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旋律」も、わかりやすい物語である。特に、前者では、マーラ
ーの曲がなかなか親しみにくいものであり、更にはフロイトが
登場するのであるが、全体的には、そのような難解さはない。
こうしたわかりやすさを、「昼メロ調」と揶揄することも可能
であるが、私はそうは思わなかった。
わかりやすくすることで、マーラーやショパンの天才であるが
ゆえの苦悩に接することができ、また、同時に彼らの作品を聴
いてみようという気にさせたのである。
これまで敬遠していたマーラーの交響曲第8番、アルマ・マー
ラーに捧げたというこの曲はやはり聴いてみたいし、ショパン
がサンドとの交際期間に作曲した作品も、またリストの作品も
改めて聴いてみたい。
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