星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2022.08.12
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 大河「青天を衝け」では「武田真治」さんが演じたのですが、残念ながら「斬首のシーンで口からネジを覗かせ不敵な笑みを・・」を覚えていません。1860年に日米修好通商条約の批准のため訪米使節団の一員に選ばれ鉄の総合工場「ワシントン海軍造船所」を見学した際にその進んだ技術力に度肝を抜かれ「ネジ」を持ち帰ったというエピソードは有名です。そして欧米に追い付くために帰国後すぐに横須賀に造船所(日本初の蒸気による工場)を建てています。

  攘夷を掲げていた新政府に対して徹底抗戦をという小栗忠順の意見は幕府から退けられ蟄居の後、上毛(群馬県)で新政府軍によって斬首されてしまいます。罪状も明らかにされず、それだけ小栗忠順の存在が薩長を中心とした新政府にとって脅威となっていたようです。

 小栗忠順の不幸は第二次世界大戦後も、ある意味現代にも続いていきます。百田氏の著書の中で『明治から戦前までは逆賊と言われ、戦後はGHQによって横須賀軍港を造った軍国主義者と見做され「上毛かるた」からも彼の名前は削除された』と書かれています。

 青天を衝けでは渋沢栄一が「資本主義の父」として改めてスポットライトを浴びましたが、彼の偉業も小栗忠順のアイデアや実行力が無ければ実現しなかったのだと改めて思います。歴史から一時、消されてしまった偉人がまだまだいるのだろうと思いながら、未だ過去の戦や戦争に負けた事によって歴史や偉業が捻じ曲げられていることに残念な思いがあり、正しい歴史や評価を教科書の中でも記述して欲しいと改めて思います。









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最終更新日  2022.08.13 11:57:51
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