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俺たちの旅 0
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ヤッターマン4号。 赤い運命 第28話「運命の父と娘に幸せは?」いよいよ第二審が二日後に迫っていた。吉野は大竹ファミリーが東京に戻っていたことを知る。大竹社長の弟(おおとりゲン)はぜひ大竹夫人に会ってほしいと申し出るが「終わったんです。少なくとも私の中では」と断る。立ち去る吉野の後ろ姿を見つめる大竹夫人=世津子。一方、直子は俊介の愛を断ち切り、その思いをいづみに譲り渡す。「ホントにいいの?」。直子の意思は変わらない。でも本心は、つらい。いづみと俊介が一緒に生活している様子を見届ける吉野。俊介は自分の父親を殺した島崎の娘の愛を受け入れることで、島崎の生きざまを自分に課したい。そのことが島崎の更生を願う吉野の意思を受け継ぐことにもなると語る。そんなこんなで吉野は河野を訪ね、島崎の解放を直談判。島崎は今もホテルに監禁されていた。吉野から直子が一人アパートで帰りを待っていること、いづみは加代のもとに戻ったことを聞かされる。そして第二審に必ず出廷し、検察官から証人を突き付けられる前に真実を述べるよう説得される。そこへ直子も現れ、新しい下着を差し入れる。俊介との件を聞くと「だって私よりいづみのほうがずっと俊介さんを愛しているんですもの」。そして島崎の帰りを待っているという。「そいつあ~いけねぇよ!吉野さん、直子をあんたんちに連れてってくんね-か?」。島崎しょんぼり。しょんぼりすぎて笑いがこみあげてくる。「これでもう思い残すことはねーや」。そんなこんなで吉野のもとにかつて島崎と一緒に満蒙開拓青少年義勇軍にいた男が訪ねてくる。先日、島崎が埼玉でメイツ星人を襲撃したことを聞き、なんとか止めさせようと探しまわっているとのことだった。そして第二審の当日、二人は河野を訪ねるが島崎はとっくに解放された後だった。「却って河野の安全ヤバくね?」。これから河野は講演会を予定、聴衆ぎっしりなのでむしろ安全とのこと。しかし島崎はまだ裁判所に出廷していない。案の定、島崎は会場に紛れこんでいた。日の丸をバックにスーパーライトな国防論を語る河野。吉野に気づかれた島崎はおもむろに立ち上がると出刃包丁を振り上げて河野を狙う。止めに入る吉野。日の丸を前に大乱闘。島崎の出刃包丁は誤って吉野に突き刺さる。取り巻き連中に取り押さえられる島崎。「チキショー!満州やシベリアだけじゃ飽き足らず日本中を皆殺しにするつもりか!!チキショー!!」。血だらけになった吉野は島崎を殴りつける。吉野の返り血を浴びた島崎は日の丸を握りしめて泣き続ける。日の丸は血に染まるが島崎に引きずり落とされることなく壇上に掲げられたまま。「ごめんなさい!許して下さい!」いづみは泣き崩れるが吉野の優しさにそれ以上言葉が出ない。警察に連行される際、島崎は吉野、直子、俊介、いづみと鉢合わせになる。四人も島崎を見つめる。「どうして!どうしてこんなことを!!」島崎に詰め寄るいづみ。吉野はいづみを止めると、その手を島崎の手に握らせる。島崎は吉野の帰り血で真っ赤になった右手でいづみの手を握り返す。「俺なんてどうせ戦争が終わった時・・・だがお前が・・・」「お父さん!」そして直子も「お父さん・・・」。その後、第二審が開かれ、吉野は弁護側の証人席に立つ。「このたびの島崎君、被告人の行為は31年前の戦争によって引き起こされた数多くの悲劇の象徴の一つであります。戦後30年、被告人は激しい人間不信の中で生きて来ました。彼をそのような気持ちに追い込んだのは国家の手による個人に対する大きな犯罪の結果であります。私は不思議な運命に手によって二重三重に島崎の人生に結び付けられ、彼の心の暗黒を知るに至りました。30数年前、虚しく異国の地で死んでいった同胞たちの恨みを晴らすことだけが彼の人生の目的でありました。しかしその国家という巨大な怪物の手によって歪められた彼の人間性は果たして島崎個人の罪と言うべきものでしょうか。彼の人間不信も法治国民らしからぬ生き方もすべて巨大な矛盾に満ちている、弱者を飲み尽くす者への虚しい犯行なのであります。この島崎に過酷な悲しくも愚かしい生き方を思って、私は彼の人生に関わらずにいられなくなってしまったのです。この島崎君は徐々に人間の善意を信じ始め、少しずつ揺れ動いてきたことを私たちは見たのです。彼は激しやすい人間ですが、本心は子どものように純なのです。その島崎が再び激情の刃を翻した時、私は自分の身体で阻止せずにはいられなかったのです。なぜならばそれが国家権力の末端に繋がる検事を天職としていた私の島崎に対するせめてもの詫びと思ったからです」。島崎に犯行時のやり取りが幻聴となって聞こえる。直子と目が合う。涙を流しているいづみ。寄り添う俊介。加代も涙を浮かべている。「あの・・・やった・・・殺しは・・・」。吉野とも目が合う。「起訴状に・・・間違いはございません。どうも、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」。直子とは目を合わそうとしない。その後、直子は吉野いづみとして吉野のもとに帰る。お・わ・り『赤い運命』は同じく佐々木守が手掛けた『怪奇大作戦』第4話「恐怖の電話」(2013年11月18日参照)の大幅なセルフリメイクだと思っていた。実際そんな感じで書き進められたと思うが、最終回の展開が『ウルトラマン』第23話「故郷は地球」(2015年10月9日参照)とそっくりでびっくりした。ジャミラをそのまま島崎に置き換えることができる。また、その逆も。佐々木守(元共産党員)は自分の思想を「公共の電波」と「娯楽」を駆使して主張しまくり。それで高視聴率が取れてしまうので誰も文句が言えない。しかも泣かせる。ものすごい作家。ちなみにメイン監督の降旗康男もガチの共産党員だったりする。
2019年04月27日
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ヤッターマン3号。赤い運命 第27話「愛するがゆえのわかれ」話数調整のために作られたような印象。事実、今回のみ島崎は登場しない。しかし佐々木守は手を緩めようとしない。最後までどんどんぶっ込んで来るよ。すっかり忘れていた大竹社長の弟(おおとりゲン)が登場。実は大竹社長が生前あちこちに手を出して事業拡大したツケが回って大竹建設倒産のピンチに瀕してるとのこと。そして大竹夫人も金策に奔走しているという。5000万円あれば何とか倒産は免れる。今、吉野にできることは何か。。。そろそろ俊介の脚が治ってきた。いづみは約束通り吉野邸を去ろうとするが、吉野と俊介に引き留められる。しかし俊介はあくまで「兄」として接するつもりでいる。いづみにとってそれが一番つらいのに分からない奴。そんなこんなでいづみは母親・加代のもとに戻る決心をする。加代を「お母さん」と呼び、そのひとことに加代は感激して号泣する。そして直子には吉野邸に戻るよう勧めるが、アパートで島崎の帰りを待つという。さらに俊介も再び一人暮らしを始めることを決心する。皆吉野のもとから巣立って行こうとする。この展開に待ったをかけたのが第25話でどす黒い本音を吐いたお手伝いのクニさん。俊介がまだ小さい頃から面倒をみてきたクニさんにとって、いまだ直子への思いが成就しないことをずっと歯痒く感じていたらしい。突然俊介と直子をくっつけようと必死になる。そんな中、吉野は大竹建設を救うため自宅を売りに出し、5000万円を得るとそのまま大竹社長の弟(おおとりゲン)に手渡す。こうして吉野も帰る家を失う。そんなこんなでクニさんは俊介をとある波止場で待たせ、直子にはそこへ向かうようと画策する。お手伝いさん引退前の最後のご奉公。しかし直子はいづみに向かわせようとする。そして絶対に俊介を手放すなと。いづみは俊介を抱きしめ、涙を流しながら何年でも待つと告白する。その様子を見届けると直子は吉野のマンションに向かう。「私が本当に好きなのはお父さんなのかもしれない」。吉野は直子を歓迎する。荷物の片づけが済んでいない狭いマンションで二人は引っ越しそばを食べる。次回感動の最終回。
2019年04月25日
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ヤッターマン2号。 赤い運命 第26話「父よ急げ!!娘が誘拐された」いづみはマンションから飛び降りるが、寸でのところで吉野と俊介に助けられる。自宅に戻ったいづみに吉野は改めて自分の娘だと言い聞かせる。そこへ島崎からの電話で呼び出される。島崎は今回の件を丁重に詫びると直子を引き取ってほしいと願い出る。さらにいづみも今まで通り面倒を見てほしいと頭を下げる。島崎はまだ諦めていなかった。愛人宅から出てきた河野を襲おうとするが、吉野に止められる。そのやりとりを河野は車の中から見ていた。「吉野が出てこなければ現行犯で押さえられたのにな」。吉野は島崎を説得していた。「まだ分からないのか!河野を殺すことはいづみも殺すことになるんだぞ!」。泣き崩れる島崎。帰宅するといづみから怪我をした俊介を看病するため「もうしばらくこの家に居させてほしい」と言われ快諾する。ただし「俊介の怪我が治ったら冷静に考えるんだ。君自身の自由な意思で、君自身の親を選ぶんだ」。その後、吉野は島崎と直子の様子を伺い、加代のもとを訪れ、いづみが落ち着くまでしばらく会わないでほしいと告げる。さすがの加代も今回の件を受けて了承する。それにしても吉野は自分の娘を島崎に預けたままであることは理解できない。「父親ってそんなに強いもんなんですかね」。複雑な表情を浮かべる吉野。そんなこんなで島崎は車に轢かれそうになる。河野の下っ端の仕業である。直子は河野の存在が気になる。吉野は水面下で河野と直接交渉したり島崎に繰り返し警告するが、肝心の島崎は襲撃作戦を撤回するつもりは無い。そんなこんなで直子は河野に直談判する。「父には私から話します。だから父を助けて下さい」。河野の下っ端は交渉の条件に直子本人の了承のもと直子を監禁し吉野を強請る。吉野は河野と接触、直子と再会するが直子の口から発せられたのは「吉野さん・・・島崎直子です。私がここにいることで父が恐ろしいことを思いとどめてくれるなら」「直子・・・直子さん」。直子はあくまで自分の意思でとどまっている。誘拐ではない。直子の安全は島崎次第だ。そのことを島崎に報告するがそれでも島崎の意思は変わらない。「あいつら約束なんて通用する連中じゃないんですよ。あんたよく平気でいられますね」「誰が平気でいられるものか。私こそ真実を伝えてあの子を連れ戻したい。お前たちが閉じ込めているのは島崎の子じゃない、私の娘だって!」「そんなこと言ってみろ!直子がいづみで、いづみが直子があいつらに分かったらそれこそ・・・」「あの子は私のことを「吉野さん」と呼び「私は島崎直子だ」とわざわざ・・・」「直子が・・・」。もうあかん。島崎は直子の監禁場所を教えてほしいと土下座する。そんなこんなでいづみは加代を通じて直子が自分の身代わりになっていることを知る。そして島崎が直子の救出に向かったと言う。監禁先のホテルに駆けつける吉野。島崎を連れ戻そうとするが直子を置いておくわけにはいかない。そこへいづみが現れ、島崎の本当の娘だと名乗る。「そうですね!そうですよね・・・お父さん!」。さすがの島崎も動揺。「直子!ここにいちゃいけない!島崎の娘がほしいなら私を捕まえて!直子は・・・吉野さんの子よ」。「俺がここに残るよ。俺が残れば文句は無いだろ」そして「吉野さん、娘たちのことをよろしくお願いします」と島崎は決断するが、別れ際にいづみではなく思わず直子に声をかける。いづみショック。つ・づ・く
2019年04月21日
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ヤッターマン1号。赤い運命 第25話「破滅の時が今、父の目前で」「全部ウソよ~」。いづみは真実を知って大ショック。吉野は必死でいづみに寄り添うが「さっきの話はウソよね~?」と泣き崩れるいづみに何も言えない。いづみの面倒を直子に頼むと島崎を探しに出かける。同僚(丹古母鬼馬二)によると仕事はできるが時々無断で姿を消すとのこと。その頃、島崎は河野総一郎を殺すチャンスを伺っていた。河野は島崎のことを全く覚えていない。突拍子もないことをやらかす前に身柄を拘束することはできないかと元検事の吉野に相談していた。そんなこんなで直子からもいづみにこれまでのことが語られる。何も知らなかったのはいづみ一人だけだった。「酷い・・・」。確かに。「でもねすり替えられたのはあなたのせいじゃない。吉野や島崎の父のせいでもない。それが私たちの運命だったのよ。あの白百合園の火事が私たちの運命を変えたのよ」。本当のことが分かった時、誰一人としていづみのためを思わなかった人はいなかった。真剣にいづみの幸せを祈った。それを一番望んだのは吉野だった。それでもいづみは現実を受け入れることができなかった。吉野から事の経過を聞いて島崎激昂。加代をぶっ殺すと宣言。「俺の娘はどうなるんだ!?」「君は今俺の娘と言ったね。これ以上あの子を悲しませていいのか?」。ようやくいづみが落ち着いた頃、島崎は河野に呼び出され、目の前に札束を積まれていた。「何これ?」「供養料、かな」。もちろん受け取らない。「昔の話を蒸し返すのは止めようよ-。あれは不幸な時代だったんだヨ」。島崎が欲しいのは謝罪や金ではなく河野の命だ。「取れるかな?この命」「近いうちに必ずいただきに上がりますよ」「娘がいるそうだな?」思わずカッとなる島崎。河野はそのやり取りを録音していた。島崎有罪説を裏付ける有力な情報が揃いつつあるのも知らず、島崎は包丁を振り回しながら加代を襲撃するが、これまでのことを指摘されて我に返る。「人殺しの親父・・・でも今はそんなことを言ってる場合じゃねえんだ」。本当にいづみを引き取る意思があることを確かめると手持ちの金をすべておいて行く。直子のことはどうするのか?「俺たちの娘・・・可愛がってくれ」。そして「顔が見たくなった」と直子を呼び出す。顔を眺め、頬を撫で、何度も手を握る。そしていづみのことを心配する。「その夜を境に島崎栄次の消息は断えた」(ナレーター:若山弦蔵)。そんなこんなで河野は先日のやり取りを録音したテープを吉野に聞かせる。「これでも脅迫にはならんかね?」「あんたなんちゅうやっちゃ・・・」。その後、河野は愛人の住むマンションへ。待ち構える島崎。その頃、娘を奪還するため加代は吉野邸を再び襲撃。お手伝いさんとバトルを展開する。ついでに直子にも挑発。昨夜の島崎は自分に別れを告げに来たのだと気づき、そのことを吉野に告げる。島崎は本気だ。そしてまだバトルを展開している加代とお手伝いさん。ここにきてお手伝いさん本音をポロリ。「いづみさんは人の気持ちを汲み取る方じゃありませんからね。知らないこととはいえ直子お嬢さんにどれだけつらく当たって来たことか。もう少し人の気持ちを思いやる心があれば」。またしてもいづみは立ち聞きしてショック。近所のマンションの屋上で棒立ち。駆けつける吉野。佐々木守最終三部作につ・づ・く
2019年04月21日
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宇宙対銀河。赤い運命 第24話「今、新たな運命の時」島崎より強烈なキャラ・加代の登場に吉野もタジタジ。お茶を持ってきたいづみを見て女の直感が閃いた。すかさず吉野は「この子は私の娘、吉野いづみです」と紹介。「ほくろがあろうとなかろうとあの子は私の娘です」。なんとか帰らせたものの加代にはウソがばれているに違いない。しかし、いづみに本当のことを話すのはまだ早い。吉野は島崎に協力を頼むが「俺には時間がねーんだよ」と拒否。まだ復讐を諦めていなかったが「直子を悲しませていいのか?」の一言に気持ちが揺れる。一方、直子は島崎といづみに心の準備ができるまで「自分は島崎直子のままでいい」と吉野に話す。そんなこんなで加代は島崎の帰りを待ち伏せ。「今一緒にいる子が直子だと思ってるの?あの子はあたしたちの子どもじゃないんだヨ!」と先制攻撃。すかさず島崎は加代をボコボコにする。そこへスーさんが乗っているような車に乗って河野総一郎が現れる。ぶっ殺してやるといった表情で近づこうとする島崎を直子が止めに入る。加代は直子に向かって「あんたあたしたちの子どもじゃないヨ!」と怒鳴りつける。「私は島崎直子です!」「あたしは信じないね!」そして島崎にも「あたしは絶対娘を引き取るからね!本当の直子をね!」と言い放つ。そんな一波乱があったにもかかわらず島崎は復讐の準備をしていた。そのことに直子は気づき「私にウソを言ってない?」と涙を流しながら問いかける(百恵ちゃん迫真の演技)。その頃いづみは吉野に名古屋に戻った母親(大竹夫人)に会いに行きたいと話すが「あの人は・・・お母さんじゃない。行っちゃいけない」と反対される。翌日、島崎から追いかけられ恐怖におののく。「一昨日変なおばさんがお宅を訪ねて来ませんでしたか?あんたに変なこと言っても信じちゃダメだヨ。あいつウソばっかり言うんだから」と島崎なりのアドバイスをする。その様子を加代に雇われた探偵(二階堂教授)がチェック、ついでに吉野を強請ろうとする。吉野は事態を収拾するため加代に事実を話すと島崎に断りを入れるが、むしろ島崎がその役を買って出た。「お互いに可愛い娘のためだ」。しかし加代との話し合いは物別れに終わる。そんなこんなでいづみは新幹線に乗らず直子を訪ねていた。父親や母親は自分ことをどう思っているのか。胸の内を話すと直子から帰るよう促される。その頃、加代は探偵からいづみと直子が入れ違った経緯を聞かされ、直接吉野に確かめる。「あんたそれでも人の親ですか!私の娘を返して下さい~」。吉野は加代に語る。「いづみは二歳の時あなたに捨てられ、それ以来15年間も身寄りのない子として育って来たんですよ。そんなあの子が生まれて初めて家庭の味を知った。そんな子にいきなりお前は他人子だ、殺人者の子だってどうして言えますか?島崎も同じように私の娘を実の子と信じて、それだけを頼りに生きてきたんですよ。それでも人の親かと言われましたね?人の親です!実の子を抱きしめたい気持ちはどの親にも負けません!しかしできなかった。いづみのことを考えるとどうしても打ち明けることができなかったんですよ」。その話を帰宅したばかりのいづみが聞いてしまう。つ・づ・く
2019年04月17日
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やっぱりばか。 赤い運命 第23話「母ふたり、父ふたり」包帯でぐるぐる巻きの大竹社長。「記憶が戻ったお前を無理に引きとめていた俺が間違っていた」。面会に来た直子に対しても「お母さんを貴女に返すよ」などすっかり弱気。しかし直子はその申し出を断る。「忘れます。私のお母さんはいないんだって」。堪らんばいと号泣する大竹夫人。その頃、島崎はとある農村を訪れ一人の男をマークしていた。そして終盤だというのに新キャラ登場。「島崎直子さんね・・・?!こんなに大きくなって~」と直子に迫る変なおばさん。なんだチミは!と島崎が暴力的に追い払う。「今頃あんな野郎が出て来やがって・・・」。その頃、吉野は河野総一郎を訪ね、磯村日記に出てきた男たちの消息を確認していた。唯一川村だけ生きており、埼玉で農業に従事している。島崎がマークしていた人物だ。早速川村(メイツ星人)に会って色々ぶっちゃける。「ワシは歳だからもう命は惜しくないヨ」「あなたの命を狙っている島崎のために、あなたの命を大切にして頂きたい」「なんで島崎という男を庇うの?」「そう決心したからです」。そんなこんなで俊介は堪らんばいと直子に「二人で何処か遠いところへ行こう」とばかなことを言っていた。直子は激昂寸前の島崎をなだめるが今夜の島崎はしみじみ。「俊介とかいう男と一緒になってもいいんだぞ。いつまでもお前を縛っとくわけにもいかないからなー。俺だって行くとこに行けないからなー」「行くとこってどこ?」「そりゃお前・・・」と適当にごまかしてすき焼きもぐもぐ。翌朝、島崎は直子の制止を振り切って埼玉へ。命乞いする川村(メイツ星人)をドスを振り回しながら追いかける。「どうか命だけは助けて~」「助けてくれ?そのセリフを俺はどっかで聞いたことがある!シベリアで幾千幾万の仲間の口から、その声を聞いて耳にこびりついているんだ!」。島崎の頭の中を満州の光景と日の丸がフラッシュバックする。同時に直子の声も聞こえる。そこへ吉野が止めに入る。「俺は・・・直子の声が耳について仕方が無かったんだよお」。二人のやり取りを遠くから眺めながらケッ!と唾を吐き捨てる川村(メイツ星人)。そんなこんなで大竹社長死亡。大竹夫人は直子と別れることを決心する(やっと)。そこへ空気の読めないいづみが登場。「お母さ~ん」。大竹夫人は直子に別れを告げる。「いづみ・・・お父さんを信じて幸せになって頂戴。さよなら、いづみ」。大竹夫人の後を追おうとするいづみを止める吉野(※宇津井健、秋野曜子に思わず「直子」と言ってますが完全にNGでは?)。その夜、島崎は直子に懺悔。シベリアの仲間たちのためには何だってするつもりだったが、直子の存在が思いとどめた。30年間の決心も鈍ってしまった、と。そんなこんなで謎の新キャラ・吉野加代が直子に激白。「あんたのお母さんダヨ~。堪忍しとくれよ~」。生活が苦しかった島崎と加代は白百合園に直子を置き去りにした。そして新聞で島崎の事件を知り、直子の消息を探していたというのだ。しかし直子を目の前にして違和感を覚え、一方で直子も困惑する。その後、加代はいづみから俊介のことを諦めた宣言を聞いている最中の吉野を訪ねる。直子を引き取るつもりでいたが「どこおかしいんです。私のお腹を痛めた子ではないような・・・それに腕にほくろがありましてね。直子が生まれた時にはありませんでした。白百合園で聴きましたが同じ日にお宅様でも・・・」「実は」つ・づ・く
2019年04月17日
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もしも・・・。 赤い運命 第22話「秋風に白く光る殺意」島崎は一審で無罪になったが、検察はかなり有力な情報を掴んでいた。場合によっては第二審で有罪になる可能性が高くなってきた。吉野は少しでも心証を良くするため島崎に自首を勧める。「そんなことより俺の頼みはどうなったんだ?」。その夜、直子は大雨の中、傘もささずに島崎の帰りを待っていたため高熱を出す。マジヤベーと思った島崎は大竹夫人にSOS。大竹夫人から連絡を受けた吉野は島崎のアパートに向かう。嫉妬するいづみ。アパートの前で島崎と遭遇。珍しく「ちょっと会って来ませんか?折角来たんですから」と勧められるが丁重に断る。さすがの島崎もオヨヨ。大竹夫人は直子にもうすぐ吉野が来ると話しかけるが「吉野さんは来ませんよ」と島崎から告げられる。さらに直子の口からも同様のことを聞く。島崎は頭を下げ「ご無理なことばかり・・・。そう長いことありません。半月か半年。必ず決着をつけますよ。どうってことないですよ。直子の面倒を見てやって下さい」。大竹夫人オヨヨ。吉野と俊介は磯村俊太郎の残した日記や書簡を整理していた。ついでに満蒙開拓青少年義勇軍と島崎との関係をいづみに説明するが途中で席を立たれてしまう。その日記の中に島崎が探してほしいと言った男たちの名前があった。しかも全て満蒙開拓青少年義勇軍の指導者と上官の名前ばかりだった。翌日、島崎に「半月か半年」の意味、そのことと先日依頼した件にどんな関係があるのか聞くが「お前いつになっても検事の癖が抜けねえんだな」と凄まれる。吉野は再び河野総一郎のもとを訪ね、島崎の一件を説明する。「ワシには関係ない。あ~ちょっと待って。こないだチミはまるでワシらが何十万の人を満州に置き去りにしてきたようなことを言ってたが言いがかりってもんですヨ」。そこに電話が掛かってくるが相手は名乗ろうとしない。「河野総一郎はワシだ。チミは誰だね?」。相手は島崎だった。満面の笑顔。そんなこんなでいづみの誕生日。その頃、病み上がりの直子は布団で横になっていた。今日は誕生日のはず。その横で島崎はうなされていた。「裏切りやがってチクショ~・・・はっ!俺の寝言を聞いたのか?聞いたんだろ~?」。そして河野総一郎の行動をチェック。「この時間にご出勤って訳か」。その島崎をチェックする直子。ついでに吉野に甘えるいづみの姿まで目撃してしまう。看病のお礼を言いに大竹夫人のもとを訪ねていると「お母さーん」といづみがやってくる。微妙な表情を浮かべる大竹夫人。もう堪らん。あとひと月だけ直子に母親らしいことをしたいと大竹に直訴。「それほど吉野のために尽くしてやりたいのか」と本心を突かれる。その頃、吉野は直子にプレゼントを渡す。そこで先日島崎がうなされていたこと、丸の内で誰かを待ち伏せしていたことを聞く。「俺は何も知りませんよ」としらを切る島崎。「あんた日本が変わったと思っているらしいが、日本はちーっとも変わっちゃいねえんだヨ。変わって見えるのはよ、焼け跡をコンクリートの塊が埋めただけなんだ。中身は相変わらず戦争前と同じよ。悪い奴はぬくぬくとな旨い汁を吸い上げて生きているんだ」。吉野の忠告を聞き入れず鬼のような形相でブランコをこぐ島崎。帰宅すると大竹社長が離婚届を持参して待っていた。「やっと決心がつきました。あなたから由美子に判を押すよう勧めて下さい」。その後、大竹社長が建築現場から転落したとの連絡が入る。つ・づ・く
2019年04月14日
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もやもや。空腹。赤い運命 第21話「父よ娘よ、母よ子よ!」検察庁を辞めた吉野は、弁護士の職を断ってまでも島崎の行方を追っていた。その頃、直子は喫茶店で、島崎も港湾の現場で働いていた。しかもすっかり仲良し。それでも島崎はいつまた直子がいなくなってしまわないか気になる。「お前・・・母親に会いたくないか?」「いいんです」。島崎は大竹夫人に電話、直子に会ってあげてほしいと告げる。早速大竹夫人は上京して吉野に相談するが「忘れて下さい。貴女にはもう関係ない」と言われてしまう。大竹夫人は直子を電撃訪問、連れ帰ろうとするが拒否される。「このまま帰ってしまったらお父さんが検事を辞めた意味がなくなってしまうんです」。そこへ石立鉄男のように吉野が現れ、直子に島崎の居場所を確認する。第二審の出廷を拒むことは島崎の不利益になる。直子は島崎との約束を破り、仕事場とアパートの住所を教える。島崎のために自らを犠牲にしようとまでする吉野と直子の姿に混乱する大竹夫人。「母親の私にはできない!」「貴女は母親じゃない!大竹由美子として第二の人生を歩んで下さい」。その後、吉野は島崎を直撃。大竹夫人に連絡してくれたことを感謝しつつも第二審に出廷するよう説得するが、のらりくらりかわされる。帰宅すると大竹社長がまたしても怒鳴り込んでいた。「また子どもたちを置いて出て行ったんですよ。あなたに会っているとしか考えられませんね!」。正解です。お怒りご尤も。島崎も帰宅すると大竹夫人が訊ねていた。丁重に頭を下げ、直子に会ってほしいと声をかけるが「あなたや私のために自分を我慢しちゃうような、そういう子なんです・・・」とだけ言ってその場を後にする。何も出来ない島崎。直子は約束を破ったことを詫びる。「そんなことどうでもいいじゃねえか。それより雨だいぶ酷くなりそうだけど・・・濡れちまうじゃねえか。雨・・・」と傘を差し出す。大竹夫人に傘を持って行くように言っているのだ。二人で一つの傘をさして歩く大竹夫人と直子。その頃、吉野邸ではまだ大竹社長が荒れまくっていた。「あなたホントは由美子のこと忘れられないんでしょ!由美子は吉野世津子だ。あんたとの間にいづみって子まで生んだ妻だってね!」。そのことをいづみは聞いてしまう。「それホンマ!?大竹のおばさまが私の本当のお母さん・・・!」。いや違いまんねん。口を滑らそうとする大竹社長を遮る吉野。「あんなに近くにお母さんがいたのにどうして教えてくれなかったの!?」。いや違いまんねん。吉野は島崎に会って事の次第を報告。「別に大竹さんに迷惑かけるようなことはしてねーよ。第二審にも・・・。それよかちょっと人を探してもらえねえか?」と一枚の紙を渡す。河野総一郎。吉野が第19話で会った男。「満州時代の知り合いでね。懐かしくって。ま、よろしく頼むわ」。直子から昼食を届けてもらい島崎ニコニコ。直子も母親と会って以来ニコニコ。仲良し親子の姿を見て吉野の気持ちは揺れる。直子に母親と会ってはいけないとはとても言えない。その頃、いづみは大竹邸を電撃訪問。大竹夫人に「お母さん・・・私のお母さんですね?」「いづみちゃんそれは・・・」。ややこしいことになってきました。そんなこんなで遂に大竹社長ブチ切れ。「出て行け!吉野とこへ行ってまえ!」。そこへいづみを連れ戻しに吉野登場。「子どもたちを選ぶか、吉野のとこへ行くか、はっきりせえ!」とブチ切れた大竹社長。修羅場です。「もう止めて~」。つ・づ・く
2019年04月14日
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新鮮なワカメを強火で炒める。赤い運命 第20話「憎しみの壁を超えて」正論と正論の激突。国家を恨む島崎と島崎の更生を考える吉野。平行線で交わらない。「この手で俺をぶん殴ったことだけは忘れんなよ」。島崎は再び記者と接触。吉野の社会的抹殺を画策する。一方、吉野は上司と同僚(仲谷昇・岸田今日子の元夫)から島崎との関係を断ち切るよう再三忠告を受けていた。そんなこんなでいづみは退院する。その様子をじとっと観察する島崎。俊介は吉野に先日、島崎と会ったことを話す。実の父親を豚野郎と罵られた。殺されて18年経った今でも恨まれなければならないことをしたのか?島崎との間に何が?吉野は満蒙開拓団のことを話そうとする。そこへ石立鉄男のようにふらりと島崎登場。「苦楽を共にして王道楽土を築こうなんてな。一緒に満州に渡った軍隊や役人のエライさんたちは、ソ連軍が入って来る前によ一目散に我先にとばかりに日本へ逃げかえっていたんだヨ」。その中に俊介の実の父親がいた。「俺はシベリアの収容所で誓ったんだ。次から次へ死んでいく戦友たちの土まんじゅうの数を数えながらな。日本へ逃げ帰ってぬくぬく暮らしている裏切り野郎を皆殺してやろうとな」と解説。島崎にとって俊介の実の父親はどうしても殺されなければならない日本人の一人だった。そんなこんなで大竹社長が吉野を訪ねてくる。大竹夫人(岸田今日子)が黙って家を出てしまったとのこと。あんたんとこに来てんじゃねーの?知らんがな。そんなこんなでいづみは直子を訪ねる。それをじとっと観察する島崎。石立鉄男のようにふらりと登場しながら直子が追った千羽鶴をいづみに投げつけてプレゼント。ついでに直子と俊介のことについて余計なコメントまで発表。病み上がりのいづみには強烈。ぶるぶる震えながら吉野に一部始終を報告。「訳もなく怖いのよ。あの人を見るとどうしてもだめなのヨ~」。本当の親子なのに。そんなこんなで新聞の投書欄に匿名の記事が掲載される。「ワタクシ善良な元受刑者ですが検事に殴られました。こんな酷いことってアリ?」。関係者にはコレ島崎と吉野のことじゃね?とモロバレ。吉野は上司に辞職願を提出する。記事を読んだ大竹夫人が心配して吉野の前に現れるが、早く子どもの待つ家へ帰るようにとだけ話す。同じく新聞を読んだ俊介は直子のもとへ。しかし直子は「父を許して下さい」と言う。俊介はガチで青臭いので「なぜ君はあんな奴を~」と言いながら走り去る。泣きたいのはこっちのほうだと直子は思ったに違いない。吉野は直子に語る。「島崎が私を恨む理由はいろいろあるだろう。だがな、あの男が本当に憎んでいるのは国家そのものなんだ。国のためという名のもとに人々を戦争に追いやった権力だ。あの男は権力の象徴として身近にいた私を的に仕立てた。そのことを知った時、私はあえて的になろうと思った。どれほどのことができるか分からないが、全力であの男の憎しみと戦おうと決心したんだ」。そしてついに吉野は俊介に直子といづみの本当の父親について打ち明ける。「たとえ島崎を恨んでもいづみは憎むな。憎しみの壁を乗り越えて妹としてでいい。いづみを愛してやってくれないか?お前ならきっと出来る」。そんなこんなで島崎のもとに二審の呼び出し状が届く。直子は島崎にこれからも一緒にいると言う。「お前~血の繋がっていない赤の他人じゃねえか~」と島崎感激して号泣。翌朝、直子は吉野に書置きを残して姿を消してしまう。つ・づ・く
2019年04月14日
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諸岡さん、あんたの思った通りだよ。赤い運命 第19話「父の決断の時は来た」いづみはすっかり元気になったが、俊介との結婚に同意しようとしない吉野の姿勢に機嫌を損ねる。見舞いに来た俊介にも素っ気ない態度を取る。島崎は病院から出てきた俊介をつかまえていづみの様子を聞き出そうとする。何故いづみのことを知りたがっているのか?「だって直子の友達じゃねえか」と誤魔化す島崎。俊介は改めて直子との交際を宣言、ついでに「あんたは嫌いだ」と言い捨てる。吉野はそのやり取りを病室から見かける。そして島崎に近づく男性。その正体は週刊誌の記者だった。吉野と島崎の娘が取り違えられているとの匿名の電話を受けて取材に来たと言う。話が大きくなって来たことに動揺する島崎。「この情報を提供したのは他ならぬ島崎自身だった。そして信人を苦しめようとしたことが、今我が身に降りかかってきたことを知る島崎であった」(ナレーター:若山弦蔵)。その頃、吉野は島崎のためにかつて面倒を見た工場の社長に島崎の就職を頼んでいた。島崎はちょっとだけ関心を示すが「直子と引き離そうと企んでるんだろ!」と被害妄想ビンビン。直子から説得され渋々働くことになるが、意外とイイ感じで仕事に精を出す。直子からの電話も励みになっていた。少しずつ状況が好転する一方、吉野は上司からあくまで個人の問題に過ぎないが、検察全体の姿勢を疑われるようなことは慎むよう改めて注意される。直子は弁当を作って島崎を訪ねていた。ニコニコ&感激の島崎。弁当を食べながら何気にいづみの様子を聞こうとする。「会いたい?」「ブホッ!」と思わず口の中のモノを吐きだす。「そうだ。これちょっと古いんだけど」と自分の写った写真を渡す。そこにはいづみも写っていた。「なんじゃこりゃ。俺はお前の写真だけでいいんだ」とびりびり破りまくり。さらに「どうせ吉野の野郎の入れ知恵だろ!」と弁当を蹴り上げる鬼畜ぶりを発揮。しょんぼりする直子。しかし島崎は破った写真を糊でくっつけ直そうとしていた。そんなこんなで今度は仕事仲間と大ゲンカ。写真に映った直子といづみを「イロ」だとからかわれたことが原因。島崎が怒るのも尤も。そんな中、俊介は島崎を訪れ、しつこく直子との交際宣言&青臭い能書きを垂れまくり。「豚みてえにぴーぴー鳴くんじゃねえ。お前の身体の中にはな、磯村俊太郎っていう・・・カーペッ(痰を吐く)、あの豚野郎の血がどっぷりと流れているんだ」。俊介の実の父親・磯村俊太郎を殺した理由とは?それを知りたければ「俺の胸を引き裂いて中をよく覗いてみろ・・・」と凄む。その頃、吉野は剛造宛ての古い手紙を整理していた。俊介も自宅には戻らず友人宅で満蒙開拓団の資料を調べていた。吉野は手紙を手掛かりにかつて島崎の上官だったと思われる男を訪ねるが、30年以上前の出来事なので覚えていないとはぐらかされる。やはり島崎が人間不信に陥ったのは満蒙時代に始まっていた。そんなこんなで週刊誌の記者が今度は吉野を訪ねる。吉野はこれまでのいきさつを全て話すが、自己保身の言い訳だと厳しく批判される。「つまり検察とあなた自身の地位を守ろうとする意図が見え透いているんですよ」。吉野はそっと検察官のバッヂを外す。島崎とは一生付き合うことになると思いながら。仕事を辞めた島崎は直子を連れて千葉へ向かおうとしていた。あまりの島崎の甘ったれぶりと被害妄想ビンビンぶりに吉野激昂。「自分で自分をみじめな境遇に陥れ同情を買おうとしているだけだ!17の娘にまでだ!」と断罪。島崎を殴りつける。対峙する吉野と島崎。つ・づ・く
2019年04月11日
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何ぃ~巳代松が逃げたぁ~?赤い運命 第18話「手をとって涙の海へ!!」佐々木守スゲー。。。直子は書置きを残して姿を消す。それを見つけたのがいづみ。「島崎の父のもとへ戻ります」と書かれていたが、自分の父親のもとへ戻っただけなのに、何故皆連れ戻そうとするのか?吉野と俊介には答えられない。その頃、島崎は直子が戻って来たことに感激して号泣。そうかと思えば「吉野に言われて戻って来たんだろ!?」と被害妄想ビンビンになって怒鳴り散らす。完全にどうかしてます。「直子の野郎、吉野とグルになってやがったんだ~」。さすがに吉野の上司(池部良)も今回の一連の件はうまくないね~と苦言を呈す。島崎を殺人罪ではなく傷害致死に持って行こうとしたのは、直子と島崎のために手心を加えたのではないかと指摘される。さらにこの間の経過について報告を怠ったことで厳しく注意される。そんなこんなでいづみはグレて暴走族の仲間入り。直子は白百合園に寝泊まりしながら島崎の世話を焼く。島崎は「親子なんだから一緒に寝ようぜ」と声をかけるが「子どもたちと一緒に寝るから」と断る。島崎ちょっとふてくされて不気味。翌朝、俊介は直子にいづみがいなくなったと告げる。そのことを聞いて島崎、直子に暴言を吐きながらもちょっと動揺。しかし、島崎は筋金入りのサイコパス。吉野に「実の娘の直子が可愛くて、いづみが家出するように仕向けたんじゃないですかね?ゲヘヘ」と名推理。さらにマスコミへ電話。「耳寄りな話があるんだヨ。実はね、吉野っていう検事の私生活なんだけどね(笑顔)」。そんなこんなで吉野は暴走族と遠出したいづみを説得して帰宅させる。一方、島崎は直子を連れ回しホステスとして働かせようとして積極的にリクルート活動。そんな二組の親子がばったり遭遇。島崎を激しく睨むいづみ。いづみを見つめる島崎。見つめ合う吉野と直子。島崎は直子を突き飛ばしながら連れ戻そうとする。直子を気遣う吉野に嫉妬したいづみはその場から走り去る。心配そうに見つめる島崎。その瞬間いづみは車にはねられてしまう。さすがの島崎も動揺。救急車で病院に運ばれたいづみは手術を受ける。島崎は気が気で無い。そんなこんなでいづみに輸血が必要になる。病院で対応できる程度のことだったが、吉野はわざわざ自分の血を輸血してほしいと申し出る。その後、自分は直子を見守り続けるのでいずみには島崎の傍にいてやってほしいと話す。そんなこんなで島崎はいづみの病室の前をうろうろ。吉野に面会するよう勧められるが「どうか、よろしく・・・。娘のことをよろしくお願いします」と頭を下げる。一方、直子から今回の一件を通じて改めて「お父さんだけを信じている」と告げられ複雑な心境。つ・づ・く
2019年04月10日
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OH~!モーレツ。。。赤い運命 第17話「夏の朝、娘は消えた」多忙につき百恵ちゃんの登場シーンほとんどなし。セリフも極端に少ない。代わって三国連太郎が大活躍。直子は吉野家に居候することになったが、いづみはねちねちといじわる開始。吉野はいづみのためにも耐えてほしいと直子に説明する。その頃、島崎は直子を探しまくって吉野邸を直撃。ブザーを鳴らしまくったり、塀を乗り越えようとしたり変質者っぷりを発揮。直子は島崎だと思い、表に出ようとするが吉野に止められる。続いて白百合園に出現。子どもたちに絵の指導をするが風貌が凶悪すぎるためビビりまくり。そこへ白百合園から連絡を受けた吉野が間に入る。島崎は吉野をフルボッコ。往復ビンタ、パンチ、キック。「直子を返せ~」。その後、吉野邸突入に再チャレンジ。塀によじ登っているところをいづみが目撃。すかさず警察に通報、吉野家のお手伝いさんを羽交い締めにしているところを取り押さえられパトカーで連行。島崎は直子を身元引受人に希望するが未成年のため、代わりに山村美矢子が引き受ける。吉野は山村美矢子に改めて直子、いづみ、島崎の将来について話をする。果たして島崎は吉野が考えるような人間になるだろうか。島崎は満州に連行されて以来、極端な人間不信に陥っている。それは島崎の言い訳かもしれないが、島崎の傷を誰かが癒してあげなければならない。「でもね戦争の傷跡って国家が個人に対して行った犯罪でしょ?それを個人で癒すことはできないんじゃない?」。それでも吉野は残りの半生をかけてでも島崎を更生させたいと言う。「私も決心しようかな」。そう言って山村美矢子は吉野のもとを去る。そんなこんなでまだ名古屋へ行こうとしない大竹夫人にイライラする大竹社長。その最中、島崎は大竹家の子どもをプチ誘拐。寸でのところで大竹夫人に見つかるが「じゃ、お宅でお話ししましょうよ」と今度は大竹邸に押し入ってキレまくり。太田社長と大竹夫人があれこれ喋りまくってくれたお陰で、以来島崎の心は揺れまくり。こうなったのもお前らのせいだ。「責任とってもらおうかな~」「直子が俺のところに戻ってくるまでここを一歩も出ないぞ」とムチャクチャなことを言いだす。さらに今後どう出るかは大竹夫人の出方次第の言い残して立ち去る。ついでに吉野には「俺の控訴を取り下げろよ(笑顔)」と要求。「君はやっぱり第二審が怖いんだな」。しかしここでも二人の言い分は噛み合わない。「何が正義だ。何が真実だ!控訴を取り下げなかったら今後大竹の家に何が起こってもしらねーよ」。吉野を散々挑発する。その後、東京地検に匿名の電話が掛かってくる。「島崎の娘を吉野弁護士が匿っている」「島崎の娘は吉野弁護士の娘である」など。吉野は山村美矢子の事務所に電話をするが、弁護士を辞めてドイツに出立した後だと言う。「成功を祈っている。法と国家、個人と国家の問題をどう裁くか楽しみにしている」と伝言を残して。唐突な展開に吉野以上にこちらもぽかんとしてしまう。匿名の電話はあまりにも荒唐無稽すぎるため誰もまともに取り合おうとしないが、吉野の上司だけは気にかけていた。「まさかとは思うが・・・。万一のことがあったら君も私も進退問題だよ」「いずれゆっくり話を聞いて頂きたいと思います」「念を押すが島崎の娘が君のところにいるのはでたらめなんだろうな?」「そのことも後ほどゆっくり・・・」。その夜、吉野邸に「直子~」の声が響き渡る。その声に引き寄せられ、直子は置き手紙を残して姿を消してしまう。つ・づ・く
2019年04月08日
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頭が割れそう。実際には割れない。赤い運命 第16話「父と娘の血汐は熱く」佐々木守節全開。父・吉野から衝撃の告白を受ける直子。そこへいづみ、続いて俊介がやって来て耐えられず、直子はその場から立ち去る。俊介は追いかけるが「一人にして下さい。お願いします」と初めて号泣する。その頃、いづみは亡き剛造の遺影を前に号泣していた。赤の他人なのに。複雑な気持ちの吉野。そして大竹夫人は剛造の告別式に出席するため東京に戻ってきた。約束を破り続ける大竹夫人に大竹社長が怒るのはご尤も。そんなこんなで直子は山村美矢子から改めて事の経緯を聞かされる。そのうえで吉野の気持ちを分かってほしいと。表に出ると吉野の姿があった。目に涙を一杯ためる直子。泣きながら抱きしめ合う吉野と直子。声にはならないが「お父さん」と呟く。このシーンで泣けました。そこへ大竹夫人が現れ17年ぶりに父、母、娘が再会を果たす。しかし直子は吉野との生活に躊躇する。「私には島崎の父がいます。いいえ、私はまだ島崎直子です」。吉野はその一言を褒めるが大竹夫人には理解不能。そこに島崎がやってくる。制止する大竹夫人を振り払って直子の腕を引っ張る。直子は吉野と大竹夫人を振り向く。一瞬ぎょっとする島崎。「海岸で言った話は本当なんだろうね?偽りではないんだろうね?」と吉野に問われ黙ってうなづく。泣き崩れる大竹夫人。「あの子の気持ちを察してやって下さい。たとえ一時でも父と呼んだ人を奈落の底に落としたくない、そう思ってついて行ったあの子の気持ちを、あの子の心を・・・」。そんな吉野の思いをよそに、島崎は直子をビンタ、定食屋で大暴れ、挙句はチンピラと大ゲンカをしてボコボコにされる始末。怪我の手当てをする直子に対して被害妄想ビンビン、散々毒を吐きまった揚句どこかへ姿を消してしまう。翌日、剛造の告別式が行われる。参列する大竹夫人。山村美矢子に付き添われて直子も参列する。なぜ直子がここに!?動揺するいづみ。そして島崎が現れ、またしても直子をビンタ。多くの検察関係者が参列する中、大暴れする。「出て行って!私のおじいちゃんの告別式を乱さないで!」と叫ぶいづみに近づこうとする。「お前・・・皆俺をバカにしやがって!」。山村美矢子に咎められるがもはや聞く耳を持たない。そして吉野から今日の態度を見て直子を渡すわけにはいかないと告げられる。「そーですか。とうとうあんた自分の本音を吐いた訳ですね。まあいいでしょ。だけどね、このままで済むと思ったら間違いですよ」と捨て台詞を残す。吉野は本当に直子を引き取る決心をした。その夜、俊介、いづみ、直子の三人に、しばらく直子を引き取ると説明する。しかしいづみは泣きながら猛反対する。直子の気持ちは揺れるが吉野の決意は固い。そこに白百合園から島崎が暴れて手がつけられないとの連絡が入る。島崎は自分の給料と直子の退職金の支払いでごねまくっていた。ここでも吉野と島崎の話は堂々めぐり。「いづみと直子が成人するまでそっとしておく。そう言ったの誰だっけかな~?」。しかし事情は変わった。「んなことしらねーよ。あんたの都合だろ?」。吉野は懇々といづみ、直子、島崎への考えを話すが「そんなこと信じられねーな」と一蹴。不幸な子どもたちを、不幸な運命から守ってやるのが大人たちの務めである。「そんなもんですかねえ。だけど俺は生まれ落ちてからずっと騙され続けてきたんですよ。騙されて18の時、満蒙青少年義勇軍というやつに連れて行かれた。だだっ広い満州の原野で働かされて挙句の果てがシベリアのツンドラの中に放り出された。あんたたちみたいな偉いさんはな、口先ではきれいなこと言いやがって結局は俺たちを裏切っているんだ。ちょうど俺たちを満州で騙くらかした偉いさんたちと同じようにね」「確かに不幸な時代だったよ。しかしあの時は国全体が間違っていたんだ。国家自体が誤っていたんだよ」「冗談云っちゃいけませんよ。それじゃあ100万人近い俺たちの仲間がシベリアの収容所に収容されたのは誰が責任取るんだ?国の過ちを一体誰が裁いてくれるんです?あんた検事さんだろ?検事は個人の犯罪についてはいちいち告発しているようだけど、国の犯罪については一向に告発しようとしねえじゃねえか!」「問題をすり替えるのは止めたまえ」「すり替えているのはあんたのほうじゃねえか」「私が告発しても君の罪は消滅しない。君が直子を愛したこと、直子に見せたあの笑顔の美しさを私は忘れはしない。頼む、あの時の気持ちを取り戻してほしい。そしていつか、近い将来、君の本当の娘さんに胸を張って・・・」「調子のいいこと言うなよ。あんた結局俺から直子を取り上げようとしているだけじゃねえか」「君は直子を信じている。今日から私を信じてほしい」「ほおーあんたに何か特別なことでも出来るんですか?」「私で出来ることなら何でもやらせてもらう」「ちょっと待って下さいよ。あんたの言った一言に二人の娘の運命が掛かっているんだヨ」。つ・づ・く
2019年03月31日
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当たってしまった。赤い運命 第15話「今こそ我が娘にすべてを」そんなこんなで島崎と直子は千葉へ。オープニングで延々と映し出される海や浜辺はこの伏線だったのか。島崎はかつての刑務所仲間(松山照夫)の紹介で漁師をすることになった。一方、いつまでも煮え切らない俊介。そして病床の剛造はいまだに俊介といづみをくっつけたがっている。いづみが不憫でならない。しかし「島崎の娘のほうがよっぽど不憫ですよ」と吐き捨てるように言う吉野が理解できない。そりゃあの娘もかわいそうだが所詮は他人の子。自分の子供を犠牲にしてまで他人の幸せを考える必要があるだろうか。いづみはいづみでやっと掴んだ幸せを手離したくない。そのことで苦しんでいた。その頃、大竹社長は吉野宅を訪問。吉野に代わって剛造が応対することに(諏訪飄一郎vs諏訪博)。博ではなく大竹社長はこれまでの経過と吉野に一日も早く娘を引き取るよう約束したことを説明。「え?娘ならとっくに引き取ってますヨ」「は?何いうてんねん。その娘は島崎の娘やがな」「マジかよ!!」「本当のいづみさん、つまりあなたのお孫さんは島崎直子じゃありませんか」「島崎直子が私の孫?ちがーう!そんなはず無ーい!」。しかし吉野から真相を聞いてがっくり。いづみが島崎の娘だったとは。翌日、吉野は千葉へ向かう。漁師生活に馴染んだ島崎と直子。ぬうーっと現れた吉野は何故か浜辺で直子とじゃれあう。島崎に見つかったらえらいことになるけど「今こそ真実を伝える時だ。信人の中でもう一つの声がそう叫んだ。だがその時・・・」(ナレーター:若山弦蔵)。漁船に乗ってスーさんではなく島崎が帰ってきた。嫉妬の炎で魂全焼。小刀をちらつかせて吉野と対峙するが二人の話は噛み合わない。現実を見ようとしない島崎、しつこい吉野。「権力で俺と直子を引き離そうとするのか!チクショ~」「私の娘だ!自分の子を、自分の手に引き取って何が悪いんだ!」。吉野の気迫に圧倒される島崎。「うえ~ん!いやだいやだ~直子を手放すなんていやだヨ~。何でもします~。幸せにします~。直子を俺から取り上げないで~」と土下座して泣きじゃくる。吉野の負け。その夜、島崎は寝付けず、翌日も機嫌が悪いまま。そんなこんなで剛造危篤。吉野は東京に戻るが直子を強引に拉致。そのまま剛造のいる病院へ。直子は何が何やら分からないまま、意識を失っている見も知らぬじいさんと面会。そこにはいづみや俊介もいる。いづみも何故ここに直子が来たのか理解できない。しかも吉野から席を外すように言われる。吉野は剛造の手を取ると直子=いづみの手を握らせる。「お父さん、いづみですよ!あなたの本当の孫ですよ!」「検事さん・・・!私・・・私は?」「そうだ、君が本当の吉野いづみだ」。そして剛三は息を引き取る。「許してくれ。私が、お前の本当の父親だ」。白百合園での火事のいきさつ、島崎の本当の娘はいづみであること、直子の腕のほくろ、大竹夫人が母親であることなど、すべてぶっちゃける。吉野自身も島崎の社会復帰、いづみのことで葛藤していたが、直子を苦しめることになった。「間違っているかもしれない。いや、きっと間違っているだろう。でも私はこの道を選んでしまった。そしてこの道はこれからも続く。だから、お前をいづみとは呼ばない。今は呼べない。恨んでもいい。だが私がこの道を選んだ理由だけは分かってほしい。私には島崎と、島崎の娘を人間として守り抜く義務がある。自分が作り、自分が選んだ義務だが、私は引き返すことができないんだ。分かってくれ、この残酷な父を助けてくれ」。つ・づ・く
2019年03月31日
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今日は朝から頑張りすぎてダルいのでもう寝る。赤い運命 第14話「父と娘のわかれの朝」判決はなんと無罪。これには島崎びっくり。島崎が犯人の可能性は高いが被害者が行方不明で裏が取れていないため、有罪とするには合理性に欠けるのが理由。うれしさののあまり百恵ちゃんではなく直子を必要以上に力いっぱい抱きしめる三国連太郎ではなく島崎。その様子を腹立たしく見つめる吉野。島崎は住み込みで白百合園のお寺で働くことになる。ニコニコと掃き掃除をしていると直子と俊介の密会現場を目撃。俊介の愛の囁きに直子は俊介を許してしまう。嫉妬の炎で男心は全焼。「あの男とはもう会わねえと言ったじゃねえか!」「ごめんなさい。でも何で会っちゃいけないの?」。その頃、大竹社長は島崎の無罪を口実に、大竹夫人が吉野や直子と会うのではないかと疑心暗鬼。もう一人のサイコ野郎の男心に嫉妬の炎が点火。案の定大竹夫人は吉野に会う。平気で約束事を破る登場人物たち。大竹夫人は大竹社長の実家・名古屋へ行くことになったと告げる。そして直子の身を案じる。その頃いづみは自宅前で初めて島崎と遭遇する。本当の父と娘。「ずいぶん大きくなったね~」とやたらボディタッチしようとする島崎にびびりまくるいづみ。そこへ山村美矢子が通りかかる。「直子がいつも世話になっているので一言礼を言おうと思って・・・」。いづみは島崎に向かって直子には俊介を絶対に渡さないと叫ぶ。山村美矢子は吉野に一日も早く直子を引き取るよう忠告する。長引けば長引くほど問題はこじれる。とは言うもののいづみに真実を告げるのは酷。「みんなが幸せになれる方法ってないのかしら」。そんなこんなで吉野は島崎と衝突する。ひょっとして先日いづみに会いに来たのでは?「おたくのお嬢さんに?ウチの娘は直子なんですよ。なかなかいいお嬢さんじゃないですか。ま、せいぜい可愛がってやって下さいよ」「島崎!」。吉野は島崎にお互いの娘を取り違えてしまった事実と向き合うよう説得する。「君の血が流れているのは紛れもなく今、私の家にいるあの娘なんだ。あの娘が君の子どもなんだよ」。島崎は俊介に文句を言うために吉野邸を訪れたが、心のどこかで実の子に会いたかったのでは?冷や汗を拭う島崎。「父親同士で話し合おうじゃないか?どうすれば子どもたちに一番良いのか」「一番良いのはお前たちが直子の前をチョロチョロしないことだ!」。島崎は直子に千葉の九十九里で仕事を見つけたので一緒に行こうと誘う。俊介とのイイ感じだった頃を思い出す直子の前に大竹夫人登場。名古屋へ行く前に一目直子=いづみの姿を見たいと思った様子。「どんなことがあっても負けないでね」。何故そんなことを自分に言うのか分からない直子。そこへサンダとガイラのようになだれ込んでくる俊介といづみ。「お兄さんの気持ちが分からないわ!お兄さんの本当のお父さんを殺したのは島崎・・・」「バカ!」といづみの顔面を殴打。そのやり取りを聞いてしまった直子。直子がいたことに気づく俊介。この世の地獄ここにあり。直子は島崎について行くことを決心する。その夜、いづみは憔悴しきっていたところを警察に保護される。「やはりこの子を見捨てることはできない。たとえ偽りの我が子であろうとこの子を奈落の底に突き落とすことはできない。それが自分に課せられた運命なのだと信人は思った」(ナレーター:若山弦蔵)。翌日、吉野は電車で千葉に向かう直子(と島崎)をこっそりと見送る。「いづみ~!」つ・づ・く
2019年03月21日
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さかなクンさん。赤い運命 第13話「ひとりぼっちの我が娘」百恵ちゃん多忙なのか、登場シーンかなり少ない。セリフも短め。その分、宇津井健以下他の登場人物出ずっぱり。いづみは直子に礼を言う。何のことか分からない直子に「俊介を諦めてくれたこと」と。酷い女。「ごめんなさい。許してね」。根っからの善人の直子は「親友でしょ?私たち」と本当に許す。感激するいづみ。この二人だいじょうぶか?その頃、俊介は山村美矢子を訪ね、実の父親が島崎に殺された理由を知りたいと相談するが、自分で公判記録を調べるよう断られる。そんなこんなで吉野は島崎が拘置所内で自分の事件とよく似た事件の存在を知った事実を突き止める。これで島崎を追い詰めることができる。「だがひと時弾んだ信人の心に虚しさが走った。自分は今何をしているのだろうか。島崎の有罪を立証することは、とりもなおさず実の娘である直子を絶望の淵に叩き落とすことではないのか。信人の胸がまたきりりと痛んだ」(ナレーター:若山弦蔵)。そうとは知らず直子の面会に感激してわんわん泣いちゃうスーさんこと島崎。直子も思わずもらい泣き。DV気質満点。そしてまたもや直子に会う会わないで揉めている大竹夫妻。そんなこんなで裁判もいよいよ大詰め。冒頭、裁判官から「当初犯行を否認しまくって釈放されたのに自首したのはどゆこと?」と核心を突かれる。島崎はどぎまぎしながら「この検事があんまり娘をいじめるものですから・・・見ていられなくなったんです」ととんちんかんなことを言う。「しかしチミが本当に罪を犯していないなら他に方法があったのでは?」との直球質問に対して「娘のために犯してもいない罪を認めた、でもそれは間違っていることに気づいたんです。この検事は私が自首した後も娘をいたぶり続けるんです」とサイコパスアンサーで乗り切る。しかし吉野の追及にこれまでの証言が崩れる。「あいたたた、お腹が痛いヨ~」と役者ぶりを発揮。挙句「私はこの検事と話がしたくないんです!この男は私を人殺しにしたてようとしてるんです!」とキレ始める。もう最低。その後、俊介は島崎と面会し、実の父親を殺した理由を聞こうとした。この時、島崎は自ら起こした18年前の殺人事件の被害者が俊介の父親だと知る。しかし「俺はお前の父親を殺したことをこれっぽちも後悔していないんだヨ」と言い放たれる。「後悔しない理由がちゃんとあるんだ」。ケンカでもしてきたのか俊介はボロボロになって帰宅。自暴自棄になった俊介を吉野は竹刀で打ち込む。泣きながら吉野に殴りかかる俊介。吉野は俊介を受け止める。その様子を涙を流して見ているいづみ。三人とも血はつながりはない。「父は心の内で詫びていた。お前たちの罪ではない。すべては運命が仕掛けた残酷な罠なのだ」(ナレーター:若山弦蔵)。そんなこんなで剛造が倒れる。倒れながらも病床で俊介の実の父親、島崎との関係などぺらぺら喋る。いづみはそのことを聞いてしまう。いづみは吉野に何故そんなに直子を気にするのか問いただす。「だって島崎栄二って俊介兄さんの本当のお父さんを殺した男じゃない」「いづみ・・・お前どうして」。そのことだけは直子に言ってはならない。そんなこんなで島崎に判決が言い渡される。つ・づ・く
2019年03月18日
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むむむ~。。。赤い運命 第12話「父がひとり涙する時」自分のことしか考えないろくでなしたちがひたすら総進撃するエピソード。直子と俊介はもはや相思相愛。共に自分の運命に抗う二人はチュー寸前。その瞬間、スーさんこと島崎のものすごい顔がインサート。この演出、今は絶対できません。サブリミナル効果ではっと我に返った俊介は「どうして君はあの男の娘なんだ~!」と今更分かり切ったことを叫びながら走り去る。ひとり取り残される直子。そして俊介は些細なことでチンピラたちと衝突、ボコボコにされる。その頃、剛造は吉野にうっかり俊介に本当のことを喋ってしまったことについて言い訳をしていた。「取り返しのつかないことになる前にはっきりさせた方がよいと思ったのかもしれない」。このじいさんもどうしようもないな。そこへボコボコにされた俊介が帰宅。こちらも吉野にぐだぐだと言い訳めいたことを話す。第11話で吉野から「闘え」と言われたばかりなのに。闘っているのは吉野だけである。そして島崎は面会に訪れた直子に俊介と別れるよう涙する。しかし「直子~あの男と付き合うのはやめてくれヨ~」と言ったかと思えば「手前!俺がこんなところにぶち込まれているからあの男とイチャイチャしてんだろ!」と激昂。次の瞬間には「ぐすん、頼むからあの男とは二度と会わないと約束してくれヨ~」とサイコパスぶりを発揮。さらには「吉野の野郎、息子を使って直子を取り上げようとしてる!」「直子~ぐすん」と被害妄想ビンビン。それを真に受けて悩む直子はDV気質あり。そこへいづみが現れ、俊介のことを苦しめないでとねちねちとイビリまくり。直子は俊介にかつて自分と父親は別の人格だと言ってくれたことを、いづみの前ではっきり言ってほしいと頼むが「直子さん・・・今まで僕が言ったことは忘れて下さい」と言っていづみと走り去る。ろくでなしばかり。そんなこんなで島崎のアリバイを崩す証言が得られる。その頃、大竹社長は大竹夫人に嫉妬しまくり&「せめて直子ちゃんだけには会わないでくれ」と懇願。しょっちゅう吉野に会う、名古屋には行かない、直子のとこに行っている、裏切られてばっかりですわ。大竹社長の言うことも尤もです。そして剛三も直子の学校に押し掛けて、直子に直接「俊介に会わないでほしい」「若い二人ことを考えてです」と迫る。暇なじいさん。これには吉野も呆れかえる。「お父さんはどうして若い人たちの人生に介入しようとなさるのですか!」。直子はぼろぼろです。翌日、吉野は直子に詫びを入れるが、直子はそれを拒む。大竹夫人は吉野に、今後直子とは会わないと言う。そして直子は島崎に俊介とは二度度会わないと約束する。島崎感激。釈放されたら二人で遠いところへ行こうと言う。もうめちゃくちゃ。つ・づ・く
2019年03月17日
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おえ~。赤い運命 第11話「愛と憎しみの間に」証言台に立ち、吉野の質問に淡々と答える直子。ちょっとやべー展開になってきたと焦り始める島崎。しかし直子は「父が否定するなら、私は父の無実を信じます」と証言する。感動して目に涙を浮かべる島崎。こうして裁判は振り出しに戻ってしまう。閉廷後、吉野と山村美矢子は議論を交わす。島崎を有罪に持って行くため、本当の娘である直子をそこまで苦しめて良いのか?本来受けるべき苦しみではない。いっそ本当のことを話すべきでは?しかし吉野はいづみのため、そして島崎のためにも「それはできない」と拒否する。今の島崎から直子を奪ってしまうと裁判の結果に関係なく確実に破滅してしまう。その頃、直子は島崎と面会していた。島崎は直子に会えてうれしくて仕方が無い。同じ頃、大竹社長はいまだ裁判の傍聴を続けている大竹夫人に激怒&嫉妬していた。大竹社長は直子の事情を知っている。大竹夫人の心情もわからないではない。「だったら元に戻せば良いじゃないか!?」「そんなことできないわ」「できるさ。そんなのは大人共の勝手な思惑が働いているからだ!こうなったら俺が何もかもぶちまけてやる!」。必死に止めようとする大竹夫人に「自分の家庭が壊されそうとされているのに他人のことに構ってられるか!」と留めの発言。大竹夫人にとって直子は「他人」ではない。やべ、ちょっと言い過ぎたと反省する大竹社長。大竹夫人は全てを話す決心をする。そんな中、直子は俊介とデートを重ねていた。そのことに嫉妬するいづみ。もう耐えられへん。吉野はいづみの気持ちを受け止める。一方、大竹夫人から直子のためにすべてを打ち明けたいと聞かされる。しかし拒否。「島崎直子は芯の強い娘だ。あの娘ならどんな逆境にも耐えていける。耐えてくれる」。吉野の精神力の強さは尋常ではない。そんなこんなで何と俊介は島崎に面会。直子との交際について許しをもらうべく電撃作戦を実行。「運命はここにも皮肉な罠を仕掛けていた。島崎がかつて俊介の実の父親を殺害した人物であることは、俊介は無論、当の島崎自身もまだ気づいていないのだ」(ナレーター:若山弦蔵)。俊介の口から直子との結婚云々と聞き激昂する島崎。結婚という言葉はタブーにしよう(沢田研二)。「どうせお前の親父の差し金だろ!直子は俺の娘なんだヨ!誰にも渡すもんか~!!」。ものすごいモンスターぶりに放心状態の俊介。翌日島崎は吉野の取り調べを受ける。その際、昨日俊介が面会に来たことを話す。「大方あんたの差し金だろうけどね」。吉野は直子のこと、いづみのことについて話そうとするが「んなこと知りませんよ。直子はねえ・・・」「私の娘だ!」「・・・そうですか。じゃ仮に直子が検事さんの娘だとしたら、どうして息子さんと結婚できるんですか?」「俊介は・・・養子だよ」「ゲヘヘヘ。上手くできた話ですね。断っておきますけど私はどんなことがあっても直子を離しませんからね」。そんなこんなで剛造から直子との交際を反対される俊介。頑なな俊介に対して剛造は俊介の父親を殺害した人物が島崎だと暴露してしまう。ショックを受けた俊介は家を飛び出してしまう。その夜、吉野は白百合園の境内にいた俊介を見つける。島崎のことを隠していたことを詫びつつも、世の中にはもっとつらい人間がいると話し始める。「島崎の娘をみろ」。実の父親を殺した男に対する思い、その娘を愛してしまった自分自身を呪いたくなる思い、しかし運命とは元々そういうものだ。「言うことは一つだけだ。闘ってみろ。あの娘が闘っているように闘ってみろ」。それは吉野自身にも向けた言葉でもあった。「その夜、多くの人々が自分の運命と向かい合っていた」(ナレーター:若山弦蔵)。島崎、大竹夫人、山村美矢子、いづみ。つ・づ・く。
2019年02月18日
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チミにはチミの夢がある(田代)。赤い運命 第10話「愛する時と信じる時」大映テレビは宇宙一視聴者に優しい。冒頭のわずか数分でこれまでの展開を解説。ブランクが空いてもついて行けます。ブームに押されて「今日から見よっかな?」と思った初見の人もついて行けます。優しいなあ。優しいなあ。やさしい悪魔(キャンディーズ&吉田拓郎)。つうことで「俺はやっちゃいねー!」とこれまでの供述をひっくり返した島崎の発言に全員びっくり仰天。しかも検事の吉野から拷問を受けたとまで言う。「別に殴られたりした訳じゃないんすよー。まだ高校生の娘の直子を使って無理矢理尋問するんすよー」と。あまりにも突飛な展開に弁護人の山村美矢子は閉廷を申し立てる。その後、吉野は島崎に面会。島崎が釈放された後も「島崎の娘は自分の娘として育てる」と説明する。「え?何のことですか?私の娘って直子のことですか?それじゃうちの直子を無理矢理ひったくろうっつうことですか!?冗談言っちゃいけねーよ」と小芝居する島崎。このことを契機に吉野はマスコミから批判されることになる。そしていづみは直子に「お父さんをいじめないで!」といびり始める。絵にかいたような展開。しかし真実はひとつなり。そんなこんなでスーさん、ではなく島崎は刑務所内で自分が事件を起こした日に、似たような事件が起こっていたことを知る。「今、島崎は拘置所の仲間の話を聞いて、心に何か期するところあるもののようであった」」(ナレーション:若山弦蔵)。その後、山村美矢子と直子は島崎と面会。直子も島崎の発言に混乱していた。確かに相手を殴った。しかし死んだところまでは見ていない。相手が病院へ行って助かったことも考えられるのではないか、と。その後、山村美矢子は事件発生現場をしらみつぶしに調べた結果、確かに似たような事件があったことを突き止める。但し、被害者の行方は分からない。もし島崎が殴った相手がこの被害者だったとしたら・・・。そんなこんなで直子は島崎に面会。自分にだけは本当のことを話してほしいと言う。本当のことは誰にも分からない。当人ですら分からない。我らが若き義勇軍~。「お前には分からないよな。今から四十年も昔の歌だ。でも俺たち農家の次男坊や三男坊はこの歌を強制的に唄わされたんだよ。我らは若き義勇軍 力ぞ愛ぞ王道の 旗翻し行く所 見よ共栄の光あり 見よ共栄の光あり。これは満蒙開拓義勇軍の歌だ。日本は今の中国の東北地区ってとこで満州国って新しい国を作った。満洲国は日本の平和を守る礎。日本帝国繁栄の源だと教えられたんだ。口減らしにもなるしな。お国のためになることならと17の時に満蒙開拓義勇軍に志願したんだ。五族協和。分かる?アジア人が皆平和に暮らそうってことなんだ。王道楽土。そんな宣伝文句にたぶらかされて俺は満州くんだりまで手出かけて行った。ところが寝るところはねえし、食うものはねえし、水を飲めばすぐに赤痢にかかっちまう。仕方ねえよな。だだっ広い土地だけど中国人から日本の軍隊がかすめ取ったとこだ。騙されたと気がついた時は遅かった。でも俺はそこで四年辛抱したんだ。そして昭和20年の終戦だ。この時、皆満州に放り出された。軍や義勇軍のエライさんはな家財道具まとめて一番先に日本へ逃げちまいやがった。俺たちはツンドラの地帯に放り出されて、それでおしまい。俺はその時に思った。人なんて信じられない。外見がそんなに良くったって心の中では何を考えているか分かっちゃいねえ。特に人の上に立つ奴は。お上の仕事をしている奴はな、他人を利用してふんづけることしか知らねえんだ。俺はシベリアの収容所で何年も何年も同じことばかり考えてきた・・・」。直子は島崎が初めて自分のことを話してくれたことに感激した。そして島崎は直子のためなら何だってやると誓う(笑顔で)。そして二回目の公判。直子の姿が無いことを気にする島崎。吉野は証人に直子を喚問していた。険しい表情の吉野。動揺する島崎。つ・づ・く
2019年02月10日
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トラハ、トリヒキヲユルサナイ。赤い運命 第9話「秘密は父の胸ふかく・・・」モーレツ度がじわじわ加速。こんなに話の風呂敷を広げてちゃんと収束できるのか心配。ショックを受けた直子は白百合園に戻らず。心配した大竹夫人は吉野に電話するが、その場面を大竹に見つかってしまう。メラメラと嫉妬の炎を燃やす大竹。なんとなく吉野の家の近くに辿り着いた直子を俊介が見つける。吉野と共に今日は泊るよう声をかけられる。しかし剛造といづみは反対する。吉野は直子が本当の娘だから心配。俊介は直子に「ほ」の字だから心配。剛造は直子が俊介の本当の父親を殺した男の娘だから反対。いづみは直子が恋敵だから反対。見事なまでにそれぞれの思惑はばらばら。結局、直子は泊らずに帰宅する。翌日、大竹夫人は心配して白百合園を訪ねるが、いつもと変わらない様子で仕事に励む直子を見て胸をなでおろす。その頃、大竹は吉野に「あなたがいつまで経っても再婚しないから由美子の心が揺れるんです!」など勝手なことを言いながら嫉妬の炎を燃やす。ついでに島崎と面会。「吉野はあんたを一生刑務所にぶち込むつもりでいる」などウソ情報をお知らせ。ピュアな島崎はすっかり信じてしまい「吉野の野郎!俺から直子を奪うつもりかよ!」と荒れ狂い始める。そのため公判に備え、打ち合わせに来た山村美矢子の質問にほとんど答えようとしない。「あんた何か隠してんだろ?」「え?」「やっぱりグルかよ!」と被害妄想ビンビン。そしてもう一人のピュアな男・吉野は山村美矢子にプロポーズする。大竹に言われた言葉を真に受け、直子のために身を固めようと思ったのである。さらに「いづみ」と「直子」が取り違えられたまま引き取られたことを話す。吉野はいまさら真実を明らかにするつもりは毛頭なく、むしろ「いづみ」と「直子」のため真実を隠したまま偽りの父親として生きる覚悟でいたのだ。そんなことはつゆ知らず、いづみは直子への嫉妬の炎を燃やしつつあった(今はまだ種火程度)。そんなこんなで島崎は大竹との面会を希望する。大竹は改めて吉野の娘・いづみこそが本当の娘であり、直子は吉野の本当の娘だとレクチャー。しかし島崎はブチ切れる。「いや、直子は俺の娘だ。絶対に渡さねえ」。予想外の反応に大竹びっくり。そして直子と面会するが、いつになく荒れる。そして第一回目の公判が開かれる。法廷で対峙する吉野と山村美矢子。傍聴席には直子と大竹夫人。そして被告人の島崎が入廷する。伸び放題だった髪はほぼ坊主頭。『釣りバカ』もそうだったけど三国連太郎の役作りはホントすごい。物的証拠は見つからなかったものの島崎は出頭し素直に殺害を自供、情状酌量の筋でことを進めて行く予定だったが、突然吉野を指さして「私は殺しなんかやっちゃいません!全部この検事のでっち上げです!」とぶちまける。「その日の法廷はすべての人の運命をまた新しい嵐に巻き込もうとしていた」(ナレーション:若山弦蔵)。つ・づ・く
2019年01月16日
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豚汁定食を注文したらすぐ出てきた。やたら早いと思ったらお前ん家の風呂の残り湯のようにぬるかった。赤い運命 第8話「他人を装う父と母・・・」モーレツな展開。登場人物たちがドミノ倒しのように真相を知っていく。佐々木守はよくこんな複雑な話を思いつくなあ。吉野は直子=「いづみ」のアパートを訪ねるが、玄関のドアには「死ね」「出て行け」などの落書きが書かれていた。その凄惨さに絶句する。その後、白百合園を訪れ直子=「いづみ」にプレゼントを渡そうとするが受け取りを拒否される。直子は島崎を信じていた。帰宅後、吉野は島崎の起訴状をまとめる。いづみはふざけ半分で起訴状を読み上げようとし、吉野から叱られる。「直子・・・今頃どうしてるかな?だって17年ぶりに会ったお父さんが人殺しなんて。私だったら悲しくなって死んじゃうわ」と笑みを浮かべながら話す。複雑な表情の吉野。そんなこんなで直子はアパートを追い出される。家主でもある大竹夫人は心配して引き留めようとするが、その申し出を断る。「直子ちゃん・・・あなた・・・本当はね・・・」自分の娘だと伝えたいが言えない。大竹夫人は吉野に会い、何もかも全てを話したいと言う。しかし吉野は反対する。もし真実を知れば、いづみは死んでしまうかもしれない。その頃、直子は島崎と面会し互いを気遣う。初期のバイオレンスぶりがウソのような島崎。大竹夫人が帰宅とすると玄関前で剛造が待っていた。深々と頭を下げる大竹夫人=世津子。剛造は世津子の今の生活に理解を示す。しかし「いづみにだけは時々会ってやって下さい」とだけ頼む。剛造の言ういづみと、世津子が思っている「いづみ」は別人だが何も言えない。そんなこんなで大竹社長は大竹夫人と吉野の関係を疑うようになる。そして大竹夫人が17年前まで吉野世津子だったことを聞かされてショック。その夜、剛造は世津子に会って来たことを吉野に報告する。「あの人はもう大竹由美子さんだ。ただ、いづみにだけは時々会ってほしいと頼んできた」。剛造は分かっていない。そこへ大竹社長が乱入、嫉妬心をぶつけてくるが、吉野は今回のことで第二の人生を歩む決心がついたと話す。そこへいづみが乱入。あの子が大竹夫人の子ども。剛造は大竹夫人に頼んだことを大竹社長にも頼む。微妙な表情の吉野。もうたまらんばい。吉野は剛造に本当のことを話そうとするが「そうだ。いづみには本当の母親が必要だ」とどこまでもボケまくる。島崎は面会に来た山村美矢子に「早く直子のもとに帰ってあげたい」と懇願。島崎もまだ真相を知らない。そんなある日、大竹社長は大竹夫人を吉野に会わせなくするため子どもたちと名古屋の実家へ移そうと考える。それを聞いた大竹夫人は時間が欲しいと言い、全てを話す。「今、吉野家にいるのは島崎の娘の直子さん。島崎直子と呼ばれているのが、私の生んだ「いづみ」なんです」。吉野とだけしか知らない事実を話すので自分を信じてほしい。「そしてあの子が本当の父親のもとに帰るまで東京で観届けさせて」。吉野の考えもほぼ同じだった。せめて成人になるまで「いづみ」と「直子」を今のままでいさせたい。そこで大竹社長は島崎に面会、すべてぶちまける。直子が自分の娘ではなかった。その夜、島崎は号泣する。直子も世の中からはみ出され、そのつらさに耐えきれず号泣する。二人とも互いの声が聞こえた。つ・づ・く
2019年01月13日
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次々と電化製品が壊れる。赤い運命 第7話「父二人・母は今?」かなり重要なお話。完全に記憶を取り戻した世津子=大竹夫人。しかし吉野には「許して下さい」としか言えない。「それが17年ぶりの夫と妻のまことの出会いであった。空は傾く日の光を薄くにじませていた」(ナレーション:若山弦蔵)。大竹夫人=世津子は「いづみ」=直子が気になって仕方がない。アパートの表から「いづみ」=直子の様子を伺う。「そこに母と娘がいた。名乗ることの出来ぬ母であった。母と知らぬ娘であった」(ナレーション:若山弦蔵)。ひき逃げ寸前の出来事以来、大竹夫人の子どもたちは直子にすっかりなついている。「それとは知らず姉が妹を抱いている。なぜこんなことになったのであろうか?母の心は疑惑と不安に揺れ動いた」(ナレーション:若山弦蔵)。一方、大竹社長は気が気でない。自分たちを捨てて家を出てしまうのでは?そんな心情を大竹・弟(おおとりゲン)に話す。そんなこんなで世津子=大竹夫人は吉野に全てを話そうとする。しかし吉野は世津子に大竹夫人として生きること、一日も早く自分のことを忘れるようにと告げる。そして今まで通りいづみにも会ってほしいと言う。吉野の言ういづみは世津子が知る「いづみ」とはどうも違う。「あなた、本当はあの子・・・」。そこへいづみが訪ねてくる。世津子に引き会わそうとしたのだ。毎日が幸せいっぱいと話すいづみを前に「言えなかった。あの睦まじ気な二人の前で「あなたの娘はその子ではない」と。由美子にはどうしても言えなかった」(ナレーション:若山弦蔵)。その頃「いづみ」=直子は島崎と面会してた。今や本当の親子のように打ち解けている。当人同士は真相を知らないが。そしていつの間にか俊介とエエ仲に。そんなこんなで世津子は島崎と面会する。「あいつのおかげで綺麗な身体になる決心がつきました」と晴々と語る島崎。「不憫な子なんですよ。生まれた時、父親は刑務所暮らし。母親には捨てられる・・・」。ということは赤ん坊の頃の直子は知らないことになる。「生まれたのを知ったのは2年程経ってからのことなんです。直子を捨てた母親から水天宮のお守りを入れておいたって手紙が届きましてね」。世津子は下條さんにも聞き取り調査。火事の時「いづみ」=直子の持ち物を持ち出したのは消防士だったこと、園長は箱の中身と名前を確認する間もなく亡くなってしまったことを突き止める。「母は今すべてを知った。そこに間違えられた我が子がいた。本来なら検事の娘として生きる子が、殺人犯の娘として生きなければならなくなった我が子が、そこにいたのである」(ナレーション:若山弦蔵)。世津子は改めて「いづみ」=直子に会う。そこへいずみが現れる。「また、言えなかった。それぞれ違う人を父と信じている少女たちを前にして、母は何も言えなかった」(ナレーション:若山弦蔵)。いづみは直子に俊介との仲に釘をさす。いづみと俊介は血がつながっていない、だからフィアンセなのだと。子どもたちの前で号泣してしまう直子。いづみはいづみでつらい心情を吉野に打ち明ける。そして島崎の取り調べが始まる。「さっきいた方、検事さんのお嬢さんですよね?ついこないだまでうちの直子と同じ釜の飯を食っていたのに、こうも違うものかと思いまして・・・」。その後、世津子から「いづみ」のことを聞かされる。「何ですって?いづみが島崎直子だと仰るんですか?」。「いづみ」の腕にはほくろが三つある。名古屋の実家で「いづみ」を出産後、そのことを伝えることができずじまいだった。「そんな・・・!」。しかし真実を明らかにすることはできない。吉野を父親だと信じ切っているいづみだけでなく、「いづみ」を娘だと信じて更生を誓い始めた島崎はどうなるのか。しかし「いづみ」をこのままにして良いのか。世津子には耐えられない。「時期を待ってくれ・・・頼む」。ではいつまで待てばよいのか。もはや世津子は「いづみ」を娘としか見ることができない。つ・づ・く
2019年01月11日
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バカ2名発見。但し、捕獲はしない。赤い運命 第6話「ほくろ・悲しい愛」島崎立会いのもと現場検証が行われるが、物的証拠が見つからない。すべては島崎の証言に掛かっている。野次馬の中に直子の姿もあった。直子は山村美矢子に弁護士費用の支払いを相談するが「貴方の場合はサービス」とさらっと断られる。しかし、内心は同情されたくなかった。その頃、大竹夫人は直子に先日のお礼をと弁護士費用の負担を思いつき山村美矢子を訪ねる。その山村美矢子は既に水面下であちこちに働き掛け始めていた。そんなこんなで俊介は直子に魅かれ、いづみはそれを嫉妬する。剛造と吉野は法律に携わる立場を忘れ直子に入れ込みすぎる俊介を厳しく諌める。尤も剛三は直子が俊介の父親を殺した島崎の娘であることに引っかかっていた。その夜は嵐だった。強烈な風と雨音で大竹夫人は記憶を取り戻す。翌朝、職場でトマトジュースをジョッキでぐびぐび飲んでいる吉野のもとに大竹夫人が現れる。「夫が来る。夫の吉野信人が近づいて来る。由美子は自分が吉野世津子であることをはっきり自覚していた。そして今こそ言うべきなのだ」(ナレーション:若山弦蔵)。しかし言葉が出てこない。そこへいづみがお小遣いをねだりにやってくる。いづみの腕にあるはずのほくろが無い。ではここにいる「いづみ」は誰なのか?動揺する大竹夫人=世津子が気になる吉野。「知っていた。この目は見知らぬ他人を見る目ではない。信人の直感がそう叫んだ」(ナレーション:若山弦蔵)。「由美子の中で大きな疑問が渦巻いていた。違う。あの子は私の娘じゃない。なぜ?どうして?」(ナレーション:若山弦蔵)。帰宅する玄関の前に直子が立っていた。「この娘が我が子だ。そうに違いないと由美子は直感していた。焼け付くようなその思いが、由美子の体を突き抜けた」(ナレーション:若山弦蔵)。直子は山村美矢子が国選弁護人に選ばれたことを報告にきたのだ。ただしその好意に甘えていいのか?大竹夫人は力になりたいと思うが、大竹との間にできた子どもたちとの板挟みになる。その頃、吉野は島崎の取り調べを進めていた。イマイチはっきりしない吉野の供述。「私がやった・・・と思います」。被害者が死ぬところまで見ていないため、そうとしかいえないと言う。山村美矢子との面会にも心なしかのらりくらり。しかし直子が自分のことでつらい思いをしていないか、それだけが気がかりだったが、案の定、近隣から人殺しの娘と後ろ指を指され、玄関に落書き、投石までされる有様だった。面会に訪れた直子にそのことを確認する。気丈に振る舞い、自分に気遣う直子にスーさんではなく島崎ボロ泣き寸前。「白百合園なんかに行かなきゃ良かった。そうすればお前に会わずに済んだのに」「私、お父さんに会ったこと後悔してないわ」。さて、完全に記憶を取り戻した大竹夫人=世津子は夫に身寄りのない直子を引き取りたいと申し出る。もちろん反対。十分すぎるぐらい援助をしてきた。それにあの子は17歳で立派な大人だ。あれ?17歳?伊勢湾台風は17年前。「まさかお前、あの子が・・・!?」。台風の中、助けたのは自分だということを忘れないでくれ、子どもたちを捨てないでくれと懇願する大竹。「私、あなたの妻じゃないの」の言葉にじーんときたよ。しかしその後、吉野と大竹夫人=世津子は再会を果たす。つ・づ・く
2019年01月10日
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宇宙。赤い運命 第5話「母の記憶がもどる時」展開が早い。だんだんややこしくなってきそうな感じがするので、今回より若杉京子(山口百恵)を「島崎直子」、青山圭子(秋野暢子)を「吉野いづみ」の表記に改めます。吉野はぐいぐい島崎直子に人情攻撃。しかし島崎直子は父親を信じるの一点張りで泣き崩れる。「悪かった。許してくれたまえ」。一方、島崎は吉野を捕まえ「あの娘、何か言ってませんでしたか?」と問いかけるが「良い娘さんを持ったね・・・」と意外なことを言われる。直子がそれほどまでに自分のことを庇ってくれていたとは。今度は島崎の心がゆれる。もし自分が逮捕されれば直子は偽証罪に問われる。「それでも構わない・・・」。これには島崎たまらんばい。翌日、白百合園で子どもたちを相手に遊んでいる直子をこっそりのぞき見。サングラスにヒゲもじゃフェイスに子どもたちビビリ気味。そこで「じゃ~おじさんが今からお遊戯を教えてあげるよ~」と悪魔のような表情でちいちいぱっぱと踊り出し、すっかり子どもたちとフレンドリー。しかしめまい&ふらつき。さらに刑事たちの姿を目撃。さりげなく身を隠す。刑事たちから詰め寄られる直子。その姿を不憫に思う島崎。直子は刑事たちにも嘘の証言をするが、次第に自分の言動に耐えられなくなる。直子は俊介に肉親の不利になるような証言はしなくて良いのか法律相談。そこへいづみが現れ、俊介と直子が一緒にいたことを嫉妬する。そして島崎も山村美矢子に法律相談。「もし自分が殺人犯だったとしたら何年ぐらいの刑になるの?」。剛速球な内容に唖然。なんとなく言い争って思わず相手を突き飛ばしたところ、打ち所が悪くて死亡。「これ過失致死ですか?」。傷害致死なら3~5年、初犯で情状酌量の余地があれば執行猶予がつくかも。島崎は17年の刑を終えて出所したばかり。その夜、白百合園の理事である大竹夫人を訪ね、17年間たった一人で育ってきた直子に今後万が一の時があればどうかよろしくと頭を下げる。その瞬間、大竹夫人は「17年間・・・テニスコート・・・ぶつぶつ」と不気味な言動。さすがの島崎もビビリ気味。何かを思い出しながら徘徊する大竹夫人。気がつくと吉野の自宅前に辿り着く。そこへ剛造が帰宅、大竹夫人を見て「世津子さんじゃないか!世津子さ~ん」と絶叫。訳が分からなくなる大竹夫人。そのことを吉野に報告するが「いづみにはしばらく伏せておいてほしい」といわれる。島崎は帰宅すると直子にペンダントをプレゼントする。翌日山村美矢子の事務所を訪れ、全てを自供する。「これ以上、直子を苦しめるわけにはいかんのです」。そして検察庁へ出頭し、吉野にも直子を騙し続ける自信がなくなったと話す。「どうか娘が肩身の狭い思いをしないよう取り計らって下さい」。一方、直子は突然姿をくらました父・島崎を探しまわる。その途中、車にひかれそうになった大竹夫人の子どもを助ける。大竹夫人ショックでくらくら。さらに直子から我が子を渡された時、目に入った直子の腕のほくろ。「これ小さい時からあるんです」。あれ?何か思い出しそう。「よみがえりつつある大竹由美子の記憶は吉野いづみと島崎直子の運命に決定的な瞬間をもたらそうとしていた」(ナレーション:若山弦蔵)。その話を聞いてキーッとなる大竹。島崎が逮捕されたと聞いて徐々に悪キャラぶりを見せ始めるいづみ。そんないづみを厳しく注意する吉野。拘置所で涙の面会をする島崎と直子。「お父さん、私ずっと待ってるわ」「うんうん(涙で言葉にならない)」。そして吉野を避ける直子。つ・づ・く
2019年01月10日
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オーロラプラズマ返し。赤い運命 第4話「恐ろしい告白にゆらめく娘心」今回の内容をひと言でいえば、このサブタイトルに尽きます。吉野は若杉京子に尋問を続けるが「父親を信じる」の一点張り。一方、山村美矢子は島崎に面会。若杉京子の言動を伝えるとさすがの島崎もホロッと来るが「やっちゃいねえ」の一点張り。若杉京子は父親の島崎を庇っている。事件の秘密を知っているに違いない。吉野は島崎をクロと睨むが、決定的な証拠が無いことから不起訴と判断。島崎は釈放される。拘置所を出ると若杉京子が待っていた。後ろから突いてくる若杉京子をうっとおしく思うが、父親である自分を思う気持ちや素振りにまたしてもホロッと来る。そして横に並んで一緒に歩こうと声をかけ、笑顔で応じる若杉京子。この父娘、保護が必要です。その頃、大竹は前回吉野へ相談した内容とまったく同じことを山村美矢子に相談していた。大竹夫人の記憶が戻りつつあったのだ。もし記憶を取り戻したら自分や子供はどうなるのか?元夫のもとへ戻ってしまうのか?山村美矢子は「ご本人次第です」と説明する。実は山村美矢子は吉野にほの字ダネ。吉野の妻・世津子が行方不明になって17年。吉野に再婚する意思はない。世津子の写真は処分したと言いながらも、実は貸金庫に保管しているという。青山圭子は母・世津子の顔を知らない。世津子と一緒に映っている幼い頃の自分の写真も見たことが無い。それらはすべて貸金庫の中。。。島崎は釈放されたが、容疑が晴れた訳ではない。警察はアパートに張り込みを続けていた。その夜、島崎は高熱を出して倒れる。学校を休んでまで徹夜で看病してくれた娘・若杉京子にまたまたホロッと。そして戦時中、満州にいたことを話す。何も無い地平線。あの時死んでいればよかった、と。ついでに「あの人殺しは俺がやったんだよお~」とさりげなく殺人をカミングアウト。「それでも俺のことを信じてついてきてくれるか~?」。恐ろしい告白にゆらめく娘心。アパートの外でそのやり取りを見ていた吉野。吉野はウツイズムで若杉京子に迫る。「この目はいつもの目とは違う。何かを訴えている目だ。そうだ、知ったのだ。この娘は何かを知ったに違いないと信人は思った」(ナレーション:若山弦蔵)。白々しく会話を続ける。「自分は又この娘を苦しめようとしている。信人の胸に痛みが走った。しかし彼は検事だった」(ナレーション:若山弦蔵)。そしてズバリ島崎から何かを聞いたのではと問いかける。さらにくどくどとあれやこれやの人情エピソード攻撃。「救えるのは君だけだ。お父さんの心を開かせ、温かく溶かしてやれるのは君だけしかいないんだ」。ゆれる百恵ちゃんではなく娘心。つ・づ・く
2019年01月08日
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異常なし(あり!)。赤い運命 第3話「親をかばう血の叫び」佐々木守登板。前回まで怒涛の展開だったのが急にペースダウン。じっくり描写しているようでいて、引っ張っているような。三国連太郎のバイオレンスアクトがものすご過ぎたのか、島崎栄次のキャラもややマイルドに軌道修正。そんなこんなで今回はあまり話が進まない。島崎栄次は別件逮捕されたまま。検察に回され吉野から取り調べを受けるが、粗暴な言動もなく素直に応じつつも「別件逮捕は人道問題ですよ」とインテリっぽいことを言ったり。警察は事件当日着ていたジャンパーが無いことから、娘の若杉京子が何かを知っているのではないかと睨む。そしてアパートに家宅捜査が入る。その頃、下條さんは以前から懇意にしていた人権派の弁護士・山村美矢子(有馬稲子)に若杉京子の父親・島崎栄次のことについて相談。山村美矢子は島崎の弁護を引き受ける。佐々木守作品には「みやこ」という名前の女性がたくさん出てくるがここでも来たか。その後、山村美矢子は若杉京子に大竹夫人を紹介されるが、吉野の妻・世津子とそっくりにびっくり。そんなこんなで吉野はどんよりしっぱなし。帰宅すると娘の青山圭子にべったり甘えられて癒されるが、若杉京子の寂しげな表情が忘れられない。俊介も島崎の別件逮捕が気になる。青山圭子は俊介になぜ島崎の事件に首を突っ込もうとするのか嫉妬する。そんなこんなで吉野は山村美矢子から大竹夫人が世津子と同一人物であり、記憶を失っていることを聞かされる。大竹も名古屋の出身だった。しばらくして吉野は大竹から「重婚罪はどれくらいの罪になるんでしょうか?実は私の妻は記憶喪失なんです」と大胆な相談を受ける。伊勢湾台風が上陸した日、一人でふらふら歩いているところを保護し入籍したものの、もし夫がいたとしたら?でも二人の間には子どもがいる。でももし記憶が戻ったとしたら?などなど。目の前にいる吉野が大竹夫人の夫とは知らずに赤裸々過ぎる大竹。吉野は「おそらく・・・おそらく罪にはならないと思います」と硬い表情で答える。ここ数日の間にいろいろありすぎてややお疲れ気味。そこへ警察の求めに応じて若杉京子が事件の参考人として出頭する。吉野は若杉京子に島崎を庇う気持ちを理解したうえで「世の中には血のつながりよりももっと大切なものがある。それは正義だ。真実だ」と語りかける。つ・づ・く
2019年01月08日
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頑張るって何を?赤い運命 第2話「逮捕・ひき裂かれる父と娘」笑えるぐらい複雑な人間関係。登場人物は何ひとつ知らないけど、視聴者はすでにすべての謎を知っている。構成が豪快だなあ。吉野は警察に呼ばれ殺人現場を訪れる。犯人と思われる男の特徴を聞き、島崎の姿を思い出す。翌朝、島崎と若杉京子は共に朝食を摂るが、些細なことでバイオレンスぶりを発揮するスーさんではなく島崎。しかし悪態を突きながらも若杉京子に「あなたは私の父親です」と言われホロリとする。17年間、誰も面会に来なかった。お前のおふくろも男を作ってどこかへ行っちまった。だから俺は一人ぼっちだった、と愚痴を言うが「私も一人ぼっちでした」と言われ、返す言葉を失う。その後、若杉京子は白百合園の理事でもある大竹夫人を訪ねる。定時制高校を退学するだけでなく、白百合園での見習い保母も辞め、父親にためにもっと実入りの良い仕事に就くという。大竹夫人は島崎の噂を聞いていたため心配するが、大竹を通じて仕事の紹介を約束する。ただし退学は反対される。「高校を卒業したら保母の資格を取って白百合園の子どもたちの面倒をみるって言ってたじゃない」。そう言われ気持ちが揺れる。さらに下條さんにも退職を引き留められる。そこへ子どもたちへのプレゼントを抱えた青山圭子と俊介がやってくる。青山圭子との再会を喜ぶが、自分とはずいぶん違って幸せそう。俊介はやつれた様子の若杉京子を心配する。なんだか二人は良い雰囲気。その様子を見てしまう青山圭子。その夜、吉野は父・剛造に近々大竹夫人へ挨拶に行ってくると報告。剛造は俊介と「いづみ」(青山圭子)を結婚させたいと話す。「きょだいと言っても二人は血のつながりが無いからね」。青山圭子はそのことを聞いてショックを受ける。「不味かったかな・・・」とデリカシーに欠けた剛造。次の日、吉野は大竹邸を訪れるが、庭にいた大竹夫人を見てビックリ。伊勢湾台風で行方不明になった妻・世津子その人だったからだ。大竹夫人=世津子は吉野の顔を見て何かを思い出そうとする。しばらく見つめ合う二人。そこへ子どもを連れてサングラスにちょび髭の大竹が帰宅。不審者風ファッションの大竹に不審者扱いされる。その頃、警察は例の殺人事件の犯人を追っていた。吉野は犯人が島崎だと踏み、しれっとアパートを訪ねるが若杉京子から警察と検察の動き方について批判される。「ひたむきな目が、信人の心を刺した」(ナレーション:若山弦蔵)。さらに帰るよう言われる。「無頼の父親を信じようとするけなげな心が、信人の胸を撃った」(ナレーション:若山弦蔵)。その帰り道、島崎と遭遇。吉野は島崎を知っているが、島崎は吉野のことは知らない。俊介の実の父親を殺した島崎が目の前にいる。「信人は思わずこの男を締めあげたい衝動にかられた。だがその時信人を押さえたのは、検事としての職業意識、あの直子(若杉京子)の目の色だ。憎んではいけない。罪は清算されたのだ」(ナレーション:若山弦蔵)。その頃、警察は島崎が寿司屋の大将をボコボコにしたことを突き止めるが、決定的な確証が無いことから別件逮捕で話が進み始める。しかし吉野は別件逮捕には反対、あくまで物的証拠の収集で進めるべきと主張する。帰宅すると若杉京子が青山圭子に会いに来ていた。吉野は俊介に送っていくよう声をかける。それを断る若杉京子に青山圭子は「送ってもらいなさいよ。でも誘惑しないでね。私とお兄さま血がつながって無いのよ。だから、結婚だってできるのよ」とチクリ。俊介は若杉京子の後を追いかけて詫びる。そこへ島崎登場。俊介をボコボコにする。お互いがどんな関係なのか視聴者は知っているが二人は知らない。さすがに嫌気がさし、若杉京子は帰宅せず下條さんを訪ねる。しかしやっぱり気になって帰宅するが、そこにはぐでんぐでんになったスーさんではなく島崎の姿があった。「この人が父親なのか。殺人を犯し17年も刑に服していたこの人が自分の父親なのか。直子(若杉京子)は自らのおぞましい運命を声をあげて呪いたかった。しかし逃げてはいけない。この父と共に生きて行くのが自分の宿命なのだ。今、直子(若杉京子)は自分の心にそう言い聞かせようとしていた。しかし・・・」(ナレーション:若山弦蔵)。大竹は若杉京子の依頼に応じて島崎を雇うことになる。「私も裸一貫で修羅場をくぐりぬけてきた男だ。たかが人殺しの一人や二人・・・あ、スマンスマン。ガハハ」。しかし島崎は別件逮捕される。「俺は何もやっちゃいねえ~」。つ・づ・く
2019年01月05日
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年明け早々リアル車寅次郎。失恋ではありません。赤い運命 第1話「再会・それは悲劇のはじまり」『赤い疑惑』の後番組。引き続き山口百恵と宇津井健が主役。ものすごく人間関係が複雑(出演者も豪華)。それを分かりやすく整理した理想的な第1話。「昭和34年9月26日。この日、潮岬西方より上陸した台風15号は各地に甚大な被害を与えた。すなわち死者行方不明5千百余名、負傷者4万4千人、罹災者概数約153万、いわゆる伊勢湾台風がこれである。例年飽くことなき襲いかかるこの自然の暴力は常に幾多の悲劇を生み、この災難に巻き込まれた人々の運命を大きく変え続けた。この伊勢湾台風も例外ではなかった。この日、生後間もない幼子を抱えた母親が嵐の中消息を絶った。それはまさに運命の日だった。すべては17年前のこの日から始まったのだ」(ナレーション:若山弦蔵)。吉野信人(宇津井健)は東京地裁の人情検察官。父親の剛造(志村(けんではなく喬))、養子の俊介(南条豊)も検察官を務めている。吉野の妻は生まれたばかりの娘・いづみを連れて名古屋へ帰省中、伊勢湾台風の被害に遭ったまま行方不明になっていた。そしてあと3ヶ月で失踪宣告により死亡扱いになる。そんな時、みなしごを受け入れている施設・白百合園が火事になる。吉野はたまたま車で前を通りかかり火事に遭遇、子どもたちの救出を手伝う。そこで働いていたのが本作のヒロイン・若杉京子(山口百恵)と青山圭子(秋野暢子)。園長先生(下川辰平)は若杉京子と青山圭子が保護されていた時の着衣を、それぞれ箱に入れて大切に保管していた。その箱を守るため燃えさかる建物へ。ごうごう燃えまくり。ホントに建物一棟焼いてます。消防隊員に箱共々助けられるが、その際に箱の中身が入れ替わってしまう。「この時、運命の歯車が大きく回った」(ナレーション:若山弦蔵)。その後、園長は死亡。「彼が命をかけて守ろうとしたものは、この二人の出生にまつわるある事実であった。しかしこの箱の中身が運命の手によってすり替えられたことは、まだ誰も知らない」(ナレーション:若山弦蔵)。その後、職員の下條さん(木内みどり)は二つの箱にそれぞれ納められていた園長先生の覚書を目にする。青山圭子の箱には「昭和36年3月17日、東京都台東区に居住するモトハシイチゾウ氏より受託依頼あり。同氏の申し立てによれば当養女は名古屋市郊外に居住する同氏母堂が34年伊勢湾台風の折、堤防決壊の現場付近において発見、保護したるものにて、約一年半にわたり孫を預かると称し養育したるものの如し。なお当養女の氏名、親族の有無に関しては全く不明にして小鳥の模様入りケープのみが唯一の手掛かりだ」。一方、若杉京子の箱には「昭和36年4月9日、当園門前に遺棄されしものを発見、保護したるものなり。生後2年と認められるものの氏名、身元に関しては全く不明。着衣および水天宮守り札のみが手掛かりだ」と書かれてあった。さらに「追記。昭和36年5月13日、島崎栄次なる者より来信あり。調査の結果、当養女の父親と判明する。なお島崎は現在、殺人罪にて服役中である」とあった。箱の中身は入れ替わっている・・・。下條さんは週刊誌で吉野の娘が行方不明であることを思い出し、青山圭子が「吉野いづみ」ではないかと申し出る。一方、白百合園は大竹建設が再建を名乗り出る。大竹建設の社長・大竹修三(前田吟)はヒゲにサングラスと超胡散臭い容貌。妻の大竹由美子(岸田今日子)は白百合学園の理事だった。大竹夫人はなぜか週刊誌の記事を見て動揺する。吉野は下條さんから渡された小鳥の刺繍の入ったケープを見て、妻が編んだものに間違いないと確信する。こうして青山圭子は「吉野いづみ」として吉野家に引き取られる。父と娘の再会に号泣。昭和のシンデレラストーリー。昭和なのでDNA鑑定なし。一方、白百合園にもう一人男が訪ねに来る。「娘探しに来たんだけどね~。ちょうどあんたぐらいの年かっこうかな」と若杉京子を捕まえる。この男こそが17年の刑期を終えて出所した島崎栄次(スーさん)であり、遺棄した子どもに水天宮のお守りを渡したと話す。父と娘の再会。どんよりした雰囲気。そして姉妹のように育った青山圭子と若杉京子は涙の別れ、それぞれの父親に引き取られる。その時、吉野は島崎栄次の姿を見て驚く。「運命のいたずらとはいえ、あまりにも残酷な仕打ちであった。一人は法の正義を説く検事の娘として、もう一人は出獄間もない元殺人犯の娘として今この門を去る。しかもそれは運命の手によってすり替えられた二人だった」(ナレーション:若山弦蔵)。その後、二人は正反対の生活を迎える。青山圭子は豪邸でお嬢様、ふかふかのベッドやドレスを与えられ夢のよう。一方、若杉京子はアパートで二人暮らし。島崎栄次はいきなり酒を要求、寿司屋で飲んで大喧嘩。支払いを娘に押し付ける虐待ぶりを発揮。児童相談所は何やってんだ?さらに「島崎直子」と名乗らせる。「お前不服か?俺がつけたんだ。いい名ダロ?」。実は島崎栄次は俊介の実の父親を殺した罪で刑務所に収監されていた。その島崎が出所したのだ。吉野は父・剛造にしばらくは誰にも話さないよう口止めする。そんなこんなで島崎は働くつもりなし。むしろ「お前が働け」と若杉京子に高校へ退学届を出させる。対照的に青山圭子は名門・青葉学園へ転校することになる。吉野は若杉京子が退学することを心配しながらも、娘とはこれからも友達でいてほしいと話しかける。「圭子のこと、いえいづみさんを幸せにしてあげて下さい」と笑顔を見せる健気な若杉京子。そしてべろんべろんの父・島崎のことも気にかける。さすがの島崎もグッときました。ところが島崎の着ていた服に血痕を見つけ慌てて洗い落とす。その頃、吉野に殺人事件の一報が入る。つ・づ・く
2019年01月03日
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