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俺たちの旅 0
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先日ジュリーのレコーディングに参加(実話)。おしどり右京捕物車 第26話「愛(あい)」世情不安が続く江戸で世直し組が暗躍。金持ちの商人を襲っては金品を強奪。その活躍に庶民は大喝采。噂によると元北町奉行所の与力も加わっているらしい。一方、奉行所の評判はがた落ち。世直し組は大塩平八郎の乱の流れをくんでいるが、奪った金品が貧民の手に渡った話を未だ聞いたことが無い。そんな中、越後屋から用心棒にスカウトされるがはなは反対。越後屋は悪徳な買い占めで米の値段を釣り上げていた。しかも世直し組を捕まえると世間から爪弾きにされてしまう。しかし右京は内実の伴わない大義名分が許せないと怒りまくる。納得できないはなは、ある日越後屋が番頭と交わしている話を偶然聞いてしまう。「ネズミ退治に猫を一匹飼ったと思えばいいじゃないか」。右京ははなの話を聞いて越後屋から引き上げることにするが、世直し組を誘き出す作戦だった。夜になり越後屋に戻ると言う右京にはなは怒る。せめて一度だけでも自分の言うことを聞いても良いのではないか。腕も肩も脚も太くなってしまった。しずからもらった着物を着ることも出来ない。「恨んでるんじゃありません。こんなになるまで一生懸命車を押してきたんです」「越後屋が何と言っているか。神谷は猫だって・・・ネズミ退治の猫だって!」。泣きながら訴えるはなに「猫で結構。俺は所詮ネズミ退治だけが生甲斐だ」と冷たく言い放つ。泣き止まないはなの肩に手をやる右京。その夜、右京は這いながら越後屋に向かう。その姿を見てはなは右京を手押し車に乗せる。「所詮私はあなたの脚でしかないんです」。そんなこんなで世直し組と大乱闘。そこへ秋山たちがなだれ込む。翌日、越後屋から報酬が支払われるがはなは受け取りを拒否。そんなことよりも米を安く売るよう要求するが右京は受け取る。「俺は猫だ。猫なら働いた後で鰹節をもらうのは当然だろう」。世直し組を捕まえたことで右京は世間の批判に晒される。秋山は世直し組のアジト襲撃を右京に依頼する。昨夜捕まえた連中は下っ端で、本隊は木製の大筒を使って江戸を火の海にすることを計画してている。このままだと奉行所に不満を持つ町人たちが暴動を起こしかねないが、世直し組の本当の狙いが知れ渡れば怒りの矛先は変わる。右京とはなは世直し組のアジトで大乱闘。大砲に鞭を括りつけて手押し車を自ら引き寄せる。発射の瞬間、大砲の向きを真上に引き上げる。街中炎に包まれるが秋山たちによって世直し組は全員捕まえられる。はなは右京に謝る。「単なる脚でしかない私が物を考えたり意見を言ったりしてはいけなかったんですね」。事件は解決したが、今度は世直し組に元与力がいたことに対する怒りが奉行所に向けられる。流言飛語に過ぎないが、何らかの形で示さなければ治まりがつかない。秋山は右京に「世直し組の元与力」として江戸から立ち去るよう頭を下げる。秋山の辛い立場を理解しようとせず、毅然とした態度を取らない奉行所と秋山の姿勢に右京激昂。二人は決裂する。「あの時、大砲の下で死んでしまえば良かった」。はなは下総行きを提案するが右京のプライドが許さない。翌朝、暴徒化した人たちが寺に押し寄せる。右京ははなが流産した時のことを思い出し、寺を去ることを決意する。しかしその方向は下総ではなかった。右京とはなの前に立ち塞がる秋山。秋山は最後まで説得を続けるが、これまでの報酬を叩き返される。江戸に戻ろうとする右京を見逃す訳にはいかない。右京VS秋山の死闘。「宮仕えの恥知らずめ!」。執拗に鞭で秋山をしばきまくる。止めようとするはなをしずが止める。「秋山は神谷様の手で・・・その覚悟であの人は出てきたんです」。はなは懐剣で右京の右腕を刺す。右京とはなは街中で石を投げつけられながら江戸を去る。観念と音三は二人の行方を知らない。観念は髪を剃って本物の坊主に、音三は商人になると誓う。そして右京とはなは・・・「嬉しそうだな」「だって私があなたを刺したんですもの。あんなに神経を張り巡らせていたあなたが私のことを全く警戒していなかった。嬉しいことはまだあります。腕を使えなくなったあなたはもう私のいいなりですもの」「しかし腕はすぐ治る。また鞭が使えるようになるぞ」「そうしたら今度は本当に腕を斬ります」「それでも俺には目がある」「目を潰します。耳も切ります。舌も抜きます。単なる脚でしかなかった私があなたの全身になれる日まで」。笑い飛ばす右京。「私は真面目です!」。笑いつづける右京の手押し車を押すはな。お・わ・り噂以上の報われない最終回。これまでの積み重ねを全てぶっ潰した張本人はご存じ佐々木守。しかも最終回だけ登板。『アルプスの少女ハイジ』を書きながらこんなのも書いていたのか。何が正義か、正しいことなのか猛烈に混乱。信じていた価値観は簡単なことでひっくり返されてしまう。しかし、右京、はな、秋山は最後まで自分だけを信じ続けた。それが答えなのかもしれない。
2019年12月02日
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猛烈に眠い。おしどり右京捕物車 第25話「櫛(くし)」はなは金策のため母親の形見の櫛を質屋へ持っていく。質屋の番頭は二分のところを渋々三分出すことにするが、はなが今世間で評判の「おしどり右京」の妻と知って態度を豹変。番頭は「おしどり右京」の大ファンだった。ぐいぐい迫る番頭に圧倒され、櫛を置いたまま引き返してしまう。店の娘は櫛を気に入り強引に持ち出す。その櫛を千吉(一文字隼人)が掏る。その頃、おふくがはなに内緒で質屋から櫛を引き取りに来ていたが番頭はしどろもどろ。そこへ店の娘が帰ってきて「櫛、掏られちゃった~」と大泣き。右京とはなは泥棒市に足を運ばせ、櫛が出回っていないか探すが見当たらない。ただし千吉が持ち込んできたとの情報を得る。その頃、千吉は鍋島部屋の中間たちが開いている賭場へ。ところがいかさまがばれて腕を斬られる。事の成り行きで千吉の妻・おみねが女郎上がりだと知れ渡る。肝心の千吉はまったく知らなかった。そんなこんなで命が欲しければ五十両持って来いと脅され、櫛は頭の馬五郎に巻き上げられる。その夜、千吉はおみねを責める。今日は祝言をあげて一年。おみねは全てを話すつもりでいた。千吉は勢いで実は掏りでいかさま師だとカミングアウト。五十両の代わりにおみねが連れ出されそうになるが、右京が馬五郎の下っ端を取り押さえ千吉とおみねを逃がす。二人はもう一度やり直すことを誓う。一夜明けて馬五郎は櫛を持って帰宅。朝風呂に入っている間、妾へプレゼントするつもりだった櫛が妻に見つかり取り上げられてしまう。妻は櫛をさして清元の稽古へ。そんなこんなで右京とはなは馬五郎を訪ねる。馬五郎は鞭で首を絞められ櫛がどこにあるのか白状する。ところが清元の師匠を訪ねると妻は半年以上稽古に来ていないと聞かされる。そして半年前から上方の女形とすっかりイイ仲だと知る。馬五郎は右京とはなと共に屋形船でデートの現場を押さえるが、櫛は川に落とした後だった。「夫婦って何でしょう?」。がっくりしたはなは櫛を諦める。ところが櫛は浪人・風間源十郎(宍戸錠)が手にしていた。源十郎は薩摩藩士を柔術で絞め殺した後、右京を訪ねる。源十郎は二年前まで右京の同僚だったが、不貞を働いた妻を許せず殺害。奉行所を辞めて江戸を去っていた。今回妻の墓参りのために戻ったが、墓があるかどうかも知らない。そこで墓を案内することになる。源十郎は子犬を連れていた。熱心に櫛で子犬の毛をとく。翌朝、墓へ向かう途中、源十郎は突然右京を襲う。源十郎は金をもらって人を殺すことを生業にしていた。「俺は堕ちるところまで堕ちたんだ!そういうお前だって一両ずつ恵んでもらう下っぴきじゃねえか!」。源十郎は江戸に来るまで右京を殺す気は毛頭なかったが「おしどり右京」の評判を聞いた時「お前の生き様が胸糞悪くなってな!殺しを引き受けたって訳だ!」。しかし呆気なく右京に斬り殺される。その後、源十郎が残した手紙が見つかる。源十郎は死を覚悟していた。さらに連れていた子犬を誰かに引き取ってほしい、時々毛をすいてあげてほしい、道中で拾った櫛をつけておくなどしたためられていた。手紙と犬に添えられていた櫛を手にしたはなは驚く。「あ!この櫛です!」お・わ・り次回、驚愕の最終回。
2019年11月25日
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今月は全然ツイてなかった。こんな月も珍しい。おしどり右京捕物車 第24話「轟(ごう)」音の出ない銃による無差別殺人事件が続発。ある日、はなは可愛らしい櫛を見つけるが、値段を聞いて諦める。その時、万引きした櫛を質屋へ持っていこうとしている女に声をかける。女はとくと言い、夫は浪人だった。自分と同じ境遇に共感し内職の面倒を見る。その夜、右京は賊に襲われる。賊は番屋へ引き渡されたが自害。ただの渡世人ややくざ者とは違う。廓の女郎・お品(服部妙子)は人を頼って右京に手紙を出す。手紙を受け取ったはなは送り主が女郎と知りやきもちを焼くが、お品は笠間の百姓の娘であり、以前廓から抜け出したところを助けたことを思い出す。その後、村に戻ったがまた廓に引き戻された。手紙には廓・伊勢勝と笠間の郡奉行がグルになって娘たちをタダ同然で廓に送っていると書かれてあった。先日の賊は右京を伊勢勝の一味と間違って襲撃した百姓では?とくの夫・沢井(スガカン)は音無し銃を開発した張本人だった。兵法者として召抱えられることを夢見て音無し銃の研究に勤しんできたが、とくは反対しつづけてきた。郡奉行は銃の出来に大満足。さっそく沢井から購入しようとするが断られる。音無し銃があれば江戸へ直訴しようとしている笠間の百姓たちを押さえつけることが出来る。沢井は自分を笠間藩に召抱えるよう交渉する。この話に一枚噛んでいた伊勢勝はお品が百姓を手引していると疑い、吐かせようとする。そうこうしている内にも笠間から売られた娘たちが続々と伊勢勝に送られて来る。さすがの右京もどうにもできない。その後、右京とはなはとくを訪ねるが自害していた。武家の作法に則っていたことから覚悟の上のことだった。何故もっと親身に話を聞いてあげられなかったとはなは自分を責める。その時、右京は部屋に残されていたスプリングを見つける。そんなこんなで伊勢勝軍団と沢井は直訴のため江戸に向かっていた百姓たちを狙う。あっというまに二人を仕留め、残るは庄作(紅林刑事)のみ。しかし沢井は我に帰る。こんなことをするために音無し銃を開発したのではない。兵法者として新式銃を装備した銃砲隊を指揮したかったはずだ。その頃、お品は音三に直訴を計画していることを打ち明ける。直訴は天下のご法度。死罪は免れないが他に手立てはない。音三から話を聞いた右京はとくの長屋へ。そこには音無し銃の設計図が隠してあった。とくは死をもって夫を諌めたのだ。その夜、客に扮した庄作がお品を訪ねる。途中まで共にした百姓はお品の父親だった。庄作は直訴状を持っていた。死んでも生きても地獄。お品も死を決意する。夜が明けて右京とはなは伊勢勝を襲撃。奉行所も手が出せない廓でぶっ殺しまくり。二台の大八車に挟まれ転倒する手押し車。刀を構えるはなを鞭で捉えると、刀を奪って横になったままぶっ殺しまくり。そこへ沢井が音無し銃を構えて右京を狙う。咄嗟にはなが叫ぶ。「沢井様ですね!奥様が亡くなられました!ご自害なされました!」。沢井は銃を伊勢勝に向ける。しかし引き金を引く寸前、郡奉行によって射殺される。右京は郡奉行に刀を投げつけ、伊勢勝を鞭でしばきまくり。そこへ秋山たちが駆けつける。右京は沢井のことも直訴のことも「知らんな・・・知らんよ!」とだけ答える。事件は解決したがお品と庄作は直訴を諦めていなかった。「きっと直訴してみせる。たとえ俺が死んでもあとからあとから直訴の衆が江戸を目指してやって来る。あとからあとから・・・」お・わ・り
2019年11月24日
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地下鉄漫才でおなじみの春日三球・照代。おしどり右京捕物車 第23話「穴(あな)」右京とはなは盗賊の石橋レンジを護送。両腕を縛られたまま手押し車に引っ張られるちりちりパーマのレンジ。歩き続けてふらふら。茶店で休憩中、はなは竹細工の一輪ざしを見つける。本当は欲しかったが節約優先。金をたんまり持っているレンジは右京を買収しようとする。ついで一輪ざしも買い放題と嫌味も言うが「私ホントに欲しくないんです」とムキになるはな。右京ははなに一輪ざしを買うように言うとしずの物と二つ購入する。そんな三人を革命集団・世直し党が狙っていた。レンジは世直し党から軍資金をねこばばしていた。はなが離れた隙にレンジは右京の乗った手押し車を突き飛ばすが、引きずられて二人とも氷を貯蔵する氷室に落っこちる。右京は咄嗟に一輪ざしを投げ捨てる。頭上から世直し党の連中の声が聞こえる。穴は深く、簡単に出ることはできない。世直し党のリーダーはレンジに続いて脱走者続出に激昂。連帯責任として班長を自害させる。そんな物々しい集団を目にするはな。足元には一輪ざしが転がっている。レンジは世直し党に入った動機を腹いっぱいめしが喰えるからとカミングアウト。世直し党は外国から大砲を購入して幕府転覆を画策していることも話す。その軍資金をレンジはねこばばしたが金のありかは言わない。「オレはな、旦那みたいに竹細工一つ買うのに考えこまなきゃなんねーケチくさい一生を送りたくないって思ったんだよお」。その時、右京を呼ぶはなの声が聞こえる。レンジは右京の首に刀を突き付ける。世直し党本部では青臭い党員が藁人形相手に実戦稽古していた。リーダーは人間を斬れと発破をかける。はな、観念、音三は秋山に相談するが奉行所の管轄外のため動くことが出来ない。何より今夜は夜鷹狩りを命ぜられていた。右京とレンジは何度もトライするが脱出できない。そのうち腹が減る。右京はレンジに持っていたまんじゅうを差し出す。「あんた何考えてんだ?」「お前には俺の足になってもらう」。その頃、秋山は夜鷹狩りに向かう途中、夜鷹を斬ろうとする若侍を目撃。若侍は世直し党の青臭い党員だった。青臭い党員を逃がし本拠地を突き止める。夜が明けてリーダーは右京&レンジを発見するが、レンジに斬られて負傷。本部に戻り青臭い党員に右京&レンジ追討を命令するが人は斬れないと拒否、揉み合っているうちに斬られて絶命。そこへ秋山が駆けつけ世直し党の行き先を白状させる。秋山、世直し党が現地に向かって猛ダッシュ。はな、観念、音三は既に現地入り。一輪ざしを咥えた犬を見つける。右京はものすごい腕力で地上に出ると手押し車とレンジをぐいぐい引き上げる。そこに世直し党到着。レンジは世直し党に戻るつもりはない。金を返す気もない。右京と共にぶった斬り。手押し車押しまくり。しかし右京を助けようとして斬られてしまう。「旦那ーまんじゅう美味かったぜ・・・」。右京は懐に忍ばせていた一輪ざしで相手の腹を刺す。そこへ秋山とはなたちが駆けつける。はなに抱き締められる右京。その傍らに横たわっているレンジの亡骸。その後、秋山は昨夜任務を放棄したことなど上司に咎められるが、世直し党を壊滅に追い込んだことを勘定奉行に報告していた。レンジがねこばばした金は見つかっていない。「いつ使えるか分からぬ金よりこっちのほうがよほど役に立つ」と右京に一両を手渡すと庭先に飾っている一輪ざしを見つけ「うちにもこういうのが一つ欲しいなあ」お・わ・り
2019年11月24日
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『桜を見る会』の中止に反対。来年は呼べよな。おしどり右京捕物車 第22話「峠(とうげ)」中村敦夫がキューバに行ってしまったため今回も番外編。右京とはなはどんな怪我でも治す医者・草庵を訪ねて亀田宿を目指していた。その道中、腹痛で倒れていたお連(チャータム)を見かける。はなは水を汲みに行くと盗賊・秩父の虎熊(南原宏治)が若侍を襲撃、百両ゲットするところを目撃してしまう。戻ってきたはなの様子がおかしい。「こんなところで事件があるわけないじゃないですか」。はなは一刻も早く亀田宿に行きたかった。茶店のオヤジから手押し車で峠を越えるのは無理だと言われる。そこではなだけ現地に向かい、右京は茶店で待ってはどうかと勧められる。そんなこんなで繭玉売りの娘たちと出発。道中ガールズトークで盛り上がり。その様子をしっかり監視している虎熊。お連は虎熊の情婦だった。元は侍の妻だったが三年前から虎熊と共にしている。そんなこんなで亀田宿に到着するが、なんと草庵は死んで初七日を迎えていた。そこへ虎熊が向かってくるとの一報が入り街中騒然、峠は通行止めになる。商用で江戸に行かなければならない結城屋は坊主、関取崩れ、謎の浪人・倉田(岡田英次)を用心棒にスカウト。江戸を目指していた若侍も同行。ついでに出産を控えていたおゆきとはなも同行を願い出て強引に出発。さっそく虎熊軍団襲撃。まともな戦力は倉田だけ。そんな中、結城屋の妻と娘が拉致。二人とも舌を噛み切る。商人の女でさえ自害するのに武家の女のお連は死ねなかった。「世の中分からねえもんだな」と虎熊はひとり言のように呟く。小屋へ逃げ込むが妻と娘を失った結城屋激怒。そこへ再び虎熊軍団襲撃。見せしめに坊主滅多殺し。結城屋に今手にしている三百両を差し出すよう迫る。倉田は単身、虎熊と対峙。三年前、倉田は同じ場所で虎熊たちに襲撃され妻を奪われた。その妻はお連だった。虎熊はお連を引き合わせて倉田を動揺させる。その間に軍団は小屋を襲撃、関取滅多殺し、お連は逃げ出す。若侍は三日後に江戸で祝言をあげることになっていた。そのため「死にたくなーい」でも「死ぬ前にせめて抱かせて下さーい」とはなに迫る。倉田に咎められ「どうせ俺はエゴ剥き出しだヨ!」と外へ飛び出したところ射殺。その頃、右京とオヤジのもとへお連が駆け込みはなの危機を伝える。残っているのは結城屋、おゆき、倉田、はなだけ。はなは倉田にこういう時は食べることを考えると話す。「うなぎが食べたい、ぼた餅が食べたいと思っていると不思議と生きる意欲が湧いてくるんですよ」「はな殿はよい女房らしいな」。倉田は夜が明けたら小屋を飛び出す、その隙におゆきと結城屋を連れて逃げだすよう指示する。そして虎熊軍団は小屋に火を放つ。倉田は虎熊が現れるまで三年間この日を待ち続けていた。斬りまくる倉田。しかし鉄砲で撃たれてしまう。逃げるはなたちを追う虎熊軍団。結城屋をぶっ殺して三百両ゲット。残るははなとおゆき。倉田は虎熊を追う。草原に身を潜めているはなとおゆき。そこへ手押し車の音が聞こえる。倉田と虎熊が戦っている中をお連に押された右京の手押し車が突っ込む。お連の目の前で虎熊の槍で突かれる倉田。右京も絶体絶命。そこへはなが駆けつけ手押し車を操作。虎熊を仕留め、瀕死の倉田がとどめを刺す。倉田の亡骸に駆け寄って涙を流すお連。「今度はとんだ無駄足だったな」「いいえ。無駄足ではありません。おゆきさんのお腹の赤ちゃんを助けたんですもの」お・わ・り
2019年11月22日
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『桜を見る会』の中止に反対。理由はまだ呼ばれたことが無いから。おしどり右京捕物車 第21話「怒(いかる)」なんと革命15周年のキューバを取材するため中村敦夫撮影離脱。つうことで右京はほとんど登場せず。代わりに秋山中心にお話が進む。同心の島谷が銃殺される。武装化して米相場を牛耳ろうと企む近江屋の犯行だった。その仲介役が玉次郎(常田富士男)。島谷は玉次郎をつけ狙っていた。その後、玉次郎は島谷殺しの下手人として捕えられる。猛烈な拷問にも口を割ろうとしない。そこへ右京が訪ねるが、秋山は今回の事件を回すことは出来ないと断る。自分の采配で島谷が殺されたことに責任を感じていた。島谷の同僚・高山は怒りMAX。玉次郎を殺しかねない勢いで拷問。それを秋山が止めに入る。玉次郎を殺しては黒幕を突き止めることが出来ない。秋山の言動を綺麗事だと批判する高山を鉄拳制裁。このままでは島谷が浮かばれない。秋山は黒幕を突き止めるため玉次郎を放免するつもりだと話す。これには秋山の上司も反対。しかし、配下の留吉を使って玉次郎の脱獄を手引きさせる。秋山たちから尾行されているとは知らず玉次郎はまんまと脱獄。一方、奉行所は玉次郎が牢破りしたことで大騒ぎ。秋山は上司に自分が手引きしたと申し出る。奉行所の面目丸つぶれと怒りまくるが、同心殺しがうやむやの状態こそが奉行所の威信にかかわると反発する。既に玉次郎の居所は掴んでいる。ここで取り止めるわけにはいかない。「わしはこれまでずいぶんお主を庇ってきたつもりだ。しかし今度だけはどうすることも・・・」いずれこのことは奉行に報告するという。秋山は島谷の死を償うために命を賭けている。万が一クビになることがあれば「あなたにもとばっちりが来るかもしれません。貴方も与力なら腹を括って下さい」と上司に詰め寄る。「今手を引くことが大事か、それとも悪を追求することが大事か、どうなんです!」。そんなこんなで右京は秋山の今回のやり方を批判する。「時には俺もやらねばならない時がある」「お前は奉行所の人間だ。しかも人一倍秩序を重んじる男ではなかったか」と言いながらも右京が出だしできる状況ではない。「たとえやり方が間違っていても最後までお前がやらなければならん」。しかし、このままでは切腹、良くても御役御免。そのことを右京は心配していた。その後、秋山は謹慎を命ぜられる。もう奉行所に味方はいない。それでも右京を頼るつもりはない。右京はしずから力を貸してほしいと頼まれ了承する。ただし「私が動くのは私の勝手」。そんなこんなでチーム秋山は玉次郎の情婦・おせきを見張っていた。案の定、玉次郎とおせきは密会。そこをチーム秋山に抑えられるが逃亡。おせきを通じて近江屋に鉄砲の受け渡しを伝える。その後、近江屋は大量の鉄砲をゲット。代わりに玉次郎を江戸から逃がす約束になっていたが滅多斬り。口封じのためおせきもぶっ殺し。秋山はこそこそ動いている右京を咎めると留吉を従えて近江屋へ乗り込み大乱闘。斬って斬って斬りまくり。壮絶な殺陣。前田吟カッコイイ!そこへ右京とはなが鞭を振り回して乱入。「右京!これ以上手出しをするな!」。右京とはなは米蔵に逃げ込んだ近江屋を仕留めるが米俵に埋もれる。必死で二人を助け出す秋山と留吉。そして右京に一両を差し出すが「俺は何もしていない」と受け取り拒否。「俺にとって一両がこれほど重い物だったとは・・・」。お・わ・り
2019年11月18日
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ぶったるんどる。おしどり右京捕物車 第20話「怨(うらむ)」ハードな寺ライフに嫌気がさした観念は遂に脱走。木場でアルバイトするが、早速おふくに見つかり連れ戻されそうになる。頑張っているところを見せようとして海に転落。助けられるが、どざえもんまで引き上げられる。秋山の調べで玄吉という無宿者と判明。半年前に起こった上野の大火事の下手人として手配されていた。しかし三千人から五千人もの死者を出した放火事件の幕切れとしてはあっけなさすぎる。その一方で木場の材木商は大儲けをしている。中でも悪質なのが吉野屋、檜屋、丸徳屋。さらに玄吉が発見されたのは三者が取り仕切っている木場。その頃、吉野屋に玄吉の水死体発見の知らせが入る。吉野屋の妾・おみねは上野の大火事で焼け出され、母親を亡くしていた。あの火事さえなければ。涙を流して同情する番頭の与兵衛(殿山泰司)。与兵衛にはおみねと同じ年ぐらいの娘がいたが、愛想をつかれ妻と娘に逃げられていた。吉野屋、檜屋、丸徳屋が対策を協議しているところに吉野家の下っ端・儀助が乱入。放火事件をネタに「三千両よこせ」と脅迫。手付金を手にした儀助たちは観念を連れて吉原へ。そこに丸徳屋殺害指令が届く。儀助は観念を丸徳屋の馴染みの店へつれ、居合わせた丸徳屋を殺害、観念を犯人に仕立てる。おみねはおふくに常磐津を習っていた。その道中、与兵衛はおみねから「父親は死んだと聞かされて育った」と聞く。「おみねさん、あっしは実は・・・いや何でもありません」。その夜、おふくの下に観念が転がり込む。右京は黒幕を捕まえるため、観念、はなと共に吉野屋の木場を訪れて与兵衛と儀助を直撃。しらを切る儀助。下っ端連中が手押し車を取り囲むが、檜屋殺害計画を優先させるため見逃す。その夜、檜屋を殺害。現場を目撃した観念はおふくに報告するが、そこにいたおみねも聞いてしまう。母親を亡くした大火事の真犯人は吉野屋だった。檜屋死亡を聞いた吉野屋は元悪党を見込んで与兵衛に儀助殺害を依頼する。その夜、おみねは吉野屋を殺そうとするが逆に殺されてしまう。そこへ与兵衛と儀助たちが現れる。「死ぬのはお前のほうだぜ~吉野屋。儀助は俺の昔の子分よ」。これまでのことは全て与兵衛の企てだった。ところがおみねの亡骸を見て怒り爆発。おみねは与兵衛の実の娘だった。「俺は若い頃の自分を恥じて心底堅気になろうと思ったんだぜ・・・それがどうだ!堅気のお前たちのほうが汚ねえ。金儲けのため火着けまでしやがった!」。その火事で妻を亡くし、さらに娘を妾にしていると聞いて復讐の機会を狙っていた。そして吉野屋は滅多突きでぶっ殺される。与兵衛は観念を人質にとって右京に挑戦状を叩きつける。木場で対峙する右京と与兵衛。「俺たちのことを知った者は死んでもらう。4人や5人の命がどうだって言うんだ。上野の大火事では何人死んだ!どうせこの世は悪の塊よ。一体誰のための正義だ!」「俺自身のためだ!」。次々と丸太が倒され右京とはなを襲う。かつて丸太で大怪我を負った右京の姿がはなの脳裏をよぎる。「だめ!」。しかし右京は怯まない。儀助たちを小屋へ誘導。はなはのこぎりで柱を切りまくる。「はなどけ!」。鞭で柱を引っ張りドリフ大爆笑の要領で小屋は崩壊、儀助たち全員圧死。そして与兵衛をぶっ殺す。その後、観念に金一封の一両が手渡される。しかし悪党に利用された罪で百叩きの刑が決定。和尚からしばかれる。お・わ・り
2019年11月17日
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見たんです!本当なんです!信じて下さい!おしどり右京捕物車 第19話「眩(くらむ)」散歩中、観念は往来で素っ裸の女に助けを求められるが、追いかけてきた連中に捕まえられる。将棋を指しながら観念の話を聞く右京と秋山。秋山は帰り際に観念を呼びとめ、早速屋台で聞き込み調査。そこへ女を見たと言うちか(磯村みどり)が近づく。秋山はちかを呼びとめるが・・・。目が覚めると自宅の庭。意識朦朧、足元ふらふら。着物には返り血が。かすかな記憶を辿る。昨夜、部下の同心・田中(梅津栄)と飲んだような。田中はそれを否定。その後、上司から捜査中の事件の進捗を聞かれるがぼーっとして答えられない。報告書も書いたはずだが残っていない。謎の目まいでふらふら。そのため休養を勧められショック。その頃、右京は喉に魚の小骨が引っ掛かったと大騒ぎしているはなの相手をしていた。ジュディ・オングの目、口、喉、そして口の中がドアップで映し出される。よく許したなあ・・・。そこへ秋山の妻・しずが訪れる。右京は秋山に何があったのか尋ねるが思い出せない。ちかと一緒だったこと、何かを聞き出そうとしていたことだけは覚えている。そこには田中もいた。酒が運ばれてきた。「それだけ思い出せれば十分だ」。しかし秋山は幻覚に怯えてぼろぼろ。夢でも見ていたのかも知れないとまで言う。秋山は毒を盛られた可能性がある。右京はかつて世話になった毒物に詳しい医師をしずに紹介する。そして秋山に女の似顔絵を描かせると聞き込み調査開始&田中直撃。田中なら秋山が作成した調書を抜き取ることもできる。逆ギレする田中に今なら取り返しがつくと諭す(鞭をちらつかせながら)。その頃、秋山は医師の指示で解毒のため室内をサウナ状態にして汗をかき、水分を摂りまくっていた。ところ変わって白銀屋の屋敷。白銀屋は内偵を進めていた秋山を陥れた張本人だった。田中に調書も捨てさせた。そんなこんなで秋山スッキリ。右京は田中を鞭でしばきまくり。田中超逆ギレするが子分共々右京の鞭で死亡寸前。辛抱堪らず口を割ろうとするが飛んできた弓矢が刺さって死亡。さらに怪しいと睨んでいたおっさん、屋台のオヤジ、その嫁が殺される。ちかの居所を突き止めた右京とはなは現地に向かう。そんなこんなで秋山は記憶を全て取り戻し、現場に白銀屋がいたことを思い出す。白銀屋は違法な商売しまくり、わいろ&女攻撃で市場を独占しまくるスーパー極悪商人だった。裸の女は白銀屋から抜け出そうとしていた。秋山は馬で爆走。白銀屋を追う。その頃、右京とはなは白銀屋の下っ端たちから襲撃される。馬に引っ張られる手押し車。縄で括られ身動きの取れない右京。そのまま川へ引きずられる。手押し車は転倒し右京は引きずられたまま。川に向かって走るはな。しかし寝そべったまま下っ端共を次々斬りまくり。駆け寄るはなの帯を解く(※ジュディ・オングは川の中でぐるぐる)と鞭の要領で下っ端のリーダー(白影)を捉える。右京とはなはちかの実家を訪ねるが、ちかも毒を盛られ瀕死の状態。何度も「白銀屋」とだけ口にしていた。右京とはなは白銀屋の屋敷で大乱闘。そこへ秋山が駆けつける。白銀屋は右京の敵ではなかった。屋敷の奥には黒幕が残っている。秋山にバトンタッチすると右京とはなは撤収。報酬の一両とはなの着物の洗濯代を請求する。数日後、今度はしゃっくりが止まらないはな。「無礼者!」と右京が一喝。「どうだ、治っただろう」。しかししゃっくりは止まらない。お・わ・り
2019年11月15日
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そろそろ相撲でも取りますかな。おしどり右京捕物車 第18話「燃(もえる)」田代まさしのように薬でらりらりになった若者たち(以下、マーシー軍団)が街中で大暴れ。ある日、はなは雨宿りしていたおきぬ(オスカルの声)を自宅に招く。音三は右京のパワハラ将棋にうんざり。そこに現れたおきぬに一目惚れ。すっかり良い仲になった音三とおきぬに中学生レベルのやきもちを焼く観念。おきぬは音三の紹介ではなから裁縫を学ぶことになった。右京はおきぬに入れ込むはなを心配する。何となく胡散臭さを感じていた。音三は子どもの頃に両親と死別していた。朝、目が覚めると味噌汁の温かいにおいが家中にこもっていて、台所で漬物を切っている音がする。それが幸せというものではないかと諏訪飄一郎や車寅次郎が語っていたこととソックリなことをおきぬに話す。その夜、おきぬははなを包丁で襲うが、右京の鞭で取り押さえられる。泣きながら実は遠州の陣八の手先だと正体を打ち明ける。右京は遠州の陣八を知らないが、胆沢の弘吉の子分だと聞いてハッとする。胆沢の弘吉は右京が獄門台に送った大悪党だ。おきぬは身体を壊した父親のために遠州の陣八から金を借りて以来、関係を断ち切れないまま今日に至ってしまったと話す。はなさえ始末すれば右京は敵ではない。しかし殺すことが出来なかった。「こんな良い奥様を・・・」。右京はおきぬを信じることにする。本当に殺す気があれば野菜包丁ではなく出刃庖丁を使っているはず。おきぬは一目父親の顔を見たら奉行所へ出頭するという。そして真夜中、三人は出発するが大樽に襲われる。とりあえず夜明けまで小屋で休憩を取ることになる。右京夫妻のこと、幸せのこと、音三のことなどぺらぺら話し続けるおきぬ。時間稼ぎをするように。すると小屋に火の着いた矢が放たれ、あっという間に炎に包まれる。翌朝、観念は右京たちがいなくなったことを秋山に相談する。おきぬが怪しい?音三は全力で否定。いずれにせよ右京が勝手に動いていることを追いかけるほど奉行所は暇ではない。その頃、右京たちは峠を越えようと移動中。真上から岩石がごろごろと落下してくる。吹き飛ばされた右京は必死で崖を掴んでいる。鞭で身体を支えながら何とかはなに引き上げられる。安堵したはなは思わず泣き崩れる。それを見て腹立たしい表情を浮かべるおきぬ。そんなこんなで板橋宿に到着。そこへマーシー軍団登場、おきぬを拉致して大騒ぎ。後を追う右京とはな。掘っ立て小屋に突入するとからくり仕掛けで手押し車の動きを封鎖されてしまう。そこにおきぬが姿を現す。おきぬは胆沢の弘吉の娘・おぎんであり、右京を父親と同じ目に合わせるため復讐を企てたのだ。「私にとって優しい父親だった。それをお前は奉行所という名前で殺したんだ!」。さらに挑発するマーシー軍団に右京の怒り爆発。「貴様らはなの人情に付け込んで俺たちをここまで引きこんだ。許さん。それだけは許さんぞ!」。ついでに音三のこともバカにしまくり。これにははなも激怒。右京の鞭がマーシー軍団をしばきまくり。そしておぎんに刀を投げつける。そこへ秋山たちと音三が駆けつける。音三はおきぬの正体を知ってしまう。はなもおきぬに裏切られた。「騙されたと思えば腹も立つ。所詮人間など信用できぬものだ」「いいえ、人の世で他に何が信じられます?私はやはり人を信じます。音三さんにもそう言ってあげるつもりです」「そうか。それもよかろう」。いつまでも続く一本道を進む二人。お・わ・り
2019年11月10日
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頭の悪い世間知らずにいつまでもつきあう気はないのでしれっと頭を下げとく。挑発には乗らない。土俵にも乗らない。論破し続けて勘違いして自滅していけば良い。おしどり右京捕物車 第17話「破(やぶる)」罪人・般若の黒兵衛を護送。警護にあたっていた同心・渡辺陣内はこの仕事を最後に引退することになっていた。そこへ盗賊集団が襲撃し黒兵衛を奪還。多くの同心が殉職するが、陣内のみ行方不明。秋山は右京に事件の報告をするが、陣内を巡って二人は対立する。陣内が気がかりな右京。仕事が流れてしまったため、はなは母親の形見の櫛を知質屋へ持って金を作る。そこで陣内の娘・さよとばったり出会う。陣内の居所が不明のため奉行所から遺族手当てが支給されない。しかし、さよは陣内が死んだとは思えない。右京はさよに協力を約束する。一方、黒兵衛軍団は押し込み強盗しまくり。さよは金貸しの利兵衛に150両の借金のかたに「妾になろうよ~ゲヒヒ」と迫られていた。150両は亡くなった母親の治療代だった。陣内は金策に走るがそうそう大金を貸してくれる人はいない。さよの話を聞いている右京たちを監視する男。音三に手押し車を押させて全速力で追いかける右京。辿り着いた先は貧民窟。鞭で男を捉えるが手裏剣で殺されてしまう。その夜、はなとさよは黒兵衛軍団に襲撃される。そこへ右京たち爆走、鞭を振り回して一掃する。不審者には吠えまくる飼い犬のムクが今夜は吠えない。右京はムクを放すと後を追いかける。その先にはなんと陣内がいた。「右京お前なら分かるはずだ。30年も勤め上げたのに紙切れ一枚でお役御免だ。残されたのは老いた身と積もり積もった借財だけ」。陣内はさよの将来を思い、借金返済のため黒兵衛奪還の手引をし、押し込み強盗に協力していた。「お前は必ず捕まえられ、さよ殿は罪人の娘という汚名を背負っていかねばならん」と言い切る右京。奉行所を弾き出されたのに今も何故罪人を追い続けるのか?「屍になりたくないからだ!」「屍?」「俺の身体を見ろ!こうでもしなければ俺は活きる屍に過ぎん!」。それは陣内も同じだった。さよを失えば自分も屍同然。「そうはなりたくない!」。暗闇の中へ姿を消していく陣内。黒兵衛は何かと理由をつけては陣内に報酬の支払いを先延ばししていた。そんなこんなで黒兵衛軍団は利兵衛を襲撃。陣内は利兵衛をぶっ殺す。いらいらする秋山に右京は黒兵衛軍団が潜んでいる貧民窟を示す。貧民窟は奉行所も手が出せないだけでなくトラップだらけ。そこへ右京とはなが潜入するという。猛反対する秋山に「この人を生きる屍にしたくありません」とはなが応える。黒兵衛軍団のアジトを鞭を振り回しながら襲撃する右京とはな。船で逃げようとする黒兵衛たち&陣内を追い詰める。そこへ陣内の悪行を止めるためさよが駆けつける。しかし足元には竹槍がセットになった落とし穴が。落下するさよを右京の鞭が捕える。手押し車を全力で支えるはな。もう一本の鞭で手押し車を支えながら下っ端共ぶっ殺し。そのどさくさに陣内は黒兵衛に斬り殺される。右京は黒兵衛の首に縄をかけて吊り殺す。黒兵衛を捕まえるために陣内は非業の死を遂げた。さよに遺族年金が支払われるよう右京と秋山はそのように口裏を合わせる。右京ははなに質屋から櫛を引き取って来るよう報酬の一両を渡す。お・わ・り
2019年11月07日
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なんじゃこれ?なんじゃこいつは。まともな言い方ないのか?100%こっちに非がある言い方をされた。巧妙に論点をすり替えている。不毛なやり取りはしたくないので返事は出さない。相手の土俵には乗らない。ものすげー不快。やっぱりダメだここは。社会を知らないエセ社会人の巣窟だ。おしどり右京捕物車 第16話「闇(やみ)」第1話で右京が始末した野洲の万蔵。その下っ端たち(岸田森とか阿藤快)が右京に復讐するため江戸に舞い戻ってきた。その頃、はなはこれまでの過労がたたって目が見えなくなってしまう。完全に働かせ過ぎ。とりあず手術。そして三日間安静にするよう医者から言われる。さすがの右京もこれにはショック。捕物を辞めて寺子屋を開くと言いだす。そんなことできるはずがないとはなは思わず笑ってしまう。その頃、下っ端たち(岸田森とか阿藤快)は押し込み強盗しまくり。「うらむなら神谷右京をうらみな 野洲の万蔵」のメッセージカードまで残して右京を挑発。事件を瓦版屋が面白おかしく書きたてる。それを手にしたおふくはびっくりして右京の元へ。野洲の万蔵と言えば自分を半身不随にした張本人。しかしあの時ぶっ殺したはず。おそらく万蔵の子分どもが舞い戻ってきたに違いないと秋山に報告するが、捜査を巡って対立する。そんなことをしている間にまたしても押し込み強盗&挑発メッセージカード。窮地に立たされる右京。気丈なはなは手まり唄を唄ったり、子どもの頃の話を右京に聞かせる。ぺらぺらと喋りつづけるはな。「おしゃべりはもういいから寝ろ」と言いながら右京はふと手押し車を見る。そんなこんなで町人たちはびびりまくり。右京を江戸から追い出すよう奉行所へわいろを持参しまくり。役人もわいろもらいまくり。北町奉行所は相当腐っている。そんなこんなではなが手術をして三日目。秋山と相談の上、右京は囮役を買って出る。そしてはなに代わっておふくが手押し車を押す。橋を渡ろうとするが、板が外れて川に落下。さらに進むほど板は外れ、手押し車も落下寸前。そこに姿を現す下っ端たち(岸田森とか阿藤快)。はな襲撃を予告してひゃっほーと走り去る。板が外れているため追いかけることが出来ない。そうとは知らずおふくのことで盛り上がるはな、観念、音三。「観念さん、おふくさんは良い人よ。私大好き」。そうとは知らず絶体絶命の右京とおふく。右京は鞭で橋脚を捉えるとターザンの要領で着地。おふくに手押し車を川に落とすよう指示する。川にぷかぷか浮かぶ手押し車を鞭で引き上げる。そして下っ端たち(岸田森とか阿藤快)がはなを襲撃。第1話の悪夢を思い出す。しかし何も見えないため逃げることが出来ない。そこへ手押し車が爆走。はなは包帯をはずす。斬られるおふく。すかさず駆け寄るはな。「はな!見えるのか!」「見えます!」。はなの操縦で爆走する手押し車。阿藤快をぶっ殺すと「神谷右京・・・一緒に地獄へ行こうぜ・・・」とカッコイイ岸田森を容赦なくぶっ殺す。見上げると満月が浮かんでいる。翌日はなが作ったおはぎを食べながらバカ話で盛り上がるおふくたち。報酬の一両は秋山から治療代に当てられたとのこと。右京はおはぎを食べる気になれない。その横で笑いながらもぐもぐ食べるはな。お・わ・り
2019年11月04日
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日曜日なのに一日中怒りまくり。おしどり右京捕物車 第15話「虜(とりこ)」右京とはなは岡っ引きたちが張り込んでいるところ、たまたま大物の盗人・阿修羅の栄吉を捕まえる。秋山から報酬の一両を受け取り「たなぼたみたいですね」とはなは大喜び。盗人たちは頭領の栄吉が捕まったことで動揺するが栄吉の弟・為治が後釜を名乗り出る。栄吉の女・おえんとデキているのか?そこへ隠居暮らしをしていた父親・清造(浜村純)が登場。「ガハハ~お前がおえんを抱くのはまだ早い」とズバリ言っちゃった。おえんは元々清造の女だった。つうことで現役復帰宣言。そんなこんなではながいない隙を狙って右京を拉致。清造は栄吉を奪還するため、元北町奉行所の与力だった右京に奉行所の見取り図を書かせようとする。突然姿を消した右京を探し回るはな。観念、音三も一緒に探すが見つからない。秋山ははなに右京の帰りを待つことも妻の務めだと諭す。しかし右京はボコボコに責められていた。為治とおえんにとって栄吉が戻ってきたらヤバい。父親の清造もうっとおしい。二人の仲を下っ端は気づいていた。ボコボコの右京はちょっとした推理を披露。これまで奉行所に存在が知られていなかったのに何故、栄吉は岡っ引きたちからマークされたのか?手配されているわけでもなく人相書きもない。要するにこの中に栄吉を売った奴がいるつう話。「俺たちを仲間割れさせようとしやがって!」ムキーと怒りだす為治。清造もそんなことでは動揺しない。翌日はなにしれっと近づく清造。そこへ秋山夫妻が現れる。秋山は右京の捜査を開始すると説明、志津は右京の好きな筑前煮つくりに誘う。二人で楽しそうに調理をするが、はなの本心はそれどころではない。そんなこんなで為治は口を割る前に右京を殺そうとする。そこへ清造たちがやって来る。栄吉を売ったのは為治だった。清造は裏切り者の為治をおえんの目の前でぶっ殺す。そして右京を最強の拷問に掛ける。ぽとぽとと水滴を額に落とす。「唐の時代の古い責め方だ。雨垂れが岩に穴をあけるようにあんたの額に穴をあける」。これには辛抱堪らん。右京の情報をもとに北町奉行所を襲撃するが栄吉は見つからず。むしろ同心たちから追われる羽目に。「俺が辞めてから奉行所も模様替えしたんだろ」と適当なことを言う右京にむかつくがまだ使い道がある。なんと清造は栄吉と右京の交換を秋山に申し出る。非常事態に「俺も職を賭けよう」と秋山は取引に応じる。右京は盗人一味から慰み物同然のおえんに一緒に逃げるよう勧めるが「どこへ行っても必ず殺される」と怯える。秋山は自分立場を利用して栄吉を釈放させ、はなは観念と音三が作った二号機を押して清造たちの下に向かう。そして約束の時間に約束の場所。右京は手押し車を押すおえんに逃げるよう説得を続ける。「できない!」と拒むおえんを殴りつけると手押し車は坂道を下りながら爆走。右京は鞭で木を捕えると手押し車から脱出。おえんの鉄砲が木にぶら下がった右京を狙うが弾は外れる。はなの二号機が右京をキャッチ。逃げようとしたおえんは栄吉に撃たれる。そして大乱闘。秋山も助太刀。あっという間に清造たち皆殺し。栄吉は再び捕まえられる。絶命寸前のおえんを見つめる右京。「私・・・逃げました。やっと」。右京は秋山に一両払うと言うが「そいつははな殿に払ってくれ」と返される。ニコニコと微笑むはな。お・わ・り
2019年11月03日
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昨日ご指名を受けて久しぶりに登板。ところが誰も来ず。単位の取り方とか院生生活とか気にならないのか?そのため秘蔵資料や爆笑エピソードを披露するに至らず。そんなことよりも参加者に間違えられたのが何とも。修了生だと二度も言っているのに受付に名前を書かされた挙げ句、本日の資料と出願書類を渡された。華もなければ貫録もないので。明日はジュリーだ。早く寝よう。おしどり右京捕物車 第14話「殺(ころす)」殺し屋の峯吉はスコープ付の吹き矢で村松藩の江戸家老を殺害。帰宅すると妻のおりん(市原悦子)に生まれたばかりの赤ん坊・太郎吉を連れて夜逃げするよう急かす。おりんには何が何だか分からない。殺し屋の元締・赤津は峯吉抹殺の指令を下す。ある日、観念は寺の本堂で赤ん坊を拾う。はなは育てる気満々。赤ん坊の荷物に「名前は太郎吉」と書かれた手紙が入っていた。身勝手な母親に憤慨する右京とは裏腹にはなは嬉しくて仕方がない。荷物には「竿甚」と書かれた布もあった。秋山は先日の事件は毒付きの吹き矢が使用され、これまでにも同じ手口の事件があったことを右京に話す。どうやら暗殺を請け負う仕事があるらしい。しかし事件に武士が絡んでいると動きが取りづらいため右京に仕事を持ち掛ける。そんなこんなで観念の姉・おふくが再登場、はなに赤ん坊が生まれたと勘違い。デリカシーの無さに観念と音三うんざり。そんな三人を後目に右京とはなは釣り竿屋の竿甚へ。太郎吉に見覚えが無いか赤津に尋ねる。ついでに竿を見せてもらい、口元に寄せて吹き矢の真似をする。真っ青になる赤津。「ご、御冗談を~」。赤津は太郎吉が峯吉の子どもだと知っていた。そして右京が探りを入れに来たことにも感づいていた。右京と太郎吉を乗せた手押し車を押すはな。はなは右京が子どもを返そうとしたことに腹を立てる。右京は「俺はこの子の親が憎くなったんだ。何故俺たちのところへ・・・」と本心を明かす。太郎吉を思い切り可愛がるようはなに言うが、はなは右京の本心を知って素直に喜べない。観念が太郎吉をあやしているところをこっそり覗き見する石崎明子ではなくおりん。はなはひょっとしてあの女が太郎吉の母親ではないかと思う。その後、おりんは赤津の手先に襲われ、右京も寝ているところを狙われる。右京は音三の手拍子に合わせて何かのトレーニングに励む。おりんが太郎吉の母親だと確信したはなは気が気でないが、右京から相手が母親だと申し出るまで放っておけと言われほっとする。そんなこんなで峯吉は赤津に始末される。そして右京を狙う。翌日、右京の下におりんが現れ、その場で泣き崩れる。「太郎吉・・・お父ちゃんが・・・」。秋山の調べでは殺された峯吉は殺し屋の一員だった。「違います!嘘よ!殺し屋だなんて!」。秋山はおりんが峯吉の女房と知って連行する。もしもおりんが帰ってこなかったら「俺たちが育てればいい」。赤津を追い詰めるため右京ははなと太郎吉を連れて出陣。迎え撃つ赤津。「あいつは俺が育ててやった恩を忘れて足を抜こうとした。だから消した」「ではこの子に仇を討たせる。覚悟しろ!」。スコープ付の吹き矢が右京とはなを狙う。一発目が外れる。二発目を装てんする隙を狙って右京の鞭が赤津を仕留める。この間を掴むためにトレーニングしていたのだ。おふくがおむつ用に持ち込んできた大量の布切れを目の前に大騒ぎしているところ、おりんを連れて秋山が訪れる。おりんは本当に何も知らなかったため放免となった。大喜びで太郎吉を引き取るおりん。呆気にとられる右京、はな。観念、音三。とりわけ悲しげな表情を浮かべる右京。「負けたわ。あのお母さんには。ね?」と右京に微笑むはな。お・わ・り
2019年10月27日
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サンポールでも落ちない便器の黄ばみのような宇宙人。おしどり右京捕物車 第13話「砲(ほう)」無理がたたったのか右京の両脚を猛烈な痛みが襲う。観念は評判の町医者・黒瀬長安(中尾彬)を訪ねる。その頃、薬問屋の山崎屋が何者かに狙撃される。長安は右京を診察診。両脚が痛み出したということは治る見込みがある。喜ぶはな。そんなこんなで秋山は山崎屋殺しの捜査を開始。その手口から並みの殺しではない。右京に手出しをしないよう忠告する。長安の下には貧乏人がつめかけ長蛇の列。治療代を立て替えたり、栄養不足の子どもに食事を与えたり。そのためあまり儲かってなさそうだが、時には手荒なことをして金持ちから巻き上げると話す。右京は感心するがさりげなく山崎屋殺しの件について尋ねる。一代で財産を築いたぐらいの人物だったので恨みも相当買っていただろう。しかも薬業界は近年の悪疫流行以来、薬が不足、とりわけ外国産の薬を奪い合っていた。しつこく話を聞き出そうとする右京に「わしと似ているのかな?得にもならんことに打ち込んで」と話す。内縁の妻・きわはかつて長安に母親を治してもらって以来、長安に心酔していたが一方で過激な行動が気がかりだった。長安は苦学して医師になった。家柄やしきたり、ついでに蘭学弾圧と踏んだり蹴ったり。「そういう奴らは殺らなきゃ分からないだ。山崎屋のようにな」。長安は薬問屋の白戸屋から山崎屋殺しを200両で請け負っていた。しかし白戸屋は報酬に難癖をつけ長安を始末しようとする。長安ぶち切れた長安は下っ端共を次々射殺。「千両出すから許して~」と命乞いする白戸屋も妾共々ぶっ射殺す。右京は白戸屋を訪ねると死体がごろごろ。突き刺さっていたメスを見て長安の仕業だと確信する。秋山は改めて右京に手を出さないよう忠告するが「降りた」とあっさり言われ「何か知ってるな?」。そんなこんなで物的証拠などから下手人を長安と断定。患者に配慮してひっそり捕縛するつもりだったが、なんと長安は患者を人質にして立てこもりを開始。下っ端同心や目明しを次々射殺する。人質のなかにはなの姿があった。右京は屋敷の中へ。「奥さんは無事だよ。貧乏人の治療には金が掛かってな。こういうことになってしまった」。薬の値を釣り上げ、大儲けをして病人を苦しめる悪党たちをぶっ殺したのは間違っていないと主張。そんなこんなで馬二頭ゲット、はなを人質にしてきわと逃走。秋山たちも馬を爆走させて追跡。右京は観念と音三に手押し車を押させてえっちらおっちら移動。バツゲームみたいだが実は先回りしていた。案の定、長安を乗せた馬を発見。長安も手押し車の音に気づく。はなは右京に居所を知らせようと馬を放つ。長安ははなを殺そうとするが、誤ってきわを射殺してしまう。右京と対峙する長安。「わしが生き延びればこの先、何百人いや何千人もの人間の命が救えるんだ。あんたの脚も治してやれるかもしれん」「大勢の貧乏人を動員するな!」「あんたは悪党を道具にしとらんかね?悪党で喰っているんじゃないのか?」と確信を突かれる右京。「ふふふ、似た者同士」「言うな!」。長安に向かって坂を転げ落ちる右京の手押し車(吹き替えなしリアル中村敦夫)。長安が撃った弾は二発とも命中。しかし爆走する手押し車とすれ違いに右京の鞭が長安を仕留める。右京は防弾チョッキ代わりに本を懐に入れていた。その後、秋山は右京たちに報酬を支払う。右京が助かったことで皆ニコニコ。右京だけ浮かない表情。お・わ・り
2019年10月27日
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いい加減にしとけよ。おしどり右京捕物車 第12話「簪(かんざし)」偽金造りの工場に潜入した秋山の部下が殺された。仇を誓う秋山だったが、捜査の中止と担当は北町奉行所から南町奉行所へ引き継がれるとのお達しが下される。話を聞いた右京は「お前には出来んだろう。奉行所を棒に振ってもな」と言って自ら捜査を引き受ける。早速偽金造りの工場と思われる付近に赴く。その様子を見ていたボスの七兵衛と門太(ハヤタ隊員)。「おしどりの強みは夫婦仲の良いことだ。だがそれは弱みにもなる」「なーるほど。女房をめちゃめちゃにすれば良いんですね」。悪の笑顔を見せるハヤタ隊員ではなく門太。七兵衛は分銅のついた鎖を振り回して殺る気満々。ある日、はなは右京から簪をプレゼントされる。そこで内職仲間のおさわとおきみ母子に会い、風車をもらう。おさわの情夫・伊助(リアベの勇士)は門太の命令ではなを呼び出すようおさわをパワハラ&セクハラ攻撃。その夜、はなは簪を買ってもらったことがうれしくて仕方が無い。髪に飾った簪を見せるように右京へからだを寄せるが、右京は男性の機能を失っていた。翌日、手紙で呼び出されておさわの住む長屋を訪ねるが、そこにはおさわではなく伊助がいた。「いちど侍の奥方とねナニしたいと思ってねえ~げへへへ」。いつの間か鍛えられていたはなは丸太で伊助を殴打。難を逃れるが簪を落としたことに気づく。簪を拾った門太は丸太で伊助を撲殺。はなを犯人に仕立て上げようとする。その現場を目撃したおさわも脅迫。楽しそうな悪の笑顔が憎々いハヤタ隊員ではなく門太。そんなこんなではなは伊助殺しの疑いで北町奉行所に連行される。秋山はすべて罠だと分かっていた。さらに再度偽金造りの捜査に加わる口実になると考えていた。はなを釈放すると奴らはどう出るか?はなを囮にすることに反対する右京だが秋山に任せるしかない。秋山ははなの手のひらを見ただけで証拠不十分として取り調べ終了、解き放ちを決定。そのことで上役と対立することになる。右京と秋山は今回の件で利用されたおさわの身が危ないと察知、長屋に向かうが門太によっておきみ共々殺されてしまう。右京は秋山に「今夜乗り込む」とだけ告げる。その夜、右京とはなは船で偽金工場に向かう。船頭はなんと秋山だった。「時には付き合っても良いだろう」「上司の命に背いてもか?」「時にはな」。三人は火の着いた矢が飛び交う中、手押し車で爆走。ぶっ殺しまくり。秋山もぶっ殺しまくり。七兵衛は鎖と滑車で手押し車の動きを止め、分銅で右京にとどめを刺そうとする。右京は咄嗟にはなの髪に刺さっていた簪を抜き取ってボスを仕留める。「こいつだ・・・こいつのためだ!」。秋山は亡くなった部下たちとおさわ母子の恨みを晴らす。帰る最中、右京に今回の件を口止めしながら「これで一両は安い」と言う。「それは俺のセリフだ」と突っ込む右京。おきみからもらった風車を手押し車に飾るはな。お・わ・り
2019年10月24日
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いろいろあり過ぎるよね。いろいろね。。おしどり右京捕物車 第11話「変(かわる)」二人組の押し込み強盗のうち一人が金を奪ったまま逃亡。もう一人は死体で発見される。お時(三島ゆり子)は夫の亥之吉に間違いないと証言する。秋山たちは直助が亥之吉を殺害、金を一人占めして逃げたとして手配する。それから一年。亥之吉の墓参りのため江戸に舞い戻ったお時ははなと知り合う。そこへ常念寺の新しい寺男・けさ造が姿を見せる。異様な風貌だが、乱暴はしないと観念から聞いてほっとするはな。何故かけさ造を見つめるお時。数日後、買い物の帰りに二人は再会する。急な雨に降られて洗濯物が気になる。その頃、右京は鞭を使って洗濯物を取り込んでいると、亥之吉の墓の周りをうろうろするけさ造を見かける。はなはお時の家で雨宿りさせてもらうことになるが、帰宅すると金八(丹下段平)軍団が待ち構えていた。金八は借金を残したまま女郎屋を足抜けしたお時を追っていたのだ。しかも亥之吉がデカイ仕事をして金を掴んでいたことも嗅ぎつけていた。そんなこんなでお時とはなは監禁されてしまう。帰ってこないはなを心配する右京。その後、お時と一緒にいたとの目撃情報を入手する。右京はお時の名前を聞いて一年前の事件を思い出し、秋山を訪ねる。金を奪ったまま直助は行方知れずで迷宮入り。お時にも不審な点はなかったという。金八ははなが「北町の虎」こと神谷右京の妻だと知る。はなの代わりに慰み物になるお時。はなは必ず右京が助けに来ると信じている。お時が何故江戸に舞い戻ったのか?金八は直助と連絡を取ろうとしているのではないかと考える。しかしひょんなことで亥之吉生存説が浮上。亥之吉の墓を掘り返すことになる。ムキになって抵抗するお時。右京は墓を掘り起こしている金八の手下を追うが見失ってしまう。翌日、秋山に墓の掘り返しに立ち会うよう依頼する。しかし棺桶の中は空っぽだった。秋山は「こういう時は頭の中でごちゃごちゃ推理をするより根気よく脚で探しまわることが大切だ」と提案するが「だが俺の脚は使えん」と右京に言われて言葉が出ない。右京はけさ造が気になり、けさ造の小屋に向かうがそこに姿はなく、代わりに昨夜逃した金八の手下が監禁されていた。しかも亥之吉の仕業だと言う。右京が思った通り、けさ造の正体は亥之吉であり、お時と共謀して直助を殺害、大金をせしめていた。けさ造こと亥之吉は絶対に逃げ切って見せると宣言。その頃、お時ははなに全てを打ち明ける。亥之吉とは事件のほとぼりが冷める一年後に再会する約束を交わしていた。二人は同じ村の水飲み百姓の生まれで幼なじみだったが、お時は借金のかたに女郎屋に売られていた。「私たちはどうしてもお金が欲しかったんです。所詮あたしたちのような者はどうあがいても幸せを掴むことなんてできないんですね」。そんなこんなで再び墓を掘り返すと亥之吉が移し替えた大量の小判が出てくる。右京ははなを救出するため金八軍団に殴り込み&皆殺し。金八は亥之吉にあっさり殺される。逃亡する亥之吉とお時を追う右京。「はな~追うんだ-!」。しかしはなは手押し車の操作をためらう。二人を追いかけて川の中を激走(水陸両用)。鞭でしばきまくって亥之吉半殺し状態。「殺すのならあたしを殺して!」とお時が庇う。はなは手押し車を押そうとしない。「私もうダメ。くたくたでもう力が出ません」。右京はなんと亥之吉とお時を見逃す。「はな、戻るぞ」。笑顔で手押し車を押すはな。お・わ・り
2019年10月21日
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あーあ。おしどり右京捕物車 第10話「爆(ばく)」掘っ立て小屋を監視する右京とはな。小屋には野沢、服部、治助が潜伏している。右京ははなに手押し車を押すよう命令するが、相手が爆弾を持っているため危険すぎると拒否。そんなこんなで野沢は爆弾を投げつけようとするが右京の鞭で失敗し自爆。そこへ秋山が駆けつけ服部と治助を捕えるが、重要参考人の野沢を殺したことを叱責する。はなは右京に今の仕事を止めてほしいと頼み、手内職を再開する。いきいきしたはなとは対照的に、右京は寺子屋に専念するがフラストレーションとイライラMAX。はなはひょんなことで昔恋文を交わしたことのある喜作(寺田農)と再会する。喜作から幸せかと聞かれ答えることができない。右京は先の一件を諦めていない。はなには内職の仕事を全て断れと亭主関白ぶりをスパーク。翌日、秋山と衝突。服部と治助はしらを切っている。しかし右京の調べでは三人は手投げ弾を使って商人の船を襲っていた。何の後ろ盾もない一介の浪人に爆弾など作れるはずがない。秋山は「お前が勝手に動くと俺の首まで飛び兼ねないんだ」とだけ言って話を終わらせる。秋山に上からの圧力が掛かっている。そんなこんなではなは喜作から甲州屋市兵衛門(安部徹)の娘に武家の行儀作法を教えてほしいと頼まれる。なぜそんなに自分のことを気遣うのか?喜作からかつての想いを聞かされ揺れるおんな心。右京は内職を止めようとしないはなの代わりに寺子屋の子どもたちに手押し車を押させて治助の情婦おたつを訪ねる。おたつは右京を逆恨み、包丁を振り回すが何だか嘘くさい。そんなこんなではなは甲州屋に挨拶、喜作から御礼の先払いとして二両渡される。その頃、秋山は北町奉行の戸田から詮議の打ち切りと服部、治助の釈放を言い渡され、さらに右京の動きについて釘を刺される。そして服部と治助は釈放されるが、治助は牢を出たくないと抵抗する。組織の方針に従う秋山に激怒する右京。「俺は働く。働いて金を受け取る。憐れみや同情はご免だ」と秋山が差し出した一両を叩き返す。組織の人間である秋山は右京に「すまん」としか言えない。右京は治助に会うためはなに手押し車を押させる。しかし治助の小屋は大爆発。甲州屋によって口封じのため殺されたのだ。決意を新たにする右京と黙って頷くはな。「宮仕えにできなくても俺が暴いてやる!」。数日後、はなは受け取った二両を返すため喜作を訪ねるが、喜作は態度を豹変。「体を売りますよ。その代わり二両いただきますよ」と書かれた偽の証文を突きつける。「何でも取っておくものですね」。昔はなからもらった恋文から筆跡をそっくり真似して作ったのだ。この証文を瓦版にして江戸中にばらまけば右京は社会的に抹殺される。そんなことも知らずに右京は黒幕探しに躍起。甲州屋、喜作、おたつ、戸田はつながっていた。はなは再度甲州屋と喜作を訪ねるが、既に刷られた瓦版を突きつけられ自害しようとする。寸でのところで観念に止められ、全て右京に話す。右京ははなを優しく抱きしめる。「俺を食わせたい一心でやったことぐらい分かる」。号泣するはな。それを立ち聞きしている喜作。川を下って逃げようとする甲州屋たち極悪軍団を待ち伏せする右京とはな。手投げ弾が次々と爆裂する中、激走する手押し車。戸田が投げた手投げ弾を鞭でキャッチ&リリース。船ごと極悪軍団大爆発。残った喜作もぶっ殺し。喜作は死ぬ間際に懐からはなの恋文を取り出す。はなは恋文を見つめるが、目線はいつしか手押し車ごと横転している右京を捉える。お・わ・り
2019年10月20日
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たぶんダメだと思うよ。おしどり右京捕物車 第9話「妬(やく)」観念はひょんなことで姉のおふく(深作欣二夫人)と数年ぶりに再会する。おふくはめちゃくちゃ気が強く、ボンクラ坊主の観念に八つ当たり。そのモーレツぶりに右京もたじたじ。元は深川で芸者をしていたが、今は常盤津の師匠で生計を立てている。そのおふくに熱心に稽古をつけてもらっているのが近江屋八兵衛(江戸屋猫八)。近江屋はおふくに「ホ」の字ダネ。本妻にならないかと猛アピール。おふくはつい亭主がいると嘘をついてしまう。「何?その亭主の役を俺にやれと言うのか?」と困惑する右京。はなはあっさり賛成。神山右近と名乗るはめになってしまう。はなバカ受け。「奥さんも姉さんもむちゃくちゃだよ~」と観念イライラ。実は近江屋の正体は「闇の旦那」と呼ばれる抜け荷のボスであり、秋山がその一人を捕まえてただいま拷問中だった。しかし牢内で密かに殺されてしまう。そんなこんなで近江屋は右近(右京)と対面「御亭主がいるとは知らず失礼しました」と頭を下げながらも、これまで通りおふくに稽古をつけてもらうことになる。右京は何となく近江屋の佇まいに違和感を覚える。近江屋もおふくを諦めていなかった。そんなこんなですっかり偽夫婦生活が長くなったため、はなはやきもちを焼き常念寺を出ようとする。そこへおふくが掛け込んできたため話がややこしくなる。おふくが近江屋からもらったかんざしには珊瑚が装飾されていた。右京はかんざしを見ておふくにしばらくここに留まるように言う。そして近江屋は神山右近が「北町の虎」と呼ばれていた神谷右京だと気付く。おふくに珊瑚のかんざしを与えたのは右京の反応を試すためだった。その頃、はなは秋山夫妻のやっかいになっていた。女トークで盛り上がる二人に秋山困惑。右京へ文句を言いに行く。ここしばらく珊瑚やべっこうなど御禁制の品を大量に買い占めて商売をしている輩がいる。それが「闇の旦那」だ。秋山はその抜け荷の捜査で忙しい毎日だった。右京は一両でその仕事を買うと申し出るが、大方の目星がついていると断られる。「そちらが買ってくれなければ自分でやるしかないな」。そんなことよりも秋山ははなを何とかしてほしい。そんなこんなで右京は近江屋邸に珊瑚のかんざしを投げ入れて挑発。早速近江屋の手下が右京を襲う。近江屋の正体が「闇の旦那」だと確信する。一方、秋山は近江屋配下の弥五郎を捕えて拷問に掛けるが口を割ろうとしない。そしておふくは右京にすっかり「ホ」の字で帰ろうとしない。そこへ近江屋軍団襲撃、おふくを拉致。足が不自由な右京は目の前でみすみす見逃してしまう。そんなこんなで弥五郎は自分が「闇の旦那」だと偽の自白、右京の元に「闇の旦那」から挑戦状が届き、常念寺の和尚ははなを呼ぶため秋山邸へダッシュ。和尚が持ってきた挑戦状を信用しない秋山。はなも聴く耳を持とうとしない。おふくゲットに成功した近江屋の屋敷に一人ずつぶっ殺しながら忍び込む右京と観念。いよいよ近江屋との対決。手下を次々ぶっ殺し、戸板をスロープにして屋敷内を爆走。駆けつけたはなと観念のダブル操作。近江屋を捕えたところで秋山たちが合流。右京はしっかり一両を請求。秋山も一両を用意していた。おふくは右京とはなに礼を言う。はなが本当に妬いていたのかは分からずじまい。お・わ・り
2019年10月15日
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仙台駅前がエライことになっていたのでびっくりしてます。おしどり右京捕物車 第8話「囲(かこむ)」右京はかつて江戸中を荒らしまわったスーパー極悪人・九十九の半造が上州に潜伏中との情報を秋山から聞きつける。強請、たかり、博打、盗み、人殺しとあらゆる悪事は朝飯前。半年前、右京と秋山は半造を追い詰めたが、まんまと逃げられてしまう。以来、半造の消息は途絶えていた。そのことを根に持つ右京は上州行きを決定。当時、右京の下で働いていた目明しの万吉(草野大悟)は十手を返上して上州に帰っている。秋山ははなの負担を心配し、万吉を使うよう進言するが「これは俺の仕事だ!」と拒否。つうことで観念もくっついて上州を目指す。撮影時期は4月。満開のお花畑を手押し車が進むシーンが素敵。一方、手押し車に乗った右京をを奇異に見る人たちの描写も手抜かりなし。半造を捕まえに来た右京たちに村の連中は協力しようとしない。そんな中、泥酔した万吉と再会する。半造は土地のやくざ・勘次郎と兄弟分の杯を酌み交わし、村を牛耳っている。万吉は再び十手を預かっていたが、面倒なことが起きないよう都合よく処理する役割を村の連中から頼まれていた。ベロベロの万吉を情けなく思うちよ(市川森一夫人)。万吉と所帯を持っていたが父親から反対され祝言を挙げていない。万吉が酒浸りになったのはかつて半造を捕まえようとしたのを村の連中から止められたからだった。はなは自分のかんざしをちよの髪にさす。つうことで久しぶりに右京と対決する半造。「北町の虎とかデカイ面していたがこのざまだ。ガハハハ~」と言いながらあっという間に右京の鞭に捕えられ手下もボコボコにされる。右京は以前よりパワーアップ&皆殺し宣言。なぜそこまでするのか。「誰のためでもない!俺のためだ!俺はこうするしか生きる道を知らぬ男だ」。万吉は右京の考えに共鳴し協力を申し出る。半造や村の連中を見返してやりたい。昔の自分に戻りたい。右京は見栄でできる仕事ではないと断るが、ちよとはなに絆される。ちよは万吉の子どもを身籠っていた。はなと右京は自分たちの子どもを失った時のことを思い出す。「あの時の私たちの苦しみをちよさんだけには・・・」。出産に備え隣村へ行くことになったちよにはなが付き添う。代わりに万吉が手押し車を操作することになるが自信が無い。そんなこんなで半造奪還のため勘次郎軍団襲撃。何とか撃退するが、万吉の操作が下手くそ過ぎるため右京イライラ。その後、猛トレーニング実施。そんなこんなでちよを人質に再度襲撃。観念は行方が分からなくなったはなを探しに出る。万吉は江戸から応援が駆けつけるとばかり思っていたが「そんなものおらん」と聞いて一気に脱力。右京の刀と鞭を奪って勘次郎軍団の下へ脱走。ちよは万吉のあまりの情けなさに号泣する。右京は小屋の中で見つけた拍子木、紐、釜で武器を創作。観念に手押し車を操作させて先制攻撃。人質の半造をさっさとぶっ殺し、大八車部隊と大乱闘。ちよは右京を助けるためはなからもらったかんざしで勘次郎を刺すが、万吉の目の前で斬り殺されてしまう。逆上した万吉も勘次郎にあっさり斬殺。右京は勘次郎を鞭で捕えるとぶっ殺す。それでも手を緩めない勘次郎軍団。その時はなが駆けつけ手押し車を操作、撃退に成功する。転がっている万吉とちよの死体。はなはちよにかんざしをさす。「来なければよかった。この村に」。お・わ・り
2019年10月13日
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ドナルド・トランプがお前に添い寝。おしどり右京捕物車 第7話「忍(しのび)」前回に続いて蔵原惟繕。この後ショーケンの珍作映画『雨のアムステルダム』の撮影に入ったと思われる。チンピラ風の若者が屋形船でいい塩梅。しかし謎の男たちにぶっ殺される。右京は秋山から直太郎という借金を踏み倒したまま行方知れずになった男の捜査を依頼される。秋山は危険な仕事ばかり受ける右京やはなを気遣っているが、しょぼい仕事に右京は機嫌を悪くする。観念の調べで直太郎はバカでかい金づるを掴んでから羽振りが良くなったこと、とある一軒家に住んでいることが分かる。はなを連れて現地に向かう三人。しかし一軒家に直太郎の姿はなく、代わりに物騒な男たちがいた。襲ってくる男たちを鞭で追い返す。家には女(欽ちゃんの妻・真屋順子)が捕えられていた。女は何も喋ろうとしない。そんな中、井戸から直太郎の死体が発見される。ショックで女は気を失う。女の名前はおよう、直太郎の姉だった。秋山はおようの身柄を引き渡しを求めるが右京はきっぱり拒否。おようは関八州に五万の配下を持つ甲賀衆の元締・藤原弥左衛門(佐藤慶)の妾であり、その屋敷から抜け出したらしい。先日、右京たちを襲ったのも弥左衛門の息のかかった連中だ。秋山は北町奉行からおようを弥左衛門に引き渡すよう言われている。老中や側用人の意向も働いている。甲賀衆は太平の世になって忍の役割は断たれたが、莫大な利益をもたらす灯芯の特権を持つことで生き延びている。そのため公儀に納める金は年間十万両も下らない。話がバカでかすぎるため奉行所はこれ以上手が出せないと言う。「奉行所の指図は受けない!どうやらこの一件やっとやる気が出てきた」と右京やる気爆発。おようは弟思いだったが、直太郎がグレ始めてから投げやりに。深川で風俗嬢をしていたところ弥左衛門に拾われる。そして弟と育った家で直太郎が無残な姿で見つかったことがショックだった。右京は直太郎が弥左衛門をを金づるにしていた、直太郎を殺したのは弥左衛門の一味ではないかと推理。しかし直太郎が殺された理由は分からない。「言え!このヤロー!」とおようの口を割ろうとする。そこへ忍者集団が襲撃。翌日、右京とはなは弥左衛門を訪れ、直太郎の墓を建てるので千両を寄こせとカマをかける。その後、秋山たちの調べで弥左衛門の扱っている灯芯より浜松屋のモノのほうが二割多く、かつリーズナブルだったことが分かる。浜松屋が行方知れずになったのは三ヶ月前。秋山は奉行に呼び出されさっさと事を片づけるよう咎められる。ついでに右京のこともボロクソに批判。これには秋山ぶち切れ。「当節御法の名を借りて法を犯す者は算盤上手の役人と言います」と皮肉をぶっ放す。そんなこんなで業界最大手の弥左衛門が浜松屋を脅威に感じ、闇に葬った可能性が出てきたが証拠が無い。そこへ再び忍者集団が襲撃。右京ははなと観念に手押し車を操作させて皆殺し。秋山もぶった斬り。おようは浜松屋を殺したのは弥左衛門に頼まれた直太郎だったと白状する。数日後、弥左衛門らは浜松屋の死体を掘り起こしている現場を秋山たちに抑えられる。冒頭、殺された若者は直太郎であり、浜松屋殺しの口封じのために殺されたのだ。その後、北町奉行はお役御免、おようは奉公に出たが行方知れずになる。「あの女は他人の親切さえ重荷なんだ。いつまでも不幸せな女だ」と話す右京にはなは「あたしはどうでしょう?」とニコッとほほ笑む。お・わ・り
2019年10月10日
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ツピツピ。おしどり右京捕物車 第6話「奪(うばう)」はなの人物像が丁寧に描かれる好編。常念寺の住職の弟・了善の寺が政五郎一家に乗っ取られる。立地条件などが良いことから賭場にしようと企んでいる。了善と住職は右京に相談。和尚は秋山と同じく報酬として一両支払うとの申し出に、支払いが滞っている家賃を帳消しにすることで商談成立。早速寺を訪れると政五郎一家がノリノリで宴会中。用心棒の深瀬弥十郎と対峙する右京。右京がかつて「北町の虎」と呼ばれていた凄腕与力と知ると政五郎一家はすごすごと退散する。そんな腰抜けっぷりに政五郎親分(ヤマリンこと山本麟一)激怒。寺乗っ取りと右京ぶっ殺しに闘志を燃やす。その頃、右京と秋山はまたしても激突していた。必ずデカイ山になるから一両で買えという右京に対し、寺社奉行の管轄のため手が出せないと正論を述べる秋山。「奴らが江戸市中で事を起こすまで待つ!」「見損なったぞ!しきたりや御定めのほうが大事だと言うのか!」「そうだ!法を守るのが俺の役目!お前とは立場が違う!」。怒りマックスの右京ははなを呼び付けると秋山邸を後にする。怒りの収まらない右京に道端で咲いていた花を添えるはながお茶目。留守になった了善の寺に観念がしばらく寝泊り。心配になった音三が差し入れを持参。ついでに頼まれてもいないのに政五郎一家を探索、スパイとして潜り込むことに成功する。右京とはなは散歩中、再び深瀬と対峙。深瀬も鞭の使い手だ。鞭で新しい武道を追求しようとしたが誰からも理解が得られず、藩を追われ妻も離れて行ったという。右京の陰画ともいうべき人物像。奉行所を追われたにもかかわらず、今もなお役人紛いなことをしている右京が腹立たしい。そんなこんなで了善は寺に戻るという。「つまり長いものには巻かれるしか仕方が無いと…」。右京は了善が死ぬ覚悟でいることを見抜くが、仮に了善が死んでも寺社奉行が動くことはないと指摘する。これまで寺社奉行が訴えを取り上げてこなかったのは黒幕が奉行所にいるからだ。「そいつをこれから炙り出してやる!」。そんなこんなで政五郎一家に乗り込んで子分たちを鞭でしばきまくり。そこへわざとらしく寺社奉行所の同心・高森が駆けつける。高森と政五郎はしっかりつながっていた。高森は常念寺の和尚に右京夫妻を寺に住ませてはならないと圧力をかける。全ては高森の仕掛けた罠だが、右京とはなはあえて罠に引っ掛かる。常念寺を出て行く右京とはなを政五郎一家が襲う。そして深瀬の鞭が右京を仕留める。しかしそれは観念が作った人形だった。本物の右京は崖の上から手押し車に乗って単独で爆走。爆走しながら子分どもを滅多切り&政五郎ぶっ殺し。そしてはなの力を借りて深瀬を倒す。その様子を秋山は馬上から眺めていた。高森が寺社奉行によって処分されたことを告げると、右京に一両差し出す。碁石を探す和尚兄弟。その横で観念、音三、はなは碁石でサイコロ賭博に興じていた。そんなはなを微笑ましく見つめる右京。お・わ・り
2019年10月06日
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関西のキョンキョン。おしどり右京捕物車 第5話「蹄(ひづめ)」江戸の町をお散歩中の右京とはなは津南藩主の馬を引っ張り回す馬喰たち(雷・一発・青尻・野ネズミ・白影さんの五人)に遭遇する。暴れまくり、モノ壊しまくり、女に抱きつきまくり。そこへ北町奉行所の同心たちが駆けつけ野ネズミを捕える。津南藩主と北町奉行は国元の水争いを巡って長年確執が続いていた。指揮を執ったのは老同心・飯坂総兵衛(織本順吉)。右京は久しぶりに飯坂と再会するが、今回の件が大事にならないか心配する。しかし、飯坂はこれを最後に同心を辞めると言う。その頃、津南藩主邸では藩主の右腕・蔵橋(スガカン)と馬喰たちが密談。今回の騒ぎは計画的であり、北町奉行に対する嫌がらせだった。事実、幕閣からの評価はがた落ち。続いて第二弾もスタート。飯坂は妻のふさを連れて右京夫妻を訪ね、楽しい時間を過ごすが、馬喰たちに拉致されてしまう。翌日、北町奉行所に飯坂と引き換えに野ネズミを解き放つことを求める張り紙が貼られていた。要求を断れば「同心の屍を晒し、奉行所の腰抜けぶりを天下に示すもの也」。秋山は早速、飯坂探索の手配を整えるが、北町奉行から待ったがかかる。「当奉行所には飯坂総兵衛なる同心はおらん」。このままでは自分の面子や北町奉行所の面目が立たない。しかし元々飯坂なる同心がいなければ、仮に飯坂の死体が晒されたとしても奉行所とは何ら関係のない事件として処理できる。北町奉行はあらゆる書類から飯坂の名前を消すよう命令し、秋山に対しても二度と飯坂の名前を口にしないよう徹底。一方で、馬喰たちを捕えること、既に捕えている野ネズミは即刻打ち首にするよう申しつける。中間管理職であり体制側の立場でもある秋山は何もできない。唯一できるのは今回の一件を勝手に引き受けた右京を黙認することだけである。「総兵衛殿を救い出し、馬喰四人を必ずひっ捕らえて見せる!」。そんなこんなで野ネズミは打ち首、ふさに組屋敷からの退去が言い渡される。そして右京は馬喰の一発が入り浸っているとの情報を聞きつけ観念と吉原へ。早速一発を捕まえるとボコボコに拷問。一方、野ネズミの首が晒されていることを知った馬喰たちは飯坂を殺害、日本橋に死体を晒す。最悪の展開。ふさは飯坂の死体にすがりつくが、駆けつけた秋山たちが引き離す。ただし「もし身寄りの者があれば死体は引き取って良い」とさりげなく言い添える。右京は秋山に一発を捕まえていることを告げる。しかしふさの手で殺されていた。「憎かったんです。許せなかったんです。夫との最後の生活を奪った男たちが許せなかったんです」。ふさは病で残り三ヶ月の命だった。飯坂が同心を辞めることを決めた理由でもあった。その頃、蔵橋は馬喰三人に右京の抹殺を命令、一方で事が済んだ後に馬喰三人の処分を藩士たちに命令する。そんなこんなで右京たちは馬喰三人を誘き出すため出立するが、逆にはなとふさが捕えられ、右京は手押し車ごと崖下へ突き落される。強烈な意志と体力で立てこもっている小屋を目指す右京。馬喰三人ははなとふさを襲うが、はなを庇ってふさが殺されてしまう。怒りの右京は鞭と刀で馬喰たちを次々とぶっ殺す。さりげなく現れた蔵橋と津南藩士たちも瞬殺。秋山は北町奉行に一部始終を報告。奉行は私怨を晴らすことができず怒りが収まらない。右京たちは常念寺に飯坂夫妻の墓を建てる。本当の悪の津南藩主と北町奉行はまだのうのうと生きている。お・わ・り
2019年10月04日
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モロダシ・ボン。おしどり右京捕物車 第4話「妖(よう)」演出は第1話と同じく三隅研次が担当。そのせいか殺陣が試行錯誤段階。押し込み強盗集団「烏」が出没。金持ちを襲っては金品奪いまくり。女子供も容赦なくぶっ殺しまくり。右京は秋山に「烏」を捕まえると宣言するが、その身体では手に負えないと止められる。しかし「一羽につき一両用意しとけ」と強引に成立させる。「烏」のメンバー・おせんは子どもが産めない身体。そのため「亭主の首にぶら下がってぬくぬくと子どもを産むような女を憎悪している。「おめーやりすぎじゃね?」と思っているメンバーもいる。その頃、右京は「烏」の出没マップを作成、次の出没ポイントを予想してはなと出動。しかし北町奉行所の同心たちも網を張っていたため引き返すことにするが、唐突に「烏」の一人モロボシ・ダンが出現。はなを襲って唇を奪う謎のアピールをすると「げへへ~、あばよ!」と笑いながら走り去る。帰宅後、はなはショックで泣き崩れる。黙っている右京。「犬に噛まれたとでも思え」と冷たく言い放つが、実は怒りで太ももを火箸でぐりぐり突き刺していた。右京の姿を見てはなはさらに泣きじゃくる。その後、右京は音三を相手に鞭の猛トレーニング、はなは観念を相手に対凌辱トレーニングに励む。観念と音三の協力を断って夜な夜な二人で出没ポイントを回りつづけ、ついにモロボシ・ダンの姿を発見。鞭でしばきまくって半殺しにする。右京とはなは半殺し状態のモロボシ・ダンに手押し車を引かせて北町奉行所へ。その道中でも執拗にしばきまくって死亡寸前。とりあえず一両ゲット。やや引き気味の秋山は「刑罰は奉行所が与える。お前は十手を持っておらんのだ!」と言うが「烏を捕まえたのは十手ではない!」と言い返される。岡っ引きの庄十も右京の行き過ぎを批判するが「黙れ。神谷のことでとやかく言うことは許さん」とあくまで右京の立場に立つ。そんなこんなで「おしどりが烏を仕留めた」と町中右京の活躍で話題持ち切り。「烏」はおせんを中心に右京抹殺を企て、堀の内へ湯治に向かう右京、はな、観念を追う。おせんは旅人を装って右京たちと合流。田代まさしのように温泉に入っているところを覗き見する観念と心の触れ合い、油断させまくりと接近。その夜、はなは体調を崩す。それに乗じてはなをぶっ殺そうとするが、観念が寝ボケたり、右京が目を覚ましたりと邪魔が入る。そこで堂々とぶっ殺すため、やくざがやって来るとデマを流して湯治客を追い払う。そして右京が一人で温泉に浸かっているところを「烏」たちが襲う。しかし「嵌ったのはお前たちだ!」と湯船に隠し持っていた鞭で一網打尽。湯治に来たのも「烏」を誘き出す作戦だった。「やっぱりお前は自分を囮にして・・・。いつまでそんなやり方が通ると思っているのか?少しははな殿のことも考えろ」と秋山から注意されるが「烏一羽につき一両、計五両」と報酬を請求する。呆れる秋山。そしてはなは「いけない!私一度も湯に浸かりませんでした」。お・わ・り
2019年09月22日
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集中力が-。おしどり右京捕物車 第3話「讐(かたき)」岡っ引きの文吉が妻子共々悪人グループに殺害される。悪人グループは自分たちを島送りにした役人共をぶっ殺すために島抜けしてきたのだ。リーダーの浅造(甲賀幻妖斉)は恨みパワーさく裂。残るは同心・北山、三上そして右京の三人。「俺と同じ目に遭わせてやるぜ~」。右京とはなが厄介になっている常念寺に毎朝納豆が届けられる。左京とはなの子どもが祭られているお地蔵様にも菜の花が飾られている。納豆屋の正体はかつて浅造の仲間だった三次(ダイナマイトジョー)であり、浅造が島抜けしたことを知らせに来た。一方、秋山も浅造を追っていた。右京は秋山に「一両なら安いぞ」と強引に仕事を請け負う。そんな中、今度は北山の妻子が惨殺される事件が発生する。そのため三上にも警護をつけることになる。秋山は右京にも警護をつけたいと進言するが、自分から辞めた者には不要と却下される。秋山から報告を聞いてガハハと一笑する右京。秋山ははなを心配して目明しの手配を提案するが「お上の力を借りて身を守ろうとは思わん」「お上ではない。俺の手下だ」「では尚更だ」と平行線。右京は三次から浅造の行方を聞き出そうとするが、報復を恐れて口を割ろうとしない。右京は三年前のことを思い出す。三次は浅造に利用されたに過ぎず、それもかかわらず浅造と同じく島送りになったことに不満を持っていた。「ご定法を蔑にするのはむしろあなた方だ!」と上役と激突。そんなこんなで浅造は右京の居所を突き止めて姿を現す。しかし右京は「貴様を島送りにしたのは奉行所の誤りだ。俺なら獄門に掛けてやる!」と挑発、見せしめに一人ぶち殺す。そこで浅造は右京抹殺のため昔の仲間をスカウトしまくり。その中に三次の姿もあった。辞退者は見せしめのためその場で殺害。そんなこんなで右京宅を出入りしている三次にはなを拐す役が与えられる。その頃、右京は捜査を巡って秋山、三上らと対立。帰り道、浅造の妻と子供が身投げした川を渡る。「哀れな女だった。浅造が盗人とも知らず惚れ込んで子どもまで生んだ。浅造が島送りと決まった夜、女はこの流れに身を沈めた」。このことで浅造は右京たちに復讐を誓ったのだ。右京とはなが常念寺に戻ると目明したちがうようよ。「余計なことはするなと秋山に伝えろ」。そんなこんなで三次ははなを拐そうとするが良心が邪魔をする。しかし浅造に右京へのプレゼントを渡され恐怖の再チャレンジ。はながプレゼントを開けると中に見せしめに殺された男の生首が入っていた。ついでに「毎日一人ずつ殺すぜ」と書かれた脅しのメッセージカード入り。三次はすべてを正直に話す。はなは三次を信じて秋山を呼びに出掛けるが浅造たちに拉致。「お前の女房がこれからどんな辱めを受けるか、その声をたっぷり聴かせてやるぜ~」。泣き叫ぶはな。必死に手押し車に向かう右京。居たたまれなくなった三次ははなを助けに向かうが滅多突きにされる。ボロ雑巾のような三次の亡骸。「はな行くぞ!」「はい!」。手押し車を押しながら走るはな。鞭を振り回す右京。二人は次々と浅造たちを仕留める。後日、三次の墓参りに向かう右京たち。はなは浅造の妻子が身投げした川に菜の花を一輪添える。お・わ・り
2019年09月18日
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集中力が落ちまくり。おしどり右京捕物車 第2話「炎」「人間本来無一物。砕けた足も追われてた職も、所詮この世の塵芥」「江戸は涙の吹き溜まり。死んだ子供と花一匁。花一匁で何を買う」「風に晒した生き様一つ。おしどり血車下請け与力。押して押させぬ横車」(ナレーター・内藤武敏&中山千夏)。悪人連中が集まって何やら悪だくみ。そこへ岡っ引きの伝蔵が現れ一網打尽にしようとするが、逆に殺されてしまう。悪人チームの一人・お貞(吉行和子)はそんな生活に嫌気がさしていた。その頃、はなは反物を扱う商いを始めるが、商人の真似事は右京のプライドが許さない。右京は秋山から仕事を紹介してもらうため、はなに手押し車を押させて北町奉行所へ向かう。夕刻になってやっと秋山が戻ってくる。そんなこんなで先日の伝蔵殺しの一件を引き受ける。ただしあくまで秋山の個人的な依頼で、奉行所の後ろ盾はなし。「奉行所が頼りにならないことはこの俺が一番よく知っているさ」。既に右京は大方のあたりはつけているが、はなは危ない目に遭いたくないと反対する。自分たちを追いやった奉行所への反感もあった。手押し車の介助を買って出た観念もはなに止められる。「ならば」とスキーのストックのような棒を使って自走する。しかし坂道で転倒。右京のチャレンジ魂にはなは「私が押していきます!ごめんなさい!」と号泣。そんなこんなで右京とはなは伝蔵の水死体が発見された現場へ。そこで悪人チーム登場、右京に匕首を突きつけるが、頭の滝蔵(入川保則)が止めに入る。滝蔵は右京が「北町の虎」と呼ばれる凄腕与力だと知っていた。右京とはなは現地で何日も張り込み。悪人チームも二人の様子を窺うが、ひょんなことで右京が北町奉行所をリストラされていたことを知る。そうと分かればビビる心配なし。体の不自由な右京を手押し車ごとボコボコにする。泣きながら右京にすがるはなを離れたところから見ているお貞。秋山は右京から中間報告を聞いて、これ以降は奉行所で対応すると話す。しかし「こんな身体だからこそ命がけの仕事をしたいんだ。余計な口出ししないでくれ!」とキレる右京に、右京の身体を心配していた秋山もブチ切れ。その間、はなは炒った塩を紙で包んで右京の腰に当てるリアル介護。そんなこんなで秋山は右京の家に忍び込もうとした悪人チームの一人を捕えて拷問攻め。右京とは違う方法で伝蔵殺しを解決しようとする。一方、悪人チームもあの手この手で右京を抹殺しようとする。右京は隠れ家を突き止め、そこに現れた№2の弥吉を脅しまくり。ぺらぺら喋ってしまった弥吉は悪人チームから粛清される。心底嫌気がさしたお貞は右京とはなに逃げるよう知らせる。お貞は夫と二人の子供を捨てて滝蔵について行った。もう引き返せない。はなはなぜ逃げだそうとしなかったのかと聞く。「私が選んだ道だからです。私は罪深い女です」。はなと同じく一人の男を信じたが、その生き方は対象的だった。そしてまた滝蔵を裏切ってしまった。そんなこんなで悪人チームは隠れ家に潜む右京を襲撃する。しかし秋山たちが駆けつけた時には、右京のあの手この手の工夫で一件落着(皆殺し)。苦々しい思いの秋山。「金を受け取れ」。右京は「俺は眠い。金の話は後にしてくれ」と言って半分うたた寝。手押し車を押しながらはなも大欠伸をする。お・わ・り
2019年09月17日
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フラウ・ボウの制服。おしどり右京捕物車 第1話「鞭(むち)」パラリンオリンピック開催を記念して、パラリン時代劇の名作を観ることにしたね。地上波でもどんどん再放送してほしい。必殺シリーズ第4作として企画されながら諸事情により単独シリーズとして放送。「日本の冬は終わらない。人々は仕事に注ぐ情熱の一つで今日一日の暖を取る。だがもしその身に火の粉が降れば、自由も職も焼き尽くされたとしたらあなたは何を燃やして生きていくのか。天保十四年春、四月。一人の男の肉体に火事が起こった」(ナレーター・伊丹十三)。通勤する大勢のサラリーマン、列車の転覆、交通事故、学生運動、歩行者天国、火事など現代(※昭和49年)の日本が映し出される。凶賊・野洲の萬蔵(遠藤太津朗)のバカ息子が五重塔に娘を人質に立てこもっている。早速北町奉行所の与力・秋山左之介(諏訪博こと前田吟)らが駆けつけ着々と作戦を展開。そこへ颯爽と現れたのが同じく北町奉行所の凄腕与力・神谷右京(中村敦夫)。秋山の作戦を無視して単身で突入、バカ息子をボコボコにして捕える。秋山と岡っ引きの庄十(村松克己)は文句を言うが「俺には俺のやり方がある」と逆切れ。しかしそのバイオレンスぶりが災いし、萬蔵の仕掛けた罠に掛かり、妻はな(ジュディ・オング)の目の前で材木の下敷きになる。一命は取り留めたものの半身不随になり、奉行所からリストラされてしまう。しかも秋山が掛けあったものの退職金はたったの七両。奉行所の役人ではなくなったため、今の屋敷から出て行くように言い渡されている。今まで奉行所に尽くしてきたのは何だったのか。「今すぐ俺のほうから出て行ってやる!」。そんなこんなでとりあえず一軒家を借り、寺子屋を開く準備をしていたが、デマに踊らされた家主が怒鳴り込んでくる。「お前さんは町奉行所で弱い者いじめをして散々甘い汁を吸った挙句がお奉行様にバレてそれで八丁堀を放り出されたそうじゃねえか。明日になったら出てってもらうぞ!」。デマの発信元は萬蔵だった。はなの内職先も脅されていた。さらに家路を急ぐはなが萬蔵の下っ端たちに襲われる。家はすぐ目の前。右京は気付いているが足が動かないためはなを助けることができない。そして可愛がっていた猫まで殺される。二人は以前仕えていた爺やを頼って下総行きを決めるが、その道中ではなは流産してしまう。しばらく身を寄せていた寺の住職に礼を言う気丈なはな。そこへ住職のバカ息子・観念(下條アトム)と悪友の音三(太田博之)が手製のスーパー手押し車を持ってくる。軽くて丈夫、左右への方向転換も楽々、ブレーキまでついて超安全。その頃、右京は銛を括りつけた鞭を操るトレーニングに励んでいた。今や必殺必中の腕前。そしてはなを乗せた手押し車の試乗会の様子を見て決心する。「やれる。この女となら共にやれる」。右京はこのまま江戸に残ると言う。奉行所に戻るつもりもない。与力の家庭に育ったゆえに奉行所の卑劣さが許せない。自分に驕りもあった。「こんな身体になっても奴らに憎まれ続け、石を投げられ続けて初めて俺の生き様が分かったんだ。俺はやはり犬だ。だが公儀の、町奉行の犬ではない。神谷右京というただの犬だ」。そして一緒について来てほしいと初めてはなに頭を下げる。翌日、決着をつけるため萬蔵たちを呼び出す。「貴様ら親子は腰抜けだ!」「世の中で一番の半端者だ!」など散々挑発しまくると鞭の先に取り付けた銛であっという間に皆殺し。後日、右京は秋山に奉行所が手に負えない事件を回してほしいと頼む。報酬は一件一両。「お前って奴は・・・」「決まったな」。庭に佇んでいるはなを見つめる右京。お・わ・り
2019年09月15日
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