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“Green Sleeves” by Jeff Beck 1968 ジェフ・ベックの訃報はショックでしたね。ご冥福をお祈りします。 世界中本当にたくさんの人たちが、あちこちで彼のことを書いているので、僕が今更書いても仕方ない気がしていますが、何と言ってもギター弾きにとっては神様みたいな人でしたからね。 僕らにはヤードバーズから出た三人のギタリストの一人としての印象が大きいので、つい並べて比較してしまうことも多いけど、三人がそれぞれに偉大で同時期に同じ空気を吸っていたというのは、やはり大衆音楽の歴史の中でも特筆すべきことでしょう。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ。この度その一角が崩れたのはやはり残念です。 庭から見上げた空があまりにも青いので、つい写真を撮ってしまいました。 空を見上げながら、ここまで青い空は、どう考えても、何度でも見られるというほどこの先長くは生きられないよな。などと思って、なんだか悲しくなってしまいました。 若い頃なら素直に青くてきれいな空と思えたものが、今では悲しみの元になってしまった。 それにしても久しぶりに雲一つなくて、真っ青できれいでした。 でも、ほんとにあと何回こういう景色を見ることができるんだろう。 ジェフ・ベックの『グリーン・スリーブス(Green Sleeves)』を聴いてみませんか。クラプトンの『ダニー・ボーイ』にも通ずるものがあると思います。 “Green Sleeves” by Jeff Beck 1968 ********** 1月14日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. My Way (Sex Pistols) 2. Foggy Mountain Break Down (Lester Flatt & Earl Scruggs) 3. Don’t Cry Out Loud (Shirley Bassey) 4. A Day in the Life(Live in Japan’99) 5. Beck’s Bolero(Live at Ronnie Scott’s) (以上、ジェフ・ベック) 6. Good-night Irene (The Weavers) 7. Hushabye (Jay & the Americans) 8. Green Sleeves (Jef Beck) 9. Chasse-neige (France Gall) リクエスト曲は、3.酋長Kobaさん。4.とおるくん。5.Steveくん。6.ミスターコーラさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.は新成人の皆さんにぜひ我が道を見つけて欲しいという思いで。2.はこの日がフェイ・ダナウェイの誕生日(1941.1.14生,82歳)で。彼女の主演した「俺たちに明日はない」で使われた曲。3.4.&8.は先日(1/10)亡くなったジェフ・ベック(享年78)を偲んで。7.は「今月の歌」。9.は今週もフランス・ギャルの「雪」の歌を。タイトルを訳すと「雪かき」の意。 以上。次回もよろしく。なお、28日はお休みです。
2023.01.20
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“Il Neige” by France Gall 1967 1月7日は今年最初のラジオでしたが、この日命日の3人の歌を中心に特集を組んだ形になってしまいました。つまりは「命日特集」っていう感じです。 このところ、誕生日特集よりも命日特集の方が圧倒的に多くなってきて、なんだか考えさせられています。 U.S.Wikipedia(ウィキペディア) の日付のページを出すと、Events(出来事) の下に、Births(誕生)、Deaths(死亡) と続いていますが、この Births から調べてゆきます。 原則として僕の場合物故者は、たとえば生誕100年のような余程のことがない限り、誕生日にはラジオで取り上げていません。だから、誕生日をオールディーズに関連した音楽関係者で見てゆくと、せいぜいが1930年ぐらいから1960年ぐらいまでに集中いているので、あまり時間もかかりません。 しかし、命日の人を調べてゆくのはちょっと時間がかかることが多いですね。だいたい1940年代から去年までをずっと見て行かないといけないので。 73歳になった自分の年齢と、自分が聴いてきた音楽をやっていた人たちの間の年齢の関係を冷静に考えれば、自分より上の年齢の人が多いわけだから、亡くなった人たちの方が多くて当たり前なので、納得するしかないですけど、Births の欄の “1901-present (1901年から現在)” の1960年以降の人数のなんと多いことか。 こうして世代は交代して行くのかと、今日もまた溜息が出ます。それにしてもWikipediaさんには大変お世話になっています。以前は各種調べ物には非常に苦労しましたからね。ありがたいことです。 2018年の1月7日に亡くなったのがフランス・ギャル。享年70。 なんだか、いつまでもお人形のように可愛いお嬢さんみたいに思っていたけれど、そんなはずはない。ちゃんと年をとっていつかは死んで行くということですわ。 僕の場合、中学生でいきなり真打みたいなシルビー・バルタンに出会ってしまったので、翌年高校生になった年に『夢見るシャンソン人形』で日本で売れたフランス・ギャルには特に衝撃は受けなかった。 しかし、その後いろいろ聴き直してみると、実に発見は多かった。好きな曲は60年代に多いけれど、70年代以降の実力派歌手としての活躍振りは何枚かのライブアルバムで確認できる。 90年代以降はいろいろ大変だったようだけど、素敵な歌をたくさん残してくれてありがとう。 今日は季節柄これ↓を聴きましょう。「雪が降っている」と訳せばいいのかな。 “Il Neige” by France Gall 1967 ミュージック・ライフ1965年12月号の表紙を飾ったフランス・ギャル(ずいぶん汚れてしまってすみません) ********** 1月7日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 夢見るシャンソン人形 (フランス・ギャル) 2. Slow Down 3. Dizzy Miss Lizzy (以上、Larry Williams) 4. Bad Boy (ビートルズ) 5. I’m Beginning to See the Light 6. Little Things Mean a Lot (以上、Kitty Kallen) 7. Good Luck Charm (エルビス・プレスリー) 8. Hush-a-Bye (Peter, Paul and Mary) 9. Hushabye (The Mystics) 10. Tu N’as Pas Le Droit 11. Il Neige (以上、フランス・ギャル) 12. Skiing in the Snow (The Beach Girls) 13. Snow Time (Neil Sedaka) リクエスト曲は、7.座波ソーメンさん。8.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.と10.&11.はこの日がフランス・ギャルの命日(2018.1.7没,享年70)で。2.~4.はこの日がLarry/Williamsの命日(1980.1.7没,享年44)で。因みに4.もオリジナルはLarry Williams。5。&6.はこの日がKitty Kallenの命日(2016.1.7.没,享年94)で。9.は「今月の歌 」The Mystics のオリジナルで、8.とは同名異曲。12.&13.は寒い冬に合わせて「雪」の歌を。因みに11.も雪の歌で、訳すと「雪が降っている」の意。 以上です。次回もよろしく。
2023.01.11
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“Thinking of You” by The Colour Field 1985 今年もよろしくお願いします。 新しい年の始まりにふさわしい言葉がなかなか見つかりません。 ウクライナ戦争は終わらないし、わが国の再軍備があまりにも一方的に進められているし、沖縄の島々に軍事基地が平気で置かれていくし、庭のバナナは成長が止まっているしね。 そうなんですよ。あのままバナナは新年を迎えてしまい、さてどうなることやら。 先日、苗をいただいた友人に訊いたところ、「小さいまま黄色くなって食べてみたけれど美味しくなかったこともあったり、冬を越して暖かくなってから普通に食べられたこともあった」ということで、これはもしかすると後者のこともありうるのかと、勝手に希望的観測をしたりしています。 ちょと見た限りでは元気そうなんですよね。 今年は大晦日と元日が土日にあたったので、ゆっくり家で過ごし、透析は正月2日からでした。午後から夜にかけての長時間でお願いしているので夕食を出してもらっていますが、毎回とても工夫されたメニューで、食事はいつもいちばんの楽しみになっています。厨房の皆さんには本当に感謝しています。 この日は正月らしいおかずが並び、思わずニコニコしながらいただきました。メインのおかずは海老のフライに白身魚のクリームソースがけ、アバラ肉とシイタケと里芋の煮付け、ほかに、かまぼこ伊達巻プラスもう一つ巻物、下に蕎麦が隠れたカニカマサラダ、なますと黒豆、汁物と、品数・量ともに完璧です。 食事の後はおきまりの熟睡。寝ている間は血圧が当然下がって、担当の看護師や技師が焦りますが、目が覚めた頃には血圧も戻り終了となります。 今回もこれ↓を聴いてください。 “Thinking of You” by The Colourfireld 1985 ********** 12月31日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Because (デーブ・クラーク・ファイブ) 2. Like Dreamers Do (アップルジャックス) 3. I Go to Pieces (ピーターとゴードン) 4. おもて寒いよね (野宮真貴&横山剣) 5. 木枯らしの少女 (ビヨルン&ベニー) 6. 恋はやせがまん (フォーシーズンス) 7. Old Lang Syne (& The Original Drifters) 8. Gangsters 9. Too Much Too Young (以上、The Specials) 10. Thinking of You (The Cooler Field) 11. Happy New Year Baby (コニー・フランシス) 12. You’ll Never Walk Alone (Gerry & The Pacemakers) リクエスト曲は、5.ミスターコーラさん。6.酋長Kobaさん。7.ウィンカー・ダッソーネさん。8.疑惑さん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.~3.は1964年の英国歌謡。僕の原点の一つ。4.の「今月の歌 Baby, It’s Cold Outside」は2017年野宮真貴&横山剣のデュエット。邦題は『おもて寒いよね』で、訳詞は吾妻光良&The Swing Boppers。8.~10.は先日(2022.12.18)になくなったテリー・ホール氏を偲んで。11.は大晦日にふさわしい歌を。12.は来る年が平和な年になるように、みんなで歩いて行こうという意味合いを込めて。 以上、今年もよろしく。
2023.01.04
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