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いつか行きたいと思いながら、遠くてなかなか行けずにいた山梨県立美術館に行ってきました。山梨県立美術館といえば、バルビゾン派のジャン=フランソワ・ミレー(あの「落穂ひろい」を描いた画家)の作品を数多く収蔵し、特に『種蒔く人』が観れる美術館として有名です。常設展示は『ミレー館』から観ていきます。入り口からずらりと並ぶミレーの作品が12点。最初に目にするのは『ポーリーヌ・V・オノの肖像』は22歳で夭逝したミレーの最初の妻を描いた魅力的な肖像画です。続いて『眠れる針子』と言う作品に続きますが、この作品は9人の子を育てた二人目の妻を描いたもので、その丁寧な描写と居眠りをする様子を描いたところに深い愛情を感じます。3番目は四季を描いた連作のうちの春の作品「ダフニスとクロエ」1800年ほど前のギリシアの小説を題材にした美しい愛の物語。全体的に明度が低く暗いのですが、二人の戯れる様子に暖かさを感じます。そして4つ目は「落穂拾い」あのオルセー美術館の物と同じテーマで描かれた作品です。この作品は貧乏な農民の後ろに富裕な農民が描かれた作品で、美しだけでなく現実味までも描写しています。それからもいくつか興味深い作品が続きますが、なんと言っても『種をまく人』ですね。(今年の美術検定試験にも出ていました)この作品は「農民の画家」としてのミレーの代表作の1つ。大胆なタッチに凄まじい力強さを感じさせるパワースポット絵画と言いたくなるような作品です。観ることができて良かった。さて、この美術館はミレー以外にも非常に多くのバルビゾン派の作品を収蔵しています。コローやテオドール・ルソーにトロワイヨンにクールベなどの絵画をミレーと一緒に観ることができるのはとても嬉しい。さらに、シャガールの版画『出エジプト記』のシリーズは素敵でした。遠く離れているけれど、また会いに行きたくなる。そんな魅力ある作品に溢れる美術館でした。
2012年11月29日
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星の降る中を散歩して行き着いた「oazo」。見えなくなるまで見送って。
2012年11月26日
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新しい東京駅は、どこか懐かしいようであり、少しばかり異国のようでもあり。不思議な光を放っておりました。
2012年11月25日
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11月の夜。相変わらず新しい発見。いつもよりずっときれいに見える。
2012年11月24日
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水たまりの落ち葉と、雨上がりの一瞬の晴れ間。
2012年11月23日
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鎌倉の紅葉は12月くらいと言いますが、そろそろ見れるのではないかと思い、出かけてみました。鶴ヶ岡八幡宮は平日なのに参拝者が多く、外国の方や学生さんの姿が目立ちました。やはり紅葉には早く、山はほとんど緑色。それでも木の種類によっては数本ばかり色づいているものもあります。もっと山の方に行けば紅葉が見れるかも知れない。人力車がとても魅力的に見えます。結局、鶴ヶ岡八幡宮と小町通りを散策して来ました。紅葉はまだ先です。
2012年11月22日
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国立新美術館『リヒテンシュタイン華麗なる侯爵家の秘宝展』。10月13日~12月23日。雨の土曜日。乃木坂の美術館に展覧会を観に行って来ました。オーストリアとスイスの間にあるリヒテンシュタイン。オーストリアハプスブルク家の臣下として今から400年程前に侯爵となって今に伝わる歴史のある国です。17世紀というと、美術ではバロックの時代。今回の展覧会では、バロックはもとより、それ以前のルネサンス期から、バロック後の新古典主義の時代まで幅広い侯爵家のコレクションを閲覧できます。見所は、バロックの部屋。バロック様式の家具や調度品、絵画を実際にあるように左右対称に展示したり、天井画を天井にはめ込んだりと、臨場感のある侯爵家のバロックの部屋を体験できます。見上げると空に突き抜けるように描かれた4枚の寓意画は一見の価値あり。また、ゴシック様式の調度品の素晴らしい造形には目を瞠ります。リヒテンシュタインコレクションには、フランドルの画家たちの絵画もペーテル・パウル・ルーベンスを中心にヴァンダイクの絵画も数多くあり、今回はルーベンス直筆と思われる、ルーベンスの娘の肖像画が展示されています。ルーベンスの大きな絵画はたいてい工房で作られているので、実際にルーベンスが筆を入れて描いている絵画を間近に観ることができるまたとない機会です。他にもファン・エイクにラファエルやクラナッハ(父)、さらに、レンブラント、フランス・ハルス、そしてマリー・アントワネットの宮廷画家として名を馳せたヴィジェ・ルブランなどの絵画も観ることができます。宮殿の部屋をそのまま持ってきた様な、趣向を凝らした面白い展覧会です。じっくり観るというよりは、雰囲気を楽しんでみるのも良いかも知れません。最後のミュージアムショップでは、ベルサイユのばらの池田理代子さん書きおろしのリヒテンシュタイン物語(1000円)もお勧めです。【送料無料】ミニ国家「リヒテンシュタイン侯国」 [ 植田健嗣 ]
2012年11月17日
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日頃美術館に行ったり、絵画のテレビ番組ばかり観ているので、せっかくだから公的な資格は無いものかと探したらすぐに『美術検定』を見つけました。それが今年の夏頃。1級から4級までありますが、2級からは記述式で合格率も30%と難関。3級になると70%近い合格率。全問マークシートながら挑戦しがいのある内容でした。そんなわけで3級を申し込んでから、ついに今日、受験日を迎えました。説明15分受験時間60分で95問。それほど余裕はありません。7割くらい取れれば合格ということですが、明確な合格基準は示されていませんので、少しでも多く点数を取りたいところ。さて、初めて1問目。「右の図の作者はだれですか」て、キリストが十字架に磔になっている絵画です。教科書に見覚えが無い絵がいきなり出てきました。4択問題ですが、考えてもわかりません。ディーラー?グリューネヴァルト?ホルバイン?クラナッハ?この時代はみんな宗教画を描いているのでその線からは答えが見つかりません。1問目からさんざん悩んだあげく、「クラナッハがルターと仲が良かったし、これは新教に関連のある絵画かも知れない」などと理由をでっちあげてクラナッハで答えました。(あとで答え合わせしたら間違っていましたが…)そんな調子で、わりといじわるな問題が続いて悩みながら回答して行きます。そして、全部記入し終わったのが終了15分前。なかなか手応えがありました。家に帰って来てから自己採点をしたのですが、それでも答えがわからない所が3問もありました。3級侮りがたし。自己採点は合格推定ラインちょうどくらい。どっちに転んでもいい体験ができました。ちなみに、使ったテキストは「美術検定公式テキスト 西洋・日本美術史の基本」「美術検定練習問題」「乙女の美術史(日本編)(世界編)」あとは、2週間に1回くらい何かしら展覧会に出かけているのが役にたちました。【送料無料】乙女の美術史(日本編) [ 堀江宏樹 ]【送料無料】乙女の美術史(世界編) [ 堀江宏樹 ]
2012年11月11日
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