夜空を見上げるブログ

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2023/01/01
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カテゴリ: 星・天体
あけましておめでとうございます。

1月の早々には毎年ひとつ流星群がやってきますし、3日には月と火星の接近もありますので、今月の天体情報から今年のブログを始めさせていただきます。



↑まず、新年早々の3日に月と火星が接近します(21時の図)。

月の大きさの10倍くらいの接近ですが、近くにはすばる星団もありますので双眼鏡があればさらに面白く見れると思います。



↑また、月と火星はその後どんどん近づいていって、月が沈む前には月の大きさの3倍程度まで接近します(4日の4時の図)。

西の空の低いところでの現象ですが、朝の4時でははまだ真っ暗ですのできれいに見れるものと思います。



↑23日の夕方の西の空では細い月と明るい金星と、さらに土星が接近します(18時の図)。

月は月齢1クラスと肉眼でもギリギリわかる程度の細さですし、金星と土星の接近も近いものになりますので、金星と土星を目印にその細い月を見つけてみてください。



↑26日は月と木星が接近します(19時の図)。





↑31日には再び月と火星が接近します(19時の図)。

こちらは夕方の時間に見れる接近としては3日よりも近く、火星も地球からどんどん遠ざかっているとはいえまだ0等級ですので、月の白と火星の赤い色の対比も面白く見れそうです。



月の大きさですが、7日が満月、11日が下弦の月(これから細くなってゆく半月)、22日が新月(夜空に月が出ない日)、そして29日が下弦の月(これから満月になる半月)になります。



また、1月には3大流星群の1つのしぶんぎ座流星群があります。

しぶんぎ座とは今では無くなっている星座ですが、場所は北斗七星の柄の一番端の近くから四方八方に流れ星が飛び出てゆくように見える流星群です。
その数も1時間で空全体で50コ程度流れると言われていますが、ピークが鋭いとも言われています。

今年のピークは4日の昼の12時ころと予想されていますので、4日の早朝辺りが観測の好機になりそうです。
前述のようにピークが鋭い流星群でもありますので3大流星群の一つとは言っても今回はそのピークが昼になりそうですので期待も薄そうですが、3日の夕ご飯を食べた後にでも充分に暖かい格好をして安全に星空を見上げていれば、いつもよりは流れ星が見れるかもしれません。


冬の夜は尋常ではなく寒いですが、気温の低さにより大気が澄むことも多く、また、明るい1等星が多いところにさらに星の瞬きも大きいために肉眼できれいな星空が期待できます。
無理をしない程度に冬の星空も楽しんでくださいね。





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Last updated  2023/01/01 10:19:18 PM
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Comments

martind35 @ Re[1]:買いそびれ(09/20) New! 放浪の達人様 >買っても良いのではない…
martind35 @ Re[1]:好物(09/20) New! 放浪の達人様 >種がないブドウは大好き…
放浪の達人 @ Re:買いそびれ(09/20) 買っても良いのではないでしょうか? 有名…
放浪の達人 @ Re:好物(09/20) 種がないブドウは大好きです。 最近は皮も…
martind35 @ Re[1]:中秋の名月じゃないよ(09/19) 放浪の達人様 >ほんとだ、部分月食みた…

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