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11月も今日で終わり。ちょっと早過ぎやしませんか。それはともかく、恒例の今年の映画ベスト5を。1,グエムル -漢江の怪物-2,トゥモロー・ワールド3,イーオン・フラックス4,サウンド・オブ・サンダー5,ミュンヘン今年はここ数年で一番本数を見ているのだけど、質的にはイマイチ。本当に見るべき作品はグエムルだけ。トゥモロー・ワールドは良くできていたんだけど、後一歩何か新しいところがあればよかったなあ。3位と4位は、私好みのお気楽B級映画の魅力があった。イーオンには最後のワンショットで作品の枠組みをガラッと組み換えると言う大技があったし。ミュンヘンは、スピルバーグ健在なり、という作品。ちなみにワーストは、ギャーギャー喚くな、の「フライトプラン」教育再生会議「心の成長」策提唱 「30人31脚」など安倍首相直属の教育再生会議の「規範意識・家族・地域教育再生分科会」(第2分科会)は29日、来年1月に打ち出す第1次報告の素案をまとめた。「子どもの『心の成長』のために」と題し、「家族の日」を創設し、家族一緒に夕食を取ることや、協力・助け合いの重要性を実感してもらうため体育の時間に「30人31脚」を行うことなどを提唱している。「30人31脚」。。。まあ、つまりあれですよ、現在の教育の問題に対して、目の覚めるような解決策なんてどこにもないって事を、教育再生会議は逆説的に教えてくれているわけですよ。あははあははあはは。いや、真面目な話、自分が教育に携わるようになってから、そして子供を育てるようになってから気が付いたんだけど、教育なんてものはほとんどうまくいかないものなんですよ。教える側の意図どうりに教わる側が変化する事なんてほとんどない。それでも教育が必要なのは、きっかけがないと教わる側の変化も起きないから。まあだから、別に30人31脚をやること自体に害があるわけではなくて、「協力・助け合いの重要性を実感してもらう」なんて目的を持たせるのがピント外れというか、ある種のさもしささえ感じさせて、私は眉をひそめるわけです。
2006.11.30
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一人ぼっちじゃ一人ぼっちじゃやりきれないさー。ということで後期も後半戦。試験作りである。ネタ切れに激しく苦しむ。教養科目なんだし瑣末な事を問うても仕方がないわけで、畢竟手持ちの札は限られてくるのよね。Mぺさんとの共著論文が再び旅立っていったらしい。希望の時代だと言ってる。K値64→68。久々に、午後ぶっ通しで夜まで四連荘の日。前にも書いたように後期から合理化でこんな日が格段に減っているのだけど、その代わりに、たまにそういう日があると疲労度倍返し。テレビのヒーローは言ってる。くじけちゃダメだと叫んでる。
2006.11.29
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業務で、一面識も無い外国の方に仕事を依頼するためのメールを書く事がちょくちょくある。仕事と言っても報酬は出ず、完全に相手先の好意に頼っているので、メールを送っても全く返事をもらえない事がよくある。で、印象としてアメリカ人にこのケースが多いような気がしている。彼の国は競争が激しくってこの手の仕事を引き受けてられないからかしら?と穿った見方をしてみたりしたものだけど、今日、全く別の説明が可能であるかもしれない事に気が付いた。インターネット発祥の地でスパムもさぞかし激しかろう彼の国では、フィルタリングに頼る人も多かろう。で、例えば非Roman言語のメールは全て弾く設定をされている可能性があるわけだ。ひょっとして私も弾かれてる?いや、知らないけど。あれ?でも英語で書いてるのになあと思って、使っているメーラーを調べてみると、どうやら全てアルファベットで書いたとしても、指定しない限りISO-2022-JPで送信する設定らしい(Appleのメールは、英語で書けばUS-ASCIIになるようだ)。うーんありうる、のかな?とりあえず、これからはちゃんと言語を指定してメールを打つようにするということで。日本語の書名を間違えてつけるの厳禁。
2006.11.28
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諸般の事情で、上の子を幼稚園に送っていく。雨が降っていて、上の子が両手でギュッと支えている傘の分だけ、いつもより離れた距離を黙々と歩く。私の目の高さからは黄色い傘しか見えない。K値63→64。夏に蹴られたMぺさんとの共著論文を再投稿すべく、フォーマットを整え長すぎるアブストラクトを削る。大至急片づけなきゃならないと言う事で、かなりの突貫工事。それはともかく、Mぺさんが書き直してくれた部分の説得力が大幅アップで、「おおこれはひょっとして面白い論文になるんじゃないか?」などと思う。昨日の今日だと言うのに、本当に性懲りもない。他人はなかなかわかってくれないんですよ>オレ
2006.11.27
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アリに魅せられ30年、アリ博士手応え 金大院助手が飼育ゲーム監修アリに魅せられて三十年。小学生のころからこの小さな虫に興味を抱き、今は日本蟻類 研究会の事務局を預かる金大大学院自然科学研究科、大河原恭祐助手(39)の研究が、大手玩具メーカーの飼育ゲーム機に生かされた。「アリ博士」の自信作は、可能な限り本物の生態に迫り、メーカーも世界にブームを呼んだ「たまごっち」に続くヒットを狙う。大河原さんは「長年の研究が役に立った」と話し、未知の部分が多いアリへの関心を促すきっかけにしたいとしている。今月十八日、バンダイが全国の有名玩具店などで発売を開始したのは「ant’s l ife studio(アリが生活する部屋)」。携帯電話のような形をしたゲーム機で、液晶画面上で「女王アリ」が最初の卵を産み、「働きアリ」を増やすところから始まる。餌の砂糖などを与えたり、クモやカエルといった外敵から守りながら、巣作りを助け、最終的にもう一匹の女王アリが誕生すると終了。一日、二、三回の”世話”で、約一年はかかるという。大河原さんが、日本蟻類研究会を通じてバンダイからアリの生態について助言を求めら れたのは、今年四月。以来、巣作りは女王アリが一匹で始める点や、違う巣のアリ同士が出会った場合、触覚を動かして相手を探る習性など、長年の研究成果を基に細部にまでこだわったという。お仕事ご苦労様です(そんな偉そうな事を言う前に、滞納している蟻類研究会の会費を早く払え>オレ)
2006.11.26
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最近の教育を巡る議論を眺めていて気が付くのは「教育の問題を解決するには、私の主張するdisciplineを押し拡げて行けば良い」と言う構造を持つ意見の声高さだ(教育基本法の改定も同じロジックの上にある)。実際には教わる側の特性は千差万別なので、あるdisciplineが肌に合う人もいればそうでない人もいる。だから特定のdisciplineが勢力を伸ばすことは、問題のありかを移動させる事にしかならない。とはいえ、政治家や企業のお偉いさんのような人たちが、教育に関してこういう考え方をしてしまうのはわからないでもない。現場を知らないのだもの。それよりがっくりするのは、教員が上のような意見を述べるところに出くわした時だ。そのような主張をするということは、自分が対している相手をちゃんとは把握できていない事を意味していて、にも関わらず、自分は正しい処方箋を持っていると考えているわけで、その滑稽さに早く気が付いて欲しいものだと私は思う。
2006.11.25
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さんざん小突き回されたあげく追加実験もして8月に2回目の改訂をして送った原稿がリジェクトされてしまった。今回はちょっと徒労感が大きい。リジェクトクラブの会長として言わせてもらうと、どうせなら爽やかにリジェクトされたいものです。とりあえず二・三日ふてくされてます。K値61→63
2006.11.24
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ヨメサンが激辛ペペロンチーノを朝食に作ってくれた。食べる時、お腹の中、出した後と三度の辛さで一日中楽しめます。。。「からさ」と読んでもらっても「つらさ」と読んでもらっても構いません。辛くて楽しいかって?辛いのが楽しめなくて辛いものが食べられるかってえんでい。「からい」と読んでもらっても「つらい」と読んでもらっても構いません。どうでもいいけど、ペペロンチーノとチチョリーナって似てると思いませんか?思わないですね失礼しました。
2006.11.23
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今日もクモ交換。既に今月5回目。一回行くと往復に1時間半の現地2時間半で計4時間程度の時間を使うので、合計で20時間ほど投資している事になる。でも、なかなか網を張ってくれなくて、この間増えたサンプル数はたったの6。極めて効率悪い。ところで、交換の時にはいつも、データを採った個体にペイントマーカーでマーキングをしてから返している。次回に再採集してしまい知らないうちに疑似反復が生じるのを防ぐのが目的だ。という事で、フィールドで網を見つけて近寄っていくと、背中に青い小さなドットがついている個体に出くわす事がある。なんか森の中で知り合いに会うのって気持ちがホッとするんですよ。
2006.11.22
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暖い。大学の駐車場脇でアオオニグモが網を張っていた。こんな時期でも餌を採る個体がいるのだね。研究室のサガオニグモにも1週間ぶりに網を張った個体が出た。暖いと汗をかく。昼休みに歩き回って汗をかいたので、セーターを脱いでいると今度は冷えてきてヒーターをつけたくなる。何をやっているんだか。冷えた体で文献を読んでいると、書いている論文の穴だと思っていたところが、実は穴ではない事に気が付いた。ある部分の解釈にあやふやなところがあるのだけど、都合の悪い解釈を採用した場合、実験結果と整合性が取れなくなるという。という事で一歩前進。気を良くして「トゥモロー・ワールド」。人の子の親には、グッとくる話。
2006.11.21
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時の流れは確実だから、三の次には必ず四。ケガも病気もせず一年を過ごさせてくれて、神様がいればどうもありがとう。幼稚園に行き始めて社会化も進み、黒い気持ちの萌芽も見えてきて、すっかり子供になっちゃったね。長崎から東京に来て、こっちは豊かだなと思わされる事の一つが、大道芸人に出くわす機会の多さだ。自分の事を棚に上げて言うと、社会における遊びの部分を担う人たちがたくさん巣くえるのは、全体に余裕のある証拠であって、誇りに思ってしかるべきだと思う。というか、豊かさを目指すのは、物質的な生産に従事しなくても済む人がたくさんいる状態を実現したいからのはず。ところがだ、井の頭公園で路上表現が許可制に…芸術審査に不安の声週末ともなれば、弾き語りやマジックなどの路上パフォーマンスであふれる東京・井の頭公園で、来年1月から、こうした活動に事前の許可が必要になる。公園内の無許可占有は都市公園法などに違反するとして、公園を管理する都が、初めて導入を決めた。(中略)来年から、事前に都に活動内容を記した申請書を提出させ、審査を通過した人にのみ、登録証を発行。登録料として年間1万円前後を徴収する予定だ。その有り得べき状態を阻害するようなことしなくても良いじゃないか。そんなに何もかもを管理したいのですか。
2006.11.20
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昨日動物行動の映像データベースの映像登録ルーチンに、バグがある事が判明し、一晩ウンウン考えて、今朝原因を発見。それはともかく、サービスを開始してから早3年半。バグが潜んだまま昨日まで一度も使われなかったルーチンがまだあったわけだ。今日知ったのだけど、ヴェルディってJ2だったのね。そりゃあお客も入らんわ。んー、なんか突然京都に行きたくなった。白川通りのスーパーで買物したい。こんな気持ちになったのは、雨のせいかな。
2006.11.19
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先週あんまり面白かったものだから、また「が~まるちょば」を見に行った。Jリーグの試合のイベントで、先週の学園祭の時に無料のチケットを配っていたのだな。サッカーを見に来る人は学園祭の客とは質が違うのか(まあサッカー見に来てるんだから大道芸に興味示さないのも当たり前か)、今日はどうもノリが悪い。中に一人だけ異様にテンションの高い人がいて、芸の途中でも喋りまくっていたのだけど、逆に回りが引いてしまって盛り下げていた感もアリ。さらに、観客をいじって盛り上げるのは大道芸の基本だけど、今日に限っていじられるセンスのないお客ばかりが(含むウチの子)ターゲットになってしまい、舞台の意図道理になかなか進まないと言う不幸もあった。どうやら大道芸のキモは芸のすごさにあるのじゃなくて、お客とのコミュニケーションが上手く行くかどうからしい。良い時は芸人のちょっとした体の動きや声の調子の変化に客が反応できるようになって、そのことが客にとって最も大事な気持ちの良さだと言う。それからユキンコアキラという人もいて、リズムボックスを操って踊りながら絵を描くパフォーマンスをしていた。で、上の子がストロー加えてジュースを飲んでいるところの絵を描いてもらった。ちょっと嬉しい。が~まるちょばにもいじられかけたし、かぶりつきでみると良い事がある、と言う話。折角来たんだから、ちょっとくらいサッカーの試合でも観るべやと思って、スタジアムの中に入ってJリーグ初体験。えーっと、ビックリしたのですが、あんなにお客が少なくてやっていけるのでしょうか?観客席はガラガラで、埋まっている席の半分以上は、私と同じく無料で入れるゾーンだったんだけど。。で、開始早々ゴールが入ったものの、やっぱり私にはサッカーを観るツボのようなものがわからなくて、はてはて何を皆さん騒いでいるのやら?と思っているうちに上の子も退屈してきたので、帰ることにする。帰ってきて、風邪気味で下の子と留守番していたヨメサンに、踊りながら絵を描くとはどんなものであるか、ちょっと真似をしてみたら、10秒で息が続かなくなった。出張でS宮さんが東京に来ていると言うので、ウチに来てもらって晩ご飯を食べる。子供たち狂喜乱舞。
2006.11.18
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今日もサガオニグモを採りに行く。去年は11/15に終わっているので、今年もそろそろ終わりかもしれんと思いながら出かけてみたのだけど、意外とたくさんいた。でも実験室で造網してくれないと話にならなくって、あんまり期待できないんだよね。粘ればいいってものじゃないのはわかっているのだけど。。あと、どうも寒かったり風が強かったりする日は、網を見つけたと思ってもオスでがっかりというケースが多いような気がする。状況が悪いとメスは早々に撤退するのだろうか?ヨメサンが体調が悪いと言うので、代わりに晩ご飯を作るのだけど、やっぱり自分のじゃない台所は使いにくい。こまごましたものを収納する時のヨメサンのロジックが私と違うので、「この台所ならここに胡椒があるはず!」というところに無かったりしてスムーズに行かない。予想もしないところに果物ナイフが置いてあって、知らずに足下に落っことしてヒヤッとしたり。私も料理ができないわけじゃないのだけど、こういう状況だと台所にたつのがどうしても億劫になる。なので、結婚してから食事の用意はほとんどヨメサン任せになってしまった。夫婦のどちらも台所にたつような家も巷にはあるわけだけど、そこではどうやって二人の収納ロジックをすり合わせているのでしょうかね。我慢して続けていたら自然に収斂していく?それとも、最初から同じロジックを持っている夫婦だけが台所を共有できる?ともかく、久し振りで勘が鈍っていて味付けを失敗する。子供たちは食いつきが良くなかった。正直なものだ。
2006.11.17
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松山の参加申し込みをする。講演も迷った末に、面白みのないネタ(いろんな生き物で見られている現象がクモでも見られますよ、というネタ)である事は重々承知の上で、でもやっぱり発表はしとかなきゃと思って、申し込む。で、講義とゼミを終わらせて夕方からそのネタの論文テキストを書くのだけれど、私の場合、論文を書いている時は「あー、なんてつまらないものを書いているんだオレは」という自己嫌悪感と、「でも書いていると、なんだか面白い事のように思えてきたぞ。オレってひょっとしてすごい?」という根拠のない全能感が交互に襲ってくる。そういう気持ちの揺れが3行書いて2行削るの繰り返しとなって現れてくるのだな。甥姪は兄弟姉妹の子、従兄弟・従姉妹は親の兄弟姉妹の子。この言葉から説明してたら血縁選択の話とか終わりません!いや、あの、勘弁してくださいホントに。
2006.11.16
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29の時だったか30の時だったか、夏風邪を引いて微熱が続き、医者はキライなのでずっとほっておいたのだけど、1ヶ月経っても調子が悪いので仕方なく病院に行った事がある。で、生まれて初めて血液検査を受けて、その結果を見てお医者さん曰く「あー、特に問題はないけど、、あなた肝臓に脂肪がついてるよ」それから10年弱。就職して健康診断で頻繁に血を採られるようになったのだが、これまで一度たりとコレステロール値が正常の範囲に入った事がないフォアグラな私が、去年一念発起したのである。「30代のうちに一度くらい正常な値を見てみたい」。で、ウォーキングである。恥ずかしいから日記ではほとんど書いてこなかったが、昨年末から時間のある日はできるだけ一時間弱くらい歩くことを続け、半年ほどで4キロの減量に成功。その後暑さと忙しさでサボっていたものの、こないだ満を持して望んだ今年の健康診断の結果が今日やってきた。じゃじゃーん。見事に正常値。あー、オジサンはとっても人生に満足しているよ。K値60→61。キャリアキャリアの大合唱。哀れ虚学はどこへ行く。
2006.11.15
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以前にも書いたかと思うけれど、クモの円網は完全な円形ではなくて、上半分よりも下半分の方が大きいのが普通である。で、ある論文によると、これにはクモの過去の餌採り経験が効いているらしく、実験的に網の下半分に餌をかけてやると、クモはより下半分が大きな網を張るようになるらしい。餌がかかりやすい方向に網を大きくすれば、よりたくさん餌が採れるようになるだろう、という話だ。と言う事で、私のゴミグモでも(いや、私の所有物という意味ではない)一応確認しておこうと思って、同じ実験を夏に行っていたのだな。で今日、その結果であるところの網の写真からのデータ起こしをやっと行ったのだが、一枚写真を解析する度に「ウソやろ!」とか「話が違うやんけ!」とか叫ぶ羽目になった。というのも、下半分に餌をかけると網の上半分を大きくし、上半分に餌をかけると下半分を大きくした個体が多かったからだ(検定すると実験操作の影響はp=0.054でギリギリ有意じゃないのだけど、これは15個体とサンプル数が少なかったせいだろう)。一体これはどういう事だ?筋が通らん。今回の実験はとりあえずやったもので、手順があまり厳密でないので、ちょっとこれは来年あたりキッチリ計画した実験をしなくちゃならなさそうだ。それにしても、予想外の結果に出くわすのは、研究の醍醐味だね。
2006.11.14
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寒くなってきた。そこらへんを歩いてみたけど、ギンメッキは幼体ばかりで成体はほとんど見なかった。11月上旬が温かだったので予想以上に長く実験しているが、そろそろ今年も店じまいか。うーん今週末に締切りが迫った松山で使える、まとまったネタが無いんですけど。。5月に撮ったビデオからのデータ起こしが終了。1000分弱撮影して、採れたデータの数は約30。あと100くらい欲しいんだけど、ということは50時間ほどが必要。一日5時間撮影できるのでカメラ二台体制で5日。雨の事を考えると一週間ほどあれば良い事になるのだけど、やっぱり問題は、撮影可能時期が5-6月と講義期間を直撃する事だなあ。寒いから、帰ってきた時には手が冷たくなるのだけど、子供のほっぺたにペタってやってやると、こちらは暖が取れるし向こうは思わぬ刺激に喜ぶしと、一石二鳥な事である。
2006.11.13
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気球につり下げられて空を飛ぶバスに乗って待ち合わせ場所に急ぐ夢を見た。座席で体を前に倒すと重心が移動して早く飛ぶようになると言う。木枯らし吹く中、生協の白石さんのいる大学の学祭に。着いて早々、広場でが~まるちょばという二人組が、パントマイムで大道芸と言うかコントと言うかをやっていて、いやーこれが面白かったのなんのって。私がこれまでで見ていて一番笑えたのは、大昔に見た「だいじょうぶだぁ」の舞台公演だったのだけど、それに匹敵するくらい笑った。この手の大道芸ってのは、いきなり出くわしても、最初は距離感がつかみにくいと言うかどこをポイントにして楽しめばいいのかがわかるまで時間がかかる事が多いのだけど、その点が~まるちょばさんはわかりやすくノリやすかった。言葉に頼れない分、芸でお客を引き付けると言う部分が洗練されてくるのかもね。で、二人でやると、笑いの基本であるコミュニケーションのズレがふんだんに使えるから良いよね。あんまり素晴らしかったので、午後遅くにもう1回演るというのも見に行った。美味しい牛肉を頂いたので、今夜はすき焼き。わくわくしてフト台所を見ると、切った白菜やらの横に土鍋が準備されている。いやーな予感がして、ヨメサンに「あー、あの土鍋は何かね?」と聞くと「ん?すき焼きよ」と言うではないか!お前様は鋤焼を知らないのですか!ひょっとして、好き焼きと思っている?ということで、急遽土鍋を片づけさせて事無きを得る。相変わらず油断のならないヤツだヨメサンは。
2006.11.12
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最近は別の道を使っているが、今年の前半まではフィールドに行く途中に東村山市を通っていた。で、私くらいの年齢の人間にとって東村山と言えば志村けん。子供の頃テレビで聞いたどことも知れぬ土地を、今や何と言う事も無く通過している私に気が付くと、とても妙な気持ちになる。で、私にとって志村けんと言えば「だいじょうぶだぁ」であって、最近スカパで放送されているので嬉々として毎週見ているといったら、20代の私の事を知っている皆さんは成長の無いヤツだと笑うでしょうな。だって三つ子の魂百までだから。そんな昨日、上の子の友達が、だいじょうぶだぁ饅頭と言う物を食べたと言う話をしていたらしい。そ、そ、それはひょっとして東村山に行けば手に入るですか?私も食べてみるべきなのですか?
2006.11.11
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火曜日の失敗を取り返すべく、スケジュールをこじ開ける。今日は朝から、いかにも造網している風の匂いで、一ミリの懸念も無くフィールドへ。不思議だよねなんでわかるんだろう?実際、そこここでクモは見つかり、わずか30分で所定の数を集める。こないだはいったいなんだったんだ、という。帰ってきて体重を測って飼育ケースに入れていると講義の時間。教室には予定通りご父兄がいて、終わった後に「先生は聴く者を引き付ける話し方をされていますね」というありがたいコメントをいただく。「関西の方ですよね?」とも。確かに関西弁のテンポと大きな抑揚で講義ができるのは、私が自認するところの重要な武器であるのだけど、実は今日は父兄の手前もあっていつもより30%ほど増量して楽しそうに喋ってみたので、本当はその効果が大きいのじゃないかなと思った。というか、一般に講義の良し悪しを決めるのは、教員がどのくらい楽しそうに喋っているかが大部分だと思うのだ。そこで思うのだけど、教員の負荷が大きく疲弊した状態で講義する事が多くなりつつある昨今は、聴く方にとってもあまり望ましくない状況なんじゃないのかしら。私の立場でこんな事言うと、まるで怠けの言い訳のようにも聞こえるけどね。
2006.11.10
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二週間ぶりの講義。今週は授業公開ウィークということで、近くの高校の生徒さんが二人聴講するとか。教室に行ってみると、確かに制服を着た二人連れがいて、なんだかちょっと緊張した。お気に召していただけたでしょうか?で、明日は父兄の方も何人か聴きに来るらしい。これも緊張するに違いない。クモの餌にショウジョウバエを培養しているのだけど、容器がインスタントコーヒーの空き瓶と言う事で容量が小さいせいか、羽化数の時間変動は大きい。で、ここのところは景気の悪いフェーズで毎日数個体しか羽化してこない。クモの造網の方も景気が悪いので、とりあえず大きな問題にはなっていなくて、今日は1匹だけ餌を与えれば良いと言う状況。しかし、羽化してきたのがたった1匹で、吸虫管に吸う前にうっかり部屋の中に逃がしてしまった!小さな部屋と言えども一個体のショウジョウバエを探すにはたっぷりのスペースがあり、さらに空間構造が複雑だから(単に部屋が散らかっているとも言う)、隠れる場所もいっぱいだ。それでも何回か発見して、チュチュっと採集を試みるのだけど、こんな時に限って緊張してその度に取り逃がす。あー、もうだめだ今日も実験失敗だ、と思ってフト吸虫管の中を覗いてみると、なぜかショウジョウバエが一匹いた。不思議な事もあるもんだ。
2006.11.09
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昨日採ってきた二個体はちゃんと網を張ってくれたのに、うっかりしていてどちらも写真を撮るために移動する途中で壊してしまい、データにならず。ダメな時はとことんダメなものだけど、これは今年も終わりにしろという何かのお告げなのかしら。いや、でももうちょっと粘ってみる。で、この実験を論文にする際のステキな切り口になるかもしれないアイデアを一つ思いつく。キーワードは遅効性刺激。K値57→60。実は後期から合理化で、午後ぶっ通しで7時まで○連荘という水曜日が格段に減っている。で、今日も4時半過ぎには全てが終わって、K値が+3でもちっとも辛さを感じない。この業務に一日に割く時間としてはこれくらいが適正ですよやっぱり。適正だから終わった後も自分の仕事が捗るわけで、こないだ来た和文論文の別刷りの一部をY田さんに送る作業とビデオ解析テープ1本分をやっつける。
2006.11.08
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今日は最初から気が乗らなかった。サガオニグモの交換をしようと思っていたのだけど、朝起きてみると、なんとなく今日はあまり造網していない気がする(私は網を手がかりにしてクモを採るので、造網してなければ、手も足も出ない)。理屈はよくわからないが、雨上がりの空の、気温は低くないけどひんやり湿った感じと、強く吹き始めた風が、私をして「今日はボウズだ」という、ほとんど確信めいた気持ちにさせる。本当ならこんな直感には逆らわない方が良い。それに強い風だ。何か飛んでこないとも限らない。でも、代わりに明日や明後日採りに行けるかと言うとそれも無理だ。シーズンも終わりに近づき悠長にはしていられない。ということで、気が乗らないままフィールドに出てみた。車が多くて、いつも40分で行けるところを50分もかかって。するとやっぱり、誰も造網していない。それでも、葉っぱの間に糸を渡してぶら下がっていた個体をいくつか見つけることができたのだけど、半分オスだったりして、二時間歩き回って、二個体確保しただけ。そうしているうちに、バキッと音がして、少し前方で腕の太さほどもあろうかと思われる大きな枝が風で折れて落ちてきた。ここでついに気持ちが切れ、遅い昼食にラーメン食べて帰ってくる。帰りも道が混んでいた。
2006.11.07
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K値56→57。畑計画に光がさしてきた。カーン実験のサンプル数が1増える。さらなる増加のためギンメッキ交換。動物行動の映像データベースの投稿数増加への切り札になりうる改良少し。
2006.11.06
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この連休はウチの大学も我が家の隣の元国立教育系単科大学も学祭。彼我のレベルの違いには去年から気が付いていて、規模だけじゃなく模擬店の食べ物の味や外部の客を意識した教室企画の質の高さなど、今年も当方は全く歯が立たないのである。で、ウチの学生も頑張ればいいのになあと思ったりするのだけど、よくよく考えたら、教育大学には文理双方の学術系の科や芸術系の科もあるわけで、集団としての学生の芸の幅の広さが演し物のバラエティーを生み出すし、元国立だから空間や設備にゆとりがあって、学生が日頃から大学を活動の場にしている割合が多い事が、祭の時の求心力にもなる。そういう意味で、私立文系大学であるところのウチの学祭には元々ハンディがあるのかもなあと思った。とはいえ、そんな事言っててもはじまらないので、ウチももっと頑張った方が良いと言うのは変わらない。ちなみに、ウチの大学では無料卓球場が良い企画で楽しめました。元国立教育系単科大学では韓国人留学生の会のキムチチヂミが最高。この連休、お昼は全てそこで食べた事を告白します。
2006.11.05
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晩ご飯時になって、ヨメサンがおかずを作りたくないと言いだしたので、しからばと上の子とスーパーまでお総菜の買い出しに歩く途中の事。上の子「ねーねー、自転車ほしいぃー」私「だめー」上の子「じゃあねー、ボクがおとうさんくらい大きくなったら買ってもいい?」私「いいよー。早く大きくなりなさいねー」上の子「ねーねー、なわとびは買ってもいい?」私「いいよー」上の子「高いのじゃなくていいからね、安くていいからね。買っていい?」泣く私。とっても泣くともさ。そんな上の子だけど、ご飯に嫌いなものが出ると無理矢理かっ込むせいで、直後に吐き戻す事をしばしばやる。で、今日も食卓の上に盛大にげーっと。大騒動して後始末すると、子供が食べ残した青菜の炒め物が少し。ヨメサンが私に片づけろというもので、食べてみた。そしたら、上の子がゲーッとやった液がかかっていた!肉親とは言え他人の吐瀉物の味のするものを食べたのは生まれて初めて。泣く私。とっても泣くともさ。
2006.11.04
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下の子はもうカレーパンマンとかしょくぱんまんとか正しく発音できるらしい。上の子が下の子くらいの年には、まだそんなことはできなかったわけで、それだけ見ると、下の子の方が喋りの発育が早いように思える。しかし事はそんなに単純でも無いらしい。というのは、上の子はカレーパンマンと言わせようとすると「カレー、アンパンマン」と喋っていて、これは当時の彼にとって「アンパンマン」がこれ以上分割できない語であったと解釈できるわけだけど、ヨメサンによると今の下の子は「カレー、パン、マン」と発音時に全体を三つに区切っているらしいからだ。で、これは語を分節するやりかたに個体差がある事を意味するのかと言うとまたそれも違っていて、ヨメサン曰く「いやそれはね、上の子が下の子に言葉を教える時に、一音ずつ教えるからなのよ。例えば上の子「レオって言ってごらん。れー」下の子「えー」上の子「おー」下の子「おー」上の子「レオって言ってごらん」下の子「えー、おー」って感じ。だから、言葉をひとかたまりとして覚える事にならないのよねー」なるほど面白いねえと感心した、という話。
2006.11.03
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ビデオ映像の手ぶれで50人以上が不調 三重の女子校2日午後2時半ごろ、三重県四日市市平尾町の私立メリノール女子学院中・高等学校の体育館で、大型スクリーンの映像を見ていた生徒らが次々とめまいや吐き気などを訴えた。計約480人のうち50人以上が不調を訴え、うち高校生12人、中学生1人の計13人が救急車で病院に運ばれた。いずれも症状は軽いが、経過観察のため高校生4人が入院した。同校では、映像を撮影した時の手ぶれがひどかったため、気分が悪くなったとみている。(中略)映像は生徒が文化祭の様子を撮影したもので、生徒らの顔を1人ずつアップにしたり、絵、写真などの展示物や模擬店を写したりしていた。ひどい手ぶれで、スクリーンに映された映像は激しく左右に揺れていたという。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」とかの手ぶれバンバンのドキュメンタリー風映画を見たときに「これに時計じかけのオレンジの強制映像見せ装置を組み合わせれば拷問に使える」とか考えたことを思い出しました。朝研究室に出かけ昨日採集したギンメッキの実験をし、途中でサガオニグモを交換しにでかけ、帰ってきて再び研究室に出かけて実験の続きをし、帰ってきた家族を迎えに行って、三度研究室に出かけ、ゼミ生が撮ってきた写真を見て次回の発表についての相談に乗る。明日から学祭なのでキャンパスには人が多い。ヨメサン子供は帰り道東京駅で中央線が人身事故でストップしているところに出くわして、秋葉原経由の迂回をしたらしい。実はその5分後に運転再開したので、東京駅で待って始発に乗るのが最適だったと後付けでは言えるのだけど、ともかく迂回した結果、再開して人でギュー詰めの列車に途中から乗り込む羽目になったらしい。で、むずかる子供をなだめすかして帰ってきたそうなのだが、上の子はそんな中「帰ってきたら、同じマンションの友達の自転車を借りて乗るんだ」というのを心の支えにして、辛い状況の中がんばったのだそうだ。最近のお気に入りの自転車乗りだけど、旅行中はできなかったからね。ところが帰ってきてみると、友達は自転車に乗って外出中。当然乗れない。張りつめていたものが切れて泣きだす上の子。「でもなあ、無いもんは仕方ないやんなあ」となだめる私の手を引いて「向こうにいるかもしれないから探す」と敷地の中を探し回って、やっと諦めた。こういう事があると、つい「ウチも自転車買ってやらなきゃ」と思うのだけど、でももっと良く考えてみると、上の子は今回、どんなにやりたくても泣いてみたとしてもできないものはできないんだということを、自分が主導的に友達を探し回る事で納得したわけだ。つまり、簡単に欲しいものを与えてしまうと、今回のような経験をする機会を子供から奪う事になるのだなあ、とヨメサンと夜に話した。ウチに家族がいるのって良いな。
2006.11.02
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と言うわけで午前中に東京に戻ってきて業務。えーっとK値55→56、でいいのかな。西の方に比べるとこちらは寒い。家族はまだ帰ってきてないので夜は一人で「スネーク・フライト」。ヘビだわ落ちそうだわでもう大変、という話。
2006.11.01
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