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☆茄…カ、なす、はす、なすび

「瓜(うり)の蔓(つる)に茄子(なすび)はならぬ」などど言います。「平凡な親から才能のある子は生まれない」という意味ですが、ことわざの中には「鳶が鷹を生む」という正反対の意味の言葉もあります。
子どもが才能を発揮するかどうかに関わるのは、遺伝が半分、環境が半分だといわれます。運動神経は80%以上が遺伝で決まるとも聞きます。
作家のO氏には3人のお子さんがいますが、下2人のお子さんは、イエーツの詩を原語から、自分ならどう翻訳するかという話題で盛り上がる、というのが家庭内の日常だったそうです。長男さんは、音楽家の道に進まれました。
ご一家の周りには、俳優さん、映画監督さん、音楽をされている方々などが多くいらっしゃいました。幼少から文芸・芸術に触れ、必要ならプロの人から学ぶ機会も与えられる環境がありました。
遺伝のみならず、環境が才能を育てるのは確かだと確信した話でした。
もちろん、ある程度成長してから、逆境に負けず自らの努力で才能を開花させる方たちもたくさんいます。ですが、幼少時は大人から与えられる環境が全てです。
子どもが、食事を提供されるだけでなく、大学生のお兄さん、お姉さんに宿題を見てもらったり、大人に相談に乗ってもらえる「こども食堂」のような場は貴重です。
全ての人が「茄子」である必要はありません。親以上の存在になる必要もありません。瓜なら瓜で、その人らしい瓜であればいいと思います。ちょっと形はいびつでも甘い瓜であったり、のっぽさんの瓜であったり、色つやのいい瓜であったり。
ただ、子どもに生長(人として成長)するための栄養をあげる責を負うのは大人であることだけは間違いありません。
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