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映画化されるということで面白そうだと思い購入。帯に読む前の自分には戻れないと書いてあった。まあ、大げさな表現だけど言いたいことはわかった。確かにこういった視点は自分は持ってはいなかった。主な登場人物は以下 Wikipediaより転記寺井啓喜横浜地方検察庁に勤務する検事。小学校4年生で不登校状態の息子・泰希をもつ。泰希が友人とともにYouTubeで動画を投稿することに反対する。 桐生夏月岡山駅に直結するイオンモールにある、寝具店の販売員。中学校の同級生の披露宴で、佐々木佳道と再会する。 神戸八重子金沢八景大学に通う3年生。学祭実行委員で、「ダイバーシティフェス」を企画・運営する。 佐々木佳道高良食品営業部商品開発課に勤務する会社員。夏月の中学校の同級生だが、3年生の途中で転校した。 諸橋大也金沢八景大学に通う3年生で、ダンスサークル「スペード」に所属している。昨年の学祭のミスターコンテストで準ミスターに選ばれた。よく多様性は大事だというが、それも多様性という枠の中の話であって、一般的な多様性からさらに外れ周囲からは理解されない人もいる。そういった人たちの生きにくさ・苦しみについてや、そういった苦しみを理解できずに多様性を押しつけるような多数派との対立がテーマだった。水に対して欲望を感じるも理解をしてもらえない夏月が同じ欲求を抱えている佳道と再会し協力していく。その中で欲求を満たすためyoutubeで啓喜の息子たちの動画に水関連のリクエストを送るが未成年のため規制でコメントできなくなってしまったりする。啓喜は検察の仕事柄不登校の息子たちが理解できず、多数派としての自分の考えを押し付けるも子供・妻からは理解されず家庭内で孤立する。八重子は兄の動画をきっかけに男性不振となりダイバーフェスの実行役となり、そこに男性恐怖症を感じにくい大也を巻き込んでいくが、夏月たち同様の欲求もつ大也にとってはこの上なく迷惑になる。お互いの欲求が次第に絡み合っていき、自分たちで動画を作ろうと夏月、佳道が計画し大也も大学の八重子もいる合宿を断り参加する。しかし、このイベントが未成年に性的なことを行ったということで逮捕されてしまう。夏月は啓喜から質問を受けるが自分たちの性癖を理解されることを諦め口を閉ざす。対して啓喜も息子が自分に対して見せる同様の諦めを感じる。多様性を理解されない者たち、多様性を押しつける者たち。今まで読んだことのないタイプの本で、感動するとか言ったものではないが興味を持って読むことができた。映画化もされているがさすがに映画館で見るほどではないかなと思った。
2024.02.16

前作のあの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。が面白かったから続編を購入。考えさせられるような内容でもないので1日で読み切った。前作のほうが面白かったと思うが前作の都築・その後を知ることができたので読んでよかったと思った。前作の百合が現代に戻って、転校生の涼と会うところからスタート。本作は基本的に涼の目線で進んでいく。現代に戻ってからの百合は性格が変わり、戦争の悲惨さを見たことで特に死ぬことについてややりたいをやらないことに対して敏感になった。涼はそういった百合が気になりだし、特攻資料館への課外活動で百合と同じ発表班になったことで距離が縮まっていく。そこで百合の戦争に対する想いを聞いたり、百合の丘でサッカーの練習をしていたところで一緒になったりするうちに好意を寄せるようになった。しかし、百合は涼のことを特攻で亡くなった彰の生まれ変わりと思っていて、自分への好意には彰への想いが隠れていることを知った涼はショックで距離をとってしまいそのまま中学、高校を卒業してしまう。大学生になった涼は中学の同級生から、百合が自分のせいで涼と離れてしまったと後悔していることを知り、また百合の公園で再開する。そこで、涼は彰の想いもそのままで構わないと告白し感動の場所でハッピーエンドとなった。本作品はラストが少し共感できなかった。ハッピーエンドなのはいいけど、涼が彰の生まれ変わりという自覚も乏しいし、仮に自覚していたとしても当時の彰の想いまで涼が受け継いでいるわけではないので、彰の想いも残しながらっていうところに違和感があった。でも、その後の百合がどう生きていくのかの続きを読めたのはうれしかった。
2024.02.09

SNSで感動すると評判だったので試しに購入。確かに感動した。最近、あまり読書で泣くことはなかったけど最後の場面では自分も泣いてしまった。どちらかというと若い子向けの本だと思ったけど、その辺の世代と同じくらい感性が幼いのかもしれない。主人公の百合は日常に不満を抱えながらイライラした生活を送っていた。ひとり親の母親とけんかして家出をし近くの防空壕後で夜を過ごしたところ終戦間際の日本にタイムスリップしてしまう。そこで、家族を亡くして一人で飲食店を経営しているツルさんと特攻隊員の彰と出会う。次第に彰に惹かれていく百合だが現代社会で戦争の悲惨さを知っているため、彰が特攻隊として死ぬことを受けれいることや戦争を当たり前のように肯定している社会に対して強烈な違和感をもち、当時の人とも衝突してしまう。彰に対しても、死なないで欲しいと訴え彰を困らせてしまうこともあったが、感情を素直にぶつけてくる百合に対して彰も惹かれていった。タイトルにもなっている百合の丘に彰が連れて行ってくれたこともあった。百合は感激するが、死にに行くとわかっている彰に対して好きという自分の気持ちは伝えられなかった。彰が食堂に来た時の違和感から出撃日が決定したと判明した時や最後の食事で明るく振舞う場面は読んでいていたたまれない気持ちになった。最初は感情を抑える自信がなく百合は彰の出発を見送るつもりはなかったが、彰から自分あての手紙があることに気づき、懸命に走って最後の別れをすることができた。その後、再び現代に戻ってくる。戻ってから戦争のつらさと平和のありがたさを知った百合は別人のように変わった。そんなある日の校外実習で訪れた先が特攻資料館であった。そこで、特攻隊員の写真や手紙をみつけ、さらに彰から自分あての手紙をみつけ彰からの好意を知ることができた。展開としてはできすぎというかベタという印象も否めないが、自分は多少不自然でも誰かが救われるような展開のほうが好きですね。最後にこれから転入するという男の子と出会う。直感的に彰だと感じだ百合。どういった展開になるのか読んでみたいと思った。
2024.02.04
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