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書籍の感想です。今回は「ポピュラス 闇との戦い」です。【中古】ポピュラス—闇との戦い (角川文庫—スニーカー文庫)何か、この本、凄い値段になってますね。560円の本が、9000円ってビックリですね。さて、ポピュラスです。大昔、パソコンで遊んだ記憶があります。元々のポピュラスは神様同士の戦いで、大地を整地することで、自軍の勢力を増やし、繁栄させていく。繁栄させると、神としてのパワーが増し、さらに凄い技が使えるようになります。例えば、土地を水没させたり、沼地に変えたりして敵の勢力を弱めていきます。で、最後にアルマゲドンという最終決戦モードで勝つことで、ステージクリアという感じです。ステージは1000ステージもあって、私は最初の20ステージくらいで勝てなくて止めたような記憶があります。そういえばパワーモンガーというちょっと似た感じのゲームがあったな、と思い出したり。で、この小説ですが、神様が起こす奇跡ではなく、アカデミアという光の国の組織のメンバが起こす技となっています。闇の戦士、闇の兵士の侵略を阻むために、大地担当のディエンとモンテ、水担当のライヒとアンジェ、闇の戦士と互角に戦えるシュマロの5人がパーティを組み、闇の侵攻が進んでいると思われる村に向かうのでした。旅を通じて、だんだんみんなの気持ちがまとまっていく様はなかなか楽しいです。そして、高い潜在能力を持ちつつ、制御しきれなかったディエンとライヒが実戦を通じて成長していく様子もとてもワクワクしながら読めました。
2024.07.30
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書籍の感想です。今回は「腕貫探偵」です。腕貫探偵市民サーヴィス課臨時出張所という若干怪しいとも思えるような場所で安楽椅子探偵が活躍する話です。読んで思ったのですが、私は安楽椅子探偵が好きではないんだと思いました。現場も見に行かず、悩みもせず、話を聞いただけでたちどころに謎を解決してしまうというのは何か納得感が弱くて好きではないみたいです。しかも相談する人が警察官とかならまだ納得できるんです。捜査のプロですから、必要な情報を過不足なく伝えることも可能かと。今回は普通の市民です。説明不足があったりしそうなものですが、さらりと説明が行われ、解決されていきます。ちなみに今回の探偵である腕貫をした役所の方は最後まで名前は出ず、あくまでも市民からの相談に乗っただけ、というスタイルでちょっと面白いです。
2024.07.28
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書籍の感想です。今回は「神様たちのお伊勢参り10 伝説の竜の罪と罰」です。神様たちのお伊勢参り(10)伝説の竜の罪と罰 (双葉文庫) [ 竹村優希 ]指の怪我が酷くなってきた芽衣。田沢湖で伝承になっている八郎太郎という竜を助ける過程で、穢れであることを知ります。人間が抱えられる穢れではないため、芽衣は妖になりつつあるのかもしれません。それを祓うために穢れを引き受けてくれるという禍津日神がいると知り、訪ねることに。しかし、非常に多くの穢れを引き受け、動くこともままならない禍津日神を見て、神様にだけ頼るのではなく、かと言って自分の命を軽視するわけでもない第3の選択肢を選ぼうと頑張るのでした。そんな芽衣を見た神様たちは・・・とりあえずここ何巻か悩んでいた問題が、落ち着いて良かったね。
2024.07.25
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書籍の感想です。今回は「梟の胎動」です。梟の胎動 (集英社文庫(日本) 梟の一族) [ 福田 和代 ]前巻の「梟の一族」は一定の終わりがあったけど、この梟の胎動は次の巻に続くことが前提となった終わり方で消化不良な感じです。眠らない特異体質の梟の一族がドーピングでも何でもOKの大会に巻き込まれていく過程が描かれます。新たに狗の一族も出てきて、鼻が物凄く利く。匂いを頼りに尾行したりとかいろいろ強い。梟は眠らないだけで、それ以外はあまり変わらない。アスリートとして活躍している一族もいますが、それは幼少期からの鍛錬と眠らないから長く鍛錬した賜物に過ぎません。そんな梟が狗の一族やドーピングバンザイみたいなアスリートに勝てるのでしょうか。続きが気になります。
2024.07.25
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書籍の感想です。今回は「小説ダンジョン・マスター2」です。アフィはないみたいですね。それほど有名でもなく、古い本だから仕方ないですね。ダンジョン・マスターは1しかやったことなかったのですが、続編あるのですね。続・ダンジョン・マスターという続編もあったようですが、この小説はダンジョン・マスター2スカルキープというゲームをモチーフにしたお話のようですね。1とはだいぶ趣が異なり、異世界からやってくる敵を倒すというお話のようですね。知的好奇心から三次元で認識できる以上の別の世界へのアクセスを試みた研究者がいた。遂に装置が完成し、起動したところ、生者を憎むことこそ存在意義とするやつらの世界と繋がってしまったのでした。何とか撃退し、封鎖したものの、30年の時を経て敵の侵攻の兆しを見取り、2度と侵攻してこないように攻撃を決意するのでした。戦士のトーハム、魔法使いのセリ、聖騎士で僧侶魔法を使うサロス、レンジャータイプで予知能力を持つアンダースの4人パーティです。敵は異世界の存在なので、この世の存在とは思えないおどろおどろしい感じです。こわー。バトルシーンはなかなか面白かったです。
2024.07.22
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書籍の感想です。今回は「成瀬は天下を取りにいく」です。成瀬は天下を取りにいく [ 宮島 未奈 ]不思議な満足感のある本でした。「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」という出だしから始まります。地元のデパートである西武が閉店すると言う。それに対しての成瀬のこの言葉。何か凄い事をやりそうです。例えば署名とか集めて閉店を撤回させるとか。ですが、やる事は毎日西武に言って、ローカル局の「今日の西武」コーナーに映り込むというもの。映り込むだけで、何するというわけてはないです。閉店反対とか運動するわけでもなく、ネットでバズる事を狙っているわけでもない。単に「自分がやりたいことをやる」という感じで、毎日映り込む。そして閉店日まで何とか完走した成瀬。触発されて島崎も何日か動向してしまった。何かが変わったわけでもないけど、やり遂げたという充実感に満たされるのです。その後、成瀬はお笑いで天下を取るべく、M-1の予選に出場する。相方は島崎です。もちろん、現実はそんなに甘いわけはなく・・・成瀬は他人の迷惑にならない範囲で自分のやりたいことをやる、他人の目を気にしない。叶えたい大きな目標を平気で口にする。振り回される島崎は大変そうだけど、素敵な生き方だなと思いました。
2024.07.20
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書籍の感想です。今回は「叡智の図書館と十の謎」です。叡智の図書館と十の謎 (中公文庫) [ 多崎礼 ]タイトルとあらすじから世界の叡智を集めた図書館があってそれを求めた旅人がいて、図書館を守る守人が様々な謎を出していく、みたいな話かと思っていました。登場人物は旅人のローグと守人の乙女、そしてタブレット型のAI的な存在。乙女が質問する、タブレットがヒントになる映像を見せる、ローグが回答するということなので、ほぼあらすじ通りなのですが、途中から少し展開が変わってきます。そもそも乙女は自分が何者で何の為にここにいるのかも分かっていなかったのです。質問は乙女を知るための質問に変わっていきます。そして、十の質問に答え終わったとき・・・RPG好きの私としてはローグと言われて、盗賊系の職業をイメージしていたのですが、違う意味でした。ちょっと面白いです。乙女に見せるお話が10個あるのですが、どれも切なくて物悲しい良いお話でした。悲しい、しかし、希望も感じられるお話、それは愚かな人間に対する希望の祈りなのかもしれません。
2024.07.19
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書籍の感想です。今回は「孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝」です。【中古】 孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝 講談社ノベルス/高里椎奈(著者)フェンベルクは末の王女。お転婆なところがあり、ドレスを着て舞踏会に出るより戦場で兄のために戦うことを良しとするタイプ。彼女の舞台は少々変わっていて、グールと呼ばれる獣人で構成されています。グールは神様が人間に対抗する存在として生み出されたと神話では伝えています。つまり人間に近い姿はしているものの、スタートが違う別の存在であると考えられています。そのため、グールは忌み嫌われており、そんなグールで構成された部隊を指揮するフェンベルクはやや浮いた存在です。それでも兄のためになるならと気にしていなかったのですが、陰謀に巻き込まれ、更に兄が味方ではないという事実を突きつけられて、フェンベルクは島流しになってしまいます。奴隷として買われたフェンベルクですが、そこで衝撃の事実を知ることになります。まさかグールがそういう存在だったとは・・・そして自分は世界のことを何も知らないのだと痛感するのでした。故国の悪を糺すのかと思ったのですが、世界を放浪するお話なんですかねー
2024.07.15
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書籍の感想です。今回は「小説ダンジョン・マスター」です。【中古】 小説ダンジョン・マスター / 幸田 佳子, 栗橋 伸祐 / KADOKAWA(アスキー・メディアワ) [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】ダンジョン・マスター懐かしいですね。古い人は知っていると思いますが、パソコンのゲームです。3DダンジョンRPGで、パッと見はウィザードリィ風なのですが、特徴的なのがリアルタイム制なのです。しかもシームレスなので、ぼんやりしているとボコボコにされてあっという間に死んでしまいます。また喉の乾き、空腹という概念も導入されており、モンスターの中には倒した後、食べ物になるやつがいます。しかし、重さという概念もあるので、持てる範囲で食べ物を持っていくことになります。また熟練度という概念もあり、魔法はルーン文字を組み合わせるのですが、最初から効果の高い回復魔法を作ろうとしても、ファンブルしてしまうのです。なので、最初は効果の弱い回復魔法を繰り返すことになります。そんな3Dダンジョンを罠や仕掛けを乗り越えながら最下層を目指すゲームなのですが、小説を読んでて登場人物の「ゴズモグ」という名前、何か聞いた事があると思って、サイトを見てみたのですが、特徴のある24人の英雄から4人を選んでダンジョン攻略をするんでしたね。思い出してきた。そして、その英雄の中にゴズモグという良く使っていた魔術師タイプのキャラがいたんでした。当時はネットもないし、情報もほとんどないので試行錯誤を繰り返していた気がしますが、最終的にどんなメンバでクリアしたかはちょっと覚えてないです。この小説では・ヒッサー・ウーツェ・シラ・ゴズモグの4人で挑みます。ヒッサーが戦士。ウーツェが僧侶メインの忍者タイプ。シラは魔術師&僧侶タイプ。シーフ系なのかな。ゴズモグは典型的な魔法使いです。小説ではグレイロードという魔法使いがロードカオスとロードリブラスルに分離してしまい、極端な混沌と極端な秩序を求めて世界を壊そうとしてしまうため二人を一つに戻すためにダンジョンに潜るわけですが、なかなか面白かったです。
2024.07.14
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書籍の感想です。今回は「神様の御用人 継いでゆく者」です。神様の御用人 継いでゆく者(11) (メディアワークス文庫) [ 浅葉 なつ ]神様の御用人は全10巻で完結したので、続きが出たのか不思議だったのですが、ちょっとファンブック的な要素も含んだ短編集という感じです。1話はお祖父ちゃんが御用人だった頃の話で、タイトルの「継いでゆく者」にぴったりのお話です。2話は10話の後の御用で刀鍛冶のお話です。チョコ、かわいいね〜その後、1巻〜10巻までの振り返りが入り、かわいいミニ漫画も入ります。ラストの話は新章への伏線なのかな?という感じです。穂乃香ちゃんを良彦の家に呼んで、黄金とお菓子食べるんだけど、それを目撃した妹から母へのラインが笑えます。「待って引き留めて。お母さんも見たい」「無理」お母さんも見たいよね。でも鬼神と恐れられる妹でも、穂乃香ちゃんに強く出ることはできないらしい(笑)
2024.07.13
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書籍の感想です。今回は「無月の譜」です。無月の譜 [ 松浦 寿輝 ]将棋自体が好きです。小学生の頃から好きでした。昔、町の将棋道場に行ってそこで対局したことを思い出しました。さて、将棋も好きなのですが、将棋を題材にした小説もふと読みたくなります。そんな感じでこの小説を手に取ったわけですが、今まで読んだものとはまた一味違った内容でした。主人公の竜介は奨励会を年齢制限で三段で退会することになった過去があります。なので、ちょっと屈折した暗い話になるのかなと思っていたのですが、一応次の就職先も決まり、退廃的な生活にはならなかったのですが、ひょんなことから自分には大叔父がいて、その人が駒師であることを知ります。そもそも大叔父がいることも知らなかった竜介はもしかしたら自分の将棋好きのルーツがそこにあるのかも、という気晴らし的な気持ちで大叔父のことを調べ始めます。その結果、大叔父は出征して亡くなったのですが、出征の直前に自分の号を付けた、自分だけのオリジナルの書体の駒を完成させていることを知ります。そうと分かれば、どんな駒なのか見てみたい。竜介は僅かな可能性に頼りに出征先のシンガポールに旅立ちます。度はマレーシア、さらにはアメリカニューヨークへと続いていき、その先で竜介が見つけたものは・・・みたいな話です。どういうジャンルの小説って言えば良いんですかね。大叔父の遺した駒を巡っての冒険譚ということですかね。冒険譚としても楽しいのですが、竜介が初めての海外旅行の中で、人生の本質というか、何が大切なのかなのを改めて痛感するようなところもなかなか読み応えあります。無月は月が無い訳で満月の反対という意味にも取れますが、雲に隠れている状態も無月で良いみたいです。その無月の譜を彼はこれからも指し継いで行くことでしょう。
2024.07.12
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書籍の感想です。今回は「4アウト ある障害者野球チームの挑戦」です。【中古】4アウト―ある障害者野球チームの挑戦タイトルの通り障害者野球チームのお話です。野球に限らずスポーツをしている人にとって腕を失うあるいは脚を失うということはスポーツを諦めるということを意味し、まさにスリーアウトとでもいうような絶望感があるのだと思います。そんな中、障害者野球チームで障害者であることを言い訳にせずひたむきに野球に取り組む姿はスリーアウトの先があることを示しているのかもしれません。
2024.07.09
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書籍の感想です。今回は「ラークライト 伝説の宇宙海賊」です。【中古】ラ-クライト 伝説の宇宙海賊/理論社/フィリップ・リ-ヴ(単行本)図書館の子ども向けコーナーにあった本ですが、面白そうだったので、借りてみました。感想ですが、まあまあ面白かったです。序盤、登場人物があまり好きになれず、読むのやめようかと思っちゃったのですが、主人公の弟のアーサーはまあまあマトモな子でした。姉のマートルは最初の印象通り面倒な子でしたが。この二人の家にある日突然来客の報せが。来たと思ったら、それは白いクモでお父さんが囚われてしまいます。何とか逃げた二人は伝説の宇宙海賊のジャックに命を救われ、行動を共にすることになります。果たして白いクモの目的は?みたいな話ですが、それぞれの登場人物の過去も想いもきちんと描かれていて、良かったです。お母さんは小さいうちに亡くなっているという話だったのですが、正体にはビックリです。
2024.07.07
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書籍の感想です。今回は「エメラルドドラゴン下」です。【中古】 エメラルドドラゴン 下 / 飛火野 耀, 木村 明広 / KADOKAWA(アスキー・メディアワ) [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】下巻です。ああ、サオシュヤントっていたなあ。なんか風変わりなキャラになってますが、ゲームではどうだったかなー弓使いだった気はするのですが。小説は非常に違和感なく収まりました。アトルシャンはエメラルドドラゴンの5つの宝石を集めるわけですが、世界を救うのはエメラルドドラゴンの力ではありません。多少は手伝いはするものの、勇気と愛を持った人間たちの力が魔を退けることになったのです。その中心にはタムリンがいて、バルソムがいて、ファルナがいて、サオシュヤントもいる。彼ら、彼女らの力なのです。アトルシャンとタムリンがいつまでも一緒に幸せに暮らしましたとさ、とはならないところは残念ですが、人とドラゴンでは時間の概念が異なるので仕方のないことかもしれません。面白かったです。
2024.07.03
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書籍の感想です。今回は「エメラルドドラゴン上」です。【中古】 エメラルドドラゴン(上) 電撃文庫42/飛火野耀(著者)懐かしいですねーエメラルドドラゴンは昔のパソコンゲームで王道のファンタジーRPGです。ゲームでは困ったタムリンがアトルシャンから貰った角笛を吹きならすところまでがオープニングで、呼ばれたアトルシャンがタムリンと出会い、仲間を増やしながら、世界を救うお話です。小説ではアトルシャンは記憶を失った状態でタムリンのもとに向かうため、アトルシャンには世界を救うという使命感もなく、のんびりと旅します。タムリンのために来たにも関わらず、タムリンのことも忘れているので、もどかしいです。ちなみに私はあまりにエメラルドドラゴン好きだったので、ゲームをもとにした小説を書いたりしていました。下巻でどう決着するのでしょうかねー
2024.07.02
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書籍の感想です。今回は「テレビ探偵」です。【中古】テレビ探偵 /KADOKAWA/小路幸也(単行本)探偵とついていますが、謎解き要素は弱めです。謎はあります。人気アクションスターの周囲で何度か事故未遂が発生します。誰が、なんのためにやっているのか。とか。姉妹デュオの姉には結婚を意識する男性がいる。しかし、何故か結婚に踏み切らない。妹も同じ男性が好きなのではないかと疑っているからです。それは勘違いなのですが、妹には決して言えない秘密があったのです。とか。そんな秘密を調べることになるのが、チャコというコミックバンドのボーヤ(サブメンバー?雑用係?)なのですが、そのコミックバンドはあるグループに激似です。土曜日に公開堂で公開生放送をする。楽器も演奏できて歌えてコントもできるグループがトレインズです。あの超有名なグループっぽいですが、いくつかの逸話を借りているようですが、フィクションみたいですね。なんかすごくリアルで面白いんですよね。昔のテレビの熱量を物凄く感じる作品です。面白かったです。
2024.07.01
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