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October 6, 2018
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星 宗…シュウ、ソウ 教…キョウ、おし(える)おそ(わる)




 ベートーベンは20代後半から持病が悪化し、聴力を失いました。
自分でピアノを演奏しても聞こえず、オーケストラの演奏も聞こえないけれど、
自分で歌う声だけは身体内部で確認できたそうです。
 そんな事情から型破りな「合唱付き」の第九ができました。


 歌詞は、ベートーベンが愛読していたシラーの詩から。
「空を複数の太陽が駆け巡る」という一節があります。日本語訳で「星々が駆け
巡る」「太陽が駆け巡る」のように訳されると、天動説にもとれますが、実は、
カントの「星雲説」(恒星の集まりが銀河をつくっている)に基づく詩です。
 これは、地動説を受け入れていないカトリックには肯定できない内容でした。




 また、第4楽章ではシンバル、トライアングルが演奏に加わります。
今でこそ、オーケストラに入って当たり前の楽器ですが、ベートーベンの時代、
シンバル、トライアングルといえば、お隣オスマン・トルコの軍隊行進曲の楽器
でした。
 オスマン・トルコはカトリックとは敵対するイスラムの国。カトリック教会から
すると、とんでもない物を取り入れた音楽だったわけです。


 ベートーベンの第九は、続くロマン派への扉を開いたといわれます。
19世紀に入り、フランス革命を機に、教会の力が衰退すると、音楽も宗教から
一線を画す方向へ進みました。


​          参照元:伊藤乾『人生が深まるクラシック音楽入門』幻冬社新書​​






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Last updated  October 6, 2018 12:00:37 AM
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