星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2022.08.14
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 13日「西村経産相」が「靖国神社参拝」を行い、私費で玉串料を納めたことをニュースで知りました。閣僚の靖国参拝に関しては日本にいた時とは違う気持ちで受け止めています。というのは来星して3年後の2006年に「小泉元首相」が終戦記念日に参拝した時、 中国や韓国政府から強い懸念の意を表する発言があり、民間レベルでは中国でレストランにいた日本人がビール瓶で頭を殴られるとか日本人が嫌がらせを受けるという事件まで発生したからです。大東亜戦争中は日本軍はシンガポールも侵略しているので、ただ怖いという思いとこの時期は出来るだけ人前で日本語を話さないようにしようと思ったことを今でも覚えています。

 その後2013年に「安倍元首相」の参拝もありましたが、終戦記念日ではなかっのでこちらでは大きなニュースにはなりませんでした。

 そして2020年「小泉進次郎」氏の靖国訪問の際
「参拝に行ったことがニュースになること自体がなくなる時代にしなければいけない」とのコメントがニュースで流れましたが、その後この問題については何等かの進展があったとは思えません。


​萩市にある「高杉晋作」邸​

 そもそも「靖国神社」の始まりはと調べてみると前身は「東京招魂社」で倒幕運動の志士である長州藩の「高杉晋作」が「戊辰戦争」で命を落とした新政府軍の人達をを弔うために提唱したもので明治天皇の勅令で1869年に建てられていました。当然旧幕府軍の「西郷隆盛」等は祀られていませんが、幕府によって処刑された「吉田松陰」や「坂本竜馬」は祀られています。よくよく考えると祀られるか祀られないかの選択自体に最初から疑問符がつくのかもしれません。

 時代の流れと共に日清、日露戦争、第二次世界大戦と戦争で命を落とした人達が祀られ、今でも「A級戦犯」の14人が「合祀」されているというのが一番の問題となっています(時の政府はひっそりと1978年に合祀を行い翌年朝日新聞の報道で世間に知られることになりました)A級戦犯の判決を下した裁判自体が「戦勝国」のみによって進められたという不合理性を考えても多くの国民の命を奪った戦争へと突き進む判断を下していた人達の罪はやはり大きいと思います。

2006 年に小泉元首相が靖国神社を訪問した際のインタビューに答える記事の内容がある意味日本人の精神性を表しているのかなと思います。

A級戦犯が合祀されているから行っちゃいかんという議論。 これはね、私は、特定の人に対して参拝しているんじゃないんです。この戦争でね、苦しい思いをされ、できれば避けたかった、戦場に行きたくなかった多くの兵士がいるんです。 そういう方々の気持ちを思ってね、何という苦しいつらい体験をせざるを得ない時代に生まれたのだろうかと、そういう犠牲者に対してね、心からやっぱり哀悼の念を表すべきだなと、これ日本の文化じゃないでしょうか。

 以前日本人として戦死した中国人や朝鮮人も靖国に合祀されていて遺骨を返して欲しいと訴えているという内容の番組を見た記憶があります。逆の立場を考えればその気持ちは十分過ぎるほど分かります。A級戦犯の「分祀案」が出ていた時期もあったと思うのですが、未だに根強く靖国参拝に諸外国が抗議するのは「内政干渉」であると主張している人達もいます。もし「内政干渉」を強く主張するのであれば堂々と終戦記念日に参拝と思うところですが、日本人の持つ精神性や文化等をきちんと言葉で説明し少しでも相互理解が進むことを願うところです。

 余談ですが「ヒトラー」のお墓はあるのだろうかと調べてみると、自殺した遺体については焼失したとか諸説あるようでお墓は実在しないようです。戦争犯罪者というだけでなくユダヤ人の大量虐殺を行った人物に対してドイツは過去の犯罪者として存在を封印したいのかと思います。





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最終更新日  2022.08.14 11:54:14
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