15年11月中国出張 0
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こんばんは。やや御無沙汰です。(6日くらい)8月から始まった忙しさが11月には収まるだろうと踏んでいましたが、第二弾が来てしまいきっと年末までこのペースなんだろうなと思います。今日からかなり冷え込んで、やっと冬の気配も感じられますが寒がりの私は11月に入った頃からババシャツを着て11月中旬にはパッチと手袋とマフラーも加わり(今日辺りには丁度いい装備だった)周囲の人の視線をビシビシ感じながら『私やっぱり皮膚感覚とかヤラれてるな(汗)』一体、老後はどうなるんだろうかと先の事を心配してしまい、ため息も出てしまう。まあまあ、そんな忙しい中でもちょこちょこした小ネタは溜まって行くワケで。今の所、詳細な描写をする気力も体力もないので軽く短くいくつかUPしたいと思います。。===========先日、例の如く中国客が来まして(この時期多い)アテンドしていました。私より*歳くらい年上の、いわゆるアラフォー世代の中国人男性だったんですが。まあ例の如く総経理で。(若いけどって意味で)そして例の如く気さくで、いい人でしたわ。理系の人で話す内容もちょっとインテリっぽくて知性のあるひねったジョークが多くて結構面白い人でしたね。そんな総経理と、もう一人ウチの中国人従業員とですね、夕食を一緒にしていたんですが日本酒頼んで、チビチビ飲みながら「浮気心とは?」というテーマを男性と女性の立場で、また日中の違いで、あんまり噛み合わない状態でず~~~っと論じていたんですが・・・「例えばだ、毎日肉を食べてたら違うモノを食べたくなるだろ?」総経理が例え話を。このテーマではよくある出だしですよ。私は心の中で 『おお、この例え話は日中一緒やな(喜)』じいっと聞き入りました。総経理は「肉を続けて食べれば時々は・・・白菜が食べたくなるだろ?」・・・野菜!?(~~; 心の中で、すかさずツッコミを入れたのですが、中国人従業員(女性)は「う~ん、まあねぇ(~~)」普通に相槌打ってました。その後も総経理はずっと「白菜」 「白菜」 「バイツァイ」 「バイツァイ」言うてました。私は・・・なんでハクサイなん???そっちがすごい気になって^^;「魚」っていう選択肢は?いや、やっぱそれは「魚」も川魚だし中国人にとっては「肉」ほど身近じゃないのかな?とか「肉」と括ったら「野菜」やろ?なんでピンポイントで 「ハクサイ」 ??とか「青梗菜」は?「キャベツ」は?「大根」は?「空芯菜」はアカンねんやろか??・・・・・頭の中で、つっこみ入れまくってました^^;本来のテーマ「浮気心とは?」に対する総経理の意見は全ての男性はそんな願望がある。「浮気」という現象になるのは、結局それを抑えるか実行するかの違いだけだ、という事で落ち着きました。日中一緒やね。と言うか、どこでも共通か。 ↑お久(ひさ)です。ヨロシクです。「ハクサイ」のピンポイントの選択肢は新鮮で、「なんでハクサイ?」って理由を聞こうと思ったけど聞きそびれました^^;次会う時に覚えていたら、聞いてみよう。推測としては身近な野菜で一番水分多くてアッサリしているから?肉の反対として、極端にアッサリしたものを当てている、とかね。でも、単に「ハクサイが好きだから(・・)」とかそんな理由が返ってきそうな気がしないでもない。さて。次のネタは何にしようかな?「びびるイッチョカミ」 「はぐれ上司&部下のダブルミス」 「爽やか部長のギャップ」「夜間の仕事メール(あんたらヒマなん!?)」 「ああ言えばこう言う人達」など色々あります・・・扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!
2008/11/08
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この時期、来日客多い。前回の台湾客は1ヶ月先の予定で。それはそれで間に何回変更あるか不安なのだけれど。本日は何回も来日している中国企業の来日について、現地事務所とこんなやり取りがありました。。* * * * * * * * * * * * * * * * * * 現地事務所 『来日予定のあった**社ですが(以下「現」) 3日後のフライト確保できました。 日程は3泊4日。ウチ2日はメーカー訪問。 アポ取りとホテル予約お願いします。』メール見て、すぐに予約に取りかかる担当者。(←私じゃない人)もう慣れてるから。事前予告なく急に3日後来るって言っても許容範囲のようです。(過去、最悪の突然来日連絡は「今、空港に向かっています!」でした)担当者 『メーカー訪問は先日のインビテの4名様ですか?』(以下「担」)現 『いいえ。2名です。あとの2名は客の友人のようです』ゆうじん・・・(~~)これで2回目。担当者の顔が少し曇ったが、既にビザも下りているので今更どうしようもないと考えたよう。(もちろん事前に個人的な友人などとは全く聞いていない)淡々と電話とメールでアポを取り、現地に連絡する担当者。担 『ホテルと訪問のアポOKです』5分後。現 『空港への出迎えは2名のみ。 友人の2名は彼らの友人が迎えに行くそうです』担 『了解です。では友人の方は自由行動ですね (ウチの仕事に全く無関係な事が確定)』5分後。現 『ホテルを全員4泊にして下さい』-電話とネットで変更する担当者-担 『変更しました』5分後。現 『休日は一日観光してほしいそうです』担 『了解です。大阪・京都・奈良のいずれかを選んで下さい』5分後。現 『どれも行った事があるので違う所に行きたいそうです。 それは後で決めるそうです』担 ・・・(~~;5分後。現 『やはり5泊にして下さい』-電話とネットで変更する担当者-担 『変更しました』ここで、やり取りは終了。担 「あの…『いい加減にして~!!♪』って言う歌を 絶唱したい気分。。(TT)」と担当者はつぶやいておりました。* * * * * * * * * * * * * * * * * * そして客は来日。観光地についてM氏(運転担当)に電話がかかってきました。「・・・日本海!?」とM氏は立ち上がって叫び、「そら行けん事はな、い、け、ど…大阪から日本海なぁ~(困) 時間かかるなぁ~…」なんだかんだ言って、押し切られたようでした。電話を切った後「日本海見たかったら、船で帰れ!(小声)」空しい悪態をつく・・・中国アテンド担当組を見て、台湾で良かった~と、私はホッとしていました(-。-; ↑ よろしければ是非、一回押してやってください。。 中国客。最初は彼らも緊張して初々しく、こっちがリードできるんですが何回か来日すると要領わかったからか、ワガママ一杯になってきます。この客も段々そうなってきてるな。そして、仕事に無関係の友人が紛れ込んでるってのは問題だな・・・(~~)だいたい・・・上司!あんたの客でっせ。何かあったら、我々は全員「知らん知ら~ん」ですからね(--)。扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!
2008/03/26
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こうして。中国客の帰国前に検収を完了する事が出来ました。機械の検収では、すんなり終わらない事が多いので何かあるかも、とは思っていましたが。検収がこじれる時には、大抵メーカーと上司が話し合って中国側に妥協案を出して、それに中国側が色んな有利な条件を出して、しぶしぶOKして取り敢えずサイン、宿題は次に持ち越し、がパターンです。中には引き取ってもらえない事もあるんです。現に出荷できずに倉庫で眠っている機械もあるし、返品食らって積戻しした事もあるし。この時は何のペナルティも言われずに、すんなり行って良かったと思います。こじれた時は誰かが仕切って話をまとめるのが普通ですので。私は上司がいつ動くかと待っていました。上司も何らか絵を描いていたとは思いますが、恐らく違うタイミングを想定していたのでしょう。でも私は、いきなり暴走してしまいました(汗)日本側の意思疎通も出来ていなかったのもマズかったですね。それは棚に上げて、あの時の状況を思い返してみると:リーさんは何度も「何故、精度が出ないのでしょう?」と問いかけていたのと、最後にリーさんが社長に言った電話の内容が、私がリーさんに言った内容と殆ど同じだったのは。リーさんも会社に説明できる理由が欲しかった、のでしょう。打ち合わせから関わっている技術者で、仕様も確認した。高い材料を支給して、且つ日本に来て検収しに来たという事は、彼もプレッシャーはあったはずです。もし検収できなくて後の増産に影響が出れば・・・大問題。でも、彼からは妥協案を出しにくい。自分の会社の不利になる事だし。なので日本側から具体的な妥協案が出るのを待っていた。もしくは、どうすればいいか全く分からず困っていた。そんな時に、日本人女が突然発狂して(汗)「仕様書にミスあるけど、こうしちゃえば?」と言ってきたので「・・・もうええ、これでいこう(汗)」と思った・・・とか?私がリーさんに言った「増産を控えてる」って言うのは、大陸の会社は大抵資金に余裕ないから、ギリギリにスケジュール組んでるだろうと思ったから。でも、リーさんの心の中までは深く考えてなかったな・・・問題が発生している時、特に大陸客相手だと、提案の仕方を間違えると、本当にグチャグチャになってしまいます。なので自分が泥を被らない方法に気を取られがちだけど。相手の会社の事情や、そして担当者の事も、冷静に考えて説得するのが大事だと改めて思ったケースでした。ネゴは参加メンバーや、その時の流れでどう転ぶか分からないので、その場その場の状況判断が重要ですが。深く状況判断もせずに暴走してしまった私が今更思うには、タイミング:私が発狂したのは夜の9時すぎ。ギリギリの時間だったかもしれない。雰囲気:日本人女が突然吼えて、不気味な緊張感が漂っていたのも、リーさんに更なるプレッシャーを与えたのかも。悪気なく発言した田中さんには気の毒でしたが、田中さんに切れなかったら私も、あの勢いで言った提案が出たかわからないし。まあ、結果オーライですから(汗)あのブチ切れも何かの役に立ったのだろうと・・・いいように考えています^^;以上です。お読み頂き、有難うございました。 ↑よろしければ上記バナー3つ、クリックしてやって下さい…今回の話は、私が全体の状況が全然分からず、また仕切り役ではないのに暴走したけれど、たまたま解決できた…という一例です。私が仕切り役の場合は、状況がわかっているので吼える事もない…と思います^^;なので怒鳴った事やリーさんに提案して丸く収まったのも、あくまで結果論でしかありません。リーさんが例えば総経理なら、こうはいかなかったかもしれないし、田中さんがプライド高い人なら怒鳴り返されたかもしれません。ただ。沈黙を守って何を考えていたか分からなかったリーさんも、「落としどころ」を探していたのだろうか、と。そう考えると最後の社長への電話が「ああ、そういう事だったのか」と納得できました。扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!
2008/03/01
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時刻は夜の9:30「国際電話をかけさせてもらえますか?」リーさんがついに動いた!電話の相手はリーさんの会社の社長。我々に背を向けて電話をするリーさん。一同、リーさんの背中に注目。「陳社長、どうも。すみません、遅くに電話してしまって。食事は終わられましたか?」田中さんと山本さんは、取り敢えず静かにしていて、上司はリーさんの電話を気にしながら、白板に図を描き続けていました。(3人は中国語が分からない)私は耳ダンボ。リーさんは一体、陳社長に何を話すのか・・・(~~;;;「ハハハ、はい。・・・検収ですか?ええ、順調ですよ」・・・ウ、ウソつけ(~~;「ただ、1つ小さな問題がありましてね・・」・・・来た。(~~;「精度ですが、仕様書の数値が出ていないんですよ。」 (~~;;「・・・ええ、そうなんです。何度かテストしましたが仕様書の数値には行かなかったんです。ただ、材料精度との兼ね合いも大きいようで。・・・そうです、ウチの材料。他にも設定などの外的要因が関係して、仕様書の精度は、なかなか出にくいみたいです。」 (~~;「・・・うん。でもそれでも製品には使える範囲なので、要求精度を少し広げようかと。」 !!「・・・ええ、品質に問題はないです。・・・はい、後の生産計画にも影響しますしね。・・・では、精度変更しますがいいですか?はい、わかりました。ではそういう事で。・・・再見」 電話を切って振り向いたリーさんに 「・・陳総同意了?(陳社長は、いいって?) (°▽ °;」 (((^ー^;頷(うなづ)いたリーさんの顔を確認した後「あ、皆さん、あの、えっと!」田中さん、山本さん、上司が私に注目。「仕様書の精度、変更OKです!!!O(≧∇≦)O」ハァ~~~??? ( ̄Д ̄;) ( ̄Д ̄;) (~.~; ←上司田中さん達と上司は、突然のOKに何が起こったのか???状態でしたが(彼ら3人は中国語分からない)。時間も遅かったからか、何も聞かれず次にやるべき事に進みました。精度変更の文言を明記した検収書に3社サインをして、船積みや据付のスケジュールを確認し、夜の1時に全て終えました。つづく。 ↑よろしければ上記バナー3つ、クリックしてやって下さい…最後の方、眠かった・・・しかも、1時に終わってその後打ち上げ(?)に行きました。やけ食いみたいに一杯食べたった(汗)帰りのTAXIでは、上司と私、2人共もう寝てました(疲)扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!
2008/02/29
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ブチ切れた。こんな差し迫った状況になっているのに。まだ検査カメラうんぬん言って。中国側、明日の午後帰国やで!検収できんかったら、どないすんねん・・・ダレがこんな高い機械の責任取るの!><;「何回も中国行って打ち合わせして、半年かけて機械作って客が高い材料を送ってきて、日本まで来て検収して。仕様に間違いがあるけれども、機械自体に問題がないんなら何か解決策でも提案するのがホントでしょう?何とかリーさんを納得させるような話をすべきなのにカメラの性能なんて聞いてないですよ!そうでしょう!?違いますか!!??」椅子から立ち上がって、吼(ほ)えてしまいました。(汗)田中さんは「・・・はい(・_・;」と言って・・・・・・黙った。一同:シ~ン・・・・・・あら(汗)急に我に返りました。 や っ ぢ っ だ ( ̄。 ̄;)しかし、もう引っ込みつかなくなってるので(汗)、仏頂面のままで椅子に腰掛け。「あのさぁ、リーさん・・・(ー。ー)」次は、中国語で隣のリーさんへ。(リーさんは一瞬ビクッとした)「仕様書の精度はさ・・・・・・出ないよ。あれはね、材料の操作条件も何もかも一番いい状態での最高精度なんだってさ。つまり、外的要因を全然考慮していない数値なワケよ。・・・でもさ、機械自体はいいのよ、それはウチが保証するよ。リーさんも見てて分かったでしょ」リーさんは仕様書に目を落とし、考え込んだように何も言わない。「・・・だからさぁ。テストで許容範囲の精度が出てるんなら、仕様書と違ってもOKしてもいいと、私は思うのよ。だってさ、機械を導入するっていう事は、リーさんの会社も増産控えてるんでしょ?今からまたやり直ししたら半年以上かかるよ。機械が計画通り入らなかったら、リーさんとこが困る。お客さんを困らせるような事は、ウチもしたくない。。もしね、使えない機械なら私もこんな事言わない。・・・でも使える精度が出てるんなら、私はここでOKした方がいいと思う。勿論・・・無理強いはしない。リーさん自身で、よく考えて。」最後はちょっと突き放して、押し付けがましくないようにした。検収できなかったら、当然メーカーもウチも困るけど、リーさんとこだって困るだろうと。状況はよく分からないけど、今までの経験からあてずっぽで言ってみた。リーさんは仕様書を見つめたまま無言。。・・・全員沈黙。(私も言う事なくなった)1分後。「・・・じゃあ問題点について、再度話し合いましょうか?」上司が雰囲気を変えるように白板に図を描き始めた時「・・・国際電話を、かけさせてもらえますか?」と言ったのは、リーさん(!)「ああ、はい!」と山本さんが側にあった電話機を持って来てリーさんの代わりにプッシュしてあげて、彼に受話器を渡し、席に戻りました。・・・何??突然、国際電話。。??・・・ダレと?(~~;「ウェイ?陳総、ニーハオ」電話の相手は陳総経理(リーさんの社長)・・・(!)何の話や・・・???私はリーさんの電話に、じいいっっと聞き耳を立てました。つづく。 ↑よろしければ上記バナー3つ、クリックしてやって下さい…ず~~~~っと黙っていたリーさんが、突然会社の社長に国際電話。一体、何の話なのか・・・!扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!
2008/02/28
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仕様書にミスがあった・・・最後の最後で発覚した重大な問題に、田中さんと山本さんは椅子に座りながら深くうなだれていました。上司はジイッと天井を見つめて何かを考えているよう。ワンさんとリーさんは、我々の様子にとまどっていました。仕様書のミスがあった事は、明確には伝えていなかったので。私は、彼らと目が合って。取り敢えず、ニコッと笑っておきました^^;「テストやりましょう!材料まだあるでしょう」上司が突然立ち上がり、現場へ歩いていきました。うなだれていた田中さんと山本さんも、その声に目が覚めたように部屋を出て行きました。田中さんと山本さんと上司は、今までのテスト結果から、ベストな条件になるように設定を慎重に行っていました。私 「…いけそうですか?」上司 「やるだけやります。ベストは出ないかもしれないけど、 やるだけやって、あと考えるしかない」テンパっている上司から離れて、私は喫煙所へ行きました。打ち合わせや契約には立ち会っていないので詳しい事は全然分からないのだけど・・・上司は昨年に何回か、ここの機械メーカーの人と中国出張に行ってた。機械は全部で4台。今までにない性能を求めて、中国側の要求を目一杯取り入れた最新機能を備えた完全オーダーメイド。メーカーは機械は作れるけれども、製品の事が分からないから外的要因を考慮できず仕様書を作って。初めての機械だから上司も精度の部分を見逃して、こんなになっちゃった・・・か。・・・もし検収できなかった場合。今更作り直すのは難しそうだし。かと言って、このまま客がOKするとは思えないし。使えるにしても大幅値引き要求・・・とか?そしたら、またネゴして契約書もやり直し(汗)もし全然使えなくて、買わなかったら誰が責任取るんだろう?(大汗)メーカーは、この製品使う顧客持ってないだろうし。ウチが引き取るにしても、高すぎるしオーダーメイドの機械を素直に買ってくれる他の客はいないだろうし。。何にしろ、いい想像は出来ませんでした。テストの様子を見に、また現場へ戻りました。詳しくは分からなかったのですが、結構順調なようでした。ワンさんとリーさんと雑談をしながら30分ほど立会いをして。データが出たので、再び会議室へ入りました。結果は、今までの中で一番いい精度でしたが仕様書の精度には届きませんでした。「リーさん、この精度ではどうですか? 許容範囲じゃないですかね?」 と上司が聞いて。でもリーさんは、データを見つめたまま何も言わない。ワンさんもリーさんの様子を伺いながら黙っている。時刻は夜の8時半。私も大抵疲れていました。今までの状況が良く分からないし、田中さんの通訳に労力使ったし仕様書にミスがあったのは分かっているけれどそれが、どの程度のミスなのかも分からないし…何時に終わるかも分からないし。。長い沈黙の後、リーさんが「何故こんなデータになるんでしょうか?」と聞きました。それを私が通訳した後。田中さんが 「え~それはですね、あの検査カメラがですね…キャリブレーションの…^^;」また、あの意味不明の検査カメラの説明を始めた時。「・・・田中さん!違いますやん!」田中さんの言葉を遮って。「それはリーさんの質問に対する回答になっていませんよ! よろしいですか? ・・・リーさんはカメラの事なんて聞いていません! 何が原因で、精度がでないのか聞いてるんですよ! 彼が納得できる回答をしてやって下さいな!」ブチ切れて大声を出したのは・・・・・私でした。・・・もう9時やんっっ(涙)つづく。 ↑よろしければ上記バナー3つ、クリックしてやって下さい…翌日の帰国までに検収を終えなければ。⇒ 焦る ⇒ イライラ ⇒ お腹も空いてきた⇒ 疲れた。 ⇒ なんか眠い ⇒ 田中さんの意味不明の説明再び ⇒ ・・・切れた。扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!
2008/02/27
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昼休みが終わって再びテスト開始。皆で現場へ行きました。(上司も昼寝から起きた)材料をセットして、調整…慣れてても、これだけで30分はかかる。機械が動き始めても、しょっちゅう「ビービー」警告音が鳴って、その度に操作の人がまた調整して…の繰り返し。この間、中国側と私と上司はボーッと待っていました。ふと、隣にいたリーさんが「材料もうすぐなくなる」とポツリ。私 「え?材料なくなったらテストできないじゃない」リー 「そうだよ。高い材料なのに、日本側は僕らの意見も聞かずに 同じ条件で何回もテストして同じデータしか出なくて。」私 「まあ、そうなんだ…」リー 「今だって彼らは何をやっているのか僕らはよく分からない。」私 「え、じゃあリーさんは、どうしたいの?」リー 「今、要求精度が出ていないから。何故出ないのか原因を探さないと。 機械自体に問題あるのか、材料なのか、速度やテンションの条件 なのか。」 リーさんなりに考えを持っている事を確認したので、田中さんに伝えました。私 「あのー、原因箇所を探る為に色々条件を変えてテストしたいそうです」 田中 「あ、そうなんですか?」私 「先ず、材料とテンションを***に変更して流して下さいって」リーさんを機械の所へ連れてきて、タッチパネルの設定を一緒に確認。この間(かん)リーさんからセッティングの質問が出て田中さんに聞いてみたけれども、またまた専門用語を並べ立てる(--; 「すみません、難しくて分かりません」 「つまり、右側のテンションを上げるって事ですね?」 「つまり、この位置で検査してるって事ですね?」何回、「つまり、~~~ですね?」と言った事か。田中さんとリーさんには「ド素人が分かるように説明お願いします^^;」と頼んで、私への説明を超簡潔にしてもらい。私からは、間違いが出ないように簡単な言葉にして双方に伝え、3者が最低限同じ理解を持つようにもっていった。田中さんの説明はひたすら長くて意味不明だったので、質問は「YES,NO」で回答する形にして。聞きたい事だけ聞いたら、長い説明は聞き流すか、無視しました。失礼とは思ったけど時間ないし仕方ない。彼らが日本にいる間に検収完了するのが目的だから。でも。2回テストして、テスト結果を元にミーティングしても、まだ分からない。仕様書通りの精度が出ない理由・・・6人で下向いたり上向いたりして考えていた時、ふと上司が。「この精度、材料の良し悪し考慮されてます?(~~)」 (←この辺は経験か)営業の山本さんと技術の田中さんが横目で互いの顔を見て、その後、誰かに確認の電話をし始めた。・・・なんと。仕様書に書かれていた精度は、上司の言う通り、材料及び速度やテンションなど操作条件が全て最高の条件で流した場合の精度でした。(実際には色んな要素でベストな精度なんて殆どでない。その辺りは入れ込んでおくべきなのに加味されていなかった)これじゃ、仕様書の精度は出ない。技術打ち合わせの段階で、おかしかったのに。もう機械作って、お客さんが日本までワザワザ検収に来てるのに。・・・検収不可能?というより、契約自体無理?(汗)時刻は夕方6時になっていました(--;つづく。 ↑よろしければ上記バナー3つ、クリックしてやって下さい…最後の最後で、最悪の問題発覚。・・・どうする?(汗)扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!
2008/02/26
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上司と二人で9:30くらいに検収現場に入りました。もう既に機械は動いていて、テストが進行中。検収に来ていたワンさん(日本語話せる技術顧問)とリーさん(技術部経理)と挨拶。私 「どもども、今日は宜しくお願いします~♪」ワン「こちらこそ。」私 「ニーハオ、リー先生」リー「ニーハオ、ニーハオ」なんか元気ない・・・?(~。~;そして日本側。(機械メーカー)田中さん(技術)と山本さん(営業)のお二人と挨拶。私 「どうですか?順調ですか?^^」田中「う~ん…^^;」山本「それがなかなか(汗)」上司「・・・・・(無言)」・・・・?(~~)←私一通り材料を流して、結果確認のミーティング。「アコさんが通訳してね」と上司に言われたので、筆記用具を持って真ん中の方の席に移動。データを見て、中国側が渋い顔。仕様書通りの精度が出ていないよう。リー「どうして、ちゃんと精度が出ないんでしょうか?(~~)」私の通訳の後、技術の田中氏が発言。田中「え~、この検査カメラなんですが。機械を流れる製品を撮影し、 部品の位置を捉え、データ取りを行っていきます。 方法はですね、ブロッブ解析で有効マーカーを検出し、 定めたブロッブ中心からスキャンラインを出しエッジ点を検出。 そしてキャリブレーションの基準パターンを・・・・ ・・・(暫く続く)・・・という方法で検出しておりまして、故に このようなデータが取れるワケです」 ←適当な内容です。・・・なんて? (~~; ←私ノートを取る手が、すっかり止まった。上司 「今の意味、分かったぁ?(小声)」私 「・・・日本語ですか、今の?(小声)」上司 「多分、彼以外誰も意味分かってないで(小声)」私 「あ、じゃあ安心した。…質問していいですよね?(小声)」上司 「いいよ。したって」私 「田中さん、すみません!私の勉強不足があると思うんですが 今、お話しされた内容が非常に高度でして。お恥ずかしいんですが 先ず・・・ブロッブ解析って何ですか?(~~)」ここで田中さんのブロッブ解析の説明がひとしきり入る。私 「ふむふむ、なるほど。では有効マーカーというのは…?」田中 「あっ、有効マーカーというのはですね…(説明)」私 「あと、キャリブレーション…?」田中 「それはですね…(説明)」こうして。田中さんが話す度に、質問して理解して通訳するのに時間を費やしあっという間にお昼御飯になってしまいました。上司が言うには、田中さんの会社は、この製品用の機械を作るのは初めて。機械製作は勿論プロなんだけど対象製品の勘所(かんどころ)が分かっていない。なので実際に使用する中国側とのコミュニケーションが非常に重要なのに前日と前々日の2日間も田中さんはずっとこんな調子で。本当は材料との兼ね合いや速度やテンションなど実際の操作条件について質疑応答すべきなのに、田中さんは機械の性能の説明ばかり。一方、通訳役のワンさんは、日本人でさえチンプンカンプンな田中さんの説明に全く質問せずリーさんに通訳しているみたいで。かと言って上司は日中通訳できないし。『何とかなるだろう』と思っていたら何とかならず(汗)双方は全然意思疎通できないまま今日になってしまった。この2日間は毎日夜の12時すぎまでテストしてミーティングして双方疲れきった状態。そして、中国側は明日の午後帰国予定・・・私 「えっ?(驚)明日帰国ですか!?」上司 「そ~なんよ^^;」私 「でも、帰国前に検収のサインもらわないと出荷できないですよね?」上司 「そ~いう事よ~」私 「この機械、高いですよね?」上司 「うん。高いね^^」私 「やばくないですか?(汗)」上司 「うん、やばい^^;」上司 「私、この2日あんまり寝てないから、ちょっと頼むわな」私 「はぁ・・・(汗)」なんで連れて来られたのか分かりました。言葉だけではなく、コミュニケーションの問題。ただ話者の通訳してもラチがあかず、間で調整が必要だから。どうやるかな~(~~;考える私の横で。上司はイビキをかいて眠っていました・・・(-。-;;つづく。 ↑よろしければ上記バナー3つ、クリックしてやって下さい…え~っとこの時点で午後1時半。果たして帰国までに検収ができるのでしょうか・・・扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!
2008/02/25
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アテンドも数多くやりましたが、何かネタになるようなのを思い返して見ても…大きいのは案外「ない」です(!)多分、そんなにトラブルがなかったからだと思うのですが。印象深いのも場面場面でしか覚えていなくて。* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 無理矢理思い出せば、初めてのアテンドがいきなり大阪⇒石川県⇒東京⇒千葉⇒京都とツアーだった事は印象的ですが…ジーンズ姿の普段着中国客3人と当時若かった私の珍道中でした。石川県では中国客と訪問先のオジサン達と温泉宿のカラオケに。でも中国語の歌なんて全然なくて中国客のリクエストでアニメ「一休さん」の主題歌を歌わされました…(中国で放映されていたから若手は知ってる)「すきすきすきすきすきっすきっあいしてる」の部分「だけ」中国客と大合唱^^;(他の部分は私だけ歌って中国客は鼻歌「フンフンフ~ン♪」)* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 初めてのアテンドだから語学力が心配で心配で。荷物(キャリーでない普通のカバン)に中日字典と日中字典のでっかいのを2冊入れていて。それを中国客の若手が「持ってあげる」と言うのでそれに甘えていたら、「君のカバンには石が入っているのか!?」と客がゼエゼエ言っていたとか^^;(でも最後まで持ってくれた)* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 別のアテンドでは、ウチの会社のアテンドは終わったのに「一緒に行って欲しい所がある」と頼まれ。丁度昼時だったので「先に御飯食べるんでしょ?」と聞くと「そんな事は後でいいから!」と言われ。(マジ!?)『こんな事もあるのか!?』とカルチャーショックを受けました。用件は承認用サンプルの提出で、とても重要だったようです。終わってから3時ごろ、マクドで遅い昼食を摂りました。* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 西部の有力者(西部大開発の頃)が来た時は。80歳近い杖ついたお爺さん。御付の人も2人来てカバン持ちしていましたが。あまりの肩書きの多さと爺さんが言う権限の大きさに日本側が『ホントかよ?』と困惑状態だったのが印象的でした。* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * とまあ、思い出すのは断片的な小ネタばかり。そんな中、比較的最近の事で印象深いのが一つあります。上記のような同行アテンドとは少し違って、ある機械の立会い検収です。上司がある日「明日、ちょっと一緒に来てほしい」「はい。どこへ?」「**の機械の検収」「え?あれは来日してるワンさんが日本語できるから問題ないでしょう~」「いや、言葉が出来ればいいって問題じゃなくなってるから」「はぁ・・・(?)」通訳できる人がいるのに何故に私が?(~~)「行けばわかる」と言われ、翌日上司と一緒に検収現場へ行きました。つづく。 ↑よろしければ上記バナー3つ、クリックしてやって下さい…ここでの検収の意味は、打ち合わせた規格通りに機械が仕上がっているか確認する事です。普段客が使っている材料を機械にかけ出来たサンプルをチェックし精度など規格通りならOK、ダメなら改善要求など出して折り合いをつけるのですが。。。扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!
2008/02/24
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先日、中国客アテンドで東京行ってきました。ここ数年の来日中国客(メーカーです)について昔と比較して変化している所と変化していない所を書いてみます。【変化している所】1)会社訪問の際、スーツ+ネクタイするようになった。■90年代は偉いさんはタグつけたままのスーツでノータイ、 外国慣れしてる人はネクタイしてた。若手はジーンズが殆ど。 でも最近は結構正装してる。2)複数社アテンド■以前は来日する場合、招聘状からビザ、ホテル全て1社で 行う場合が多かったけれど最近は何社かを使ってアテンドさせる。 今回も5日間の滞在でウチは半日のみ。3)英語が分かる人が増えた。■今回のミーティングでも半分英語だった。 以前は中国語じゃないとダメでしたが。 内心『大丈夫かいな』と何かあれば助け舟出すつもりでしたが 結構流暢に話しだした事に驚きました。 ヤバイヤバイ…(汗)4)若い。■偉いさんでも大体私と年変わらん。業界によるとは思いますが。5)日本に対する感想の変化。■以前は日本に対する印象は「干浄(清潔)」「先進的」が殆ど。 最近では「上海と同じような感じ」「深センと同じような感じ」と変化。6)御土産。■以前はアテンドすると大抵地元の御土産をくれた。「スワトウ刺繍」とか「会社の名前入り置物」とか。今はくれない・・・(寂)7)結構いいデジカメを持っている。■そして私がシャッター係りになる。又は写真に撮られる、とか…【変化していない所】1)個人的な事を沢山聞く(私に)。■「今年いくつだ?」「旦那は何してる?」「子供は何歳」 「何故中国語を話せる?」「中国にいた事があるのか?」…etc2)よく話す人が絶対に一人はいる。■何故か「偉いさん」「比較的静かな人」「よく話す人」の組み合わせが多い。 しかし「よく話す人」の話の内容は大半が仕事以外。 3)観光を楽しみにしている。■今回も1日東京観光が予定に入っているらしい。 次回は北海道に行きたいらしい。…自分で行きや^^;4)すぐ友達状態になる。■20分も一緒にいれば、昔からの知り合いのようになる^^;5)一期一会■「去年●先生と▲先生のアテンドしましたよ!」と言うと 大抵「あいつらはもう辞めたよ」。今回もそれあった。離職率が高いので。社長やその親族以外の人は、次にいつ会えるか分かりません。でも折角の出会いなので。アテンドの時は毎回沢山仕事の話して沢山冗談言って、一生懸命アテンドするようにしています。 ↑よろしければ上記バナー3つ、クリックしてやって下さい…大体楽しいリラックスアテンドだから(大人数は別)、一度でもアテンドした人は皆印象深い。「辞めた」って聞いたら、どこで何してるのかな~って思います。…ま、大抵独立するか同業者内に転職してますが。。扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!
2008/02/23
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