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何とか無事に1周年を迎えそうです。とは言え、最近はあまり書けておらず、内容も元々貧相だったのにさらに輪をかけて貧相になっていっています。とにかく今はひたすら眠いんです。なのに日記を書いている私って…。それではまた…。
2006/09/29
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『そこにあるのは現実…』その13「だからこれだけは約束して、翠星石。 君は君だけのマスターを見つける。そして僕は僕だけのマスターを見つける。 僕たちは双子だけれど同じ道は歩んじゃいけない。 僕たちはローゼンメイデンだから。アリスゲームをしなくちゃいけないから。 この約束は双子の姉を思う双子の妹の気持ちだと思って欲しい。 約束してくれるなら、君が僕を裏切って他のマスターと契約したことは忘れてあげるよ。 どうだい? このまま何も言わずに約束してくれるかい? 」 そうして翠星石はその約束を蒼星石と交わした。その約束はドールとして当然の行為ではあるが、それは二人の別れを意味することでもある。自分と争わないために、戦わないために蒼星石は別の道を歩もうと言っているのだった。しかしそんな約束などを吹き飛ばすかのような今の攻撃、そして目の前で謝っている蒼星石。翠星石は何を、どれを信じていいかわからなくなってきた。ただ一つだけ明確なのが今のままだといけないことだ。怒りに身を任せた翠星石は力を使ってしまった。それが何を意味するのか、蒼星石の忠告が正しければジュンの身に何かが起こるはず。結果的にこんな形で試したことになってしまった。「本当にお前はどうしようもないやつですぅ。」翠星石はプイッと横を向いて悪態をついた。白い布で覆われたような空を眺め、心を落ち着かせようと試みる。だが心が揺れる…。ずっと会いたかった妹が目の前にいる。少しでも長くここで話をしたい。ジュンのことが気にかかる。力を使ってしまって、本当に命に関わることなのか。それを確かめるにはどうすればいい? 一刻も早く戻らないといけない?翠星石はその答えを出しあぐねていた。(だったら…。連れて帰るのが一番に違いねーですぅ。それしかねーですぅ。)唯一の気がかりはおとなしく蒼星石がついて来るかが心配なのだが、おそらく躊躇する時間がないと思った。「とりあえずジュンの家に一緒に戻るですぅ。 話はその後でよーく聞いてやるですから、覚悟しやがれですぅ。」拘束したままならあるいは大丈夫かもしれない。翠星石はそう考えて枝葉を緩めることにした。「ほら、緩めてやるですからさっさと立つですぅ。」翠星石の意思に反応して蒼星石の拘束は幾分緩くなったようだ。「ありがとう、翠星石。助かったよ。」蒼星石はゆっくりと立ち上がる。両腕は固定されたままだが足の拘束は解けた。そして翠星石へ歩き出した。「ああ、そうだ。翠星石、レンピカは連れて行ってもいいかい?」5歩ほど歩いてから、心配そうな顔で翠星石に尋ねる。「もちろんですぅ。ドールと人工精霊は一身一体も同然ですから。当たり前なことを聞くなですぅ。」当然と言わんばかりに翠星石は答えて、元来た方角へ歩き出した。「そう、そうだね。ありがとう、助かったよ…。」蒼星石は弱々しく答えると枝葉に絡まれた鋏を見た。こちらも枝葉が解けるとカチャンと音を立てて床に落ちた。弱々しく光を放ちながら光点に戻っていく。そしてフラフラと揺れながら蒼星石の後を追う。「それで、扉はどこに開くですか、蒼星石。なんとも味の無い空ばかりでわかりづれーですぅ。」翠星石は歩きながら空を見渡したがそれらしいものは発見できなかった。「ありがとう…、翠星石…。」翠星石の背後で蒼星石はそう静かに繰り返した。言った後、口元がニヤリとゆがんだ。「イヒヒヒ………。レンピカ!!」蒼星石は冷酷に笑って、冷たく言い放った。「えっ!」突然、冷気が襲ったかのような錯覚を感じて翠星石は振り返った。そして信じられないものを見た。視線が蒼星石の後ろに釘付けになった。レンピカがゆっくりと光を失いながらも大きくなっていった。 …つづく。
2006/09/27
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雨ですね…。まったく何から書けばいいのか考えますけど、とりあえずは…。今日はようやく気合の入った一日を過ごせました。朝からすごいパワフルです。意味があっているのかわかりませんけどね。自分でもよく頑張ったなーと思うんです。ただそれだけです。能率的に仕事をこなすのは最低条件かもしれないんですけど、それでも何らかの障害があるので思うように行かないってのが日常でして、そういう意味では今日の私は80点かもしれません。あー100点にはまだ遠い…。現実は厳しい。まぁ所詮、接客業なんてそんなもんですよ。クレーム処理がなかっただけでも満足しなきゃね。個人的に事務の能率化を考えるっていうのがすごく好きな仕事だったりするので、新しいテンプレートを作った日には顔もホクホクしてたりします。今日も以前作ったテンプレートを何気に改良していて新たな発見があって、明日からの仕事が楽しみになったり…、はちょっと無理ですか。少しだけは良くなったということです。結局、事務職なのに私って職人なんです。物を作るのが好きなんですね。向いている向いていないなら、今の仕事は間違いなく向いてないと思いますけど、それでもそこにも私みたいな者ががんばってやっていける場所があるから毎日悪戦奮闘しています。とまあ仕事の話はさて置き、その物作りが好きな私でもどうしても出来ないことがありまして、それは絵を書くことだったりするのですが、それは持って生まれた才能とかが関係しているのかと思うと少々悔しかったりします。よく努力して練習すればうまくなるなんて言う人もいるんですが、あまり現実感を感じません。やっぱり、絵は才能だと思います。ちなみにここで言う絵とは漫画のことなんですけど、日本じゃ確立された芸術とも言えますから、やはり書ける人は尊敬のまなざしで見てしまいます。すごいなーと。そういうわけで書けない私はこうして拙文ながらも小説もどきを書いているわけですけど、これだって頭の中で思い描くことを100%表現できていなくて、これがかえってもどかしくって、こう書いた後で微妙に違うってことを発見した日なんかには放り出してしまいたくなったりするんです。まぁ実際、一部そうした傾向はありますけど、日々何かを書いていて技術的なものを新しく発見できたらいいなと思って駄文ながらも書いています。何の話かですって? 『そこにある現実…』のことです。ここでお返事するのもどうかと思うのですが、まとめたものをupはまだ考えておりません。私も先日、『そこ現』をまとめてupしようと考えたのですが、読み返すと話がちぐはぐしていて、正直、読むに耐えないんです。かなりその日の気分で書いているものなので続けて読むとどこに飛んでいるのかわからない始末…。時間があればなんとかしたいとは思っています。今年中には…。それから『そこ現』の第1回は7月11日です。それではまた…。
2006/09/26
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今日は『Tomoest』だけupしておきます。それではまた…。『Tomoest』 その25「と言うわけで情報料としてこれはいただきや。」いったい何の情報料なのよ? そんな疑問を抱きながら理紗を見ていた。プシューッと溜め込んだ炭酸を吐き出した最後のビールがグラスに注がれる。さらにもう一つのグラスにも…。あれ? もう一つって? 「えぇーーっ!?」「もう~! ほら半分こやんか。最後は仲良う半分こと違うん? 雛ちゃんとは半分こするのに、私とはせーへんの? 」ああ、そういうことなんだ。なぁーんだ理紗ったらわかってるじゃないの。理紗は注いだばかりのグラスを私に渡した。「もちろんよ。ありがとう。」そう言ってグラスを受け取る。ご満悦とばかりにニッコリと微笑んだ。「そしたら、最後の乾杯で終わろか。 第25回ビアパーティー イン 玉出、これにて閉会でーす。」いつの間に25回なのかわからないけど、それぐらいはやってるのよね。でも…、イン 玉出って、普通そういう時はtomoe's roomとか言わない?地名を出されても、ここは私の家だし…。うーん…、突っ込むのは止めておこう。「か、乾杯!?」チンっとグラスを当てて、理沙は一気に飲み干した。…って、最後はやっぱり一気なの!?続けて私も飲み干す。最後の余韻もあったもんじゃない。「はぁー、良かった、良かった。やっぱり夏はビールやんなぁ。」「確かに…。ビールオンリーってのは意外といいものよねー。」理紗が空のグラスを見つめてつぶやく横で、私も手にしたグラスを見つめて答える。7月始めの金曜日の夜。時計は10時を過ぎたところ。窓から流れる夜風はまだ真夏の熱風にはなっておらず、肌に気持ちいい。ここ数日、梅雨空から開放された空気が嫌な湿り気を失っているから余計にうれしい。もうすぐ大阪で過ごす4度目の夏が来る。いやもう来ているんだっけ。7月だもんね。今年は雛苺と一緒に過ごす初めての夏なんだ。それが一番嬉しい。夏季休暇をとったらどこに遊びに行こうかな?山でも海でも、遊園地や動物園…。子供の頃にずっと夢を見ていた。雛苺と一緒にいろんなところに遊びに行くこと。私は大人になっちゃったけど、別にいいんだ。そのほうが自由に行ける。思い切って海外なんてのもいいかもしれない。そうよね、パリ郊外のミリーおばさんとこならきっと雛苺を可愛がってもらえるわ。あーでも飛行機に乗ってる間は雛苺はトランクの中かなぁ。それは可哀想な気がするな。案外、nのフィールドから行けたりして…。そうよね、それなら最初から飛行機代が浮くってものよ。すごい、本物のどこでもドアみたい。これは試す価値ありだわ。でもビザはどうしよう…。入国審査は? 現実的な問題がたくさんあるような気がする。魔法みたいなやつでここに来ましたじゃ通用しないのよね。うーん無理か…。そんな感じで妄想の海でバタ足で泳いでいる気分でいると、理紗は立ち上がってこう言った。「巴、今日は泊まっていってもええやろ?」最初からそのつもりだと思っていた。珍しく気をつかってるのかな?そんなの気にしなくてもいいのに。「まぁ明日はお仕事お休みだからいいけど。理紗は大丈夫なの?」一応、聞いてみる。社交辞令のつもりだ。「もう朝から準備万端! いつでもOK! 」やっぱり…。でもその気合の入った返事はどういう意味なのかしら?「もしかして…。2次会でもするの!? 」「まぁそういうのもアリやな。でも今日はビールの余韻を残したいんやけど。」答えに迷う。ビールはもう無いんだけど…。ワインならまだあるから大丈夫。ああそうか、理紗は…。「あーっ! 眠いんだ。そうなんだ。私を放って置いて眠る気なんだ。」「うん。実はもう眠くて眠くて…。だって今日、忙しかってんもん。けっこう重労働してるんやで。」「はいはい、お疲れ様です。じゃあ先にシャワーでも浴びてきたら?」「そうするわ。さっぱりして寝たいからなぁ。」そう言って、理紗は鞄を持って部屋を出て行った。あの鞄はそういう意味なんだ。旅行じゃないにしろ、小さめよね。着替えは足りるのかな? 夏だからあんなものなの?まぁ余計なおせっかいはしてもしょうがないから、とりあえずここを片付けておこうかな。洗い物は明日に持ち越すとしても、テーブルの上は綺麗にしておきたいしね。立ち上がろうとしてかなり酔っている自分に気がついた。そりゃそうだわ…。何リットル飲んでいるか計算するのが怖いくらいだもの。なんとか残った皿を流しまで持っていく。洗うのは危険なのでやめておくのが吉だとおみくじに出ていることにする。それより、理紗が戻ってくるまでに布団でも敷いてあげるほうがいいよね。それとも今日はソファで寝るのかな。理紗に聞いておくんだった。ヨタヨタと寝室に行き、押入れから布団を出してベッドの横に並べて敷いた。以前に、ベッドを乗っ取られた経験があるので距離を離して…っと。いっそのこと、図書室に敷いてやろうかなと悪いことを考えた。怖い本がいっぱいあるから、脅かすには最適だしね。そんなことをすれば理紗なら恐怖で眠れないかもね。女の子らしいと言えばそうなんだろうけど、そういう可愛いところがあるのって羨ましい(笑)。私なんか無理。似合わないし、かわいくないもの。少し自己嫌悪になったところで悲鳴が聞こえた。「何だろ、あれ?」 …つづく。
2006/09/25
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なんと言いますか、後悔先に立たずなのです。後になって気づくことのなんと多いことでしょうか。今日も一日中家にいて、コツコツといろんな事やってました。FateとかFateとかFateとかです。他にやることないのかと言う意見はさて置き、時々時計を見ながら、私、なにやってんだと後悔して、それでも続けていたりして、人間、駄目な時はトコトン駄目な生き物だと言う確信を得ました。まったくしょうがないかぎりです。明日からは少し心を入れ替えて頑張っていかなければと思うのですが、よく考えると確か先週も同じようなこと思っていなかったっけと記憶の隅に引っかかりを感じながら、それでも前に進むことを忘れちゃいけないと言い聞かせることにします。そんなことを考えていること自体、すでに後悔が始まっているのかもしれませんけどね。人に言われて、腹が立つ言葉に、頑張れ!だとか、しっかり!だとか、大丈夫か?とかありますけど、全部まとめて言われそうです。それぐらい自己嫌悪中なわけなんです。かといって、あなたは何も心配いらない人だから安心してますなんてことをいわれるのもどうかと思うんです。正直嬉しくない。別の意味で励まされているような気がする。じゃあどうすればいいのかなんて、今の自分にわかるはずもなく、あえて言うなら、とりあえず前を向いてなさいぐらいしかないんでしょうね。まぁ肩肘張ったところでたいしたことなんて出来るはずないんですから、それがベストかと思います。落ちてしまえばあとは上がるだけ。それだけです。いったいなんでこんな事を書いているかよくわからない私ですが、そういう気分の夜だから…、というのは理由になりますか? そうですね、なりますよね。そういうわけで秋の夜は更けていくものです。それではまた…。
2006/09/24
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またまた気がついたら27時を過ぎてしまってました。私にとって土曜日の深夜にupするのはなかなか難しいですね。普段ならお休みとするんですけど、せっかく『そこ現』を書いたのでupしたいと思います。最近、自分のスケジュールがままならない状況でこんな時間にupするぐらい現実逃避をしているわけです。現実逃避って言ったって日記を書くことぐらいですからかわいいもんでしょうけどね。やりきれないと言うのが正直な感想でもあるのですが、時間の使い方が非常にちぐはぐで、思うように事を進められないもどかしさがあって、それも含めて全て自分が悪いと言うのはわかってはいるんですが、何の対処法も見つからないまま時を過ごしています。それがまた腹立たしかったりするんですけどね。と、そんな愚痴を書いているにも嫌なのですけど、これで気が晴れたなら、悪いことではないと思います。ただ、後で読み返したときにかなり自己嫌悪になること間違い無しです。本当にそれでいいのか、私!?ここ半年ぐらい休日はかなり無駄に過ごしている気がします。時間がないのにあえてそうやっているみたいです。まぁ今だからそう思えるんでしょうね。かなり時間が経ったときに思い出してみればこれも必然だったと思う時がくるってわかってるんですが、だいぶ先の話になりそうです。それでも人は生きていくものですから。それではまた…。<だって週末は『そこ現』upしたいから>こちらも物語後半に突入といったところでしょうか。最初の予定よりかなり長いような気がします。『Tomoest』に比べてこちらは1つ1つが長いのでけっこう大変なのですが、こういうシリアス展開もローゼンらしくって好きなのです。二人の悲しい話はまだまだ続きます。今回は自分でも予想だにしなかった長台詞を書きました。衝撃の事実がちらほらです。といっても、この『そこ現』自体は原作やアニメとは何のかかわりのない二次創作ですから、本気で受け止めてもらえると困るのです。そんな人はいないと思いますけどね。それと、今回の話でようやく『そこ現』と『まきまき』がつながりました。何だか感慨深いものがあります。蒼星石はこうして封じ込められたわけですけど、まだ反撃の余地があるかもね。『そこにあるのは現実…』その12(潤んだオッドアイ、自分と鏡写しの顔、そこにいるのは私の妹…。)翠星石はさっきまで自分が何に怒りをぶつけていたのかわからなくなっていた。堪えに堪えていた再会の喜びをようやく感じた気がした。そして先ほど交わした約束を思い出している。話は数時間前のここで起こった出来事にさかのぼる。蒼星石はアリスゲームで水銀燈に負けてローザミスティカを失ったのは事実である。だがそれはアリスゲームに負けたのであって蒼星石自身は壊れてなどいない。ドールの魂と言うべきローザミスティカが蒼星石の体から離れただけであった。ローゼンメイデンにとってそれは死を意味するものであるが完全ではない。それを戻すことも可能であることを翠星石は知っている。無限に広がり、無限に重なり、無限に連なるnのフィールドのどこかに行っただけだ。本体さえ無事なら、いつか再び出逢えると信じている。希望は微塵も捨てていない。私がきっと連れ戻すと翠星石は妹の体に誓った。それ以来、翠星石は昼間は真紅たちと今までどおりの生活をして、夜になるとこっそりと出かけた。夢の世界からnのフィールドへ、何の手がかりもなく途方もない探索であったが諦めることはなかった。奇跡などこの世にはない。だがもしあるとすればこれが奇跡かもしれない。あるいは偶然などの言葉で片付けられるかもしれない。それは確かに偶然だった。あてもなく彷徨い、たまたま休憩がてら立ち寄った何もない世界でそれはいたからだ。そう見た目は何一つ変わらない蒼星石だが全く別の人形がそこにいた。全くそうとしか表現できない。なぜなら翠星石の知っている蒼星石の体はジュンの家においてあるトランクの中のはずだから。翠星石はありえないものを見る目で必死に考えてみても、蒼星石にしか見えなかった。認めたくない心と見つけられた現実が激しく心の中でぶつかった。「お前は…、蒼星石ですか?」ついに声に出して翠星石は確かめてみることにした。そして見つけられた現実を喜ぼうとした刹那、それはあっさりとたった一言に裏切られた。「そうだよ。僕は確かに蒼星石だ。君に裏切られたローゼンメイデンの第4ドールだ。」(裏切られた……!? 何を言ってるですぅ、蒼星石?)翠星石にはそれが何を言っているのか全く理解できなかった。目の前のドールは確かに蒼星石と名乗っている。だがそれは彼女の知っている蒼星石からかけ離れた台詞だった。裏切られたと全く予期できなかった言葉に翠星石は我を忘れて動揺した。次につながる言葉が出ない。再会を喜ぶはずが凍りついたように翠星石を封じ込めた。敵意がこもった紅色と翠色の瞳が翠星石を睨みつける。蒼星石の姿をしたドールはさらに続けて、姉の心を粉々に砕いた。「誰のせいでこうなったと思う? 君がマスターを選び間違ったことが最大の原因だからさ。 それに君ならわかるだろう。一人のミーディアムが二つのドールを持つことを。 今まで二人で散々見てきたじゃないか。末路は全て同じことだよ。 あのネジを巻いただけの愚かな少年にそれが務まるとでも思っているのかい? 真紅だってそうだ。姉妹の中で一番のわがままがずっとおとなしくしているわけがない。 そのうち君とマスターをかけて戦うだろう。なら君は黙って譲ってやるのかい? どちらにしろミーディアムとしての機能はそう長く維持できないだろう。 決着は早めにつけるんだね。あるいは別なマスターを見つけるかだ。 もし君が僕に対して少しでも罪滅ぼしをする気があるなら………。」饒舌すぎる蒼星石をいぶかしく思っても、それを否定することはできなかった。(どんなに離れていてもわかる。これは私の双子の妹、蒼星石だ。)何の根拠もない。ただの直感だけだ。それでも一瞬何かの疑いが脳裏をよぎったが、目の前の蒼星石を信じることにした。冷静でいられないのは否めない。蒼星石の言葉は一つ一つ翠星石の心に突き刺さる。ここでこの蒼星石を否定することは今まで過ごした日々を否定するような気がしたからだ。蒼星石は再会を喜び合うそぶりを見せないまま一方的に話しかけた。翠星石は何も言えずただ黙ってその話を聞いた。『裏切られた…。』最初のその言葉に呪いでもかけられたかのようだった。「もし君が僕に対して少しでも罪滅ぼしをする気があるなら、一つ約束をしてくれないか。 お互い、自分のミーディアムは自分で見つけるってこと、ただそれだけでいい。 こんな状態なった僕だ。しばらくはnのフィールドから逃れられないだろう。 元の世界に戻りたくても、すでに僕の契約は切れている。 次のミーディアムを見つけないことには僕はたぶん何もできない。 それにアリスゲームは終わっていないんだろう? 薔薇水晶は全くあきらめていない様子だったしね。 この間も襲われたけど結局勝負がつかずにお互いあきらめた感じだったな…。 ああ…? そうか僕が何も知らないとでも思っているんだろう、その顔は。 全て見ていたんだよ。そう全てね。 薔薇水晶はまだ存在する。そして本当の第7ドールもいる。末の妹がね。 なぜ知っているのかって顔だね。ここでは全ての事が見えるんだよ。 この世界が僕に現実を教えてくれるのさ。おもしろいだろう。 何もないように見えて全てがここにはあるんだよ。 と言っても翠星石にはわからないと思うけどね。 そんなことはどうでもいい。翠星石はこの世界を知らない方がいいだろう。 それより僕たちにとって一番大切なことは何だか覚えているかい? アリスゲームさ。 それがお父さまの願いなら僕たちはそれをかなえる義務があるんだ。 姉妹で戦うのは不条理だと翠星石は言うけど、それは違う。 誰かが悲しむから戦わないのではなくて、みんなを悲しませないために戦わなくてはいけないんだ。 翠星石は薔薇水晶に負けてローザミスティカを取られた時、哀しかったかい? あの瞬間、僕たちは一つになれた。一つの場所で一つになれた。 ローザミスティカがただ一つの石に戻るんじゃない。 人形としてではなく、本当に一つの魂になれた気がしたんだ。 だから僕はアリスゲームに勝ちたい。 アリスとなって、みんなと一つになって、お父様と逢いたいんだ。 ふーん。僕の言っていることがわからないって顔だね。まぁいいさ。いずれわかるさ。 それでも君が戦いたくないっていうならそれもかまわない。 君がローゼンメイデンである限りこの宿命からは逃れられないんだよ。 いつかはわからないけどきっと戦う時が来る。それが早いか遅いかの違いだけだ。 でも君があの愚かな少年と契約をしている限り逃げることすらできないだろう。 あの愚かな少年は心が弱すぎる。 とてもじゃないけど真紅と翠星石の二人のマスターでいられるはずがない。 雛苺が抜けたとはいえ、たぶん半年も持たないだろう。 体は普通でも、心はほとんど死んでいるはずだ。本人だって気づいていないだろうけどね。 二人が仮に戦わなくても水銀燈はどうする? 彼女は常に積極的だよ。 そして薔薇水晶はアリスゲームに関係なく戦いを挑んでくるだろう。 理由は僕にもわからないけどね。でもあの娘は強い。桁外れに強い。 双子の妹としてこれだけは忠告してあげるよ。このままじゃいけない。 僕がこういう風になったように君も遠からずこうなるだろう。 その時、身体が残っていればまだ救われるかもしれないけど、常に幸運であるとは限らないんだ。 だからこれだけは約束して、翠星石。 君は君だけのマスターを見つける。そして僕は僕だけのマスターを見つける。 僕たちは双子だけれど同じ道は歩んじゃいけない。 僕たちはローゼンメイデンだから。アリスゲームをしなくちゃいけないから。 この約束は双子の姉を思う双子の妹の気持ちだと思って欲しい。 約束してくれるなら、君が僕を裏切って他のマスターと契約したことは忘れてあげるよ。 どうだい? このまま何も言わずに約束してくれるかい? 」 そうして翠星石はその約束を蒼星石と交わした。 …つづく。
2006/09/23
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でもここで簡単に寝てしまうことなんて出来ませんよ。何とか日記書かなくちゃと思いつつも思考がかなり止まった状態です。今日はいつもに増して疲れていたりします。だって金曜日ですから、そろそろ1週間分の疲れも貯まるってもんです。あーやっぱり無理。もうこれ以上我慢できません。というわけで今日はここまで(どこ?)。それではまた…。<まだまだ続く姉妹劇>そうですねこのまま決着なんてありえませんね。もう少しは我慢しないといけないですよ。だって…。『そこにあるのは現実…』その11「観念するですぅ、蒼星石。お前の攻撃なんて平気のへーざですぅ。」肩で大きく息をしながら翠星石は言った。生命樹の枝は留まることを知らず、さらに伸び続けている。やがて蒼星石の顔の部分を残してほとんどが埋め尽くされた格好になった。「姉…さん。」蒼星石は苦しげに顔を歪ませながら声を出そうとしている。「ふんっ! 姉に暴力を振るった罰ですぅ。そこでじっとしてやがれですぅ。 それでも何か言いたい事があるですか? 大事な妹に免じて一つぐらいは聞いてやらんこともねーですけど、 その前に謝りやがれですぅ! まったくいつからお前はそんな妹になったですか? あの腐れうさぎにローザミスティカを持っていかれて魂まで腐っちまったですか? だとしても、アレだけは許せねーですぅ! お前にチビ人間の悪口を言う資格なんてねーですよ。 まぁマスターに関してはお前の言うことも一理あるですから考えないでもないですぅ。 でもそれとこれとは別の話ですぅ。」翠星石は一気にまくしたてた。蒼星石の言葉、交わした約束、その直後の攻撃、どれをとっても不満だった。何よりもそれが蒼星石の行動であることが許せなかった。常にそばにいたはずの大切な妹に裏切られたショックは激しい怒りとなってここに爆発したのだ。その凄まじい怒りは何もなかったはずのこの世界を緑の大地に変えてしまうほどのものだった。あたり一面が生命樹の葉で茂っている。「いつまでそんなぶっそうなものを持ってるですぅ。」翠星石は左手で如雨露をクイッと振るとそれにつられて枝が揺れる。枝は鋏に巻き付いて蒼星石の手から鋏を取り上げた。蒼星石はさらに苦痛に満ちた顔になった。「姉さん…。ごめん…。僕が…悪…かった…。」蒼星石は絶え絶えに息をしながら懇願する目で訴えた。よほど苦しいのか、声が聞き取りにくい。「蒼星石………!?」怒りの形相で蒼星石を睨みつけていた翠星石だったがあまりの素直さに心が動揺した。さっきまでの態度とは正反対であり、拍子抜けしかねないほどの即答だったのだ。翠星石としてはかなりの抵抗をされるものだと思ってたし、本気で自分を倒そうとしていた相手なのだ。いかに妹とは言え、あの水銀燈や薔薇水晶をしのぐほどの攻撃をしてきたとは思えない。もう数秒、反撃が遅れれば自分が間違いなく倒されていた。それは簡単に許される行為ではない。アリスゲームと言えども蒼星石とだけは戦いたくはない。それを蒼星石のほうから破るなんて…。翠星石は複雑になりたがる心境をなんとかおさえこむためにも目を閉じた。「ま、まぁ…、そんなに素直に謝るなら、許さねーでもねぇですぅ。 お前が腐れうさぎになんかされてこうなったと素直に白状するなら、 妹に免じて許してやるですぅ。 どうせあの腐れうさぎのヤローがまたちょっかい出したにちげぇねぇですから、 それぐらいは大目に見てやらんこともねーですよ。」そう言って翠星石は目を開けて再び蒼星石の顔を見た。この顔はいつもの蒼星石の顔だと翠星石は思った。あの優しい気弱な妹の顔だと。さっきまでの別人ではない自分のよく知る蒼星石の姿だと思った。「ごめんなさい、翠星石。そのとおりなんだ…。僕は…。僕はあの…ラプラスに捕まっていたんだ。 今、目が覚めたよ。僕はなんていけない事を言って君を傷つけようとしたんだろう…。 何がどうしてしまったのかさっぱりわからない…。たしか水銀燈と戦っていたような気がして…。 それから…。 僕はどうしていたかわからないんだ。 本当だよ。信じて…。僕を許して…。」 …つづく。
2006/09/22
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昨日、怖い体験をしました。今、これを書いていて昨日のことなら19日のこと? ってなるんですが、そうですねちょうど日記をupした直後のことなんです。確か4時前ですね。もの凄く早く寝たいのに調子に乗って『Tomoest』を書いてたもんですからそんな時間になったんです。我ながら無茶な夜更かしであることは否めないんですが、キリのいいとこまで書きたかったっていうのもあります。そんなことはどうでもいいんですが、ブログ管理画面を見てブラウザを閉じようとした時にそれは起こりました。とにかく早く寝たかったんです。例のごとく、意識が朦朧としてましたから。閉じようとしてクリックしたらいきなり画面が真っ黒に!!あれ? おかしいな…。夢の世界に片足を突っ込んでいた状態でかなり寝ぼけていた私はものの5秒足らずで現実世界に引き戻されました。背筋が凍るって表現がピッタリでなるほどこれがそうなのかと感心しつつ、そんな状況に冷静でいられるほど人間ができておりませんから、当然パニックです。うげーーーーーーーっ!ていうのが心の叫びだったと思います。深夜だから声を出せずにいましたが、それほどの意識は保たれていたみたいです。ただやはり声を出さないことがかえって悪化したような気もするんですが…。私、わりとウイルスとは相性悪くて(誰だってそうかもしれませんが)、今までにも苦労させられることが数回ありました。そういう体験からセキュリティ面ではかなり慎重に対策を施していたつもりなんですが、こういうことって完璧に出来ないことも知っています。だから何かの拍子で起こりうることがあるって覚悟も持っていたはずなんです。でも完全に心の隙を突かれたんですね。まさか楽天のブログ管理画面にウイルスが仕込まれているなんて思わないでしょ。毎日、当たり前のように見ているのにそんなことがあるわけがない。耐え難い恐怖で机から逃げたくなってしまったんですけど、なんとかこらえてモニタを見ました。こういうときはなるべく冷静に何が起こっているのかを理解しないと対応ができないからです。そしたら真っ黒になった画面の中央からなにやら人影が…。最小は小さく、やがて大きなっていき…。それはイチローの姿をして…。 ってイチロー? ああ、最近のウイルスはこういうこった演出をするんだ。そういう間にハードディスクが侵されて大事なファイルが壊れていくんだ。そう思って哀しい気分になりました。イチローも迷惑だろうな。まさか自分がウイルスなんかに使われているとは思わないでしょうに。うん、イチローは悪くない。悪いのはこんなウイルスを作った奴らなんだから。それでさらに見ているとNTT西日本(あれ!?東日本だったかも)の文字が出てきて、こんなウイルスに利用されていることにNTTもさぞかし迷惑だなーって思って…。なんか広告みたいなウイルスだなと思っていたんです。思考が止まること数分…。あれ、もしかして…?そうです。私は閉じたつもりが右上の広告をクリックしていたみたいなんです。ただそれだけなんです。イチローもNTTも、もちろん楽天も悪くないんです。私が寝ぼけてたのが悪いんです。誰にも迷惑はかけてないのがせめてもの救いです。でも本気で怖かったんですから!こういう予期せぬ状態になるなんて思ってもないし、先入観はいまだにウイルスだし…。もう少しでLANケーブルを引き抜くところでした。霊体験とか戦争とか熊に襲われるとかいろいろありますけど、リアルで怖いのは案外こういうもんかもしれませんね。その後、あんなに眠かったのにドキドキしてしばらく眠れませんでした。おかげで今日はかなりお疲れだったです。仕事から家に帰って泥のように眠りました。朝起きたのが7時頃でしたから2時間ほどしか睡眠を取れなかったのも関係します。あー紛らわしい!紛らわしい!紛らわしい!この怒りをぶつけようがないのでとりあえず日記に書いてみたんですけど、いまだにすっきりしません。どうせ寝ぼけた私が悪いんですけど、なんかこうやりきれないものが…。あ~あ、結局予告どおりに日記のみのupになりました。人生そんなもんです。まぁ明日からは気を取り直して頑張ります。それではまた…。
2006/09/20
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眠くて眠くて仕方のないのに起きている私ってどうなんでしょう?最近、生活のリズムが乱れっぱなしです。体、大丈夫?って思うんですけど、人間って意外と丈夫な生き物なんですよ。病は気からって申しますし、無理矢理起きている分には問題ないと思います。たぶん…。と言うわけで明日はお休み宣言しておきます。だって、その方が余計な心配っていうか、責務を感じなくていいような気がするんです。まぁ自分の日記にそんなこと書く自体おかしいような気もするんですけどね。っていうか小説を休んで日記だけ書きたいですね。なんだか小説がかなりメインになって、日記の方をおろそかにしている気がするんですけど。どちらもいっぱい書きたいんですけどね。なかなか時間が確保できません。それではまた…。<またまたトイレの話>前回以上にリアルに書きすぎてすっかり自己嫌悪です。さすがにそれは恥ずかしすぎてupできませんけど、トイレに行くってシーンをなかなか小説で見かけることなんてないじゃあないですか。だから変にリアルにこだわるとすればこういったシーンを省くなんて事は避けたいんです。でもエロくないのに恥ずかしかったりする…。あーだから誰も書かないんでしょうか? 生きる上で大切なことだと思うのに…。でもちょっとした日常を描くなら書いてもいいのになと思います。だから細かく忠実にそのシーンを書きませんけど、おおざっぱにでも書きます。まあ軽く読み流してもらえればいいかなと思っているんですけど、どうでしょうか?『Tomoest』 その24「そうやなぁ。ウチも面倒くさいのはごめんや。」しばし沈黙…。反応が無いっていうのは不気味極まりない気がするのだけれど深く考えるのも嫌だ。まあ先を越されないようにトイレに行っておこうかな。よしっ!なぜだか気合を入れて立ち上がる。ちらっとテーブルの上の最後の一本に惜別の念をこめて見つめた。もうあなたとは会えないんだ。私が帰る頃にはあなたは変わり果てた姿になっているんでしょうね。蓋の開いていないビール缶が哀愁を漂わせている気がした。冷たい涙も流してるし…。「あれ? トイレ? 巴、近いな~。」女二人だけだとなんともデリカシーの無い台詞だ。もっとも理紗の場合、ここが居酒屋だろうと高級レストランだろうと気にしないんでしょ。こんな女でも私の親友なのだからしょうがない。類は友を呼ぶって言うし…。………って、私もそうなの? ねえ私も同類? 同類相憐れむ?あー酔うとどうしても思考が飛んでいってしまう。ニッと笑顔を作って微笑んだ。別に理紗の言葉に反応したわけじゃない。自分の思考に苦笑しただけだ。たぶん理紗には図星のように思われたんだろうな…。まぁいいか。「ん…!? でも、近いってどういう意味よ?」「聞こえた?」「うん、聞こえた。」「だって、他に表現ないやん。なんかこうつっこまなと思って。」「あ~理紗ったら酔ってる。ふふふふ…。」口に手を当てて、お上品に笑ってみた。「おほほほ…。」理紗も私のマネをする。なんとなく気持ち悪さ当社比20%増な感じがした。理紗も理紗だが、私も私かもしれない。本当に同類相憐れむだ。「じゃあ、私、柏葉巴はトイレに行ってまいります。いっぱい出して来るから、留守番よろしくね。」自分でも突っ込みどころ満載の台詞を残してダイニングを出た。廊下を急ぎ足でなるべく振動を立てないように歩く。これは意外と危ないかもと思った。振動で漏らしそうになる。だから余計静かに…。体は危機的な状態なのだが、心はこんな状態なので緊張感がない。飲んでいるから仕方がないのよ。と、自分に言い訳したって仕方ないのにね。いけないことをいっぱい考えながら、トイレの扉の前でふと立ち止まる。そういえば私ってどうしてスーツのままなのだろう??後で着替えなきゃね。このまま寝るとスカートがグシャグシャだわ。その前にシャワー浴びるってのもいい考えかもしれない。うん。そうそう、どうせトイレで脱ぐんだからついでに…。ずぼらな私らしく、物事がいっぺんに片付く気がした。いや、今はそれどころじゃなかった。放っておくと思考が暴走するんだから。慌ててトイレに駆け込む。先に最重要課題をクリアしないといけないからだ。どうして私って飲むとこうなるの? 何の脈絡もない事を次々と考えるって言うか…。大学生時代に図書館で勉強していた光景を思い出した。5・6冊の資料を広げて見比べながら独語を翻訳していたっけ…。そんな感じだ。便器に腰掛けてそんなことを考えてた。とっくに用事は済ませてしまったがポカーンと考え事をしている。さっき、ビールはトイレに行きたくなるのが欠点だと思ったけど、ある意味それは間違い。なんというかこのトイレでの開放感が気持ちよかったりする。特にこの限界まで我慢した時なんか…。って私、何考えてんのよ!妄想が爆発しそうになりそうだからトイレから早々と退散することにした。途中、洗濯機にトイレで脱いだパンストを放り込む。そのまま洗濯するのは良くないんだけどね。こんな状態でわざわざネットに入れてという発想ができそうにもない。いや考えてるし…。う~ん、まあいいか…明日にしよう。どうせ干した時に後悔するのは私だ。んっ!? 何か聞こえた気がする…。あたりを見回す。気のせいみたいだ。ついに幻聴まで聞こえるようになってしまったんだわ。やれやれ飲み過ぎだ。明日が怖いな…。「なんだか複雑な気分ね…。あっ!それ最後のビール!」私がテーブルまで戻ってきたのと同時に、理紗が最後の1本に手をかけていた。 …つづく。
2006/09/19
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雨ですね…。といっても、これを書いている今が降っているわけです。風は気持ちいいぐらい涼しいんですけど、ちょっと強めかな。ようやく3連休も終わりになったわけですが、なんだかダラダラと過ごしてしまいました。でも少しはリフレッシュできましたから良かったと思います。明日からまたハードな毎日になりそうです。少しだけ泣きたい気分ですけどね…。せっかく秋になったのですから、外に遊びに行きたいんですが思ったよりも時間が無くて辛いです。来週はがんばって、遊びに行く時間を確保しなくちゃですね。遊びって大事ですからね。それではまた…。<正直、どちらにしようか悩んでます>書く前に割と悩むのが、今日はどちらを書くかと言うことです。そこは思いつきの私ですけど、これが書き出してから、やっぱりあっちだったかなんて事はよくあります。それで今日は『そこ現』だったのですが、書き出してから筆につまると後悔するわけです。まぁ日記に連載する形だからキリのいいところで終えればいいんですが、必ずしもそれがベストと言えるもんじゃないっていうのを最近気づきました。まぁ個人的な問題だけですけどね。『そこにあるのは現実…』その10翠星石は鋏による攻撃を如雨露で受けながらも少しづつ中の水を撒いていたのだ。だが守るので精一杯であったのは事実でもあり、これが成功するとは思えなかったのである。しかも確実にしとめるために位置を少しずつずらしながら蒼星石の攻撃に耐える必要があり、最後に追われているフリをして中心に蒼星石を誘導しなければならなかった。ここで問題が2つある。一つ目はこの世界には目印となるものがほとんどないためにどうしても勘に頼らざるを得ない。空でさえ明るい灰色しているのみで文字通り何もない。二つ目は攻撃を発動させるには人工精霊の名を唱える必要があったということだ。唱える間は一瞬ではあるが無防備になる。そこを攻撃されると反撃どころではない。それは全く隙を見せない蒼星石の攻撃に対してほぼ不可能に見えたが、偶然かけた言葉が功を奏した。蒼星石は無駄な悪あがきを言わせないようにと大きく振りかぶってしまった。攻撃を打ち払いから突きへと替えるための動作である。邪魔な如雨露は破壊せんとする目的だったにちがいない。結果的にはすべてが翠星石の思惑通りに進んでしまった形となった。何も無いはずの世界に生命樹の枝が突然現れたことに蒼星石はかなり驚かされた。「うっ!」小さな悲鳴を上げて、蒼星石は逃げようと試みたが両足首が地面に固定されたかのように動かなかった。それもつかの間、見る見るうちに両手足の自由を奪われることになった。 …つづく
2006/09/18
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ここ大阪でもかなり風がきつくて、台風が来たんだなって思いました。ベランダがえらいことになる前に片付けなきゃなのです。こんな時間じゃむりですけど…。眠いし…。それではまた…。<今日はこっち>ひさしぶりの『Tomoest』です。と言っても3日ぶりでしょうか。またお話が停滞してます。本当に完結できるんでしょうか。『Tomoest』 その23「だって、山田課長、巴を知ってる取引先に言いふらしてんねんもん。 実質その倍はおるんちゃう。」「何それ? 私、知らないわよ。」「暗黙の了解ってわけや。どこが了解かは知らんけどなぁ。 まぁ哀しいことに日本人は一人もおらん。もう一つ言うなら独身もおらん。 『Tomoest』っていうわりにはしょぼいかもしれへんな。」「しょぼいんだ………。」やっぱり喜んでいいみたいじゃないのよね。ある意味すごい迷惑なのかもしれない。実害はなさそうだけど…。もう考えるのさえ面倒になってきた。テーブルに肘を着いて、頬杖をついてボーっとする。心臓の音がいつもより余計に聞こえる。そうなると本格的に酔ってきた合図だ。たぶん鏡で見たら目がトロンとなっているんだろうな。まぶたも少し重い。自覚はないんだけどね…。飲み過ぎているのかな…。「………。」なぜだか理紗を見つめたまま無言でいる。後に続く言葉を考えようとしておっ! あれ? まただ…。 ていうか当たり前か…。下腹部が張り詰めていることに今さらながら気づく。そりゃそうよね。あれだけ呑んでいるんだ。行かない方が不思議か…。トイレをひたすら我慢するのは私の悪い癖だったりする。変なことで我慢強い性格がこんなことに生かされている。いや生かされているとは普通言わないか…。んー、でもここで最後の一本を理紗の手から死守しなければ…。いや、別にそこまでこだわんなくても…、今日は理紗がお客様なんだから…ね。とは言え、飲み負けたようで少し悔しいような気がする。あー生理現象には勝てないかな、やっぱり。「まぁ、巴もそういうコネみたいなもんを持っててもおかしないやんか。 利用価値がそんなにあるかどうか知らんけど、会社的にはOKやろ。 大事なお得意様やもん。たまには海外のお偉いさんと不倫してみるなんて………。 あかんか…。うん、それはあかんなぁ。」「不倫だって…。 うーん、それは興味ないよ。そこまで恋愛に飢えてないもの。」今、興味あるのはどのタイミングでトイレに行くってことだけ…。そうよね…。我慢しすぎで漏らすなんてことできないよね…。経験無いけど…。ビールの欠点が一つだけある。それはトイレに行く回数が増えること。しらふなら気にせず、いくらでも行くんだけど、飲んでいるときはかなりめんどくさい。そういう気分だ。他人には理解できないと思うけど…。「あのさ、理紗。私、あまり年上の人って苦手なのよね。せめて30代前半ぐらいまでかなぁ。 年下は………、高校生ぐらいなら許す。」なんとなく素直に言ってみた。最後のはボケたつもりなんだけど、理紗わかってくれるかな。ただ私自身、オバサン化していることは否めない。だってアルバイトの高校生の男の子がかわいいって思う時があるもん。『…あるもん。』だって…!? 私に似合わない言葉遣いだわ。口に出さなくてよかった。「巴、気持ちはわからんでもないけど、ウチらが高校生に手を出したら犯罪やでぇ。 青少年保護条例にひっかかるわ。」あっ、スルーされた。そうだよね、理紗だって酔っているんだよね。「でも20歳過ぎるまで待ったらOKや。逆光源氏計画なんてどう?」そういうオチなの。それでオチが着いてるの。「そんな計画イヤっ!」ここで否定しておかなくちゃね。後が怖そうだ。 …つづく。
2006/09/17
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結局、メンテナンス後に書いています。しかも27時ぐらいからです。休みの日とは言え、正直きつかったりします。台風が来るらしいのですが、清々しい秋の空です。空気がほどよく涼しくて、これで台風が来た後なら、もっと気温が下がっていくのでしょうね。できれば台風も19日以降に来てくれれば、連休も楽しめるのに…なんて思っています。でもこの夜明けの一瞬を味わえただけでも良かったかなって思ってます。お休みなので安心して二度寝できることですしね。あと2週間でこのブログも1周年ですか…。長いようで短かったなと思います。できれば初心に帰り、毎日キチンと書いてみたいですね。無理かな…。努力してみます。でも最近、日記が日記になっていないような気がするんですけど、気のせいでしょうか?小説サイトを作るのがいつしか夢となっているのですが、まだまだ書かないといけないみたいですね。まだまだ修行不足な私です。それではまた…。<戦え翠星石>本当にこのドールは強いのか弱いのかよくわからないです。たぶん口げんかなら最強かもしれませんが、肝心のドールとしての実力はいかがなものでしょう。薔薇水晶に負けていますし。そういった意味でこの『そこ現』では一つの可能性を表しているのですが、何百年も続くアリスゲームの事を考えると総合的にドールたちの実力は拮抗しているのかもしれません。それはそれで物語としてはおもしろいのですが、肝心のドールたちにとっては迷惑な話ですね。ただ蒼星石相手にどこまで本気になれるのかが難しいと思いますけど…。『そこにあるのは現実…』その9その声に応えるかのように一瞬にして生命樹の枝が地面から伸びる。いつものように太くはないがその数は百や二百ではない。数千数万の緑の束が持ち上がる。地面が揺れた。土なのか硬い床なのかわからないものだったのが今ではやわらかさを感じる。この空間に地面が出来た感じであった。翠星石は一か八かの勝負に賭けていたのだ。最初、この世界には緑の物が全く見えなかった。植物など最初から存在しないかのように何もない空間。しかも足元は霧のようなもやに包まれて全く見えない。不確かな硬い感触だけが足元から伝わり、探ろうとすれば意識下で否定される。そこに有るのに無いという事実だけが直接感覚として伝わってくる。戦いが始まった時、翠星石にはそれが唯一の懸念であった。あらゆる世界に通じているはずの生命樹の気配が感じられないのはこの地面のせいだと思っていた。その気になれば自分は庭師としていくらでも生命樹の枝を取り出せる。だがそれにはミーディアムの力が不可欠で、その使用量は世界に応じて変わる。第418664世界だと蒼星石は言ったからにはここもnのフィールドの一つなのかもしれない。それでも翠星石には初めて訪れる世界には間違いない。体で感じる情報と直感だけを頼りにしても、ここが何なのか理解できない。最初からアルのか、ナイのかワカラナイ。それが結論であった。もしくは蒼星石の内なる世界から創造された夢(もの)なのかどうかも判断できない。ここには蒼星石に通じる何かは感じられない。翠星石にとって偶然、扉を開けて入った世界に他ならないからだ。妹の夢ならもう少し蒼星石の色を浴びているはずだし、思い出の欠片が転がっていてもおかしくない。だのに、ここには『有って』『無い』のだ。蒼星石はさっき戦う前になんと言ったか。確か『…この世界は安定していない』と言っていたはずだ。ならば………。翠星石は自らの人工精霊の名を叫んだ。いにしえの、人の歴史に残らぬ先史以前の、古い神の使徒の名を与えられた人工精霊。それは名前でもあり、命令でもある。翠星石の頭上に現れ、一つの光点に過ぎなかったものが輝き始める。具体的な命令など必要ない。力を消費すればドールの意思でそれは動く。翠星石には迷っている暇は無かった。そこまで追い詰められていた。このまま如雨露を使って蒼星石の鋏を受けていれば、自分だけでなく人工精霊も危ない。仮に自分自身が助かっても如雨露が完全に壊れてしまえば、元の世界に戻れる可能性は低くなる。そしてそれは人工精霊を失うことでもある。それはドールとして避けねばならない。『お父さま』に言われたこと。それは『人工精霊と共にアリスゲームに臨め』というもの。だから完全に壊れる前に姉としての非情な決断を下さねばならなかった。翠星石の声に呼応して、翠星石が守りに徹しながらも仕掛けていたものが作動する。それが生命樹の枝を伸ばす要因、如雨露によって撒かれた生命の水であった。 …つづく。
2006/09/16
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何だか久しぶりにビール飲みました。と言っても少ーしですけど。まあ酔っ払うほどには至らなかったわけですが、少しいい気持ちです。巴と理紗の気持ちが痛いほどわかりそうです。さっきまで『そこ現』を書いていまして4時間ばかり経ってしまいました。空もようやく明けてきたみたいです。まったく最近のupは真夜中じゃないですね。そういうわけでタイトルをそろそろ『真夜中のひとりごと…。』から変えようかなと思っています。何かいいタイトルでもあればいいんですけど………、まだ思いつかない。今、眠いとか疲れたとかそんな感じがごちゃまぜになってるみたいです。でも寝ぼけてないのは明日はお休みだからでしょうか。普段でお仕事のある日なら間違いなく寝ぼけてわけのわからないことを書いてるかもしれないのに。まったく私、わけわかんねぇです。ただ明日と言っていいのか、今日と言っていいのか表現に困る時間帯ではあるんですけど、日記の日付の上では9月15日なのでやっぱり明日なのです。まぁそんな話は置いといて…。Fateも終了した今、安心して小説に専念できるのでたくさん書いてみようかなと思っていたりします。でも土曜日はメンテナンスの日なのでなんとも言えませんけどね。『Tomoest』も『そこ現』もいい感じで続いているのですが、もう2つほど書きたい話があったりして悩むところです。まあ書ければ早めにupするとしますか。あーお仕事もたまってる。どうしよ…。それではまた…。<戦闘シーンって難しい>かなり四苦八苦状態です。ついに運命の哀しい双子姉妹の戦いが始まったわけですが、アニメや漫画のように迫力のあるシーンが描けません。頭の中で激しい打ち合いがイメージできているのですが、それを言葉に出来ない…。なんて表現力の乏しい私なんだろ。これならいっそ書くんじゃなかったなんて後悔しそう(苦笑)。でもこの双子姉妹の戦闘シーンを原作以上に激しく見せたいんですけど……無理ですか?一方的過ぎる蒼星石の攻撃とあの台詞が今回のミソですね。そうです腹黒蒼星石の本領発揮です。久しぶりに蒼星石に『イヒヒヒ…。』と言わせることができてすごく嬉しかったりします。今さらですけど、蒼星石はあのイヒヒヒの腹黒蒼星石です。わかってらっしゃった方もいるかもしれませんけど、ようやくあの台詞を言わせることができましたよ。これでこそ私の腹黒蒼星石です。さて翠星石はどうなるやら………、次回をおたのしみに。『そこにあるのは現実…』その8乾いた空気。響きあう冷たい音。一方的に蒼星石が攻める。翠星石は如雨露を盾にして逃げに徹した。余裕はなかった。これほどまでに激しい接近戦をするのが初めてだったせいでもある。速さでは互角に見えた。いや蒼星石が攻撃をしてなおかつ翠星石が逃げ切れない以上、蒼星石がやや速いと言える。また翠星石が後ろを見れずに後ずさりしているのも原因かもしれない。見れる隙さえ与えないのだ。かわす暇さえ与えないのだ。如雨露では受けきらないとわかっていてもそれ以外の方法は見つからない。「どうしたんだい、姉さん。逃げてばかりじゃ話にならないじゃないか。」蒼星石は余裕の表情でニヤリと笑った。それでも手は止まらない。肉厚の鋏の背が容赦なく翠星石を襲う。わずかでも止まってくれれば、もしくは微塵でも打ち払う速さが遅くなれば…。一縷の希望すら翠星石には与えられない。だが間合いをあけることさえできないのだ。それはドールとしての本能が警告を告げている。態勢の立て直しが出来るのにわずか半身分あればいい。たったそれだけで如雨露を振れる。反撃に必要な水も出せる。一瞬で生命樹が伸び、蒼星石の動きを封じることが出来る。その半身、わずか数センチの間合いが命取りになるのは間違いない。鋏の背なら何とか受け止められる。でもその先にあるものは無理だ。鋏の鋭い刃先では受けること自体がダメージになるのは目に見えている。「くっ……。うるさいですぅ。」逃げ切れない…。執拗なまでに重い鋏が迫って来る。翠星石は守りに徹するあまり気がついていなかったが、蒼星石はワザと攻め方を変えない。打ち払うのではなく、その尖った刃先で突けば翠星石は守ることすらできない。そうなれば如雨露で防ぐことすらかなわないからだ。変えないのは苦渋に満ちた翠星石の顔を見れなくなるから。一瞬で決着がつくのは面白くないから。何よりあの口やかましい姉が声も出せないほど必死になっているから。蒼星石はニヤリと笑い、「イヒヒヒ…。」とつぶやいた。「ほら、守ってばかりいないで、攻めてこなくちゃ面白くないじゃないか。 姉さんらしくないよ。おしゃべりも出来ないなんてね。」さらに蒼星石は攻撃のスピードを上げる。もはや翠星石は返事も出来ないほどになっていた。空気を切り裂く音が四方から迫る。激しく攻撃を受け止めていたせいで如雨露が少しずつ形を歪ませていく。(このままじゃ、やられちまうですぅ。でもあと少しで…)それでも翠星石の目は死んでいない。反撃の機会をうかがい続けている。変わり果てた妹の姿を目の前にしても、以前の心優しい蒼星石でいると信じている。それは見た目が何一つ変わらないからではなく、双子の妹だから…。それだけの理由でも翠星石はそれを信じてる。ただおかしいことが一つあった。翠星石はそれを認めたくなかったが不思議なことに蒼星石の攻撃は全くスピードが落ちない。上下と左右、ほぼ同時に翠星石を襲う蒼星石の攻撃。必ずしも庭師の鋏は軽くない。どちらかといえば武器としては重いはずだ。だが蒼星石に疲れの色は見えない。それは少しづつだが翠星石に違和感を感じさせた。(………、ありえねぇですぅ。)人間ならば体力やスタミナといったことに縛られる。それはローゼンメイデンのドールでも同じこと。極限までに精巧にできたドールを動かし続けることは、いかに天才的な人形師でもかなわなかった。それゆえの力の供給源としての人間との契約であり、動力源としてのゼンマイがある。永遠に動き続けるという永久機関というものは錬金術でも可能にならなかった。天才的な人形師ローゼンは優れた錬金術師でもある。その彼でさえ不可能だったのだ。だからドールたちは力の供給源が絶たれれば止まるのだが、精巧に作られすぎているためその過程を意識してしまう。つまりドールは疲れるということを体で感じてしまうのである。蒼星石は水銀燈に敗れて以来、前のマスターとの契約が切れているはずだ。ならばなぜこの蒼星石はここまで動けるのだろうか?それが唯一のチャンスなのに、そのチャンスは訪れる気配を見せない。(蒼星石、まさか誰かと契約したですぅか…!?)いや、左手の薬指には契約の印の指輪が見られない。翠星石の疑問が不安に変わる。翠星石は最初、こうして逃げていれば、やがて蒼星石は力尽きると考えていた。ミーディアムの力を使わずともやり過ごせると甘い考えがあったからだ。彼女としてもなるべくならジュンの力に頼りたくない。なぜならジュンに異変があれば真紅にここにいることがばれてしまうからだ。それだけはなるべく避けたい。蒼星石と会っている事を知られたくない。ましてやそれがこんな蒼星石ならよりいっそうそう思う。真紅の背負う哀しみを増やすわけにはいかないと翠星石は感じている。(ミーディアムの力に頼らずとも逃げ切れる自身があったから耐えてきたですけど…)もはや限界であった。いや、とうに限界が来ていたのを翠星石は認めていなかった。それでもこれ以上はどうしようもなかった。現実に手にした如雨露を見れば無残にも原型を留めていない。やがて不安が哀しみを通り越して怒りに変わる。蒼星石の攻撃は衰えるどころか、微塵もそんな気配すら見せない。冷たい笑顔のまま、攻撃に喜びを見出したかのように手は休まることなく翠星石を打ち付ける。「もう我慢の限界ですぅ。いいかげんにしやがれですぅ。」「減らず口かい、姉さん? みっともない悪あがきはやめなよ。」「何が悪あがきですか! 見ていやがれコン畜生ですぅ!」「脅したって無駄だね…。」そういいかけた蒼星石を遮るように翠星石は叫んだ。「スイドリーム !!」 …つづく。
2006/09/15
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雨ですね…。先日、雨が降ったら……なんてことを書いたのですけど、本当に今日は気温が下がりました。今日と言うより今夜ですけど。今も窓を開けると寒い感じです。それにしても心地よい寒さです。なら服をもっと着れとか言う話なんですけどね。さすがにTシャツに短パンだと秋には向かないかもしれません。そんなわけで9月半ばにして衣替えを意識しないといけないなんて、本当に今年は良い年かもしれません。なんだか雪が降るのが早そうで…。それではまた…。<まだ続く…>一応、今回が前半の山なのです。次回ぐらいから新たな展開に…なるといいんですが。『Tomoest』 その22「や、山田課長!? そっか。だからあの時……。」言葉遊びが堪能で、取引先にも顔が利き、なおかつ影響力の強い人。そんな人は私の知り合いの中で数えるほどもいない。それにしても『Tomoest』か………。よくそんなことが思いついたもんだわ。自分で言うのもなんだけど発音は確かに綺麗な感じがする。でもそれ以上に恥ずかしい。気がつくと右手の中に不自然に小さくなったアルミ缶がある。竹刀を振らない今となっても、相変わらず握力だけは落ちてないんだね。理紗の前だから隠すことないけど、人前では気をつけなくっちゃ。こっちもやっぱり恥ずかしい。不幸な理由で潰れた空き缶を横に置き、残り2本の貴重なビールを見つめ、1本を手にする。まだぬるくなるには早いが冷たいって感じでもない。よく言うキンキンに冷えてない状態ってところ。ま、ここまで酔うとそんなことは些細なことでしかないんだけどね。「何? なんかあったん?」「うーん……、最近、私が海外に出張に行かないから契約率が落ちるって課長が言ってたの。 私は冗談だと思ってたんだけどね。ほら、雛苺のこともあるから、あまり出張には行けないでしょ。」表向きは課長代理としての仕事が忙しくって、一つ上の人みたいに気軽に出張なんてできないのが理由だ。契約とか交渉は今の私の仕事に入っていないのは現実だしね。寂しがりやの雛がいるから、何日も家を空けるのはあまりよろしくないことだし。もはや今の私にフランスやドイツに行く理由なんてのもないからね。でも錬金術師協会や魔術協会には顔を出しておかないとマズイか。錬金術師でも魔術師でもない私が行く理由だって元々なかったはずなのに、見えないしがらみが多すぎる。ローゼンメイデンを前にしてその神秘性を疑うなんてないけど、もうそんなことはどうだっていいのだ。私にはただの親友なんだから、雛は。あっ……逆に雛をいろんなところから守る必要もあるのか。うーん……。子供の時は想像もできなかった苦労を毎日こなすのが大人なんだわ。「出張どころか残業も少ないもんなぁ。」理紗はそういうけど、私はそれについて悲観的でもない。現に仕事に追われだすと残業しないわけにはいかないしね。生きるために働くのだからそれはわりきっていいはずだ。唯一、一人だけ納得の出来ない人物、もとい人形があるけど…。それはともかく『Tomoest』のことよ。当の本人である私だけが知らないことだったんだわ。「………、だんだん腹が立ってきた。私の知らないところでそんなことになってるなんて。」「まぁまぁ怒りなや。ウチの知ってるだけで10人ぐらいはおるかなぁ。」「えっ、10人も!」その数が多いのか少ないのか私にはわからないけど……、って多いわよ、絶対に!いくら世界は広いって言ったってありえない。私のファンなんて想像もつかないし、まったく悪いジョークだわ。それにそんなにファンなら、私に彼氏の一人ぐらい紹介しろってものよ!理想としてはやや筋肉質のボディですっきりとした美形の日本人。もちろん身長は私よりも高い人。お金持ちじゃなくても多少は許すけど、仕事には真面目で誠実な人。でも理紗には負けないぐらいのユーモアも必要ね。『お笑い』って大事だなって少し思うもの。そしてこれが一番大事、何よりドールに対して理解してくれる人。まぁそんなところかな。私って贅沢なのかしら。でも何だかんだいっても最後のだけあればいいのかもしれないけどね。フ~っとため息を一つ、ついてしまった …つづく。
2006/09/13
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なんか最近、自分でもウトウト寝が怖いです。「大丈夫!いつもどおりに予約録画しているって!」と夢の中で誰かに言われてその気になり、気がつくと3時半、PCのHDには何も録っていなかったみたいです。ひぐらし今回も見逃した…。以前ならかなりショックなんでしょうけど、なぜかそんなにダメージないみたいです。たぶんFate(すていないと)とかFate(ほろう)のせいなんでしょうね。その『ほろう』なんですがようやくクリアして、全編終わりました。個人的に最後の戦闘シーンが派手で私好みだったです。私の場合、『すていないと』の後ですぐ『ほろう』をしたもんですから、感動もひとしおでした。ひとしお……? 単語合ってる? それはともかくこれでやっとFateから卒業できそうです。余韻はかなり続くと思いますけど…。それではまた…。<ついに判明>あー長かったです。ようやくここまでたどり着けたって感じです。話はまだまだ続きますがとりあえずタイトルの意味が判明したということです。こういうのを思いつけるから日本語っていいなと思います。会話ばっかりで話が進むのはあまり好きではないのですが、これはなんというか勢いみたいなもので、余計な描写がない方がテンポがいいような気がしたんですけど。たぶん書いているときはこれが最良と思っています。たぶん明日以降に読み返すとまた違った感想になるんでしょうけどね。『Tomoest』 その21「お、お気に入りかどうかはともかく、かなりの日本通だってのは確かだけど。」ロンドン郊外に住んでいて周囲とはかなり違和感のある武家屋敷、正直あれはすごかった。去年、獅子威しが聞こえる茶室にお伺いした時はここがイギリスって言われてもピンとこなかったっけ。そっかーあの時、理紗もプロジェクトに参加してたよね。それで覚えてるんだ。「わからんかなぁー。値切ったらええねん。」「ええーっ!! 支社長に直接!? 交渉なら営業部のビルスウェリーさんとかのほうが…。」そういうなにわの商人みたいなことできないよぅ。通訳ならともかく営業には向いてないのに。それにビルスウェリーさんは営業マンにしては気さくないい感じの人だったし。「何ゆうてんねん。巴やからできることちゃうん?」今、一瞬、理紗の目が光った。絶対、光った。悪いこと考えてる目だ。「何で? 私?」「案外、巴やったら居合いとか殺陣とか見せたらただでくれるんちゃうん。」そりゃあこの仕事で接待に行けば出し物の一つとしてするけど…。武芸も芸のうちだし…。でもスミスさんってすごいしかめっ面で見てた気がするんだけど。あっ、そうか旦那さんの方が日本通なんだ。いや、ケイトさんは着物を着ていたわよね。和風美人って感じに着こなしていたし。でも仕事には厳しい人だったような気が…。「そんなの無理!! だってあの人はビジネスはビジネスって割り切っている人よ。」「ふ~ん…。そうか…。巴、知らへんねんや。」理紗がにた~っと笑う。悪意が現実になる瞬間を見ているみたい。私は飲み干したビール缶を掴む手に少し力が入った。なにやら嫌な予感がしたからだ。「何が?」「ほうー、EC専課長代理ともあろうお方がそんなことも知らんて…、 灯台下暗しとはこういうことを言うんやなぁ。」「だから何よ? 変な事だったら怒るわよ。」じれったくて、ますます手に力が入る。「そっかー、巴御前様にもおわかりになられぬのですか? これはこれはお怒りをお静めになりなま…、 あ、噛んだ。ウチこういうのは難しいからあかんな。 『なりなませ』って何って感じ。」「理紗!!」「あーん、しゃあないなぁ。巴御前様が暴れんうちに教えたろか。 あのな英語で比較級ってあるやん。例えば『より広い』やったら『wider』って感じで。」「うん…。」「じゃあ最上級は?」「あの…、理紗、もしかして私を馬鹿にしてる? これでも一応、TOEICのスコア900以上あるんですけど。 最上級なら『widest』でしょ。」「そう正解。そこでや。巴も海外三課に入って3年。ヨーロッパ中の取引先にもかなり顔が売れてる。 今では欧州どころか世界中に巴のファンがおってもおかしない。」「それはないと思うんだけど…。私、地味だし…。」「いいや、このEC専を追い出されたウチでさえ、巴の写真を譲ってくれという声もちらほら。」「えー、まさか。ありえないでしょ、それ。」「うん、まだない。残念やなぁ。」「理紗? 話が見えない。」「でもなぁ、やっぱり世の中には好き物もおるんやって。 しかもなぜか社長クラスばっかり。」「はぁ…。実感ないけど…。それで?」「とある社長さんが言いました。世界中の誰よりも私が『Tomoe』のファンだと。」「ファン!? なんで?」「たぶん日本好きの上に、巴の殺陣を見せられたら、そりゃファンになるで。」「まぁ…そんな人もいたような気がするけど。接待の席で見せてくれって言う人もいたわよね。」「そうやろ。で、その人がこう自慢するんよ。『私はTomoest』だって!」「Tomoest? それ英語になってないし…。」「ええやん、日本語独特の遊びやから。たぶん最上級の巴ファンって言う意味やろ。」「そんなの本当の英国人が思いつくわけないでしょ、って日本語!?」「そうや日本語でどう表現するかって話。だったら英語っぽく『Tomoest』でどうやって。」「誰、そんなこと言ったの。あ……、まさか!」「たぶん巴の想像通りの人かなぁ。あんなん思いつくのあの人しかおらん。」 …つづく。
2006/09/12
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今日、お昼休みに外へ出かけたら、意外にも暑くありませんでした。やっと季節が秋になってきたようです。また昨日みたいに雨がたくさん降れば、もっと気温も下がるんでしょうね。待ち遠しいぞ、冬!それではまた…。<そろそろ>そろそろペースを上げて書かないといけませんね。だってこれは7月頃のお話なんですから。涼しくなるといつの間にか設定が『秋』に変わりそうです。そうなるとかなりの量で書き直し。うーん、それはかなり辛そうな作業ですね。そうなる前になんとか完成しないと…。『Tomoest』 その20「もちろん生ビールサーバーや!」な、な、生ビールサーバー!?って、あれなの? 居酒屋で店員さんがジョッキに注ぐやつ?「ce qui ? ……じゃなくて何なの?」驚きのあまり自分で何を言っているのかわからない。「だって、巴の家には絶対必需品やて。下手な浄水器よりよっぽど使えると思うし、 これから夏本番に向かって毎日安心してビール飲めるやんか。 ほぉら、これでボーナスの使い道決まったなあ。良かった、良かった。」ええええっーーーーー!? またその話に戻るの!?そ、そ、それは確かに魅力的だけど……。って、よく考えるのよ、巴。そんなもの置いてある一般家庭がどこある?でも理紗の提案には一理あるのは間違いないし…ってそうじゃなくて!!ああん、思考が安定しないッ。甘美な誘惑だわ、これって。想像しただけで心が踊ってしまう。そうじゃなくて、いったいいくらするの? あっ! でも業務用じゃなくて家庭用?みたいなやつだったらなんとか…。って、違う!! そうじゃなくて必要ないでしょ。そんなもの置いてたら本当に、私、大酒飲みじゃないの。駄目よ!でも……、あの冷蔵庫の横に、いつでもよく冷えた…。駄目だ…。この酔いがまわった頭じゃまともなことが考えられない。テーブルの上のビールが少なくなるのに不安を感じているこの状態では酷な提案だわ。もう少し…、冷静に…、現実を…、見なくちゃ…。「はぁ? ちょっと待ってよ! いくらなんでもそれじゃ…。」「大丈夫! 心配しぃない。 最新の機械はやたらすごいんやで。 巴も絶対お気に入りになると思うわ。うんうん。 ほらドイツのDBT社知ってるやろ? EC専でも取引してると思うけど。 あそこのサーバーは泡の密度とか濃度が最高なんや。日本製なんか顔負けや。 さすがビールの本場は違うなぁー。 それに日本のビールメーカーの生樽に合わせたアダプターも揃ってるし。」一気にまくしたてられた。すでに購入決定されていることが怖い。「いや、だから、私、買わないって!! そんな本格的なのって高いわよ!」慌てて反論する。酔いが醒めそうだ。「まっ、確かに。うちの記憶やと1台20万はしたと思うわ。」に、20万円!? 一ヶ月の給料半分も!?手をぶんぶん振って否定する。「ほら、そんなの無理無理!! それなら缶ビールをケースで買うって!」「それとええ事思い出した。 DBT社やったら、なんちゃらハンスとかいう社長やったんちゃう? あれ? なんとかスミスやったっけ?」わー、全然話聞いてくれない。とりあえずDBT社について覚えてることを…。「DBT社……? カール・アルヴァ・ディハンス社長のこと? 私はお会いしたことないけど、イギリス支社長のケイト・フィリッツ・スミスさんなら 知ってる。先週、契約書もらったから。」つい反射的に答えてしまった。駄目じゃん、私。「そうそう、そのケイトのほうや。」うーん、大事な取引先の支社長を捕まえて呼び捨てとはいかがなものだろう。「でもそれが何?」「あの人、巴のこと、かなりお気に入りやで。」意味わかんないよー。 …つづく。
2006/09/11
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またもや朝から日記更新です。土曜日とは言えよくここまで働けるもんだと我ながら関心…。したくない!したくない!休日はのんびりがモットーにしていたはず!?なのに、私、何やってるんだろう?天気予報では日曜日が雨らしいので、家でおとなしくしてないと駄目みたいです。あー休日の使い方をよく考えないと無駄にしそうです…。それではまた…。<これで半分かな>そろそろ『Tomoest』も中盤です。ただのダラダラしただけの前半でしたけど、後半はもっとダラダラです(嘘)。本当はもっと短いものを考えていたのですが、なかなかまとめられずにいます。自分の筆力のなさを痛感させられるばかりです。『Tomoest』 その19「うん。買ってこようか?」そう言って何もビールにこだわることがないことに気づく。焼酎とかワインのストックならあるんだけどなあ。時計を見て9時前…。コンビニなら空いてるけど、そこまですべきなのかな?理紗とは今日は暑いからビールオンリーでと話していただけに複雑な気分。初志貫徹!?私はともかく、理紗はこだわるだろうな。理紗が少しがっかりした感じで缶ビールの蓋を開けた。一口飲んでテーブルに置き、飲みかけの缶ビールを見つめている。「うーん…。やっぱり必要やなぁ。」「何が?」そうして理紗は喉越しを確かめるようにゴクゴクと飲んだ。 …つづく。
2006/09/09
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ここんとこ日記を書けない日々が続いております。私としても辛いと言うか寂しい状況なのですが、今月に入ってから仕事に追われる日々なのです。8月はあれほど平和だったのにね。…って言えるほど平和でもないかな。いつもの真夜中に起きていない自分がいて、だからと言って昼間は元気かと言うとそうでもなかったり…。ここが私の居場所なら書けない自分はどこにいるのだろうと考えて、またまどろんだ朝を迎えてしまいます。自分でも疲れているのかそうでないのかぼやけていてわからないぐらい見失っている状態です。えーっとこんなことを書いていると暗い気分になりがちなんですが、これを書いているのはまぶしい朝なだけに全く逆で、今日1日で今週出来なかったことを取り返すぐらいの気合がすでに入り込んでいます。つまり…太陽って偉大だなっと何だか当たり前のことに自分でも驚いています。そうです。元気出して頑張っていかなくちゃなのです。以前『まきまき』で朝の光を「浄化の光」と書いたんですが、このことは間違っていませんと心から思います。今夜こそはキチンと日記書かなきゃね。メンテナンスに負けないように(笑)。それではまた…。<ひどいぞ前回>前回の『そこ現』なんですが、おわかりになりますようにものすごく寝ぼけた状態で書いてupしております。もう次の日に携帯で見たら後半が意味不明じゃないですか。いや我ながらこの状態でもupしようとする気力に感心しますけど、一応人様にお見せするのですからもう少しはまとまりあるものを…なんて後悔ばかりです。とは言っても日記を修正するのは邪道のような気がして、あまり手を入れたくないんですが『Tomoest』のようにまとめてupするときにはもう少し話がつながるように修正するつもりです。蒼星石の武器としての鋏については他のドールたちの武器も含めて考察なるものを書いていこうと思っていたのですが、これを小説の中で考察を展開することでもっとわかりやすいかなと思いましてかいたわけです。ただ寝ぼけていたせいで論点が少しずれた気がしないでもないので、そこは反省してキチンと書きたいなと思っています。『Tomoest』 その18実にあっけらかんと返事した。「えーっ、巴らしないな。巴やったらまとめてドーンと大人買いするんちゃうん?」何?その口に力がこもった台詞は?たぶん突っ込まれているんだと思うけど何か私、変な事言った?「理紗、それ誤解。私、そんなことはしないわよ。」とりあえず否定した。大人買いは大人のすることだとずっと思っていた。確かに25を過ぎて大人じゃないなんて少しずうずうしいんだけど、そう思うのだから仕方ない。それにいっぺんに買っちゃうと楽しみが減るような気がするしね。本屋でアレコレ悩みながら本を選ぶのはささやかな楽しみでもあるわけだし、だからそのためにも本屋へ通う回数は多い方が自分でも幸せなんだと思う。「ちぇっ! おもんない。これの次の巻かその次から十兵衛が出てくるのに…。」そんなこと言われてもねー。仕方ない。だったら次の購入リストに入れておかなきゃね。「そうだったわね。理紗が次にうちに来る時にまでに買っておくから。」「うん頼むわ。それとビールは?」理紗…、まだ飲むの? そういう私もトイレから戻ってきて2本目を空けようとしているけど。まずいなぁ。ビールが切れちゃう。「まだ3本くらいあるけど?」ほら、とテーブルの上を指差す。だんだん私も酔っ払ってきて一々冷蔵庫から取り出すのも面倒なので多少ぬるくなってもいいからまとめて出しておいたのだ。こういうことをしているから嫁の貰い手をなくすのだと理紗によく言われるけど、私、しらふの時はちゃんとしてるつもりなんだけどな。それでも理紗は小姑っぽく、特に女としての心構えなんかを私によく説教したりした。『巴は女として生きるのを忘れてるやろ。あかんでそんなこと。』なんて言われることもたびたびだ。あーもういい。酔っ払いには酔っ払いのルールってもんがあるのよ。ってないか…。でももうお互いかなり酔っているからわかんないわよね。「ありがとう。じゃあとりあえず1本。…ってもう3本しか残ってないんかい!」あれ? 突っ込むのはそこなの? …つづく。
2006/09/08
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早いもので昨年の9月30日開設から1年が経とうとしています。いやまだ経ってないんですが、本当に自分でもすごいなぁと思います。毎日日記を書くという目標は未だに達成できていませんけど3日坊主になりながらもここまで続けてこれたのはこんな拙い文章のブログでも訪れてくださった方々のおかげだと言えます。正直、偶然でも訪れる人なんていなかったらまず続きませんからね。私、割と好き勝手書いているくせに訪問者数に一喜一憂している面があったりするんです。だからと言って媚びたりするのは元々のこのブログの趣旨に反するというか、第一そういうパフォーマンスなんて出来ませんけど苦手な方なので、自己嫌悪に陥りながらもコツコツと書いています。まぁコツコツなんて書いたところで2日サボった私に言えることではなんでしょうけどね(笑)。話は変わりますが、先日ローゼンメイデンのドラマCDをようやく買いました。トロイメントのドラマCDほどのインパクトはなかったですが、それなりに良かったです。だって今回は水銀燈がメインのお話なんですから。それなり…って言うのは悪い表現ですね。いいえぜんぜんそんなことないです。むしろ涙腺をかなり刺激されるかのような出来です。コメディ部分が少ないからついそう書いてしまったんです。コミックバーズ7月号でのお話をを思い出しながらこれを聴くとかなり胸にジーンときます。それより私にとって水銀燈のマスターはメグには悪いんですが大和君なわけでして、ジーンとしながらもDollsでのお話を思い出しては反則級の感動が甦ってしまいます。はぁー…、児玉大和君は今頃何をしているのやら?ちなみにコミックバーズ10月号では…、とここでネタバレをするのもよくないですね。みっちゃんとジュンジュンはすごかったとだけ書いておきます。それではまた…。<>『そこにあるのは現実…』その7返事を待たずして蒼星石は翠星石に飛び掛った。一瞬にして翠星石との距離をつめる。そのまま庭師の鋏を振り下ろし翠星石を叩き潰そうとした。キンッ!!あまりの急な攻撃に翠星石はかわしきれなかった。かろうじて如雨露で受け止める。「蒼星石!やめるですぅ!」翠星石は叫ぶ。が、空しくもその声はまったく蒼星石には届かない。足を止めずに上下左右から連続して打ち払い翠星石を攻撃する。鋭い刃先ではなくかなり太い肉厚の刃の背でたたみかけるように振り払う。本来の道具としての鋏ではなく、禍々しい武器としての鋏。いかに蒼星石が使い慣れているとは言え、翠星石の想像以上にこの武器は危険だ。見た目以上に様々な武器としての使い道があるため反撃の余地すら与えないからだ。まず1つに鋏としての切れ味。両手で持てばわずかに開かれた隙間から挟み込んででも断ち切れてしまう。2つ目には刃先(特に先端を使う)でナイフのように切り裂くのに使う。槍のようだと言えば想像しやすい。そして今回のように刃の背で殴るにはかなりダメージが大きい。相手が防御に徹した場合、ガードの上からも間違いなくダメージを与える。また相手の攻撃を受けて流すのも武器としては最高のレベルに達する。この肉厚の刃は効率的に盾としての機能を凌駕しているに違いない。 …つづく。
2006/09/04
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9月になりました。昨日、なんとかFateが終了しまして、全てのエンディングと全てのタイガー道場&オマケを見ることが出来ました。気持ちは夏休みの宿題を8月31日の夜にやっているような状態でした。でも…まだHollowがあるんだ…。とりあえず感想なんかを書きたいと思います。まず『セイバールート』です。これはTVアニメで見たまんまのシナリオでしたからサクサク進みました。以前も書きましたけど個人的に魔術理論がきめ細かくて大好きです。それでも???と思うこともあって、これはFate独自の理論なんだと考えるとまあ一応納得させられました。この手のゲームだから仕方ないんですけどSEXで魔力を移すと言うのはいかがなものかと考えたり物語上、完璧なハッピーエンドにならない点などが少し残念だったりします。アニメでも思いましたがシロウはちょっといただけない性格ですね。だから次の『凛ルート』が引き立つんでしょうけど…。次の『凛ルート』は文句なしにアーチャーがかっこよすぎて、おまけにあのエンディングは反則でした。「体は剣で出来ている。」その台詞は決まりすぎです。他にも名台詞がたくさんあるのですがここに書くのは忍びないのでやめます。最後の『桜ルート』なんですが…。ひたすら死にました(笑)。そして長ーーーいシナリオでした。鬱々なのと痛々しいのと哀しいのが延々と続いているみたいだったです。ノーマルエンドが今でもツボにはまってて、ふとした瞬間に「春になりました。」が頭の中でずーっと繰り返してスクロールです。救われない話ってのはあまり好きになれません。でもトゥルーエンドだって完璧な大団円でもないんですけどね。私の場合、先にトゥルーエンドで終わってしまったから余計そうです。それと桜の見た夢が異様に明るくって恐怖を引き立てました。なんだか感想が感想になっていないような気がしますけど、私の感想文なんてこんなもんです。あー本当に夏休みの宿題みたいですね。それが終わった今となってはようやくローゼンに集中できるかなって感じです。また良い具合でコミックバースが発売されますしね。明日は10月号の感想でも書けたらいいなと思っています。それではまた…。<今日はさすがにダウン寸前>眠すぎて書けないです。と言うわけで、今夜は少しだけ…。『Tomoest』 その17先月買って、途中まで読んだのは覚えているのに、それをどこに置いたのか忘れていた。よくよく考えるとすごく当然な返事だわ。「トイレの本棚。しかも花瓶の横。まぁトイレで本を読むんはわかるんやけど、これはちょっとなぁー。」あまり人に聞かれると恥ずかしいのだが、私の家のトイレには小さな本棚が置いてある。意外とこの狭い空間は読書に向いていると個人的に思う。だからついトイレに本を持ち込んで、そこで読みふけってそのまま置いてしまう。それがだんだんたまっていき、さすがに片付けねば何の部屋かわからなくなりそうなため、観念して本棚を置いた。おかげで洗面所とバスルーム以外には必ず本棚がある。大事な希少本とか歴史的価値の高い本は図書室で保管しているのだが、漫画や雑誌は思いつくまましまっているケースが多い。我ながらずさんな管理だったりする。まぁ用がないときでもトイレで本を読んでいることもあったりするんだけどね。にしても「ちょっと」って何?「ええーっ!? 駄目なの?」「駄目っていうより、巴がいかがわしいことにこの本を使うてへんか心配なんやけど…。」…確かに。その手の雑誌に人気連載されているだけに、アノ描写もすごいものがある。けど絶対にいかがわしいことには使ってないんだからね。いくら私が男に飢えても独りエッチとかはしないんだから。こういう誤解は解くべしだ!「つかいません!」「ふーん…。それより3巻は?図書室にはあるかなって思うたけど…。」あー理紗ったらてんで人の話聞いてない…。こっちはドキドキしているのに…。「ないわよ。まだ買ってないもの。」 …つづく。
2006/09/01
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