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書籍の感想です。今回は「夢をかなえるゾウ0 ガネーシャと夢を食べるバク」です。夢をかなえるゾウ0(ゼロ) [ 水野敬也 ]ガネーシャ様シリーズです。1〜4も読んだことあるのでこれで全部読んだことになりますが、1か、4が好きです。1はシンプルで1番すっと入ってくる感じです。4は本で涙出たの久々です。何か私の琴線に触れました。で、0ですが、こんなもんかな〜って感じでした。何かガネーシャ様との別れの部分が強調されててあんまり話に入り込めなかったです。大黒天とシヴァが同じだと知ることができたのは良かったかな。
2024.06.27
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書籍の感想です。今回は「脳科学捜査官 真田夏希2 イノセント・ブルー」です。脳科学捜査官 真田夏希 イノセント・ブルー(2) (角川文庫) [ 鳴神 響一 ]真田夏希シリーズ第2巻です。うーん、脳科学捜査官という部分は弱めです。今回もチャットで本人とやり取りしますが、発信が少なく、のらりくらりとしているため、正確なプロファイリングができず、犯人に迫ることはできません。というわけで、結局犯人に迫ったのは地道な捜査でした。この回で夏希がチームの仲間に迎え入れられた感じは良くわかるのですが、もうちょっと夏希が活躍してほしいです。
2024.06.23
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書籍の感想です。今回は「パチンコと暗号の追跡ゲーム」です。【中古】 パチンコと暗号の追跡ゲーム / 伽古屋 圭市 / 宝島社 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】あることをきっかけに職を失い、パチプロとして食いつなぐことになったタクロー。ある日、ホールで一人の美女に声を掛けられます。そしてセットと呼ばれるイカサマに協力して欲しいと言われます。この辺は小説の中できちんと説明されるので、すんなりと世界に入っていけます。セットとは特定の操作をすると大当たりが発生するように設定された違法ロムのこと。普通にパチンコやってたら絶対にやらないような操作(ある操作をしてから、30秒待ち、次に別の操作をして・・・みたいな)をした人だけが確定で大当たりが発生するわけです。タクローはその手順の解読と実践を依頼されます。実際に試してみると、大当たりがガンガン出て、これは本物だとほくそ笑んでいたのですが、ここからタクローはある事件に巻き込まれていくのでした。それは暗号の解読なのですが、逃げたホゲなる人物はどこに?そして、ゼンデン、シエナの真の思惑は?初めは脅されていやいや従っていたタクローだったが、徐々に興味深く感じ、謎の解明に協力することになるのでした。暗号としてはそこまで難しいものではなく、なぜ金を持ち逃げしたホゲが真相に近付けるようにこんな暗号を残したのか、謎だったのですが、後半の説明でまあまあ納得しました。別に分け前を与えようとかそんな仏心ではなかったので、相手を諦めさせるためであればそうなるよなぁと理解しました。まあまあかな。読みやすさは非常に読みやすかったです。
2024.06.21
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書籍の感想です。今回は「オーバーロード14 滅国の魔女」です。オーバーロード14 滅国の魔女 [ 丸山 くがね ]王国滅亡。アニメでもやってましたが、意味が良くわからなかったんですよねー小説を読んで良くわかりました。あのアホ男爵の暴走と飴と鞭作戦ですね。それにしてもラナーが最も邪悪というのは怖いですね。
2024.06.18
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書籍の感想です。今回は「仙文閣の稀書目録」です。仙文閣の稀書目録(1) (角川文庫) [ 三川 みり ]仙文閣なる場所があると言う。その場所、ありとあらゆる本を所蔵しており、時の朝廷の干渉も受けないと言う伝説のような場所。正確な場所を知る者は少なく半ば伝説として語られる聖域。本好きな文杏は仙文閣の話を初めて聞いた時は無邪気にそこに行ったらたくさんの本が読めるとワクワクしたものでした。しかし、老師である柳老師がいわれのない罪で処刑され、彼の書いた本もすべて焚書されそうと認識し、文杏には新たな目標が生まれます。老師の書いた本を仙文閣に預けて、焚書から逃れることです。何とか仙文閣に辿り着いた文杏でしたが、仙文閣の蔵書になっても、永久に残るわけではないと言われ、仙文閣に不信感を抱きます。労使の残した最後の言葉が書かれた本です。預けて無駄に失われるような事があるなら預けるわけにはいきません。文杏は仙文閣の本質を見極めるために、仙文閣に住みこむことにしたのでした。私は「本が永久に残るわけではない」とは紙なのでだんだん傷んでくるとか、権力者が実力で本を奪いに来たらすべてを守れるわけではないとはそういう意味かと思ったのですが、また別の意味でした。本の命はその本の存在を存在すると認知すること。どこにあるか把握しているから適切なタイミングで読めるのであって、場所も分からないのであれば存在しないのも一緒。目録が以下に大事であるかということでした。そして、老師を殺されて、生きる目的を失いつつあった文杏には、本に永遠の命を与えるかのような目録作りという仕事が非常に尊いものであると感じるのでした。本好きにはとても楽しいお話だと思います。続きあっても良い気もしますが、続編は出てないみたいですねー
2024.06.15
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書籍の感想です。今回は「ねんねこ書房謎解き帖 文豪の尋ね人」です。ねんねこ書房謎解き帖 文豪の尋ね人 (実業之日本社文庫) [ 伽古屋圭市 ]舞台は大正時代。関東大震災の翌年のお話です。職を失ったこよりは仕事を求めて神保町を訪れます。復興に向けて、古本業界が活況を呈していると聞いたからです。しかし女手は不要とことごとく断られ、辿り着いたのがねんねこ書房という変わった名前の古書店でした。この店、小僧は募集しているものの、こよりは雇わないというのです。何とか雇ってもらいたいこよりはこの古書店のもう一つの顔、萬相談を解決することとなりました。謎が解決できたら、雇っても良いとのこと。夜な夜な出かける兄を心配した妹からの相談です。その謎のヒントにと店主は「羅生門」を手渡すのでした。「世界の答えはすべて書物の中に書かれている」が店主の考えです。こよりはこうして本を読む歓びを知り、自分には何も取り柄がないと思っていたのに、なかなかの記憶力とまあまあの洞察力があることを知るのでした。なかなか面白かったです。大正時代の雰囲気を多分に感じさせてくれて何かワクワクしますね。本も羅生門を始めとして、谷崎潤一郎の秘密、永井荷風のふらんす物語などあらすじが語られることで読んでみたいなと思わせる書きっぷりでそのへんも楽しかったです。
2024.06.12
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書籍の感想です。今回は「脳科学捜査官 真田夏希1」です。脳科学捜査官 真田夏希(1) (角川文庫) [ 鳴神 響一 ]オープニングは婚活する女性が描かれるのですが確かに警察官って言われたら少しビビりますよねーでも夏希は美人らしいので(具体的な描写はなし)少し勿体ない。なんて思っていたら、爆発事件が発生。夏希は警察官と言っても、特別枠の心理職特別捜査官なので、すぐに現場に行く必要はありません。しかし翌日出社したら、捜査本部に詰めて欲しいと言われます。もちろん、爆発事件の、です。どうやら、直前に犯行予告があったらしい。というわけでプロファイリングを期待されて呼ばれたわけですが、従来の手法を重視する人からの風当たりは強い。しかし夏希は持ち前の観察力と推察力で犯人と連絡をつけ、そして追い詰めていきます。なかなか面白かったです。夏希の周りを取り巻く人々が微妙に有効的なような自分勝手なような。そんなに親切な人なんてそうそういないですよね。だからとてもリアルで良いです。最初は爆発探査犬と組まされるとこも良いよねー犬も夏希も初めての試みでどう扱って良いか分からないから組まされたわけですからね。推察も最初に現れるものはフェイクだったりと二転三転するところも面白かったです。夏希の活躍、また読みたい、と思ったら、かなり冊数出ているんですね。楽しみです。
2024.06.09
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書籍の感想です。今回は「塩見崎理人の謎解き定理 丸い三角について考える仕事をしています」です。塩見崎理人の謎解き定理 丸い三角について考える仕事をしています (宝島社文庫) [ 甲斐田紫乃 ]哲学者の塩見崎理人が学生の持ち込む謎を解き明かしていくお話です。塩見崎理人は哲学でも分析哲学という専門とのことで言語の使われ方を分析し、誤謬を正すことで、問題を問題でない状態にすることがお仕事だそうです。問題だと思うこと、疑問に思うことがそもそも捉え方が間違っていることから発していて、分析し、正しく捉えることで、そもそも問題ではなかったとわかるみたいな感じですかね。まあ、なので、塩見崎先生、言葉の使い方にうるさい。二言目には「その発言には誤謬がある」と揚げ足取りみたいな、屁理屈みたいな反論をしてきます。しかし、謎に対する理解力は相当なようで、消えてしまったレポートはどこに行ったのか、謎に満ちた暗号の意味とか、はい/いいえの質問の答えをズバリ答える猫とか、不思議だなと思うことを解決して、正に謎を謎でなくしてしまうのです。面白かったです。続きあったら読んでみたいな。
2024.06.08
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書籍の感想です。今回は「間借り鮨まさよ」です。間借り鮨まさよ [ 原 宏一 ]いやー、良かったです。読んでて楽しかった。雅代のお鮨食べてみたい。雅代はいろいろなところを旅してお店を間借りしてお鮨を提供しています。雅代のファンは多く、どこに行くと伝えているわけでもないのに、追いかけてくる常連がいるくらい。雅代のお鮨は雅代の技術が確かなこともありますが、お客様をきちんと見ていることがポイントです。相手の好み、体調、生まれなどから、適した物を提供していく。それは天候や素材の状態によって味を整えるなどの工夫にも現れています。そして、それは間借りさせていただけの店主がいかに自分が独りよがりだったか気付くきっかけとなるのでした。スペイン料理屋の今後に悩む店主、地方の洋菓子店の社員の溝を埋めるべく奮闘する若き社長、東京での焼肉屋で夢破れて地元に帰ってきた男など、悩みも様々ですが、雅代の「おもてなし」のこころは本物で、みんなを幸せにしていくのでした。
2024.06.05
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書籍の感想です。今回は「猫を処方いたします。2」です。猫を処方いたします。2 (PHP文芸文庫) [ 石田 祥 ]だいたいの悩みは猫で解決するという不思議な処方箋を出してくるこころのびょういんのお話の2作目。前巻で千歳さんは恐らくネコと思われるわけで、となると、ニケ先生も今回は真実が分かりそうという予感を持ちながら読み進めます。最後の最後まで、つまりどういう仕組みなのよ、という部分の説明はないので、ニケがどういう状態なのか良く分かんないけど、ネコは自由に生きるということなんですかね。そして、ネコはそこにいるだけで悩みに効く。だから、悩んでいる人にネコを処方すると、処方されたネコは何もしないけど、勝手に癒やされたり、勝手に気付いたりして、悩みが小さくなっていくということですね。ベンガルとかすごくかわいいだろうなぁとワクワク。捨て猫の譲渡ネコに微妙に関わっている話でもあるのでやはりNNNの回し者かwそれにしても友弥は自分とそっくりの先生を見て、何か見たことある、えと、誰だっけ・・・ってぼんやりがひどいよねーまあ、ニケが人の姿をしているとか思うはずもないし、性格は自分とかけ離れているからなかなか受け入れられないのだと思うけどね。かわいい、とても素敵なお話でした。
2024.06.03
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書籍の感想です。今回は「冥土ごはん 洋食店 幽明軒」です。冥土ごはん 洋食店 幽明軒【電子書籍】[ 伽古屋圭市 ]人生最期に訪れる幽冥(かくりよ)と顕世(うつしよ)を繋ぐ洋食店、ということですが、訪れる幽霊は亡くなってからそこそこ月日が経っているので、最期というより、亡くなった方の心残り、残った方の想いなどが、願いとなり、洋食店に訪れるという感じです。幽明軒は日中は普通に生きている方を相手に洋食を提供している人気店で、明日の食費もなく、今後のアテもなく困り果てていた悠人をアルバイトとして雇ってくれます。感謝の気持ちで頑張って働いていると、閉店直前に幽霊のご来店。ビビる悠人ですが、シェフの久原は当然のように料理を提供します。そしてお客様の想いを聞き、それに寄り添うのもこの店の役割なのだと話すのです。巨漢シェフなのに優しそうな面差しに自分の人生、そして死んでしまった経緯、さらには気になっていることを話します。シェフはそれを深い考察でこうだったのではないかと解き明かしていくのです。無論、もう相手も亡くなっている場合もあり、本当にそれが真実かはわかりません。しかし整合性の取れている話はお客様を満足させ、お腹も満足させ、幸せな足取りでお店を出ていくのでした。ラストのお話は悠人にもか関わる話でした。偶然のようですが、「来店した人と関わりのある幽霊がくることが多い」そうなので、悠人に関わりのある方が来たのも、偶然ではなかったのでしょう。不運続きの悠人でしたが、この幽明軒を起点に素敵な人生を歩んでいけると良いですね。そしていつかスプーンを次の人に託すのでしょうね。
2024.06.01
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