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May 31, 2020
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カテゴリ: ミステリー三昧
ガストン・ルルーの『黄色い部屋の謎(秘密)』は、密室ミステリーのこのタイプの物では最高峰と言えます。書かれた年代の古さを考えると、パイオニアにして既に行き着くところまで行ってしまったという感じもします。

 ルルーは、ロー・スクール卒業後、弁護士試補になり、『エコー・ド・パリ』紙に法律や訴訟についての記事を書くようになりました。次いで戯曲も発表、怪奇小説を書き始めました。
 『黄色い部屋の謎』『オペラ座の怪人』ですっかり有名になりました。



 探偵役のルールタビーユ(あだ名でコロコロ坊やの意味)は若き新聞記者、語り手の「私」サンクレールは弁護士です。どちらもルルー本人の職業経験から出ているのでしょう。
 ルールタビーユは、ホームズと同じ天才型で、うぬぼれも相当なものです。このうぬぼれが鼻につくところもあります。

 16歳と6ヶ月で未解決バラバラ事件の左脚を発見したルールタビーユは、スタンジェルソン嬢が密室で襲われた事件に興味を持って、私と共に現場に乗り込みました。パリ警視庁の名刑事フレデリック・ランサンと火花を散らす推理合戦を繰り広げ、最後に犯人を突き止めます。
​「こんな不思議な事件は、フィクションの世界にもないだろうね。『モルグ街の殺人』でエドガー・アラン・ポーが考えた密室トリックだって、これと比べればたいしたことはない…」(註)コナン・ドイルも『まだらの紐』という短編でおなじような難事件を扱っている…​

と、自分の推理力に対する自負はたいしたものです。
 ポーもコナン・ドイルも探偵小説の先駆者です。『黄色い部屋の謎』とはタイプの違う密室ですが、『モルグ街の殺人』も『まだらの紐』も魅力的な作品です。それを「たいしたことない」と言い切るのは、うぬぼれが過ぎるかなと思います。
 ともあれ『黄色い部屋の謎』が一読の価値があることは間違いありません。

   引用および参照元:ガストン・ルルー 『乱歩が選ぶ黄金時代のミステリーBEST10 2』
            長島良三・訳 集英社@文庫





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Last updated  May 31, 2020 12:00:20 AM
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