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1.ライオン星雲 ライオン星雲は、Sh2-132という散光星雲の愛称です。ケフェウス座ととかげ座の境界近くに位置しています。 特徴 名前の由来 Sh2-132の形が動物のライオンに似ているため、「ライオン星雲」と呼ばれています。特に、東を向いて吠えるライオンの姿に見えると言われます。 構造 赤い「たてがみ」や顔の部分のHα領域と、青い「胴体」や後ろ足の部分のOⅢ領域からなる複合体です。このコントラストは、初期と晩期のウォルフ・ライエ星を取り巻く星雲の特徴が影響している可能性もあります。 観測 淡い光の星雲なので、肉眼で見るのは難しいですが、写真撮影、特にナローバンドフィルターを使った撮影では、その美しい姿を捉えられます。 撮影について ライオン星雲の撮影では、HαとOⅢの光を区別して捉えることが、その特徴的な赤と青の対比を表現する上で重要です。フィルター Hα光とOⅢ光を同時に捉えるL-eXtremeフィルターや、高コントラストで写せるL-ultimateフィルターが有効です。モノクロカメラでHα、OⅢ、S(硫黄)の各波長を個別に撮影し、後で合成するSHO合成やHOO合成も行われます。 レンズ F値が明るい望遠レンズの使用が効果的です。 【以上、AIアシスタントより】 撮影機材は、Quattro 150P鏡筒と、ASi2600MC Proのカメラを使いました。フィルターは当初オプトロンのL-ultimateを使いましたが、ライオン胴体が白く写ったので、本番撮影ではL-eXtremeを使いました。撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 ライオン星雲の撮影と画像処理【写真をクリックで動画へ移ります】 2.ライオン星雲の最終画像 3日間の撮影で52フレームの画像を得ることができました。PixInsightにて画像処理を行って下のような最終画像を得ることが出来ました。 Quattro 150P で撮影したライオン星雲 撮影日:2025/11/3,5,7。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Skywatcher Quattro 150P (f=600mm)。オプションレンズ:専用コマコレクター(最終f=530mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:2" Optolong L-eXtreme。ガイド鏡:EVOGuide 50ED (f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。600秒露光で合計52フレーム撮影(総露光時間:8時間40分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, Star Reduction, Curves Transformation, NXT)。 3.あとがき 撮影当初はフィルターとしてL-ultimateを使用する積りでしたが、予備撮影を行った結果、下のような画像が得られました。ライオン星雲の胴体が白色になっています。理由はわかりませんが、フィルターをL-eXtremeに変えるとどうなるかを検討してみました。 L-Ultimateフィルター で撮影したライオン星雲 撮影日:2025/10/17。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Skywatcher Quattro 150P (f=600mm)。オプションレンズ:専用コマコレクター(最終f=530mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:2" Optolong L-ultimate。ガイド鏡:EVOGuide 50ED (f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。300秒露光で合計30フレーム撮影(総露光時間:2時間30分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, Star Reduction, Curves Transformation, NXT)。 L-eXtremeフィルターを使って撮影した結果、下のような画像が得られました。ライオン星雲の胴体は、青色になっています。 L-eXtremeフィルター で撮影したライオン星雲 撮影日:2025/10/30, 11/1。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Skywatcher Quattro 150P (f=600mm)。オプションレンズ:専用コマコレクター(最終f=530mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:2" Optolong L-eXtreme。ガイド鏡:EVOGuide 50ED (f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。300秒露光で合計65フレーム撮影(総露光時間:5時間25分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, Star Reduction, Curves Transformation, NXT)。
February 19, 2026
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1.ヘッドフォン星雲の位置はどこだ! ヘッドフォン星雲は、やまねこ座に位置する惑星状星雲で、約1600光年離れた場所にあります。正式名称は「PK164+31.1」です。 PK164+31.1という名称は、この惑星状星雲が登録されているカタログと、その天体の位置情報からつけられています。別名として「Jones-Emberson 1」や「ヘッドフォン星雲」という愛称もあります。 「PK」は「Perek and Kohoutek. Catalog of Galactic Planetary Nebulae」というカタログに由来します。このカタログは銀河系の惑星状星雲をまとめたものです。続く数字の「164+31.1」は、銀河座標系における天体の位置を示しています。 164: 銀経(銀河系の中心からの角度)が164度であることを意味します。 +31.1: 銀緯(銀河の平面からの角度)が+31.1度であることを意味します。 宇宙での位置と特徴 距離: 地球から約1600光年離れた場所にあります。 中心星: 16.8等級の青白い中心星を持っています。この中心星は、白色矮星になる前の段階だと考えられています。 色合い: 周辺部が赤色、内側が緑っぽい色合いという特徴があります。これはM27(亜鈴星雲)やM57(環状星雲)など、他の惑星状星雲と共通するパターンです。 観測・撮影 淡い星雲なので、きれいに撮影するには少し露出時間を長くする必要があると言われています。しかし、市街地からでも撮影された例があり、Duoフィルターなどの機材を上手に使うことで、その神秘的な姿を捉えることができます。 【以上、AIアシスタントより】 ヘッドフォン銀河は「PK164+31.1」と数式めいた呼称ですが、プレートソルビングを実行しようとしてこの呼称を入力してもASiairは無反応でした。 撮影は、焦点距離 1,600mmのエクステンダ装着のTSA-120鏡筒、カメラはASi294MC Proを使って行いました。フィルターはオプトロンのL-ultimateを使っています。撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 ヘッドフォン星雲の撮影と画像処理【写真をクリックで動画へ移ります】 2.ヘッドフォン星雲の最終画像 3日間の撮影で91フレームの画像を得ることができました。PixInsightにて画像処理を行って下のような最終画像を得ることが出来ました。 TSA-120 で撮影したヘッドフォン星雲 撮影日:2026/1/14,21,22。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm)。オプションレンズ:Extender ED1.5X (最終f=1,600mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Optolong L-ultimate。ガイド:AstroStreet Off-axis guider。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計91フレーム撮影(総露光時間:7時間35分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, Curves Transformation, BXT)。 3.あとがき 今回のヘッドフォン星雲の撮影と画像処理の中ではじめて経験したことが2つありました。ひとつは、ASiairを使ってプレートソルビングを行う対象であるヘッドフォン星雲のカタログが不明であり、星雲の座標を入力してGoToを実行したこと。もうひとつは、PixInsightのImageSolverの対象の検索カタログが不明であり、ASiairのスカイアトラスに記載されていたPGC139044という語句を入力すると見事ImageSolverが完結できました。 【ターゲットの座標を入力する】 下の写真は、ピントを合わせるためにカペラを導入しようとしている画面です。赤四角で囲んである場所にカペラの座標が記載されています。ここをタップすると座標の入力画面が現れます。 カペラの座標をクリックしようとしている画面 座標の入力画面が下の写真です。 ターゲットの座標の入力画面 ヘッドフォン星雲の座標を入力した画面が下の写真。 ヘッドフォン星雲の座標を入力しているところ Doneをタップするとヘッドフォン星雲の座標が入ったGoTo画面になりますので、Goをタップしてヘッドフォン星雲を導入します。 ヘッドフォン星雲の座標へGoToしようとするところ 【ImageSolver/PixInsightの検索時の入力カタログ】 ヘッドフォン星雲をPixInsightのImageSolverにかけると検索語句を入力しなければなりません。ところがASiairにおいてもヘッドフォン星雲のカタログ語句は登録されていませんでしたので、仕方なく正式名称の「PK164+31.1」と入力しましたが無反応で検索不可でした。 PlateSolverにPK164+31.1と入力したところ あきらめるところでしたが、ASiairの中の星図スカイアトラスにPGC139044という記載があったことを思い出し、その語句を入力したとことImageSolverが完結できました。 PlateSolverにPGC139044と入力したところ PGCカタログとは、1989年に発行された主要銀河カタログ (Catalogue of Principal Galaxies) の略称だそうです。
February 9, 2026
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