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突然ですが、ブログをしばらく休みます。修士論文の執筆に勤しまなければならないのです。今現在、相当イケナイ状況です。どのくらいイケナイかというと、ちょっと口では説明したくないくらいイケナイです。今から書かなければいけない枚数のことを考えると軽く吐きそうです。題目は「榎本其角の遊女評判記『吉原源氏五十四君』について」。この漠然とした題目からも分かる通り、修士課程に三年間もいるくせににっちもさっちも研究が進んでおりません。論文の提出期限は1月半ば。パソコンに向かって「キカク」と打ち込む度に「企画」ではなくて「其角」が、「ジョウキョウ」と打ち込む度に「状況」ではなくて「貞享」が一番初めに出てきて、その都度目を背けていましたが、ここらでそろそろ本当に本気にならなくては母を泣かせてしまう。取りあえず10月中は一心に論文を書きます。息抜きに何か書きに来るかもしれませんが、毎日更新は取りあえず今日でいったん終了。10月いっぱい論文を書いてみて、いけそうだと思ったら11月から復帰いたします。それではひとまず失礼します。
2005.09.26
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くどいんですけど、バトンです。あまりにもくどいので、石原慎太郎の悪口も書くぞ。(余計にくどいか)☆17歳のとき何をしていた?☆ 別に普通の女子高生ですよ。通っていたのは、グラウンドの向こうに国会議事堂が見えて、部活のランニングは皇居を一周という、東京のど真ん中にある都立校でした。私のいた代で開校以来初めて(確か)東大現役合格者が途絶えたという伝統校だった母校は、天才達がたくさんいた昔と同じく、生徒に競争を強制しない自由な校風でございました。2時間目の途中から登校すると、まだ自分の席のある列の生徒が誰も登校していなかったり、先生達も先生達で大学並みに休講が多かったりしました。昔はほっといても勉強してくれた、というか勉強しなくてもホイサッサと東大に行けた天才達しかいなかったので、そんな校風でも進学率が良く、有力私立校もまだまだ少なかったために有能な人材は黙ってても集まってくれていたのでしょう。天才達の集団だったからこそ活かされていた自由な校風も、凡人の集団にとってはただ単に格好の遊び場。怠け放題。自由っていうものも賢くないと乗りこなせないですね。今、都心の真っ只中にある癖に青い空がグラウンドからもプールサイドからも見渡せた母校は、進学率向上を目指してひたすら二流私立の真似事をやっております。まあ、私達のせいと言えば、そうですね。ごめんよ後輩。☆17歳のときのイベント ☆体育祭・合唱祭・文化祭…どれも熱心に取り組むつぶらな瞳の生徒達。今はおべんきょのためにどれも練習時間がきっちり決められていて、放課後の自主練なども禁止されているらしい。子供を子供でいさせるために子供扱い。 ☆17歳でやり残したこと☆ それは今でもまだやれていないこと。☆もし17歳に戻れたら☆ 戻りたくないけど、戻れたら学校行かずに本を読む。恋愛を自主規制する。☆17歳に戻っていただく方☆ ん~と、それでは403さん。見ていて、なおかつ暇だったらでいいんですけど。
2005.09.26
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矢沢あい「NANA」音楽部門・映画部門・コミック部門と3つ揃って1位を獲得したと先日報道されていた、大人気少女漫画コミック「NANA」。私も読んでます。去年の夏だったかに人から借りて11巻くらいまで一気に読み、それからも新刊が出るたびにチェックしてます。初めて読んだ時の感想を語弊を恐れずに言えば、「ティーンがこんな過激な漫画を読んでいいのか」です。巻を増すごとに頻繁になる性描写だとか、未成年の喫煙とか、ヒロインの彼氏が変な薬を飲んでるとか、そういうことが過激だと言ってるのではありません。ええと、比較としてあげるなら。私が高校生の頃、一番はまっていた漫画は岡崎京子のものでした。どのくらい一般に知られている漫画家だかわかりませんが、彼女の漫画にも性描写や喫煙だとか高校生の覚醒剤服用とかが出てきて、それはもう「NANA」とは比べ物にならないほどで、特に性描写についてはちょっとあんまりここには書きたくないようなものもあります。「うわ~」「あちゃ~」と思いながら読んだものですが、その過激さと、「NANA」の過激さとは違う。岡崎京子の漫画にあるのは、普通の女の子の普通の日常がどこかで狂っていく、そんな怖さ。始めは読者と同じように普通に学校に通う女の子が、ちょっと階段を踏み外してしまって、もうどうしたらいいのか、どこに行ったらいいのか、何をしたらいいのかわからなくなるような、そんな破滅。「怖いなあ」「イヤだなあ」と、リアルに感じはするけれど、その時に感じる「リアル」は、新聞の記事で同い年の女の子が殺されてしまったのを見るような、そんな感じのリアル。もちろん、これだって充分に怖くて、一冊読み終えるたびに放心してしまうことがしばしばでした。けれど、「NANA」のリアルはそれを超えた。上京した主人公・奈々が早々に偶然出会った気の合う女友達(もう一人の主人公・ナナ)と二人でお洒落な部屋に住み始めたり、ナナのバンドのメジャーデビューが決まったり、奈々は有名バンドのメンバーと付き合うこととなったり。設定は少女漫画の王道。十代の女の子が誰しもちょっとは夢に見る世界。けれど、その状況を二人のNANAが楽しんでいるかと言えば、その正反対。自分の意思で進んでいるというよりは、状況に抗いつつも流されているようにしか見えない二人。彼氏に振られたり(しかも、自分にも過失アリ)、ちょっと遊ばれただけの相手の子供を妊娠してしまったり、過去のトラウマをひきずって幸せに怯えたり。二人が抱える辛さやさみしさは全て、普通の女の子が共感できる範囲内。非現実的な舞台で起こる、自分にも有り得る悲劇。私にはその落差がどうにも過激に感じられて。矢沢あいという人は、ごく普通の女の子の感情を丁寧に描写するのが上手い人だ。だけど、それ以上に読者の想像する斜め上を行くのが上手い人だ。読者の想像する斜め上とはすなわち、読者が本当に「読みたい」と思っているストーリー展開。あざとい、と言ってもいいほどに、矢沢あいは二人のNANAを苦しませる。それは、読者がそういうものを読みたいと思っているからだ。「NANA」が国民的人気を得たとはいえ、やっぱり一番人気のある層が十代の女の子であることに変わりはないだろう。十代の女の子が、破滅的な苦しさを読みたがる、言い換えれば自分のみに置き換えて楽しむ、なんだか今の世の中のムードを象徴しているようだ…と、書こうとして、思いとどまる。十代の女の子が悲劇的主人公に憧れるって、そういえば太古の昔からある自然現象かもしれませんね。まあ、いいか。でもくどいようだが、こんな可愛らしい今風の絵柄を描いて、お洒落な洋服を主人公達に着せて、登場人物に自傷行為をさせたり、中学生の年齢の男の子に売春をさせたりするのは、巷の話題に追随するようで、あざといなあと思ってしまう。人気が過熱してからのストーリー展開は引き延ばし作戦というか、どうも場当たり的なものを感じてしまったりもするが、まあ、いいか。なにはともあれ、読者を感情移入させまくることに関しては天下一品「NANA」。おじさんおばさんに今の子って何考えてるのか、コワイわ~と言わせないためにも、ティーンが世を儚んで自殺したりしないためにも、ハッピーエンドを強く望みます。望む会、一人で発足であります。
2005.09.25
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■写真はきよじが初めて庭に出た頃(生後半年前後)のものです■さて、先日のきよじ日記から話しはちょっと続きます。二年半前、私が大学院1年になった年に我が家にやってきたきよじ。きよじがやって来たことは、我が家にある変化をもたらしました。そもそも、杉浦家が今の家に引っ越してきたのは7年前。私が大学に入った春のことです。もちろん隣近所に引っ越しの挨拶には伺ったものの、共働きの両親を始めとして、社会人になっていた姉も、日々2:3:5の割合で勉学:バイト:部活に励んでいた私も、全員が全員朝8時前には家を出て夜は7時にならないと帰らないという家。さらに、社交的ではなく愛想笑いもニガテな我が家の面々。必然的にご近所付き合いはあんまりありませんでした。町内付き合いの割合盛んな町で、たびたび回覧板がまわってきたり、たまに夕方挨拶をすれば「お帰り~」と応じてくれるおおらかさは心地よく思っていたものの、土日の昼間になると道端に椅子を出してのんびりお隣さん同士で大きな声で笑い合うおばさん達には、母ともども「あの中にはちょっと入っていけないわよね~」というところがあったのです。もちろん、大学に入ったばかりの私とおじさんおばさん達との間には世代間のギャップもあり、立ち止まったところで話しの架け橋もありません。「犬を飼うと愛犬仲間が増えるよ」という話は聞いていました。散歩中に会うワンちゃん達の飼い主さんとの交流ができるという話です。けれど、まずきよじは我が家に「ご近所との会話」をもたらしました。うちに来て2ヶ月ほどは家の中で飼っていたきよじを庭に下ろした5月の朝。家の前を掃いていたお向かいの奥さんがすぐに気付きました。「あら、ワンちゃんがいるの??」お向かいの奥さんもなかなかどうして我が家に負けずシャイな感じの方で、これまではお互い伏し目がちに挨拶を交わすことくらいしかありませんでした。その奥さんが柵のすぐ向こうまで来て、人なつっこいきよじにペロペロと柵越しに指を舐められながら、前はうちでも犬を飼ってたのよ、とか、この子は足が太いから大きくなるのね、とか、こっちの家で飼ってるワンちゃんはココアちゃんで、こっちの家はチャッキー、とかそんなことをたくさん話してくれて、私は「犬好きのパワーは心の壁をいとも簡単に打ち破るなあ」とかそんなことを考えながら「えー!」とか「そうなんですか」とか相づちを打ちました。それから瞬く間に杉浦家に犬が来たという情報はご近所に伝わり。ご近所さんと交わす会話が飛躍的に増えました。もちろんその内容はきよじ。犬という話しやすい話題が生まれた、という理由もありますが、散歩中や玄関先でブラッシングしてあげている時など、近所の方と顔を会わす場面が増えたという理由もあります。そして顔を会わせた際に「きよじ」という格好のトピックが一緒にいる。「おはようございます」だけの挨拶だけじゃ間が持たないけれど、かといって他に適当な話題があるほど親しいわけでもない、そんな微妙な距離を埋めてくれるのが、きよじ。もちろん、きよじが吠えない大人しい子で、しかも誰にでも尻尾を振って触らせる八方美人、日中は通りがかる人みんなの目につく庭先にいる、ということも良かった。いつの間にか、「あそこの庭先にいる白い犬はきよちゃんという名前らしい」ということをいろんな人が知っていて、家にいると「き~よちゃん」と呼んで自転車で走っていく中学生くらいの男の子や、自分の飼い犬を連れてきて遊ばせているらしいおばさんの声が聞こえたりします。散歩していて知らないおばさんに「あら?きよちゃんじゃない?」と声をかけられたことも何度か。きよじは「こんにちは~」って感じで尻尾を振ってじゃれていますが、人間同士は初めまして。父に聞いても母に聞いても、そんなおばさんにきよじを紹介した記憶はないというので、うちの前を通りかかった時に近所の方が「あの子はきよちゃんていうんだって」と教えてくれたのかもしれません。明らかに飼い主よりも多いきよじのご近所交友関係。日がな一日、庭先で杉浦家のイメージガールを勤めてくれているのかと思うと頭が下がることしきりです。玄関先で知らないおばさんに「うちの子になついてくれてるみたいで、ありがとうね、なんだかたまに煮干しをあげちゃうこともあるみたいなの、ダメって言ってるけど」なんて言われて、そのおばさんの子というのが実は私よりも年が上の男の人で、軽い障害を負われてる方だと聞いたりすると、いつもきよじをひとりぼっちにしておくことに少し負い目を感じることもあるけど、ちょっと救われた気がしたりもするのです。きよじと散歩に出た時にいろいろと人の優しさを感じることもあります。1週間に1回くらいは、きよじをなでなでしてくれるおじさんやおばさんに出会います。少し遠くからアイコンタクトを取って、そうすると人なつっこいきよじはするすると引き寄せられていく。おじさんやおばさんは決まって嬉しそうに「やっぱりねえ、犬はわかるんだよね、犬好きな人間が」と、言う。そうして「日本犬はしっぽがきゅっと上で丸くなってるのが良いねえ」とか「ほんとに優しそうな顔をした子ね」とか誉めてくれます。洋犬には「ぬいぐるみみたいで、やっぱ洋犬は可愛いよねえ」って言うのかもしれないけれど、それでもいい。やっぱり我が子を誉めてもらえるとウレシイのです。「うちでも本当は犬を飼ってたんだけど、ネコが居着いちゃってね。でも飼ってみるとネコも可愛いのよ、一緒に寝られるし。二匹いるんだけど、そのうちの一匹がこないだ病気にかかっちゃってもう、お金がかかるかかる…」なんて問わず語りに話しかけてくるおばさんもいて、これもきよじいてこその一期一会だなと思いながら、ふむふむとお話に耳を傾けます。きよじが道の真ん中でう○ちを始めてしまったのを笑って待っていてくれた軽トラックのお兄さん(普段はあんまり車の通らない道だったのです、もちろんペコペコ謝りました)や、じーっと黙ってきよじを見ていて「触る?」と聞いたら頷いて、ずーっと遠くに行ってからも手を振ってくれた小さい女の子や、「うちでも犬飼ってる」「もっと小さい犬」とぶっきらぼうに話してくれたでぶっちょの男の子や、「カワイイねえ、ヤサシイじゃん」と片言の日本語でしきりに誉めてくれたはいいものの、なぜかキヨジを男の子だと思いこんでいて、いつの間にか自分のとこのパグのお婿さんに、という話になっていた多分東南アジア系の父娘連れ。思い出しても楽しいし、こんな時こそきよじがいて良かったなあと思うのです。1200文字くらいのエッセイの題材になりそうな、そんな日常のヒトコマ。たま~に「ちょっと!そんなとこでおしっこさせないでよ!」とか怖いおじさんに言われることもありますが。それも、おしっこしていない時に限って(犬を飼っていない人は犬が匂いを嗅いでいればそれがおしっこをする前兆だと思っていることが多いみたいですが、ワンコは十歩に一回は立ち止まって辺りをクンクン嗅ぎまわる、そんな生き物なのです)。ここの庭の薔薇はキレイとか、ここの家ではいっつもネコが窓から覗いてるとか、親子喧嘩ってこんなに家の外まで声が聞こえるんだ…とか、あの家はぬいぐるみを道側の方へ向けて並べてるとか、松本ハウスというお笑いコンビの加賀屋という名字のボケに似ていた高校時代の友達の家を通りかかったらお向いの表札が「Kagaya」さんだったとか、そんな発見があるのも散歩中。「なあんだ、青い鳥は自分の家にいたんだね」そんなことを思いながら白い犬を連れて今日も歩くのです。
2005.09.25
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芥川賞作家川上弘美のエッセイ集。この人が芥川賞を取った「蛇を踏む」は読んだかどうか覚えていない。冒頭の一文は記憶にあるのだけれど、ストーリーが思い出せないから、始めの一文だけどこかで見たか、読んだけれど途中でやめたのかもしれない。たぶん一番有名なのは「センセイの鞄」だと思うけれど、私がこの人の本で一番好きなのは「神様」だ。「可笑しな時間」「可笑し人間」「可笑しな生き物」「可笑しな世界」を書くのがこの人は上手い。う~ん、どうも言い切れないのだけれども、今回は小説ではなくてこちらのエッセイ集を紹介ということで省略。たぶん一年か二年くらい前に買った文庫本で、読まないままになっていた。大体、エッセイ集なんて気持ちに余裕のある時じゃないと読んでられない。どうして手に取ったのかと言えば、最近人から借りている京極夏彦の「続巷説百物語」を通勤電車のお供にしているのだけれど、首が飛んだり生首が喋ったりどうにも物騒で、朝はもうちっと穏やかな気分でいたいな、と思って何か他にもう一冊持っていこうと出勤前に慌ただしく本棚を探ったところこの文庫本がちょうど良く手におさまったのであります。この人の小説はふ~らふらとしているところがあるけれども、エッセイはもっとふ~らふらしている。えへらえへらと笑いながら書く感じで、明るくもなく暗くもなくさみしくもなく楽しくもなく、だけどちょっと楽しそうに日常を書く。それはそれで独特な世界でいいんだけど、毎日せっぱ詰まって生きている私からすると、もうちょっとせっぱ詰まったところも見せてくれよ、という気にもなって、ちくしょー売れっ子作家は気楽でいいなあ、なんて感想も生まれる。はっと驚かされたのは、後半(3の章)にある短い書評のいくつか。ここで初めて川上弘美さんの真面目な部分を見た気がした。「えへらえへら」の影はあるものの、本に対する真摯さというか愛情というか本を純粋に楽しむ気持ちが「えへらえへら」一直線を許していない。藤枝静男「田紳有楽」だとか、田辺聖子「私的生活」だとかヘミングウェイの3冊だとか、紹介されている本全部を読んでみたくなった。こんなことは人の書評を読んで、初めて。本の好みが似ているということもあるのだろうけど、背後に見える川上弘美さんの圧倒的な読書量と、もう本が好きで好きで好きで声高に言うわけじゃないけれどやっぱり本と相思相愛の仲なの、という小さな呟きが行間から伝わってくる文章には、ひたすら好感が持てた。好感が持てた、とは尊大ですね。参った、かな。う~ん、芥川賞作家に対して参ったも何もない気がするかも。じゃあ、感服の至りでございます。ということで。それにしても、この「えへらえへら」エッセイの後に、真面目書評を持ってくるのはずるい。普段は冗談ばっかり言ってる男の子が、体育祭で見せたみんなをまとめる意外な大人っぽさにキュンとくる感じです。修士論文が終わったら読みたいリストに、ここに載っている本をそっと追加する。
2005.09.24
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あれを見たかい?ほら、言ってただろう、ボクが出張中に見たっていう、あれ。あれを見たならば、君もきっと…。案外、多くの人は知らない秩序で、社会は成り立ってるのかもしれません。ほら、理不尽な思いをしたころは、誰にだってあるはず。→星新一「あれ」はこちらの短編集に収録されています。☆星新一さんの本はSFというよりも謎解きだと思うんですが、どうでしょう☆
2005.09.24
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我が家の愛犬・紀州犬きよじ(紀州犬登録名・阿波乃清姫)・メス・もうすぐ3歳。彼女がうちにやってきたのは今から二年半前。私が大学院修士1年になった春のことでございました。母は犬嫌い・家は狭い・昼間は家に人いない、三重苦のようなこの環境でどうして犬を飼うことになったかといえば、私が「犬を飼おう!」とわめいたからであります。某大手企業に勤め、新卒一年目のボーナスが勤続30年の公務員の母とほぼ同額だったという人に厳しく人の使う金にも厳しいうちの姉はその前の前の年から家を出て一人暮らしを始めていて、犬を飼うという提案について「大学院に入って犬を飼うなんてそんなお金使うことばっかり…、たまかはいい年してちょっと甘えてるんじゃないの!?」と罵倒したものですが、私にも私なりの考えがありました。姉は、自分が家を出て行った後の両親の落胆ぶりを目にしてはいません。子離れしなきゃいけないのはあたぼーで、そんなにガックリしなくても出ていったっていってもうちから私鉄で4駅の場所に住んでるのに、というのは妹の私の思い。姉の幼少期の頃は仕事に追われ構ってやれず、やっと余裕ができてきたと思ったら姉が青春真っ盛り、ようやくお互い落着いて大人の会話も楽しめる、そんな時期になったと思ったらもう出ていってしまうのか…、両親はそんな負い目やら後悔やらさみしいやら憤りやら情けないやらの入り交じった気持ちで日々しょんぼりしていました。そして二人姉妹の「下の方」の私に言うことと言えば、「別に家を出なくたっていいんだからね」「結婚しなさいなんて、お母さんは言わないから…」。きよじを飼ったのは、もちろんワンコ可愛さもあります。でも、それ以上の私のもくろみは、「末っ子の私の下に、更に妹を作ること」でありました。なぜ紀州犬を選んだかと言えば、和歌山県出身の父が幼い頃に飼っていた犬が紀州犬だったから。日々、きよじを愛玩し、いそいそてくてくと散歩に出かける父を影から見守ってはほくそ笑んでおります。前は私だった携帯の待受け画面が、いつの間にかきよじに取って代わられていたのも、いささか釈然としないものはありますが、まあ、よい傾向。犬嫌いだった母も、父も私も帰宅が遅い日は散歩に行ってくれるまでに成長。出勤する際には「ふにゃちゃん、行ってくるね~」と話しかけています(「ふにゃちゃん」とは可愛さあまって出てくる母のきよじに対するよびかけ。「ふにゃにゃこ」「ふにゃこ」などの場合もあります)。私の計画はだんだんと実現の方向へ向かっているように見えていました。つい昨日まで。それは昨日のこと。ちょっとくだらないことで母と喧嘩をした際、その最後に母が切った啖呵。「あんた、そんなこと言うなら犬連れて出てきなさい!!」もちろん貧乏学生の私が今家を出たところで、中型犬きよじと一緒に住めるような部屋をすぐに借りられるわけナッシング。そんなことを見越しての母の意地悪な物言い。きよじを「犬」呼ばわりするところにも、私の神経を逆撫でしようとする工作が見られえるわけで。いえ、本当に驚いたのはそんなことじゃありません。それはきよじの存在意義についての双方の考え方の違い。私 →「私が出ていった後にきよじはきっと父母の心を癒してくれる」両親→「きよじを可愛がっているたまかのことだ、置いて出ていくなんて、そんなことはできないだろう」どうやら、そのようなのです。あれれれれれれ、ちょっとした計算ミス。親の子に対する愛情って、すごいのね~(ひとごとのように)。
2005.09.24
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のほっさんから頂きました。(のほっさんは天晴れな読書家の方で「困ったモンだ」では丁寧的確に綴られた書評がたくさん読めるのであります。)Q1.小さい頃、何になりたかった? キュリー夫人の伝記を読んで「キュリーさんみたいにノーベル賞を二つ取りたい!」と思った記憶があります。それで一人で「実験」とかしていた。セロハンテープを水で濡らしたらどうなるか…とか。親からみれば実験ではなくて「おいた」ですね。 後はちんどん屋になる!と言ったような覚えも。 小学校の卒業文集には「世界中を旅してまわってそれでも売れない三文詩人になりたい」。狙ってるんだかなんだか。人と違うことを言おうとしたのだろうな。「それでも」ってなんなんだ。Q2.その夢は叶ったか? キュリーさん…文系に方向転換してしまいました。 ちんどん屋…そんな度胸はない。数年前、同い年のちんどん屋のお姉さんが雑誌にちょこっと載っていてうらやましく思いました。 三文詩人…これが一番近いのか…?びんぼだし。Q3.現在の夢は?稼ぎたい。お金。浴びるほど。Q4.宝くじで3億円当たったら?ひゃっほう!世界一周!Q5.あなたにとって夢のような世界とは??「Dr.スランプアラレちゃん」は普通に犬とかパンダとかライオンとかが人間と同じ大きさで洋服着て、人と同じ生活してます。あれ、いいなあ。ライオンと結婚とかもできるんだろうか。少し前の車のCMでも、ライオンがタキシード着て車で美女を迎えにくるシーンがあった。いいなあ、あれ。Q6.昨晩見た夢は?自分のブログを携帯で読んで(ふだん、携帯で見ることはありません)、つまんね~と思っていた。悩んでるのだろうか、わたし。Q7.この人の夢の話を聞きたいと思う5人は?あんまり思いつかないけど、・漫画家の岡崎京子さんには子供の頃何になりたかったか聞いてみたい。やっぱり5人も思いつきません。夜見る「夢」と、胸に抱く「夢」って実際は別のものなのに日本語でも英語(dream)でも同じ言葉が使われてるのが面白い。夜も夢に見るほど胸に抱いている希望ってことかなあ。ということで、まわす方。小心者なのでこういうことお願いするのはニガテなのですが、もし見たらば、・ルリさん・megさん・トトロさん・yokoさん・makiさんに、お願いします。もうやってたらごめんなさい。
2005.09.23
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去年嫁に行った姉が、結婚してから初めてうちに泊まりに来ました。今日はだんなさんが一泊出張なのらしい。姉、11月に出産予定であります。久し振りに姉・母・私の食卓(父帰宅遅し)。ちょっと私だけ夕飯の時間に遅れたのですが、食卓に着くと姉が「だけど、逆子がなおって(この場合のなおるは直る?治る?)ほんとに良かった」と話している。姉が逆子に悩んでいた、なんてそんな話は初めて聞いたのでびっくり。と、いうよりもまず、逆子の概念もなんで逆子が困るのかも、それがなおるものなのかどうなのかも、今までよく考えたことがなかったのです。みなさん知ってることだと思いますが・逆子とは →簡単に言ったら、頭が上・足が下でお母さんのおなかの中に入っている赤ちゃんの状態。・なんで困るか →簡単に言ったら、難産になる可能性が高いから。帝王切開で生むことになるのがほとんど、と姉が言っていました。・原因 →よくわかっていないらしい、と姉が言っていました。・なおるのか? →自然になおってくれる場合もあるようです。以上、逆子の基本知識。さて、姉の逆子がどうしてなおったのかです。逆子とはわかったものの、自然になおってくれる場合もあるようだし、お医者さんと相談してしばらくはだんなさんに黙っていたんだそうです。心配するといけないので。「今度の検診でもなおってなかったら、だんなさんにもお話しましょう」と言うことになった頃。ある知人の方が「なんの科学的根拠もないんだけど、赤ちゃんに、逆だよ~、回転して~って話しかけてあげるとなおるみたいよ」と言われた姉。早速話しかけたんだそうです。「あのね、頭が下だよ、頭が下だよ」何日か続けたものの、聞いてくれる気配ナシ。そこで言い方を変えた姉。「あのね、足が上だよ、足が上だよ」すると。おなかの中で赤ちゃんが動いてくれたんだそうな。よいしょよいしょと。不思議ですね。おもしろいなあ、と感心してしまいました。頭を下にするのはイヤだけど、足を上にするのはイイよ、というわがままなんだかとぼけてるんだかわからないところに、早くも杉浦家の血を感じます。逆子で困っているお母さんはお試しあれ。姉「しつけ全般はEちゃん(姉の旧友)、料理だとかマナーはNちゃん(だんなさんの妹さん)、学問的なことはたまかに教えてもらう。専門家がそれぞれまわりにいるから、安心なの」私「ちょっとちょっと、じゃあお姉ちゃんは何をするわけ?」姉「わたし?わたしはね~、まあのんびり生きれば良いということを教えるよ」ちゃっかりした姉です。
2005.09.22
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ランチタイムはあと五分で終わり。時間はないけどなんだか更新したい気分。五分で何か気の効いたことを一つ言いたい。ええと…ええと…昨日くだらない一人遊びで夜更かししましたら、今日はまんまと寝坊。起きてから家を飛び出すまで約十分、もちろんすっぴん。寝坊した瞬間、上司様への言い訳の言葉(ex.「愛犬きよじが鼻血を出しまして…」など)が頭に浮かんだワタクシですが、1分の逡巡の後、気張って出かけることにしました気張った理由は「遅刻はイカン」とか「迷惑かかる」とか、そういうことよりも、もちろんそういうこともありますが、一番のネックは「言い訳が下手」だから。上手いウソを考えつけないから。あ、言い訳しないで「寝坊しました」って言えって話でしょうか。そういえば、たった今思い出したことですが、大学院1年の時、授業内発表を行う日だったのにも関わらず寝坊した私。自分の専攻のゼミでなかったのでまだ良かったと言うべきか、だからこそ余計たちが悪いと言うべきか。はっきりと「寝坊」と告げることが潔いと思った私は、まず一番仲の良い先輩に「すみません、寝坊してしまいまして…間に合いそうにありません」とメールを打ちました。その返信は。「寝坊って印象悪すぎるから、体調不良ってことにしといた方がいいよ」その時は、体調不良って言う方がウソっぽいよと思ったものですが、今になって気付く、寝坊の気まずさ。言いにくさ。私もちょっと世慣れてきたのかな。ふ。
2005.09.22
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昨年の夏ことですが、私はちょっと美しくならなければいけないご用がありました。ならなければいけないって、誰にそう言われたわけでもないのですが、簡単に言いますと恋をしていたのでございます。普段、もうちょっとここがこうなってこうなってこうなったらもう少し自分のことが可愛らしく思えるのだけどな~って、多くの女の人は思っているのではないかと思います。努力をしている方もたくさんいらっしゃると思いますが、仕事や家事に追われてなかなか自分の体のことに心ゆくまで気を使える人ってなかなか少ないのではないかと思います。私もそうでした。外見がどうとか、そんなこと考えている間に勉強せねば将来のことを考えなければ本を読まねば書かねばと思っていました。だけど、恋をした私は取るものも取り合えず「美」を最優先にしてみた。昨年のこと。「美」に打ち込もうと思ったのなんて初めてのことでした。でも本当のことを言うと、一度くらい思いっきり「キレイ」についてできることを徹底的にやってみたかったのです。恋はそれをする良い原動力となりました。とはいうものの。貧乏学生。お金がない。キレイになるにはお金をかけるのが手っ取り早い方法なのはわかっちゃいるけれども、こればっかりはどうしようもないので、お金がなくてもできるキレイになれると思われる方法をたくさん実行しました。・半身浴 →新陳代謝を良くするために。長い時だと3,4時間入ってました。本を読んだりして。自分でできる垢すりとかもやってみました。・銭湯通い(水風呂・サウナ・電磁波風呂などアリ) →うちから徒歩十歩の距離に銭湯があります。半身浴と銭湯を週に半々ずつやってました。いつもきっかり1時間かけて入ってました。・ヨガ →朝晩二回ずつ、15分~30分かけてやってました。習いに行っていたのではなく、自分で本を買ってきて見よう見まねで。CDもついていてそれに合わせて体を動かすのは汗だらだらかきました。ボディラインを美しくするためのヨガの他に、「鬱に効くポーズ」「自律神経を整えるポーズ」「集中力を高めるポーズ」なんかをやってました。効くと信じてやるとその分効果があがります。ヨガです。・ストレッチ →座って足を開いて前に倒れる体勢が完璧にできることが美脚への第一歩と聞いて。テレビを見ながらでもできるのでストレッチはお手軽で効果のあがりやすいダイエット方法だと思います。・毎日パック →購入したものや、自分で手作りしたもの(ヨーグルト・オリーブオイル・昆布など使用)を数種類交互に毎日パックしてました。安いものでも継続は力なりです。・毎日体重を量る →毎日朝晩体重を量って、折れ線グラフをつける。これは私とってとても効果のあるダイエット方法でした。ダマサレタと思ってぜひ。・お風呂の中では凍らせたペットボトルを顔にペタッ →ナントカという女優さんは氷水で顔を洗うという話や「冷やし」は肌にとってもいいという話を聞いてやってみました。毎日パックしていてお肌のコンディションがとっても良かったということもありますが、これをやっている間はさらに保湿力がUPしていた気がします。・夜は炭水化物抜き →食事制限はストレスになるからあまりしなかったのですが、極力夜はごはんを食べないようにしました。・パーマをかけた気分はパーマだったのです。そうしたらば。もちろん痩せました。自分史上最高に痩せました。大人になってからは見たことのなかった体重になりました。食べるのが大好きなので、心を変えても食べるのだけは我慢できんと思っていたのですが、これさえも気の持ちようだったらしく、毎日いろんなことをして快調に体重が落ちてくるとおかしだとか次の日にもたれそうなものとか体に悪そうなものを食べる気がだんだんと失せてきました。それからちょっと楽しかったです。何が楽しかったかというと、今まで「ここがもうちょっとこうで、ここがこうでここがこうで…」と思っていたところが、ちょっと直ったからです。ちょっとだけど自分の力で理想に近付けたからです。そんな夢のような時期はとっくに過ぎ去り。そうして今年。あんまり恋をしていません。そうすると途端にめんどくさい。「キレイ」になるためにしなければならないあれやこれ。どうして昨年あんなめんどくさいことをあれこれできていたのか今となってはわからない。体重??戻りました。ええ、戻りました。美しさにとって「めんどくさい」は一番の敵です。
2005.09.21
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なかなか人の見るとおもろです。言わなくてもわかると思いますが「、あ」とか「こ」とか携帯で一文字入力した時に候補選択の一番になんていう単語が出てくるかですね。さてさてやってみるぞ。あ…あえてい…言うう…うちにえ…笑顔お…おはこ※おはこっていうのは「おはよー」の活用形です。か…門にはき…来るく…くすくすけ…けどこ…言葉※今日「笑う門には福来る」っていうことわざを打ちました。「か」と「き」はその名残です。さ…さみしし…週末のす…過ごすせ…切なさそ…そんな※全体的にさみしそうですね。何を隠そうさみしがりやです。いつからの さみしがりやか 冬桜 杉浦たまかた…正しいのですち…ちょいわかったつ…疲れてるて…てくてくと…という※ちょいわかった、って。それでいいのか。な…なんでに…にゃいぬ…ね…ねるのこわいの…のんのんのん※全体的にふざけてますね。自分で振り返ってみてもふざけた女です。「ぬ」は変換候補がありませんでした。この携帯を使い始めてまだ1ヶ月とはいえ、まだまだ語彙が足らぬようです。精進せねば。は…母ひ…一言ふ…福へ…へっぽこほ…ほんとうらやまちい※母思いです。ま…魔女の宅急便み…見てるむ…向きめ…メールも…もいないけど※先週の金曜日「魔女の宅急便」やってましたね。や…やり方ゆ…ゆうせいみんえいかよ…良い※やっと大人っぽい言葉が。郵政民営化。でも、ひらがな。ら…らぬきり…旅行る…れ…礼ろ…※ここに来て二つもないとは。くやし。わ…笑うを…をん…んでしょ※「ん」がなぜだかいっぱい。「んだっけ」「んだよう」「んちに」「んち」。はて??いや~。なかなか。今まででやって一番おもろかったバトンでしたな。満足満足、自己満足。やりたい人はやってみてくださっし。
2005.09.20
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メイクバトン、とな。バトンバトン言っててごめんなちゃい。Q.1 何歳からメイクを始めましたか?マスカラは中学生の頃からだった気が。ほんとに睫毛どんどこ縮むので、若い頃からのマスカラはやめた方がいいです。Q.2 今使っている基礎化粧品は?HOUSE OF ROSEというとこの。基礎化粧品は一回決めたらなかなか変えない。試すのめんどくて…Q.3 お気に入りのファンデーションは? なんだろ?今は前使ってたHOUSE OF ROSEのを発掘して使ってますが、その前は資生堂だった。Q.4 これでパッチリ目になれるって言うオススメのマスカラは?むか~し、ランコムのマスカラを使ってパッチリというよりもその使い心地のしなやかさにうっとりんこしたことがありますが、最近あまりお金を使ってない。今よくソニプラで売ってる「これはマスカラじゃない、塗るつけまつげ」ってやつが、目のまわりが黒くなりやすい私には落ちにくくて良いです。Q.5 お気に入りの香水は? あんましわかりません。友達にもらったのと海外旅行に行った時に買ったのがいくつかありますが、あんまりつけません。Q.6 待ち合わせの時間まであと3分。あなたならどうする?! 一に眉毛、二に眉毛、描かなきゃないよ、まず眉毛Q.7 みんなに教えたいあなたのオススメコスメは?そんなのこっちがお聞きしたいわ、プンプン!来年こそはエステに行きたいっ。臼の字さんにまわしてみようかな。見てるなら。
2005.09.19
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「東京タワー」って言っても、恋はするものじゃなくてナントカカントカ…ってやつじゃないですよ。リリーフランキー筆ですよ。「好きな異性の芸能人は?」とか言われると、トンと答えにつまってしまう私なのですが、リリー・フランキーという人を幾度かメディアで目にしてからというもの、何かあるたびに「う~ん、強いて言うならリリー・フランキー」と答えていました。どんなことしている人なのか、どんな発言をする人なのか、そんなことを何もしらぬまま。芸能人の範疇には入らないんですか?だって水10出てるのに。(違ったっけ)何が好みって顔が好みなのです。かっこよくないですか??だめなのですか??む~ん。そして、あれは確か大学二年か三年の時。友達に誘われて渋谷の(確か)パルコ内でやっていた「女の子だけのオールナイトピンク映画上映会」に行った時のことでした。そんなもんに出かけたのはいいものの、当時私は朝4時半に起きて部活の朝練に出かけるという無駄に爽やかな学生生活を送っていたので、四本上映されたピンク映画のうちじっくり鑑賞できたのは初めの一本だけで、他のはひたすらこっくりこっくり寝てました。おこちゃまですね。その上映会の、二本目と三本目の間だったか、三本目と四本目の間だったかに突然リリーさんがゲストで現れたのであります。いえ、もしかしたら、リリーさんが来ることは行く前から知っていたのかもしれません。忘れました。間近で見るリリーさん、やっぱかっこよかった。ような気がする。何を喋っていたか、どんな服装だったか、最早何も覚えていません。「まあ、こんなとこに来てるくらいだからカマトトぶってもしょうがないよね…」というようなことをリリーさんが言ったのだけ覚えているのですが、どうしてそういう話の流れになったのだか、はてさてこれも、覚えてません。さて、「東京タワー」。何かの作品の雰囲気を他の作品のそれと似ているというのは(もちろん、盗作というそんな意味ではなくって)、とても自分勝手で横柄な捉え方だとわかっているのですが、それでも言いますと、「東京タワー」の前半部分、リリーさんの子供時代の回想部分は、西原理恵子「ぼくんち」を思い出させます。同じように炭坑が出てくるし、貧しいし、酒飲みのおっさんは蔓延しているし。笑えるエピソード満載だけれど、随所随所で人の心をギュッとわしづかみにするようなセリフを差し入れるところも似てます。「オトンの人生は大きく見えるけど、オカンの人生は十八のボクから見ても、小さく見えてしまう。それは、ボクに自分の人生を切り分けてくれたからなのだ」帯にはたくさんの人たちの「感動しました」コメントが書いてありますので、それを見ればどれだけこの本が感動できるかがわかります。私はこれを見て「ふぬうう、そう簡単に感動させられてたまるものか」と思いながら読みましたが、やっぱりちょこっと涙が出ました。作品中、リリーさんが気にくわない女性を心の中で罵倒している場面がいくつかあります。せっかくの料理が冷めるのにも構わずしゃべり続けるくせして、お箸の持ち方のような見かけの作法のことをとやかく言う女性。(リリーさんはお母さんから礼儀というものは自分が恥をかかないようにするものではなく、他人に恥をかかせなければいいものだという教育をされている)。リリーさんのお母さんの料理を、「どうしてイケてるはずのマスコミに属する人間の家でこんなおばあさんに家庭料理をふるまわれるの?」という顔をして手をつけない出版社のアルバイト。患者(リリーさんのお母さん)に気を使わないベテラン看護士。確かに、自分のお母さんに教えられたことについて人からケチをつけられたり、お母さんに対してないがしろな態度を取られたりすると、自分のことよりはるかに腹が立ちます。家族愛というよりも、もうちょっと身勝手なものかもしれないですが、こればっかりは仕方ない。私も電車の中で母と立っている時、母の持っている傘のしずくがちょこっと靴のつま先にかかっただけで母をじろっと睨んだ座っている若い女の子を見て「嫌なら席譲んなさいよ、何偉そうに年寄りの前で座ってるわけ??」と、言いたかったことがあります。言いたかっただけ。この娘さんが、靴が濡れるのを嫌がるのはもっともです。そりゃ当たり前です。混んだ電車内では自分の濡れた傘に細心の注意を払わなくてはいけません。それはそうだけど、うちのオカンに文句あんの!?っていう感情が先に立ってしまいます。親バカならぬ子バカですね。あと、母の洋服を一緒に買いに行った時やレストランに入った時、ちゃんとした対応をしてくれない店員にはほんとに腹が立ちます。けれど、それでは自分が日々の通勤電車や過去のアルバイトやその他もろもろの場面で、誰かのお母さんにそんな態度を取っていないかと振り返れば、取っていないという自信はありません。だから、というか何というか、リリーさんの憤りもわかるのですが、それぞれの女性にもその人達なりの言い分があるかもよ、と言いたくもなる。ええと、こんなことを言うのはやっぱりリリーさんのことが好きで、だけれども実際にリリーさんの前に出たらリリーさんがむかつくような行動を取ってしまうかもしれず、例としてあげるなら、私が出版社のアルバイトでリリーさんちに原稿を取りに行ってお母さんにご飯を出されても、社会のルールとしてこういうところでご飯を食べさせてもらっていいのかどうかわからないという無知からくる恐縮&人見知り愛想なし第一印象最悪ゆえの会話の弾まなさ加減から、リリーさんに「つまらん女」のレッテルを貼られてしまうのかもしれない、という自虐妄想からくる自己防衛なのかもしれません。そういえば、ピンク上映会の時にリリーさんの口から「うちのカミさん…」という言葉が出て、「なんだ、ケッコンしてるのか…」と思った記憶があるのですが、「東京タワー」を読んだ限りでは少なくともこの当時は結婚していなかった様子。私の思い違いでしょうか。それともリリーさんが「こんなとこに来ている女はただのエロ女か、こういうものを見に来るのがイケてると思っている勘違い女だろ。うわーこえー、舌なめずりされないためにヨメがいるって言っておこう」と思ってのことだったのでしょうか。いやもう、本物を前にしてギラついていたかもしれません、確かに私は。ハイ。好きなんだよ~、リリーいいいい。終わり。
2005.09.18
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執筆のため温泉場に来た「わたし」。散歩に出た滝壺で、友人とはぐれたという若い女性、房代と知り合う。不安がる房代をなだめつつも、「わたし」は昨日風呂の窓から見た不思議な光のことを思い出してしまう…。狐に化かされる。そんなこと、この現代で本当にあるんでしょうか。小銭を葉っぱでごまかされるとか、帰り道をわからなくさせる、そんなことくらいだったらいいのですが…。若い女性の裸の後ろ姿は、闇に沈む湯治場でどこか異界のもののように見えます。→都築道夫「狐火の湯」はこちらの短編集に収録されています。
2005.09.17
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バトンをもらいました。?バトンというバトンなんでしょか。どうなんでしょか。わからにゃいにゃ。とりあえず。かなり自分のことだけを書くバトンで、本人(私)のことを実際に知っている人でなければこんなことを読んでも面白くないのでは??って感じです。なので、適当に飛ばして下さい。過去のことを書かせると暗くなる人間です、たまかです。※mixi専用の日記を併用して使えない物だろうか。(これもmixi以外の方には関係のないツブヤキ)(1)小・中・高の中で1番、思い出深い時期は?一番お友達の多かった高校時代です。(2)1番お世話になった先生は、いつの時の先生? ううん、こないだ書いた塾の先生でしょうか。でも彼はお世話をしてくれたというより、私が一方的に敬愛していた感が強いので、高校三年の時のモッチ先生かな。年輩の男の先生で、数学の先生なのに落ちこぼれの私が小説になら興味があることを知って本の話を聞いてくれた。クラスで堂々の下から一番の成績だった私が論文入試というスピードくじみたいな受験方法で大学に受かると喜んで「大ホームランですね!」と母に言っていた。母は「この程度の大学で大ホームランとは…」とその時になって初めて娘の出来の悪さに気付き、結果モッチ先生の祝福の言葉は母を深く傷付けることとなった。(3)得意だった科目は? 国語・・好きこそ物の上手なれとは良く言ったもので、やっぱり好きだったから楽しかった。成績も他の教科に比べたら国語だけ随分良かった。英語も数学も偏見を持たず好きになっておけばよかった。何の勉強をするにしたって他の分野を知っているのと知っていないのとでは視野の広さが違う。ま、今だからそう思うけれどきっと今高校時代に戻っても勉強しないことはカクジツ。高校の授業は好きな国語も含めてほぼ寝てました。なんだか眠くって仕方なかった。中学の時の塾の先生が言った「まあ、この時期は眠いからな。私も高校時代は一番前の席で寝ていました」という言葉を言い訳にしてひたすら寝ていた。6時間中6時間寝ていた。有名な俳人の孫だという古典の男の先生に「お前はまた寝ているのか、いぎたなしっ!!」と言われて、その時に「いぎたない」という言葉を覚えた。「寝穢い」と書くそうな。今、高校生に言う機会があるとしたらこう言う。昼間寝るくせがつくとなかなか取れませんから、寝不足でも授業がつまんなくても落書きしてるだけでも取りあえず起きていた方がいいですよ。(4)では、苦手な科目は? 国語以外。(5)思い出に残った学校行事を3つあげてください。人並みに修学旅行と文化祭と体育祭。文化祭はなんだか伝統で、全学年全クラス演劇でした。違うことをしてもよかったらしいけど、なんだかみんな素直に教室ごとにタイムテーブルを回して劇を演じていた。思い出に残っているとはいえ、どれもこれも友達とのいざこざとか失恋とか心の内での勝手な葛藤とかと絡んでいて結構苦い。あ~本当に悔いのない楽しい青春時代だったなあ、と思ってる人なんているのだろうか。いるんだったら相当うらやましい。っていうか妬ましいのですけど。(6)学生時代は、クラスではどんなキャラでしたか?小学校低学年・・・笑顔ハキハキ。学級委員の優等生。クラスにいた、家庭環境があんまり良くないらしく、洗濯ばさみとか雑巾とか先生が持ってきなさいと言う学校で使う用具を親が用意してくれない子に、頼まれてもいないのにわざわざその子の名前まで書いて上げて用意してあげるような偽善的なうざい子だった。当然、自分のことを可愛いと思っていた。小学校中学年・・・突然、自分のことが嫌いになる。小学校高学年・・・嫌いなまま鬱々と過ごす。それまでどちらかと言えばタレ目だったのに「つり目になりたい」と思って目つきを悪くしていたらつり目になった。普通に暗く不細工な小学生だったと思う。中学生・・・勉強はできたけれど、色気づいてしまった。元がアホなので色気づいた途端勉強ができなくなった。高校生・・・調子に乗る。進学校の真面目な優等生が多い高校でイケてるように見せようと頑張っていた。ふつーにルーズソックスをはいてスカート短くしてた。渋谷で「千円でやらせそー」とか道行く人から言われていた女子高生が、今「芭蕉の門人、榎本其角は…」とか言ってるから人の人生なんてわかりません。(7)学生時代の友達からの呼び名は?小学校の頃は同じ名前の子が三人もいたので、名字と名前を合わせて略した(例・フカキョン)あだ名で呼ばれてた。中学校・・・なぜか「ひなぴ~」。なんで?高校・・・やっと名前。でも、部活の友達、高校時代は名前で呼んでくれたくせに、今はなぜか名字。なんで?距離置かれてるの?わたし。(8)好きな給食のメニューは???あんまり覚えてません。(9)学生時代に出会った友人は、あなたにとってどんな存在ですか? 恥ずかしいから言えない。(10)次にバトンを渡す5人 シャイなので言えない。取りに来て下さい。
2005.09.16
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連休を使って両親が沖縄旅行に行くようです。明日の朝出発っていうのに驚くのはその気合の入っていなさっぷり。私「明日何時出発??」母「え~と、…何時かしら」私「ちょっと!だって飛行機で行くんでしょ?」母「うん、たぶん、飛行機だと思うけど」う~んさすが、国際線に乗り遅れた(日にちを一日間違えた)ことのある私を生んだ母だけあります。
2005.09.15
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だいたい1日に平均して1.1回くらいはコンビニに行ってるんじゃないかと思います。無駄遣いはやめようと心がけて一回に買う量を減らすようにしていますが、ビル内のディスクワーク・近くにコンビニ付きの今のアルバイトを4月に始めてから、飛躍的にコンビニで使うお金が増えました。レジで起こるある不可解な現象に気付いたのも今年の春からでございます。レジで商品を出す私。「お待たせしました」とバーコードピッピを始める店員さん。その後に、一つ二つ会話が交わされることがありますよね。ほら。「お箸ご利用ですか??」(お弁当やサラダやカップ麺やところてんを買った時)「袋ご利用ですか??」(ガムやペットボトルなどの小物を一つだけ買った時)ちょっとでもエコCMを見たことのある人ならみんなそうだと思いますけんど、私も「あ、いいです」「いりません」と答えます。ところが。わたしがそう言っているにも関わらずなぜか憮然とした表情になって、お箸を袋へ、又はペットボトルを袋へ入れる店員。こんなことが何回かありました。な・ぜ?いえ、理由はわかっているのです。どうやら私の「いいです」という声が店員さんに届いていないのです。その証拠として、私が「あ、いいんです」ともう一度はっきりと言い直すと、普段の表情に戻って「あ、失礼しました」とお箸を袋から出してくれます。店員さんの、憮然、無言でお箸を入れる姿と、その後の爽やかに「失礼しました」とお箸を戻す姿を頭の中で比較して、私はこう考えます。きっとこの店員さんは一瞬だけだけど「なんだこの女は返事もしねーでよー、日本には礼儀も作法もあるんだばっきゃろー、人類の最も優れた発明品である言語を使え言語を。さてはお前サルだな、バカバーカ」と思ったに違いない。私が店員さんでもきっとそう思います。だって無視というのは、人と人とがコミュニケーションを取る上で一番軽蔑を表す行動です。店員さんを不快にさせないため、いえそれよりも私がそんな卑劣な行為を無差別に行う人間だと認識されないためにこれはどうにか改善しなければなりません。しかし問題は単純ではないのです。ほら、音を出した時に同時にそれと全く逆の周波の音が発音されると、お互いを打ち消しあってしまう現象があるじゃないですか。確かあったはず。どうやらコンビニのレジで私が「いいです」と発声するとき、それと同じことが起こっているようなのです。コンビニのレジ付近には何か私の「いいです」と全く逆の周波の音源が潜んでいるのだと思います。いやあ、日常のヒトコマにこんな確率の低い偶然というものがあり得るなんて。この逆境にめげず、日々頑張っていきたいと思います。それでは。
2005.09.14
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借りて読んでみました。ええと、私の記憶が確かならばこれは京極夏彦の処女作ということで良かったんでしょうか。すごい世界観だなあと思います。ストーリーはさておき、京極さんが今までとは違ったタイプの怪奇小説を書こうと思ったなら、幻想と現実の狭間の危うい境界を今までに無い切り口で提示しようとしたのなら、それは成功しているのではないかと思います。舌ったらずな説明ですみません。前半に延々と続く、登場人物二人による侃々諤々(話すのはほぼ一人だけど)は、言い訳ですが私は朝の通勤電車で慌しく読みましたのでほぼ頭に入りませんでした。頭に入れないといけないだろうか?と自問自答し、その結果「いや、恐らく大丈夫だろ」という結論に達し、そのまま最後まで読み切ったのですが、ストーリーを読む点では問題ありませんでした。(たぶん)ファンの方には邪道だと言われるかもしれません。すみません。しかしこれが処女作だとすると随分と思い切ったことをやってのけた冒頭部分だと思います。なぜなら、まだ面白いか面白くないかわからない新人の講釈を延々と読むことができるほど現代人はヒマではないから。一歩間違えたらドン引きされたに違いない。やたら登場人物が多くて、しかもそれ程の活躍がない割になぜか個人設定が詳しいなあと思っていたら、これはシリーズものなのですね。なるほどなるほど。種明かしには「おいおいマジかよ~」って部分もあるにはある。でもこういう「摩訶不思議に思えるけれど実は理屈で証明できて、だけどやっぱり…」っていう複雑怪奇な世界をコツコツ組み立てたことはやっぱりすごい。私なら思いついてもめんどくさい。思いつくのもめんどくさい。
2005.09.13
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ネタバレはありません。DVDを見始めたのが午後七時半。その後、十一時半がラストオーダーの近所のコジャレた洋食居酒屋(一度、養殖居酒屋と変換されてしまってとても嫌でした私は)へ行く予定でした。ちょっと値段が高めなのですが、美味しいし雰囲気も良いので、どうせ行くならまったりと落着いて時間をかけて会話を楽しみながら食事をしたい、そんな店なのであります。始まった「アビエイター」。ふん、おもろ、ふん、女優さんキレイ、飛行機すごい、ふん、ふん、おもろ、ふん、ふん、2時間経過。トイレ休憩をはさんだ頃、この映画は長い、ということに気付く、私と相方。3時間弱ということはおぼろげに知っていたのですが、でも、やけに長い。う~ん、終わらない終わらない終わらない、映画。ディカプリオはかっこいいのだが、居酒屋が気になる。とても、気になる。結局、最後まで居酒屋のラストオーダーのことが頭の中にあり、映画を思う存分楽しめませんでした。終わった途端、さっさか出かけました。映画はやっぱり集中する環境で見ないとダメですね。でも、思ったよりも娯楽性の低い映画だったような気がします。
2005.09.12
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猫を見ました。あんなポーズをしている猫は初めて見ました。お尻をついて座って、二本の前足を後ろについてたのです。後ろ足は前に伸ばして。人間なら良くありがちなポーズ。でも猫様がやるとすげえ貫禄。それでお腹なめたりしてた。柔らかいなあ。ほんとですよ。
2005.09.11
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惜しむれど惜しまらざるべきこの世かわ 身を捨ててこそ身をば助けめ 中学校の頃通っていた塾に変わった先生がいて、私が何の時だったか「おばけがこわい、こわいこわい」としきりに話したところ、この西行の和歌を書いた紙切れをくれて「これを財布に入れておけば、怖いものは見ない」と言った。「意味は自分で調べろ」西行出家の際の和歌だと調べたけれど、これがどうして「お守り」になるのかよくわかりまっせん。そう言うと「今はわからなくてもいい。宿題だな」と。私は、そうか大人になったらきっとわかるんだな、と理解してそっと財布にしまいました。高校に入って、「あ、先生は小林秀雄に影響されてたのか」ということに気付いた。この西行の和歌も小林秀雄の「西行」の中で引用されております。「お守り」の入った財布を更衣室で盗まれてしまったのも、高校の時。この先生は私の文学傾倒への道を決めてしまった人で、この人に関するお話はたくさんある。ので、また書くと思います。その一つを書きますと、「B型の女は私の領域に無断で入ってくるんだ、やめてくれたまえ」とB型の私に言っていた先生に、私は中3にしてプロポーズしたことがあります。「女は25才にならないとわからないからな」というのがその答え。25才まであと2ヶ月を切ったのですが、西行もモォツァルトもラディゲも、かじっただけ。あるのか劇的再会。
2005.09.10
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ネタバレします。でも、ネタバレっていうかねえ…砂漠で迷った二人の男のうち、一人だけが3日後に戻った。戻った男は何も語ろうとしない。二人に何があったのか…??ノンフィクションを映画化。パッケージにあった紹介文はそんな感じ。映画を見まして思うことは、う~ん確かに他に書きようがない…。だって、この映画。車で砂漠を走る→車を下りる→歩く→迷う→迷う→歩く→迷い続ける→…戻るそんな感じですよ~。二人の会話。ほとんどなし。なぜ砂漠に来たのか?わからんぬ。ありがちなパニックも内輪もめもほとんどなし。ひたすら歩く。映画館で見たらきっと寝たでしょう。面白い、とはお世辞にも言いがたい。でも、まあ、なんていうか、砂漠がね、キレイ、かな。会話がなくて、静かで、淡々としていて、ストーリーがなくって。本を読みながらでも鑑賞できそうな映画です。そういう意味ではおトクかな。でも実は、嫌いか嫌いじゃないかで言うと嫌いじゃないです。主役二人の表情と砂漠の描写が優れているからかもしれません。
2005.09.09
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少し前のことですが、本屋さんに行って本を探してもらおうと、検索受付コーナーのお姉さんに「あの、『ツイオクの作家たち』っていう本を探してもらいたいんですけど」と言ったところ「はい、お待ちください」と答えて、ぱちぱちとパソコンに向かって検索を始めてくれた。パソコンの画面は向かい合う彼女と私に対して平行に置かれていたので、画面が私にも見える。パチパチ…私は目を疑いました。色白で大人しそうないかにも本屋の店員さんという感じのお姉さんがパソコンに打ったタイトルは…「性欲の作家たち」なんで??一瞬心の中がとまどいと笑いとこれはネタにできるという下びた心でごった返しましたが、な~んにも知らない顔で「あ、追憶の作家達、です」と言い直しました。お姉さんも、な~んにもなかったかのように「あ、すいません」と、打ち直し。それはのんびりとした昼下がり。気ままに立ち読みをする人で溢れる駅ビル内中規模本屋でのできごと。
2005.09.08
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ディズニーシーに行きました。台風上陸の日でした。ディズニーシーは二回目です。去年の冬、教授の(忘れられていそうですが私は世の役に立たない文系大学院生です)還暦祝い遠足でディズニーシーへ行きました。ゼミでは遅刻魔として名高いワタクシ、その日もちょっと二時間ほど遅刻してしまいました。当然、他のみなさんは先に中へ。1人で舞浜に降り立ち、1人であのディズニー電車に乗り、到着したはいいものの、初めてでしかもシーの地図も見たことがなかったわたし。まあ、とりあえず入ればなんとかなるよね。と、前もって買っておいた学割パスポートで入場。マニアの人って1人でも来るっていうし女性お一人でのご入場、それ程めずらしくないだろう、と考えながらカップルや女子高生を横目にスタスタと。入ってびっくり!何この地球!(でっかいの入り口にありますよね)えっ!ランドと全然違うじゃん(当たり前)学生は冬休み中といえ、平日なこともあって割と空いていたことは良かったのですが、まさしく右も左もわからないとはこのこと。あたふたあたふた。悪いことにはその日はいつも着用しているコンタクトではなくて眼鏡をかけていました。そこにも私のやる気の加減が窺えるのですが、実は眼鏡の度がやや低いためにいつもより視界が不明瞭。あせあせかきかき。と、とりあえずお友達に電話しよう。今は多分、予約していたおフレンチのコースを食べ終わったくらいだろう。数人に電話するものの、誰もつながらず。これはきっとランチ後の歓談中だなと恨めしく思いつつ、入り口で取った地図でみなさんがいるはずのお店を探すもののさっぱりわからない。やむを得ず、入り口近くのディズニーグッズのお店に入り店員さんに聞く。以下、店員さんの言葉の()内は私の解釈。私「すみません、あの、このお店に行きたいんですけど、どっちに行けばいいんですか?」店員さん(男性)「(あれ、女性一人?一人でくるってことはディズニー好きな方なのかな?)ええと…、ちょっとここからだと遠いので説明しにくいんですが、ここを真っ直ぐ行ったところにある橋を渡って…(あ、何回も来たことのある人なら説明しやすいな)、お客様は何回か来ていらっしゃいますか?」私「いえ、初めてです」店「(!!女性、一人、初めて、高級フレンチ!なぜ??)あ、失礼致しました。それですと、ええと、橋を渡って頂いたところの火山の中にですね…(略)…ちょっとわかりにくいですよね、すみません…」私「(う~ん、イマイチわかんないな)あ~、じゃあ、近くまで行ったらまたその辺で聞いて見ます」店「はい、すみません、行ってらっしゃいませ!(一人でフレンチって楽しいのかな…もしかしてなんか辛いことでもあったとか?)」私「どうも~」店「あ!お客様!!(そうだ!俺はもてなしの心を持った店員だった!ディズニーに来る人全てに楽しんでもらわなくてはならない!)」私「はい??」店「ええと…今回お客様は初めての来園ということですので、ええとこちらのディズニーシールをですね、記念に、どうぞ、差し上げます!(これで少しでもHAPPYになれれば…!)」私「あ、すみません、ありがとうございます」店「どうぞ楽しんで行ってらっしゃいませ!!(何があったか知らないけど、元気だしなよ!)」ディズニーの店員さんてほんと感じいいですよね。なんだか無駄に気を使わせてしまったというか同情されてしまった気がするのですが、初めての人は本当にシールをもらえるというシステムがあるのでしょうか。それともやっぱり気の弱そうな彼の同情でしょうか。あははは。誰か今度ディズニーシーに行ったら「初めてなんですけど」と言ってみてください。幸せそうなカップルだった場合はどうなのだろう。もちろん私は高級フレンチを食べ損ねました。さて、今回のディズニーシー。いやあ、ただでさえ普段から風の強いディズニー。なんてったって台風。強風。入り口のトイレでグロスを塗り直したことを激しく後悔。髪がくっつくくっつく。雨はそれ程ふらなかったのですが、どこに行っても強風・強風・強風。強風に流されているのか歩いているのかわからず。さすがに空いていたのでアトラクションは5分~10分程度で乗れましたが。5時間ほど滞在して帰る。相当歩き回って5,6個アトラクションを楽しんだつもりだったのだですが、数えてみたら3つしか乗ってませんでした。年かしら。
2005.09.07
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八人いる子供のうち末っ子の男の子が、毎晩箪笥にあがる。箪笥にあがって、なんでもなんでもない顔をしている。呼んでも叱っても降りてこない。もっとおかしなことは、家族のうちで父親以外は「あればかりは仕方ない」と思っていることだ。カタン、カタン、カタン、カタン…恐ろしいものは目に見えない。不思議だと思うのは、人間がこの世のこともあの世のこともちっともわかっていないからだ。→半村良「箪笥」はこちらの短編集に収録されています。
2005.09.06
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こういう実用書(?)は自発的に手に取ることがないのですが、今回はバイト先の上司の方に「貸してあげるよ~(文学なんて金にならないもんとっととやめて、もっと社会に貢献しろよ、いい年なんだからよ、ばかやろこのやろおめー)」と言われて「やれやれ…」「どんなもんかしら、ワクワク」と思いながら読んでみたのであります。自己啓発チックでこういうのって苦手…、こんなので簡単に「じゃあお金持ちになろう!」って思うほど単純じゃないわよ!、こんなんで金持ちになれたら誰も苦労しないのよ!、だいたい株やら不動産やらインターネットでがっつんがっつん儲けるなんて私の柄じゃねえしよう…そう思いながら読んでみたのであります。そして…読後の決意。「あ、あたし…お金持ちになろう…!やってできないことはない!」うわああ!!私は影響されやすい人間です!私は影響されやすい人間です!所詮、私の根暗根性なんて巷に溢れるポジティブシンキング信仰にちょっと触れただけでぽっきりと折れてしまう程度のものでした。内容をかいつまみますと。「誰でも1億円稼げる。 正しい直感・思考・行動で、誰でも今から1億円稼げる。 富を築いたなら、あなたはそれを分かち合わなければならない。 富を築き上げ、その富で多くの人を幸せにしているあなたは、最高に幸せだ」そんな感じ。もちろん1億円稼ぐための具体的な内容、事業の始め方・投資の仕方・顧客の増やし方なんかもあります。でもどちらかというと、心構え的要素の方が強いかもしれません。「こういうの読んでみんながミリオネアになれるんだったら苦労しないよね」そんな声が聞こえてきそうですが、この本の筆者の方(もちろん、というべきかどうかアメリカ人)は「10年で100万人のミリオネアを世に送り出す」と言い切っていらっしゃいます。いやあ、そうざますか。稼ごう!稼ぎたい!稼がなくては!と思いたい人でもそうでなくても、前半の「自分の人生を決めるのは自分」とか「毎日目標を決めて行動しよう」とかには頷ける部分も多いのでは。「手に輪ゴムをはめよう。そして「自分はなんてダメな奴なんだ」「私にはできない」「う~ん、でも…」などネガティブな思考をしてしまった時はその輪ゴムをはじこう」というわけで数日前から輪ゴムをつけてますが、あんまり弾いていません。「今のはネガティブ思考っていうか、いわゆる一つの自虐ネタだよね」なんて思っているからであります。なれるかな、お金持ち。ちなみにこの本は右ページが「子供を裁判で義父母に奪われて、取り戻すために90日間で1億円稼がなければいけなくなったシングルマザーの物語(フィクション)」、左ページが「お金持ちになるための方法とマニフェスト」で構成されています。右ページだけで読んでから左ページだけ読む・・というのではなくて右ページ左ページ交互に読む、すなわち通常の本通りに読むと、右脳と左脳を同時に刺激できるそうです。ウソです。でも私は勝手にそう思いこんでそうやって読みました。
2005.09.05
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昨日の夜のこと。近所のお友達の家に行った後で、TSUTAYAへビデオを返しに行きました。スイスイと。夜のチャリ。友達の家で彼女の妹のステキな結婚式のDVDを見た余韻もあり、ふふ~んと機嫌よく自転車を止めて、2Fレンタルビデオコーナーへ。階段上ったところに人がいっぱい。「こんなところでたまってたら通る人の邪魔だよ」と思い、よくよく見るとカウンターに並んでいる人の列が長くなりすぎてここまできているのでありました。なんでも半額だかなんだかのキャンペーン中だったらしく。しばらく大人しく列に並んでいると、「返却のみのお客様は一番左のレジへどうぞ」の声。そうだよね、返すだけで半額と関係ない私が同じように並ばされてるのって変だわと思いながら列を抜け出てそそくさと返却専用レジに移動。レジに一人、私と同じ年くらいのお姉さんがいるものの、待機としては1人目の好位置につける。20人くらい並んでいる他のレジを横目に余裕をかますワタクシ。なんてったって前の彼女が終わればすぐ。す・ぐ。・・・ところが、なかなか終わらないお姉さん。まあ、ちょっと長いにしたって一人だけだから。と、思いつつ、携帯を眺める。別に見るものはないのだけれどなんとなく手持ち無沙汰なのである。遅いなあ~。いや、遅いと思うから遅く感じるんだ。心頭滅却。待っていないつもりなら遅いも早いもない。…遅いなあ~。いや、どうせ早く帰らなきゃいけないわけでもないし。見たいテレビがあるわけでもないし。それにしても…。イヤイヤ。回転の速い他のレジ。もしかしてあっちにいた方が早かった??いやいやまだわからない…。お姉さんの応対をしている店員さんはさっきからあっちへ行ったりこっちへ行ったり。何をしているのかと思い耳を澄ませば…「こちらのビデオ、只今在庫がないようでして…すいません」??えっ!だって!返却専用カウンターでしょ!まさか、この人、ズルしてるの??その後も何か店員と話し続ける彼女。待ち続ける私、と私の後ろに並ぶ返却人たち。基本的にはこの女性に怒りを覚えるが、店員も「お待ちのお客様がいらっしゃいますので…」とか何とか対処しなよ!と思う。だが、こんなことで腹を立てるのもエネルギーの無駄遣い、無駄なストレス貯め。ひたすら心頭滅却を目指す。座禅しているつもり。瞑想しているつもり。こんなことでイライラするほどちっちゃい私じゃないぞ。豊かな心を持つのだ。ふ…ふ…。「あ~。そうですか。どうもありがとうございました」彼女の探していたビデオはどうやら見つからなかったらしいものの、親切な店員さんの対応に、にこやかにレジを離れる彼女。返却専用ということにも、「え~、あっちのレジに並んでた方が結局早かったじゃ~ん…」という私と私の後ろの列の人々の絶望にも気付くことはなく。やっとレジにつくと、「お待たせして申し訳ありませんでしたっ」と平謝りの店員さん。「いえ、お仕事大変ですネ」と、心の中で言う。待機15分、返却3秒。「TSUtAYAで返却専用BOX置いてある店舗もありますよね、全店そうすることできないんですか??」と、心の中で言う。こんなことで「運が悪かった」なんて思ってはいけない。別に早く帰らなきゃいけないわけじゃないんだし。と念じながら、自転車に鍵を差し込むと、ポツリ、ポツリ。雨。さっきのお姉さんが、下で待たせていたらしいワンコを連れたお母さんに何か話しながら傘を開く姿が目に入ってしまうワタクシ。もちろん、I don't have アンブレラ。アーハン?いや、これしきの雨ならば大丈夫。いける。家まで十分。自転車を颯爽と漕ぎ出す。信号を渡ったところで急に強くなる雨。雨っていうか、もう豪雨。with 雷。前が見えない!と思ったその瞬間。転倒。別にいいんだけど、誰のせいでもないけれど、なんていうか、もう、憤懣やる方ないよ!!!
2005.09.04
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〈ネタバレするかもしれませんが、結末を知っていても楽しめる映画ではないかと〉実は酒井若菜も松田龍平も結構好きなのです。でも「恋の門」の酒井若菜は顔といいしゃべり方といいおっぱいといいMEGUMIに見えてしょうがなかった。可愛いしキスシーンもおっぱいも素敵なのですが(谷間しか見えません、念のため)。松田龍平は雰囲気のある役者さんだなあと思います。上半身を脱いだ場面でおなかが年の割にややたるんでるように見えましたが、まあ、ご愛敬。いえ、酒井若菜も松田龍平も好きなのですが、本当のことを言うと主役二人ではなくって私の好きな劇団「毛皮族」の主宰江本純子さんが出ているということで見てみたのです。ちょこっとしか映ってないだろうと思っていたら、結構映ってました。セリフもたくさんあった。しかし顔が怖すぎ。もっとかっちょええぞと思いつつ。コミケにあんな人がいんのかと考えつつ。いや違和感と感じつつ。「萎えーーー!!」と連呼する姿は舞台上での演技を彷彿とさせましたが。冒頭の「雨じゃなくて糞だし!!」を始めとして結構笑えました。松田龍平の根暗っぽい語りも面白いし。「王道からの逸脱」としてはちょっと弱いんじゃないか…??という気もするのですが。
2005.09.03
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〈なんとなくネタバレあり〉予告で見たときはもっとコメディっぽいのかと思いました。始めの子供たちが遊んでいるホームビデオの映像で、「あ、好きそうな映画」と思ったものの、う~んちょっと中盤からラストにかけてやや冗漫な印象。結局、お母さんが社会主義に走った理由がイマイチわからん。好きなところは??お姉さんのボーイフレンドのくどくないバカっぷりが良かったです。あと、宇宙飛行士が出てくるところ。お母さんが最後までキレイなところも泣かせます。お父さんが息子に気付く場面、お母さんに花を持って会いに行く場面もよいかと。好きな場面は多々あり、映像の感じも好きなのですが、もう一歩何か足りない感じ。またもや私の波長と合っていなかったっていうことなのかもしれませんが。 恋と映画はタイミングだ 杉浦たまか
2005.09.02
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〈僕は今まで幽霊なんて一度も見たことがない。だからもちろん、幽霊だとか予知夢だとか、そういう霊的なものってよくわからない。なんというか、実に散文的な人生、というわけさ。…だけど今までで一回だけ、本当に気味の悪い経験をしたことがある。今日君たちが話してくれた体験と比べれば、それ程怖いものじゃないかもしれないけれど。あれは僕がまだ十代の頃、中学校の夜警の仕事をした時のこと…。〉鏡に映っているのは本当にあなたですか?鏡に映った姿でした自を見たことがないのに、それが本当の自分だなんてどうしてわかるのでしょうか。→村上春樹「鏡」はこちらの短編集に収録されています。◇村上春樹の小説って結局男の人にしかわからないのではないでしょか、と思う時がある。嫌いじゃないけど、好きでもないな。◇
2005.09.01
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