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裁判官はなぜ誤るのか (岩波新書、秋山賢三)青法協に入ってたことある元裁判官で現弁護士の著者が、自信の関わった冤罪事件の経験を通じて、刑事裁判で冤罪が生まれやすい原因を分析しています。日本の裁判官は抱える仕事に忙殺されて、個々の事犯を自分自身でつぶさに検証しない傾向にある為、検察官の作成した供述調書を鵜呑みにしがちなんだそうだ。また、著者は法曹一元で裁判官の民間人登用の必要性などを説く反面、裁判員制度の問題も同時に指摘しています。色々な意味で岩波新書らしい本ですが、普段はベールに包まれ盲信されがちな裁判官という存在を考えるのに恰好の良書です。
2008/02/27
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人はなぜ太るのか肥満を科学する (岩波新書、岡田正彦)副題からも分かる通り、医学的見地から肥満のリスクと正しいダイエットについて書かれています。巷に流布するダイエット本は必ず断定口調で自説を展開するのに対して、本書は医学的に解明されていないことは「証明されていない」としていて、逆に好感が持てます。それでも、肥満であることのリスクとダイエットに王道はないことに大いに納得しました。痩せなきゃ
2008/02/22
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首相官邸 (文春新書、江田憲司/竜崎孝)ニュースで頻繁に登場する首相官邸ですが、それがどういうものでどんなことが行われているか知る機会は意外と少ないのではないでしょうか。本書では、首相秘書官として官邸を内側から知る江田氏と取材経験豊かな政治記者が、首相官邸についての歴史、内情、歳時記などを語っています。さすがに両著者とも内側の世界を知る人間だけあって、官邸内の世界が本書からリアルに想像できます。
2008/02/19
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内閣総理大臣その力量と資質の見極め方 (角川oneテーマ21、舛添要一)おなじみ政治学者から参議院議員となった著者による内閣総理大臣のかくあるべし論。内閣総理大臣、さらには国政を担う政治家に必要な資質と力量を論じるとともに一般国民の政治リテラシーの必要性も唱えています。簡単ながら触れられている政策論は明快に語られているものの、目新しいことはあまりありませんが、歴史や哲学の教養の重要性を強調する点は著者らしいと言えるか。
2008/02/14
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捨てるな、うまいタネ (WAVE出版、藤田雅矢)果実を食べた後に残った種を見て、これ植えたらどう成長してどんな実がなるかなと想像したことありませんか。私も中学生の時にそう思って蒔いたイヨカンが成長し、久々に実家に帰った時に大きくなってのを見て驚いた記憶があります。本書はそんな園芸ビギナーへの入門書であると同時に、食後のタネを通じた緑化活動、市販のF1品種についての話、植物の生態に関する様々な豆知識などに触れており、日常生活と植物を育てることとの関係について考える機会を提供してくれる良書です。我が家にもささやかな庭があるので、プランタ栽培やミニ菜園をやってみようかなと思ってます。
2008/02/07
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会計監査の知識 (日経文庫、川口勉)商法や証取法に基づく法定監査の手続きや実務について解説した本。監査を受ける身としては、全体の流れや仕組みが分かりやすくなっていますが、新会社法に対応していないので、早期の改訂が望まれます。
2008/02/04
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