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【 Koke‘e/Aloha/Love Notes 】Love Notesは1989年にトランペッターのヒロ川島さんとボーカリストの井上真紀さんを中心に結成されたユニット。チェット・ベイカーが晩年、構想していたバンド名がその由来。その根底にJAZZがあるのは当然ながら、ジャンルにとらわれない音楽活動を続けているが、ハワイアンはLove Notesが取り組む音楽の中では大きな割合を占めるようだ。1996年には井上真紀さんがウクレレの巨匠、Ohta-Sanとのジョイント・アルバム「Pua Olena」をリリースしているし、PUA OLENA【 Pua Olena/井上真紀 】ヒロ川島さんは同じくOhta-Sanとのコラボレーション・アルバム「WAVE」をリリースしている。【 WAVE/ヒロ川島 Ohta-San 】そして2004年に日本とハワイで同時発売「Island Magic」はハワイの「Annual Music Award」にノミネートされている。【 Island Magic/Love Notes 】Love Notesの「Koke‘e」ボンッと大きく刻むベースをバックに、つまびくギターが伴奏の「Koke‘e」ベースの音が壮大な渓谷を想起させるようだ。井上真紀さんの優しげなボーカルに、サビでヒロ川島さんのコーラスが添えられる。ハワイアンの空気は少し薄い気もするけど癒しの音楽ではあるようだ。この「Koke‘e」が入っているアルバムは「All as One」「Voyage」とのミニアルバム三部作。【 All as One/Love Notes 】VOYAGE (永遠への船出)【 Voyage/Love Notes 】この三部作からセレクトしたアルバム、「ときをこえて」でも「Koke‘e」を聴くことができます。【 ときをこえて/Love Notes 】Love Notesは地球交響曲(ガイアシンフォニー第一番~三番)とのジョイント・イベントもしていたとのこと。【 地球交響曲 ガイアシンフォニー 第三番 】写真家の星野道夫さんの死にまつわるシンクロニシティがスゴイ。そこにホクレア号とナイノア・トンプソンが...。
2018.06.24
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【 Koke‘e/Hauula is Mele Ohana At The Maui Prince Hotel/Hauula 】O‘ahu島出身で96744に続いて紹介するのは96717、は郵便番号でKaneoheよりももっと北側、といってもHaleiwaとはまだ島の北側をはさんでの反対側にある町、Hauulaと同じ名前のバンド。ちなみにHauulaとは「赤い木」の意味。ライナーを見る限りではこの3人がHauula出身とは書かれてないけどアルバムに入っているオリジナル曲「Forever Friends」ではO‘ahu島の北部、Kahukuでの少年時代、フットボールチームの思い出が盛り込まれているから間違いではなさそうだ。Hauulaの「Koke‘e」3人のささやくようなコーラスが特徴の「Koke‘e」曲調はカントリー。しかし静かな「Koke‘e」だ。フェイドアウトするのも珍しいかな。アルバムでは11曲中、7曲がTarvin Makiaのオリジナル。カバーではこんなところが。【 Home in the Islands/Henry Kapono 】冒頭のオリジナル「The Hula」。とある女性のHulaの所作というかその様子を歌ったものらしいが曲調はHulaではなくBossaだったりする。もちろん「Noho Paipai」があったりカントリー調の曲があったりこの辺は「At The Maui Prince Hotel」のとおりジャンルを問わずなんでも対応できるエンターテイナーぶりを発揮している。オリジナルの「It's In Hawai‘i」にグッとくる...。いやこんな単純な曲だからこそいいんだ...。こんなの聴いたら帰りたくなくなるなよなぁ....。Hauulaのメンバーはジャケの真ん中、ベースとボーカルのTarvin Makia、リードギターがAl Villeran、リズムギターがWayne Kamakeeaina、なんだけどどっちがどっちなのかは不明。サポートメンバーでドラムやコンガが入るが「Noho Paipai」にSpecial PersonとしてHenry Allenが参加している。【 Blue Hawaii/Henry kaleialoha Allen 】どちらかというとスチール・ギターのプレイヤーでは地味な方に入ってしまうかもしれないけど強力なサポートであることは間違いなさそうだ。
2018.06.17
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【 Koke‘e/トロピック・ランデヴー/南かおる 】このあたりで日本のハワイアンの先達の「Koke‘e」を。ライナーでも紹介されているけど、せっかくなのでこの本から紹介してみます。【 アロハ!メレ・ハワイ 日本ハワイ音楽・舞踏史/早津敏彦 】エセル中田さんと並ぶシンガー、南かおるさんは昭和13年(1938年)ホノルル生まれ。終戦を台湾でむかえ、引き揚げ後は身内の世話になりながら「苦労の少女放浪の日々」を過ごしたという。画家を目指した時期もあったようだが、昭和34年(1959年)にふとしたきっかけからハワイアンの女性歌手として活動をはじめポス宮崎とコニー・アイランダーズの「ハワイの饗宴」でデビュー。昭和36年(1961年)にはアルバム「パイナップル・プリンセス」でソロ・デビューを飾る。【 南国の夜 南かおるのすべて/南かおる ポス宮崎とコニー・アイランダーズ 】昭和37年(1962年)の日比谷公会堂での初リサイタルでは「アロハ・オエ」で感極まって歌えなくなった劇的シーンを展開した、とある。昭和43年(1966年)には北海道の千歳空港の近くの交通事故で瀕死の重傷を負うがその後回復し、ハワイの伝説のラジオ番組、Hawaii Callsへの出演も果たしている。最近では国内でのハワイアン・イベントにも積極的に出演されていたようですが平成27年(2015年)4月にお亡くなりになられたとのことです。【 ノースショアーの夕陽 ハワイアン・ヴォーカル決定盤 】南かおるさんの「Koke‘e」これはアレだ。Loyal Garnerへのオマージュかな。レゲエ・チックなアレンジがLoyal Garnerのバージョンそのまま。Pandanus Clubの演奏がゴキゲンだ。途中で転調するところなんかもあったりする。【 Koke‘e/Loyal/Loyal Garner 】⇒Koke‘e その4 ~ Loyal Garner ~ このアルバムは音楽生活三十周年記念ということでハワイの現地ミュージシャンが多数参加している。「Koke‘e」の演奏はPandanus Clubで、「Aloha Is」ではJerry Byrdのグループ、「Pikake」等ではBarney Isaacsのバンドがつとめている。そして「Hawaiian Lullaby」ではDon Hoまでヴォーカルで参加している。【 Master of the Steel Guitar 1/Jerry Byrd 】【 Hawaiian Touch/Barney Isaacs George Kuo 】【 Gold/Don Ho 】アルバムをとおして、まさに年季の入った南かおるさんのボーカルが素晴らしい。様式美としての古き良き時代のハワイアンが堪能できました。戦後、黎明期のハワイアン、ポピュラー・ミュージック・シーンを支えた先達に合掌。最近のオムニバス盤で復刻されているのはありがたい限りです。【 東京フラ娘 ゴールドレイ/南かおる&白石 信とナレオ・ハワイアンズ 】そういえばHonolulu City Lights 発掘編 その2で南かおるさんは紹介していました。⇒Honolulu City Lights 発掘編 その2 ~ 南かおる&白石 信とナレオ・ハワイアンズ ~
2018.06.04
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