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“Big Bad John” by Jimmy Dean 1961 着るものを整頓していたら、こういうものが出て来ました。 JUNのプルオーバーの長袖シャツです。このタイプのシャツは好きだったので、VANやTakaQの半袖の白やピンクを持っていましたが、これは友人が、今で言うところのサイズアウトしたため、僕の手元に来てから、今まで手放さずに引越しのたびに持ち歩いて、今年でざっと50年。当の私もサイズアウトしてからずいぶん経ちますが、なぜか捨てられずに今日までタンスの奥にしまわれていたのです。 写真は少し明るい色に写っていますが、実際にはもう少し暗い青で、要するに紺です。 現在また少し痩せたような気がして腕を通してみましたが、さすがに入りません。 捨ててしまえば良いのかとも思うけれど、なぜか捨てられません。その最大の理由は、ロゴタイプにあると思った次第です。 このシャツについているロゴのJUNは、当時のVANを真似た真ん中のUが赤いタイプで、つまりはJUNは二匹目のドジョウを狙って見事に成功したというわけで、その後も続々といわゆる三文字商標のブランドが出て来ましたが、なかなか三匹目のドジョウとはならなかったようです。 これは余談ですが、大学1年の時、横浜は花咲町の川沿いの靴屋にずっと欲しかった白黒のサドルシューズが格安で出ていて、サイズが若干小さめだったけど、もちろん買いました。靴を見つけたことにも驚いたけれど、一番驚いたのはメーカーの名前がYANだった!もしかすると、世の中にはYANをVANと勘違いして買ってしまう人がいたかもしれませんが、それにしてもねえ。 同じような話では、リサイクルショップで見つけたTenderのエレキ。これがFenderそっくりのロゴで、一見同じ。つい間違えてしまいました。今でもこういう商法はあるんですね。 おっと、話が逸れましたが、JUNがVANを真似たロゴを使っていた頃は、つまり路線が同じで、いわゆるアイビー系のものを中心に売っていました。覚えているのは長袖&半袖シャツ、トレーナー、セーター。コットンパンツ、などなどで、VANより幾分安く結構好きで買っていました。その後路線を変更してロゴタイプも変え、VANとは違う、大人相手の感じになったんでしたっけ。 それで、このシャツ、もし処分するにしても、商標のところを切り取っておこうかと思ったりしています。 ********** 今年とカレンダーの同じだった1961年の11月に全米ヒットチャートの1位を続けていたのは、“Big Bad John” という曲で、歌っていたのは Jimmy Dean。我が国ではほとんど紹介されなかったと思う。ご存知ない方の方が多いのではないでしょうか。 ところがこの歌を聴いていて、あれっ、これはプラスチック・オノ・バンドの『平和を我等に(Give Peace a Chance)』の手法と同じ作りではないか。前者は脱力系の語り口調の後にリフが、後者は当然力強いメッセージ口調の後にリフが、のような違いはあるにせよ、やってることは似ています。 そうか、ジョンはこの歌 “Big Bad John” が頭にあって、『平和を我等に(Give Peace a Chance)』を作るのに参考にしたんだな。タイトルの “Big Bad John” には、もしかすると親しみを感じていたのかもしれない。 ・・・というようなことを考えているうちに明日になってしまった。 “Big Bad John” by Jimmy Dean 1961 ********** 11月18日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Autumn Leaves 2. From Me to You 3. Nowhere Man (以上, The Beatles) 4. Come and Get It (Bad Finger) 5. Dedicated to the One I Love (The Shirells) 6. Casablanca (Bertie Higgins) 7. This Time (Troy Shondell)[#5] 8. Please Mr. Postman (The Marvelettes)[#3] 9. Big Bad John (Jimmy Dean)[#1] 10. Give Peace a Chance (The Plastic Ono Band) リクエスト曲は、3.teaさん。4.尻焼原人さん。5.座波ソーメンさん。6.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.は「今月の歌」『枯葉』。今回は英語の女性ヴォーカルで。2.&3.は前週予告したように高校時代(1967秋)にバンドでやったビートルズ曲の残りの2曲。結局全部で12曲だった。・・・と思う。7.~9.は今年とカレンダーが同じだった1961年のこの日、11月18日付 Cash Box Top Singles の上位⑶曲。10.は9.と聴き比べ。曲作りの手法が同じなのだ。“Big Bad John” も 以上。次回もよろしく。
2023.11.24
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“Nowhere Man” by The Beatles 1965 高校時代にやったビートルズの曲が、まだあと四曲ほどあると書いて、その四曲をラジオでかけたまでは良かったんだけど、ちゃんと数えたら正確にはさらにあと二曲あった。 ああ、なんでこの二曲を忘れていたんだろう。しかも、何度も歌ったし今でもコードを覚えているくらいなのにね。ビートルズは計十二曲やったんですね。 というわけで、残りの二曲、今度のラジオで流して、今回のビートルズ特集は一旦終了ということになります。 上で書いた残りの二曲のうちの一曲は “Nowhere Man” なんですが、“Nowhere Man” って、直訳できない代表選手のようなものだなあと、初めて耳にした頃思ったもんです。もちろん、今でもできません。 それで、当時の邦題が『ひとりぼっちのあいつ』だったんですが、歌詞全体を眺めたり、あれこれ考えてみると、これはかなり名訳なのかもしれないと思ったりしたのです。 邦題で言えば、同じ英国盤 “Rubber Soul” では『ノルウェーの森』が論争になったこともありました。これは、結論から言うと誤訳であるわけですけど、響きとか音の印象からすると、なかなか良い邦題だということになっているみたいですね。 “Nowhere Man” by The Beatles 1965 ********** 毎年恒例の、沖縄に秋が来たことを知らせてくれるススキの写真を撮りました。この日(一昨日)、ちょっと空模様は怪しかったんですが、結局雨は降らず、夜は少しだけ冷えた感じでした。 しかし、現在、外はちょっと嵐です。いわゆる前線の通過に伴うもので、夜が明ける頃には相当冷え込む予報が出ています。いよいよ服装が難しい季節になりますね。 ********** 11月11日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. And I Love Her 2. The Night Before 3. I Need You 4. You’ve Got to Hide Your Love Away (以上, The Beatles) 5. あんた (ハナ肇とクレイジーキャッツ) 6. ブルーハワイ (石原裕次郎) 7. Coyote (Joni Mitchel with The Band [Live]) 8. Both Sides Now (Harpers Bizarre) 9. Les Feuilles Mortes (Sylvie Vartan) リクエスト曲は、6.酋長Kobaさん。7.Steveさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.~4.は前週に引き続き高校時代(1967秋)にバンドでやったビートルズ曲。他にもあと2曲ほどやりましたが、それは次回に。8.はジョニ・ミッチェルの名を世に知らしめた名曲。様々な人が歌っている中で、ハーパーズ・ビザールを。9.『枯葉』が「今月の歌」シルビー・バルタンのフランス語で。 以上。次回もよろしく。
2023.11.17
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“If I Fell” & “And I Love Her” by The Beatles 1964 前回、まんまる夜音祭で「高校時代以来のギターの弾き語りをしました」という書き方をしたんですけど、ちょっと誤解を招きそうなので、正しく書き直そうかと思いましたが、面倒なのでこちらに書きます。 以前にも何度か書いたように、高校時代、ビートルズの来日の年に僕らはバンドを作り、翌年の文化祭にビートルズをやったんですが、その時僕はギターを弾きながら主に下のパートを歌うという役割でした。つまり、人前でギターを弾きながら歌うといっても、あくまでバンドの一員だったので、一人で弾き語りをしたわけではなかったというわけです。 だから今回のように人前でギターを抱えてソロで歌ったのは初めてだったことになりますね。それで、次回同じような機会があったら、ぜひとも三曲完璧に仕上げたいと思って、今から必死に曲探しです。 こんなこともあって、ラジオでは久しぶりにビートルズの特集をやりました。それも高校時代にやった曲ばかりかけたんですが(下のオンエア曲を参照,まだあと四曲ほどある)、この中にできそうなのがあるか考えたところ、初期のビートルズの場合コーラスの入ったものはあの独特のハーモニーが大事なのでソロでやるのは変だと常日頃思っているので、却下。ほんとは『恋におちたら』なんかいいんだけどなあ。 では、たとえば “And I Love Her” なんかどうでしょう。おっと、これはギターの間奏が無理だ。『恋する二人』ならいいか。いや、待てよ。ハーモニカはどうする。あ、思い出したぞよ。高校の時はハーモニカホルダーを使ってやったんだっけ。じゃあ、『恋する二人』に挑戦するか。 などとあれこれ考えているうちの真夜中になってしまった。 やはりこの二曲、名曲だわ。“If I Fell” “And I Love Her” by The Beatles 1964 ********** ウクレレ弾き語りの Chihaya ちゃんのことを前回書きましたが、彼女がまんまる夜音祭で歌った時の様子が YouTube にアップされました。音響の良さと相まって、実力の程が見事に発揮されていました。ぜひ聴いてみてください。 歌っているのは Ado の『風のゆくえ』↓ですよ。 まんまる夜音祭で歌う Chihaya ちゃん↑庭に咲く台風花(たいふうばな=Rain Lily)はほとんど黄色なんですが、時々白が咲きます。けど、なぜ今咲くんでしょうか。まさか今から台風が来るなんてことは・・・。 ********** 11月4日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. A Hard Day’s Night 2. I Should Have Known Better 3. If I Fell (以上, The Beatles) 4. Autumn Leaves (Nat King Cole) 5. As Time Goes by (Dooley Wilson) 6. Burning Love (Elvis Presley) 7. True Love Ways (Buddy Holly) 8. Any Time at All 9. Help 10. I Want to Hold Your Hand 11. She Loves You (以上, The Beatles) リクエスト曲は、5.酋長Kobaさん。6.ウィンカーダッソーネさん。7.糸満のワーナーさん。8.座波ソーメンさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.~3.と8.~11.は高校時代(1967秋)にバンドでやったビートルズ曲。他にもあと4曲ほどやりましたが、それはまたの機会に。4.『枯葉』が「今月の歌」。まずはナット・キング・コールで。 以上。次回もよろしく。
2023.11.10
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“Blue Star” by The Shadows 1961 10月28日(土)「まんまる夜音祭」という催しに行ってきました。 前回、春には名称が違ったのですが、ほとんど同じようなものを同じ場所でやったので、これが2度目といってよろしいでしょうか。近隣の音楽好きが集まって、おもいおもいに歌ったり演奏したりするという、地域の音楽会といったところでしょうか。 主催者は薬局を経営しているご夫妻で、薬局の敷地内の駐車スペースに公民館から借りた椅子と机を並べて、各自3曲までという制限があるだけで、入場無料。エントリーフィーも無し。 そんなわけですから、演奏者も観客も和気あいあいの雰囲気で、とても楽しいイベントでした。 僕は前回は「こうすけ&しょうこ(親子)」(←正式名称忘れました)のバックでスネアドラム叩いただけだったんですが、今回はこの二人が出ないというので、個人で挑戦してみようと、高校時代以来のギターの弾き語りをしました。 まあ、結果はご想像どおりのひどい有様で、3曲中まともにできたのは1曲だけでした。これは当然のことと自分でも予想していたので、驚くには値しません。でも、逆に次回機会があればぜひ3曲完成させたいと、思った次第です。 実は、今回、進行役を任されたんですが、エントリーが19もあったので、午後5時からの予定が前倒しになり、3時45分に始まり9時までという長丁場で、少し疲れました。 十五夜の前夜で、ほぼまんまるな月も出て、イベントとしては大成功だったと、主催者も喜んでいましたよ。 今回の成果としては、ウクレレ弾き語り&ソロ弾きの中学生少女 “Chihayaちゃん” を挙げたいです。 このChihayaちゃん、ステージ度胸は満点でMCもしっかりこなし、その演奏と歌いっぷりは実に元気で、聴いている人たちもつい乗せられる凄みがあった。こういうのを「磨けば光る原石のよう」と形容するのだなと、ひたすら感心してしまいました。 今後に大いに期待したいですね。 YouTube チャンネルを持っているようで、色々上げています。 オー・シャンゼリゼ covered by Chihaya 君をのせて (練習動画) など、色々ありました。 あ、そうそう。あの「たま」の『電車かもしれない』を、なんとたまの知久寿焼氏本人を従えて去年の今日(2022.11.3)歌った動画があって、これにも驚いてしまったのです。最初、知久さんによく似た人がいるなあと思って、よく見たらギターも見覚えのあるアレだったし、そもそも本人じゃないかい。 『電車かもしれない』by Chihaya with 知久さんたち この時まだ小学生だったようです。つまりまだ中1か。 ********** クリフ・リチャードの特集をやったばかりなのに、今度はシャドウズの特集をやることになってしまった。それも当然で、10月28日はシャドウズのリードギター、あの黒縁メガネの Hank Marvin (ハンク・マーヴィン) の誕生日でしたから。 クリフとは2週間違いですが、年齢は一つ下。 中学生の頃、ベンチャーズが流行り始めて、僕らはエレキサウンドを知った。ベンチャーズはすごいなと思っていたけれど、兄がシャドウズの方がテクニックは上だとよく言っていたっけ。 だいぶ経ってから、ベンチャーズがシャドウズを意識していたらしいことがわかった。 たとえば、僕の大好きな『ブルー・スター』は、シャドウズがあのギターサウンドでカヴァーしたやつが先で、ベンチャーズはシャドウズ・バージョンにさらに手を加えたアレンジで数年後にカヴァーしている。 もちろんアレンジの凝り方はベンチャーズの方が徹底しているけれど、ギターサウンドをしっとり聴かせるシャドウズの方が本物感があるように聞こえるよね。 つまりはそういうことで、今日、僕の誕生日にはこれを聴いてください。 “Blue Star” by The Shadows 1961 風鈴仏桑華(フウリンブッソウゲ)が真っ盛りです ********** 10月28日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Tell Me (Cliff Richard & The Shadows) 2. But Star 3. Perfidia 4. Spring Is Nearly Here (以上, The Shadows) 5. The End of the World (Herman’s Hermits) 6. The End of the World (Julie London) 7. Our Love Is Here to Stay (Billy Holiday) 8. Baby, Now That I Found You (The Foundations) 9. Unchained Melody (Elvis Presley) 10. That’s the Way It Goes 11. Let It Be Me (以上, The Shadows) リクエスト曲は、7.座波ソーメンさん。8.尻焼原人さん。9.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.~4.と10.&11.はこの日がシャドウズのリードギター、ハンク・マーヴィンの誕生日(1941.10.28.生,82歳)で。1.は先週に引き続きクリフ・リチャード&シャドウズ。10.&11.は珍しくシャドウズが歌っています。5.&6.が「今月の歌」の聴き比べ。どちらも歌詞の一部がオリジナルと異なるところを聞き逃さぬように。 以上。次回もよろしく。
2023.11.03
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