ちゃいにーずティー

ちゃいにーずティー

2004.01.13
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ふう…、いつかは向き合わないといけない問題ではあると思っていたけれど…


中国人と日本人。
この2者間は似通っているようで、非常に違う。
逆に言うと、イギリス人と日本人間のほうがはるかに簡単に名前を決められるのではないかと私は思う。

中国人は、とにかく”漢字”の意味にこだわる。
日本ではなんでもなく名前に使われている漢字、和、奈、麻、輔、介、亜、紗、紀、子、杏、梨などは、中国人の命名にはご法度なのだ。

しかも、縁起のよい漢字であっても、響き、つまり発音が日本読みと中国読みでは違う漢字がほとんどで、名前を発音するに当たって、問題が生じる。
例えば、美(メイ)、勇(ヨン)、希(シー)、翔(ユユ)、静(チン)、剛(ゴン)、良(リャン)…、などなど、数えていたら限りなく続く読みの食い違い。やはり私は日本読みで名前を呼びたいし、セイも同じ思い。つまり、読みも中国-日本間で同じでなければならないのだ。



フウ…、これを、セイと近くのパブで2時間以上にも渡って、バトルしていたわけで…、ウエートレスのイギリス人のお姉さんは、漢字を紙に殴り書きしながら、しかめっ面をして長時間ねばっている怪しげなカップルに、かなり不思議な視線を注いでいた。

さて。
要するに、私達が探している漢字は、
①読みが中国-日本間で大体同じ
②縁起のよい、意味のある
③発音して、中国側、日本側で名前として納得できる
④日本、人名漢字範囲内の
もの。(これが、なかなかない!!)

ちなみに、最初に考えていた、「裕」だが(これは、中国読みでも”ユウ”と読む、格好の漢字だったのだが…)、「裕」だけでは中国人の名前にしては、弱い、らしい。その辺も私には感覚としてはよく分からないのだが、”ユウ”と発音したときに、力強さが足りない、とか…(本当にこの辺は日本人の私には理解不能)。

そういうわけで、数ある漢字の中から選ばれたのは、以下のたったの5漢字。
泰(タイ)

麗(リ)
秀(シュウ)ただし、これは女性の名前でしか使えない、らしい。
智(チ)

これをうまく組み合わせて、名前らしい響きにする。

結局私達が限られた頭であみ出した名前は…、


さて、前回も「裕太」(ユウタ)という名前をあみ出した際に、中国の義父から”待った”がかかった。ユウタの響きが、キリストを裏切ったユダと中国では同じ響きだとか、なんとかで…(ちなみに私は、半分キレそうになったが…)

今回も、セイが早速義父に報告。
私は、2時間のバトルが水の泡になるかどうかの瀬戸際で、気が気ではない。

結果は…

大変縁起のよい名前、ハナマル!だったのだ。
なんでも、”タイチ”という響きは、中国では「太子」と同じ。太子とは、代々の中国皇帝の第一子に与えられていた称号であり、大変意味があり、縁起もよい、とか。
そういうわけで、中国の義父からは、大変よくできました、の太鼓判が押されたのだ。

ふう。
この際、皇帝の称号であろうが、おサルのひ孫の称号であろうが、私にとっては、どうでもいい。
とりあえず、2人が納得できる名前であれば…

かくして、第二次名前戦争は、幕を閉じた。
よほどのことがなければ、この名前が撤回されることはないだろう。

でも、名前も大事だけれど、元気にのびのびと育ってくれれば…、それが私の唯一の願いだ。







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最終更新日  2004.01.13 18:21:45
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