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♪ かくなるは精子一個の性能のパワーアップを図るしかない とうとう人の血液中から発見された。 2022年、科学誌『Environment International』誌に発表されたオランダの研究によると、アムステルダム自由大学の研究者らが健康なボランティア22人から提供を受けた血液サンプルを調べたところ、17人(77%)の血液からマイクロプラスチックが検出されたという。 実に半数から飲料用ボトルに多く使われているポリエチレンテレフタレート(PET)が見つかった。さらに36%から、使い捨ての食品容器や多くの製品に使用されているポリスチレンが検出されている。「 暮らしの中のいろいろなプラスチック 」400年以上も土に還らず、化学物質の運び手になってしまう。 あらゆる分野で使われているプラスチック製品。環境や気象条件によって細かい破片となり、そこかしこに散らばっていく。直径5mm以下の微小なプラスチックの破片は、雪深い山脈(エベレストの頂上)から海底(マリアナ海溝)まで地球上のあらゆる場所で見つかっている。 また、ほこりや食べ物や飲み水、人間の胎盤や哺乳瓶からも発見されている。このスプーンに乗ったリサイクル済みの細断プラスチックが、人間が毎週摂取する可能性のあるマイクロプラスチックの量に相当する。(BUSINESS INSIDERより) これまでの研究で、マイクロプラスチックは水道水のほか、大人や乳児の排泄物、食塩に混じっていることが判明した。2019年の分析によると、我々が食べるもの、飲む水、吸う空気にマイクロプラスチックが含まれているため、アメリカ人は平均で毎年約5万個のマイクロプラスチック粒子を摂取し、ほぼ同量を吸い込んでいるという。2021年の別の調査では、人間は毎週平均して、クレジットカード1枚分のプラスチックを摂取していると推定されている。 また、マイクロプラスチックを食べた小魚をより大きな生物が取り込むことで、マイクロプラスチックが食物連鎖を通じて多くの生物の体内に蓄積されることも明らかになっている。 血液中で発見されたマイクロプラスチックは、水や食品、特定の歯磨き粉、リップグロスなどの化粧品などのほか、タトゥーのインクを介したり汚染された空気を吸いこんだりなど、複数のルートで体内に入った可能性があると研究者らは考えているという。 血液中のマイクロプラスチック粒子は排出されず、ほかの臓器にとどまっている可能性があるという。マイクロプラスチックが血液脳関門を通過して脳に蓄積するかどうかを調査する必要があると。 プラスチックというのはポリエチレン、ポリプロピレン、塩ビ、ポリスチレンなどのポリマーから構成されている。ポリマーだけではプラスチックの性能は維持できないので、製品プラスチックには必ず添加剤が加えられている。これが内分泌かく乱化学物質「環境ホルモン」と呼ばれるもの。「プラスチック 」(FOR BEGINNERS SCIENCE 8)東京現代書館 p85(2001) プラスチックの環境ホルモンは、ヒトや生態系に悪影響を及ぼすことが科学的に確認されてきており、特に発達期の子どもや精子、生殖器などへの悪影響が懸念されている。「 ヒトの精子の減少加速 70年代から6割減 」 1年ごとの減少率は2000年以降2倍になっていて、「数の減少速度は緩やかになるどころか、激しい落ち込み方を示しているという。 精子の数の減少が、中南米、アフリカ、アジアの男性にも見られたということは、その原因となる生活習慣や環境因子が世界的に存在することを示唆している。何世代にもわたって環境化学物質の影響が蓄積することで問題が加速するのではないかと考えられている。 母親が妊娠中にさらされるのと同じ化学物質や生活習慣の要因(不健康な食生活、喫煙、肥満など)に、胎児もさらされる。そして誕生後、これが次の世代へと受け継がれる。 また、母親だけでなく父親から受け継がれる可能性もある。母親の子宮内で、父親からの精子のなかにある何かが生殖器の発達を妨げる原因になっているのかもしれない。 この難題を乗り越えないと、人類は滅亡に向かっていくことになる。☆追記『New England Journal of Medicine』に2024年3月6日付で掲載されたこの研究論文の著者らは、通常であればリスクが低いと考えられる患者に見られる心血管系疾患の増加に、プラスチック汚染が関与しているのではないかと考え、この研究に着手。 脳に血液を運ぶ動脈にたまったプラーク(脂肪の多いコレステロール)について調査。すると、プラーク除去手術を行った257人の調査対象患者のうち、その半数以上の患者のプラークがマイクロプラスチックやナノプラスチックを含んでいた。 研究チームがその後34カ月にわたって調査対象者をモニタリングしたところ、プラークにマイクロプラスチックが含まれていた人は、そうでない人に比べて、非致死性の心臓発作や脳卒中を起こしたり、何らかの原因で死亡したりする可能性がほぼ5倍高いことが明らかになった。(BUSINESS INSIDERより)
2024.03.30
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♪ 降る雨にいっそう増してゆく夕べさくらの花の花びらの色 桜が咲く前の春の嵐。今朝起きたらカバーがしてある自転車がひっくり返っていた。強い南風が吹いて煽られたせいだ。ゴーヤの種を蒔いたポットが自転車の下敷きになってつぶれたり逆さになって台から落ちていた。孟浩然の詩のように「夜来風雨の声 花落つること知る多少」とはならなかったのは幸いというべきか。 まだ風雨は収まっていない。10時ごろになってようやく晴れてくるようだ。そうなると今度は黄砂がやって来る。まだ濡れているうちに飛来するとなると面倒だが、それはなさそうだ。 午後5時ごろから九州に飛来してきて、30日までの間、日本列島のあちこちに及ぶようだ。視程が5キロ未満になる所もあるらしい。 黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用し、不要不急の外出を控える。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避ける。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。洗濯物や布団は、できるだけ室内に干す方が無難。 そして花粉。スギの後にヒノキの花粉が切れ目なく襲い掛かって来る。 ピーク時には切れ目があるが、飛散そのものには切れ目というものがない。春の風に乗って日本全国どこへでもやってくる。西日本はスギは終息してきているも、ヒノキが福岡あたりでピークを迎える。 お花見の最中に「クシャミ・鼻水・鼻詰まり」では洒落にならない。 今回のお花見のメンバーにも花粉症に悩まされている人がいて、両方の鼻の穴にティッシュペーパーを突っ込んでいた。そりゃあもう大変でしょう。炎症が、鼻の奥の方にある副鼻腔という部分にまで広がると、額のあたりや目、頬などに痛みを感じる様になったりもする。朝方、花粉が多く飛ぶ昼頃と夕方が魔の時間となる。 幸い私には花粉症は無いので気楽なもんだが、鼻風邪でティッシュが離せないという経験はある。症状のある人はそれに加えて結膜炎になったりすれば、目のかゆみ・充血・涙目などが現れて、そりゃあもう大変だ。 免疫反応の一種であるアレルギー反応が起こりやすい人は、春が過ぎてもイネ科の植物は初夏、ブタクサなどは9月頃が飛散のピークとなっているので一年中悩まされることになる。「アレルゲン」を多く持っている人はなにかと大変だ。 鼻づまりを伴うアレルギー性鼻炎による労働生産性の低下により、日本全体で年間4兆円を超える(患者さん一人あたりに換算すると約12万円/年に相当)経済的な損失が推定されるとの研究報告もあるとかで、国家の損失といってもいいくらいのもの。出典:医薬ジャーナル 2014 50 2人に1人が花粉症という時代。都道府県ごとに見てみると、花粉症と自覚がある人の割合が最も高いのは山梨で77%。2位に8ポイントの差をつけてダントツ首位。 花粉症と自覚のある人の割合が最も低いのは、青森でわずか31%。トップの山梨とは46ポイントの差があり、その違いは歴然です。次いで低かったのは鹿児島、鳥取、岩手、山口で、東北や西日本を中心としたエリアに集中している。 自然の変化に対応できなくなるほど、人間の身体が虚弱になっているともいえる。何万年も自然と共に生きて来た人類が、自然を疎外しどんどん自然から遠ざかって生きている。NHKの「ヒューマニエンス」を観ていると、そういうことが如実に表されている。自然の中で生きることで構築してきた様々な高度な仕組みを創り上げて来たお蔭で、人類は生き伸びて来られたという事実。 「便利と楽」「経済効率と金」との引き換えに失って来たものはあまりに多い。今後、ますますその “ツケが人類に降りかかって来る” ことは火を見るよりも明らかだ。
2024.03.29
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♪ 必然に身を委ねゆき古びゆき天上天下の樹となりゆかん 天気はもう一日雨を降らせて、桜の祭典を邪魔するようだ。いい加減にしてほしいと、市民も桜まつり関係者もイライラやきもきしていることでしょう。例年より早いという予報が、まったくの番狂わせ。 東海市は、大池公園での桜祭りの準備を前倒して3月21日からスタートとして、「さあ来い」とばかりに待ち構えていたのに、まだ開花さえしていない。逆に例年よりも遅い開花となる始末。 知多市でもまだ開花していない。明日は雨だがその後の気温は、急激に上向いて平年より6~7度は高くなりそうだ。30日の東京などは、25度の夏日になる可能性もあるらしい。 気温は、急激な上昇の後、一段落してふたたび上昇している株価に連動しているかのよう。だれにも予測できないことが起こる。 ちびっこ広場の桜の様子を見てきた。1本の木だけ早いのがあって、幾つかの花が開いている。いわゆる開花宣言ということになるのだろうが、他の木はまだ蕾が固い。 弘前では2018年に開花から3日で満開になった記録があるらしい。2002年以来16年ぶりで最速タイだとか。弘前市は寒いところなので知多市とは条件が違うので何とも言えないが、今年の気候は青森県のそれに似ているかも知れない。 この急激な気温上昇を考えると、案外そんなことになって31日のお花見は最高の日になるかも。楽観的バイアスの希望的観測ってやつだ。 目の前で四十雀の営巣の様子をながめ、すぐ近くの公園でお花見が出来る。自然と一体になって春を存分に楽しむ。わずかな心がけとちょっとした配慮。それがあってこそのことであり、まあまあ思い通りに進展していることを有難く思う。
2024.03.28
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♪ 雀との諍いもあり営巣の四十雀いま妊活前夜 大荒れのきのう、99歳の書かれた墨彩画を受取りに搬出日の茶房じゅんへ。描かれたご本人にようやくお会いできた。 謙虚な方で物腰もやわらかく、オーナーが紹介してくれた時はこちらが恐縮するくらいの低姿勢。「お若いので驚きました。とても99歳には見えません。」というと、「もうじきお迎えが来る。」とか言い、最終日を迎えてホッとしている感じに見えた。最後の個展でもあり、もう思い残すことは無いのでしょう。 搬出が始っていたのでゆっくり話をする時間はなかったので、絵を受取っただけで帰って来た。絵を受取って ”もう少しお話がしたかったなぁ” などと考えていて、オーナーに頂いたものを置き忘れてしまった。 さて、どこに飾ろうか。そこそこの大きさがあるので壁の少ない我が家では飾る場所が限られている。こんなところしか無くて、とりあえず飾ってみた。 ようやく雨も上がり、四十雀の巣箱への巣作りも本格的になるのでしょう。3月22日に巣作りしているのに気づいていた。途中、雨の中でも巣へ出入りしている姿があったが、本降りになってしまってからは、さすが見えなくなった。今朝は7時ごろから活動しているようで、苔などを運ぶ姿があった。PCの前に座っていてその様子がよく見える。の右上に巣箱がある。パッと、巣箱に向かって飛び上がった瞬間。 この時に落としたらしい。苔を運んでいることがよく分かる。 犬の毛がフワーッと風に舞い上がったと思ったら、四十雀が咥えて巣の中に運んで行った。苔も運んでいたが途中から犬の毛に集中して運んでいる。口いっぱいになるまで、何度も何度も咥えている。 2m足らずの至近距離。ホントかわいいもんだ。 苔でしっかりしたベッドの下地を作り、毛でふわふわな感じも出してみようというところか。 以前、営巣して子育ての終わった巣を取り出してみたことがあり、しっかりした作りでその厚みは7~8㎝あった。藁などでかさを増し、その上に柔らかい苔を積み重ねてある。 2015年5月23日
2024.03.27
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♪ 雨の日に濡れし莟のみずみずしくわれも桜も今か今かと 東海市と知多市の共同運営の「アクアマリンプラザ」が4月1日にオープンする。そのオープン前の内覧ができる最後の日の曜日(24日)、雨の降る午後2時過ぎに観に行ってきた。 健康増進のための施設となっているので、対象の範囲は広い。日曜で最期の機会ということもありそこそこの人が見学に来ていた。 スタジオではバーチャル映像を見ながらのプログラムの一つが、デモンストレーションされていた。スタジオ(兼)講義室 ・スタジオ機能:最大40人程度同時利用可能 ・講義室機能:最大80人同時利用、2室に分割利用可能スタジオには様々なメニューが用意されている。 トレーニングジムには、ランニングマシーン9台、フィットネスバイク7台を始め、各種トレーニング機器が設置されている。 健康増進に体の「ほぐし」に特化した動作機能改善効果のある「ホグレル」を6台設置してある。「ホグレル」 ウェイトマシン(STAR TRAC INSPIRATIONシリーズ)が10台設置されている。体育館のトレーニングジムにあったものとほとんど同じ種類だが、新しい分使い勝手は良いだろう。 ダンベルがしっかり揃えてあるもののバーベルはなく、筋トレを目的とする人には物足りないかもしれない。体育館のジムにはサンドバックもあったがそれもない。ごく一般的な人向けの施設と言っていいだろう。 温水プール。メインプール 25m×8レーン(水深1.15m)、サブプール 25m×6m(水深0.70m)、多目的プール 20m×3レーン(水深1.05m)、ジャグジーは 10人用 運営は、大阪に本社がある「(株)アクアテック」。スポーツ施設の運営管理およびコンサルタント、スイミング教室、フィットネスクラブ、エアロビクス、スポーツイベントの企画、運営および管理、水泳および各種スポーツ指導要領の作成および指導、スポーツ指導者、スタッフの研修、養成などをしている。 業務委託をしているのでどうしても料金が高くなるが、仕方がない。今までの体育館に欠けていた、維持管理やサービスが格段に良くなる。 なんにでも金を掛ける時代で、健康も金を掛けて維持することに抵抗がない。便利を金で買い、その便利と引き換えに体を使わなくなり、その不備を補うためにまた金を掛ける。 それが現代社会の宿命と思うかどうかで、その意味は違ってくる。敷地全体の俯瞰パース プールの外には「すこやか広場」が設けてある。人工芝が敷設され、可動式日除け付きのテラスがある。仮設プール(夏季のみ)・ブランコ等の遊具も。『アクアマリンプラザ』 所在地〒478-0047 愛知県知多市緑町10番地 電話番号:0562-32-0107【開館時間】 開館:午前9時 最終入場受付:午後8時30分 閉館:午後9時 駐車場の供用時間:午前8時30分から午後9時30分まで 平日 300円/日/回 土日祝 500円/日/回・駐車場の利用料金は施設利用者に限り利用当日は無料とします。・駐車券を受け取った後、午前0時を超えて引き続き駐車をした場合、翌日以降の料金は500円/日/回とします。 ※最終入場受付の時間以降は入場できません。 ※閉館時間までに退館してください。 ※午後9時30分までに出庫してください。 ※午後9時30分以降は翌日以降の営業日の午前8時30分まで出庫できません。【休館日】 毎週 火曜日年末年始(12/29~1/3)メンテナンス休館日 年度中の11月~3月で連続した8~9日間 緊急の修繕等を要する場合等に臨時休館を設けることがあります。警報発表による臨時休館は別途規定します。
2024.03.26
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♪ 春雨に濡れて頭を下げ竹林のわか葉の群れはそよりともせず きのう、白寿の水墨画家に会いたいと思い、画廊喫茶のある太田川までウォーキング。天気が悪く前回に歩いたのは、この画家の絵を観た日(19日)以来になるので中四日になる。今日も明日も雨の予想で、どうしてもこの日に歩きたいと思っていた。雨雲レーダーで雲の様子をみて、帰宅するまでは何とか大丈夫そうだと判断し、9時ごろに家を出た。 川の中州に五位鷺がいたので、とりあえず1枚。 そっと近づいて撮影しようとしたら、あの独特な鋭い声を上げてサッと飛び立ってしまった。鳴き声や姿に似合わずとても用心深い鳥で、人の姿を見るとすぐ逃げる。安物のスマホじゃうまく撮れない。 着いてみるとお客は私一人。日曜日はいつも閑散としているのは常のようだが、お目当ての画家も姿が見えない。来るときは10時半ごろにはくるとのことで、来ないのかもしれない。 二人だけなので会話が弾む。宗教団体のことや各地の美術館のこと、大谷や尊富士などスポーツのことなど、話はあちこちに飛んで・・。 そこへ当の画家から電話があり「今日は来れない」とのこと。律儀にちゃんと連絡してこられる。私なんか不在廊で知人をすっぽかしてしまうようなことがあるが、そんな無神経な私とは大違い。さすが大正14年生まれだ。桂林旅情 11時を回ったところで、来客を機に帰宅の途へ。搬出時のタイミングに合わせて再訪することにした。少し歩くと、何やらポツリポツリ。tenki.jpの一時間予報では、10時台は雨が降るが11時台は降らないとあったのだが・・、まあ大したことはないだろう。 雨は徐々にその量を増やし、一駅を過ぎたころにはかなりの降りになってきた。「春雨じゃ、濡れていこう」と長州藩士・月形半平太となって濡れるに任せて歩き続ける。二駅を過ぎるころにはけっこうな降りとなり、天気予報を恨むことになった。★ 名鉄の高架下を歩いたりして、往復で12,500歩あまり。 最近は調子がいいので「2歩/1秒」くらいのペースで歩く。往復10㎞ほどだが大して疲れもしないのが嬉しい。でも、芭蕉などは1日30~40kmは歩いていたらしいので、この程度で喜んでいるのは自分ながらいじましい。 歩くと背骨の一番下あたりが痛くなる癖があったが、それもなくなったのは有難い。プランクやスクワット、腹筋や中殿筋などを動かす運動をしているのでそれが効いているのだろうか。
2024.03.25
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♪ おもむろにエアポケットに入りゆき虚無と怠惰の浮き草となるいつもより遠回りして歩きゆく白寿の翁にほめられるために春がすみのモノクロの野辺歩くとき「行」というならいくらでもゆくほろほろと夜はふけゆき契りなく別れしひとの鎖骨の白さ池の面にきらめき光るさざなみの逆光にきゆあいとはしらず
2024.03.24
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♪ お花見をやきもきさせて降る氷雨 内閣支持率は下げるを止めず お花見の予定の31日。つい先日までは雨の予想だったが、どうやら晴れるようだ。それも20℃前後と絶好の天気。予報を見て小躍りししてしまった。 やっぱり、俺は晴れ男だからなぁと、後付けの高笑い。知多市の予想天気 名古屋の桜の開花予想は24日とやや遅れるものの、満開は4月2日となっている。今週末からずっと雨の日が続き、来週土・日にようやく晴れる。しかしこれも変化する可能性もある。早めに天気が回復すると尚いいんだが・・。 こんな雨の日は野鳥はどういう風に過ごしているのだろう。雨が降っても腹は減る。濡れることは全く気にならないようだけど、難儀なことには変わりない。 エサ台に水飲み場まで用意してやったのに、それも必要なくなった。巣箱には濡れたものを持ち込むわけにはいかない。苔など濡れてしまう雨の日は、営巣など一旦中止となるのだろうか。置いた犬の毛も濡れてしまっている。 新築工事の内装は完了したと思いきや、昨日は午後おそくに来て、なにやらやって帰っていった。一条工務店のセントラルヒーティングの試運転をしているらしい。もう一台、家の裏側に大きなのがある。2階用だろう。 夜、用事があって外に出ると、エアコン室外機のファンが回っていた。冬は床暖房用のお湯をつくるもの。24時間床暖房で、そのシステムが完璧に働いている必要がある。オール電化で24時間同じ室温で過ごせるという。 2050年カーボンニュートラル実現のため、断熱性がますます重要視されている。すべての新築住宅・非住宅に省エネ基準「断熱等級4」の適合を義務付け、2025年以降はこれを下回る建物は新たに建てられなくなる。 土地が売れたようでもう一軒、新しい家が建つようだ。きのうその宅地に家の配置を示すラインが設置してあった。南の角地で一番いい場所だと思っていたところ。ようやく買い手が付き、建築の運びとなったようだ。 どこの業者が買って販売したのか。また一条工務店の可能性もあるが・・。年内に入居となるのだろうか。またご近所が一軒増えることになる。
2024.03.23
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♪ 雲ひかるやよいの風の吹きだまり苔をくわえて四十雀くる 四十雀が軒下の巣箱に何やら運んでいる。どうやら営巣を始めたらしい。ずいぶん昔に営巣したことがある東側のもの。目の前に物干し竿があって、一旦そこに止るので確認できる。 巣の材料を咥えてきたところを写真に撮りたいが、動きが早いのでなかなか難しい。じっと待ってシャッターチャンスを狙っていれば撮れると思う。暇を見つけてチャレンジするか。 家のほぼ中央に取り付けてある。 22年4月4 日のブログに、山雀が猫の抜け毛を咥えていったことが書いてある。何かで知って試しに置いてみたら、さっそく運んで行った。金網から次々に引っ張り出し、たくさん咥えたところで上の横棒に移動。そこで、運びやすいように毛を整えてまとまった塊を咥えて、サッと飛んで行ったとある。 それで、息子の柴犬・小次郎の抜け毛が凄くていくらでもあるというのでキープしてもらっていた。それを持ちだして、さっそくパーゴラの端にセットし様子を見ることに。 エサはあるし巣箱はある、その上巣作りの材料まで揃っているっていうのは、ちょっとやり過ぎだろうか。さっきもシジュウカラがハゼの実を食べに来ていたが、まだ「毛」の存在には気づいていないようだ。 番(つがい)は一組だけじゃないかもしれず、巣作りしているのは今来たのとは違うのかも知れない。 大食いのヒヨドリが蜜柑を食べてしまうので、半分をメジロしか食べられない棒の先に刺しておいた。そしたら、さっそくそっちへ乗って食べているのがいる。もともと細い枝にとまって餌を食べるのが普通なので、こっちの方が落ち着くのかもしれない。 シジュウカラが時どき巣箱に来ているようだが、さっきは警戒音を盛んに出していた。何か近くにいたのだろうか。ややあって、カミさんが両側に洗濯物を干していった。以前はそれでも平気で営巣し、雛が巣立って行ったが、さて今回はどうだろう。 北東側の壁面にも同じように巣箱があって、そこでも2度ほど営巣している。そっちの方が安心できるはずなのに、なぜこっちを選んだのだろう? 目の前の新築の家の駐車場の整備がまだ済んでおらず、工事が始まると怯えて来なくなる恐れもある。 危険を感じると営巣を止めてしまうことがあるので、この先どうなるのか様子を見ることにする。 20日にアクセスの数字が綺麗に揃いそうだったので様子をみていたが、最後の数字が揃うまで待てなかった。
2024.03.22
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♪ 大荒れの春分の日の宵の口猫も興するこの「翔タイム」 わが狭庭にも少しずつ春の鼓動が聞こえてくるようになってきた。暖かい日には庭に出て鉢植えの植え替えをしたりしていたが、気まぐれな天候に中断させられたりする。こんな小さな世界でさえそうなのだから、本格的なガーデンを管理している人はさぞかし大変でしょう。 新しい隣家も工事が終わってスッキリとして、ようやくわが狭庭もイメージが掴めるようになった。境界の柵がどんなものになるのか分からないが、周りと同じようなものであっさりしたものだろうと勝手に思っている。 パーゴラの中の設えを大幅に変更してみるものの、なにを植えるかが決まっていない。日当たりは思っていたほどの影響はなく、相変わらず真夏の日差しが強烈に当たることになる。 フロント部分のレディー・オブ・シャーロットの薔薇は順調に育っていて、我が家のホットコーナーを優雅に彩る時を待っている。その地際に植えたベロニカ・オックスフォード・ブルーも順調に繁茂し、いい感じになりそうだ。ベロニカ・オックスフォード・ブルー あちこちに植えてあるが、丈夫でいくらでも増える。楽に粗をかくせてグランドカバーにはもってこいだ。 カンカン照りの乾燥する場所でも大丈夫ならなお良いが、どうだろう。 2m程になる四季咲きの常緑樹、ビバーナム・ティアスが暖かさに騙されて真冬に蕾を付けていた。戻り寒などを繰り返している間、咲かせることなく固まっていた。それが、ここへ来て本来のタイミングで花を開き始めている。ビバーナム・ティアス 庭木として植える場所もないので鉢植えで管理しているが、こうして可愛い花を咲かせてくれる。うまく剪定して大きくならないように育てたいと思う。 毎年、春になると律儀にその地味な花を咲かせてくれる貝母。奥ゆかしい植物で、夏には姿を消してしまう。歳を重ねた人でないと、この地味な花の良さは分からないかもしれない。貝母「細葉枝垂れ白やぶ」または「霊鑑寺白薮椿」らしいこの花。莟から花開くまでがかなり長い。2020年には3月19日ごろに咲いている。この年は全国的に暖冬で、東・西日本で記録的な高温だったせいか、今年はまだだ。白椿 こうしてパーゴラの写真で見ると案外良く見えるが、何を植えるか決まっておらず、ブランクのスペースが広がっていた。肝心な部分がこんなことになっている。中を覗いてみれば、あらら・・。 アランが喜んでさっそくトイレにしている。フカフカの土が大好きで、プランターでもどこでも見つけるとさっそくそこで用を足す。この行為が近所に迷惑をかけて、嫌わるれるわけだ。 多分、ここには何も植えずにパキラのと青ドラセナの鉢を置くことになるだろう。 吊るしてあるワイヤープランツが1年目で、思ったほど成長しなかった。根が張ってくれば面白いように伸びてくるに違いない。よく見ると小さな花が咲いている。ワイヤープランツ 昨日はトンデモナく大荒れの春分の日だった。冷たい強風が吹き荒れて、庭の草木もぶるぶる震えていたに違いない。 しかし、それまでが暖かかったこともあってモッコウバラには小さな莟が付き始めている。白木香薔薇よく見ると画面の中央あたりに蕾が見える。 ナニワイバラも新芽を伸ばし、よく見るとその新芽の先が少し膨らんでいるのがある。このバラの親である「茶房じゅんさん」の大木に、蕾があるのを確認してきたばかり。今年はまた一層早く満開になるりそうだとのこと。浪花茨 かつてはゴールデンウィークあたりが満開だったのに、どんどん早まっていて、今や4月の中旬には満開になるかもしれないと。花韮カロライナジャスミン ちっとも咲かないブーゲンビリアは、やはり地植えは無理だと判断。やけくそで鉢上げし、鉢で管理することに。掘り上げるときに太い直根を切ってしまったので、果たしてどうなるか。ブーゲンビリア 根が伸びないような状況が理想らしいので、鉢の中を工夫してある。しかし、こんな具合で新芽を出してくれるだろうか。 MLBの開幕戦「ドジャース対パドレス」を韓国で開催。大谷翔平とダルビッシュ有の対戦を見ることができた。大谷はパドレス先発のダルビッシュ有投手から三回に右安打を放つと、二盗に成功。八回には後続の投手から左前に適時打を記録した。この日は5打数2安打1打点。 ダルビッシュは3回2/3を投げ、2安打1失点(自責0)、3四球、3三振で勝敗は付かず。チームメートの松井裕樹は六回途中から4番手で登板し、2/3回を無安打無失点、1四球、1三振でホールドを記録。 5─2でドジャースの勝利。今日は山本由伸が先発予定。
2024.03.21
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♪ ストイックかつアグレッシブな白寿その墨彩の若々しかり 昨日は風も無いおだやかな日で、ウォーキングにはもってこいの一日。病の癒えたオーナーの愛すべき喫茶ギャラリーに、ようやく行くことができた。「完治したの?」「完治したと思っている。医者がどう言おうと、自分ではそう思っている」とその意気込や元気そのもの。問題はなさそうで一安心。 で、店内を見回してその展示してある作品に驚いた。水墨画でありながら決して地味ではなく、生き生きしていてびんびんと心に響いてくる。これは一体どんな人が描いたのか? 聞いて吃驚、意外な事実。なんと何と!! 白寿のおじさんが描いたものだという。 以前に描いたものではなく最新作だというから、また驚いた。絵が若々しく、枯淡とか老練とかの表現からは程遠い。枯れた味どころか青年のパワーすら感じる。線もしっかりしているし、筆に迷いがなく衰えも感じない。 絵は定年退職してから始めたという、全くの素人だったらしい。最初は、地元と名古屋の教室に通って学んでいて、やがて地元の先生一本に絞って研鑽を積んできたらしい。ある時点からは先生を超えるまでになって・・。水墨画は技術的にも精神的にも、その要求されるものが多くとても厳しいもの。それをマスターするのは容易なことではない。 多様で奥深い墨の特性を体得し、和紙の種類と特性を理解し、その両方の組み合わせに技法と技術を総動員して表現していく。やり直しごまかしの効かない一発勝負。筆のコントロールや墨の濃淡の使い分け。そして、顔彩まで使って墨とのバランスをとる。 お会いしていろいろ伺いたかったが、この日は不在。前日は一日在廊していたらしいが、疲れてこの日はお休みのご様子。そのパワフルな源泉はどこからくるのか、ご尊顔を拝見し声を聴くことができればおおよその見当は付く。その矍鑠たる精神に触れて、爪の垢でも煎じたい気分。 99歳といったら、1925年(大正14年)生まれ。昭和の始めからスタートというのもなんだか因縁めいている。 60歳定年が義務化されたのが1989年なので、たぶん55歳で定年を迎えられたのでしょう。 そうだとすれば、1980年の始めから第二の人生をスタートし、水墨画に打ち込んでこられたということになる。 頃はバブルの真っ最中。再就職なんてするよりも、好きなことに残りの人生を賭けようと思われたのでしょう。最も難しいテクニックを使って描いたものらしい。額装はガラスが入っているので、光って周りが映り込んでしまう。 未だに自分で車の運転をしているというからすごい。でも、今回の個展が終わったら免許証を返納するつもりだとか。そうなっても、あのセニアカー(シニアカー)には絶対に乗りたくない、“そんなのに乗るくらいなら歩く方がよっぽどいい” とおっしゃっているとか。心身ともに、どこまでも若い。 作品展は今回が最後と決めていて、展示してある作品はすべて2万円で手放してもいいとおっしゃっているとか(額代が2万円するものなのに)。私も気にったのがあるので、是非にと1点の購入を申し込んだ。それがこの作品。多様な技法が使われている。なんとも良い絵です。どこに飾ろうか・・。 雲の湧き立つ雄大な空を景色に、渓流を見下ろす構図の中央に人物が描かれている。この人物がなかったら、文字通り絵空事になって嘘っぽいものになってしまう。 観ていると、自分がこの人物になり替わって幽遠な景色の中を歩いているような感覚になってくる。
2024.03.20
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♪ 書くことの楽しさ知りて左見右見(とみこうみ)五感あそばせあな面白し 気まぐれな春の天気は不安定。季節を分ける春の日は、雨、雪、風の荒れ模様。老人と、猫はこたつに縮こまり、桜(はな)の莟は口を閉じ笑う朝(あした)を遠ざける。 山菜の土筆はすでに穂を開き、戻り寒など知らんぷり。二度の採取を試みて、あまたを茹でて保冷済み。定番の、ツクシペペロンチーノなど作りて食す春の味。いつも通りの具沢山、“匂いマツタケ味シメジ” さすがにいい味出してくる。この度の出来はまさしく絶品で、過去最高と自画自賛。 拡大 春の空、つくしの後はお花見と決めて迎える開花日の、縮んで伸びて定まらず。天気も読めぬ予定日を一週延ばした日曜日。それ幸いに5軒とも、都合が良いと喜びぬ。買い物の、品と役目を早々と決めて空など眺めいる。 鳥さんの蜜柑が切れて朝早く、放置のそれを取りに行く。曇りの空に薄日射し彩雲なるを見る朝。明日の荒天隠すごと、今日一日はおだやかに風もないまま過ぎるらし。 大食漢のヒヨドリがここを先途にやって来て、そそくさミカンに食らいつく。競合なるメジロらそばで待機のして、食性違うスズメらは相席をして平和なり。この朝の、野生の見せる風景の見えざるものは知らぬなり。知らぬあいだにハゼの実の、減るは山雀、四十雀、尉鶲などきてるらん。 原因の分からぬ足の裏痛に苛まれること一週間。歩けぬ日々の恨めしき。癒えてのどかなこの午後は、ウォーキングに出る予定。病に伏せて休みいし茶房のオーナー訪(とぶら)いて、元気な姿を確かめん。高貴高齢者となりて何か患うことは常、相見互いの声そろえ、そうそうそうと唱和せん。 薬など何も飲まざるわが夫婦。常備薬など持たざるを驚く人の多かりき。規則正しく寝て食べて、他人と比べずマイペース。世間との齟齬、桎梏や軋轢に無縁に生きて平和なり。ままおしなべて自己治癒の力を信じて疑わず日々のうのうと過ごしいる、世間知らずのばか夫婦。平々凡々あな楽しきや。
2024.03.19
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♪ セキュリティーのソフト装う偽警告。ネットに臨まん虚心坦懐 (先入観を持たず、広く平らな心。そうした心でインターネットに臨む。) ブログを書いている最中に、マカフィーを装った「ウィルスに感染・・・」のフィッシング画面が出て、操作ができなくなった。しょうがないので、電源スイッチを長押しして「強制終了」した。 今回のは、偽のポップアップ通知などではなく「画面全体を使ってのもの」で、二重になった警告内容が如何にも恐ろしい感じ。とにかく電話をさせようと、合成音声でずっと繰り返している。カーソルも消えているので、なんの操作も出来ない。 再起動してみれば、いかがわしい画面は消えて通常に戻ったのは良いが、書いていたブログは消えてしまった。途中で小まめに保存するといいのだが、そんなこともせずに書き続けているとたまにこんな目に遭う。 人を驚かしてパニックにさせようとするいかがわしい画面をスクリーンショットで保存しようと思ったが、それもできなかった。スマホで撮影しておけばよかったが、後の祭り。 因に、ブラウザーは Opera を使っている。▼ ▼ ▼ 以前にも似たようなものを経験しているので、私は驚きはしないが、初めての人はパニクッてしまうだろう。それで慌てて指示された電話番号に掛けてしまうかもしれない。 こんな時は、プロバイダーに電話するか、警察に相談するか。詳しい人がいれば聞いて指示を仰ぐ方が良い。慌てないことだ。マカフィーの偽通知内容の例 富士通の私のPCにはMcafeeがプレインストールされていて、3カ月に一度診断結果が送られてくる。▼ ▼ ▼ とに角、油断ならない社会となった。便利と引き換えに「危険を抱き合わせて」いることを自覚する必要がある。「内閣サイバーセキュリティセンター NISC」が、Facebookを使って、さまざまな状況での危険を述べて注意を呼び掛けている。内閣サイバーセキュリティセンター NISC▼ ▼ ▼ 最初書き始めたものとはまったく違う内容になった。メールには相変わらずフィッシングのいかがわしいのが毎日送られてくる。それらをブロックする方法もあるのだろうが、今のところ状況を眺めて静観している。
2024.03.18
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♪ うぐいすの声のとどかぬ淋しさにメジロせわしくとび交う朝(あした) 昨日までの異常な暖かさから一転、来週からは平年並みの気温に戻るようだ。20日(水・春分の日)から21日にかけて強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に大雪のおそれがあるとか。 土曜日からはぐずついた天気になるらしいが、期間を通すと気温は平年より高く推移する所が多く、桜の花芽は順調に生長し、開花・満開ともに、全国的に平年より早くなるとか。知多市の予報(tenki.jp) 数日前から24日のお花見の天気を気にしていたが、天気も悪いようだし、お花見は一週間延期に。昨年は2日にやったが満開を過ぎて、花が散る中での宴となった。それはそれでなかなか良い雰囲気で、今年もそんな感じになるのだろう。最初の発表から2日遅くなっている。ずいぶん違う◆ ◆ ◆ 目の前の建築工事。内装はすべて終わり、後は外回りと駐車場の整備を残すだけになった。あっけらかんとなって何だか落ち着かない。 ネットや人の出入りがあって落ち着かない環境にもめげずにやって来た鳥たちも、これでスッキリ ルンルン気分。相変わらずやって来る顔ぶれは変わらないが、目白、雀、鵯以外は徐々にその頻度が少なくなっている。 ヤマガラは、全国に分布する留鳥で、平地から山地にかけての広葉樹林に棲息する。年間を通して番(つがい)で生活し、一定の行動圏からほとんど移動しないんだとか。しかし、冬になると里に下りてくる、頭のいい鳥だ。 ヒヨドリは日本固有種に近い鳥で、秋には国内暖地へ移動する個体も多く、10-11月には日本各地で渡りが観察され、房総半島南端、伊良湖岬のほか、関門海峡では1,000羽を越えて渡る群れも観察されるとか。 遠い土地からやって来て、その愛らしさ無邪気さが、明りを灯すように冬の寂しさを和ましてくれる。それももう間もなく、北へ、山へと戻っていく。◆ ◆ ◆ 春分の日の真冬の寒さが「ビックリ水」のような役目をして、緩んだ心身を引き締めてくれる。 満開の桜に雪が積もったことがあった。2020年の東京、3月22日(日)に満開を迎えた桜に、29日に通過した南岸低気圧が1cm以上の積雪をもたらした。ウェザーニュース 2020年(令和2年)の日本の天候は、気温の高い状態が続き、年平均気温は全国的にかなり高かった。全国的に暖冬で、東・西日本で記録的な高温、日本海側で記録的な少雪となった。「令和2年7月豪雨」など、7月は東・西日本で記録的な大雨と日照不足となっている。 春は変化の多い季節。気温や気候、体調や気分も仕事や人事も。年度末で学期・学年の終わりでもあり、何かと慌ただしい時期でもある。 桜が咲くと、あっという間に一日が、それこそ飛ぶように過ぎていく。
2024.03.17
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♪ 近視眼の自己を知らない権力者に国病んでゆく米も日本も それにしても、14日の参院の政治倫理審査会(政倫審での前参院幹事長・世耕弘成は酷かった。安倍派の有力者「5人衆」の一人で、派閥パーティー収入のキックバック(還流)の取り扱いが協議された会合に出席したとされている。いったん廃止と決めたキックバックが復活した経緯について・・・。世耕氏は、両手で持った資料を読み上げながら弁明。「清和会の会計や資金の取り扱いに関与することは一切なかった」「パーティー券販売のノルマ、販売枚数、還付金額、ノルマ超過分の還付方法について関与したこともなければ、報告・相談も受けていなかった」「私自身は派閥で不記載が行われていることを一切知りませんでした」「私は政治とカネの問題について、若手議員の頃から問題意識を持って取り組んでまいりました」「今回の事態が明らかになるまで自分の団体が還付金を受け取っているという意識がなかったため還付金について深く考えることがなかった」 そのしゃべり方が、いかにも俺様はという態度でふんぞり返っている。『堂々と言えば俺様の言うことをみんな信じるはずだ。検察だって何も掴めなかった、真っ白なんだよ俺様は。 俺様は次期総理になる人間で偉いんだよ、こんなことでうだうだ言うのはバカバカしい。何でも出来る有能な俺様が、シッポを出したりするわけがない。黙ってはいそうですかって聞いてりゃいいんだよ。』「もっと早く問題意識を持って還付金についてチェックをし、派閥の支出どころか、収入としても記載されていないこと、議員側の資金管理団体でも収入に計上されていないことに気づいていれば歴代会長に是正を進言できたはずとの思い」「事務局の誤った処理の是正を進言しておれば、こんなことにならなかったのにと痛恨の思いだ」 噓と詭弁のオンパレード。こんなことで国民が納得するとでも思っているのだろうか。納得するどころか、その上から目線の傲慢な態度は、反感しか持てないし強烈な悪人というの印象を植え付けただけだろう。 これはもう完全にマンガの世界だ。国会ごっこをして、やった風を装っているに過ぎない。シナリオのある茶番劇。 マンガなら奇想天外な進展が期待できるかもしれない。しかし現実は、真っ当なシナリオを書く人材も居なければその気構えもない。 先の政倫審も含め、これでまた内閣支持率は下がるだろう。下がっても平気を装える岸田総理。まだ次期総理を狙っているようで、脳の一部か神経の一部が欠損しているとしか思えない。 国会で何一つ明らかにならない以上、国民は選挙でそれ意思表示するだけだ。しかし、同じ穴の狢の野党は、野党の仮面をかぶった与党のようなもの。そんな政党には期待が持てない。共産党でさえ他の野党と同じことしか言えてない。 国会議員の行状を徹底的にあぶり出して、洗いざらい世に出してしまえばいい。それが出来るのは共産党しかないと思うのは、世間知らずということなのか。オミットされるのが怖くて何も言えない?そもそも信用されていないとなれば、なんとも・・。 上手(巧妙)に貧富の差を付けられて、弱者には立ち向かう元気さえ持てないまま、閉塞感に苛まれているばかり。
2024.03.16
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♪ 具象の美、抽象の力綯い交ぜて気韻のにじむ絵に入り込む 大好きな画家(女性)の2年振りの個展を観に行ってきた。 着いた時はちょうど外出中で不在だった。すぐ戻るというので絵を拝見しながら待っていると、ほどなく戻って、私の顔を見るなり明るい顔で手を振ってくれた。 その明るい感じが体調の良さを示していて、「前の時よりも元気でパワーが出るようになったんです」と。最初にいい報告が聞けて嬉しかった。「宿る」 漂う、舞う、流れゆく、森をさまよう、呼応、などのタイトルが付いていた。 確かに以前の絵よりもパワーを感じる。藍色が大胆に置かれ、何かを主張しているよう。私と同じように海よりも森が好きだという彼女は、植物とそれらの作り出している深淵な生命力と、幽冥ななかにひそむパワーを引き出そうとしているのかもしれない。 前回は理想とか希望のようなものが画面に溢れていたが、今回は重心を低くしてどっしりと構え、気の充実を窺わせる。具象の絶対的な美と抽象の情動とのあわい。描き込まれ色を抑えたことで、自己の内面が静かに滲み出ている。私が一番心惹かれた絵。 この絵は彼女も気に入っている内の一枚だという。じっと見ていると、誘われるようにこの絵の中に入っていきたくなる。私は若い時から樹木にこころを寄せていて、「前世は木だったかもしれない」というと、彼女も「自分もそうかもしれない」と、シンクロして・・。 何か二人には共通点があるようで、話をしていてもすごく落ち着く。“素の自分が、エーテルとなって彼女の周りを漂いながら、森の中に広がっていくような感じ” とでもいおうか。 彼女の家は少し高台にあって、竹やぶや櫨の木がある自然豊かなところらしい。いろいろな野鳥が来たり、獣まで姿を表すという。狸や鼬はもちろん、ハクビシンまでが顔をだすというからワイルドだ。また、その対極ともいえる “陸生の蛍” も飛び交うというから何とも羨ましい。とても豊かな、絵描きとしては申し分ない環境のなかにいる。 普段はあまり口にしないようなことも口から迸るように出てくる。 ウィークデイということもあって先客が帰った後は、ずっと二人だけだった。ゆっくりとした時間の中に徐々に夕日が射してきて、画廊の中をあかるい雰囲気に変えていった。エリちゃんのバックショット 理想的な環境で好きな絵を描いて過ごせるなんて、この上もない幸せじゃないか。他人と比べず、無いものねだりせず、心のままに生きる事こそ人のあるべき最も理想的な姿じゃないでしょうか。 太極拳がやってみたいというので、まずは体幹を鍛えることから始めるといいよと、プランクやスクワットの効果などを話したりして、お別れと相成った。近ければ何度でも行きたいところだけど、ちょっと遠い。近ければ歩いて行くところだけど、車がないと無理だし・・。 右、拡大します
2024.03.15
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♪ なにごとも心ひとつで様変わりねことさくらのはなしをしよう 昨日、むくつけき男が5人ほど突然訪れて「この辺に創価学会の信者はいませんか?」と、いきなり言ってきた。リーダー格の男は声が大きい。話の流れで、宗派は何か、何を信心しているかなど、矢継ぎ早に訊いてくる。 聞いていると日蓮宗の信者で、池田大作が死んでから弱体化している創価学会の信者たちを “救済という名目” で、自分の宗派に引き込もうとしているようだった。 こちらにも矛先を向けてくるので、こっちは無宗教で無信心、墓も無ければ仏壇もない。一切そういう世界とは無縁に生きている。そういうものには関わりたくないと言い切って、話の区切りを付けたいと思うものの、なかなか引き下がらない。「日蓮が一番いいので、入りませんか」などと言いだすので、「無信心でも本は読むし知識はある、何も知らないわけでもない。」「信心したい人が信じていればいい。」◆ 人を助けるとかなんとか言ってくるので、「私は助けてもらわなくていいから、世の中に困っている人がたくさんいるのだから、そちらを助けてやってくれ」と。「どんなものにも裏がある。表と違う顔がある。表面だけを見ているだけでは本当のことは分からない。」そう言ったら、「私には裏なんかない。」と言って語気を強めた。 なんか阿保らしくなってきて、面白がってはいけないけれど、いろいろぶっつけてどういう反応が返って来るかを楽しんでいたような所もあった。「幸福のしっぽ」幸福の科学関係者が経営しているらしい。 創価学会のことは良く知らないが、もともとは日蓮正宗の門下で立ち上げたもの。日蓮正宗乗っ取りを画策し、クーデターを起こしたとも言われている。宗門を一方的に批判し、池田大作が創価学会第35回本部幹部会において、猊下、宗門、僧侶の蔑視・軽視発言し、聖教新聞紙上で宗門批判したりして、1991(平成3年)に「破門」になった。そして、1997(平成9年)、創価学会個人の日蓮正宗檀信徒資格を喪失している。 そんな経緯があった上で今回の宗徒らの行動。その意味を考えてみると、信者が減っていろいろ大変な状況にあるのだろうと推測できる。◆ 実際、創価学会の会員数も頭打ちで、池田大作亡き後は高齢化と宗教離れもあって足元を危うくしているようだ。創価学会・立正佼成会・真如苑、3大新宗教の「寿命」を大胆予想創価学会は宗教年鑑から信者数を捕捉できないため、公明党の得票数を将来予測(AERA:ダイヤモンドオンライン) 安倍晋三元首相銃撃事件以降、マスコミ報道は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を中心とした「政治と宗教」の関係が話題となり、一般有権者から「日本の政治は特定宗教団体の強い影響下にあるのではないか」といった不安がつのっている。 宗教と政治家は持ちつ持たれつの関係で、最近ではキリスト教福音派の牧師(日本維新の会:金子道仁)が比例で当選したりもしている。 政治離れと同時に宗教離れも起きていて、各宗派は過去のすがたを変えつつあるのでしょう。幸福の科学も創始者の大川隆法が死んで衰退しているようだし、創価学会に次ぐ国内第2位の規模を持つとされる立正佼成会も、2022年の参院選比例で推薦した候補が全滅するのは、現行制度になって以降初めて。ダイヤモンドオンライン 宗教は人の様々な部分で、その存続にかかわっている。それが今、大きく変わろうとしている。習慣的、常識的、慣行的なものに疑問を抱き、塊として括られてきたものへの反発と個人的な心の奥底にあるものの叫びのようなもの。 葬式仏教からの決別、国民より自分が大事という政治家への批判。災害が日常にある日本人の諦観慣れがもたらしてきた、政治家の傲慢。AIに席巻され希薄になって行く文化と、貧富の差の拡大。金が支配する世界に生きることの疲弊。 さて、人はこれからどこへ行くのだろうか。 やっぱり富士山はいいね。他所のことは考えず、毎日、富士山を見て過ごしたいものです。
2024.03.14
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♪ この辺に創価学会(がっかい)の人いませんかと5人の男が玄関に立つ ISSの「きぼう」が日本上空を通過する。天気もいいし絶好の観測チャンス。私はずいぶん昔に昼間のISSを眺めたことがあるが、夜は見たことが無い。 今回は、地上が夜だけれども上空は陽が当たっている。それで、日中に見るよりも一層輝いて見えるはず。一瞬で通過していくものの、空が広い場所でなら数秒間は見られるでしょう。♪ 産土を神の目線で眺めゆく超高速の「きぼう」という星♪ 二十度にならんと狂う翌週は十年に一度の寒さとなるらん 桜の開花は早まるのか遅れるのか。微妙な気温の乱高下。24日の天気も怪しい気配。一軒の夫婦がこの日が都合が悪くなって参加できないと言って来た。雨なら翌週に順延なので、それなら参加できるというし、31日でもいいかも知れない。♪ 予報官を惑い悩ます春の空五日先さえ読みはちぐはぐ メジロの中に強欲なやつがいて、他のメジロを追い払ったりしている。いつも蜜柑があるという状況になって、却ってこういう輩が生まれるという不思議な世界。 ニホンザルも、野生ではボスがいないのに、猿を飼育しているところではボス争うがあるというのと同じだ。メジロのこれは新発見かも知れない。 豊富に餌がある自然環境の場合は、わざわざ特定の餌場に固執する必要はないから、そういう争いは起こらない。 ニホンザルの社会学が人間にも適応可能なのだとすれば、ボスという存在は、争うために生み出されたものであり、さらに言えば、「もっと欲しい!」という欲望が生み出した必要悪なのかもしれないという。♪ 勝気なる目白に欲の生まれけん絶えず置かれる蜜柑を争う 周期的に南岸低気圧が通過していき、そのたびに雪や雨を降らしていく。その都度、地上が清められるという風に思えば、許せるというもの。田畑には水の供給にもなるし、芽生える時の近づいているこの時期にとっては願ってもないことでもある。♪ 足早に通過の雨に清められ富士がそばたつ旭日のなか
2024.03.13
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♪ 亡くなって初めて知りし人となり空に鳥山明の花火 3月1日に68歳で急逝した鳥山明。1955年〈昭和30年〉4月5日生まれのまだ若い彼の突然の訃報には驚いた。海外にファンの多いことにも驚いたし、海外のマスコミも取り大きく上げるほどの反響にも驚いた。 ここに日記として記しておく。鳥山明さん (昭和56年12月17日撮影) 1980年から『週刊少年ジャンプ』に連載が始まった『Dr.スランプ』。タイトルに“アラレちゃん”と追加され、1981年4月より『Dr.スランプ アラレちゃん』として放送開始。 連載1年目は、睡眠は3日に1回、最高記録となる6日連続徹夜、ペン入れの記憶がない回があるなどと多忙を極めた。 ドラゴンボールは1984年(昭和59年)、同社の漫画週刊誌「週刊少年ジャンプ」で連載が始まり、1996年(平成7年)まで約11年連載された。単行本は全42巻(完全版は全34巻)。同誌が平成6年末、最高発行部数653万部という漫画雑誌の金字塔を打ち立てた翌7年の新年3・4合併号でも連載されていた。◆ 米紙「ニューヨーク・タイムズ」(電子版)はこの日、「ドラゴンボールの生みの親、アキラ・トリヤマ氏が68歳で死去」との見出しで、「彼の人気漫画は数多くのテレビ、映画、ビデオゲーム作品に影響を与え、国境を越えて多くのファンを魅了した」と速報した。ニューヨークでのイベントにて(2002年)Wikipediaより ロサンゼルス・タイムズ電子版は「彼の作品によりマンガとアニメは世界に広まった」とのタイトルで、功績を長文で紹介した。代表作ドラゴンボールについては「Gokuという格闘家の男の子が成長しながら、異星人の侵略者と戦い、何度も地球を救った」とストーリーに触れながら、「アニメは英語を含め多くの言語に吹き替えられたように、日本以外でも大きな人気を得ている」とした。 イギリスの国営テレビBBC電子版は、バイデン米大統領の一般教書演説を伝えるトップ記事の隣という破格の扱いで、鳥山さんの訃報を取り上げた。英紙「デイリー・メール」は、鳥山の経歴に加え、死去の報道に対するSNS上での反応を紹介。コメント欄には、追悼のメッセージが続々と寄せられた。 インドの英字紙「タイムズ・オブ・インディア」は仏通信社AFPの記事を使ってこのニュースを速報。記事のコメント欄に読者は「鳥山明は何百万人もの人々の心の中に存在し続けるだろう」「彼こそ本物のスーパーサイヤ人だ」などと書き込んだ。 シンガポール紙ストレーツ・タイムズ(電子版)は、ドラゴンボールは全世界で約2億6千万冊が出版され「史上最も売れた漫画シリーズの1つ」と紹介。鳥山さんを「思春期の少年向けの現代コミックやアニメの祖父」と紹介し、「ONE PIECE(ワンピース)」など次世代の作品に与えた影響に触れた。 インドネシア紙コンパス(電子版)も、ドラゴンポールを「歴史上、最も影響力のある漫画・アニメ作品」と紹介。インド紙インディアン・エクスプレス(電子版)も死去を速報し、「時代を超えたアニメ」を生み出したというファンの声を伝えた。 中国外務省報道官の毛寧は「著名な漫画家で、彼の作品は中国でもとても人気があった」と評価した上で深い哀悼の意を表明した。☆ ★ ☆ 1984年11月に連載が始まった『ドラゴンボール』。ああ懐かしい。 結婚したのが1979年で、その後82年(昭和57年)に長男、86年(昭和61年)に次男が生まれた。大人になってから『週刊少年ジャンプ』は喫茶店で読むくらいで、買ってまで読むようなことはなかった。1986年から1997年までの「テレビアニメシリーズ」は、子どもが見るようになったので、家族揃って観ていた記憶がある。 絵の上手さ、大胆な表現と展開の面白さにはいつも感心していた。マスコミにはあまり出ない鳥山明なのでどんな人物かも知らず、亡くなってからその人となりを知った。作品と本人とのギャップがあまりにも大きくて、あられちゃんと悟空を生んだ人という実感が湧いてこない。 脱サラして必死で創作活動していた時代でもあり、普通のサラリーマンとはまったく違う価値観で生きていた。サラリーマンからは危険な生きものと映っていたかもしれない。バブルが弾ける前までは充実した活動をしていたので、テレビをゆっくり観るような状況でもなかった。
2024.03.12
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♪ 梅・桜・桃・木瓜・椿・猫柳・タラ・セリ・コゴミ・うど・ふきのとう 上咽頭炎はほぼ治ってきている。それは良いのだが、昨夜は多尿になやまされた。夜間から朝にかけて5回も起こされて、その度に多量の尿が出た。 寒い夜中に起きてトイレに行くのはヒートショックの問題があるし、体が冷えてしまって、布団に入ってもなかなか寝付かれなくなるといのも避けたい。階下のトイレまで行くこと自体もめんどくさい。それで手製の尿瓶(1ℓ)を使っている。それで量が測れるわけだが、2回分でほぼ一杯になった。 夕べは、それが一杯になり、捨てに行ってトイレにも行き、再度一杯になった。それで、総量は2ℓほどになったわけだ。こんなに体から水分が出てしまっては、便通にも悪影響だ。 膀胱の容量は約500mLといわれていて、通常200~300mL尿がたまると尿意をもよおすらしい。昨夜の私は、その都度容量一杯まで溜まっていたことになる。 不整脈はまだ収まっていないが、今日中に、知らないうちに収まっているだろう。いつもの事だ。実際、今はだいぶ収まってきている。◆『 頻尿・多尿とは? 』 ~症状と原因、対策について~「頻尿の定義」 昼間の頻尿の症状は、一般的に朝起きてから寝るまでの排尿の回数が8回以上とされている。ただし7回以下でも、自身の日常生活に支障があると感じる場合には昼間頻尿と言える。 夜間頻尿の症状は、就寝中にトイレのために起きる回数が1回以上とされている。「多尿の定義・症状」 1日の総尿量が、成人の場合、体重1kgあたり40mL以上になると多尿と診断される。私は58㎏なので約2400mL以上だと多尿ということになるが、日中は普通だ。 夜間だけ尿量が多くなる場合を「夜間多尿」といい、1日24時間の尿量が体重(kg)×40(mL)以上の場合、夜間尿量/24時間尿量が、0.33以上(若年者は0.20)となっている。日中の総量を調べないと分からないが、夜にこれだけ出したら日中は多分、もうそんな出でないだろう。新百合丘総合病院 加齢や過剰な水分摂取、緊張・ストレス、体温低下、利尿作用のある飲み物や薬などが原因となる。過活動膀胱や膀胱炎、前立腺肥大症などが原因になる場合もあるという。「前立腺肥大症」70歳代の男性のうち12%の方は、前立腺肥大症の症状があると言われている。 尿道を取り囲むように膀胱の真下にあり、加齢とともに肥大して尿道を圧迫し、頻尿以外にもさまざまな症状が起こる。尿道が圧迫されるため、*尿が出るまでに時間がかかる *排尿するために腹圧をかける必要がある *尿に勢いがなく排尿に時間がかかる *急に尿意を催す *残尿感などの症状があらわれる。(薬による治療によって、頻尿も含めた前立腺肥大症の症状の改善が期待できる。) 私はこれに全く該当するものが無いので、原因から外しても良さそうだ。◆「腎臓病」腎臓の機能が低下すると、尿を濃縮することが出来なくなり多尿となる。腎機能の低下で夜間に尿を濃縮できなかったり、日中に排泄しきれなかったナトリウムを夜間にも排泄したりするため、就寝中に何度もトイレに起きる夜間多尿・夜間頻尿になる。 過去にも同じようなことがあったが、住民健診で異状は見つかっていない。「糖尿病」血液中の糖の濃度が高くなりますが、体にとって必要以上の余分な糖は、多量の水分と一緒に尿に排泄するため多尿になる。のどが渇き、それを補うために多量の水を飲む。つまり多尿、口渇、多飲は、糖尿病の特徴的な症状。 今までの住民健診では、正常範囲に入っている。「高血圧、心不全」夜間の血圧が下がらずに尿量が増えるほか、夜間の血圧が下がらずに尿量が増えるほか、心不全では日中に下肢に貯留した水分が夜間に横になることで尿として排泄されたりするため、夜間多尿の原因となる。 強いて言えば、これが該当するかもしれない。血圧が高いし、不整脈があって腎臓でうまく水分を処理できず、溜まっていたものが夜間に排泄されるとか・・新百合丘総合病院「病院・医療機関の診断を受ける」 受診の際には、排尿日誌を3日間程度記録して持っていくこと。排尿時間と尿量、水分摂取量、尿意切迫感や残尿感、尿もれ、尿とりパッドの使用状況など、気がついたことも一緒に記録すると診断に役立つ。
2024.03.11
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♪ 無月にてさびしき空に星一つあの竹やぶも眠りいるらん 喉の痛みが取れず、結局耳鼻科へ行くことに。予約もなしに直接9時半ごろ行く。待たされるのを覚悟で本を持って行ったが、本を読み始めると直ぐに呼ばれ、中待合へ。1ページも読んでいない。またすぐ診察室に呼ばれる。こんな広い待合室に数人。 駐車場にはけっこう車が停まっていたので、空いているのが意外だった。 耳鼻科というのは子供の患者が多いらしく、先生の口調からしてそれが習い性になっている。こっちは高齢者だというのに、そのままの口調で話しかけてくる。オイオイ。 症状を伝えると「上咽頭炎ですね」鼻の穴に綿棒を突っ込まれる。ファイバースコープで確認することもなく、「口を開けて。真っ赤ですねぇ。」と喉の奥を見て、薬品を塗布される。これがかなり染みて痛い。「染みる? すぐ治るから。」 子供のころに喉が痛くて、母親に「ルゴール」とかいう茶色い薬を塗られたことが何度かあった。それと同じ薬のようだ。ヒリヒリして、かなりの炎症だとわかる。「クスリを3つ出しておきます。」「炎症を抑える薬と、抗生物質。それと痛み止めね。」一週間分ですといい、痰の薬も出してきましょうか?というので、「それはいらない、大丈夫です。と断った。「じゃあ、そちらへ行ってください」と、すぐ隣の「ネブライザースペース」なるところへ通される。 ここまでの流れが、まるでオートメーションの機械に乗せられているようで、事務的にあしらわれている感じさえした。混んでるならまだしも、もう少し丁寧な対応が出来ないものか。ネブライザースペース 鼻に管を差し込み、気化した弱いステロイドを3分間吸入する。終われば待合室に戻って会計を待つ。 ここでも当然、直ぐに呼ばれて会計用カードを渡さた。自動支払機で会計を済ませるが、その金額が1割負担で470円。 これだけで済んでしまって、有難いと思う。 これじゃあ、年寄りはちょっとしたことでも医者へ行くわけだ。病院が社交場になっていて、「○○さんの姿がみえないねぇ。」「そう、どこか悪いらしいよ。」なんて会話が待合室で交わされていたりする。薬代もこれだけで済んでいる。売薬を買うよりよっほど安い。 お陰で、今朝はずいぶん楽になった。 酒を飲んだせいで悪化させたとの反省もあったが、この日はいつもの様に飲んじまった。カミさんに、「バッカじゃないの、意志薄弱!」とこき下ろされた。 実は、新市庁舎の計画案についてのパブリックコメントを書いていた。良いものが書けたと思ったのに、何を勘違いしたのかその締め切りがとうに過ぎていた。気付いて唖然、愕然としていたのです。「バッカみたい」と自分で自分を罵り、“酒を飲まずにいられるか!” と独りごちてはまた一杯・・。 かくして夜は更けてゆく。本など読む気にもならず、良い心持ちになって・・。 おかげでぐっすり眠れたようで、6時半にはスッキリと目覚めた。朝が早い野鳥のためにパジャマのまま、エサ台に蜜柑、野鳥のご飯、櫨の実を。すぐにメジロがやってきた。 追っかけまわしているメジロがいる。仲の悪い関係というのがメジロにもあるのかと、ちょっと意外な朝です。
2024.03.10
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♪ 三減し六増となりて若返る地球の隅の新陳代謝 貝母の花も咲き始め、庭いじりをぼちぼち始めているところ。暖かい日々の途中に今日のような寒い日がインサートされて、調子が狂う。 宮城野萩の片側の根を切り詰め、斑入り薄は大きくなりすぎるので鉢上げし、アヤメは塩ビ管に上て増えるのを抑えた。秋明菊の花の具合が良くなかったので、試みに場所を移動させみた。 昨年は試しにいろいろ植えてみたものの、萩が思いのほか枝を広げて影になってしまったものはみんなダメになった。それで、大幅に改良ということになった。 ブーゲンビリアはここでも花を付けない。寒さにやられるし雨も苦手というので、やっぱり鉢植えに変更しようと思っている。 庭でこんな作業をしていると、餌を食べに来た野鳥(シジュウカラ)が警戒音をだして騒いでいる。「お前たち、餌をやっているのはこの俺なんだぞ、覚えても良さそうなもんだけど・・」とちょっと不満も言いたくなる。 それでも豊富に餌があることが分かってきて、喧嘩をすることもなくなった。仲良く一緒にエサ台に乗って食べている。 でも作業員がいても平気なのは目白だけで、他の鳥はなかなかそうはいかないようだ。床几でも出して日がな盆栽のいじりでもしていれば、慣れるのだろう。 工事が終わって、人の出入りが無くなればもう少し落ち着いてくるだろうが、そろそろ渡り鳥や留鳥は移動する季節になる。ここへ来るのもあと少しの間だろう。 エサをやり過ぎてその生態系を狂わすのは良くないとも言われている。適当なところで区切りを付けないといけない。もう一つ、大きいのが北側に設置してある。2階用のものだろう。 全室床暖房のための室外機も取り付けが済み、内装もほぼ完成したようだ。後は外回りと駐車場の整備をすれば完了となる。 建築組み立ての時に、外壁がえらい派手なものだと思っていたが、その黒い縦の模様に見えた部分にもタイルが貼られ、全体が同じになって落ち着いた。 4月からまた1軒、新しい住人が増える。新陳代謝が進んでどんどん若返っていく。やがて一減の我が家もしかり。
2024.03.09
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♪ 暇を持て余す人らのサンクチュアリ先祖に猫の系譜を持ちて 2月19日に風邪をひいて3日後28度の熱を出し、3日ほどしんどくて結局、1週間近く調子が戻らなかった。 その後遺症でもないだろうが、1週間ほどして喉の奥(鼻と繋がっている部分)と上顎が痛くなった。喉そのものは痛くないので咽頭炎ではないようだ。どうやら上咽頭(鼻咽腔)炎らしい。急性咽頭(鼻咽腔)炎は一般的には風邪(急性上気道炎)によって引き起こされるもの。上咽頭は口を開けても見えない部分にあるため、上咽頭炎は耳鼻咽喉科で内視鏡(ファイバーカメラ)の検査を行わない限り診断が困難とか。(みやけ耳鼻咽喉科) 上咽頭炎では、鼻とのどの間の痛み・違和感・乾燥感、後鼻漏(鼻の奥からのどに鼻水が下りる)、痰、咳払い、声が出しにくい、鼻の奥がにおう、首のこり、頭痛、頭重感、倦怠感といった多彩な症状が起こるとあるという。 実際、鼻と喉の間の痛み、痰、咳払い、頭重感、倦怠感の他に、上顎が痛いので食物や唾をのみ込むと痛い。肩も凝った感じがあった。 以前にも似た症状を経験していて、数日で治っていたので同じようなものだろうと思っていたが、今回はかなりしつこい。ちっとも良くならない。 腫れているのか、昨夜は寝ている時に息を吸うのが困難な時があった。どうやら酒がいけないのだろうと今頃気が付いた。12,900歩ほど歩いて夕方に戻ってきて、500㎖缶のビールを飲み、追加で焼酎のお湯割り2杯飲んだ。炎症を起こしているのに、酒を飲めば悪化させるに決まっている。酒のみって、ほんと馬鹿だね。日本病巣疾患研究会 のどの粘膜の乾きによって、ウイルスや細菌が体内に侵入しやすくなる。また体の冷え(とくに首の冷え)により、自律神経のバランスが悪くなって免疫力低下にもつながるとか。 暖かかったので半袖のTシャツに薄いウウィンドブレーカーを羽織ってウォーキングに出たが、復路はかなり風が冷たかった。 のどの粘膜の乾きを防ぐためには、こまめな水分補給が必要で、昨日はかなり乾燥すると言っていたので、茶を持って出たのは正解だった。なのに、利尿作用の顕著なアルコールを飲むなんて良くないことをやっては、差し引きゼロというものだ。 上咽頭を綿棒で擦過すると健常人でも多数のリンパ球が採取され、その性質を調べてみると活性化された状態のリンパ球であることがわかりる。つまり、上咽頭のリンパ球は健康な人でも戦闘準備状態にあり、細菌やウイルスなどの病原体が侵入するとすぐに戦闘に突入できるようになっているという。空気の通り道にリンパ球が顔を出している多数のリンパ球が上皮細胞の間に存在する。(日本病巣疾患研究会) 上咽頭粘膜の乾きを防ぐためには、水分補給やうがいでは届かないため「鼻洗浄(鼻うがい)」が有効らしい。◆家庭での鼻洗浄の注意点 ・0.9~2%の食塩水を用いること ・水温は、体温よりも少し低い程度 ・1日に2回程度までにする ・洗浄中や洗浄後に鼻をすすらない ・洗浄後は、片方ずつ鼻をかむ 水道水を用いる場合は、浄水器を使うか、5分以上沸騰させて塩素を除去した後に、食塩を加えて鼻洗浄を行うようにしましょう。◆ 夕べはかなりしんどかったので、寝ながら “今日にも耳鼻咽喉科に行った方が良いかなぁ” と思っていたが、どうやら峠は越えたようだ。今はだいぶ楽になっていて、この分なら医者に行く必要もないだろう。 昨日の太田川往復ウォーキング。5㎞ほどを10分/1kmくらいのペースを維持して歩き、芸術劇場のロビーで20分ほど休んだだけで同じようなペースで戻て来たが、大して疲れを感じなかった。 吉野の山を逍遥しようと思えば、今から足腰を鍛えておく必要がある。この調子なら、1日おきに10㎞ウォークくらいはできそうだ。アップダウンの道を負荷を背負って歩くのがベターだが、いいコースがないのがネック。そこまでやれるかどうか・・。
2024.03.08
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♪ 先生を持たない事の功罪を日向で伸びをする猫に訊く 昨日はカミさんが卓球の試合で居ないので昼は外食することになっていた。それで、バブルの時に店を拡大して破産した居酒屋の夫婦が、最近夫婦だけで始めた店に行くことに。30年も前になるが、夜にちょくちょく飲みに行っていたので懐かしさもあって、楽しみにしていた。それが何と!「臨時休業」ときた。ガッカリだ。 しょうがないので、これまた最近、住宅街の一画に出来た天婦羅と蕎麦の店に、どんな店か興味があったので行ってみるとここも、暖簾が出ておらず休みのようだった。悪いことつづくもので、それならばと、しばらく前にウォーキング中に出来たのを知っていて、一度行ってみようと思っていたこじんまりした料理屋へ。なんと「完全予約制になっております」と門前払いを食らって、敢えなく撃沈した。 散々な昼だ。水曜日というのはケーキ屋が定休日だし和菓子屋もそう、他にも水曜定休って結構ある。もう他へ行くのはあきらめた。出来合いの寿司を買って済ませることに。 この日は、短歌の例会の日でもあった。長い歴史はあるもののメンバーは高齢となり数も減ってしまっている。ちょっと侘しさの感じる会ではある。先日、リーダーの年齢が昭和12年生まれで私の一回り上と判明。加山雄三と同じ87歳になる。耳が遠いし言っていることの真意がよく分からないこともある。 この会は「家林の会」が母体となっており、その知多支部をになっている。「かりん」のリーダ馬場あきこ氏は1928年(昭和3年1月)生まれで御年96歳。言わずと知れた短歌会の大御所だ。それからするとまだ若いという見方も出来ないこともないが、一般的には80歳を超えると、いろいろな部分で心もとなくなってくる。 わがリーダーは医者の奥さんでもあり、裕福な生活のなかでその男勝りの性格を活かして、大いに活躍していたことが、その言動から窺われる。若い頃は馬場あきこ氏に可愛がられ、知多支部は他とは違う待遇を受けていたらしい。 馬場あきこ 「かりん」とはどういう意味かとたずねられることがあります。 由来は古く、院政期の歌人源俊頼の子俊恵法師が、「歌林苑」において月例歌会を催したのが、おそらく日本最初の歌人集団であったといえるでしょう。「日本最初の」というその新鮮さを、わたしたちの集りのいのちとしたいとねがって、その名を襲ったものです。 個々の個性の十全に発揮された、ユニークな作品を研いでゆく集りでありたいと希っています。「かりん」にはかの「前登志夫」も一時入会していたらしい。私にも「入りませんか」とリーダーに誘われているけれど、さてどうしたものか結論は出せないでいる。 こういう組織や団体に入ることを頑なに拒んで生きて来たが、そんな頑迷なたわ言から解放されてもいいのかも知れないと、いまでは思えるようになってきてはいる。☆ ★ ☆ 一つ上に目線を持って行って、ここらで一皮むいてみるのも良いかもしれない。そうなったらなったで、果たして「かりん」が一番自分に合っているのかどうか。他にもたくさん結社はあるし、傾向には少しずつ違う個性もあるだろう。緩いところ、厳しいところ、伝統を重んじるところ、新奇を求めるところなど、短歌シーンも時代とともに変化もしている。会派の違いによって求められるものは違ってくる。 こんなランキングがあったりする。短歌賞だけでなく過去に歌人や歌集の受賞履歴のある文化芸術賞も対象とし、集計期間は2020年から2016年までの過去5年間の受賞記録。短歌結社ランキング2020 *GP(Grand Prix:大賞)は主に中堅以上のベテランを対象とした賞を意味します。*NF(New Face:新人賞)は公募新人賞や第一歌集賞などの賞を意味します。*結社名は社名または歌誌名の広く通じる方を採用しています。 2019年に引き続き「心の花(竹柏会)」が1位という結果となりました。前年までのポイントをほぼ変えてないことから、変わらず人材を輩出していることがうかがえる。これに迫るように2位の塔、3位の未来、そして4位のかりんが昨年よりぐっとポイントを重ねてきた。上位4団体が今年の受章を取り合った格好。特に2位の塔は昨年4位(70ポイント)から26ポイントもの積み上げを成し、大きく躍進。主宰の吉川宏志さんが芸術選奨文科大臣賞と茂吉賞のW受賞を果たしたところに、結社としての勢いを見ることができるかも・・。(最適日常)各年度の受賞数一覧表Gは「Grand Prix(大賞級)」、Nは「New Face(新人賞級)」☆ ★ ☆ 今朝は、気圧配置が不安定で季節の変わり目の情緒不安定も重なって、うっとうしかった頭も良く寝たことでスッキリしている。ウォーキングもご無沙汰しているので、ここらで心身のデトックスとでもいきましょうか。 結社のことは今月いっぱいかかって考えることにする。 因に、今月のサイトに「かりん作品抄」というのが載っているので引用しておきます。 鈴木 加成太 選(語気のある歌を選びました。)2024年02月号お札とか期待している犯人に引き破られた「ママへ」の手紙 川口慈子「着てたのは白い服だった」ガザの母は血染めの骸を息子と認めず 山内活良黙るという選択は夕焼けに似る 何を語るんだろう、その色で 貝澤俊一腐つちやうほどあるといふ柿を母は受話器越しにたんとたんと渡し来 碧野みちる濛々と蒸篭の湯気より取り出して熱いですよ、中華街なり 池田広明教会のまへに寺あり(この創(きず)をどこで癒やすか)ゆらめく影よ 宮崎 浩こんなにも色づく秋は魔女となり幻の子をたくさん食べよう 島本千代子ええもんが来てるかと見るポストにはコロナ七回目の接種券あり 藤村郁代病院の待合室のテレビには「みんなの体操」しーんと見ている 山田圭子寒風の西萩ホームに手作りの弁当食むOL抱きしめたいよ 江國 梓 「かりんネット歌会」なんていのもやっていて普通に間られるので、興味がある人は覗いてみてください。
2024.03.07
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♪ 老いを知り花にひかれるこの弥生み吉野の樹に水のながれる 吉野の桜をもう一度観に行きたいと思う。一度バスで行ってその美しさにほれぼれしているが、観光バスでは自由時間の3時間があっという間に過ぎてしまう。 2008年4月13日だった。その日は最盛期の日曜日ということもあって、ものすごい人。人を見に行っているようなもので、ゆっくり桜を愛でるような雰囲気ではなかった。 ★ 今年の開花予想が「吉野町」のHPに出ている。 期間中はマイカー規制〔規制期間:月23日(土)〜 5月6日(祝)〕があり、シャトルバスが運行される。 シャトルバス運行日 3月30日(土)・31日(日)・4月6日(土)・7日(日)・13日(土)・14日(日) 3月23日(土)~ 4月14日(日)2,000円(駐車料金1,000円+協力金1,000円) 4月15日(月)~ 5月 6日(祝)1,500円(駐車料金1,000円+協力金500円) 周辺の駐車場が満車になると、吉野山に進入できないことも想定される。とにかく大渋滞になることは間違いない。早朝に着いて、昼過ぎには下山するくらいの予定で行けばいいかもしれないが・・。★ 近鉄吉野駅から七曲坂を歩いて上がるハイキングコースがあり、20分ほどで吉野山下千本付近まで上がることが出来る。下りは15分程度で、七曲坂の桜並木をハイキングするのがベターかも。 また、近鉄吉野駅から中千本公園まで、例年どおり奈良交通による臨時バスの運行がある。 【期間】令和6年3月23日(土) ~ 4月21日(日)実際とは南北が逆になっている。 こんな山歩きも良さそうだ。片道約5km 4時間半かかって桜の下を歩く。ウィークデイにゆっくり存分に楽しめる。MIND TRAIL YOSHINO 静かな山歩き 秋の吉野山タイム:04:34、距離:589m、のぼり:589m、くだり:10.7km 近鉄吉野駅まで行くのにかなり時間がかかるが、山歩きがしたいと思えばこれしか方法がない。前登志夫が何度も往復し、西行が生涯をかけた吉野の桜を、たった1日で味わうというのは無理な話ではある。宿なんか高くて泊まれやしないし、予約も取れないだろう。 観光地という人の手のかかったところへはあまり行きたいとは思わない私は、自然の美を心行くまで、それもこの全山に咲き誇る吉野の山桜を、死ぬまでにゆっくりと味わっておきたいと思う。★ 過去の開花状況も観られるので、7年前からのものを引用させていただきます。年々早まっていて、今年は去年よりも数日早い予想になっている。
2024.03.06
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♪ 独居だと思いいしなり放埓の吉野山人一家をなせり 季節の変わり目のせいか、頭がスッキリしない。まるで霞が掛かったような、あるいは黄砂にまとわりつかれているような不快な感じ。 夜はよく眠れているはずなのに、低気圧のなかで行き場を失った雲のような、どんよりとした朝の目覚め。花粉症が無いだけましだけれど、なんとも不如意な春隣り。 何をやっても気が晴れない。昨日の天気図はそれほど悪いわけでもないが、上空の大気は不安定だったのだろう。今日は南岸低気圧が通過して、またまた1日雨の不機嫌天気。◆ ◆ ◆ 前登志夫の「羽化堂から」を読んでいる。NHK歌壇2003年4月号からNHK短歌2008年4月号までの5年間にわたって掲載されたものを書籍化したもの。 吉野の山家の生活をしながら、「ひだる神」(山道を歩く人や森林で働く人にとり憑く悪霊)や大峯駆けをする人、宇多の又兵衛桜、今昔物語や猪猟の名人の話などなど、山暮らしのなかでの逍遥と邂逅の日々を古今の逸話を交えながら綴っていく。 折々に詠んだ自作の歌を引きながら、それにまつわる山人(さんじん)の生活や、山にしかない体験の日々。その浮世離れした話に引き込まれている。早々に「お花見」に思いがいったのもこの吉野の話に惹かれてのこと。前登志夫没後十年 その歌世界の紹介と作品朗読 どのページを読んでも面白く、同じ匂いをかいでいるような気分になる。都会には無いアニミズムとか自然主義とかいうようなものとは違う、もっと根源的なところでその精神性に触れる。 2003年4月~2008年4月までの5年間というと、77歳から82歳の亡くなるまでの時期にあたる。今の私で言えば、2年後から先のことになる。私が短歌を始めたのが2006年5月、NHK短歌を購読し始めたのが2008年5月からなので、完全にすれ違っていて接点がほとんどなかったことになる。 ただ、この本の中では今の私の年齢的に近く、琴線の振れる感覚や、孤独な山住みにおのれの生き方を手探りし、若き頃に自分の正体が分からず苦しんでいたことなど、私の心の中を見ているようだ。高度経済成長へ突進する世相と、時代の表層で観念的な政治闘争をつづける時流のエネルギーが日本文化の大切なものを憎み軽蔑しているのを眺めながら、谷行の仕置に遭っているという思い。それと同じようなものを、私も抱きながら苦悶していた。 放浪生活をしたり、グラフィックデザインから伝統的な絞り染めの世界に180度転換したり、社会の動きとは真逆の人生を歩み始めた自分と、同じけものの匂いがする。★ ★ ★ *おたまじゃくし群れゐる水にかげりつつ髪(ほの)かに過ぐる春の山人(やまびと) *みなかみに筏を組めよましらども藤蔓をもて故郷をくくれ *山の樹に白き花咲きをみなごの生まれ來につる、ほとぞかなしき *いくたびか虹たつ日なれ一家族靑草原に叫びつつゐる (歌集 縄文紀) わたしの歌の世界はどこか現代ばなれしていると批判され、一首のなかに息づいている時間がゆっくりして、現代のテンポに合わないとも言われるという。自分ではどこか賢しらなところがやりきれないと。 50年昔に感銘し、幾たびか引用もしたという、小林秀雄「實朝(さねとも」の、「秀歌が生まれるのは、結局、自然とか歴史とかいふ僕らとは比較を絶した巨匠等との深い定からぬ『えにし』にうおる。さういう思想が古風に見えて来るに準じて、歌は命を弱めていくのではあるまいか。」今でも私はこの短歌観を大切にしているという。 手の内の見える賢しらな短歌表現の仕掛けなどに、うたのこころは在るのではあるまい。コマーシャル言語のように、刺激的で普通の意味性に今の短歌はたよりすぎているのではないか。もっと茫洋として掴みどころのない時空が欲しい。現代人はみんな迅速に解答を求めすぎるのではあるまいか。短歌の世界に解答などは無い。ゆっくりと時間が熟れてゆくだけなのだ。 確かに最近の歌は、ライブ感覚でラップでも歌っているかのような日常をそのまま切り取ったような歌が多い。歌というより散文に近い。「虚というものがあって初めて小説となる。歌もまたしかり。」といったのは車谷長吉。わざわざ短歌にするまでも無いものを語呂合わせの様に詠んで、短歌を詠っている気になっているものがあって、いささか厄介な時代になったものだと思う。 【前登志夫】 略歴(Wikipediaより) 奈良県吉野郡下市町広橋にて、1926年(大正15年)1月1日生まれる。 2008年(平成20年)4月5日)逝去(82歳)。 1955年(昭和30年)、『樹』50首で第1回角川短歌賞最終候補(安騎野志郎名義)。1958年(昭和33年)に、角川書店『短歌』四月号にて、塚本邦雄・上田三四二らと座談会「詩と批評をめぐって」に参加。1964年(昭和39年)第一歌集『子午線の繭』出版。この頃より、テレビ・新聞・雑誌等で吉野を語ることが多くなる。1974年(昭和49年)大阪の金蘭短期大学助教授に就任。1980年(昭和55年)に歌誌『ヤママユ』創刊、2006年(平成18年)に第20号を刊行。1983年(昭和58年)以降、吉野に住み家業の林業に従事しながら、同地を中心に活動を展開。アニミズム的な宇宙観・生命観を表現した短歌を詠み続けた。歌集のほかに、吉野をテーマとしたエッセイ集も多数執筆した。2005年(平成17年)、日本芸術院会員となる。「受賞・候補歴」 1965年、『子午線の繭』で第9回現代歌人協会賞候補 1978年、『縄文記』で第12回迢空賞 1988年、『樹下集』で第3回詩歌文学館賞 1992年、『鳥獣蟲魚』で第4回斎藤茂吉短歌文学賞 1998年、『青童子』で第49回読売文学賞 2003年、『流轉』で第26回現代短歌大賞 2004年、『鳥總立』で第46回毎日芸術賞 2005年、 全業績により、第61回日本芸術院賞文芸部門、併 せて恩賜賞「人が年をとる意味とは、さりげなき日常の風景のなかにほんとうの貌(かお)と出会うことかもしれない。」と彼はいう。 心に、たくさんの水脈のような襞を刻み、その襞をさまざまなものが流れたり沈潜したりしている。それらを言葉にすることは容易ではない。書くたびに内容は変り、書くほどに曖昧になって行く。自然と対峙し対話するような時にひょっこり顔を出すものがあって、沈潜していたそのものがその本当の貌なのかもしれない。下市町にある前登志夫の自宅=2023年10月1日、奈良県下市町広橋 生前の前登志夫(1995年の12月ごろ)。 本や雑誌で埋め尽くされている。
2024.03.05
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♪ 五線譜を離れるように散る花の春はかなしき別れの賛歌 先日、新居の若主人がお隣さんと立ち話をしていて、昨年のお花見のことを聞いたらしく、「隣のご主人に聞いたんですけど、我が家も参加させてほしいです」と言って来た。 私も、“今年もやれるといいなぁ” とおもっていたところ。しかし、去年より新住人が3軒増えている。その皆さんが参加となるとかなりの大人数になる。我が家も入れて6軒、子どもが5人と赤ちゃんも1人いる。息子一家も参加となれば7家族だ。 大きなブルーシートと小さいのが2枚あるし、何とかなるか。それで、早い目に決めた方が良いだろうと思い、昨日、皆さんが日曜で在宅のようなので声をかけて回った。昨年、4月2日 昨年は都合で4月2日になってしまった。年々開花が早まっているので、かなり散り始めていた。花吹雪の下でのお花見も悪くないが、今年は昨年よりももっと早まりそうな予感。それで、勝手に3月24日の日曜日に決めた。 日本気象株式会社は2月29日、「2024年桜の開花・満開予想」を発表。今年の桜の開花は平年並みか、平年より早いとの予想がだされた。 今シーズンは全国的に休眠打破の時期は平年より遅くなった見込みだが、休眠打破後の気温が平年より高めと予想され、花芽の生長速度も速く、休眠打破の遅れを取り戻すため、全国的に平年並みか平年より早い開花となるらしいと・・。さくらナビ 2024名古屋は1日遅くなっているより細かくなっている この発表を見る前だったが、24日に決めて正解だったと思ったが、満開は30日ごろのようだ。8分咲きぐらいが一番きれいなので、ちょうどいいだろう。早目に決めたので皆さんの都合も合せやかったようで、若干仕事が入っている人がいるものの、ほぼ全員が参加できそうだ。 ここに家を建てて間もない家族は、裏の「ちびっこ広場」に桜が咲くということを知らなかったりする。普段なかかなかゆっくり話す機会もないようだし、新住人同士が一緒になってお花見ができるのが楽しみだと、喜んでくれている。 気まぐれな春の天気のこと、どうなるか分からない。一応、雨の場合は翌週に順延ということにしてある。 この場所でお花見をするのは私たちが初めてで、場所取りの必要もない。桜も一番美しい時期というのがあって、若木でも老木でも良くない。ここの桜は今が一番いい状態だと思う。海が埋め立てられて、1970年に市役所やもろもろの施設が出来た。それとほぼ同時に作られた公園で、44年目になる。桜は、人で言えば壮年期というところだろうか。2022年3月31日2023年3月24日 この辺りは名古屋よりも少し南にあるので、名古屋よりは少し早くなる。順調にいけば24日ごろは最高の状態だろう。 「さくらナビ 2024」の発表スケジュール
2024.03.04
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♪ ムズムズとし始めている紅のばらの若芽のふふふふとあり 今朝の中日新聞「中日春秋」に、卒業式で歌われる「蛍の光」について書いている。「オールド・ラング・サイン」(Auld Lang Syne)は、スコットランドの民謡、また非公式な準国歌で、日本では「蛍の光」の原曲として知られる。 古くからスコットランドに伝わっていた歌で、現在に至るまで、特に年始、披露宴、誕生日などで歌われる。英国のEU脱退をめぐり、2020年1月29日、欧州議会が離脱協定案を可決すると、議員らは総立ちになってこの歌の大合唱となったとか。 そんな歌が、何故か日本では別れの歌として定着しているという不思議。拡大します。▼日本語訳は国学者の稲垣千穎(ちかい)だが、歌詞の雰囲気が元になったスコットランド民謡の世界とは大きく異なる。不思議である▼「蛍の光」が学問にいそしんだ日々を振り返りつつ「別れ」を強調しているのに対し、原詞の方は旧友とかつての日々を懐かしみながら、酒をくみ交わすという内容である。別れよりも再会の喜びを歌っている▼卒業シーズンとなった。今年も卒業生たちは「蛍の光」を歌い、別れを惜しむのだろう。とりわけ、能登半島地震の被災地の卒業生のことを思う。おだやかならぬ暮らしの中での友や恩師との別れ。地元を離れる卒業生もいる。歌詞の「けさはわかれゆく」が切なかろう▼寂しい別れの歌よりも再会の歌の方を聞きたくなる。震災から立ち上がり、落ち着きを取り戻した地元で、今年の卒業生たちが再会し、手を取り合う。そんな日が早く来ないかと願う。卒業おめでとう。 以下は、Wikipediaの記事を引用しています。(ウィキソースにオールド・ラング・サインの原文がある)◆ 歌詞を現在伝わる形にしたのは、スコットランドの詩人のロバート・バーンズで、従来からの歌詞を下敷きにしつつ、事実上彼が一から書き直している。この歌詞は、旧友と再会し、思い出話をしつつ酒を酌み交わすといった内容になっている。Auld Lang Syne (Songs from Robert Burns)1. Should auld acquaintance be forgot,and never brought to mind ? 旧友は忘れていくものなのだろうか、Should auld acquaintance be forgot,and days of auld lang syne ? 古き昔も心から消え果てるものなのだろうか。 CHORUS: コーラス:For auld lang syne, my dear,for auld lang syne, 友よ、古き昔のために、we'll tak a cup o' kindness yet,for auld lang syne. 親愛のこの一杯を飲み干そうではないか。2. And surely ye'll be your pint-stoup !And surely I'll be mine ! 我らは互いに杯を手にし、いままさに、And we'll tak a cup o' kindness yet,for auld lang syne. 古き昔のため、親愛のこの一杯を飲まんとしている。 (CHORUS) (コーラス)3. We twa hae run about the braes,and pou'd the gowans fine ; 我ら二人は丘を駈け、可憐な雛菊を折ったものだ。But we've wander'd mony a weary fit,sin' auld lang syne. だが古き昔より時は去り、我らはよろめくばかりの距離を隔て彷徨っていた。 (CHORUS) (コーラス)4. We twa hae paidl'd in the burn,frae morning sun till dine ; 我ら二人は日がら瀬に遊んだものだ。But seas between us braid hae roar'dsin' auld lang syne. だが古き昔より二人を隔てた荒海は広かった。 (CHORUS) (コーラス)5. And there's a hand my trusty fiere ! いまここに、我が親友の手がある。And gies a hand o' thine ! いまここに、我らは手をとる。And we'll tak a right gude-willie waught, いま我らは、良き友情の杯を飲み干すのだ。for auld lang syne. 古き昔のために。 (CHORUS) (コーラス) この意訳は誰のものか分からないが、あまりいいとも思えない。 1949年(昭和24年)に日本で初上映されたアメリカ映画『哀愁』(1940年制作)の中で、「オールド・ラング・サイン」 のメロディからなる挿入歌が使われた。レストラン閉店前の最終伴奏曲として流れたため、これに倣って閉店時の曲として定着したと思われる。 このワルツが非常に印象的だったため、日本コロムビア洋楽部が音源を探したが、契約先の海外レーベルにはなかったため、コロムビア専属の作曲家古関裕而に採譜・アレンジを依頼し、古関裕而の名をもじってユージン・コスマン(Eugene Cossmann)楽団の名で発売した。当時の人々は、外国録音の音盤だと信じて疑わなかった。 ユージン・コスマン管弦楽団の「別れのワルツ」は日本におけるクリスマス・レコードの定番として大ヒットし、1953年までに累計29万枚、1953年のクリスマスセールで10万4000枚を販売している。別れのワルツ(クリックでYouTubeへ) 閉店案内に流れるこれは確かに3拍子のワルツだ。てっきり「蛍の光」だと思い込んでいたが、蛍の光は4拍子なので気が付いても良さそうなものだが・・。 作曲者不詳。日本でいうヨナ抜き音階と同じ音階による旋律なので耳なじみが良いわけだ。演歌や君が代でおなじみの日本音階。詳しく知りたい方は、こちらを参照してください。◆ ここまで耳に馴染んでいる曲を今更「再会の歌」にイメチェンは出来ないだろう。 でも、秋元康辺りが作詞して、新しい曲想で「再会の歌」を作っても良いんじゃないかと思う。春に「蛍の光」で別れを惜しみ、秋に「星の光」で再会を喜び合う。コロナや自然災害で離ればなれになってしまった若者たち。分かればあればこそ再会もある。 平凡の中にもドラマは潜んでいる。季節のめぐり逢いと共に生きているわれわれ人間にとって、別れはつきもの。再生のための試練でもある。
2024.03.03
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♪ 北風はなお吹き止まず終息を狙う一手やスティグマの影 エサ台に立派なミカンを置いてやっているので、目白が何組かの番が来るようになった。ヒヨドリもしょっちゅう来ているようだ。 今朝、何気なく窓の外に目をやると「鶫(ツグミ)」が、エサ台の横のネットの上に止っている。ツグミが来るなんて思ってもみなかったので驚いた。しかし、エサ台には乗らず直ぐにネットの向こうの地面に下りた。(夏季にシベリア中部や南部で繁殖し、冬季になると中華人民共和国南部などへ南下し越冬する鳥で、日本では冬季に越冬のため飛来(冬鳥)し、平地から山地にかけての森林、草原、農耕地などに生息する。日本全国で普通に見られる。越冬地ではまず山地の森林に群れて生息し、その後に平地へ移動し分散するらしい。食性は雑食で、昆虫、果実などを食べる。) エサ台はどうか?、体を起こして見てみると鵯(ヒヨドリ)が二羽来ていて、一羽がみかんを食べ、もう一羽がツグミと同じようにネットの上にいる。たぶんこっちも番なのだろう。ヒヨドリが二羽が揃ってやってくるというのも始めて見る。 ツグミは先客がいたので遠慮したのか。知らないうちに来ていた可能性もある。スズメも一緒だ。☆ ☆ ☆ こんな風に美味しい蜜柑が毎日食べられる彼らは幸せだ。こんな殺風景な風景の中でも、奇特な人が棲んでいてせっせとエサ台にいろんなものを乗せてくれる。そりゃあ他の鳥たちだって興味をもって当然だろう。 手持ちの蜜柑が無くなったので、佐布里池の向こうまで採りに行って来た。生っているのに採らずに打ち捨てられている蜜柑があって、野鳥の餌になっている。昨日行ってみたところ、木の下に落ちた蜜柑を一カ所に集めて、木の剪定もしてあった。手入れをしているところをみると、放棄されているわけでもなさそうだ。何かの理由があって木を育てるための手入れはしているものらしい。 その木の下に集められているのを、まだ食べられそうなのを選んで拾い集めて来た。野鳥には見てくれなんか関係がない。味さえ良ければ十分だ。これだけあれば当分持つ。 以前、放置してあったミカン畑は、農地改良とかいう名目で残土埋め立てをやっていて、ミカンの木も一部を残してなくなっている。 2019年2月 蜜柑を買って与えていては身がもたない。まあ拾える蜜柑は他のもあるので、当分は大丈夫だろう。☆ ☆ ☆ この日は車で行ったので、池を半周ウォーキングした。梅林の梅はほとんど終わりかけていて、風も強いあいにくの天気ということもあり、3日の梅まつり終了を待たずに露店も店じまいという感じ。 おや、鶯が鳴いている。初鳴きだ。これから夏近くまでずっと聞くことができる。あっちの山からこっちの林から、声を競って鳴くのを聴きながら歩くのは最高の気分。 アップダウンがあり半周4キロほどなので、スポーツ選手がランニングするにはなかなかいいコースだ。 水鳥が池から上がって、梅林の下草の芽を啄んでいた。 駐車場は午後5時で閉門となる。急いで車を出しにいく途中、橋の上から湖面を眺めてみれば北からのモノクロの風が、全身を吹き払うように通り抜けていく。☆ ☆ ☆ 今朝は真冬の寒さが身に染みる。真っ白な雪雲のような白い塊が風に乗って流れていく。しかし、真冬のそれとは違って輝きには温かみがある。 暖冬だったこともあって花粉の飛散が激しいらしい。関東などで朝から「花粉光環」という現象が見られるという。スギ花粉の大量飛散に警戒を呼び掛けている。 ウェザーニューズの独自花粉観測機「ポールンロボ」の観測状況を見ると、東京の西部では静岡、千葉の一部で「極めて多い」花粉が観測されているとか。明日3日(日)にかけて日本列島は冬型の気圧配置の影響で北寄りの風が強く吹くため、花粉が飛びやすく、東京の飛散予想は「非常に多い」となっており、静岡では最も高いランクの「極めて多い」となっている。★ ★ ★ 何の意味もない政倫審が終わり、知恵も度胸もない野党がやった風を装い、自民党は禊が済んだとばかりに胸を張る。 同じ穴の狢同士が演じた茶番劇。政治家の日ごろの行状を白日の下に暴露して、これを改めなければ、「政党支持なし」が50%に近づいている状況を打破できない。今や党がやれるのはそれくらいのもの。今回のことで、「政党支持なし」は減るどころか、増えるのは間違いない。
2024.03.02
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♪ 櫨の実を数多蔵せるわが家に縄張りをもつ鳥の寄り来る ようやくというか早くもというか、今日から3月。南岸低気圧の通過に伴い、甲信地方や関東地方の山地で雪が降り、積雪となっている所があるようです。明日は一時的な冬型の気圧配置になって真冬並みの寒さになる。しかしそれも束の間のこと。 3月3日は桃の節句。その言葉を聞くだけでも「春」が立ち上がってくる。 6日は「啓蟄」で、地上のもろもろが動き出す、いかにも春本番という感じ。5日、6日はぐずついた天気になるものの、それ以降は春の陽気となって、日差しも強くなり輝きを増していくでしょう。☆ ☆ ☆ 我が家の庭のエサ台は野鳥に大いに歓迎されていて、毎日代わる代わるにやって来ては思い思いの餌を食べていく。まだもう少しの間、付き合ってやろうと思っている。山雀(ヤマガラ)尉鶲(ジョウビタキ)四十雀(シジュウカラ) これらの鳥はみんな櫨の実を食べにくる。櫨蝋を取ろうと思って採集してあったものがたくさんあるので、彼らへの餌には困らない。たっぷり乗せておいても、いつの間にかなくなっている。 その場で突っついている四十雀や尉鶲とちがって、山雀は一つ咥えてどこかで食べ、またすぐにやって来て咥えていくを繰り返している。鵯(ヒヨドリ)目白(メジロ)と雀(スズメ) 鵯と目白はもっぱら蜜柑を食べるが、目白が時どき「野鳥の餌」を啄んでいることがあるし、雀が蜜柑を食べていることもある。先日、残ったご飯を乗せてやったら雀が喜んで食べていた。生米ではない、炊いたご飯なんてめったに口に入らない。ごちそうだったに違いない。 アランがエサ台の下で野鳥の来るのを待っていたりするが、猫除けがしっかりやってあるので、捕まえたりは出来ないはずだ。☆ ☆ ☆ それよりも、日差しが強くなって窓に空が映り、雲が浮かんでいたりすると、そこに吸い寄せられるように小鳥がぶつかってきたりするので困る。 この2階の窓のスペースを通り抜けられると思うらしい。ついさっきも、目白らしい小さな鳥がぶつかった。なんとか無事に飛んで行ったようなのでよかったが・・。右側の窓。カーテンがあるし、空が映ったとしても不自然だと思うんだが・・。 どうしてこんな狭い場所を通り抜けようとするのだろうか。小鳥の視野に盲点があったりするのだろうか。 西側の2階の窓にもときどきそんなことがあって、昨年の12月中ごろ、メジロが屋根の上で死んでいたことがあった。 2階には二部屋あって窓も二つあり、そのどちらにもそういう事故が、数年に1度くらい起こる。すぐ横には広い空間があるのだし、何もこの四角い小さなスペースを選んで通ることはないと思うんだけど。 確かに下の窓に移っている風景を見ると、風景の先を見通すように目が行ってしまうと、間違えてしまう感じはある。シールを貼るという手も無くはないが、せっかくの窓にそんなものは貼りたくないし・・・。
2024.03.01
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