カテゴリ未分類 0
俺たちの旅 0
全13件 (13件中 1-13件目)
1
マダム・ヤンよ永遠に(ハウス食品)。必殺橋掛人 第13話「子連れ刺客の魔剣を探ります」最後の仕事は江戸城。地図を焙ると家紋が浮かび上がる。将軍の御落胤・光千代を与えられていた高澤藩の家紋だ。頼み料は高澤藩の藩札で占めて千両、一人当たり二百両。春光尼は寺の境内で一之助少年を見かける。一之助は父親の帰りを待っていると話す。一之助の父・日下部伊織(下条さん)は高澤藩の侍三人を一瞬にして斬り倒していた。殺伐とした光景を目の当たりにする春光尼と柳次。伊織は高澤藩の若君を殺害したことで追われていた。翌朝、柳次とお咲は家事を一切しようとしないお藤に呆れ返る。挙句に若い男とよりを戻して出て行ってしまう。お咲は慣れていると言いながらもぽろぽろ涙を流す。「お紺さんどうしてるかなー。お咲、お紺さんのほうがいい」。そんなこんなで柳次親子と伊織親子は偶然食堂で相席になる。家族ぐるみでほのぼのトーク。それにしても伊織が何故高澤藩の若君を斬ったのか?新吉の仮説では高澤藩に将軍の御落胤を藩主に祭り上げて藩を思い通りにしようとしている奴がいるはず。そのことを知った高澤藩の誰かが橋掛けを依頼した。殺しの的は江戸城にいるかもしれない。新吉は柳次に「その目で確かめろ」とダメ出しされ「そんなんばっかしじゃねえか!」とブチ切れ。柳次も大奥の潜入を思いつき、いつもの番頭に相談するが「あきまへん」。下手をすると生きて帰れないかもしれない。それより「宿下がりの奥女中を狙いなはれ。そのほうが商いになりまっせ」。つうことで最速で奥女中のナンパに成功、出会い茶屋でひーひー言わせながら側用人・田所外記(村野様)と大奥中臈・お国(速水典子!)の存在を聞き出す。この時の柳次が極悪フェイス。新吉の仮説は的中、田所とお国は自分の息のかかった藩を増やそうと企て、伊織に藩の世継ぎを始末させていた。伊織は柳次の正体に気づいていた。「ただの担ぎ商人とは違うと思った。こびりついた血は落ちぬものだ。お主が何者かぐらいわかる」。お咲のことを聞かれた柳次は一之助を江戸城に連れて行くのかと聞き返すが、伊織のほうが遥かに腹が座っている。その頃、高澤藩は田所に将軍家の御落胤を押し付けられたことでぶっちゃけ困っていた。そのことを聞きつけた田所は高澤藩の江戸家老・加納にクレーム&パワハラ攻撃開始、切腹に見せかけてぶっ殺す。多助に仕事を依頼したのは加納だった。一方、伊織は田所に暇を願い出ていた。自分の役目は終わった。頼み人と殺す相手が分かったことで春光尼は多助が遺した地図を燃やし、柳次たちは頼み料の藩札を受け取る。つうことで新吉がお国を仕留め、おくらは瓦をぶん投げて田所の部下の喉をぶった斬り。柳次が田所を絞め殺し、屋敷を出ると伊織が待ち伏せしていた。「悪人といえども恩人だ。知らん顔していけば悔いが残る・・・ひとつ頼みがある。死んだ時には子どものことを頼む」「俺もだ。娘を頼む」。斬りかかって来る伊織を柳次は一瞬にして倒す。翌朝、柳次は一之助を連れて帰るとお紺が戻っていた。お咲はお紺が帰って来てくれたことと一之助という弟が出来たことに大喜び。そこへお藤がまたまた戻ってくる。「よーしお父さんこうなったらまとめて面倒見ちゃう。実は大きな商いでまとまった金が入ったんだ。だから皆で温泉に行ってパーッとやろ!」柳次ファミリーイエーイ。おくら・松夫婦も高澤藩の藩札を元手にたどん屋へ商売替え&マイホームまで購入。しかし松が家の残金を払いに行く途中、高澤藩の藩札でめんこ遊びしている子どもたちを目撃。「何してんの!こんな大事なもので!」「知らないの?こいつを出してた高澤藩、御家断絶になったからただの紙ッぺらとおんなじなんだってよ」。おくら・松夫婦ショック。でもほのぼの。斉藤清六のキモい芝居に萬田久子困惑気味。そして柳次ファミリーもしょんぼり。でもほのぼの。「一家団欒秋日和。平和が一番!」。お・わ・り
2023年11月16日
コメント(0)
それでもマダム・ヤンは・・・。必殺橋掛人 第12話「四谷の忍者寺を探ります」お紺はついに柳次とお咲に愛想を尽かせ家を出て行ってしまう。お咲は止めるどころか最後までイビリまくり。そのせいで柳次は仕事の打ち合わせに遅刻する。残る仕事は四谷と江戸城。江戸城はデカい仕事になりそうなので四谷を先に片づけることになる。地図を炙ると「卍」の文字が浮かび上がる。その時、橋掛人・亀吉が柳次を訪ねて来る。亀吉は四谷の寺でバイオレンス僧侶たちとのバトルで重傷を負っていた。そして柳次に渡してほしいと紙切れを差し出すと姿をくらます。続いて大勢の捕り方が追いかけてくる。遅れてきた柳次は全員を逃がすが、新吉は柳次が他の橋掛人とも組んでいるのではないかと疑う。翌朝、春光尼は伊太郎から昨夜の捕り物について聞き出す。固く口留めされていたが、春光尼に手を握られて発狂寸前。「実は一年前から大の大人が神隠しに会うたんや。それがどうも表と裏の顔を持つ橋掛人の仕業らしいわ」「橋掛人?」「夕べもそこで亀吉いう男が殺されたんや」。つうことで今回のターゲット仁法寺。僧侶たちの身のこなし、足を運ばせ方から全員が忍びだ。橋掛人では太刀打ちできない。血気盛んな新吉に対し「やる前から結果は見えてら」と柳次が言い放つ。その時、仁法寺から逃げ出した男がバイオレンス僧侶たち(無名時代の國村隼)にぶっ殺され井戸へポイ捨てされる。地下では男たちが手裏剣などの武器を作らされていた。周助(獅子丸)と定七は一ヶ月前、密かに多助へ仕事を依頼していたが音沙汰無し。そこで周助自ら多助に接触しようと考える。男たちは有事に徳川家の尖兵として立ち上がる役目を与えられた忍者衆の末裔だった。ところが世は天下泰平、先祖代々の技の鍛錬を怠るようになり、今では何の役にも立たなくなったことに仁法寺の大僧正は激怒。そこで末裔たちを拉致、労働(武器の製造)&思想教育&軍事訓練を行っていた。徳川家の不満分子が活動を起こす前に生きの音を止めなければならない。周助は柳次と同じ長屋に住んでいたが、妻と娘を残したまま。柳次が周助の妻と娘を訪ねると仏壇に手裏剣のようなものが飾られていることに気がつく。周助は鍛冶屋だった。そんなこんなでおくら・松夫婦が仁法寺に潜入しようとするが失敗。続いて新吉が試みるが柳次に止められる。見取り図を探るだけでも仲間の亀吉が殺されたぐらいだ。柳次の気迫に圧倒されて新吉は潜入を断念する。新吉の報告を受け皆疑心暗鬼だが、春光尼だけ柳次がそこまで反対するぐらいなので余程の相手に違いないと話す。泰平の世に忍者たちが集まって何を企んでいるのか?ひょっとしたら橋掛人狩りかもしれない。そんなこんなで周助は仁法寺から脱出しようとするが深手を負い、おくら、松、新吉に多助宛ての頼み料を託すと息を引き取る。一方、周助を追ったバイオレンス僧侶たちが接近、新吉は吹き矢を向けて戦おうとする。おくらに「元締に知らせずにやる気かい?掟破りだよ」と止められるが無視。その時バイオレンス僧侶たちは突然揺れた木の方向へ向かって行く。そんなこんなで新吉たちが頼み料を受け取ろうとするが、柳次が待ったをかけ「へし折ってやる!」と言って新吉の右腕を掴む。「掟を破りやがったな!」。バイオレンス僧侶たちの注意を逸らしたのは柳次だった。新吉は非を認めると右腕を差し出す。しかし「こうして頼み料を受け取っちまったからにや・・・やらなきゃいけねえ。おくらさん。松あん、お光さん・・・覚悟はいいな。俺たちが頼みと同様の運命をたどることになるか、それとも恨みを晴らすことができるか」と言って亀吉が入手した仁法寺の見取り図を差し出す。つうことで春光尼が仁法寺に潜入、新吉とおくら・松夫婦が連係プレーでバイオレンス僧侶たちを仕留めまくる。続いておくらが無名時代の國村隼に瓦をぶん投げるがかわされてしまう。しかし二投目でぶった斬り。三投目で新吉を助け、四投目でもう一人仕留める。一方、追い詰められた新吉を柳次が反物でナイスアシスト。続いて大僧正と№2を何十本もの金糸で動きを抑えてダブル絞め殺し。その後、柳次が帰宅するとお紺ではなくお藤が帰っていた。若い男が良いに決まっているが、味も素っ気の無いため飽きたという。柳次はお藤を放り出そうとするがお咲が反対。「お父ちゃんさあ、お紺さんに逃げられ前のお母ちゃんにも逃げられたら苦労するのはあたしなのよ。女中を一人雇ったと考えればいいじゃない。あたしももうこの家切り盛りするのに疲れたわ」「だってお前お紺が帰ってきたらどうするんだよ!」「その時はまた交代してもらえばいいじゃない」。なるほどと柳次納得。つ・づ・く次回感動の最終回。
2023年11月13日
コメント(0)
マダム・ヤンは悪い夢だったのかもしれない。必殺橋掛人 第11話「板橋のウラ仕掛けを探ります」ある日、春光尼の寺に板橋のさよという女が多助を訪ねて来る。おさよは春光尼に頼み料を渡すが、追手の男たちに連れ去られてしまう。そこで春光尼は板橋の仕事を優先する。地図を炙ると「飯」の文字が浮かび上がる。板橋は宿場町おそらく飯盛女のことだが、ピュアな松は「米の飯」だと勘違い。つうことで泊りがけの出張仕事に出発。ちょっとした旅行にウキウキの松とおくらに柳次は念のため別々の部屋に泊まるよう忠告する。つうことで宿に到着、全員森田屋にチェックイン。新吉は森田屋で客の子を孕んだ飯盛女と知り合う。飯盛女たちは自ら堕胎した後、水子地蔵として供養していると聞かされる。一方、松は飯盛女の熱烈接待に満足していたが、一緒に寝るとまでは知らず「もう帰ってよ~」と部屋から追い出す。森田屋のオーナー・嘉兵衛(アンチショッカー同盟の男)は松がしつこくおさよのことを聞き出そうとしていたことを知ると手下を使って松を襲撃、監禁する。翌朝、柳次はおくらと新吉に一時撤退を提案するが、おくらは反対し単独で松を探し始める。そんなこんなでおさよは一ヶ月前に身投げして死んでいたことが分かる。何者かがおさよに成りすまして接近、今回の一件は最初から罠に嵌められていたのだ。そんなこんなで土地の有力者・問屋場の六右衛門(松山照夫)と嘉兵衛が怪しい。おさよを心配していた春光尼も伊太郎の妨害をクリアすると板橋へ向かうが、あっけなく嘉兵衛の手下に捕まってしまう。連れ去られた先にはおさよに扮したおもんという女と、拷問で痛めつけられた松の姿があった。六右衛門は元橋掛人で多助のことを若い頃からよく知っているという。そして多助が死んだと聞いたことと、今回自分の命が狙われたことを機会に江戸の裏稼業を乗っ取ろうと画策していた。柳次は着物のセールスを装って六右衛門に接触、六右衛門は柳次を春光尼配下の橋掛人と見破り、柳次も六右衛門が殺しの的と確信する。柳次、新吉、おくらは飯盛女たちが持ち寄った僅かばかりの頼み料を受け取ると六右衛門の屋敷に向かう。六右衛門も柳次たちが来ることを待ち構えていたが、新吉におもんと手下をあっさり殺され、おくらも松の代わりに新吉のサポートで嘉兵衛を仕留める。そして柳次と六右衛門が直接対決。「江戸へ生きて帰れると思うのか?」「お前えも道連れだ」。柳次が六右衛門を始末するとおくらは地下の隠し部屋で拷問を受けていた松と春光尼を助け出す。「おくら・・・飯、飯盛ってよ」。翌朝お咲はお紺に柳次がウソをつく時は鼻をスンスン鳴らすと教える。そこで二人は柳次に板橋で何もしなったか聞くが「何もしてないよ(スンスン)」「本当に何もしてないの?」「何もしてないよ(スンスン)」。お紺は柳次が女遊びをしたと思って号泣。柳次はお咲に「お前また何か言ったな?」「何も言ってないよー(スンスン)」。お・わ・り
2023年11月12日
コメント(0)
マダム・ヤンとは何だったのか。必殺橋掛人 第10話「日本橋の地獄火を探ります」今回の仕事は日本橋。地図を炙ると「地獄」の文字が浮かび上がる。超ビビる松。多助は何を伝えようとしたのか?とりあえず日本橋で調査開始。ある日、上方から梅川菊之丞一座がやって来ましたよ。ライブの告知に皆イエーイ。仕事中の松も屋根の上からイエーイ。しかし足を滑らせた弾みで瓦が次々落下、一座に直撃かと思いきや菊之丞(スガカン)が素早くキャッチしまくりで益々イエーイ。おくらは菊之丞の妙な運動神経の良さが気になる。翌朝、柳次ファミリーのショートコントでお咲の嫌味が炸裂。続いて柳次といつもの番頭の丁々発止。津川雅彦と北見唯一のやり取りが毎回楽しい。『必殺橋掛人』は津川雅彦、安孫子里香、高部知子、北見唯一の芝居合戦&斉藤清六のリアルアクト+萬田久子の瓦投げアクションだけでお腹いっぱいです。柳次といつもの番頭がなんやかんややっていると近江屋の一番番頭・茂十郎(『ウルトラマン80』第41話に登場した斉藤君の父親※2021年10月28日参照)が半年ぶりに帰って来てごあいさつ。爽やかで仕事ができるイイ男。近江屋は一年前に大旦那を亡くしたばかりだが茂十郎を中心に頑張りまっせ。ところが本家の番頭が急死したとの知らせが入る。その頃、おくらは菊之丞一座に松を役者志願と称して潜入させようとするが、斉藤清六ばりのリアルアクトにお断りされる。それに比べて欽ちゃんの懐の深かさが偉大すぎ。そして前回から春光尼と伊太郎のショートコントも開始。チンピラに絡まれた春光尼を伊太郎が助けるが、今度は伊太郎が『暗闇仕留人』の主題歌『旅愁』(唄:西崎みどり)を唄いながら迫りまくる。ぼんちおさむの狂ったようなテンションの高さだけが見ものです。その夜、春光尼は黒獅子の元締の娘・おきぬに会う。黒獅子の元締は多助の元仲間で金のためなら誰でもぶっ殺す地獄火の伝蔵に殺されていた。伝蔵は多助にそのことを伝えるため上方からきたのだ。しかも伝蔵は京、大坂の近江屋の番頭を次々殺し、旅役者に扮して江戸に来ているという。地図に示された「地獄」とは伝蔵=菊之丞だと分かったが、番頭殺しを依頼したのは誰か?そんなこんなでおきぬは伝蔵たちの返り討ちに遭って殺されてしまう。近江屋の跡を継ぐのは一番番頭の茂十郎、二番番頭で極悪フェイスの五兵衛(ドクトルG)のどちらか。見た目茂十郎かと思いきや愛人とビッグラブの結構なゲス野郎で見た目なんか当てになりません。つうことで茂十郎プロデュースの近江屋新作ファッションショーが開かれるが、その真っ最中に茂十郎はゲストに招いた菊之丞=伝蔵に殺されてしまう。会場に訪れていた柳次は息を引き取る寸前の茂十郎から多助宛ての頼み料を託される。伝蔵に番頭殺しを依頼したのは五兵衛だった。やっぱり見た目です。つうことでおくらは瓦をぶん投げて一座の連中三人を次々仕留め、新吉は吹き矢で座がしらと伝蔵を始末する。そして柳次が五兵衛を絞め殺す。翌朝、柳次はセールスに行った蝦夷で雪に埋もれる夢を見る。「嫌な夢だったなあ・・・」。目が覚めるとお紺とお咲に囲まれホッとしました。そしてどんなことがあっても三人一緒だと言って指切りを交わす。お・わ・り
2023年11月12日
コメント(0)
マダム・ヤンはいない。必殺橋掛人 第9話「柴又帝釈天のトラを探ります」今回の仕事は柴又帝釈天。地図に「虎」の文字が浮かび上がる。その帰り道、おくら・松夫婦は恐怖の新キャラ・岡っ引きの伊太郎(ぼんちおさむ)に目を付けられる。しかしおさむちゃんこと伊太郎は心の恋人・春光尼を見かけると人格豹変、場所柄をわきまえず接吻しようと春光尼に迫るが、ひょいと避けられ松と接吻。おさむちゃんにキスされた斉藤清六のリアルリアクションが爆発。今回最大の見どころ終了。翌朝お紺がオメデタで柳次&お咲イエーイ。柳次は養育費を稼ぐため表と裏、両方の仕事に精を出す。柴又帝釈天は帝釈天の虎が仕切っていたが、今では長女のおちかの婿養子・政五郎が仕切っている。しかもほぼやくざで評判が悪い。柳次は謎のチョイ悪オヤジ・吉蔵から虎は一年前に湯治へ行った塩川で急死したと聞き、早速塩川へ向かう。ところが聞き込み調査の結果、虎は元気ビンビンで江戸に帰ったという。そこで虎の娘婿・政五郎率いる千里組を調べることになる。政五郎はいずれ二代目帝釈天の虎を襲名するはず。おくら・松夫婦(松「こないだは天満の寅。今度は帝釈天の虎。トラが多いなあ。今年は寅年だっけ?」。『必殺橋掛人』が放送された1985年は阪神タイガースが優勝した年なんですね)と柳次ファミリー(安孫子里香VS津川雅彦の演技合戦)のショートコントを挟んだ後、おくら・松夫妻は渡世人を装って千里組に草鞋を脱いで潜入。同じく三年前に虎の世話になったという吉蔵も草鞋を脱ぐ。そのことを聞いた政五郎宇は何故か警戒する。吉蔵はすっかり変わった帝釈天にしょんぼり、虎の次女・お里もいない。その夜、やくざたちの総会で政五郎は柴又帝釈天の権利書がどうなっているか追及されていた。権利書がなければ政五郎を二代目帝釈天の虎と認める訳には行かない。先代が亡くなって一年も経つのにどうなっているのか。そこで三日間の猶予が与えられる。ある日、新吉は帝釈天の縁日で鳥を卸しているお里と顔見知りになる。ついでにぶっちゃけ虎のことを聞くが知らないと言われるがなんか不自然。虎は政五郎によって座敷牢に監禁されていた。しかし権利書の在り処を絶対に吐こうとしない。お里は座敷牢に通って父親・虎の面倒を見ていた。虎はおちかに騙されてお里を勘当していたが実際にはこの有様。虎はお里に詫び、お里は本当に悪いのは政五郎だと言っておちかを庇う。この一年で虎は目が不自由になったが「人の本当の姿が見えるようになった」と話す。そんなこんなで吉蔵は帝釈天でお里と再会するが、お里は逃げるように立ち去る。お里を追いかけた吉蔵は座敷牢に監禁された虎を見つける。すっかり変わり果てた姿に驚いているところに政五郎が現れ吉蔵ぶっ殺し&お里手籠め、虎から権利書の在り処を聞き出して遂にゲットする。その夜、座敷牢におちかがやって来て虎とお里を逃がすが、それは政五郎の仕掛けた罠で二人とも殺されてしまう。新吉は絶命寸前のお里から多助に宛てた頼み料を受け取る。こうして政五郎は二代目帝釈天の虎に襲名、これで今日から十手持ち、やりたい放題できるぜ。ガハハハ。しかし新吉が至近距離からおちかを仕留め、おくらの投げた瓦が下っ端の喉をブッタ斬り、柳次が十手を振り回す政五郎を絞め殺す。数日後、お紺の妊娠がただの思い過ごしだったことが判明。ガックリする柳次とお紺。お咲だけニコニコ「思い過ごし、腹ボテ騒動、これにておしまい。チョン!」。お・わ・り
2023年11月09日
コメント(0)
マダム・ヤンなんて幻なんだよ。必殺橋掛人 第8話「浅草の㊙ドクロを探ります」朝からお紺に嫌味スパークのお咲。険悪なムードに柳次は温泉行きを提案してイエーイ。ところが一年前、仕事仲間の仁平の借金の保証人になったためいつもの番頭から利息を催促される。そんなこんなで今回の仕事は浅草。地図を炙るとドクロマークが浮かび上がる。頼み料は既にもらっているが、たったの一朱と七文だけ。温泉行き資金獲得を当てにしていた柳次は不満げ。翌日、仁平を探し回るが引っ越しを繰り返していた。金貸しの弥五郎&権造も仁平を探していた。二人の強引な取り立てに耐えられず命を絶つ人も少なくなかった。そんなこんなで仁平の居所に辿り着くが、仁平の妻・おひさ曰く一年前からあちこちで使い道の分からない借金を作っては夜逃げ同然の生活を送っていた。その後、やっと仁平を捕まえるが柳次の取り分を借金取りの弥市に横取りされてしょんぼり。しかし弥市は仁平から取り立てた金を謎の女・おもんに渡し、おもんはその金を両替商に預けていた。その後、弥五郎&権造も仁平を発見、ボコボコにして取り立てるがおひさに免じて許してやるぜ。その様子を見ていた新吉は弥五郎&権造が煙草入れに付けていたドクロのストラップを目にする。つうことで仁平とおひさは地道に借金を返済するため屋台のうどん屋をオープン、柳次ファミリーも応援します。その夜、仁平は多助の寺を訪れ依頼した件はどうなっているか再リクエストするがノーリアクション。『橋掛人』の頼み人たちは多助がとっくに殺されていることを知らない設定が面白いです。仁平は超極悪金貸しの弥五郎&権造殺しを依頼していた。仁平が依頼人だと知った柳次は仕事を保留にする。「金を借りた人間がただ返せないからっていちいち俺たちが殺しを引き受けていたんじゃ金貸しはいくら命があっても足りねえ。まして仁平は俺の古い友達だが、女房も知らない金の使い道がどうも腑に落ちねえ」。つうことで再調査。新吉はおもんの屋敷に入る仁平を目撃、そこには弥市もいた。三人はグルで仁平が借りまくった金を元手に金貸しを開業しようと目論んでいた。でもちょっとヤバくなってきたので上方へトンズラすっか。その前に金目のものは全部処分するぜ。つうことで仁平はおひさに五両の借金を理由に離縁を申し出る。おひさは仁平のため女郎屋に身を売ることを決心、仁平は五両ゲット&女房処分でウキウキ。あとは弥五郎&権造を橋掛人に殺してもらうだけ。そして真相を知ったおひさを刺し殺すと屋形船に乗り込んで今夜はしっぽり。川岸から三人を狙う橋掛人たち。舟を漕ぐ弥市を新吉が吹き矢で仕留める。川の向こう岸で提灯を掲げる松、それを目印におくらが瓦をぶん投げておもんの喉に命中、松が手にした提灯にも命中して明かりを消す。その瞬間びっくりした斉藤清六の表情がリアルアクト。そして一人トンズラしようとする仁平を柳次が始末する。翌朝、柳次ファミリーは箱根へ温泉旅行に出発するが、いつもの番頭が現れ仁平の借金を取り立てる。お紺とお咲は潔く旅行を諦め、大掃除と宿題に取り掛かる。良いお嫁さんと娘を持って柳次ホロリ。お・わ・り
2023年11月07日
コメント(0)
マダム・ヤンはカレーが大好きらしいとの情報を入手しました。必殺橋掛人 第7話「湯島天神の紅梅を探ります」今回の仕事は湯島天神。地図を焙ると梅の花の形と「天」の文字が浮かび上がる。帰り道に新吉は夜鷹狩りに遭遇、逃げ遅れた夜鷹・麻乃を助ける。新吉と別れた後、麻乃は叢に倒れていたイケメン・仙太を助ける。数日後、柳次はお紺とお咲を連れて湯島天神の縁日に出かける。そこへ柳次の先妻・お藤(友引高校のサクラ先生)が姿を見せる。毎月一回旧柳次ファミリーは食事に行く約束になっていた。一方おくら・松夫妻も湯島天神で調査中、適当なことを言って辰巳屋の娘をうきうきさせている占い師・天命堂を見かける。その後、天命堂が向かった寺では住職の法念(石橋雅史)がありがたい説法をライブ、先日の鉄砲水で被害に遭った人たちに食料を配給していた。そんなこんなで麻乃に介抱された仙太が気がつきましたよ。困っている人がいれば助ける、麻乃の奉仕精神にじーんときた。麻乃は日本橋の呉服問屋の娘だったが十年前に御金蔵を破られ放火、家族や従業員全員殺され「運が良かったのか悪かったのか、あたい一人だけ助かったんだヨ」。今では夜鷹として生計を立てていた。御金蔵破りは恐怖の押し込み強盗「天満の寅」の仕業だと分かっていたが、江戸からぷっつり姿を消していた。天満の寅の正体は仙太の父親・法念だった。仙太は麻乃と知り合ったことで法念の仕事を手伝うことに嫌気がさし、辰巳屋の襲撃を計画中の法念と天命堂に怒りをぶちまける。そんなこんなで旧柳次ファミリーの食事会。お咲はお藤に新しい母親のお紺と上手くやっていると見栄を張る。「お料理だってお母ちゃんより上手いしお父ちゃんにやさしいしね」。そんなコントを披露中、新吉が柳次を呼び出し、天満の寅の情報と麻乃のエピソードを報告する。湯島天神の天命堂と天満の寅。何だか繋がっているような。ある日、辰巳屋は娘がチンピラに絡まれているところを仙太に助けられたことをきっかけに仙太の婿養子入りを決める。天命堂の占いでも相性ばっちりね。そんなこんなで新吉は麻乃にぶっちゃけ今回の仕事の依頼主ではないかと聞き出そうとするがあっさり否定。「お父あんにお母あん、それにあたいを可愛がってくれた店の人たち。皆が生きて帰って来てくれるんだったらどんなことしてでも晴らせぬ恨みを晴らしてほしいよ。でもそんなの無理じゃない。だから十年前のことは忘れることにしてるの」。その後、仙太は麻乃に合わせたい人がいると言って寺に案内、天満の寅と相棒の天命堂に引き合わせる。天満の寅ブチ切れ、ソッコーで麻乃を殺すと仙太を鉄拳制裁する。天満の寅と天命堂は辰巳の襲撃だけでなく、娘たちを騙して長崎へ売り飛ばそうとしていた。そこで仙太は改めて多助に天満の寅と天命堂の殺しを依頼する。橋掛人たちは頼み料を受け取るが、柳次だけは自分の受け取り分を春光尼に預ける。長崎出発の前夜、おくらのぶん投げた瓦が天命堂の喉をぶっ斬り、新吉が吹き矢で天満の寅を仕留める。父親の死をし確認た仙太は多助に感謝するが、にこにこで本性を現す。父親以上に表と裏の顔を使い分けた二代目天満の寅を名乗る。そのことに気づいていた柳次は春光尼から一両を受け取ると仙太を始末する。「俺は頼み人だ!天満の寅じゃねえ!」「二代目天満の寅だってお前え言ったんじゃねえか」。翌朝、柳次ファミリーのショートコント。お紺の作った朝食に文句を言いまくるお咲。柳次曰くお咲は反抗期らしいが性格がゲスなだけでは?お・わ・り
2023年11月07日
コメント(0)
楊夫人の夕食のデザートは天ぷら。必殺橋掛人 第6話「本所の七不思議を探ります」お話はハードだが何かが足りないのが『橋掛人』の魅力。今度の仕事は本所。地図を炙ると「清」の文字が浮かび上がるが、何故かはっきりとは記されていない。多助は何かをためらったのか?斎藤「清」六のことではなさそうだ。江戸では姉小路塾の話題で持ち切り。難しい学問から行儀作法まで教えてくれることで大評判。しかも経営者の姉小路は高貴な身分で美人。ただし誰も姿を見たことが無く本所の七不思議と言われている。ちなみに月謝は超高い。同じ塾でも市兵衛(若山富三郎)の日之出塾は月謝なんかあって無いようなもの。代わりに千枝(アブラサール)が苦労してますがね。お抱え出版業者の長兵衛(ハヤタ隊員)は姉小路の指令を受けて美人母親三人にお声掛け。「美容と健康にイイんですよー。毎日飲み続けないとダメよ」と言って謎の薬を今なら無料お試しキャンペーン実施中。春光尼は幼馴染のお久と再会する。お久はシングルマザー、絵草子屋を営みながら一人娘を姉小路塾に通わせていた。そこに長兵衛登場。お久に姉小路塾を勧めたのは長兵衛だった。その時お久は突然苦しみだし、春光尼が帰った後、謎の薬をがぶ飲みしてホッとしました。柳次ファミリーのショートコント(お紺とお咲が屋根によじ登り、柳次がどちらを受け止めるか飛び降りようとする。「待ったー!これ以上お父さんをイジメないでくれ―!」)を挟んだ後、新吉が姉小路の屋敷を調査。屋敷にはクスリをがぶ飲みする母親たちがいた。長兵衛の無料サンプルは健康補助食品を装いながら実は麻薬だった。母親たちはあっという間にクスリ漬けにされ、クスリの見返りに売春を強要&役に立たない母親はぶっ殺されていた。ハヤタこと長兵衛の悪の笑顔がまぶしいね。お久もクスリ漬けにされていた。その後、おくら・松の調べで姉小路の本名がお清(すが)だと判明する。お清は多助の妻であり春光尼の母親と同じ名前。多助が地図に「清」の字を書く時にためらった理由はそのことだった。しかし母親は死んだと聞かされていた。そこで春光尼は独自に聞き取り調査を開始。お清は庄屋の息子、薬問屋の主人などと不倫をしては心中を繰り返していたが、遺体が上がるのは男だけでお清の姿は見当たらなかった。お清の墓も無かった。ある夜、春光尼は姉小路の屋敷でクスリ漬けの売春婦にされたお久を目撃、姉小路ことお清と再会する。どうして自分を捨てたのか?父親の多助と何があったのか?「教えてやろうか?多助って男が乳飲み子のあんたを抱えて途方に暮れてたんだよ。ちょいと仏心を出してしばらく一緒に暮らしてただけさ。あんたはあたしの娘じゃないんだ」と言って無料サンプルを渡そうとする鬼畜ぶりを発揮。しかしショックを受けた春光尼が帰った後ぼそっと呟く。「どうせ・・・噓で固めて生きてきたあたしさ」。柳次は傷心の春光尼にカウンセリング開始。夫と娘を捨てた女がどう生きようが所詮は地獄。「想像を絶する厳しい現実があったんだろうぜ」「でもお父あんがこの仕事を引き受けたのも事実なんです」。多助に姉小路殺しを依頼したのはお久だった。その後お久は娘を連れて江戸を出ようとするが塾頭と長兵衛に殺されてしまう。それを知った春光尼は母親の始末を決意する。つうことで新吉が塾頭を始末、おくらの投げた瓦がハヤタ隊員こと長兵衛の喉をぶっ裂き、柳次が姉小路ことお清を絞め殺す。屋敷の外には春光尼の姿があった。翌朝、柳次ファミリーのショートコントで〆。安孫子里香と高部知子のアドリブ合戦に津川雅彦もニコニコ。お・わ・り
2023年11月07日
コメント(0)
楊夫人の夕食はビフテキ(※ビーフステーキ)ですよ。必殺橋掛人 第5話「六本木の朝顔を探ります」今度の仕事は六本木。地図を炙ると「朝顔」の文字が浮かび上がる。今回の舞台となる六本木はテレビ朝日のことを指しているとどこかで読んだ記憶がありますわ。ある日、新吉は入水自殺を図ろうとする女を見かける。本気で死のうとする女に新吉は慌てて止めると放っておけず連れて帰る。その頃、柳次ファミリーではお咲が寺子屋へ通いたいと言い出していた。お紺は賛成するが柳次は反対。そこへ新吉がやってきて女を一晩泊めてほしいと頼まれソッコーOKするがお紺は反対。柳次はおくら・松夫妻に女を預け、松はソッコーOKするがおくらは反対、新吉を紹介して結局元に戻る。翌朝、女は姿を消す。たまたま女を見かけたおくらが尾行すると女は六本木の華道・井泉流宗家の屋敷に入って行った。女は井泉流家元の娘・お菊だった。お菊は破門され住む所を失っていた。六本木には同じ看板を掲げた家元がもう一つあった。同じ流派で家元が二つある。その後、お菊は新吉を訪ね、これまでの経緯を話す。お菊は父親の弟子・聖四郎と祝言を上げることになっていたが、突然姿を消し、噂によると隅田川で水死体になっていたという。「朝顔の好きな人でした」。新吉は鳥を見ている時だけ笑顔を見せるお菊に小鳥を与える。そんなこんなで柳次から着物を借りたおくらは井泉流に弟子入りして潜入捜査。そんなこんなで六本木の宗家でお菊の姉・お蔦はお墨付きを与えていない教室を井泉流とは認めず片っ端から排除。また、家元の意思を受け継いでいたのは夫の四郎だったが、浮気性のお蔦は四郎を追い出したものの花伝書を持ち出されたため取り返そうとしていた。ややこしい。。。つうことでお菊に直接交渉、屋敷から出て行って無断で教室を開いたことを猛烈に𠮟責するが、お菊も徹底抗戦する。そこでお蔦の弟子二名(無名時代の升毅)が四郎をぶっ殺すと花伝書を奪い取る。四郎は息を引き取る前に聖四郎から預かっていた金を多助に渡すようお菊に頼む。翌朝、お菊は多助を訪ねるがそこにいたのは新吉だった。二年前に家元である父親が亡くなる間際に花伝書を高弟の四郎に渡し、井泉流を継がせることを約束してから醜い跡目争いが始まった。四郎を助けていた聖四郎は辻斬りに遭い、生け花に大切な二の腕を斬り落とされていた。聖四郎が姿を消したのはその直後だった。お菊との関わりに悩み世を儚んで死んだと噂に聞いた。しかし今回の件で決心がついた。お菊は新吉に聖四郎の金を託す。その後、お菊はお蔦の許に乗り込むが、弟子二名に殺されてしまう。新吉から頼み料を受け取った橋掛人チームは弟子二名、裏切り者の師匠、お蔦を次々と始末する。翌朝、柳次は仕事が休みだったのでお咲に付き合うと言うが、お咲はお紺と一緒に過ごすよう勧めると寺子屋へ出かける。柳次とお紺は早速エッチしようとするが、お咲がおくらからの差し入れを持ってくる。「あ、見てはいけないものを見てしまった」。ニヤニヤするお咲。お・わ・り
2023年10月22日
コメント(0)
楊夫人は昼から寿司を食べていると思う。必殺橋掛人 第4話「小伝馬町の怪奇牢を探ります」今度の仕事は小伝馬町。地図を炙ると「牢」の文字が浮かび上がる。ある夜、謎の男が柳次と同じ殺し技で近江屋の主人を殺害して金を奪う。しかし翌朝、謎の男は小伝馬町の牢の中にいた。春光尼によるとこのひと月の間に牢屋敷から運び出される死人の数が増えていた。表向きは病死とされているが、囚人たちが虫けらのように殺されているようである。下手をすると頼み人が消されてしまうかもしれない。新吉は近江屋の事件を聞いて柳次の仕業ではないかと疑う一方、さっさと牢に探りを入れなければならない。そこでわざと街中で派手な喧嘩をして小伝馬町送り。生ケツを板でバシバシ叩かれる中尾彬状態の新吉をガン見する謎の男こと重蔵(戸浦六宏)。その夜、新吉は重蔵の手下・辰五郎に始末されそうになり死んだふり。新吉を始末すると重蔵と辰五郎は、牢屋同心の高梨(アンチショッカー同盟の男)に取り調べと称して牢の外へ出される。次の仕事は江戸一番の呉服屋・越後屋。デカい仕事に辰五郎と高梨はビビるが、重蔵は補強メンバーの当てがあると話す。一方、新吉は囚人たちから重蔵について仕方なく言いなりになっていたこと、高梨とつるんで牢を自由に行き来していること、口封じのため役人を買収していることなど聞く。そして娑婆に戻ったら多助に会って依頼していた件を早く片付けてほしいと頼まれる。柳次はファミリーで縁日に出かけた時、重蔵を見かける。重蔵は殺し技を伝授してくれた師匠であり、柳次は重蔵配下の橋掛人だった。ある日、役人たちに追われ絶体絶命、重蔵はファミリーのいる柳次を庇って奉行所に捕まったはずだったが、金で身代わりを用意して何とか生き延びていた。柳次は重蔵からスカウトされるが、押し込み強盗まがいの外道に成り下がったかつての師匠に失望する。しかし「いい女房と娘じゃねえか。大事にしろよ」と暗に二人の命の保障はないと脅される。そんなこんなで新吉は百叩きの刑を受けて放免、おくら・松夫妻に頼み人と的を伝えるが、重蔵と柳次の関係がはっきりしない。柳次はそのことを新吉から問い詰められるが、傷薬を与えるだけで答えようとしない。「実は俺も傷だらけだ。治す薬を探してるんだ。お前の傷はこれで治らあ。だが俺のはな・・・」。そこで呉服屋の番頭(北見唯一)から借金をするとお紺とお咲を旅に出し、自分が頼み人になって橋掛人チームに重蔵殺しを依頼する。その夜、越後屋を狙う重蔵たち三人。柳次が合流しなかったことにブチ切れた重蔵は高梨にお紺とお咲を始末するよう命令する。おくらのぶん投げた瓦が夜道を急ぐ高梨の喉をブッタ斬り。柳次の長屋に向かった辰五郎を新吉が誘い出すと吹き矢の針でぶっ殺し。そして柳次と重蔵が同じ技で殺し合い、あっさり柳次の勝利。その後、柳次はお紺とお咲の宿に駆けつけるが、お咲が久しぶりにおねしょをしてしょんぼりしていた。お紺は柳次に山へ行こうと誘うが、お咲は海に行きたいと主張。言い争う二人に柳次は「山へ行って山で泳ごう!」とドッチラケなことを提案する。お・わ・り
2023年10月22日
コメント(0)
楊夫人は朝からラーメンを食べる。必殺橋掛人 第3話「神田のゆうれい坂を探ります」今度の仕事は通称「ゆうれい坂」と呼ばれる神田春日坂。地図を炙ると「り」の文字が浮かび上がる。帰り道、松は「ゆうれい坂」で地蔵に手を合わせる女を見て幽霊だとパニック。「あーん!怖いの~おくら~一人にしないで!」。十年前に神田春日坂で小間物問屋を営んでいた若松屋の女房が主人を殺害する事件が起きていた。女房は無実だと訴えたが死罪になる。幽霊の正体は成仏できない女房だともっぱらの噂。そんな中、悪徳金貸し・般若の喜平次が殺される。顔を滅多斬りにされて人相は分からないが、背中の般若の彫り物が証拠だとして早々に葬られる。その後、喜平次に会いたいと言う女が奉行所に駆け込んでくる。埋葬されたと聞くと深夜、墓を掘り返すが「違う・・・彫り物が違う」。翌日、柳次は鰻屋で女と知り合う。ギャンブル好きの柳次は矢場に立ち寄ると女と再会、女はおりんという矢場の主人だった。おりんはやたら片肌を脱ぐよう勧めるが拒否され、的に五本当たったらエッチを約束する。「お前さんが見たかったのはこの背中なんだろ?」。柳次の背中には何も彫られていなかった。「おりんさん、もっと自分を大切にしなよ」。そこへ岡っ引きの三五郎(不知火太郎)が現れ、おりんを北町奉行所の与力・佐久間(コム長官)の屋敷へ連行する。佐久間はおりんが墓を暴いた理由を突き止めようとしていた。おりんは屋敷から抜け出すと「ゆうれい坂」の地蔵に多助に合わせてほしいとすがりつく。そして多助の代理人と名乗る柳次の声に若松屋を殺したのは喜平次だと語り始める。事件を担当していた佐久間は若松屋の女房を下手人と断定、般若の刺青をした男の仕業だと主張する若松屋の娘の証言を無視して死罪を言い渡す。おりんは若松屋の娘だった。世間では喜平治が殺されたとされているが本物はまだ生きている。柳次は両親の恨みを晴らしてほしいとおりんが置いた頼み料を受け取り、橋掛人チームに報告する。頼み人はおりん、あとは本物の喜平次を探すのみ。実は偽物の喜平次を滅多斬りにしたのは三五郎だった。三五郎は佐久間からおりんの口を封じるように言われ、江戸を出ようとしていたおりんを捕まえる。おりんは連行された屋敷で佐久間と再会、無実だった母親を殺した諜報人だと泣き叫ぶ。佐久間は墓を暴いたのが若松屋の娘・おりんだと知り、おりんは佐久間こそ本物の般若の喜平次だと知る。佐久間の背中には般若の刺青が彫られていた。佐久間は自分の正体を明かすとおりんを始末する。松は地蔵に向かって「いつもお世話になってます」と言って恐る恐る動かし、地蔵に向かっておくらの投げた瓦がおりんの亡骸を運ぶ下っ端の首を斬り裂く。一緒にいた三五郎は慌てて逃げ出すが、新吉の吹屋に仕留められる。そして柳次は屋敷で金を勘定していた佐久間こと般若の喜平次を反物に仕込んだ針金で絞め殺す。翌朝、お咲はお紺をいびるが、お紺に逆襲されシクシク泣き出す。心配する柳次とお紺。しかしウソ泣きでにっこり。お・わ・り
2023年10月20日
コメント(0)
楊夫人の一日を想像する。必殺橋掛人 第2話「佃島のおとめ魚を探ります」多助が残した江戸地図をロウソクで焙ると「浅」という文字が浮かび上がる。おそらく依頼人の名前。場所は佃島。「あそこの佃煮はすんごく美味いんですヨ」とサラッとコメントする松こと斎藤清六のナチュラルアクトが光る。佃島の鯛は「おとめ魚」と呼ばれ、初物はまず将軍が口にし、その後いろいろ経て最後に庶民が口にすることができる高貴な食べ物だった。そのため佃島では無断で鯛を獲ることが禁止されていた。密漁をする者は理由を問わず問答無用でブッた斬り。柳次ファミリーのショートコント(お咲とお紺が崖っぷちに立っている。どちらかを突き落とさなければならない。柳次はお咲もお紺も突き落として自分も飛び降りると答える。呆れるお咲とお紺)を挟んで、まず新吉が佃島に潜入して調査を開始。直次郎ソックリの漁師・浅吉(本田博太郎)と知り合う。浅吉は年老いた母親に鯛を食べさせただけの理由で漁師友だちが役人に斬り殺されたことに憤っていた。漁の解禁は二ヶ月後。それまで待てなかったのだ。しかし漁の期間はたったの二ヶ月間、加えて今年は今回の事件が原因で解禁はお預けとなったことに漁師仲間は激怒。その頃、柳次は単独行動、料亭のオーナー・清兵衛と板前・佐太郎(白影)がどうも胡散臭い。そこで清兵衛と接触し、反物の注文を受ける。一方、佐太郎は浅吉に船を貸したことや借金十両を帳消しにする代わり、鯛の密猟を依頼する。悩む浅吉&嫁のおきみ(イトウチーフのフィアンセ)に八つ当たり。柳次ファミリーのショートコント(饅頭を巡るお咲の壮絶な嫌味)、おくら・松夫妻の珍やり取り(メシの食い過ぎを注意された松が「あんたなんかバイナラ!」)を挟んだ後、おきみは清兵衛に借金は返済するので密漁だけは止めさせてほしいと直談判するが監禁されてしまう。おきみを人質に取られ、去年まで密漁していたことも握られたため、新吉の制止を振り切って泣く泣く出港、翌朝清兵衛に鯛を届ける。これで佃島にはいられない。浅吉はおきみを連れて佃島から出て行こうとする。そして新吉に多助を探し出して金を渡してほしいと預ける。清兵衛は漁師を強請っては鯛を密漁させてぼろ儲けし、口封じのため漁師たちを殺していた。つうことで清兵衛は金持ちたちを集めて初物パーティーを開催、たった十五両で将軍よりも先に鯛を食えちゃう。その頃、浅吉とおきみは佃島から逃げ出すところを見つかり、清兵衛子飼いの岡っ引きの殺されてしまう。新吉に託された浅吉の頼み料を受け取る橋掛人たち。祭りで賑わう中、新吉が吹き矢で岡っ引きを仕留め、溺れている松を助け出そうとした佐太郎の喉めがけておくらが瓦をぶん投げ、反物を届けに来たと適当なことを言って柳次が清兵衛を始末する。翌朝、柳次ファミリーでは味噌汁の味を巡って貧しい言い争いが繰り広げられる。お・わ・り
2023年10月20日
コメント(0)
マダム・ヤンを漢字で書くと楊夫人。必殺橋掛人 第1話「江戸絵図の謎を探ります」ご存じ必殺シリーズ第24弾。とんでもない悪役ゲストで散々殺されまくっていた津川雅彦が主役。テレビドラマでは初の主役とは意外。ゆるゆるの作風から原点回帰を狙ったそうですが、脚本が弱く中途半端だった記憶あり。「十月十日に生を受け/七五三なら祝い事/揉め事 泣き言 勝負事/さらに加えて弔い事/裏切り 騙され 棄てられる/疲れ果てたらおいでなせえ/この世とあの世の橋掛けに/そーっと送って差し上げやしょう」(ナレーション:中村梅之助)。柳次(津川雅彦)は凄腕の橋掛人だったが、現在は担ぎ呉服(要するにセールスマン)を生業にしながら19歳の再婚相手・お紺(高部知子)、一人娘のお咲(安孫子里香!)と三人暮らし。ある日、柳次一家は長屋にお引っ越し。隣には瓦職人のおくら(萬田久子)と松(斎藤清六!)の夫婦が住んでいる。実は二人共現役の橋掛人。その夜、墓守をしている橋掛人の元締・暗闇の多助が何者かに殺される。多助は死ぬ間際に娘で寺の住職をしている春光尼(西崎みどり)に十三ヶ所の印が書かれた地図を託す。春光尼は生前付き合いのあったおくら・松夫妻を訪ね、地図の印が何を示しているのか、多助が何をしていたのか聞こうとするが知らんふり。しかし奉行所へ相談すると言う春光尼を引き止め、多助が死んだ時、若い鳥刺しがいたと証言する。鳥刺しは以前から多助と接触していた。その頃、鳥刺しの新吉(売れ出した頃の宅麻伸)はお咲と知り合い、お咲が継母にいじめられていると聞いてしんみり。長屋までお咲を送り届けるが、お咲は柳次とお紺のエッチタイムに気を利かせていた。「帰って来るの早かったー?」。そんなこんなでおくら・松夫妻は新吉に接触、多助を殺したのではないかと疑うが、新吉によると多助は十三件の仕事を最後に足を洗おうとしていたという。春光尼が持っている地図と一致する。十三ヶ所のどれかに多助を殺した奴もいるに違いない。つうことでおくら・松夫妻と新吉は手を組むことになる。多助を殺したのは吉原で女郎屋を営む奈良屋甚内(八名信夫)だった。奈良屋は手下に多助を始末させたが、誰が自分の殺しを多助に依頼したのか?そこで春光尼を連れ去り、依頼人を吐かせようとするが春光尼は本当に何も知らない。ある日、柳次は反物のセールスで訪れた吉原で最高位の太夫だった尾上(本阿弥周子)と再会する。顔に大やけどの跡を負った尾上は柳次にどうしても会いたい人がいると言って足抜けを依頼する。奈良屋殺しを依頼したのは尾上だった。尾上は女郎の待遇改善を求めたが、見せしめに焼きごてて顔を焼かれ、下っ端女郎に扱われてしまう。話を聞いたおくらは必ず多助配下の橋掛人を探す約束をする。尾上は思い残すことはないと言っておくらに二十両を渡すが、尾上が依頼人だと気づいた奈良屋の手下に殺されてしまう。その死に際に遭遇していた柳次をおくらが目撃する。その後、おくらは新吉と共に柳次を襲撃、身のこなしから同業と見破るとチームの一員にスカウトするが「今更戻る気は無え。五年前、娘のために辞めたんだ。分かってくれ」。しかし依頼人が尾上と聞いて復帰を決意する。新吉に救出された春光尼もおくらから話を聞いて父親の跡を継いで橋掛人の元締となる。江戸地図の一ヶ所は吉原、やはり尾上の依頼だったことを確認すると仕事料の二十両をそれぞれ受け取る。おくらは唯一素人の春光尼に「金を受け取らないと唯の人殺しですよ」と言って仕事料を受け取らせる。つうことで下っ端二人を新吉が吹き矢の針を首筋に刺してぶっ殺し、おくらは鋭く説いた瓦を投げつけて喉元ぶった斬り(松は釣り竿で標的をセッティング)。そして柳次は反物に仕込んだ針金で奈良屋を絞殺する。ある日、お咲はお紺をいびり倒す。「お前また何か言ったな」「言ってないよー」「二人で私のことをバカにして。どうせ邪魔なんでしょー!」と号泣するお紺。柳次やれやれ。お・わ・り
2023年10月17日
コメント(0)
全13件 (13件中 1-13件目)
1