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そして長谷駅に向かいました。
長谷駅から徒歩5分ほどで目的地の『御霊神社(ごりょうじんじゃ)』手前に到着。
そしてこの角を右折。
鎌倉市にはこの名前をもつ神社が2か所あるが、ここは鎌倉市坂ノ下にある、
通称(鎌倉)権五郎神社((かまくら)ごんごろうじんじゃ)として知られている神社。
江ノ電の小さな踏切と御霊神社の大鳥居が同時に見えて来た。
平安時代後期創立の古社。
鎌倉・湘南地帯を開拓、鎌倉権之守として「鎌倉武士団」を率いた領主・鎌倉権五郎景政公を
祀る神社。
踏切を渡ると直ぐに大鳥居が。
現在の大鳥居は、2011年(平成23年)に建て替えられたもの。
鳥居のすぐ前を江ノ電が走る珍しい神社。
江ノ電の踏切が一の鳥居?そして江ノ電の窓から大鳥居が手の届くほどの近さ。
右手には社務所。
境内には、この神社の祭神に関係のある神や、この土地に祀られていた神を祀る摂社や、
それ以外の神を祀る多くの末社が鎮座していた。
こちらは稲荷神社。
伏見稲荷大社より勧請。
食物、とりわけ稲の生産と豊穣を司る宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を祀る。
須佐之男命(すさのおのみこと) と神大市比売(かむおおいちひめ)の子であり、
日本にて最大の神社の数を誇る稲荷神社の代表的な神。
お稲荷さんとして親しまれており、その呼び名を知らない人は少ない神様。
秋葉神社(あきばじんじゃ)。
火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)を祀る。
火之迦具土神はその名の通り火の神。
明治初期にここ坂ノ下集落が大火に見舞われ、大半が焼失した際に、
静岡県浜松市の秋葉山本宮より火災鎮護を願って勧請したのだと。
御霊神社 大鳥居と書かれた木札が立っていた。
建て替えられる前の大鳥居は、1850年(嘉永3年)に建立され、1923年(大正12年)の
関東大震災では、2本の石柱に「ひび」が入ったが倒壊は免れた。
しかし、安全性を鑑み、新しい鳥居に建て替えられたのだと。
かつての鳥居は、境内に大切に置かれていた。
御霊神社の宝物庫には、鎌倉・江の島七福神の一つ福禄寿が安置されていた。
福禄寿は、例大祭で行われる面掛行列(めんかけぎょうれつ)の福録の面に
ちなむもの。
面掛行列は鎌倉権五郎景政の命日にあたる9月18日の御霊神社例大祭。
神奈川県の無形民俗文化財に指定されているのだと。
面掛行列の十人衆の面が全て置かれているとのこと。
七福神と書かれた白い旗が宝物庫の手前両側に。
鎌倉市指定天然記念物 タブノキ(椨)。
海岸近くに多く照葉樹林の代表的樹種のひとつで、各地の神社の
「鎮守の森」によく大木として育っていると。
樹高20m、推定樹齢350年に達し、冠状に広がった樹枝が見事。
神奈川県選定「かながわの名木100選」にも。
本殿への階段を上る。
丁度、ニュージーランドからの撮影の一団が本堂前に。
しばし、撮影終了を待つ。
かつて、鎌倉近辺には平氏の五家(鎌倉、梶原、村岡、長尾、大庭)があり、この五家の祖を
祀る神社として五霊神社(御霊神社)が建てられたと。
この五家の祭神としていたが、いつしか、武勇で名高い領主の鎌倉権五郎景政公一柱だけを
祀るようになったとのこと。
権五郎景政は、敵の矢を目に受けながらも奮戦したことから、目に御利益があると。
近年は「紫陽花(あじさい)」が綺麗に咲き乱れる神社としてテレビなどでも
よく取り上げられて人気の神社。
軒下の垂木、彫刻、床下の木組み等が見事。
弓立の松。
鎌倉権五郎景政が領地を見廻る際に弓を立てかけたと伝わる松とのこと。
神輿舎。
御霊神社拝殿に向かって左側に。
夫婦銀杏。
樹齢400年ともいわれる古木。
雌雄そろって聳え立ち、毎年多くの実を結ぶことから、
夫婦円満・家内安全・子宝安産のシンボル。
袂石、手玉石。
鎌倉権五郎景政が手玉にとって袂に入れたという石。
袂石(右)約60kgと手玉石(左約105kg)。
祖霊社(それいしゃ、みたまや)。
日清・日露および第二次世界大戦で戦没した氏子の霊を祀る。
第六天社(だいろくてんしゃ)。
神による天地開闢の後、第六代の神、面足尊(おもだるのみこと)と
訶志古泥神(かしこねのかみ)を祀ると。
御嶽社(おんたけさん)。
長野県にある御嶽神社の三神を祀ります。
天地開闢、最初の天下造化を行った国常立尊(くにのとこたちのみこと)、
日本の統治に力を尽くした大穴牟遅神(おおなむろのかみ)/大国主命(おおくにぬしのみこと)、
国土経営の神、少名毘古那神(すくなひこなのかみ)の三神。
庚申塚(こうしんづか)。
石上神社(いそのかみじんぐう)。
海岸線近くが埋め立てられる前、海岸線はもっと御霊神社の近くにあった。
そこにあった巨石によって舟の座礁が続いたため、その石を引き上げて
その一部を祀ってあるのだと。
金比羅杜(こんぴらさま)。
海上安全の守護神、金比羅様を祀ります。
江ノ電とあじさいのBEST MIX。
鎌倉・江の島七福神 『福禄寿』 の御朱印を戴きました。
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