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以前、Force Majeureで、下記のように紹介した、 Force Majeure フォースマジュール(不可抗力) Majeureは「偉大な」の意味で、Forceは力ですので、この言葉を直訳すると「偉大な力」、act of God(神の行為)とも言われている、契約を結んだ当事者が自分の力ではどうすることもできない事柄のことを意味します。 通常、契約書の中には、不可抗力条項というものが設けられ、そこには不可抗力であるとされるものが列挙されます。以下がその典型的なものです。 Fire 火事Flood 洪水Storms 嵐Earthquake 地震Typhoon 台風Tidal wave 大津波Plague 疫病Epidemics 伝染病Governmental laws 政府の法律Governmental Orders 命令Governmental Regulations 規則Sanctions 経済制裁Restriction 制限War 戦争Armed conflict 武力衝突Hostilities 戦闘Mobilization 動員Blockade 海上封鎖Embargo 禁輸措置Detention 拘留Revolution 革命Riot 暴動Looting 略奪Strike ストライキLabour dispute 労働争議Unavailability of transportation 輸送手段の使用不可Severe economic dislocation 深刻な経済混乱 上記のような状況が発生した場合には、契約上の義務や責任が遂行を行わないことに対して責任を問われないとされるのが、契約の大原則の1つです。今回の経済混乱で、Force majeureを適用されかねないのが、コレ、"米国債デフォルト" 当然そのときは、米国はメンツを捨て、過去の米国にサヨナラする覚悟で実行するだろう、となると、下記の現実性が増してくる、( 続)米国はドーなるの?2007.10.24 参照、) 米、カナダ、メキシコが統合へ? 保守派懸念の ... 【ワシントン=USA TODAY(産経)】 2007.10.23 21:58 米国、カナダ、メキシコが統合し、欧州連合(EU)のような北米連合となる構想が政府間で話し合われているのではないか、と保守派の活動家が懸念を深めている。 背景には3国政府が頻繁に安全保障や通商問題で会議を開き、その内容が公表されていないことがある。政府はいずれも「統合の構想はない」と否定しているが、「安全保障と繁栄のための協力関係(SSP)」と呼ばれる秘密会合が憶測や批判を生んでいるようだ。 保守派活動家のジェローム・コルシさんは「連合構想を裏付ける多くの証拠がある。私がそれらを挙げると陰謀家と決めつけるだろう」という。 カルロス・グティエレス米商務長官は「根も葉もないことだ。全くのミスリーディングであり、うそである。3国間協議はより効率的、生産的な関係を検討しているだけで、主権にかかわるものでは決してない」と明確に否定する。 人口4億4000万人、ユーロならぬ「アメロ」が共通通貨として通用し、物や人が自由に域内を動くことになるという保守派の不安は今のところ杞(き)憂(ゆう)にすぎないようだ。そのアメロ、 天木さんも言っていた、(アメロ、ホントに登場20086/19参照、) あたらしい金融体制をつくろうとしている米政権2008/6/16 しかし、この日高の論評の中で私が驚いたのは、「ブッシュ政権が今あらたな金融体制づくりに努力中である」という事に言及していたことである。日高はそれ以上の具体的な事はこの論評では何も述べていない。しかし、私は、このくだりを目にした時、即座に、6月始めに米国に滞在していた時に耳にしたある米国人の言葉を思い出したのだ。彼は言っていた。ブッシュ政権は国民に知らせることなくあらたな試みを始めている。それは北米大陸の統合だ。今北米大陸のど真ん中をカナダからメキシコを一直線に縦断する16車線の一大高速道路を建設しようとしている。そして、ドルに替わるあらたな統一通貨をつくり、北米大陸を統合しようとしている、と。私は、にわかにそれを信じる気にはなれなかった。その後、どこを探してもそのような公開情報は見当たらない。そんな中での日高の言及である。「ブッシュ政権は今あらたな金融体制づくりに努力中である」、 これは何を意味しているのか。又、玉蔵さんは、(抜粋で)ペンションでもやりましょうか (09/28) さて、いろいろな組織、企業、派閥が、その一つ一つを見ればそれなりにちゃんとした理由があって動いているようにも見えますが、まぁ大きくいうと猿芝居です。アメリカだって必死にAIGの救済など資金供給をやって、暴落を防ごうと努力している。わざと没落させようとしているようには見えないという意見もあるでしょう。しかし、そうではありません。第三次世界大戦に向けてのシナリオなのです。アメリカの破たんは世界を混乱に陥れる餌だとは毎回言っていることです。 第三次世界大戦に行くと言っているし、サテサテ、このままではすまないのだけは確かなようだが、
2008年09月30日
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Update救済案は今、審議が続いており、CNBCで実況中継している、 http://www.cnbc.com/id/24596546 昨日は、Nancy Pelosi下院議長(女性)の会見、 "The party is over for Wall Street"「ウォール街の宴は終わった」を聞き、さすがと思い、個人的に楽観的な見方をしたが、 今日、masayangの記事、「実はポールソン原案に近い?」、→妥協案では「まず2000億ドル」みたいな制限がかかっているように表現されているが、実際は財務省が(法案通過後)すぐにでも7000億ドルの最大枠を確保できる。→が、財務省はすぐに動くわけではなく、救済すべき対象を絞り込むまで数週間待つらしい。なんだかんだいって、日本の護送船団方式の真似。→財務省買取価格と、株式取得の話。買取価格が1億ドルを越える場合は、新株取得権ももらえるらしい。ただし、買取価格は「当該資産の当初購入価格」までオッケー。(なんてこった) こういう重要な要点を公の場で説明せず、限られた投資家向けにこっそり教えるのはけしからん。(とYves嬢は嘆いている)→これはポールソンに一貫した姿勢らしい。財務省に泣きつくと、ベアスタやAIGみたいに扱われる。救済は入るが、経営陣のクビは飛ぶ。ボランティア的に動けば、財務省は実に丁重に扱ってくれる。→経営陣報酬の上限は「冗談」としか思えない仕掛け。既存の契約は全く影響を受けない。この救済案が実行される二年の間に始まる経営陣契約にのみ、報酬上限が設けられる。そして、Mishの記事、Final Push To Kill The Bailout Monstrosityのコメント、"Nancy Pelosi is a shill for President Bush."ぺロシ議長はブッシュのさくらである、などを見て、昨日の下記写真、 は撤回する、憂鬱な顔のポールソン含め、みんなホント役者だ、感心するわ、(オレもお人よしだナ、スッカリ信じてしまった、)で、先ほど、CNBCでホイットニー女史いわく、Taxpayers Will Be Losers in Rescue Plan: Whitney住宅価格が底も打っていないのに、7000億ドルの投入は効果がないばかりでなく、国民に過大な負担を強いるものである、政府はこの救済が誰にとって利を生むのかを再考する必要がある、少なくとも今のままでは国民ではなく金融機関にしかメリットがない、と、又、共和党の女性議員は、Republican Congresswoman: I'm Leaning 'No'今の私の心境は、今回の救済案について"No"です、と、昨日、合意された改定救済案だが、一夜明けて、内容がかなり把握されてきたきらいがあり、状況が変わってきている、投票終了まで結果はまだ分からない、それにしても、審議中にワコビアの買収って、財務長官、 演出がうまいっス! 更新日時 2008年9月30日 1時58分13秒 追記)上院に行く前に下院(N228/Y205)で否決され、こうなる、 で、損失を比較すると、It Makes the Bailout Seem "Cheap"...昨日の下げによる株式の損失の方が、救済額7000億$を上回っていると、 だからドーよ、なんだけど、
2008年09月29日
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午前中、USDKRWが持合を抜けた、 5m Real Time Chart 5分足1d *日本時間は +7時間で、 韓国株式市場 9月危機はまだ終わっていないのか、 参考)韓国、Black September 続)韓国、Black September
2008年09月29日
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9/29の週の予定など、 Tradersスケジュール & ロイター http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT827532920080926 29(月)中国市場休場(「国慶節」~3日) 米8月個人所得(21:30/0.2%) 米8月消費支出(21:30/0.2%)30(火) 上半期最終日、 9月独失業率 (17:00/7.6%) ユーロ圏9月消費者物価(18:00) 米7月S&Pシラー住宅指数(22:00/前年比‐16.1% ) 米9月シカゴ購買部協会景気指数(22:45/53.0) 米9月消費者信頼感指数(23:00/55.0)1(水) 香港市場休場(「国慶節」) 9月日銀短観(8:50/-2) 8月ユーロ圏失業率(18:00/7.3%) 米9月ADP雇用統計(21:15/-5万) 米9月ISM製造業景気指数(23:00/50.0) 米8月建設支出(23:00/前月比-0.5%) 米9月自動車販売(458万台)2(木) ECB理事会金利発表(20:45/-) 米新規失業保険申請件数(21:30/47.5万件) 米8月製造業受注(23:00/-2.5%) 8月米耐久財受注改定値(23:00/‐4.5%)3(金) 米9月雇用統計(21:30) (失業率6.1%・非農業部門雇用者数変化-10万) 米9月ISM非製造業景気指数(23:00/50.0)4(土) 証券投資の日先ほど、合意があったウォール街救済法案、内容見るより、こちらの写真見る方が早い、http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20080928AS2M2800U28092008.html ワシントンの議会で記者会見する米民主党のペロシ下院議長(中)とポールソン米財務長官(右)=28日〔AP〕私的には、左の(おそらく共和党かな)議員の笑顔が印象的、コレで、11月の改選選挙が戦える、と、さて、月曜日のNKはドーなるのでしょう、乞う、ご期待で、
2008年09月28日
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昨日は久しぶりにミニストリーの機会があった、 くしゃみが続いていそうな彼を見て、私)鼻の調子、悪いんですか、相手)左が鼻炎です、くしゃみが出やすいんです、私)いつごろからですか、相手)もうだいぶ前です、私)思い当たる原因あります?相手)左で(サッカーの)キックしてましたんで、多分それが、私)ちょっと失礼、(左の鼻に指を当てる)しばらくして、薄い黄緑色の痰汁みたいなグジュグジュがイメージで見えてきた、さらに続けると、そのグジュグジュが乾いてきた、そして、地面が盛り上がるような感じで、茶色に変わり、草が生え始めた、さらに、一面草原となって、ナントナクいい感じ--、これでOKかな、で終わり、約2分、その場で彼はすぐに仕事に戻ったので、その後のことは聞いていない、今度あったら具合を聞いてみよう、
2008年09月28日
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Updateなんだかんだで、記録づくめの一週間だった、TEDスプレッド3%超え、Liborが4%、WashingtonMutual米銀史上最大の倒産&買収、 http://jp.youtube.com/watch?v=Qn_HfRmmKZY香港銀行、取付け騒ぎ、FRB中小向け緊急融資、今週平均393億ドルへ、米銀4位ワコビアが身売り検討、米銀10位ナショナル・シティ株が急落、そして目下の注目が、週末に決着がつかなかった、金融安定化法案、コレ、現地(米国)では、ウォール街救済案、銀行救済案と呼んでいるとか、ここ、1-2日の動きを見ていると、日増しに、いや時間増しに、この案の(原案のままの)成立が難しくなってきているのを感じる、ルビーニ教授は、RGE Conference Call on the Economic and Financial Outlook..and why the Treasury TARP bailout is flawed.で、It is a disgrace that no professional economist was consulted by Congress or invited to present his/her views at the Congressional hearings on the Treasury rescue plan.7000億ドルもの予算について経済の専門家に誰一人アドバイスを受けようともしていない、人を馬鹿にした話しだと、FEDと財務省で勝手に決められた金額が独り歩きしている、おかしな話しといえば、それまでだが、しかし、政府が今、もっとも恐れているのは、予算のテクニカル的な話しよりも、ポールソン自身にメディアの批判が向け始められていることではないか、まず、Bloombergが口火を切る、 金融支援案はゴールドマン報酬支援策?-M・ルイス2008-09-25いずれにしても、ゴールドマンが7000億ドルをどのように自社のために利用するかについて答えをはじき出すまで、長くはかからないだろう。そのことは信じていい。つまりは、米資産家ウォーレン・バフェット氏がそうしたように。FTが続く、ゴールドマンにとって良いことは米経済にとっても…2008年09月26日(金)18:00 抜粋けれどもゴールドマンの公の顔と、民間企業としての顔は、潜在的に対立する性質のもので、今回のウォール街の大暴落はその矛盾をむきだしにしている。ポー ルソン氏は、財務長官としての今の自分はただひたすら「アメリカの納税者」のことだけを気にかけていると強調する。しかしこのほどの財務省と連邦準備理事 会(FRB)の介入で、最も得をした中にゴールドマンがいる。私自身は、ポールソン氏は国のためを第一に考えて努力する節度と信条の人物だと思っている。 読者の皆さんもそうかもしれない。それでも尚、ゴールドマンが得をしているというこの事実は、やはり気になるのだ。 もうイッチョ、強欲な銀行幹部たちのせいで階級闘争が―― 2008年9月27日(土)00:06 抜粋7000億ドルの公的資金でウォール街のひどい借金を洗い流そうという米財務省の提案について、共和党のニュート・ギングリッチ元下院議長は、「ひどい、 ひどいアイディアだ」と批判。ゴールドマン・サックス出身の経済顧問を抱えたホワイトハウスは、ゴールドマン出身者にだまされているのだと攻撃した。(中略) ここ2週間ほどの混乱に巻き込まれた会社のベテラン社員によると、彼の会社のCEOに金色のパラシュートを諦めるよう、最大の圧力をかけているのは、メイ ン・ストリート(各地の中央通り、金融業界ではない一般市民の意)でもなければワシントンでもなく、社内の怒れる社員たちなのだという。 いずれもGSとポールソンのつながりをハッキリ指摘する、 下記など見ても、チョっと考えてしまう、 ウォール街の大物の株式資産 財務長官という地位の役得が表れてしまっているのではないか、 こちらはEconomistの最新号の表紙、 Saturday September 27th 2008こうなると、議会は米国民の声を無視できなくなる、FTの9/27記事が指摘のように、米国は「国民」という魔人を復活させてしまったのかも知れない、で、園田さんの情報によれば、チェスの天才経済学者が語る恐怖のシナリオ2008/09/27 16:53 抜粋経済学者が指摘した大手銀行の破綻とはWaMuのことだったのでしょうか?私は他にあると睨んでいます。シティグループの動向がとても気になる。さて、1ヶ月前にこの米国メルトダウンを明言していた経済学者は、その後も英国メディアを通じて警告を発し続けています。その発言内容が実に恐ろしい。 「米国には1-2兆ドルの緊急援助が必要」「米国の金融安定化法案は厄介な問題を引き起こす。信用問題は米国経済全体に拡散し、自動車業界や学生ローンや商業不動産にまで波及するだろう。」「米国のリセッションは全く特別なもの。しかも2年間に及ぶ危険性がある。」現在マケイン候補の政策アドバイザーも務めているこの経済学者の発言は、いずれも緻密な計算に裏付けされたものと受け取るべきでしょう。なんといってもこの経済学者は6歳から始めたチェスの天才としても世界的有名人なのです。そして現在はインターナショナル・グランドマスター。しかも、この経済学者の頭の中には、日本の金融危機データも詳細にインプットされています。日本メディアがほとんど取り上げてこなかったこの経済学者の名前は、ケネス・ロゴフ(Kenneth Rogoff)といいます。 とりあえず写真だけ、 http://www.economics.harvard.edu/faculty/rogoff で、ヤッパリCITIに来ると、(決算発表予定10/16(木)、)追記)合意するであろう内容、不良資産買い取り制度、創設へ米議会と政権合意2008年9月28日17時19分 朝日 抜粋 大筋合意案によると、総額7千億ドルの全額をただちに使うのではなく、まず2500億ドルを投入。その後大統領の判断で1千億ドルを投じ、2年以内に残 りの3500億ドル分が議会の了承を得て実施される。 政府による買い取りは、住宅ローンや商業不動産融資のほか、住宅ローン担保証券(MBS)など幅広い金融商品が対象。安値で買うために競売を実施し、買い取った資産は財務省が長期保有して計画的に売却する。 納税者の負担を避けるため、議会側は、救済する金融機関の経営陣の報酬抑制や、救済金融機関の株式取得権を政府が持って影響力を確保することを求めた。(中略)政府の損失を5年後に穴埋めするため金融業界が資金を拠出するなどの案も掲げた。 終わったみたいーー、(上記内容はCNBCのOnline版とほぼ同じ)実質半分以下の予算、政府の買取は競売、政府による対象金融機関の株式取得権利付き、しかも5年後に政府が損出したら金融機関で資金拠出、果たしてコレでGSが納得するかな、 少なくともポールソンは笑っていなかった、
2008年09月27日
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Update昨日のFRB議長の議会証言をTiny Starさんがまとめている、あいまいな根拠で強引に通そうとしているのだが、問題は、★なぜ7000億ドルなのか、★どんな証券を買い取るのか、★買い取るとどうして貸し渋りはなくなるのか、★買い取るときの基準は何か、★誰が価格を計算するのか、★そもそも7000億ドルで足りるのか、イチイチもっともで、こんな基本的なことがハッキリしないでよく法案が通るものだ感心する、この7000億ドルだが、Jesseによれば、 ProPublica - History of US Government Bailouts http://2.bp.blogspot.com/_H2DePAZe2gA/SNrPwUbkFuI/AAAAAAAAEeA/d29PiKY3HY4/s1600-h/Midas0924A.png 如何に、過去の救済と比して大きいかわかる、改訂版経済救済案のなかには、妥協案で救済対象になる企業の経営陣の給料を規制する、というのがあるそうな、その給与、Econompicsによれば、 Pay for Performance?だそうで、確かにコレ見ると、国民一人当たり2000$といわれる今回のウォール街救済は納得がいかないかも知れない、 しかしロイターによれば、 [ワシントン 24日 13:00] 米下院金融委員会のフランク委員長(民主党)は24日、民主党が金融安定化法案で合意したと表明した。 法案可決に必要な支持が集まり、同法成立のメドが立ったとしている。 同委員長は「民主党の上下両院が、法案のあるべき形で合意した。明日の午前10時に共和党との会合を予定している」と述べた。 また、公的救済の対象となった金融機関経営幹部への報酬制限など、議会による監督は厳重になるとの見方も示した。と、すでに、成立に向かい始めている、 政府は一体いくらで、不良資産を買い取るつもりなのか、日々下がり続けている住宅価格の先読みができるとでも言うのだろうか、ARMの来年、再来年の借り換えを考えただけでも、マダマダ住宅の下げ相場は終わらないだろう、しかも成立したところで、危機は収まらない、 絶対額が7000億$ではとても足りない、焼け石に水だ、一時しのぎばかり続けていると、無駄な損失ばかりが膨らむ、ここは再度、ジムロジャーズの言葉に耳を傾けたいところだ、 Jim Rogers Call To "Abolish The Fed" A Sound Idea『景気後退のどこが悪いんですか? 景気後退を避けようとすれば、もっとお金がかかります。私たちは景気の後退を何百年間も何回も経験しているんですよ。森林火災みたいなものです。 自然といらない草をきれいにする仕事をさせて、再生し、より強い土台をつくらせればいいんです。これに金を注ぎ込んで、防ごうとすれば、よけいに悪くなり ます。』(イングランド通信、アメリカ景気後退中、どうしたらいいのか。より、) 「森林火災みたいなモンです、」至言である、チョっと熱そうだけど、 追記)これは笑った、まさに彼女こそ今回の危機の問題を的確に表現しているのではないか、MishのThey Want Mama To Make It All BetterからYoutubeで、Click Here To Play They Want Mama To Make It All Better (大体の意訳で、)大手金融機関はできの悪い子供だ、どうしようもなくなると、ママ(ポールソン、バーナンキ)のところにきて「ママ、助けて、」という、そしてこのママは人見知りをする、財布を持っているのに、上流階級の子供は助けて、下流階級は無視する、見るのは最初の1分間だけでもいい、雰囲気がよく伝わってくる、昨日の議会の公聴会の質問者に彼女を出演させればよかったのに、
2008年09月25日
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Updateヨー、上げた、 ダウ先も為替もおとなしい中、底から300近くあげている、多分、コレだな、自民党の麻生太郎総裁(68)は24日午後、衆院本会議の首相指名選挙で第92代、59人目の首相に指名された。野党が多数を占める参院は民主党の小沢一郎代表(66)を指名した。衆院の議決を優先する憲法の規定に基づいて麻生氏の首相就任が確定する。これを受け麻生氏はただちに組閣作業に着手、皇居での首相親任式と認証式を経て新内閣が発足する。Nikkei (14:47) 認証式の当日、株価がマイナスでは幸先が悪いからね、 引けで一枚だけご祝儀で売ったけど、(もちろん、聞きながらね、)さて、今週、7000億ドルを発表した米政府、 だが、 [ワシントン 23日 ロイター] 米上院銀行住宅都市委員会は23日、最大7000億ドルの公的資金による不良債権買い取りを含む政府の金融安定化策を拒否したが、同策について交渉の余地を残した。同委員会のドッド委員長は公聴会終了後、「米政府が議会に提出したもの(安定化策)は容認できない」と語った。同委員会のシェルビー議員(アラバマ州、共和党)は、上院は同策を「安易に承認」しないと述べたが、全面的な反対はしなかった。ドーモ、スッキリしない、 今週末までに決着はつくのだろうか、こうしている間にも、刻々と不良債権は積みあがっていく、まして今月末は上期決算〆であり、各種決済、返済、借り換えが目白押しだ、まさにギリギリの攻防、ところで今、話題になっているCDS、さっきNHKのクローズアップ現代の録画を発見、http://www.veoh.com/videos/v16018261EEzqBrz6 草野さんが後半出てきて解説している、そうか、CDSって、保証料のことだったったのか、と今さらながら納得、そのうち消されそうなので、興味ある方は早めにドーゾ、そして、このCDSの目下の主役は、こちらAIGなのだが、ロゴがいい、 災害があなたを襲ったとき、必要なプロテクション(保証)をお持ちですか、保険会社が、(CDSの)保険に襲われているーー、 追記)YoutubeでCDS解説簡易版(10分)が出た、 CDSの恐怖、何故AIGは救われたのか
2008年09月24日
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先ほど、ミンミンさんから、黒点情報を頂いた、例の満月法則は知っていたが、まさか太陽にもあるとは思わなかった、ここ40日以上、黒点数0が続いているという、 普通はこういうことはなく、いくつか現れるのが通常らしい、そしてコレは100年ぶりとのこと、太陽の黒点が約100年ぶりにゼロに、地球の気候に大影響か - GIGAZINE 2008年09月04日 太陽活動が低下すると地球の天候に多大なる影響を与えることが知られていますが、この1ヶ月間、なんと太陽の表面上に1つも黒点が観測されていないことが明らかになりました。黒点の数は太陽から発せられる磁気の強さとも関連しており、かなり重要な出来事だそうです。 太陽の黒点のデータは1749年からずっと集められており、前回、同じように黒点が全くなくなったのは1913年の6月であるとのこと。黒点は11年ごと に活動がゆっくりになり、数もゼロに等しいレベルまで落ちていくとのこと。しかし、通常はすばやく活動サイクルが元に戻るため、あまり問題にならないそう です。しかし今年に入ってから最初の7ヶ月はなんと黒点の平均数がわずか3つしかない状態が続き、8月にはついにゼロになったというわけ。 一体、これによって地球にどのような影響がもたらされるのでしょうか? それが、9/11、9/22にいきなり12&18の黒点が出現、こちらは黒点数の最近のデータ、過去30日間の観測値 それとNY株価の下落が連動しているのではというもの、 http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart_new.cgi前回9/11を境に、NYは下げの加速を開始、今回9/22(昨日)は黒点数18とやや多めだ、前回の轍を踏むとすれば、これからしばらく下げがきつくなることになるが、如何に、 まだ、仮説なので、今後もフォローして、『黒点のNY株価へ影響』と題して、学会(?)に報告できればうれしい、乞う、ご期待、
2008年09月23日
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今日は日中、ほぼ全玉、先週の売りポジを取り戻した、 でプールへ行く前の夕方、チョっと夕場を見ていた、結構いい感じで下げていた、そこで、一枚だけ売ったれと、12010で追加しようとした、イワユル下心だ、すると、かすかだが、「やめとけ、」と声がした、しかし、「一枚ぐらいいだろう」の声に押されて、約定させる、その後、ドーモ、ココロが晴れない、気持ちよくないのだ、その5分後、一気に上げ始めた、あっという間に12050だ、 オイオイ、なんだコレは、又声がする、「切れ」と、 まだ、ココロは悩んでいる、さらに言葉がひとつ来た、「事故米」、もうダメだった、意味がようやくわかった、欲でポジション取ると、他もすべてダメになるのだと、即、12010売りポジションを切った、その後、あっという間に12140まで上がってしまう、フーッ、言うこと聞いてよかったわ、と内心ホッとする、と、又声がする、今度は、「売れ」と、なんと、この上がっているやつを売れと、しばらく見ていると、天井っぽかったので、落ちてきたところで12125で一枚売る、ココロに動揺がなかったので、この売りはよかったのだろう、 マッ、コレだけだったのだが、内容は非常に濃かった、最初の12010は欲の象徴であり、排除されねばならない、アトの12125は従順の象徴で、実となった感じ、トレードの本質を学ばせてもらった今日の夕場、取るポジションは欲が動機であってはならないということ、又、ココロを緩めにしとかないと、欲の声が優先されてしまう、それにしても、"事故米"には参った、なんともわかりやすい例えだった、もう忘れないだろう、
2008年09月22日
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9/22の週の予定など、 Tradersスケジュール & ロイター http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT826664120080919 22(月)8月米シカゴ連銀全米活動指数(21:30/ N/A) 23(火)東京市場休場「秋分の日」 米7月住宅価格指数(23:00/前月比-0.2%)24(水)NK9月末権利付最終売買日 米8月中古住宅販売(23:00/492万戸) FRBバーナンキ議長の証言(23:00~)25(木)米8月耐久財受注(21:30/-1.4%) 米新規失業保険申請件数(21:30/44.5万件) 米8月新築住宅販売(23:00/51万戸) ポールソン議会証言、GSEの政府管理(25:00)26(金)米2QGDP確報値(21:30/前期比年率3.3%) 9月米ミシガン大消費者信頼感指数(22:55/70.5) さっき、吉田さんのメルマガ(9/17)見ていて、ナルホドと、ポイントを抜粋で、貼り付けておく、 ●【米政府に余裕資金はない】今回、リーマン・ブラザーズに公的資金を出さなかった理由は、(1) ベアスターン、フレディ・マック、ファニーメイに続き、リーマンにも公的資金を出せば、(2) 米政府・米FRBの信用下落も認識され、(3) 世界にばらまいた$20兆(2000兆円)の米国証券・株・国債が、投げ売られて、(4) 止めようのない米ドルの崩落(=ドル売り)が懸念されたからです。 出さなかったのではなく、出せなかった。AIGに公的資金を出すというのは、後で述べるCDS(債務保証保険)が巨額なためです。 リーマンは$崩壊防止、AIGはCDS崩壊防止が背景にあった、 ●世界最大規模の保険会社のAIGは、世界の企業のデフォルトリスクを最大に引き受け(1社で40兆円)、プレミアムをもらい利益を出していました。 質の悪い債務の引き受けというリスクを犯しても、利益を上げたい理由は、株価を上げ、ストックオプションで経営者グループが、数十憶円から数百億円の、報酬を得るためです。自己利益の貪欲が動機です。 AIGの破綻は自己利益の貪欲が動機だった、 ●米国債は2004年以後、1年で約$4000億(40兆円)の新規発行分が、国内では買われていません。国内で売れない理由は、金利が低いからです。実に、94%($3760億)を、海外の中央銀行、金融機関、機関投資家が買う。この点が、国債を国内消化する日本とは異なります。日本のほうが、本当はずっと強い。 米国債の94%を海外が保有する、米国内消化は絶望的で海外しか頼れない、●米国の住宅ローンの契約は「ノンリコース・ローン」です。非遡及型の貸し付けです。ブッシュ政権は、国策として住宅価格を上げるため、これを奨励した。 米国の住宅市場では、ノンリコースローんのため「上がるときは、ローンで買い人が増え、どんどん上がる。いったん下げに転じると、上げた速度以上で下げる。」という構造をもつ。(注)これを、メディアが言わない。ノンリコースの目的は借り易くして住宅需要を増やす所にあり、そういう意味で、低金利、各種ARM導入、貸出し上限引上げは、すべて住宅価格のつり上げが目的だったと見れる、 ●住宅ローンの総額は1200兆円です。40%下げれば480兆円の住宅証券の下落になります。これが、米国と世界の金融機関損になる。問題は、金利の高いサブプライムローンやオルトAローン(両方で300兆円のローン残)だけではない。優良なプライムローンも、問題になってきた。 復習で、住宅ローン総額は1200兆円、サブプラ/オルトA、両方で300兆円、プライムは900兆円、40%下落で、1200x0.4=480兆円の証券価値が下がる、今や、プライムまでが下がり始めてきた、 ●日本の金融危機は、海外からの借金がなく、そのため日銀がゼロ金利誘導で、「世帯が受け取るべき金利を、150兆円くらい金融機関に所得移転し」乗り切りました。政府は国債を国内の金融機関に売ることができたのです。ゼロ金利の預金が、余っていたからです。米国は債務国です。世帯の貯蓄率はゼロで、国内の預金を使う手段が、とれない。政府の公的資金は、国債の増発しかない。2008年は50兆($5000億)、2009年は最低でも70兆円($7000億)、2010年は100兆円($1兆)の国債増発になります。 米国内の金融機関は、これを買えない。海外が買うよりない。どこの国が買うか? ここが、問題なのです。売れなくてドル暴落が必然という理由がこれです。今のドル基軸体制も、いよいよ終わります。これからの増発米国債をどこが買うか、ココが問題だと、買われないと、$の暴落へ誘引される、 さて、吉田さん指摘の上記状況下で、米政府、不良債権を2年間75兆円買い取りhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080921-00000000-yom-bus_allのニュースが出てきた、そしてかつ、米政府は、不良債権の買い取りに必要な資金の調達のため、国債発行枠を10兆6000億ドル(約1135兆円)から11兆3000億ドル(1210兆円)に引き上げる。買い取った不良債権の売却には期限を設けず、政府は市場動向をみながら売却する方針だ。 国債を7000億ドル増発すると言い出した、 そしてBloombergは、http://www.bloomberg.co.jp/news/column.html何より素晴らしいのは、多分誰も住宅に金を払わなくて済むということだ。米政府は近いうちに、ウォール街が貸し込んだすべての不良住宅ローン債権を保証するところへ追い込まれると私はみている。 納税者が払うことになるのではないかという声が聞こえてきそうだが、それは余りに悲観的だ。確かに、将来のある時点で納税者の負担になるかもしれないが、米政府がお得意の手法で外国人から金を借り続けてくれれば、今ここにいる米国民は何も払わなくて済む。 増発しても日本などが買うから心配ないと、楽観論を唱える、 さて、ココで、日本がどれほど買えるのか、(くれぐれも日銀には、丁重に購入辞退を願いたいところだ、)又ごり押しされて買ったとして、問題が解決するのか、たった、7000億ドルだ、(損失の10%未満ではないか)GSE負債やCDSを加えたら、もう雀の涙だろう、 という不安も消えぬ中、今日は最後に、さっき見たコレで〆たい、大恐慌を生き抜く戦略by 地政学を英国で学ぶ 9/19 さて、このような世界大恐慌の発生という緊急事態の中で問題になるのは、「一体われわれ個人はどうすればよいのか?」ということ。 当然といえば当然ですが、いろんなブログやメディアを見ても、まだこのような「生き残り対策」について親切に書かれたものは見当たりません。 個人的には、自給自足の生活かな、と思ってたんだけど、さにあらず、 彼の結論はユニーク、 セレンディピティー大好き人間としては、彼に座布団を進呈したい、
2008年09月21日
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昨日は久しぶりに、髪を切りにEcoサロンへ、西宮駅前にあり、いつもチャリンコで出かけている、が、何故か昨日は歩きに変えた、というか、すごく歩きたい気持ちにかられたのだ、ウォークレッスンに3年ほど通い、理屈はダイタイ覚えた、基本は地球の地軸上(垂直ライン上)での歩き、(歩き方は確かに変わったが、姿勢はコレではよくならなかった、)そして、この4月、根幹バランスで、各部の深層筋肉を3ヶ月(2週間おき)に渡って緩めてもらい、猫背が解消、背中のS字ラインが出てきた、さらに毎日、腰周りのゆるめでフォローしている、このゆるめは師の勧めで、コレだけで充分だと、(仰向けになり、片足を横にL字に曲げ、ひざを床につける運動)ココ2ヶ月は師のところへ行っていないが、調子はまずまず、こうして今では、背中にS字ラインをキープしながら、地軸上にのってウォークができるようになった、コレで昨日は駅前まで歩いたのだが、なんと15分で着いてしまった、えーー、こんな近かったっけーー?、歩いている時の感覚として、上半身が分離して、腰の上に乗っかっている感じ、腕はわずかに振るが、動きの中心は肩ではない、肩甲骨である、微妙に肩甲骨が動くのがわかって心地よい、足は単独で動いていない、腰の上部辺りに足の付け根の中心があって、そこが軸となっている、上半身の動きと連動する足の振り子運動となる、そして心もち、後ろ足で蹴りだして歩く感じ、前足は弾みで前に行っているだけ、歩いている間は、時間と体重をほとんど感じない、コレは、時間を味わう発想が身についてきたからだろう、(急ぐという気持ちが限りなく薄い)又、ほぼ地軸に乗るので、体の重さが意識から消えてしまう、結果、至福感が訪れる、歩きだけで、これほどの幸福感が得られるとは、なんと言う安上がりの贅沢だろうか、いつもの山下君にカットしてもらい、スッキリ、サロンからの帰り道、西宮商店街は秋祭りの準備でごった返していた、 追記)商店街の食堂のメニューにはるまげ丼というのがあった、コレはお勧めだ、
2008年09月21日
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Update2さっきプールから帰って来て、ネット見てたら、猛烈に眠くなってきた、最近、ホント、スイム時の体が軽くなっているのを感じる、反面、結構泳げてしまうので帰って来るとスゲー疲労感が出てくる、 しかし、ノーポジションっていい、今夜は熟睡できそう、 NYよ、アトは任せたぜ、 空売り規制の買い戻し & SQ効果で爆上げしかし、銀行の実態は何も変わっていない、(JesseからThis Is the Credit Crisis )各行のクレジットデリバティブの持ち高、(兆ドル)、 米国銀行システムにおけるCDS額の推移(兆ドル) 短期国債は昨日は大変だった、 13週債(3ヶ月)に注目、昨日は0、 米30年債 米10年債 米5年債 米13週債利回り 13週債が如何に異例かがわかる、MMFからみな逃げてきた、 TED Spread Chart on Bloomberg 昨日は3.0超え、今日は2.2まで下がってきている、TEDスプレッド は如何にドルを売りたいかの指数と言われている、 VIXも今日は少し落ち着いてきたが結構高い、トレンドはVolatility Index (VIX)参照、 月曜日はお世話になります、ガンガン上がってね、 最後に気になる出来高をひとつ、先週末もそうだった、こちらの会社は月曜日の動きを予測するのが実にうまい、キッと偶然だろうけど、 直近の先物手口 *ちなみにリーマンの-15584枚は大証がリーマンの買いもちを強制決済させた分ではないだろうか、 (参考)リーマン破綻で市場の深部に横たわる不安08/9/17) 追記)Bigpictureが今年の救済策をまとめていた、The "New" New Deal- Bear Stearns- Economic Stimulus progam- Housing Bailout Program- Fannie & Freddie- AIG--------------------------- No Short selling rules - Fed liquidity programs (Term Lending facility, Term Auction facility) - Money Market fund insurance program - Special Loans for GM & Ford - New RTC type program で後半の新規策は、さらに数千億ドルかかると、 新規救済策(後半)で、+ 空売り規制効果は月曜の夜、是非見てみたい、 *まさか金曜日で終わりじゃないだろうな、+ TAFをこれ以上増やしたら、FRBは破綻するんじゃねーの、 *大体コレ簿外処理だろ、+ MMFで、500億ドルを投入するつもりだと、 *しかし(コメント欄によれば、)FRBはABCP6500億ドル分を 支援しようとしている、コレだけで今回の予算オーバー、+ GM/FORDも救済か!? 何でもありだな、+ RTCを始めたら、桁がひとつ増えるだろう、 月曜日は売りだな、 追記2)9/20日経夕刊から、抜粋で、 だがその米銀行協会(ABA)同日、「MMFの保証制度は大変遺憾」との声明も出した。安全なMMFは銀行の定期預金の強力なライバル。銀行が自己負担で預金保険を維持しているのに、MMFだけに政府保証が付くのは不公平と訴えた。 「非常手段が許される」と言った同じ日にこうした声明を出すのは皮肉だが、ABAは重要な問題点を指摘している。まず、措置が一時的なものとしても、今後MMFには常に「暗黙の政府保証」がついて回り、住宅公社と同じ問題が再燃することになる。 また、銀行預金からMMFに資金が移れば、MMFの運用先である大企業の社債にお金が流れ込む。銀行が融資している中小企業は資金を奪われ、経済の根幹を揺るがすというのだ。 ABAは財務省に再考を迫っている。資産買い取りも含め、今後はこうした「非常手段のツケ」がいくつも露呈するだろう。米政府は自ら作った自由市場主義の矛盾とこれから格闘することになる。(ニューヨーク=財満大介) MMFってそう言えば思い出した、アレは証券会社の商品じゃん、MMFに政府の保証がつくって、やはりどこかおかしい、 アト、コメント欄で紹介されたメディアが報じるCDS (09/18)は、さっき当方のウォッチリストへ、コレはおもしろい、
2008年09月19日
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Update3今日は久しぶりというか、(気付かなかっただけだけど)、日銀オペがあった、見たら、もう介入3日目だという、(楽天のマケスビを使っていれば、速報で見れる、)当然、下げ相場の介入なので一時期的に株は上がる、FRBの資金供給と理屈は同じだろう、金利調整が建前だが、供された資金は株へ向かう、その頭をたたけば、かなりの確率で、利益が取れる、コレはしまった、昨年、この日銀トレードで結構、オイシイ目を見たのに、スッカリ忘れてた、しかも今日は朝と午後と、2回(1.5兆、1兆円)もあった、午後の前半上げは日銀、後半は多分年金だろう、案の定、為替はあまり動いていなかった、明日もしあったら、今度は利用させてもらおう、さて、コメント欄にSECの空売り規制の影響の質問があった、この空売り規制については、前回の分析「WSJ-空売り規制の対象銘柄、規制期間中も株価下落=調査」でほぼ効果なしのレポートが出ている、にも関わらず、コックスさん、「空売りの悪用は許さない。関連当局は今回の規制をふまえ、違法な相場操縦をやめさせるために戦う」 そうで、18日から全銘柄に実施する旨、昨日NYの場前に発表した、で、昨日のNYはマッタク無視で、-450$だった、ソモソモ、今の時期の下げは、空売りよりも、例の11000$割れの、 現物の投売りが主体で、空売り規制自体の効果は薄いと見る、むしろ、2回続いた500$下げの短期リバウンドの方を気にした方がいいのではないか、よって、今日の日銀オペではないが、PPT(政府介入)の動きに注意だろう、しかしね、このPPTも最近はめっぽう弱くなっている、一時期の強さがウソのようだ、アトもうひとつ、週末のメジャーSQの行方が気になるのだが、こちらも肩透かしを食わせられるかも知れない、前回6月MSQは、終値で大幅上昇かと思いきや、マイテンで、あわやのマイナス引け、もう、MSQは大幅上昇という時代は終わったのだろうか、ソー言うワケで、売りポジを持っているなら、+500円くらい耐えられるなら持ち越してもいいかも、(ダメかも知れないが)加えて、昨今、市場はいいニュースがホント少ない、リーマンにしろ、AIGにしろ、彼らが世界中にばら撒いた負債は、どこの企業もまだ決算に取り込んでいない、これからなのだ、邦銀などは直近の9月決算に組み込まなければならず、その影響はいかほどになるのか、モルガンスタンレーは6-8月の決算にリーマン/AIGが入っていないだろう、(GS然り)、今、身売り先を探しているようだが、見つからなければ又、嵐が来る、もはや投資銀行のビジネススタイルが過去のものになりつつある、 アト、ロシアだが、暴落で市場を昨日閉鎖してしまったみたい、9/17の午前中以降、音沙汰がない、 もっともコレみれば、閉鎖も無理ないかも知れないがーー、 http://stooq.com/q/?s=rts&c=3y&t=c&a=ln&b=0自分で書いていて、ヤッパ持ち越したい気分になってきてしまった、 追記)NYはFRBの550億$供与で上げたものの、パッとしない、今日は空売り規制の初日なのにーー、で、巷では、SECコックス氏はマーケットの現実がわかっていないのでは、と言う見方が浮上、というのも前回、銀行株空売り規制の時は、まだ、対象が限られていてルール尊守の真実味があった、(それでも効果は薄かったが、)で、今回、全銘柄に対象を広げた時点でアウトだった、コレで、みな思った、安心して空売りできるとーー、 なぜなら、SECでチェックする人は限られてるから、しかしそれ以前に、現物の投売りの方が空売りをしのいでるという現実があるかも知れないがーー、 現実は下記のチャート通り、 追記2)さっき起きた、ヒェーーッ!、+410$だ、FRB3回レポ、計1050億ドルですか、なるほど、 アト、RTC設立とか聞いたことないな、ゾンビの復活かなー、で日銀も朝方2兆円のオペ、日銀、2兆円の即日供給オペを通知2008/09/19, 09:06, 日経速報ニュース 早速、10時前の頭を狙って売り増しをした、 午後再度オペ通知(12:50頃)があれば、このポジションを一旦閉じて売りなおし、但し年金には要注意、11:00追記為替を見るの忘れてた、急激に円安に動いている、日銀要因だけではないかも、 午後は様子見てみよう、基本的に為替が動くときは、日銀トレードは向かない、もうひとつ、国債先物が売り崩されている、JGB先物コレはHFが入ってきているな、為替、国債先物(HF)を忘れないこと、 13:20追記日銀1兆円オペ、通知、2008/09/19, 13:00, 日経速報ニュース日銀は19日午後の定例金融調節で、即日に始まる1兆円の共通担保資金供給オペ(期日9月22日、本店方式)を通知した。朝方の臨時の資金供給オペで2兆円程度を即日供給したのに続いて、きょう2本目となる。きょうの供給額は合計で3兆円。17日の供給額(計3兆円)と並び、2006年3月の量的金融緩和解除後では最大規模となった。 午前中のポジションは全部閉じる、やはり、デイトレは疲れる、しかしスゲー介入だ、追記3)先ほど一旦、売りポジションを撤退させた、サスガに12000を超えると、考える、SECが新たな空売り規制を導入すると、そしてあのクオモ長官が違反者はしょっ引くと言う、コレなら少しは効果が期待できるかもしれない、今夜は4人の魔女も乱舞するし、こうなったら徹底的に上がってほしい、応援するぜNY市場!! 今週末は久しぶりにノーポジションで過ごす、
2008年09月18日
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NY、9/17(水) TED Spread Chart on Bloomberg & Volatility Index (VIX) GSR & RSI
2008年09月17日
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今夜は雨模様、残念ながら、昨日まで見えていた中秋の名月も雲に隠れてしまった、地上の出来事があまりにも早く起こるので、お月さんも今日は休みたいのだろう、息抜きで、ネットからいくつか拾ってみた、「9月危機織り込み11月危機説へ」2008年9月16日 豊島逸夫 (抜粋)結局、ウオール街に働く人間の欲望と、あわよくば大儲けしようとする投資家の欲望がもたらした悲劇なのですね。だから、米国の報道でも同情論はそれほど見られません。そして欲望に走った人間ほど猜疑心も強くなるから、信用は収縮するばかりなのです。サブプライムの最大の原因は人間の心にあるのですよ。 ウォール街・ラウンドアップ2008/09/16, 日本経済新聞 夕刊 (抜粋) 対照的に「ウォール街の新たな王」(米メディア)となったバンカメのルイスCEO。リーマンの敗因を問われ、「グリード(欲望)だ」と言い切って見せた。 過剰な借り入れを使い、身の丈に合わない利益を追求する投資銀の経営モデルの否定。株価が一日ごとに半値になってゆく前例のない市場環境の中で、そんな高リスク経営はあまりにもろかった。 何が正しく、何が間違っていたのか。市場が勝者と敗者をきっぱりと分け、「王国」の地図を塗り替えてゆく。今まさに市場の裁きを受けているのが、保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)だ。三カ月前に三十ドルあった株価は五ドルを切った。格下げにあい、多額の信用デリバティブ(金融派生商品)が解約され、払い戻しで現金が不足する恐れが生じている。 魂の投資教室2008年04月06日 Walk in the Spirit (抜粋)『一番の問題は投資家の心の中にあるのだよ、』(豊島さんの言葉)これは古くて新しい問題でもある、私自身、とても人に言えた義理ではないのだが、ココ一年やってきて痛切に感じる、各種システム、理論、ファンダメンタル情報、マネー及び損失管理などはある意味、中学の義務教育の世界だ、これだけで社会(相場)に出たら、一体どうなるのだろう、(実際、やっている人がすごく多いのだが、)で、以前から思っているのは、投資教室の世界にココロの科目を入れることだ、但し、最初に断っておくが決して心理学を適用しろ、と言っているのではない、心理学は表層の部分でしかなく、ほとんど役には立たないだろう、又積極思考の類も然りだ、表層的な思考の部分に向けるのではなく、モット深い魂の世界に目を向けなければ、 彼らに立ち向かうことは難しいのではないか、志賀直哉の言葉、"幸福"というものは、受けるべきものであり、求めるべき性質のものではない。求めて得られるものは、幸福にあらず、快楽なり。
2008年09月17日
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Updateプールから帰って来て、今夜楽しみにしていたのが、ポールソンの米上院銀行住宅都市委員会の公聴会、あの5.3兆ドルの決定権限の見解を聞きたかったのだがーー、ところが、延期になったと、又、逃げられた、彼の議会証言逃れは結構ある、前回はHF規制についての証言のとき、中国へ行ってしまった、逆に、マスマス怪しくなってきたわけで、引き続きウォッチ、さてNY、これまで1万1000ドルが抵抗線だったのだが、コレが崩れたことで、新境地に入ったのでは、 今後は投資家の投げが本格化すれば、一気に抜けてくるのではないだろうかーー、こちら、今回のフォロー用の1929年-1933年のチャート、 利下げとの絡みで表わしているが、利下げが株安を助長しているのがわかる、(利下げしても、金が市中に出回らないで銀行の不良債権処理の手段と化してしまうということ、)図では6%から利下げが始まる、下げ期間は3年、 そして、スタート赤丸部の1929年を拡大するとこんな感じ、 http://happy.ap.teacup.com/kabusikitousi/img/1177426776.png 一旦下げが始まると、2週間くらいはリバウンドしつつ結構きつい下げになる、1987のブラックマンデーのもあるが、規模からすると3-4年続く1929型を予想しているのだがーー、ちなみに、DJはピークから一年が過ぎているので、1930年を見なければいけないかも知れない、ソーなると、一旦下げが始まると間を置かず下げが進むことになる、(1929/11/13が2008/3/17とかぶってしまうのだが、)(参考)ECBの利上げ、1930年のこととか 、 ブラックな月曜日(1987チャート)、ところで、今回の500$下げのきっかけを作ったリーマンだが、チョっと自分なりに気になっていたことがあった、そしてさっきネットでコレを見かけ、自分の杞憂があたっているのかもと、-----------------------------------------------リーマン・ブラザーズ証券(インターンシップ)の日記9月15日13時6分 クリスさん残念ながら、ほぼ倒産確定ですね。内定もらっている方かわいそうですね。Re: リーマン・ブラザーズ証券(インターンシップ)の日記9月15日23時33分 通りすがりさん>クリスさん2009内定者は、もぉー今年の5月あたりに手切れ金200万で内定取り消しになってますよー、全員かどうかはわからないけど・・・-----------------------------------------(本文はすでに削除されている)もちろん憶測なので事実はわからない、要は破綻は既定事項だった可能性がなきにしもあらずということ、でも、よくよく考えるとこの破綻で損を被るのは誰?株主、債権者、(アト社員)であり、少なくとも経営者ではない、(彼は、退職金もらってサヨナラか、)コレで思い出したのが、FDIC管轄で逝った最近の破綻銀行、なんか計画倒産と見まがうほどの破綻の仕方をしている、カントリーワイド直轄のIndyMacなどその典型だろう、そして、昨日のBlogでもあったが、GSの金曜日の先物出来高(ダントツのー4413枚)や、GSのリーマン株推奨履歴を見ると、一癖も二癖もありそうだ、破綻や倒産は決して偶然ではないだろう、あのFDICの通知が金曜日に届くのも計画されているからに他ならない、断定はしないが、ソー言う目で見ることも必要かと、 さっき見た、リーマンの社員の写真を一枚紹介、昨日まではディーラー、 今日からはダンボーラーとなった彼だが、すごく凛々(リリ)しい、 まさに凛ーマン、会うは別れの始め、別れは会うの始め、"前途洋々"と言う言葉が彼には似合う、気のせいかな、うれしそうに見えるのだが、 追記)Bloombergから、JPモルガン:破たん後のリーマンに1380億ドルを供与September 16, 2008 20:19 EDT米銀JPMが今週、破たんした米証券リーマンのブローカーディーラー部門に対し、取引決済と金融市場の安定化を目的に計1380億ドル(約14兆6300億円)を供与していたことが、リーマンが破産裁判所に提出した資料で分かった。同資金は前払いの性格を持ち、米金融当局が保証していた。同資料によると、リーマンが15日未明に連邦破産法11条に基づく会社更 生手続きの適用を申請後、同日に870億ドルが供与された。JPモルガンは16 日にも510億ドルを提供したという。これら資金の使途は、リーマンの顧客や 決済関連会社との取引決済向けだった。リーマンは提出資料で、JPモルガンからの資金は「金融市場の混乱を回避 するために」必要だったとしている。リーマンによると、870億ドルは15日夜にニューヨーク連銀が返済。JPモルガンによれば、残る510億ドルも返済され、両日ともに差し引きゼロとなった。ポールソンはリーマンには資金供給は一切しないと言っていたが、結局JPMを介して迂回融資をしていた、 JPMに返済したのはリーマンではなくFED、 結局、破綻したので焦げ付きか?Nakedcapも$138 Billion Post-Bankruptcy JP Morgan Advance to Lehman; At Least $87 B Repaid by Fed - Sep 16, 2008でフォローしている、 アト今回の株式担保のAIG融資850億ドル、FEDの性格をなし崩しにしている、コレで税金をどこへでも投入できるスキームができた、 FRBは今や銀行のみならず、市場をもコントロールする、但し、お金があるうちだけだけど、FRBの財布の中身は、今や産廃証券の吹き溜まり、ココに今回新しいゴミの仲間が入った、名は株式、担保が株式にしろ、MBSにしろ、返済が滞ったときが最後、すでにリーマン分は返って来ない、次に逝くのは大手銀行よりFRBが先なんじゃねーの、
2008年09月16日
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Update 今回のリーマン破綻の意味は、もう救済はないよ、これからは自己責任でドーゾ、だろう、代表的なところを確認しておこう、下記がある、【証券大手】Goldman SachsMorgan StanleyMerrill LynchLehman BrothersBear Stearns【銀行系大手】CitigroupJP MorganUBSCredit SuisseDeutsche Bank 今回は証券系が淘汰されているのだが、リーマンは救済されなかった第一号となった、そういう意味で巷は注目している、まずコレ"CDS"、(田中宇さんが書いてる;)リーマンの破綻によって、CDS発行者(他の金融機関)は保険金の支払いを迫られるが、発行者の多くは、破綻など想定せずにCDSを発行してきたので、準備金の積み立てがほとんどない。リーマンの破綻によって、多くの金融機関がCDS保険金の支払不能に陥る。連鎖倒産の危険がある。一方、リーマン自身もこれまで巨額のCDSを発行してきた(発行総額は非公開だが、おそらく市場全体の5%程度)。これらも債務不履行となり、リーマン発行のCDSがかけてあった債券の価値が急落する。CDSには公開市場が存在せず、すべて店頭での相対取引であり、しかも多くのCDSは発行後に転売され、もとの債券債務者とは全く別の投資家が保有していることが多い。CDS市場は総額60兆ドル(保険金総額は400兆ドル)という巨額だが、リーマン破綻後のCDSの混乱は予測がつかない。 CDS市場はこれからが実験場となる、 次は負債の影響、 リーマンが裁判所に提出した資料から大口債権残高見るとあおぞら銀行 4億6300万ドルみずほ銀行 3億8200万ドル新生銀行 2億3100万ドル旧UFJ銀行 1億8500万ドル三井住友銀行 1億7700万ドル三井中央 1億8500万ドル*Citi Group/NY Melon 1380億ドルhttp://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK016111320080915 損失が100%か50%か不明だが、邦銀への影響は小さくない、 Citiだって、かなりの損失額だ、アト、サムライ債も昨年発行している、 発行価額1,280億円、償還期限は5年と10年のマルチトランシェのサムライ債を発行。 東京 2007年6月5日http://www.lehman.co.jp/MYJ/JP/PUB/20075/JLK/E/9/M/U/doc/samuraiPressRelease-Japanese070605.pdf コレも金融機関にボディーブローで効いて来そうだ、 それとNK先物やっている関係でこういうのが気になる、松井証券のCME-NK225が停止になってしまったらしい、 【お詫び】本日の注文について、 掲載日時 09/15 19:40『 現在、当社取次先(リーマン・ブラザーズ証券)の破綻に伴い注文受付、時価配信を停止しております。お客様にはご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。 』ネット情報では、下記のようだ、 単純に言うと松井証券はCMEの会員資格を持ってないから、LB経由でCMEに発注し顧客に取り次いでいた。ここでLBが破綻したことにより、取引の発注,清算が不能になってしまった。いま建て玉があるものは決済できず、過去の清算についても現金が振り込まれない恐れがある。現在の約款では松井とLBの契約が顧客に及ぼす影響が不透明で、松井が巨額の賠償リスクにさられる。コレは知らなかった、リーマン経由で注文を出していたとは、 もうひとつ、リーマンのNK先物の買い持ち分は誰が補償するのって話、 Q) リーマン、先週、先物買い持ちだったよな。奴らがブン投げて、決済代金払わなかったらどうなるの? A) だからー清算会社(クリアリングハウス, CH)ってのがあるのよ。大証の場合は大証が兼ねてるけどね、「当社は,大証上場の先物・オプション取引に係る債務の引受けを行う清算機関でもあります。」 http://www.ose.or.jp/ind_ippan.html 一瞬、大証の維持証拠金率が上げられてしまうのかしら、と思ったけどなんとなく大丈夫そうな感じーー、 NK225がらみで、先週末のGSの持高も紹介しておこう、『9月12日(金)N225先物 ゴールドマン -4413枚売り越し』 先週末のこのGSの大幅売り越しは偶然か、下記チャートを見ると、偶然ではなさそうだ、 http://bespokeinvest.typepad.com/bespoke/2008/09/bad-analyst-cal.html 過去、リーマン株に対するGSの推奨履歴(売りは皆無)だ、先週末の急落時においても売りの推奨はなくHoldだった、そして昨日の破綻、GSはまるでオーケストラの指揮者みたいなことをする、さて、AIGも見よう、 今のところ、資金調達に成功したという話しは入ってきていない、代わりに、「米FRB、翌日物レポで500億ドル供給」だと、今夜は計700億ドルの供給となる、コレでお茶を濁すつもりかーー、しかし株価は現在、マッタク回復していない、 AIGってダウ30銘柄のひとつだが、日本でもコレだけある、代表的なところで、AIU保険会社アメリカンホーム保険会社ジェイアイ傷害火災保険(50%出資)アリコジャパンAIGスター生命保険AIGエジソン生命保険トランスアトランティック再保険AIGインベストメンツAIGシステムズAIGコーポレート・ソリューションズ http://www.aig.co.jp/companies/index.htm 資本関係がハッキリしないのだが、親会社の破綻は当然影響すると思われる、最近、英国の大手旅行会社が破綻したが、即日で、数千人の旅券がパーになっている、コレと理屈は変わらないのではないか、増資がうまくいかなければ、AIGの格下げによるカウンターパーティーリスクが、刻一刻と迫ってきている、 AIGには是非こちらを勧めたい、 http://www.alicojapan.com/products/haireru-shushin/kyuhu.html 追記)AIG、格付け下げ決定、米AIGの格付け引き下げ=S&P (2008/09/16-10:36) 【ニューヨーク15日時事】S&Pとフィッチ・レーティングスは15日、経営難の米保険最大手アメリ カン・インターナショナル・グループ(AIG)の格付けを引き下げたと発表した。昨日、NY州が融資申し出たが、市場/株価の反応なし、今日は「約8兆円の民間融資枠を要請=FRBがAIG支援で-WSJ紙」のニュースが流れていたが、不透明、(ソモソモFEDのカッコウだけの要請じゃねーの、とNakedcapのYves Smith at 5:33 PM は指摘、)このままだと、今夜のNYは又荒れる、
2008年09月15日
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夕方は、昨年の世界水泳選手権出場の細川選手(右端)の有料ショートレッスン、 といっても私は隣のコースで見ていただけだけど、が、感動した、さすが、世界レベルの泳者の動きは違う、スピードはもちろんだが、体の柔らかさ、特にクロールのときの腕の上がり方の高さは尋常ではない、肩から上げているのではなく、肩甲骨から上げている、結果、腕の長さが長くなっているような印象さえ受けた、4月に根幹バランス療法を受けて、体がゆるんでないと、なにやってもダメということを体験し、ココ4ヶ月間は"ゆるめること"に徹してきた、しかし本物を見ると、自分の固さに唖然とする、マダマダ固い、以前、高岡英夫は語るでこう書いた、その順を見てみると、1) 全身をゆるめる、 コレがすべてだという、 体、筋肉、関節、そしてココロもゆるめる、 徹底的にゆるめる、 考えたり準備したりしてはダメ、2) ゆるんだ状態で、指でも手でも相手に触れているところに 瞬時に重心移動がなされる、 相手はたまらず、転げる、3) アト、相手のココロにも入っていくそうだ、 一瞬わけ分からなくなって、気がつくと転げていた、 というのが倒された人の感想とかーー、*合気がかかりにくい相手と言うのは自分(高岡)に敵対心を持たない人だというのも面白い、 互いの意識が影響しているらしい、このゆるむという概念は非常に魅力的だ、そのタイトルどおり、人生の極意の感じがしてきている、今日の夕方のウォークも体のゆるみ(特に股関節、肩)を意識して歩いたところ、 体幹が歩いている意識が強まって来て快感になってきた、 改めて、すべてはゆるむこと、にありを確認できた今日のレッスンだった、
2008年09月15日
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Update29/15の週の予定など、 Tradersスケジュール & ロイターhttp://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT824550420080913 15(祝)東京市場休場「敬老の日」香港・中国市場休場「中秋節」の翌日韓国休場「秋夕」米9月NY連銀製造業景気指数(21:30/1.5予想)米8月鉱工業生産(22:15/-0.3%)米8月設備稼働率(22:15/79.6%)16(火)メキシコ市場休場(独立記念日)米8月消費者物価(21:30/前月比0.0%)8月米実質所得 (21:30/前月比+0.5%) 7月対米証券投資 (22:00/ 525億ドル買越し)米上院銀行住宅都市委員会の公聴会(ポールソン長官ら証言)9月米住宅建設業者指数 (17日2:00/17)米FOMC(17日3:15/金利目標2.0%)ゴールドマン・サックス17(水)7月英失業率 (17:30 5.4%)米Q2経常収支(20:00/‐1800億ドル)米8月住宅着工(21:30/95.0万)米8月着工許可(21:30/93万)モルガン・スタンレー 18(木)スイス中銀金利発表 21:00米新規失業保険申請件数(21:30/44万件) 米9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(23:00/-10.0)米8月景気先行指数(23:00/-0.2%)北米8月半導体製造装置BBレシオ(19日朝)19(金) 米メジャーSQ(終値清算)さっきからネットhttp://www.dealbreaker.com/で、リーマンネタLehman Talks Continue: Government Backing Still A Sticking Pointを見ているが、救済するなら、基本は民間銀行、(国ではない、) でバークレー、BOA、GSなどが候補で出ている、 しかし、各行は公的資金なしに救済はイヤだ、と言っている、要はリーマンの負債を税金で賄え、と、 まとまるのかね、コレで、 さて、今夜と明日夜は中秋の名月だ、 アジア市場はほとんど休みだが、月はしっかり見ているんで、月に恥ずかしくないようしっかり決めてほしいところだな、 追記)リーマンは破綻(C-11)の準備に入った、Lehman To File For Bankruptcy TonightSep 14, 2008, 6:15pm DealBook is reportingthat Lehman will file for bankruptcy tonight. The holding company willgo into Chapter 11 protection from creditor, certain subsidiaries willremain solvent, it's broker dealer arm will file under Chapter 7 forliquidation. Despite the different legal treatments, the idea undereach plan will be an orderly dissolution of the firm. AIGは、更なる増資を求められている、AIG: "Rush Is On to Prevent Big Insurer From Failing" (Revised and Updated) - Sep 14, 2008 によれば、先週末より厳しくなっている、現在のレーティングを維持するにはさらに300-400億ドルの増資が必要だと、AIGの問題は、A.I.G. wrote down the value of its [credit default] swap portfolio by $25 billion, telling investors that the markdowns did not represent a cash loss of that magnitude. It estimated possible cash payouts on the swaps of between $5 billion and $8 billion.But because the debt securities covered by the swaps are so complex and opaque, it has been hard for investors to verify A.I.G.’s numbers... スワップによってカバーされている負債額の算出が複雑で困難になっていること、 メリルは、BOAとの合併が出てきた、Bank of America, Merrill in Merger Talks (Updated) - Sep 14, 2008 Update 5:10 PM: Readers Jim B and Saboor pointed to this report at the New York Times' Dealbook:Bank of America is in advanced talks to buy Merrill Lynch for at least $38.25 billion in stock, people briefed on the negotiations said on Sunday, as a means to preserve that investment bank while Lehman Brothers looks likely to collapse.The move suggests a desperate effort at triage on Wall Street, as Bank of America works to shore up the likely next victim of the credit crunch. A deal, valued at between $25 a share to $30 a share, could be announced as soon as Sunday night, these people said. Merrill shares closed at $17.05 on Friday. リーマンの破綻対応に連動して、動きが出ている、BOAが少なくとも380億ドル(株式)でメリルを買収するというもの、本件まだ流動的である、 追記2)AIGだが、JCフラワーズ・KKR・TPG、米AIGへの出資見合わせ=NYT 2008年 09月 15日 12:31 JST http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS825721920080915 NYTによると、格付け会社は15日朝までにAIGの信用格付けを引き下げるとの方針を示している。 格下げされた場合には、カウンターパーティーはAIGとの契約に基づき、資本を引き揚げることが可能となる。 NTYは、カウンターパーティーが資本を引き揚げれば、AIGはあと48時間から72時間しか存続できない可能性がある、と報じている。 コレが噂のカウンターパーティーリスクか、 リーマンどころではないな、満月法則が本当に発動してしまいそうな予感、
2008年09月14日
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Update2巷は危機のニュースで騒がしい、 WSJも伝えている、 http://online.wsj.com/article/SB122125428770929711.html メリル、AIG、リーマンは 相当やばいんじゃねーのって、株価の下落ぶりとCEOの写真が載っている、で、何故かリーマンのCEOの写真がないのだが、理由は多分、コレだろう、Lehman Bros. May Need Miracle To Survive”奇跡でもない限り、リーマンを救うのは難しい、はたして月曜日に存在しているだろうか" すでに相手にされていない、巷では、ベアスターン同様、リーマンがFEDに救済されると言う見方があるが甘いだろう、 ソモソモ、あのベアスターン救済は、NakedCapも伝えていたが、JPMの救済が趣旨だった、当時、リスクを取る商売をしている証券会社のベアスターンを税金で救済したと非難され、バーナンキは「今回限りの処置だ」と苦しい弁明をしていた、で、金曜の夜、FEDが緊急会議を招集したらしいのだが、業界主導のリーマン救済促す=当局、緊急会合で金融首脳に(2008/09/13-17:28) 【ニューヨーク13日時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は13日、ニューヨーク連銀のガイトナー総裁とポールソン財務長官が前日夜に同連銀で 開催された緊急会合で、招集した大手金融機関首脳らに対し、経営難に陥っている証券大手リーマン・ブラザーズを業界主導で救済し、金融市場安定のための計 画を策定するよう強く求めたと報じた。何のことはない、「オマエラでやれよ、」を徹底させただけだったような、 債務超過で、日々赤字が増加しつつある会社を、誰が面倒見るだろうか、 もうひとつ、Bloombergから、米政策当局の選択肢に手詰まり感 -WSJ紙 9月12日(ブルームバーグ):米紙(WSJ、オンライン版)は12日、持続する信用危機に対する米政策当局の措置には手詰まり感が強まっており、リーマンやメリルなど大手金融機関が破たんに追い込まれるような場合でも、選択肢は限られていると報じた。 連邦準備制度理事会(FRB)は既に利下げを実施。貸し出し規模も拡大した。連邦政府も住宅金融大手のファニーメイとフレディマックを公的管理下に置いた。当局はリーマンの経営状態が悪化した場合に同社を破たんさせるシナリオを検討している可能性があると同紙は伝えている。もうこれまでイロイロやったが、効果がないのがわかったと、 さて、ソー言うわけで次の関心はAIGに向かう、AIGの関心が高いのは、仲介業の証券会社と違い、AIGは直の運用者である、 ココが逝ったときのインパクトは証券会社の比ではないのではないか、そのAIGだが、事業再建計画を当初期限の25日より前に発表も... 9月12日(ブルームバーグ):米保険最大手のアメリカン・インターナショナル・グループAIGが、資本調達を前倒しで実施するか、または資産を売却する可能性があることが、事情に詳しい関係者の話で12日分かった。同社の株価は今週46%下落した。 同社のロバート・ウィラムスタッド最高経営責任者(CEO)は、事業再建計画の発表を9月25日に設定した当初の期限より前に実施する可能性があるという。関係者が匿名を条件に明らかにした。 リーマンと同じく、発表の前倒しらしいが、株主を納得させられる内容になるのだろうか、こんなんで次週は、少し騒がしくなるかも知れない、 例のGSE2社救済もなんだか怪しくなってきたし、(詳細は未確認だが、ドット委員長はポールソンに議会を通さず、5兆ドル債務の決定権限はないと、)満月法則が、東京市場が休みの時に発動するとは想定していなかったのだがーー、 追記)続報で、リーマン救済交渉、大詰め=「決裂なら破産法申請も」と米紙(2008/09/14-14:49) 【ニューヨーク14日時事】経営難に直面した米証券大手リーマン・ブラザーズの将来をめぐる米政府仲介の下での大手金融機関首脳らによる救済交渉が大詰め を迎えた。協議は14日も継続されるが、公的資金投入に拒否反応を示す政府側と、大規模な政府支援を期待する金融機関側との意見の隔たりは大きく、難航も予想される。 救済策がまとまらなければ、最悪の場合、破産法適用申請を余儀なくされる恐れもある。1850年設立の老舗リーマンは創業以来最大の危機を迎えた。 リーマンをめぐっては、米銀大手バンク・オブ・アメリカや英金融大手バークレイズなど複数の金融機関が買収の可能性を含め、関心を示しているとされている。もうひとつ、MarketWatch : Too late for Lehman? から、Lehman has hired law firm Weil, Gotshal & Manges LLP to prepare a potential bankruptcy filing ... リーマンは破綻に備え、法律会社のWGMを雇った、アジアマーケットが開くまでアト半日、 追記2)リーマン救済協議が難航、分割売却案も検討開始(2008年9月14日21時13分 読売新聞) 米証券4位リーマン・ブラザーズの救済策を探る米金融当局と民間金融機関の協議は14日、3日目の会合に入る。 公的資金の活用を巡る官民の溝はなお大きく、リーマンが連邦破産法の適用申請を迫られる可能性が出ている。 米紙(WSJ、電子版)などは、リーマンが連邦破産法の適用申請に備え有力な法律事務所と契約したと報じている。 総資産約6000億ドル(約64兆7000億円)のリーマンが破産に追い込まれれば、問題債権を抱える他の金融機関にも信用不安が波及し、米経済を支える資金が目詰まりを起こしかねない。 市場では、保険最大手のAIGや、貯蓄貸付組合(S&L)最大手のワシントン・ミューチュアルの株価が下落するなど、動揺が続いている。 ニューヨーク連邦準備銀行で12日から始まった協議では、「分割売却」案が検討され始めた。850億ドル(約9兆2000億円)相当の不良資産を切り離し、資産運用部門などの健全資産を米大手銀行のバンク・オブ・アメリカなどに売却する構想だ。 欧米の金融機関はサブプライム問題で打撃を受け、不良資産の処理に必要な資金を負担できる余力がほとんどないと見られる。このため、「処理には公的資金の活用が必要」というのが民間側の言い分だ。 これに対し、政府は、3月のベア・スターンズ証券、今月の政府系住宅金融2社の破綻(はたん)に続く公的資金の活用に消極的だ。アト、未確認だが、現地時間の夕方(18:00前後)、発表があるとの情報あり、
2008年09月13日
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新しい言葉は、なるべく調べるようにはしている、今日の夕刊を見ると、連鎖破綻は防げるか。2008/09/12, 日本経済新聞 夕刊 信用デリバティブ取引で米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)、米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の公的管理を信用事由とすることになった。債務不履行に準じる扱いで、国際スワップ・デリバティブズ協会(ISDA)が取引清算の手続きに着手した。 問題となるのは両公社債券を対象にしたクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)。対象債券に信用事由が起きたとき、契約で定められた支払いを保証する。 今回はまず現物決済で関連する現物債券を引き渡す。現物決済ができなくなると現金決済に移る。現金決済価格はディーラーによる入札で決める。債務不履行で現金決済した例を見ると決済価格はカナダのケベコーで額面の四一・二五%などとなっている。 ファニーメイなどで入札結果が額面の一〇〇%に近い水準で落ち着けば混乱は起きない。しかし例えば九〇%に決まれば、CDSの売り手が一〇%分の損失を被る。 通常のスワップ取引では公的管理は信用事由に当たらない。だが、信用デリバティブで価値が下がっているのに通常取引は無関係というわけにはいかず、入札結果は両公社債券が絡む幅広い取引にも響きかねない。一方、信用事由が起きたとき例えば三〇%の固定回収率で決済することをあらかじめ約束した契約もある。この事例では入札結果に関係なく、CDSの売り手は七〇%分の損失をかぶる。 もともと現金決済は債券を持たない金融機関が決済不能に陥り、それが連鎖するのを防ぐために導入された。CDSの想定元本残高は六十二兆二千億ドルで、システミック・リスクが顕在化するのを抑える必要があった。 しかし、フレディマックなど取引規模が大きい銘柄で現金決済の入札価格が低く決まった場合、CDSを売った金融機関に大穴があき、連鎖破綻が起きる恐れが残る。現金決済はシステミック・リスクの防止策としては万全とはいえないようだ。 (花盗人) ISDAが出てくる、で、意味をいくつか見てみると、ISDA(国際スワップデリバティブ協会)とは、http://www.findai.com/yogo/0312.htm International Swaps and Derivatives Associationの略です。1984年にスワップディーラーの親睦団体(International Swap Dealers Association)として設立されましたが、デリバティブ取引が急速に発展し、市場が拡大されたことにより、1993年に名称変更されました。現在、多くの金融機関がISDAに加盟しています。国際スワップ・デリバティブ協会;http://www.nabe-net.com/bigban8.htm デリバティブ取引を行う主要金融機関が中心となって組成された、ニューヨークに本部を置く国際的業界団体。1985年の発足以来、デリバティブ市場の健全な発展を目指し、制度、会計、税務等の諸問題を検討する場を提供してきており、契約書のフォーム統一化もISDAの大きな貢献のひとつ。金融機関の間のスワップ取引のほとんどはISDAベースの契約書を使用している。ISDA,http://www.finance-dictionay.com/2008/04/isda.html ISDA(International Swap and Derivatibes Association)とは、イスダと呼ばれる、店頭デリバティブ市場の国際組織。国際スワップ・デリバティブ協会のこと。なお、業務でISDAと呼ぶ場合は「ISDDAマスターアグリーメント(デリバティブ取引の基本契約書)」のことを指す。デリバティブ取引における基本的なルールと枠組みを定めており、現在ISDAマスターアグリーメントは世界中のデリバティブ取引の基本契約書として利用されデファクトスタンダードとなっている。だと、イスダと呼ぶみたい、ここで、もうひとつ関連記事を見る、GSE公的管理はCDS取引清算事由に該当、リスクヘッジで想定外の損失の可能性 2008年09月10日 http://business.nikkeibp.co.jp/article/reuters/20080910/170199/ [東京 ロイター]米政府が政府系住宅金融機関(GSE)の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の支援を決めたことで、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)取引でGSEに対してリスクをヘッジしてきた投資家が想定外の損失を計上する可能性が出てきた。 国際スワップデリバティブ協会(ISDA)は9日、GSEの公的管理がCDS取引を清算する事由に該当すると決定した。清算による損失の発生について、ある国内銀行のディーラーは「GSEの経営危機が強まった段階で、GSE発行の債券を保有する投資家はCDS取引を活用して信用リスクをヘッジするプロテクションの買いのポジションを組んできた。 しかし、今回の救済によってデフォルト(債務不履行)リスクが大きく後退したため、高い保証料を払ってヘッジした分の損失が出る可能性が高まってきた」と述べた。 GSE発行の債券は世界の多くの投資家が保有している。「GSEの信用不安から欧米の投資家はCDSでリスクをヘッジしており、清算により思わぬ損失を出す可能性がある。一方、日本の投資家はCDSを使ってリスクをヘッジするところが少ないため、今回の清算による影響は限定的」(大手証券)との指摘が出ていた。(以下略)最後のロイター記事見ると、想定外のことがCDS取引で起こっているらしい、GSEが公的管理下になると、GSE発行の(住宅)債券に対してCDS保証を買って破綻ヘッジしていた人の保証料が無駄になるらしい、清算するときに保証料がマイナスに効いてくると、コレのマイナス額がどのくらいか、又、誰がコレの損をかぶるのかは見当もつかない、しかし、金融機関には台風の目になるとは言わないが、ボディーブローで効いて来るのではないだろうか、 今後、どのような展開になるかワカランが、ISDAの存在だけでも覚えておこうと思う、なんと言っても、今先端のGSE2社の発行債券と、アノ(62兆$の)CDSのコンビの問題だからね、* 最初の日経の夕刊の記事は、ようワカランのでパス、追記)損失額が出てきた、米住宅公社対象の信用デリバティブ、前倒し清算で巨額損失も http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080913AT2C1200J12092008.html (ニューヨーク=山下茂行) 米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)を対象にした信用デリバティブ(金融派 生商品)の前倒し清算に絡んで、世界の金融機関に巨額の損失が発生する可能性が出てきた。損失は数百億ドル規模にのぼるとの見方も浮上している。一部の日 本の金融機関も取引しているとみられるが、実態は把握しきれず、実際の影響は不透明だ。(09:25)数兆円かーー、意外と少ないがホントかな?
2008年09月12日
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今夜もバタフライは快調だった、力を抜けば抜くほど、早くなる不思議、ホント、くせになってしまう、 又、クロールは泳ぐモノではない、アレは前に進ませるものだと、気付いたり、 で、さっき帰って来て、NYDJ/リーマンの株価などを見て、 力を抜き、昨日の米国借金倍増の続きを書いてみる、以前、(7/20)吉田繁治さんのGSE解説でまとめたのだが、 『FNMとFREが今回の金融危機の本命!』全米住宅ローン1200兆円、(GSE保証ローン520兆円、)米国の債務、国債500兆円、住宅債520兆円、計1020兆円、米国に余剰マネーはない、海外に依存するしかない、FRBが唯一の国内供給元だが無理やり刷ると$の価値低下、 住宅価格は在庫はけず今後も下落、銀行は審査及び貸渋り強化でローン利用者さらに低下、 ココで、米国の資金供給元に注目、2つあって、国内と国外、国内はFRB、コレはどこの国も一緒、中央銀行だ、で国外は世界中の国々、コレが他国と違う、この国外資金供給を維持してきたのが、$機軸通貨制度、とにかく$を使え、と、この制度は、莫大な軍事力、$石油決済、(半強制的)米国債購入、などにより可能だった、コレで、本来、輸出で稼がなければならないはずの$収入が、輸入超過でも、バンバン入ってきて働かなくてもOKとなる体制ができた、(コレはコレですばらしい仕組みなのだがーー、) よって、政府は輸出産業育成よりも、国内消費に重きを置くようになる、 そして、コレは国中に浪費癖のついた放蕩息子を作り出す、ジョージソロスは指摘している、一旦、浪費癖の付いた人を元に戻すのはやさしくないと、さらに、消費拡大で、全国民に住宅を買わせる策に出た米国、放蕩息子はドンドン成長して大人になり、浪費癖もレバレッジを効かせて拡大した、国は大喜びだった、そして、トドメの一発、証券化商品が世界中に放たれる、しかしこのころ、すでに国は病み始めていた、住宅がピークを打ったのもこのころである、こうなると、$機軸通貨制度の負の側面が出てくる、 輸出産業を育成せず、消費ばかりに長けた国家が長続きするだろうか、 病んだ国にはサスガに世界中が背を向け始める、こうして、米国の資金供給源のひとつ、"国外"が縮小する、そして、問題の"国内"資金供給元FRB、あまりにも金融機関よりの(大甘な)融資が続いたおかげで、米国債が減り、財布の中身は不良担保(MBS)ばかりとなっている、それに加えて、以前、カンバーランド投資顧問のFRBバランスシート(FRBの財布の中身)を紹介したが、 投資顧問の指摘では、PDCF、TSLFなどの新システムは簿外扱いとなっているとのこと、 コレでは昨日のRogoffの指摘のように、銀行がFRBの融資返済を滞らせた場合、FRBは共に沈没しかねない、今や、国内外の資金供給に赤ランプがともり始めた米国、コレでGSEの負債も増えたらーー、(実際増えているが、)もう想像さえできない、 FRB改革論のJimRogers、又RonPole、そして「「さらば、酒とバラの日々」は可能か」で米国改革を提言したPeterSchiffの言葉が決して大げさなものではないことが感じられて来る、 さて米国金融機関はすでに今年11件の破綻を数えているが、墓標のサイトが立ち上がっている、http://survivingthecrash.blogspot.com/2008/08/check-out-bank-closures-map.html Click Here to Visit the Map 備えあれば、憂いなしなのだがーー、
2008年09月11日
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一昨日もコメント欄で書いたが、今回のGSE救済を、歴史的偉業みたいな書き方をするメディアもある、USA TodayFreddie Mac and Fannie Mae combined own or guarantee $5.4 trillion in outstanding mortgage debt. The government's decision to place both agencies into a conservatorship ― in essence, taking on responsibility for that debt by wresting control from the corporations ― is an historic move.「5.4兆ドルを保証する2社を政府の管轄下に置くのは歴史的なことだ、」市民の金融リテラシーが問われるのだが、 堀古さんいわく、ファニー・フレディー問題(6)~ファニー・フレディー公的管理下へ2008年09月08日一方確かな事は、今回の決断により、米国債の裏付けにはベアスターンズが保有していた証券化商品290億ドルに加え、住宅市場の動向に大きく左右される政府系住宅金融機関が保有していた巨額の住宅ローンに対する保証が入ってしまったという事実です。コレが何を意味するかといえば、 New "Bailout" Liabilities = Existing Publicity Traded debt of the US より、http://1.bp.blogspot.com/_8rpY5fQK-UQ/SMfI9OuDWhI/AAAAAAAADQw/JMcnfM5u6XY/s1600-h/govt+liab.png そう、国の借金である米国債(青)の仲間入りをしたということ、+ 5.4兆ドル分で、ほぼ2倍となった、間違っても、さすが米国政府だ、などと言うべきアイテムではない、すべて、米国民の借金である、米国債の価値が下がるのは必須だろう、 このような財政の状況下、警告も出てきた、 NakedCapitalismの記事、Rogoff: Central Banks At Risk of Sinking Along With Banks -Sep 9, 2008 によれば、This Guardian article by Kenneth Rogoff (hat tip Mark Thoma) sends a blunt warning: central banks are taking on so much dodgy debt that they will put themselves at risk if they continue extending support to their banking systems. Rogoff argues (as we have) that the banking system needs to shrink (an inevitable consequence of reducing excessive and unsustainable leverage). FRBが市中銀行に過度な金融支援を続けていると、自らをリスクの中に晒すことになり、そのうち、市中銀行と共に逝くのではと予測、 銀行システムの縮小を迫っている、又、ジムロジャーズ(Wall Street English)によれば、"Forcing the Fed's Chairman, Ben Bernanke, to resign and abolishing the Fed is the most expeditious way to boost the dollar and help the economy recover." バーナンキ連邦準備制度理事会議長を辞任させ、更に、連邦準備制度理事会を廃止することがドルを上昇させ、そして経済を回復させる手っ取り早い方法だ、と、 ドーやら、既存のシステムを残しての改革では功を得そうにもないらしい、今夜のリーマンなどを見ても、残った時間はそれほど多くはなく、何がしかの早急なActionが待たれるところだ、(戦争は勘弁してほしいのだが、)
2008年09月10日
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今朝、新聞見たら、全面広告が出てた、米シティ、円建て外債3150億円 個人向け最大規模http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080910AT2C0901T09092008.html 米シティグループは30日、国内の個人投資家向けに3150億円の円建て外債(サムライ債)を発行する。1つの社債で国内の個人投資家向けに募集する額と しては過去最大規模になる。金融市場の混乱が続く欧米市場よりも、日本で債券を発行したほうが比較的有利な条件で資金を調達できると判断した。 サムライ債の年限は3年で、利回りは年3.22%。購入単位は100万円で、10日から29日まで募集する。日興コーディアル証券や東海東京証券などで販売する。(10:07)おそらく、前回同様、売り切れだろう、一昨日の"場末の大学教授さん"のコメント"票田も市場も専門家から構成されているわけではない" が浮かぶ、 ひとつだけチャートを(Let's Give them a Hand)から紹介しとこう、http://panzner.typepad.com/photos/uncategorized/2008/09/08/fnmcitigroup.gif 昨年夏来のファニーメイ株に対するシティーの買い推奨アナウンスの履歴である、すべてBuyだった、(Link拡大可)ココから教訓を得るとするなら、逆を行くと利益につながる可能性がある、ということ位だろうか、 シティーには、顧客向け説明で、自分のところの株価と、 主なリスク説明のところで、「投資元本が"0"になる可能性もある」旨、書いてほしかった、
2008年09月10日
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GSEの救済発表が日曜日にあったが、Bigpictureによると、過去14ヶ月の間にコレで6回目の週末救済になるソーな、Weekend Bailouts and Subsequent Market Reactions Monday, September 08, 2008 07:17 AM 1)August 2007, when the credit crunch was officially recognized by the Fed, when they cut the discount rate.2007/8中旬に信用収縮が認知され、金利のカット開始、2)December 2007, with the announcement of the TAF and other credit facilities;2007/12月にTAFなどの新システムが導入される、3)January 2008 Soc Gen panic, and a 75 bps emergency cut;2008/1月、ソシエジェネのパニックで0.75%カット、4)March 2008 with the Bear Stearns bailout.2008/3月、ベアスターン救済、5)July 2008 the first Fannie/Freddie rescue attempt2008/7月、GSEの救済開始、6)September 2008 the actual Bailout of Fannie/Freddie2008/9月、GSE2社の救済、そして、Six observations/questions/takeaways from the past of weekend rescues history: 1. A strong rally lasts for a while, but it eventually fades and makes a new lower low; 2. Each "rescue rally" has been shorter in duration and weaker in intensity than the immediately prior one;疑問もいくつかあるが、共通しているのは、1)救済が入ると、強いラレー(上昇)が続くが、やがてすたれ、新安値をつけている、2)各ラレーの期間は直近前のラレーの継続期間より短くなってきて、上げ幅も縮小してきている、Econopicsさんとこで、過去14ヶ月の上げ幅と日柄の対照表を作っている、http://1.bp.blogspot.com/_8rpY5fQK-UQ/SMVECl3fCgI/AAAAAAAADNo/15w_CihYM28/s1600-h/spral.pngコレのタイトルが、Is the Plunge Protection Team Losing Power?PPTはもはや力を喪失しつつあるのでは?というもの、ラレーの期間を茶点(右目盛り)、S&Pの上げ幅を水色バー(左目盛り)で、表わす、左半分が上昇時の期間(茶点)、右半分が下降時の期間、ダンダン、下降の期間、値幅共に大きくなりつつある、 コレを実際のチャートで見てみると、救済のタイミングで見ると、大体の傾向(ラレーの上昇幅縮小)が出ているのではないだろうか、政府救済(PPT)の影響力が徐々に弱くなりつつあるーー、 さて、今回、GSEの救済アナウンスがされ、9/8爆上げしたが、そのラレーはどのくらい続き、どれくらい上がるのだろうか、まさか昨日で終わりということはないと思うがーー、又、仮に早期で今回のラレーが終了した場合、それは何を意味するのか、 追記)リーマンだが、Korean regulator says KDB talks with Lehman endedBy Steve Goldstein :02 a.m. EDT Sept. 9, 2008LONDON (MarketWatch) -- South Korea's Financial Services Commission Chairman Jun Kwang-woo said Tuesday that talks between state-run Korea Development Bank and Lehman Brothers Holdings Inc. have ended, Dow Jones Newswires reported. He declined to say what conclusions, if any, had been reached, the report said. 韓国銀行がリーマンとの交渉を打ち切った、との報道で現在-30%ダウン、 もうひとつ、 米GSEの公的管理に慎重姿勢=ドッド上院銀行委員長2008年 09月 10日 00:24 JST [ワシントン 9日 ロイター] 米上院銀行住宅都市委員会のドッド委員長は9日、政府関連住宅金融機関(GSE)を公的管理下に置く政府の決定について、必要性が明確になるまで支持を保留する姿勢を示した。 ポールソン長官が7月、GSEを政府の管理下に置くことはないと表明していたため、今回の措置は驚きだったと述べた。 コレではGSEは振り出しに戻る可能性がある、 ポールソンは一人舞台を演じていたのか?? 追記2)北朝鮮も目が離せない、速報 金総書記脳卒中疑い2008/9/10 徒然気学そして最も懸念される事態が、北朝鮮内部の権力闘争と崩壊です. 後継者のはっきりしない段階で金正日が倒れてしまったら、党と軍と金一族のバランスが崩れ、クーデターを含めた内部抗争が起きやすくなります. なんか、重なるときは重なるもんだな、
2008年09月09日
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今日はGSE救済記念日なので、プール行ったアト、眠くなければ、GSE救済についてでも書こうかと思ったが、時すでに遅し、夕方、森佳子さんに書かれてしまっていた、残念、(ホントはホッとしているのだが)あの記事(文章)は芸術モノだ、コメント欄参照、 付け足すものが何もない、(私が言うと説得性に欠けるが)ここに引用文を持ってこようとしたが、文章が壊れるので辞めた、リンクを貼っておくので是非堪能していただきたい、一般的にはつまらない経済記事をよくココまで読ませるものだと感心する、「GSE政府管理は止血剤、」2008年 09月 8日 16:19 森 佳子記者http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK015949720080908 で、ソロソロ眠くなってきたので、さっき見たのを貼って今日は退散、"バルチック指数" 経済コラムマガジン9/8から抜粋筆者は世界的な景気動向を観察する上で、毎日バルチック運賃指数(英ロンドン海運取引所)をチェックしている。バルチック運賃指数は、主に原材料を運搬する外航ばら積み船の運賃・配船料を指数化したものである。近年、新興国を中心にした経済活動が活発だったことを反映して、このバルチック運賃指数はかなり大きく変動しながらも、高い水準で推移してきた。ところがこのバルチック運賃指数がここ2週間くらい連日下がりっぱなしなのである。このことはちょうど日経新聞も9月6日付で取上げている。9月5日の指数は5,663まで下がり(1985年平均が1,000)、今年3月の米国金融不安時の安値水準にほぼ並んだ。(中略)バルチック海運指数チャート たしかにここ5年間をみれば今日の指数の水準はまだ高い。しかしバルチック運賃指数下落の止まる兆しが全く見えないところが無気味である。世界的にかなり大きな景気後退が来そうである。別に珍しくもないバルチック指数だが、住宅価格/失業率ばかりに目が行ってたのでなんか新鮮な気がする、バルチック指数も景気後退を示唆してますよ、ってことで、アッ、ところでNYは? ナンだ、下げてんじゃん、もう終わりかよ、(内心、ホッとしているのだが、)ひょっとしてmasayangの9/7政府介入指標あたってんじゃねーの、尊敬のまなざし!!、アナリストになれるな、今日の日中、モット追加売りしとけばよかったなーー、と贅沢な愚痴を言いながら、もう寝る、
2008年09月08日
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9/1の週の予定など、(韓国テーマを緑で示す、) 市場、他スケジュール 8(月) 韓国統計局が8月の消費者信頼感指数を発表。 7月は7年半ぶりの水準に低下。 個人消費が引き続き景気を圧迫するかを示す重要な指標。 8月英生産者物価指数(前月比/)17:30 ‐1.2% ‐0.6%9(火) 約19兆ウォン(168.1億ドル)の国債が償還期限を迎える。 このうち3分の1以上の約67億ドルは外国人投資家が保有。 これを背景とした国外への資金流出に対する懸念、 ハリケーンアイク米国上陸 北朝鮮建国60周年 8月工作機械受注・改定値(15:00) 韓国大統領演説(22:00) FRB議長が教育について講演(22:00、聞いてみたいネ) 米7月中古住宅販売保留指数(23:00/前月比-1.3%) 米7月卸売在庫(23:00/0.6%)10(水)韓国の9/9の話題と一緒、11(木)韓国銀行(中央銀行)が金融政策委員会を開催。 追加利上げを行う可能性があるとの見方が拡大。 中銀は7月、7年半ぶり高水準となる5.25%とした。 韓国政府が10億ドルの国債発行の条件を設定する予定。 韓国による海外での国債発行は2年ぶり、 外国人投資家の需要を測る重要な判断材料となる。 ニュージーランド中銀金利発表(朝未明) ブラジル中銀金利発表(朝未明) 7月機械受注(8:50/前月比-4.4%) 米新規失業保険申請件数21:30 44.0万件 44.4万件 米7月貿易収支(21:30/-580億ドル) 米8月輸入物価指数(前月比-1.5%) 8月米財政収支 ‐1050億ドル ‐1170億ドル 12(金)4-6月GDP改定値(8:50) 先物・オプションSQ算出日 米8月小売売上高(21:30/0.1%) 米8月生産者物価(21:30/前月比-0.5%) 米9月ミシガン大学消費者信頼感指数(23:00/63.9) 米7月企業在庫(23:00/0.5%) 15(祝)香港・中国市場休場(「中秋節」の翌日) 東京市場休場(「敬老の日」)16(火) リーマン・ブラザーズ 昨夜は11時前に就寝、というか、Blogを書こうとしたらスイムの疲れがドッと出てきてそのままバタンQだった、 さっき起きたのだがやはり早朝は気持ちがいい、(パターン変えようかな、)で、朝のニュースなど見ると、案の定GSE救済が出ていた、日経から、米住宅公社を政府管理に 優先株購入枠、2000億ドルhttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20080907AT2M0701407092008.html Listnerさんからは、Bend Over, Here It Comes (Fraudie/Phoney)ロイターで、UPDATE1: 米政府、ファニーメイとフレディマックを政府管理下にhttp://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK823621420080907 masayangも、まとめていてくれる、http://d.hatena.ne.jp/masayang/searchdiary?word=%2a%5b%b7%d0%ba%d1%5d 要は株はX、債券はOK、MBSもOKそう?、但し金額上限付き、マッ、コレは今日イロイロ出てくるので、待つことにしよう、Mishは、最初の行だけで失礼、Paulson Rolls The Dice At Taxpayer Expense『2つのことに絞られる、1)金融市場のリスク軽減になっていない、 2)納税者保護になっていない、 さあ、内容を見てみよう、』ポールソンの発表をコメントしているが、ケチョンケチョンな雰囲気が伝わってくる、 もうひとつFDIC、この株無価値で、別の懸念が出てきそうだと、The Federal Banking Agencies React to Takeover of Fannie Mae and Freddie MacAll institutions are reminded that investments in preferred stock and common stock with readily determinable fair value should be reported as available-for-sale equity security holdings, and that any net unrealized losses on these securities are deducted from regulatory capital.GSEの株式って、安全パイで多くの金融機関が持っている、問題は、比率を多めに持っている中小金融機関、 損失計上の問題から新たな破綻要因となってきた、東洋経済の懸念は、その通りなのでは、「米国住宅公社」と世界経済 "魔法"がもたらした逆転のリカップリング- 08/09/05この時点での米国債の発行残高は492兆円。対して、ファニー、フレディを筆頭とするMBSのトータルの発行残高は630兆円。MBSは米国債を凌駕し、証券市場の“王座”に就いている。サブプライムはローン開始2年で金利軽減期間が終わり、以降、金利がハネ上がるが、プライムは開始5年後から金利が切り上がる。大量の切り替えが始まるのは09年から。ゴールマン・サックスのアナリストは「ファニーの損失は320億ドル、フレディの損失は210億ドルに拡大する」と見る。推測が正しければ、両社は大幅な債務超過に転落する。両社のMBSを抱え込めば、米国の政府債務は2倍になる。全MBSに責任を持つことになれば、政府債務は3倍に膨れ上がる。MBS市場は“救われ”ても、米国債市場とドルはどうなってしまうのか。 71年、米国はドル・金の交換を停止した。その2年後、第1次石油危機が起こった。マネーがドル安を“予感”すれば、ドルからの大逃避が始まる。 今回、MBSは救済されそうなのだが、問題は政府債務が膨張して、国の信用である米国債が失墜すること、アト$も、さらに加えて、資本、財務内容を誇張か=米政府系住宅金融会社-NYタイムズhttp://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008090700118 このような問題を抱えた会社を、米国政府が救済したとなると損失がさらに膨らみ、国債下落に拍車かかるのでは、投資家の動きもチョっと見ておくと、バフェット、安値でGSE株購入、が、ビルグロスは、GSE債を大量購入、今回はビルグロスの先見性が勝った、さて最後に、これらを背景に、NKへの影響は如何に、すでにDOW先ものは200$あげている、絶好の追加売りのチャンスだろう、くれぐれも、公的資金導入=金融不安解消、などと思わないこと、
2008年09月08日
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恒例のFDIC発表、From the FDIC: Nevada State Bank Acquires the Insured Deposits of Silver State Bank, Henderson, Nevada Silver State Bank, Henderson, Nevada, was closed today by the Nevada Financial Institutions Division, and the Federal Deposit Insurance Corporation (FDIC) was named Receiver. To protect the depositors, the FDIC entered into a Purchase and Assumption Agreement with Nevada State Bank, Las Vegas, Nevada, to assume the Insured Deposits of Silver State Bank. ... As of June 30, 2008, Silver State Bank had total assets of $2.0 billion and total deposits of $1.7 billion. Nevada State Bank agreed to purchase the insured deposits for a premium of 1.3 percent. At the time of closing, there were approximately $20 million in uninsured deposits held in approximately 500 accounts that potentially exceeded the insurance limits. This amount is an estimate that is likely to change once the FDIC obtains additional information from these customers.Silver State Bank also had approximately $700 million in brokered deposits that are not part of today's transaction. 総資産20億ドル(預金量17億ドル)のシルバーステートバンク破綻、 2000万ドル(21億円)の500口座の預金は保護外だと、この銀行、例の破綻候補Listによれば、 UNOFFICIAL Troubled Bank List49番目にノミネートされている、 コレまでにも破綻銀行は、イロイロ物議をかもしているが、IndyMacを含め、今回もごたぶんにもれずのようで、NakedCapitalismはTwo Surprisingly Costly Bank Failures in Two Weeksで、 先週及び今週の破綻行は不自然(資産に対し損失額が大きすぎる)だと指摘、そして、Update 11:50 PM: This tidbit from Wall Street Journal:Until recently, the son of Republican nominee Sen. John McCain sat on Silver State's board and was a member of its three-person audit committee, which was responsible for overseeing the company's financial condition.Andrew McCain left the Henderson, Nev., bank July 26 after five months on the board, citing "personal reasons." He is Sen. McCain's adopted son from his first marriage. コレは先ほど、日経も伝えている、マケイン氏息子関与の米地銀が破綻http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080906AT2M0601106092008.html【ワシントン=米山雄介】米連邦預金保険公社(FDIC)は5日、米ネバダ州の地方銀行、シルバー・ステート・バンクが州当局から業務停止命令を受けたと発表した。米銀の破綻は今年11件目。同行の経営陣には米大統領選で共和党候補に正式指名されたマケイン上院議員の息子が最近まで名前を連ねていた。 FDICは同じネバダ州を拠点とするネバダ・ステート・バンクを受け皿銀行として選定。同行がシルバー・ステート・バンクの預金や資産などを継承する。シルバー・ステートの総資産は20億ドル。 共和党大会でマケイン氏の大統領候補指名が終わった直後のタイミングでの業務停止命令に、米メディアではマケイン氏の息子が経営に関与していたこととの関係を疑問視する見方が出ている。(15:19) ホント、補償制度というのは諸刃の剣だ、計画倒産されたら補償金がいくらあっても足りない、今後出る破綻行は、その破綻の背景を掌握しないとー、 まさか、補償金があるうちに破綻させちゃえ!なんて考えてんじゃないだろうな、
2008年09月06日
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NYは最後はお化粧買いで戻したが、昨夜も軟調だった、 ハリケーンに影響されたのかな、今週はパッとせずじまい、で、浮かんだのがこの曲、長崎は今日も雨だった実に意味深な曲だ、"あなた一人"と"NY"が妙にラップしてしまってーー、この下げは、売り方にとっては、ココロ休まるときでもあり大助かりなのだが、ココに来るまでが忍耐でもあった、何気なく売ると、リバウンドを食らって即退散となってしまう、もともと、松藤さんのコメントを参考に昨年末から売っているのだが、例の3/17以降の3ヶ月のリバウンドには参った、せっかくの利益が毎日のように消えていった、 ロールオーバーとは言え、繰り返し売買すると、先物はあまり利がない、 自分が今回、売りにこだわるのは、これほど環境的に下落が続くのは歴史的に見てもめったにないのでは、という相場観に基づく、必然的に経済ウォッチには力が入る、よって、トレードはこの下げが終わったらやめようと思っている、投資はPlan(戦略)である、とはKiyosakiの名言である、ズットやる性格のモノではないだろう、やっていいときだけやるに限る、今回は7/下旬に一旦抜けて、8/上旬に売りなおした、コレが今のポジションとなる、資本主義である以上、その根幹とも言える株式は基本的に高ければ高いほどいい、そのために、下げ環境では恣意性が働きやすくなる、高値を維持しようとするワケだ、特に政府、金融機関は敏感である、それゆえ、200-300$上昇などが頻繁に出るようになり、コレに苦しめられるわけだが、それでも、大勢にはかなわない、やがてGiveUpの時が来る(と思う)、これを待つことになる、昨日は窓を明けての下落があったのだが、 これで気付いたことがある、(やっと利が乗ってきたのだが)、"ソワソワ"しなくなった、以前、3/17のときなどはソワソワしっぱなしだった、モットいける、モット儲かるーー、案の定、その後のリバウンドでスッカリやられてしまった、で思ったね、お金はその人の人格の延長上にあると、コレ、前から聞いていた言葉だけど、今回ココロに入ってきた、いくらお金があっても、自己中心、儲けようとするココロでは、栓の抜けた風呂に湯を張るようなものだろう、この栓とは何か、私にとって、脱力であり、待つことであり、時間を楽しむことである、すべてのよきものは(利益を含め)上からやってくるというスタンス、そして、コレは決してNK225だけではないと思う、普段のバタフライ、ウォーキング、生活全般に当てはまるだろう、NK225の取り組みは人生そのもの、相場は自分の鏡とは至言である、
2008年09月05日
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昨夜は(バタフライの疲れで)ほぼ熟睡、8時間、起きてみればNYは爆下げの-344$、 CME-NKは-350円、 そして、巷のニュースはネガティブばかり、+為替が円高、ウォンが又動く、ウォンドル相場+商品(原油、金)の下げ、Gold 24hour by kitco+FRBの緊急融資過去最高の190億ドルへ、Sep. 4, 2008+太陽の黒点が約100年ぶりにゼロに、 寒冷化じゃん?+チェイニー、バクーへ、激突するチェイニーとプーチン、 (*但し、コレ見ると、天然ガスのせいでイラン攻撃が??だな) マッ、こんなもんか、気にしているときは動かない、あるいは逆へ、ほっとくと、勝手に下げる、昨日は夕方、フィットネスクラブへ、向かう途中、「アア、オレはホント間違いだらけだな、」などと感慨にふけりながら歩いていた、こう思うと、何故か、ココロが落ち着いた、クラブの前に差し掛かったとき、フト、ポケットに手を入れる、アッ、ない、クラブの入門証がない、ナント家に忘れてしまったらしい、こんなの今までなかったのに、今まさに自分がふけっていた思いが現実となって現れてしまった、「オレは間違える」しかし偶然ではあるまい、特筆すべきはその後の自分の反応だった「ヤッパ、オレは間違う存在だなー、」コレが自然に出てきた、そして、180°向きを変え、自宅に向かう、その間、何も考えず、ただユックリと歩き続ける、別に後悔などはしなかった、(少しは成長したのかもしれない、)そして何もなかったように、クラブでストレッチ&スイム、脱力のカタマリのようなバタフライは心地よかった、さて、巷はイヨイヨ本格化してきた感がある、一応、自分的にはココロの準備はOK、「オレにうまく対処なんかできるわけがない、」これだけだが、
2008年09月05日
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今日のFRBの資金供与は0、そのコメントが気になった、 今まで、なかったなー、こんなの、 建前上(?)は金利調整のためなのだろうが、Open Market OperationsFRBの資金供与の株価への影響は、コレまで見てきたとおり決して無視できるモノではない、 コレ(資金供与0)が何を意味するのか、記事の記載をまともに取っていいのか、また、ナンで日本語版ロイターにネット記事がないのか?ニュース性が低いからか、マッ、メモということで貼っておこう、 考えすぎかも知れないし、
2008年09月03日
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Update2今月になって、俄然話題のお隣の国、韓国、昨日、コメント欄で紹介頂いた、三橋さんの韓国経済関連や、代表戸締役さんの特集 アジア通貨危機の再来か?など見ると、コレまでの経過がよくわかる、グラフや絵が豊富で素人の私でもよく理解できた、(是非一読を、) アト、まとめで、韓国の予想シナリオなども、 一言で言うなら、"保有外貨($)がない!"、これに尽きる、実際、外国通貨がなくなったらドーなるのか想像したこともなかったのだが、貿易相手国への支払いが不可になれば、海外調達品が食品を含め入ってこなくなる、しかも負債が払えなかったら、倒産会社と一緒で、清算しなければならない、 コレはヤッパ、厳しそうだ、そして、今月が外貨建ての返済/償還の主だったLimit月で、"運命の9月"だと言われていた、その韓国へ、よりによって資金援助を得ようとしたのがリーマンだったのだが、今日、他の韓国主要3銀行が幹事の開発銀行に対して、興味のないことを伝えていた、"韓国大手銀の新韓・ウリィ・ハナ、リーマンへの共同出資検討せず" http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK825144720080903ところがロイターUKでは、今日South Korea fund could join KDB in Lehman dealWed Sep 3, 2008 9:37am BSThttp://uk.reuters.com/article/innovationNews/idUKSEO1602920080903?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0SEOUL (Reuters) - South Korea's military savings fund would consider joining Korea Development Bank in a bid for Lehman Brothers if KDB made such an offer, as now appears a good time for U.S. investments, the fund's chairman said on Wednesday."We have not received any proposal from KDB. It would be a thing that is worth considering," Cho Young-ho, chairman of the Military Mutual Aid Association, told Reuters in an interview, when asked whether it was interested in joining bidding for the U.S. bank."We judge now is a good time to invest. If we form a consortium with other (domestic) savings funds, we will have a substantial capability to invest," he said.韓国軍の貯蓄ファンドが、オファーがあれば韓国開発銀行にジョイントしてもいいと言い出した、彼らの総額は70億ドル、しかし、コレもなんとなく時間稼ぎに見えなくもない、軍人の年金みたいな公的マネーを、いまだに損失額も確定していない米国一企業の救済のために出資するかな、ソモソモ、韓国の年金は、三橋さんの記事にあったコメントを拝見すると、ソウル大学助教授ク インフェレポ-ト(2005)によれば、1) 60歳未満の経済活動人口…2,100万人↓ 公的年金制度対象外(極貧層?)▲273万人(13%)2) 年金対象者1,827万人↓ 支払い逃れ▲785万人(対象者の43%)3) 年金支払者1,042万人1827万人を1042万人が支えている、と、日本も結構ひどいが、韓国も相当なものである、このような財政的に厳しい国の貯金や年金を、つぶれかかっている米国企業の救済ファンドに回すことができるだろうか、マッ、ココまで情報流して、市場に希望を持たせているリーマン側の努力は認めてあげたいところだがーー、それにしても、韓国とリーマン、なんとなく相性が合うではないか、共に、ドル不足であり、共に、今月がクライマックスである、東海アマさんによれば、9月9日22:00に、李大統領が全国民に対する緊急説明演説を行う予定。だそうだ、 (追記)今度は邦銀か、UPDATE2: 三菱UFJ<8306.T>が米リーマン<LEH.N>への出資に関心と英紙報道、幹部は否定 2008年9月4日 9:33http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK825312120080904?feedType=RSS&feedName=marketsNews[東京 4日 ロイター] 英タイムズ紙は、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の三菱東京UFJ銀行が、米証券大手リーマン・ブラザーズへの出資に関心を示していると伝えた。 三菱UFJの広報担当者は「報道されているような事実はない」とコメント。同社幹部もロイターに対し「(そういう計画は)まったくない」と述べて、全面否定している。(中略) リーマン株は時間外取引で一時大幅に上昇した。もう相手構わず、という感じのリーマン、うわさで買われ、事実で売られる、を地で行っているな、追記2)三橋さんが具体的数字でYouTubeで説明してくれている、水星人な人さんの韓国経済自転車操業論から、http://jp.youtube.com/watch?v=EK23Bs9Ne3U&feature=related 韓国という国はあまりなじみがなかったが、コレは理解必須、バブル経済がほとんど海外の借金でなされていたとはーー、日本のバブルとは明らかに異なる、コレはじけたら(返済不可なら)、そのインパクトはハリケーングスタフ並になるのでは、 三橋さんには感謝!
2008年09月03日
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Bigpictureより、未確認非公式の破綻銀行候補らしいのだが、(クリック拡大)UNOFFICIAL Troubled Bank ListSource: FDIC SDI (http://www4.fdic.gov/SDI/main.asp) ネタのソースはFDICのデータ、Please note that this is NOT the OFFICIAL FDIC troubled bank list! 公式のFDICのリストではないと断っている、(FDICが出すわけがない!) Banks highlighted in red have effective tier 1 leverage ratio less than 4%, the FDIC minimum赤がFDICの最低要求基準(Tier1レバレッジ比率)4%以下の銀行だと、ちなみにBISの基準は8%以上、あと、黒塗りは逝った銀行ネ、こうして見ると、精度は悪くなさそう、先週末に逝ったIntegrity Bankがチャンと一番に上がっているし、で、思ったんだが、この手の情報がネットで得られるとなると、破綻に拍車がかかるのではと、だって、みんな、預金引き出そうとするだろうし、それゆえ、ドーしても破綻先がトップシークレットになってしまい、情報に制限がかかりやすい、それでも、ある日突然逝かれるよりは、この手の情報でも存在することはズット貴重だろう、というのも先々週末に逝ったコロンビアバンクトラストを見ると、FDICによると、預金保険による保護の上限を超える預金額は約610口座の合計約4600万ドル。預金保護にFDICが投入する費用は約6000万ドルにのぼる見通し。 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080823AT2M2300R23082008.htmlだそうで、610人の資産50億円強が一瞬で消えている、 コレでは泣くに泣けない、FDICは事後連絡しかしないからね、ココで、不利を被るのはネット情報環境がない、例えばシルバー世代の人たちになるのかな、で、日本に住む私の対策としては、上記のような破綻候補リストがあれば、事前チェック可能だが、おそらく期待するほうが無理、そこで先月購入した金融ビジネスの「銀行総合ランキング」、 で、邦銀の研究などをしているわけだが、やはり過去に負債のない銀行、収益力のある銀行、人手の少ない新システムの銀行は強いんじゃないのかナー、と思ったり、どことは言わないが、
2008年09月02日
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ウォン安が止まらない、ウォン相場1100ウォン突破、「9月危機説」浮上(上)ウォン相場1100ウォン突破、「9月危機説」浮上(下)2008/09/02 12:01:38 朝鮮日報Timesの記事に反論もしているが、 ウォン(対$)は安値切り上げ、お昼2時現在、1120、1121、過去10年のチャートを、 国内報道機関のウォン安の記事は見当たらないが、NK225の午後の下落はコレと無関係ではあるまい、 尚、タイ、インドネシア、マレーシアの中銀は、本日、為替介入を実施している模様、 http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK018042220080902アト、当然だが、韓国株式は、安値更新中、
2008年09月02日
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Updateお隣の韓国の状況、結構やばいようだが、何ゆえか日本国内で報道がない、素人なりにチェックすると、The Timesに下記記事があった、South Korea heads for black SeptemberSeptember 1, 2008 "韓国はブラックセプテンバーへ" 株式が下がり続け、Summary ウォン安も止まらない韓国、 為替チャートこの9月には、67億ドルの国債償還を迎え、4兆円以上のドル短期債(一年内)も返済を迎える、ウォン防衛のために保有外貨(2470億ドル)を使いたいが、Timeによれば、A large part of Korea’s foreign reserves are not government bonds but the kind of US-based mortgage-related bonds that once looked so solid. Depending on how the Fannie and Freddie situation develops, a significant portion of Korea’s forex reserves could turn out to be extremely illiquid, leaving the country ever more vulnerable to external shock. 韓国の外貨準備高の大部分は政府債ではなくアメリカのモーゲージ債である点が最大の問題だとして、アメリカのモーゲージ会社(GSE)の状況次第では韓国は外部からの衝撃に一層敏感に変わるであろうとの見通しを示した。ナントそれが(キャッシュではなく)米国債でもなく、GSE債で保有していると!!ドルがなくてデフォルト(債務不履行)になると、またかつてのIMFの管轄下になるのか?以下、楽韓WebからのTime翻訳"韓国を襲う9月危機の恐怖"を拝借、Fannie MaeとFreddie Mac(米国住宅信用公庫)の深まる傷が、韓銀の外貨保有高のやりくりを悪化させ、さらにウォン防衛戦の度重なる敗戦が本格的な通貨危機を9月に引き起こしそうだとアナリストが述べています。 韓国政府のおそらくは500億ドルに及ぶ外債償還時期が資金流動の問題を引き起こすかもしれません。7月だけで不毛な介入に200億ドルを費やしたために、ウォン防衛の実弾はすでに尽きているとすらいわれています。 ウォン防衛は原油高騰とインフレから企業と家計を支えるために行われました。この夏に行われたトラックストやイ・ミョンバク政権に対抗するデモなどが経済が危険水域にあるとの認識をもたらしています。 韓国政府による介入は失敗し、8月には7%もの対ドルのウォン安を招いています。ドルに対して、44ヶ月振りのウォン安水準でふらついています。そして、韓銀の外貨保有高は減少を続けています。CLSAのブローカーは「もはや韓国には文字通り、ゲーム(訳注:介入のこと)を遊ぶ余裕がなくなっている状態」であると言っています。 その上、状況はさらに悪くなる余地すら残しています。67億ドルもの国債がこの9月に満期を迎えており、この資金が海外に向かうことでさらにウォン安圧力として働く可能性があるのです。 韓国の外貨保有高は2470億ドルていど。IMFは9ヶ月分の貿易決済分の外貨を保有することを勧めているが、韓国のそれは3200億ドルとなる。 さらに悪いことには、HSBCのアジア担当エコノミストのフレデリック・ノイマン氏によると韓国の外貨保有高は短期債の比率に左右されるという。原油価格のヘッジのための短期債、2156億ドルがこの1年以内に満期になる。一応、外貨保有高ですべてカバーできるが、アメリカのサブプライム問題を見ても実態はどうであるかは疑問が残っている。 ほとんどの韓国の外貨保有は政府債ではなく、米系の抵当権関連債の類によってまかなわれている(訳注:……サブプライム関連債のことなんですが。これホントか?)。サブプライムの行方によっては、(ノイマン氏曰く)韓国の外貨保有高はきわめて乱高下しやすく、外部からの衝撃によって劣化しやすいと考えられる。 ノイマン氏は「現実の返済余裕は専門家が気楽にいられるほどのものではない、つまり彼らは手元の資金をウォン防衛に使うことはできないというわけだ」と語る。 ここ数週間の独特な脆弱性が露わになるにつれて、このアジア第三の経済規模の国を襲った1997年の通貨危機再来を何人かが予言している。「なにが危険か」と、CLSAのシニアエコノミスト・Sharmila Whelanは語る。「韓国政府は介入の危険性──国に高額の赤字を与える──をまったく自覚していないことだ」と。 Whelan氏は「投資者が韓国の外貨保有が実際には微妙な位置にあることに気がついたとたん、韓国を見捨てて投資を引き上げるというリスクがあります」と顧客に対して警告しています。 韓国で進むインフレと多大な家計負債が、その不安定さに追い打ちをかけている。政府内部の人間はタイムズ紙に「かつてウォール街やシティを襲った信用収縮が韓国の銀行システムによってあたかも自作自演のように引き起こされる可能性がある」と語る。 アナリストは不良債権化、不履行率、破産が進み、いくつかの大銀行が潰れるだろうと予言している。 韓国国内事情及び、通貨は詳しくないのだけど、韓国が現在必要なドル資金に不足を生じていることだけは伝わってくる、お隣のこととは言え、もしデフォルトが発生すれば、通貨危機で日本にも影響が出かねない、 それにしても、今日9月に入ったばかりなのに、やたら資金繰り関係のニュースが多くなったのは偶然なのか、イヤイヤ、世間に偶然はないと先日言ったばかりだからな、やはりなんかあるのだろう、今週の韓国株式、及び為替に注目、ところでTimesって英国なんだけど、自分のところも気にしたほうがいいんじゃないかいって、コレ見ると思ったりして、「英経済、過去60年間で最悪の下降局面」英財務相2008.8.30 18:47 世界中、どこもあまり差がなくなってきたのは良いことなのかドーか、 (追記)チェンマイ・イニシアティブがあるソーな、 英文正式名:Chiang Mai Initiative, CMI日本名(略称):チェンマイ・イニシアチブ1997年~98年のアジア通貨危機のような事態を防止するため、2000年5月に開催されたASEAN+3(日中韓)財務大臣会議(於:タイ・チェンマイ)で合意された二国間通貨スワップ取極(BSA)のネットワーク構築等を内容とするイニシアティブ。外貨が不足した場合に二国間で相互に融通しあう「通貨スワップ協定」ができていると、 下記に関係図を、https://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/CMI_180224.pdf韓国と日本は現在200億ドル強の協定、ヤッパ、日本は傍観とはいかない様だ、
2008年09月01日
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新しい名前なので覚えておこう、変動利付債FRN(Floating Rate Note)Fujiから、変動利付債 返済額、過去最大の60兆円 金融不安の新たな火種 FujiSankei Business i. 2008/9/1 世界の金融機関が発行した市場金利連動型の債券が今月から大量償還期を迎え、来年8月末までの1年間に返済額が過去最大級の5500億ドル(約60兆円)規模に達することが31日、わかった。米住宅バブルの下で2年前に大量発行された債券の償還が今月から本格化するためで、大手金融機関が返済の資金繰りに行き詰まる可能性も浮上してきた。米銀の不良債権が急増している問題と並び、世界の金融市場を脅かす新たな火種になりそうだ。 【用語解説】:変動利付債(Floating Rate Note) 表面利率を固定せず、償還まで一定期間ごとに見直す債券。表面利率は主にLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)に一定幅を上乗せして決まる。2006年は低利で発行できたため、欧米金融機関は米住宅バブルの中で住宅関連融資や関連証券などによる運用を膨らませる目的で大量発行した。 英調査会社ディールロジックの集計によると、世界の金融機関が発行した変動利付債(FRN)のうち、5536億ドルが9月からの1年間に償還期限を迎える。条件が有利だった06年に発行された1840億ドルの2年物FRN償還が今月から本格化し、06年以降、年間3000億ドル台で推移していた償還額を大幅に押し上げるためだ。同社は「1年間にこれだけの規模の償還が集中するのは正確な統計データを整備した2000年以降で初めて」としている。 1年以内に償還期限を迎えるFRNの発行残高上位20社は300億ドル規模の米銀大手バンク・オブ・アメリカやシティグループなど欧米の大手金融機関が占め、20社の合計額は3048億ドルと全体の過半数に達した。これに対し日本勢は最大の野村ホールディングスが13億ドルにとどまるなどわずかだった。 欧米金融機関が発行するFRNはこれまで機関投資家のほか欧米大手金融機関の実質的な子会社としてサブプライム(高金利型)住宅ローン関連証券に投資してきた「投資ビークル(SIV)」が主要な買い手となってきた。しかし、サブプライム問題を機にSIVは整理されたため、SIV保有分について新たな投資家探しを迫られる。 とくに米国の大手銀や証券会社はサブプライム関連の追加損失が続いていることに加え「オークションレート証券(ARS)」と呼ばれる金融商品の販売手法に問題があったとして数十億ドル規模の買い戻しを余儀なくされており、FRNの大量償還は大きな負担になる。 低金利で(FRNを)売り、資金調達して、高金利商品(各種MBS)を買う、はやりましたな、このパターン、 肝心の住宅ローン債券は劣化するわ、FRNは償還期限が来るわでアタフタしている、 つい最近ARSが出てきたばかりなのに、後から後から引きも切らない、 特に今月は集中しているのではないか、今月は他に、あの、GSEも2300億ドルの社債借り換えが今月末、そしてもうひとつ、気になるのが韓国の4兆円を超える短期外債(1年以内に返すドル建て借金)の返済(名盤~古代ギリシャの音楽より)である、 この期日は9/9の重陽の節句(韓国では秋夕)となり、来週である、ウォンが暴落しているのでへたするとデフォルト(返済不可)になりかねない、今月9月、市場のキーワードは"借り換え、償還"かな、追記)FRNどころではなかった、償還関係で見ると、信用収縮、本番はこれからか-米金融機関債、09年までに過去最大の償還 2008/08/26 14:52 JST ブルームバーグhttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=aR8kHxM90LU0&refer=commentary米証券大手メリルリンチやリーマン・ブラザーズ・ホールディングス、米銀ワコビアを含む米金融機関は借り入れコストがいかに高くなったかを間もなく知ることになるだろう。 JPモルガン・チェースによれば、2009年末までに償還を迎える米金融機関の社債は過去最高の8710億ドル(約95兆5000億円)。米国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)も過去最大級に拡大しており、メリルリンチの指数データによると、年間の利払いが1年前と比べ最大230億ドル増える可能性がある。 銀行/証券会社の機関債の償還がこれから本格化する、高いRateで利息を払いながらの償還である、合計95兆円、よりによって一番懐が痛んでいるときにこんなのがやってくる、信用収縮の本番はこれから、
2008年09月01日
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