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【 Koke‘e/Ku Kahi/Faith Ako 】Faith AkoはHawai‘i出身のミュージシャン。このアルバムはFaith Akoの1stアルバムにあたる。60年代、70年代はその時代の人がそうであったように音楽はロックに傾倒していたという。高校、大学ではヴォーカルとピアノに取り組んでいてモー・タウンやLinda RonstadtやNorah JonesやNatalie Coleからオールディーズを楽しむという。その後、80年代にはカリフォルニアへ引っ越すことになるが70年代からはじまるハワイアンの再評価の影響から移住先でも自身のルーツであるハワイアン・ミュージックへ積極的に取り組んだようだ。Faith Akoの「Koke‘e」とてもゆったりした心地いいリズムの「Koke‘e」だけど自身の声をコーラスに重ねたボーカルとギターの音色が相まってどこか電気的な響きがするところが残念だ。アルバムの冒頭ではKumu Hula、Shawna Alapa‘iによるチャントからはじまる。ウクレレ1本の弾き語りでIZへのオマージュらしき「Somewhere Over The Rainbow~What A Wonderful World」のメドレーも入っている。【 Facing Future/Israel "IZ" Kamakawiwo'ole 】アルバムでは8弦ウクレレとキーボードボーカルを本人が担当。そしてベースとプロデューサーを務めるのは前にで紹介したHauulaのメンバー、Tarvin Makia。アルバムの最後「You Make It Hard」ではふたりのデュエットを聴くことができる。【 Hauula is Mele Ohana At The Maui Prince Hotel/Hauula 】⇒Hauula is Mele Ohana At The Maui Prince Hotel90年代にはサンフランシスコで演奏活動。フラのダンス・パフォーマンスも取り入れたという。ライナーにはつながりのあるのHalauも載っている。ちなみにプロフィールに載っている彼女の娘 FelilaはそうしたHalauでフラを習得したらしいが、そこのクム・フラであるShawnaは、Kahauanu Lake TrioのKahauanu Lake夫人、Maiki Aiu Lakeの血統であるらしい。【 Hawaiian Style/Kahauanu Lake Trio 】以降はウクレレとキーボードをメインにカリフォリニアでのハワイアンを中心とした活動で今にいたる模様。Faith Akoで検索すると個人のサイトの他にNapa ValleyのWine Country Entertainmentというイベント会社?が出てくる。ワインとあわせたエンターテイメントのサービスらしいがその中のハワイアン・ミュージックの担当がFaith Akoのグループらしい。【 Papaku/Faith Ako 】【 Kulaiwi/Faith Ako 】
2018.07.16
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【 Koke‘e/Mele from the harp/Anela Lauren 】ハワイアンといえどもウクレレやスラック・キー・ギタースチールギターばかりではなくて、以前にも紹介したようにトリニダードトバゴのスチールパンなんかでやってるミュージシャンもいる。【 Honolulu City Lights/Aloha from Hawaii/Greg and Junko MacDonald 】⇒Honolulu City Lights インスト編 その2 ~ Greg and Junko MacDonald ~今回紹介するAnela Laurenはケルティックハープ奏者。島つながりとはいえ、また北の方まで飛んじゃったな...。4歳からピアノをはじめて、大学時代にジャズを勉強。2001年からハープをはじめたという。なぜハープなのか? という理由はちょっと見つかってないです。住まいのあるカウアイ島で結婚式やフェスティバル、コンサート、パーティと各種イベントでハープを演奏しているとのこと。ちなみにこのアルバムには以前紹介したCindy Combsがスラック・キー・ギターで参加している。【 Koke‘e/Land of The Endless Summer/Cindy Combs 】⇒Koke‘e その1 ~ Cindy Combs ~Anela Laurenの「Koke‘e」最初のコーラスをハープだけで次はスラック・キー・ギターがメロディを奏でもう一度ギターをバックにハープがメロディという構成。音数が少なめでわりとシンプルな演奏だ。最後の方にグリッサンドでハープらしさが増す。カウアイ島の自然を表現するにはハワイアンの楽曲とうまくマッチしているようです。アルバムではチェロをバックに奏でる「Sanoe」や「White Sandy Beach」がいい。メロディのよさも手伝ってハワイアンとはまた違う味わい。Anela Laurenはもう一枚アルバムを出しているがこっちはハワイアンではなくて、なんとGreatful Deadのカバー。【 Harpin' On the Dead/Anela Lauren 】ジャケの感じもGreatful Deadのそれっぽい?こっちのアルバムではハープだけでなくボーカルも披露している。ちなみにこの「Harpin' On the Dead」のアルバムの売り上げの10%は、Greatful Deadが設立した慈善団体のRex財団に贈られることになっているようです。
2018.07.08
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【 Koke‘e/Ho Omau: To Perpetuate/Ho‘opi‘i Brothers 】Brothers Cazimeroに続いて兄弟ミュージシャンの「Koke‘e」を。Ho‘opi‘i Brothersは1935年3月28日生まれの兄:Solomon、1941年3月15日生まれの弟:Richardのコンビ。Maui島のKahakuloaに生まれたふたりはGenoa Keaweのレコードを聴いていたこと、母と通う教会で讃美歌を歌うことをとおして音楽と触れ合うようになった。【 Luau Hulas/Genoa Keawe 】長年に渡ってトラディショナル・ハワイアンをレパートリーとし、ふたり共にファルセットで歌うデュオのスタイルを築いた。Ho‘opi‘i Brothersの「Koke‘e」Never more say good-byeのアカペラからはじまる。ウクレレのみをバックにここではファルセットは多用せず二人の野太く力強いボーカルを聴かせる。わりとテンポの速めの「Koke‘e」でその辺の道端で演ってる感があって気持ちいい。他のハワイアン・スタンダードはファルセットをこれでもかと聴かせまくる。スチール・ギターのバック等と相まって脳みそがトロけそう。Cill Outすること間違いなし。Ho‘opi‘i Brothersは長い活動を経て、1996年にはアメリカの芸術基金から民族遺産の栄誉を与えられている。また翌1997年にはナ・ホク・ハノハノ・アワードも受賞している。【 Aloha From Maui/Ho‘opi‘i Brothers 】残念ながら兄のSolomonは糖尿病の合併症から2006年に亡くなられているようです。ハワイアン・ミュージックが継承される中、黎明期の方々も段々少なくなってきているのですね。【 Na Mele Henoheno/Ho‘opi‘i Brothers 】
2018.07.01
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