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本日の2年生の授業では昨日の入試問題をやってみました。大問3の確率(4点+5点+6点=15点)はちょうどいま学校で学習中の内容で完答が可能です。また大問5の平行四辺形になるための条件(4点)、三角形の合同の証明(2点✖️3問=6点)は2学期に学習したばかり、大問6の扇型の中心角(5点)、円錐の堆積(4点)は1年生で学習済みなので解くことが可能です。(どれも易しい。)今年の問題は最も正解率が低くなると思われる大問4の(2)の②の配点が5点なので、そこと大問5の(2)の②、大問6の(2)の②(それぞれ配点6点)以外はきわめて平易な問題が並んでいるのでふだんの県版模試で偏差値60の人であれば83点までは楽に行けたのではないかと思われます。今年の特徴は2つあります。1つは「語句の意味」と「国語力」が改めて重要だったこととです。もう1つは、そろそろそうなるではないかと予感があったのですが、昔々大問8つの頃は定番だった1次関数と2次関数と図形の融合問題、折り紙の折り返し問題という長く茨城県入試を見てきた人にとっては「懐かしみ」を味わえる問題が復活したことです。昨年、あるセミナーで「全国的には問題が古典回帰してるんですよー。」というのを聞いていたのでなるほどと思いました。大問4の(2)の②はたいへんに塾塾としている問題なのですが、あまり今年の模試や学校実力テストでは出てなかったかなと思います。2年生以下の人には角度や長さを書き込んでいくクセをつけていってほしいものです。大問5の(2)の②は多くの先生が等積変形によって解く解説をされていて出題者の狙いもそうなのかもしれませんが(これまた懐い)、三角形APQの面積から三角形CPQの面積を引いた方が考えやすかったかもしれません。それぞれの三角形の高さを求めるのは容易ですし、PQの長さがわかればQの座標はわかります。大問6の(2)の②も少しめんどうくさいけれど難しい年のラスト問題と比べればだいぶ緩めてくれています。100点といわれると意外としんどいとは思いますが、他の問題であまり時間を使わないので最上位校の人には高い点数を希望します。なんだか国語が難しかったと聞くのですが、あれこれと用事があって国語はまだ解いていません。解いてみたら国語の感想も書いてみたいと思います。
2025.02.28
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いよいよ明日が入試日になりました。この3年ほど5教科平均点はさほど変わらないものの「上の上」の人たちの点数が高くなり、定員の減少とあいまって水戸一高や土浦一高を受ける人はずいぶんと息苦しく感じているものと思われます。上位が激戦になりすぎてしまう原因が数学の易化なのではないでしょうか。現大学1年生が受験した年の数学の平均点は39点でしたが昨年は57点になっています。上位者にとっては「どうでもいい問題」が増え過ぎてしまったとも言えるでしょう。一般の人(大井川知事を含む)が考える「勉強ができない」と学校教員や塾講師が日々実感している「勉強ができない」のレベルがあまりに違い過ぎるので、どうしたら試験が成立するかを考えたうえで作問をすると「中学校の前日の授業のそっくり復習」程度の問題を並べざるをえないわけです。ただ昨年はちょっとやり過ぎだと思われます。数学はだいたい48点から50点くらいのところに平均点を置きたいはず。今年は少し難しくするんじゃないのかなあと思います。往々にして少し難しくしようとすると行き過ぎてしまうので結果として著しく難化の可能性もあります。このときに「一般の人」は巻き込まれないようにしてください。一般の人には偏差値60強くらいの高校を受ける人たちも含みます。解ける問題を焦らずにしっかりと解くことがたいせつです。自分が難しければ他の人も難しい、入試は相対的なものですからほんのちょっと抜け出せればいい。70点を取ろうとして行ったけど55点しか取れなかった。だけど周りがみんな50点なら成功です。パニックを起こして40点しか取れないとか60点を取ったのにあとに引きずってしまった、そんなことのないようにしたいものです。合格に何点必要かは全て終了しないとわかりません。終わった科目は忘れて精神的な動揺を抑え目の前の科目に集中し最後の理科まで全力で解いてほしいものです。理科は以前のように特定の単元からボーンという感じではなくあちこちからつまみ食いで出るようになっていますが、物理は運動・仕事・浮力(3年生内容)or光、地学は前線・気団・海風、陸風、湿度の計算(2年生内容)、生物は動物・ヒト以外の植物の特徴や分類(1年生内容)、化学は分解、化学変化と質量など(2年生内容)を予想しておきます。
2025.02.26
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地元の中学校(1学年6クラス)における例年の受験状況といえばもう何年も学年あたりほぼ20名から25名が水海道一高、他に10名弱が内訳は年によりけりですが下妻一高、土浦日大、常総学院、竹園、高専といった感じでまあ学年で30位に入っていればなんとか水海道一高を受けられるかなといった感じでした。これは古河中等ができる前と後でさほど変わりませんでした。しかし、今年の場合は水海道一高の定員が仮に昨年のまま240名だったとしても、夏の時点では学力上位者をすべて水海道一高に集めても学年で5名程度、水海道一高の定員が40名減って200名になることを考えるともっと厳しいかもしれないなと感じていました。秋からは意外と学力が伸長しており、人数はもう少し伸びそうな可能性がでてきたなと思います。さらに例年、高倍率高校の常連となっていた水海道一高の志願者が激減したため、さらになんとかなりそうな感じがしなくもありません。ただし、事前調査によると今年の水海道一高受験者の学力そのものは下がっていないので合格に必要な点数は下がらず少数激戦になるのは間違いありません。「学校の人気がどうこうというよりも「点数がちょっと足りないかなー」と申し込みを躊躇った人が多かったと思われます。またこのところ水海道一高は水海道の人のための高校というよりは圧倒的に守谷の人のための高校になっていましたので守谷地区の受験動向として水海道一高にそっぽを向くような大きな変化があったのかもしれません。県内各高校の倍率は全体的には微妙に緩くなっていますが牛久栄進のようにますます激戦のところもあります。今年の中学3年生は小学校5年のときに長期間通学できなかったことの影響をもろに被ったなと感じていたのですが、どうもそれはうちの周りだけだったようです。県内 昨年の最終志願者数 → 今年の志願先変更前(申込2日目終了時点)の人数(もう1日申込日が残っていますのでご注意ください)水戸一 264 → 265水戸ニ 374 → 340緑岡 333 → 366桜ノ牧 421 → 400土浦一 208 → 194土浦ニ 418 → 390竹園 419 → 385竜ヶ崎一225 → 218牛久栄進438 → 497水海道一320 → 242下妻一 258 → 278水海道ニ 普通科 123 → 132水海道ニ 商業科 74 → 85水海道ニ 家政科 43 → 54下妻ニ 283 → 314境 259 → 196古河三 241 → 223下妻一高は定員が1クラス減るにもかかわらず志願者が増えているのでなかなか厳しそうです。
2025.02.10
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