PR
Calendar
Comments
Keyword Search
Free Space
世田谷の学校に勤めていた頃「砧公園」は遠足の行き先の一つでした。
砧公園
砧の地名は、世田谷区のH.P.によると、7~8世紀の頃、朝廷に納める麻布を、砧板で叩いて柔らかくし、艶を出すために用いた道具の名前に由来するといいます。布を砧で叩くのは女性の夜なべ仕事でした。
この頃の庶民の衣服は、麻か楮(こうぞ)・藤・葛(かずら)などの樹皮から繊維を採りました。木綿が一般に着られるようになったのは、ずっと後の時代です。
採った繊維を蒸して、川で晒した後に織りました。麻などの布は洗うと硬くなるため、織った布を叩いて柔らかくしたそうです。
多摩川で、布を晒す情景は、万葉集の東歌にも詠まれています。
多摩川に曝(さら)すたづくりさらさらに何ぞこの児(こ)のここだ愛(かな)しき
(多摩川で、さらさらと布をさらして作るように、今更のようにあの娘がどうしてこんなに愛おしいのだろう)
現在の多摩川と二子玉川ルーフガーデンに引かれた多摩川の水
☆砧…チン、きぬた ☆杵…チョ、きね
「 杵臼の交わり
」は、後漢の時代の故事から。太学(たいがく)に留学していた公沙穆(こうさぼく)は、学費を稼ぐため呉祐(ごゆう)に雇われて臼つきの仕事をしていたが、呉祐がその学力に驚き、親友になったという話が元。
「 昔取った杵柄
」は、過去に鍛えた腕前、身につけた技能が、今も衰えず身についていること。
●○壺中の天○● September 28, 2024
◇●はげ?ちび?おかっぱの女の子?●◇「禿」 September 24, 2024
▽斧の用途は?▽「斧」「淵」「蚤」 September 16, 2024