JINさんの陽蜂農遠日記

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2021.11.29
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カテゴリ: 海老名市歴史散歩
【海老名市歴史散歩】 目次

「本郷ふれあい公園」を後にして100m程の場所にあった「寿閑寺」を訪ねた。
道路沿いの石段の上に「山門」が見えた。
海老名市 本郷3453。



寿閑寺入口階段の下にあった「海老名郷土かるた「ゆ」」
「ゆかりある 蘇生延寿の 鐘かえる」。



題目碑「南無妙法蓮華経」。



「石段供羪塔」碑。



石段を上って行った。



「南無妙法蓮華経 當山山門再建碑」。







扁額は「念濟山」。



山門をくぐると「日蓮聖人像」が迎えてくれた。



「五重石塔」。



「南無本化上行日蓮大菩薩第七百遠忌御報恩謝徳
念濟山壽閑寺大本堂再建記念碑」。



「鐘楼」。



「梵鐘」。



「壽閑寺梵鐘の由来
念濟山と号す。創建は弘治三年(一五五七)五月。開山成就院念濟日意聖人。本山妙純寺宿老と
伝う。梵鐘は延宝三年(一六七五)乃木希典将軍先祖源頼朝の重臣佐々木高綱の後裔(こうえい)

この幻の名鐘を「蘓生延寿(そせいえんじゅ)の鐘」と称す。



「本堂」
「新編相模国風土記稿」では、山号を念斎山、妙純寺(厚木市金田)の末寺とされています。
本尊は一塔両尊で、題目塔の脇に木造釈迦如来坐像と木造多宝如来坐像を配しています。
両像は作風から、江戸時代前期作と考えられています。
この他、文殊・普賢両菩薩坐像や四菩薩立像、元禄16年(1703)作の不動明王坐像と
愛染明王坐像、四天王立像、鬼子母神像、十羅刹女像などが安置されていて、近世日蓮宗に
おいて信仰されている尊像が一通り安置されています。
また、天和2年(1682)に鎌倉扇谷の仏師・三橋伝之丞によって造立された木造日蓮聖人坐像や、
元禄11年(1698)に鎌倉の仏師・三橋重郎兵衛が造立した木造大黒天立像なども安置されて
います。
寿閑寺は、日意によって開山され、円応院寿閑日到(?~1673)が開基と伝わることから、
江戸時代前期頃に建立されたと考えられます。



「本堂」前の石灯籠。



「本堂」の扁額は「壽閑寺」。



御堂の中に石仏が。




台座にタワシが置かれ、願い事をする人はこのタワシで浄行菩薩を洗い清めるので
あろう。



「十三重石塔」。



岩積みの中にも石碑が。



西側にも山門が。



こちらの山門の扁額は「思親門」。



掲示板には「善悪の全ては自身の中にある」と。



壽閑寺所蔵の海老名市指定重要有形文化財の「脇侍二菩薩」案内板。
「日蓮宗のお寺には「南無妙法蓮華経」という題目を書いた宝塔を中心に、
『法華経』の世界をあらわすたくさんの仏像を配置するのが一般的です。
この脇侍二菩薩像はその中の二体です。普賢菩薩は象に、文殊菩薩は獅子に乗る姿に
あらわされます。
ニ像とも本体はヒノキ材割矧ぎ(わりはぎ)造りで表面は金泥塗り・漆箔。眼には水晶の玉眼を
嵌(は)めています。像内に墨書があり、天和四年(一六八四)鎌倉扇谷の仏師である三橋伝之丞
(宗三)の作とわかるのが貴重です。」



「普賢菩薩像 総高一〇八・八センチ、像高三一・ニセンチ」



「文殊菩薩像 総高一〇九・ニセンチ、像高三一・七センチ」



西側の駐車場から「壽閑寺」の「本堂」を見る。



上空には海上自衛隊機が厚木航空基地から飛び立って。



「壽閑寺」の「本堂」と西側の山門・「思親門」を振り返る。



「壽閑寺」を後にして更に西に進む。



城・寺の如き民家が右手に。



「自然と歴史のさんぽみち」
この道は「大山道」であると。
ここは海老名市本郷3 4 3 9番付近であると。



路地の角に「道祖神」。
海老名市本郷3439−11。



その先の路地の角にも大きな石碑が。
「花蓮港廳巡査勲七等出井奥次郎墓」碑と。
花蓮港庁(花蓮港廳、かれんこうちょう)は、かつて台湾の地方行政区分だった五州三庁の
一つで、現在の花蓮県にあたる。



そして「真光寺」の路地の角にあった石碑群。
道祖神等を集めたのであろうか。



「道祖神」の文字が確認できる石碑もあった。



そしてここが「真光寺」の山門。



「如法山 真光寺」。



「地蔵堂」。



「如法山真光寺境内地蔵尊縁起
地蔵尊は三体あり 五輪塔一体
前方左右に法塔二基
中央奉造立地蔵菩薩
魚而縁等為憲順菩提
当村施主石川氏寛延四年天朔日
右錦覚寿音信士
宝暦五乙亥六月十一日菩提也
  施主 出井氏敬白
当村上村俗名出井佐五右衛門
  行年 三十六歳
前方五輪塔 岩船地蔵尊
相州高座郡恩馬根新宿中
前方右南無阿弥陀佛徳本
 念佛講中
文政八酉年十月大吉辰
雲晴院浄誉相頓居士
 杉久保村藤左衛門事先祖代々後世安楽
上河内村大貫光菊事
香誉得入伯秀禅定門宗
 石川左衛門事
左辨誉上人
安永八年九月十七日当山十四世
前の右
先祖代々後世安楽本宿村前右衛門
安藤茂右衛門 本郷村庄右衛門
門主祐林    〃 忠左衛門
志世話人   下河内村弥左衛門
上河内村大貫半兵衛 新宿講中
門沢橋村治右衛門
倉見村友右衛門
此の地蔵尊は高座郡は二十四ヶ所の札所の内
二十ニ番目に当りその御詠歌は
たておきし
誓いをたのみめぐりきて
まことの光拝むこの寺
子育て子供の非行防止に霊験あらたかであり近隣の信仰を集めている。
近年堂宇老朽化が激しくなり為に徒石川富司氏が私財を投じ自作する。
平素佛心に厚く見上げた心情である。落慶式は平成十一年十一月に勤修」



三体の地蔵尊。



地蔵尊前に「観音像」と独特の書体の「徳本念仏塔」が立っていた。
左手の「観音像」。



「辨誉上人」と。



右手の石碑が「徳本念仏塔」。



「本堂」。
海老名市本郷462−1。



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                  ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2022.05.18 19:13:18
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