ふさの国から 晴走雨読パパの日記帳

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KAZUSANOSUKE42195

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2025.08.31
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テーマ: 簡単レシピ(3460)
食の記憶は家族の思い出である。
猛暑に襲われた週末の夕方。
ぶらっと覗いたスーパーで竹輪をみかけ、子どもの頃の記憶が蘇った。

特急さざなみの車内販売で、父が缶ビールと竹輪を求める。そして、目を細めて美味しそうにビールをあおり、竹輪を頬張る。
僕が小学生だったころの、父との魚釣りの帰りである。
我々の釣りのメインターゲットは、シロギス。釣れる時合は、朝と夕方で、しかも日によって群れる場所が変わるから、朝から晩まであちこち歩き回りながら、みっちりと魚影を追いかけた一日だった。
時合である夕まづめは、手元が暗くて見えなくなるまで粘ったのだった。
疲れていたのだろうけれど、自然の中で思う存分に父と釣りに興じた満足と、もっと釣れたのではないかという反省で、話は盛り上がる。そして、大人の男として扱われたような気がして、ジュースを飲む僕をも気持ちよく酔わせるのだった。

冷蔵ケースの中、100円ほどの竹輪がチーズやサラダチキンを押しのけて光ってみえた。
自信と確信をもって、青い買い物かごに竹輪を入れる。涼やかな竹輪の食感を想像して喉が鳴る。いい晩酌になりそうだ。
もう少し涼しくなったら、帰省しようと思う。その時には、父と竹輪を肴に乾杯だ。







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Last updated  2025.08.31 05:00:05
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