腸だった場合(開腹しないと真相はわからないらしい)の選択肢は2つ。その1:手術その2:薬で痛みを散らす。但し、数日かけても散らせない場合あり。 散らせたとしても、高い確率で1年以内に再発。「どうします?」と聞かれたけど、私の意志は決まってた。「切っちゃってください」だってねぇ、いつまた再発するかわかんないとか、散らせるかもわからないなら、一番確実な方法で一抜けした方がいいでしょ。「わかりました」と言って、K医師退場。その時、何を思ったか、それまで様子を見ていた姉が突然言い放った。「先生!妹は昔から痛みに強くて、その妹が痛いって言ってるってことは、相当痛いんです!なのでよろしくお願いします!」えええぇ~???30歳半ばになってこんな状態で、姉にこんなこと言われて、一体どんな顔すればいいのかわからないのと驚きで先生と姉を交互に見ちゃった。先生も、当然ながらびっくりしたようで「・・・お姉さんは?」「いや、私はぜんぜんダメです!!!」「そうですか、わかりました。じゃ」K医師、本当に退場。なんだったんだろう、あの会話は・・・。姉は昔から思ったことをきちんと言葉にできる人。小学校6年の時、祖父の葬儀の時には、閉棺に「やだ!閉めないで!」と叫び、火葬の時には「焼いたらかわいそう!」と泣き叫び、涙を誘っていた。すごいなぁ、健在だ。続いて、また新しい医師(40代後半?)登場。どうやら、K医師の上司のよう。4人目の登場に思わず、笑っちゃった。「ごめんね、何度も」と言われ、私も黙ってお腹を見せる。そして、「じゃ、手術するかどうかは、Kと相談して決めます」と、退場。いよいよゴールが近づいてきたかな?その後、K医師再々登場。手術の決定を告げられた。「今、15:53です。なんと、16:15の手術開始が決まりました」ええええっっ~~????今日、一番の驚きの中、手術準備が始まった。不調に気づいて、既に16時間。
2007年06月05日
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なんの収穫もなく、トボトボと帰宅。まずは、薬を飲むために何かお腹に入れなくちゃ。この体調でも食べれそうなものを探し、結局、鍋に残ってた、みょうがと茄子の味噌汁を食べる。これだけで、わりと精一杯。なんかお腹全体が張ってる感じ。とりあえず会社に連絡。「結果が午後にしかわからないので、今日は休ませてください」続いて、姉に連絡。「『もしかしたら、盲腸』って言われた。午後にしかわからない。」すると、姉は「何?どういうこと?なんですぐにわかんないの?!」なぜかちょっとキレ気味・・・。いやいや、お姉ちゃん、気持ちはわかるけど、だって「お医者さんがそう言うんだもん。」体調不良のせいもあって、そう言うのが精一杯。姉はぜんぜん納得していない様子だったけど、「ふぅん、じゃ、わかったら連絡して。でも私、午後動けないんだよね。」当然だ。だって、小学生&幼稚園の子供を3人も抱え、家は自営業。そんな主婦に自由になる時間なんてないはず。ごめんねぇもともと、万が一の時は、タクシーか救急車で病院へ行って、病院名を姉に知らせるつもりだったから、とりあえず、姉に言われたとおりに、入院の準備(着替え、タオル、DS(←やっぱり、時間つぶしには必要でしょ?でもソフトが「脳トレ」と「えいご漬け」しかなくて、今更大後悔)、文庫本2冊、健康保険組合のしおり、生命保険証(いや、なんか調べたくなるかもしれないし)、・・・)をして、とりあえず再びベットに横になる。でも、もう寝れない。痛くて・・・。そっかぁ、3時まではこのまま待機か、と思うとちょっと気が遠くなる・・・うぅぅぅしばらくして、電話が鳴った。姉からだ。「体調どう?午後の診察って何時?」「3時・・・」「3時ぃ??とりあえず、1時間後に行くから」思考回路が鈍っていて「お姉ちゃん、午後は動けないんじゃ?大丈夫?」という気遣いもできず、聞かれることに答え、言われるままを聞いて電話を切った。約30分後、姉が到着。アパートの前で車を駐車する音が聞こえた。一人で来てるから、車止めを外すのが大変そう・・・・。そんな姿が音からイメージできたけど、体を起こせない。ごめんよぉ、手伝えなくて。がんばってね、お姉ちゃん・・・。続いて、合鍵の音が聞こえる。さっき電話を切った後に、チェーンだけは外しておいた。姉が近づく音に、なんだか気持ちがホッとした。やばい、泣きそう・・・。「ゆきちゃ~ん」姿を見せた姉の片手には、パンッパンのコンビニ袋(大)が。「さ、なんでも好きなもの食べて」袋から出された食べ物が、枕元に並ぶ。まるで・・・そうだな、中学の部活の差し入れ、みたいな?或いは「ウチの店のラインナップ」広告の写真のような品揃え・・・お姉ちゃん、これはいったい、何人分の何日分の食事???きっと、食べること大好き妹だから、食べ物を見れば少しは食欲が増すだろうと、とりあえず食べそうなものを全部買ってきてくれたのね。ありがたく思いながらも、やっと、ひとつだけヴィダーインゼリーもどきを手にとる。ところが、これ、こんにゃくゼリーで、チューって吸うのに、思いのほか力が必要で、なかなか食べ進められないその間も、姉は「あとは冷蔵庫に入れとくね」と「入んないじゃん!」とパンパンの冷蔵庫と格闘してくれた。そして、おもむろに午前に診てもらった病院に電話をかけだす。どうやら、院長婦人(受付にいた薬剤師さん)と話しているらしく、今の状況と今後のことを話しながら、時に私のほうを振り向いて大げさに顔をしかめる。声は穏やかだけど、表情はかなりお怒り気味よ、お姉ちゃん。電話を切ると「だめじゃん。血液検査の結果は明日にしかわかんないって。しかも痛みがひどいようなら、大きな病院で診てもらったほうがいい、ってよ」そして「救急行くよ!」と、さっきやっとのことでしまった冷蔵庫の食べ物を再度袋に戻し始めた。私も、今より早く結論が出るのなら、楽になるのなら、ただ寝てるよりはずっといいので、のろのろと起き出し、着替えを始めた。ところが、ここでもびっくり。さっきよりもっと歩けない。しかも姿勢をまっすぐに立てられない。45度以上腰を曲げて、歩幅も小さい。そんな様子で準備をする私を目にする度に、姉は「ははっ」と声を出して笑う。私ももう笑うしかない。力ない笑いで返すかくして、姉が到着して約30分で私は車中の人となったのです。この時、13:45頃。不調に気づいてから、14時間近く・・・
2007年06月05日
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待ちに待った、9:00からの診療開始に向け、家を出たのは8:45。結局、近所の個人病院へ行くことにした。その前に、会社に電話。 「すみません、昨夜から体調が悪くて、病院に行ってから出社させてください。」当然ながら、「大丈夫?どうした?」ってくるよね。電話口の上司もそう聞いてきた。 「あの・・・、お腹が痛くて・・・」これっておかしくない???「ぽんぽん痛い」ってお子ちゃまみたいな・・・。慌てて「盲腸でなければいいんですが」と付け加えた。家を出て気づいたこと。・・・思ったより、歩けない。ゆっくりしか歩みが進められない。自分で思ってたより、もっとおかしなことになってる、とその時初めて気づいた。変だけど、案外そんなもんだよね。もともと病弱だった幼少時代があるから、忍耐力は高い。人より、耐性は強いと自分でも思う。病院には早く着いたつもりが、私と同様に昨日から体調を崩し、夜明けを待ってたという男性が先に来ていて、私は2番目。そして、今日は院長先生の診察日。親子でやっているらしく、週2回は院長先生、残りは息子さんの診療の様子。確か、3年前に腰痛がひどくて一度だけお世話になった時も院長先生だった。かなりのご年配先生。まだ、ご健在だったのねぇ~なんて考えながら順番を待つ。ところが!!!待てど暮らせど順番が来ない。一番目の人が出てこない。痛みは徐々に増し、待合室のソファで前のめり姿勢になる。やっと呼ばれた時は、9:40。せんせ~い、いくら丁寧だからって、時間かけすぎじゃないですかっ????病院の選択間違えちゃったかな、と早くも反省。そしてやっと診察室へ・・・私の診察も約30分。実際の診察はきっと5分よ、5分!だって、最初の5分は3年前の腰痛のその後。やっと今回の症状のヒヤリングへ。ところが、途中で「ちょっと待って」と制せられるので、「あ、今のポイント?」なんて思ったら、単にカルテに書き込むスピードが追いつかないだけらしく・・・さすがに、人当たりのよい(と自負してる)私でも、ムカついてきたでも、でも、私には、この痛みが何なのか教えてもらわなくちゃならないという使命が。がんばって、ゆっくりタイミングを計りながら話しましたよ。なのに・・・続いて院長先生が話し出したのは・・・「盲腸、って言って思い出すのはねぇ~」目を細めて話し始めた。それって、先生、まだ先生が若医者だった頃の思い出話ですよね?遠い目してますけど、それって、もう30年以上前の話ですよね~??????!ガマン、ガマン・・・結局、約30分後にやっと「じゃ、ちょっとここに寝てみて」とお腹を触ってくれた。この瞬間をどんなに待ったことか。そして「じゃ、採血もしておこうかな」と。やっと、わかるんだ、この痛みのわけが!と喜んだのもつかの間。この結果は、今すぐには出ない、と。「このまま痛みがひどくなったら、どうするの?ウチには手術室ないし」と反対に聞かれ「その場合は、救急車でも呼びます!」と決意のほどを見せてみた。すると「う~ん、そうだねぇ。じゃ、お姉さんに『もしかしたら、そういうことになるかもしれないよ』と言っておきなさい。それでね、午後の診察は15:00開始だから、その時にまた話そう。電話してきなさい。会社は休むんでしょ。」と、の~んびり言われた。そっか、午後に結果が出るんなら、会社は休むしかないな。(というより、その痛みじゃ行けないだろ~!!)結局、何もわからないまま、痛み止めだけをもらって、帰宅。帰りは、もっと歩けなくなってた
2007年06月05日
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それは突然やってきた。就寝までは、全くもって普通の時間を過ごしてたのに・・・00:00過ぎ(深夜) さぁ、明日のお弁当の準備もできたし、そろそろ寝ようと布団に入る。 ん?ちょっと胸がむかむかするなぁ。 ん~、この感じだと吐いちゃうかもなぁ。 夕飯、変なもの食べたかな。夜中、トイレに行くだろうな。 ま、いいや、痛くなって目が覚めれば・・・02:00頃 ふと目が覚めた。案の定、お腹が痛い。きたぞ、きたぞ。 吐き気も引き続き。今回のはいつもの腹こわしよりちょっとハードだぁ なんて思いながらも、想定内の出来事として、迷わずトイレへ。 でも・・・なんの変化も起きない。意識が少し戻って気づいた。 「この痛み、下痢じゃない」 じゃあなんだ?と聞かれてもよくわかんない。 おへそより下側、どちらかというと右下が痛い。なんだ?コレ? これまで経験したことのない痛みに戸惑いつつも、再び・・・ その後はなんだか、寝てるのか寝てないのかわからないくらい 意識が遠のく時間と痛みを感じる時間が交互にやってきた。 おかしいぞ、このお腹。なんだろう・・・。 時計の針を見ても、一向に進まない。ほぼ10分刻みで時間を確認してる。04:00 頭の中ではいろんなことを考えてた。 さすがに「この痛みはやばいかも」と思えてきたから、まずは病院に 行くことを考えた。でも、こんな時間。救急車しかない? でも、救急車って、どれくらい痛ければ呼んでもいいの??? タクシー?でも呼んだ後どこに連れてってもらえばいいの? そして、私がとった行動は・・・・ 部屋の掃除・・・ えぇ、えぇ、わかりますとも。みなさんの「え??」って声が聞こえます・・・ だけど、救急車もタクシーも呼べない小心者の独身者には 痛みを忘れて気を紛らすことしかできなかったんだもん! それに、万が一入院、ってことになったら、姉が家に入るだろうし。 めったにこないんだから、ちょっとでもきれいな方がいいもんねぇ。 ということで、キッチン周りからリビングまで、てきぱきと片付けはじめた。05:30 掃除もそんなに時間がかかるわけもなく、痛みから気をそらすために かえっていつもよりスピードが早いくらいだったし。 そうこうしているうちに、空が白んできた。 もう朝だ。 痛みは相変わらず。っていうか、部位が広がってきた感じ。 とりあえず、頭に浮かんだのは「盲腸」。 インターネットで盲腸の症状を調べてみる。 痛む箇所=おへそと腰骨の間で一緒。 吐き気=スタートはそれだった。吐いてはいないけど。 ついでに、近所の時間外診療をしている病院も調べてみた。 隣の駅にひとつ。でも、車で行くには、ウチからは不便。遠回りしかない。 自転車で・・・?なんか、痛みを訴えても信憑性ないよな。 電車?この時間だと本数少ないから、ホームで待つのは辛いし。07:00過ぎ 再び、ベットの上で、何度も姿勢を変えながら、考えてた。 そうこうしているうちに、今度は普通の朝の時間帯になっちゃった もう、救急だなんだと悩まなくても、まもなく病院の診療が始まる。 それまで、様子をみよう。と、やっと決心。 が、まだふたつ迷ってることがあった。 1.ネットで調べた隣駅の病院に行くか、徒歩3分の個人病院に行くか 2.診察が終わったら会社に行くか、休むか ・・・お前は、腹痛いんだろっ!!!!!
2007年06月05日
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