JINさんの陽蜂農遠日記

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2021.01.13
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カテゴリ: 藤沢歴史散歩
私の住む地域の「どんど焼き」が一昨日1月11日(月)8:00から近くの公園で行われました。
コロナ禍の中、この行事を中止する自治会が多くあるとのテレビ報道でしたが、我が地域では
アルコール飲料なし、マスク完全着用にて、例年より行事規模を縮小して執り行われました。
「どんど焼き」という不思議な名前の由来は、
■どんどん燃えるから
■燃やし始めに青竹がはぜて「どんっ!!」と音がするから
など諸説あり、音の響きからついたようです。



「門松」「しめ縄」「破魔矢」などの正月飾りを処分するにはいくつか方法がありますが、
最も一般的なのが神社やお寺の「お焚き上げ」や「どんど焼き」で焼くというもの。
我が住む地域には近くに神社・仏閣が無いので、私が子供の頃には近くの農道の路地、
そして現在は近くの公園で毎年継続してが行われているのです。
小正月になると、 塞の神(
農作物の豊作を願う「どんど焼き」。正月飾りや書き初め、だるまやお守りを燃やした火で
繭玉を焼いたり、酒がふるまわれたりしながら、無病息災を願う昔からの行事なのです。

早く行われる場合が多いのです。これはかつて1月15日だった成人の日・祝日が
ハッピーマンデー制度により、日にちが移行してしまったことが大きな理由 。
このハッピーマンデー制度により祝日が1月第二月曜日に変更され、1月15日が
平日になる年もでてきました。
そこで『どんど焼き』に参加しやすいように、成人の日(1月第二月曜日)または
その(前)後の
土曜・日曜日に「どんど焼き」の日にちを移すようになったのです。
妻が今年も「門松」、「しめ縄」等を一つに纏めておいてくれました。



そして今年も、妻が前夜に上新粉で造った3色の団子も準備しておいてくれました。
「どんど焼き」の火で焼いた餅、または三色団子を食べると、その年の病を除くと言われて
いるのです。三つ叉の木は、趣味の養蜂場のある畑の木の枝を切り準備して
おきました。



8時からの開催とのことで8時過ぎに公園に着くと、既に火は勢いよく。
しかし、 火力がまだ強すぎるので、近くに寄る人の姿は少なし。
既に 「しめ縄」や「正月飾り」が燃やされていました。



役員の方が、家から枯れ木を準備して下さり、勢いよく燃え始めていたのでした。
その上に我が家の 「門松」、「しめ縄」等投げ入れました。
私が子供の頃は、正月の書初めを燃やし、火が高く上がると字が上手になると
言われていたのですが、最近では書き初めをする子供達も少なくなってしまったのです。



ダルマも火炎に囲まれて。

え、 自分のダルマ持ってないの?群馬のどんどん焼きの異様さに気づいた件 | スワンのDIY報

多少の風もあり、近くには近づけないほどの火力で。



公園内での「どんど焼き」を行うためには、市に対して「公園内行為許可証」そして

消防署に対して「煙・火炎発生届」が必要とのこと。
併せて消化器の準備もされていました。
団子をアルミホイールで覆っている家庭の三叉団子が出番を待っていました。







子供さんの姿も。



そして漸く下火に。
例年は、日本酒の入った白の紙コップが口元にあるのですが、今年は紙コップの代わりに
白のマスクだったのです。



我が家の三色団子。チョット割れ目が。







やはり、近所の方々も、三叉の木を準備するのが大変と。



皆さん、マスク姿で、この日はお神酒もなく。



焼き頃の火種になって来ました。



赤、白、緑の順番は各家で微妙に違っていましたが・・・。



子供たちの姿が年々少なくなっていると感じながら・・・の「どんど焼き」。



御札も燃えて。



団子の焦げた匂いも。



丸い団子、やや平べったい団子とこれも各家独特の形が。



皆さん、煙を避けて風上に。



熱い熱いと言いながら小さな串団子の形で焼く姿も。



三々五々に 「門松」、「しめ縄」を持って集まって来られる人の数も増えて。



そして30分ほど雑談しながらの「どんど焼き」も終えて自宅に戻り
妻と焼いた団子をシェアーし、今年の健康を祈ったのでした。





そしてこの日は「鏡開きの日」。
鏡開きとは、正月に年神様(としがみさま)が滞在していた「依り代(よりしろ=居場所)」で
ある餅を食べることで、霊力を分けてもらい、1年の良運を願う行事なのです。
年神様は、穀物の神様。
毎年、正月にやってきて、人々に新年の良運と、1歳分の年齢を与えると考えられて来たのです。
神棚、床の間からお供えを下げて来ました。



プラスチックのお供えの内部にあった餅を焼いてお汁粉にして。

どうして1月11日に「鏡開き」をするのか?「鏡餅」に隠された深い秘密とは?(tenki.jpサプリ 2019年01月11日) - 日本気象協会  tenki.jp

「どんど焼き」の如き日本の伝統行事をしっかりと引き継ぎ、次世代に繋いでいく事は
非常に大切である事を今年も感じながらの「どんど焼き」だったのです。






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Last updated  2024.08.28 07:02:17
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