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米朝よもやま噺米朝師匠の新聞連載の単行本化。師匠の著作にしては、珍しく、聞き書き形式の気楽な形式の一冊。形式は気楽でも、関西落語の歴史や、落語に関する思い、芸談等盛りだくさんで、連載の細切れを読むのとは違って、師匠の豊かな落語世界にどっぷり浸ることのできる幸せを感じながら一気に読み終えてしまい、しかもその後で、ああよかったと思えるような、豊穣な一冊。落語の好きな人、芸談の好きな人、一つことを極めた人の豊かな心にふれたい人にお勧めの一冊。
2007年12月27日
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昨日、大宮ソニックシティー小ホールで行われた「三遊亭歌之介」独演会。 前回の談春に続いて、大宮ソニックは集客力がないのか、読売ホールを満席にした師匠をしても、9分の入り。東京の落語ファン、大宮ソニック公演はねらい目です。 前座を入れずに、いきなり師匠の登場。昨日札幌公演を終えたとは思えない元気さです。冒頭から、観客をしっかりつかみ、いつもの爆笑高座全開、客席は涙をながして笑ってます。健康ネタ、血液型ネタ、子育てネタ、いつものくすぐりが30分続いたあと、「幕末龍馬伝」あっちこっち飛びながら、約45分、中入りなしでそのまんま「かあちゃんの行火」へ、出ずっぱりしゃべりっぱなしで、1時間30分客席も爆笑続きで大満足の公演でした。
2007年12月21日
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四世桂米團治寄席随筆桂米朝編といことで、思い切って買いました。1万円。こんな高い本を買ったのは久しぶり。箱入りの本なんて何年ぶりでしょう。いかな岩波といっても、落語ブームでなければ出版はできなかったでしょう。内容は、米朝師匠の師匠である、四世米團治師匠の文集。関西の噺家さんは現役でもあまりなじみがないので、まして、個人の米團治師匠については、全く知らなかったのですが、戦前の噺家にこんなインテリがいたなんて驚いてしまった。つくずく人間の頭の善し悪しと学歴は関係のないことがよくわかりました。内容は、落語家列伝、落語随筆、随想録、小説、落語台本等と多岐にわたっており、師匠の才能豊かな世界が展開されます。特にいろんな落語本に書かれている、師匠が自費出版をした雑誌「上方落語噺」の文章は貴重です。談志がいっているようなことをすでに戦前に言っていたなんて驚きです。関西の落語の懐深さがよくわかりました。
2007年12月21日
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寿限無のささやき「落語もできる小説家」立川談四楼が暮らしの手帖に連載した、落語コラムの集大成。本人も書いているように、スタイルが安定するまでの気張った文章もおもしろいが、落語を一席取り上げて、それと現実をリンクさせる形でつづるようになってからの文章は出色。また、結果として、立川流から見た昭和落語史にもなっており、協会分裂についても、巷間言われているのとは違う視点があり興味深い。立川流の噺家らしい、器用で、行き届いた視点の文章でありながら独得の毒もあり。純粋なエッセイとしても楽しめる。
2007年12月21日
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落語の年輪(江戸・明治篇)落語の年輪(大正・昭和・資料篇)近世国文学の泰斗にして、西鶴研究に第一人者、暉峻康隆先生の、労作、落語の年輪が、文庫二冊になって復刊。落語の入門書というより、りっぱな研究書。本来なら、河出文庫あたりで、復刊になることなんか考えられないところが、これも落語ブームのありがたさか。落語に深く関心のある人に向けた貴重な学術書。資料としても一級のもの。文庫本になったら、買っておかないと、再版がないことは十分考えられます。
2007年12月17日
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30日大宮ソニックシティー小ホール、談春独演会行ってきました。木久扇・木久蔵襲名披露なら、大ホールも満杯になるんですが、談春では、小ホールも8割の入り。浦和なら東京からもきますが、大宮ではこんなもんでしょうか。やっぱ埼玉田舎です。逆に言えば、大宮なら、談春でもらくらくチケットとれるってこと。女性前座の後、談春登場。ミシュランに引っかけて、落語家も星をつけたら、の毒舌満開マクラが笑わせます。マクラからするりと味噌蔵に入ります。柳家の伝統の形を踏襲して、楽しい高座が展開されます。談春も小さんの孫弟子になることを実感。中入り後は、ゴルフ接待マクラから「このマクラとは全く関係ない噺だから。」と芝浜へ。芝浜といえば、かつては三木助と言われたが、今は談志、はたして談春はと、期待が盛り上がります。浜の夜明けは、三木助を彷彿とさせる、夜明け前の描写がさすがです。談春の工夫は、女将さんが財布を拾ったことを夢にしてしまう部分と、大晦日の告白部分。芝浜の一番の弱点は、芝浜で財布を、夢だったと言いくるめる場面ですが、どうしても、普通にやれば、不自然になってしまいます。まあ、それでも、「そういう噺」という暗黙の了解で成り立っている噺ですが、さすが立川流。きっちり納得させてくれます。大晦日の告白では、やはり談志の描く夫婦の様子が絶品ですが、談春の夫婦も、女将さんのかわいらしさと、魚やのいい加減さが絶妙のバランスを取っていて、よかったです。特に、酒をつがれた魚勝が、「こんなもんは、どうでもいい」とお金を押しやるところに酒飲みの感覚がよく出ていました。
2007年12月01日
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