JINさんの陽蜂農遠日記

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2017.02.25
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カテゴリ: 国内旅行

重要美術品 「聖徳太子立像」 康俊 鎌倉時代 元応2年(1320年)。

【朱の袴をつけて合掌するこの童子形像は、聖徳太子伝に基づいて制作された

太子二歳のときの姿とされ、その形によって南無仏太子像とも呼ばれている

http://www.moaart.or.jp/?collections=231 】 

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鎌倉時代に入ると、弘法大師空海の幼少像とされる稚児大師像などのように、

高僧や偉人の幼年時代を思慕する思想によって童子形の造形が見られるようになるが、

本図の太子二歳像もその一例である。この像は、小児の愛らしい姿や柔らかな肌の感触と、

鎌倉彫刻に共通する凜とした厳しさの見られる相好とが合致して、聖徳太子の英邁な智慧の

輝きをよく示した作例ということができる。】 

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重要文化財 「聖観音菩薩立像」奈良時代 8世紀。

【この像は頭部に三面宝冠をつけて立つ菩薩像で、宝冠正面の龕中に如来坐像が表されており、

左手に蓮華の蕾を持ち、右手の先は首から下がった瓔珞(ようらく)を執る。

頭頂部から台座までを一木から彫り出す技法で制作された檀像で、ほぼ直立しているが

、腰には少し動きが見られる。】 

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面相や体部の表現などは、柔らかく穏やかなものとなっており、そこに仏像彫刻における

日本的特色を見ることができよう。

http://www.moaart.or.jp/collections/225/

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重要文化財 「阿弥陀如来立像」 鎌倉時代 13世紀。

【上品下生(じょうぼんげしょう)の来迎印を結び、雲上の蓮華座に立って極楽浄土より

来迎する姿を表した阿弥陀如来像である。細部まで神経の行き届いた精緻な作りを示す

この作風は、鎌倉時代初期の大仏師快慶によって生み出された快慶様(安阿弥様)と

呼ばれるものである。

http://www.moaart.or.jp/?collections=229

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鎌倉初期の彫刻界に興った新風が、写実的で力感にあふれた様式を示した中にあって、

比較的穏やかで端正な作りの像を生んだ快慶一門の手になるものと思われる。

台座裏には宝徳3年(1451)の修理銘があり、体部の金泥(きんでい)や台座などは

このときに手を加えたものであろう。】

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杉本博司 「月下紅白梅図」平成26(2014)年、個人蔵 。

月明かりが照らし出した、紅白梅図を「月夜の梅」に見立てたというもの。

この原寸大の新旧ダブル紅白梅図屏風を一堂に見ることができたのは、

この期間、この会場に限られ貴重な時間と空間であった。

しかしこれは絵画それとも写真?

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そして最後に同じく「杉本博司 「海景-ATAMI」」 を鑑賞する。

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杉本博司氏のこの発表会への熱きメッセージ。 

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杉本博司氏の代表作「海景」シリーズのうち、熱海の海を撮影した

多くの作品が発表されていた。 

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水平線の高さを統一して撮影された海には、島や船や港が一切見えない。

ただ空と海と光のみ。

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この海が生命の原点であるというメッセージを与えてくれる作品。  

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私のカメラのピンボケではありません。

混沌の空と海か? 

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光の母の陽光が水面に。 

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そして美術館のあとは茶の庭を最後に散策。 

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この「唐門」は、もと神奈川県大磯町の三井家別邸城山荘内にあったもの。

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片桐門。

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天正18年(1590年)に片桐 且元(かたぎり かつもと)が薬師寺の普請奉行を務めた際、

馬上のまま出入りしたという宿舎の正門。

その後奈良慈光院に移され、ついで昭和十六年、神奈川県大磯町の三井家別邸

城山荘内に移築されていたが、現在これも、ここMOA美術館内に移築されているのです。

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茶室「一白庵」では、お抹茶と和菓子が味わえるようです。

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光琳屋敷。

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尾形光琳が1712年に京都に建てた屋敷の再現。

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現存している図面などを元に建てているそうで、2階には16畳の画室があると。

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屋根と屋根の間に少し立ち上がっている小さい屋根のように見える物が

「うだつが上がらない」といって用いられる「梲(うだつ)」。

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目庭の紅白の垂れ梅も開花。

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内部。

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土間から。

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照明が美しかった。

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極めて広い和の世界。 

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中庭。

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近くには竹林も。

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二條新町 そばの坊。

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和食・甘味 花の茶屋。

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茶室 「樵亭(しょうてい)」。

備前池田藩の筆頭家老、伊木忠澄(1818~1886)は、晩年三猿斎と号し、茶の湯三昧の

余生を送り、岡山の荒手屋敷には20に余る茶室が設けられていました。

この茶室は、そのうち「大爐の間」と呼ばれた茶席を移築したものです。「樵亭」の名称は、

この茶室の襖絵に、当館が所蔵する「樵蒔絵硯箱」伝 本阿弥光悦(重文)の蓋表にある

樵夫と同様の図案が描かれていることにちなんで名付けられたと。

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「茶の庭」にはここ「樵亭」の露地に加え「光琳屋敷」、茶室「一白庵」などに

多くのカエデ類が植えられており、見事な紅葉も楽しめる事間違いなしなのであった。

そしてMOA美術館をあとにし、再びエスカレーターで下る。 

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再びドーム型の「円形ホール」で、プロジェクションマッピングを楽しむ。

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いつまでも見つめていたい空間と時間。 

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正面エントランス横の石積みと滝。 

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帰路はバスではなく徒歩にて熱海駅に向かう。

途中の遊歩道沿いの梅園にて梅を楽しむ。 

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青空が再び姿を現す。 

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そして見事な大島の姿がくっきりと。 

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そして前方下に熱海駅と新幹線の姿が。 

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今年、1月に続けてのこの日の熱海散策であった。

糸川・熱海桜、熱海梅園、熱海サンビーチ、貫一お宮の松、起雲閣、MOA美術館と

熱海の観光SPOTはほぼ制覇したのであった。

残るは伊豆山神社+御朱印そして初島か?

伊豆山神社は今週のMOA美術館の紅葉見物時に訪れたいと考えているのである。

MOA美術館の展示作品は基本的に全て写真撮影可であったので、写真を撮りまくったが

今回のブログには、撮影した写真と共に、MOA美術館のコレクションページを

リンクさせていただいた。これは、時間のあるときに、このブログに自らアクセスし

MOA美術館の展示作品そしてその歴史を更に学んでみたいからなのである。 

                                 ---------------完--------------






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Last updated  2017.02.25 05:13:32 コメントを書く


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