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今ここに1000円持っている人、10000円持っている人、10万円持っている人がいるとします。10000万円持っている人を中心に考えてみますと、1000円持っている人からみると富者であり、10万円持っている人から見ると貧者になります。人と比較をすると、優越感を感じたり、劣等感を感じたりすることになります。優越感を感じるときは、他人を格下とみなしています。劣等感を感じるときは、自分を格下とみなしています。格下とみなすときは、他人なり自分なりを否定しています。現状を認めていないことになります。いつも人と比較して是非善悪の価値判断に重点をおいていますと、そのギャップに苦しむようになります。「かくあるべし」と現実の落差です。これは神経症に苦しむ最大の原因となります。人と比較しないで1万円持っている自分を認識して、それをいかに活かしてゆくかという視点を持つことが大切です。そのために意識することは、まず自分の神経質性格の長所を学習によって認識することだと思います。その長所を具体点に伸ばしていくようにすることだと思います。神経質な人は自分の持っている性格の価値を過小評価する傾向があります。私もそうでした。神経質の性格特徴を学習することによって、見方によって、プラスにも見えマイナスにも見えることを知りました。それまでプラス面はまったく見向きもしませんでした。そこで方向転換をして今度はマイナス面はそのままにして、プラス面ばかり見るようにしました。するとやじろべいが釣り合うようにバランスがとれるようになった経験を持ちました。
2013.03.15
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最近は学校で保健室登校児がものすごく増えているそうです。ある学校の養護教師が学校や家庭訪問をしながら、ある保健室登校児がどんな優れた特徴を持っているかを探していたら、小さい時からとにかく動物の飼育をする事が好きだということが分かったそうです。それで、その教師はちょうどクラスでミドリ亀を水槽の中で飼っていたので、その子どもに「君がそのミドリ亀の世話をする飼育係の班長だ」と役割を持たせました。そうするとその子どもは、「じゃあ、みどり亀の世話にいくか」と言って教室に行くようになったというんです。彼は、飼育に関してはものすごく有能で、他の子どもが太刀打ちできないぐらいの知識を持っているのです。すると、みどり亀を育てることによって、自分はクラスの誰よりもすごいところがあるということを、自分自身で気づいてきたのです。自信が生まれてきたのです。それからは、他の面でもどんどん能力を発揮し始めたということでした。素晴らしい教育の成果だと思います。その子供の特徴や能力をよく観察したということ。それを活かすような役割を設定してあげて、子供の意欲に火をつけてあげたということが素晴らしいと思います。このような教育は、子供の自立性、自主性を育て、本当の意味の教育だと思います。我々は自分の生の欲望の発揮ということばかりが前面に出てきますが、他の人の生の欲望の発揮の手助けという意味で大変参考になります。
2013.03.12
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ある時クラッシックのコンサートに行った時のことである。特にみんな打ち合わせをしていたわけではないのですが、集談会であう人たちが何人もそのコンサートに来ていたのである。これにはびっくりしました。でも考えてみると我々神経質者は感受性が強く、クラッシック音楽などを聞いて感動できる強い感受性を持っているのではなかろうか。音楽鑑賞だけではなく、絵画鑑賞、俳句や川柳をたしなんでいる人も多い。また社交ダンスや楽器演奏を楽しんだり、盆栽や花作りを楽しんでいる人もいる。神経質者は好奇心旺盛なのに加えて、神経が繊細でこまかいことで心豊かに楽しむことができる素質を持っているように思う。これが神経質者の特徴である。私はさらに、この感受性が豊かであるという特性を、もっともっと鋭く磨いて活かしてゆきたいと思ってきた。その方法があったのである。○○がほしいという欲望を求める気持ちは誰にもあると思うが、それをできるだけ抑えて生活する方法である。欲望をできるだけ我慢したり、押さえる生き方は、感受性が鋭くなるのである。良寛、老子などはそうした生き方である。たとえば、はじめておいしいものを食べれば、こんなおいしいものがあるのかと感動する。しかしたびたび食べていると当たり前になり、感動は少なくなる。そして次にもっとめずらしく、今までと違うおいしいものを求めるようになる。欲望を求めすぎると果てしがなくなる。反対に普段粗食を心がけていると、たまにおいしいものを食べるとすごくおいしいという感じを味わうことができるのである。こうゆう態度で生活していると、感受性はもっともっと鋭くなるだろうと思います。感性が磨かれると我々の特徴はさらに輝きを増してきます。
2013.02.17
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伝説のプロ野球コーチの高畠導宏さんは、プロ野球で、さらに人生そのもので伸びる人の共通点を7つあげておられます。1、素直であること2、好奇心旺盛であること3、忍耐力がありあきらめないこと4、準備を怠らないこと5、几帳面であること6、気配りができること7、夢を持ち、目標を高く設定することができるこのうち神経質者は2番、3番はもともと素質として備わっていると思う。1番については、神経質者は人から何かするようにいわれると、いろんな障害を上げてそうはいってもできないと決めつけると全く手をださないことがある。自分はたとえそう思っていても、親や先生に言われた事は仮に試しに手を出してみる素直さが大切である。次に神経質者は神経が細やかで、普通の人が見逃すようなことでもよく気がつく。その気づきを大切にして、事前の準備を完璧にして、また人への気配り、根回しを心がければ4番、5番、6番も達成可能である。そして症状を克服すれば、どこまでも生の欲望を発揮するようになる。自然に7番目を心がけるようになると思う。すると神経質性格を持っている人は高畠コーチのいうような人生そのもので伸びる素質をもっている人であると思う。反対に神経質の素質を活かす方向に向かわないで、一生神経症と格闘する人もいる。毎日が地獄であると思う。脱出できるのは森田理論学習の体得が一番である。
2013.02.13
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高畠導宏さんという伝説のプロ野球コーチがいました。NHKで「フルスイング」というドラマのモデルになった人です。7つの球団で独特の打撃理論と卓越した洞察力を駆使してのべ30人以上のタイトルホルダーを育て上げました。田口壮、藤原満、水上善雄、落合博満、イチロー、袴田英利、西村徳文、高沢秀昭、飯田哲也、小久保裕紀、ジョージ・アリアス、福浦和也、サブロー等も高畠コーチの教え子です。高畠コーチは言います。「コーチの仕事は選手をほめることなんです。ほめてほめてほめまくる。たとえたくさんの欠点が目についても、その選手のよさを探し出してほめまくるのだ。短所を直すより先に長所を伸ばして、そして気がついたらいつの間にか短所が克服されている」「たとえば技術的なことで、その選手のバッティングに、ある欠陥があったとします。しかしピッチャーがボールをリリースするところから、バッターのミートポイントまで距離はわずか約15メートルほどです。その短い距離をボールは0.4秒でやってきます。しかも、プロの威力あるボールが、その間に沈んだり、食い込んできたり、逃げて行ったりするんです。プロ野球とはそうゆう世界です。その中で身体が覚えてしまっている欠点を直そうとしたって、直るものではありません。欠点を直そうとすることは無駄な努力なのです。だから長所を伸ばすんです。欠点を直すのではなく、その選手が他の選手よりすぐれているところを伸ばすことが重要なのです。」私たちは、細かいことによく気がつく、粘り強い、真面目である。完全欲が強い。強い生の欲望を持っています。それらを長所としてとらえなおし活かしてゆきたいものです。
2013.02.12
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多田茂さんの言葉です。神経質者は、一般的に向上心や発展欲が非常に強い素質を持った人たちでございます。こういう人たちはちょっと見ると、モタモタして融通がきかないとか、あるいは引っ込み思案であるというようなことで、非常にダメ人間のように見えますけれども、実は素質的には決して悪くないばかりではなく、将来立派な社会人として役に立つ可能性というものを、豊かに持った人たちでございます。森田先生は、「釈迦も孔子も神経質である。真に偉大な人格は神経質である。知能の優秀な人間でなければ神経質にはなれない。」ということをいわれています。私は気の小さい、ちょっとしたことを気にする性格を、大胆な、物事に動じない性格に変えようとしてきました。神経質の性格特徴を学習して、性格には二面性があり、心配性は裏を返せば、いろんなことを味わうことのできる感受性が強い性格だと認識できました。これを活かしていこうと考え方を変えてきました。
2013.01.18
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森田先生のところではサルを飼っていた。その名をお軽と勘平という。森田先生は言葉づかいにやかましい人だった。ことに敬語の乱用を嫌っておられた。だから患者さんがサルにカキをあげるとか、サルがカキを食べるなどというと、すぐにお小言だった。サルは餌をくうのであって、食べるのではない。ライオンが人をたべ殺すなんていうのは、いかにも妙に聞こえるではないか。こうしたことばづかいのはしばしにも、神経質者は神経質らしいこまかい配慮をすべきだというのが森田先生の主張だったなにごとにも神経質らしく、ゆるがせにしないという態度、それが神経質を生かす道なのである。私の反省。先日の日曜日夕方から雨が降った。仲間は天気予報を見てみんな傘を持ってきていた。私は天気予報を見ていなかったので傘を持っていなかった。駅から家まで雨に打たれて帰った。今考えると、細かい配慮に欠けた事だったと思う。
2013.01.17
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生活の発見誌1989年10月号の中で、山野井房一郎氏のことが載っております。神経質でよかったという本を書かれています。森田の形外会で副会長をされていた方です。日清製粉で経理課に属し、自分の仕事である会計学の勉強を始め、5年程たつと会計学では山野井さんより以上に詳しい人はいなくなり、10年目には公認会計士試験にも合格されました。会計学の本は20冊以上に上ります。神経質者はいったん目標を持つと達成するために、粘り強く目的を達成するまでがんばります。私は、ショートトライアスロンの出場をはじめ、資格試験として、5つの国家試験に合格したことがあります。一度やろうと思うとどんな困難が待ち構えていてもやり遂げようとする意欲だけはあるようです。セールス理論に詳しいある大学教授は、入社して1,2年の間は、外向的でよく口のまわる人が成績を伸ばしますが、だいたい、5年たつと、逆に内向的で、口ベタといわれる人が伸びてきます。とくに30代のトップセールスマンといわれる人たちの7割は、口ベタな人ですと言われております。内向的な人が後で伸びてくるというのは、セールスについていつも自己内省しているからではないかと思います。自分はセールスが下手だと素直に認めて、人一倍なんとか突破しようと努力をしているからだと思います。そして、少しずつ仕事の改善を粘り強く積み重ねてきた結果だと思います。これはセールスの世界では常識になっているということです。
2013.01.12
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昔私が勤めていた会社に、人の2倍も3倍も営業成績をあげる営業マンがおりました。全国営業マンのトップに躍り出た事もあります。仮にAさんとしておきましょう。Aさんは、その当時30代ですが、頭も薄く、うだつの上がらない風貌をしています。見るからに神経質そうです。なににつけて細かいことが気になるたちです。Aさんは人からそのことを指摘され、「おまえは神経質だ」等といわれるととても憤慨します。でも私からみると森田でいう神経質の性格特徴をすべて持ち合わせているように思えるのです。Aさんが森田のお世話にならなくてすんだのは、自分の神経質性格をプラスに活かすことができているからです。Aさんは、何も特別な営業活動をしているわけではないといいます。事実、口が上手であるわけではありませんし、プレゼント作戦で得意先に喜ばれているわけでもありません。Aさんは、得意先から依頼されたこと、それがどんなに小さいことでも確実に実行することによって信頼を勝ち得てきたのです。Aさんは、得意先が雑談の中で何気なく言われたようなことでも、営業車の中にもどるやいなやすぐにメモします。そのメモをため込んでおいて、帰社してから一つずつ片付けてゆくというやり方です。Aさん曰く。得意先は10良い事をしても、その次に一つ相手の機嫌を損ねる行為をすると10の良い事はすべて無に帰してしまう。だから、人から頼まれ事でも,真剣に取組み、時間がかかりそうなものは、途中経過まできちんと報告するのです。要するに、Aさんは、細かい事によく気がつき、まじめなのである。また、Aさんは前週の終わりには、次週の計画を細かくたてます。一日毎に、どういう得意先にどういう目的でゆくのか明確にしています。そして、その後の実行力がすごいのです。計画はなんとしても遂行するという執念がすごいのです。出張営業で夜8時になっても9時になってもやり残した事があるうちはホテルに帰ってきません。つまり、粘り強さ、忍耐強さはたぐいまれなものがあるのです。Aさんは、いつも心の中に良い意味でのライバルをもっています。自分よりワンランク上の営業マンを目標におき、果敢に戦いを挑んでいるのです。負けず嫌いなのです。Aさんは神経質性格のプラスの面を営業活動にいかんなく発揮することによって成功したのです。会社にも認められ、報酬金もたくさんもらい、ご褒美にアメリカからヨーロッパ、東南アジア、オーストラリアなど世界各地へ旅行させてもらい、もう行ってないところが少ないと言うようになりました。私は、神経質の性格ほど育みがいのある性格はないと思います。神経質性格には、他にはない良い面がたくさんあります。その良さを活かしていく事、これが大切な事だと思います。そうしていくことが、会社でも、社会からも最大級の評価を受ける事になるのです。また、私は、この世の中を間違いのないような方向に動かしてゆくためには、神経質者が大きな役割を担う事になると思えてなりません。
2013.01.12
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性格には両面性があります。そして、神経症が治るとは、性格のプラス面をいかんなく発揮することです。しかしながら、神経質者には、自分の持っている性格の良い点には気づかず、欠点ばかりを気にかけて悶々とした生活を送られている人が多いように思います。私は、自分の欠点ばかり気にされる方に、「やじろべい」の話をします。「やじろべい」は両端に同じ重さの重りが付いていてつり合いがとれています。片方が重かったらひっくり返ってしまいます。両端のおもりを長所と短所に置き換えてみましょう。長所と短所が同じずつあるのが人間ではないでしょうか。それで釣り合いがとれているのです。森田先生も調和という事をよく言われていました。そうでないという人は、長所ばかり持ち合わせていると思う人を、よく観察されることをお勧めします。容姿端麗で申し分ないような人が短命であったり、資産家と言われるような人が家庭的には恵まれなかったりそういった例がほとんどではないでしょうか。以前勤めていた会社で、髪がふさふさで紳士然とした人が2人いました。でも、一人の人は歯が悪く自分の歯はほとんどないとのことです。もう一人の人は、アトピーと喘息に悩まされています。私は、髪の毛はありませんが、歯は歯医者がびっくりするほど丈夫で、またアトピーや花粉症、喘息には縁がありません。人間すべからくそうしたものではないでしょうか。持って生まれた神経質性格は変えることはできません。となればそれと一生付き合わなくてはいけません。森田先生のよく例に出される正岡子規にしても、野口英世にしても、エジソンにしても生まれ持った境遇は過酷なものでした。その苛酷な境遇を憂うことなく、自分の長所を活かして「生の欲望」に向かって運命を切り開いてゆかれました。 私は以前は父親を恨んでいました。父親が気の弱い対人折衝の下手な人だったので、私はその父親の悪い面を受け継いで、神経症に苦しんでいると思っていたのです。ところが森田理論学習で、私は豊かな感受性を持っている、向上心が人以上に強い、粘り強い、責任感が強く、どちらかと言えばまじめである。物事をよく分析してまとめ上げる力がある。これらは気の弱いと思っていた父親がくれた贈り物のように思えてきたのです。今生きていれば親父と晩酌ができたのにと思うと残念です。生きているときは反発ばかりでした。親孝行 したい時に 親はなし まったくそのとおりです。
2013.01.12
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唯我独尊とは、人はどうでもよい。自分さえよければよい。ということではありません。我々が自分の本生を認めて、これを礼賛し、ますますこれを発揮し、どこまでもこれを向上させていこうとするのを唯我独尊といいます。先生は喘息もちで急いで歩くと息切れがするのでゆっくり歩かれる。「わしは、わしはゆっくりしか歩けない。それが私の身体の状態だ。これがもし考え方をあやまると、他の人のようにさっさと歩けたらなあと思い、ゆっくりしか歩けない自分の身体を悲観し、憂鬱でイライラとした毎日を送ることになるだろう。しかし、私には煩悶はない。なぜかと言えば、両側の店を眺めたり、君に話をしたりすることに忙しいからだ。つまりわしは、ゆっくりしか歩けないという自分の状態を、もっともよく活用しているのだ。そこには、せっせと歩く人にはわからない楽しみと、いろんな発見がある。」たとえば神経質者は、外交的な人とは違い、物事をよく考え、緻密に分析するという特徴を持っています。これを生活の中に活かしてゆくことは、まさに唯我独尊です。以前、テレビで江川氏の野球解説を聞いていて、この人はひょっとしたら繊細な神経の持ち主で神経質者ではないかと思ったことがありました。それは、我々が気づかないようなバッターの心理状態についてよく掴んでおられるという事でした。カウントによってバッターの心理状況が刻々と変わり、この場面ではバッターはこうゆう玉を待っているだろう。それに対して、ピッチャーはこうゆう投球をするべきでしょうと指摘している事でした。このバッターは内角を意識している。外角のカーブかスライダーが有効です等と。打者の特徴は我々に詳しく紹介してくれます。たとえば、元巨人の江藤選手。彼は下からすくい上げるようなバッティングですね。だから、内角のするどい速球は打てないでしょうね。これが、落合選手のように上からひっぱたくようになれば、シーズン40本は常時打てるでしょうね。この分析力は他の解説者と比較してみれば違いがよく分かります。ある解説者は、打者がヒットを打てば、「彼は親孝行ですからね」とコメントをします。またある解説者は、根性論、ハングリー精神欠乏論を強調します。極言すれば、ありきたりの解説しか出来ていません。野村監督は、元巨人の原選手の攻略法について2球で勝負がつくといいました。まず1球目は、内角高目に速球を投げ込み、体を起こします。次に、外角低目に変化球を投げます。彼のバッティングの特徴はアッパースィング、リストが強い事です。そのリストが強い事が災いしてバットが止まらない。タイミングが狂ったままボテボテの内野ゴロになりやすいのです。このように分析できるのは外向的な性格では出来ないのではないでしょうか。我々神経質者の特徴は、疑問があると「なぜだろう」「どうしてだろう」と自分で納得するまで考えるという特徴があるのです。とことん考えたことを行動面に応用できるようにアレンジしてゆけば、すばらしい分析力としていかされる事になるのです。
2013.01.11
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元プロ野球の野村監督に言わせると、野球の選手で足が速い、肩が強い、打球を遠くへ飛ばすというのは、もって生まれた才能であり、いくら訓練しても育たないといわれています。また、この3つともプロ野球の平均レベル以上に持っている選手はそうはいない。でも、他の選手にはないキラリと光る長所があれば、プロ野球選手として生活ができるといわれます。反面、一番厄介なのは、3つのすべてが平均点の選手です。厳しい目でみれば、取り柄がない選手ということになります。ですから、プロの選手は、自分の劣っている面に焦点をあてて、矯正したり、能力アップをはかり人に追いつこうとする努力はほとんど無駄な行為なのです。スカウトされてプロヘ入るような人は、それなりに基準レベルには達しています。そういった人が集団の中で生き残っていこうとすれば、自分の得意分野を早く見つけ出し、それに磨きをかけ、監督やコーチやファンにアピールして認めてもらうことなのです。足の速い人は、走力に磨きをかけ、ピッチャーの癖をよく研究してここ一番に盗塁を決められる選手をめざします。肩が強い人は外野に玉が飛んでも長打にはしない矢のようなコントロールのきいた返球に磨きをかけます。ホームランを打てる選手は、三振を恐れず、ファンに夢を与える選手になってほしいものです。バットへ玉をあてるのが上手な人はホームランを打つことはあきらめヒットの数で勝負したらよいでしょう。セコイといわれるようなヒットでもイチローのように200本もヒットを打つと日本中の人気者になります。私たち神経質者は、感受性が強い、粘り強い、物事をよく考えて分析することができる、生の欲望が強く向上心が強いなどの特徴があります。これを活かさない手はありません。欠点を直そうと精力を使うことは、長所にやすりをかけて削っているようなものだと思います。
2013.01.08
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神経質者には次のような性格特徴があります。次のような性格特徴があれば森田理論学習が役に立つ方です。1、欲求が強い 完全欲が強い。 人間的な向上欲が強い。 努力家である。 負けず嫌いである。 几帳面である。 欠点を許す心が足りない。 のんびりしておれない。 現状に感謝する心が足りない。 勝とうとしすぎる。 融通がきかない2、自己内省的である。 注意が内向しやすい。 反省心が強い 意識的である 理知的である 真面目である 外向性が足りない。 前向きな姿勢が足りない。 自然な態度が足りない。 感覚的なところが足りない。 柔軟性が足りない。3、心配性である 感受性が豊かである。 こまかいところによく気がつく 取り越し苦労をする。 用心深い。 欠点を探して苦にする。 鈍感なところがない。 大雑把なところがない。 楽天的なところがない。 大胆なところがない 長所を認める心が足りない。4、執着性が強い 粘り強い。 物事にこだわる。 慣れるのに時間がかかる。 やりだすと長続きする。 簡単にあきらめることができない。 あっさりとした態度がとれない。 すぐになじめない。 臨機応変な切りかえができない。
2013.01.06
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