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最近こんな話を聞いた。「『子供にこの味は分かんねぇだろうなぁ‥」って言うけど、ホンマは大人こそ持って生まれた味覚を無茶苦茶に書き直しとうらしいで」。例えば年端もいかんガキに納豆や辛子明太子、塩辛なんぞ喰わしてももろに拒否されるか泣かれるか、取り敢えず喜びはせんてお話し。「そんな事あるかい!!ウチのガキは喜んで食いよるで」って親もいるだろうが、それは本来の味に対する情報が改竄されてノーマルでなくなってるだけの事だとか。子供が親父の「味見するか?」の言葉に喜んで口にした日本酒に思わず顔を歪め、大人達の笑いを誘った経験を持つ現在進行形の酒好きも少なくないと思う。 大人の持つ味覚と子供の味覚の大きな違いは、それまでに食べたり飲んだりしてきた経験値が、生まれ持った味覚を書き換えてきた結果で、甘い食べ物や飲み物を口にしなくなり、苦い、しょっぱい、酸っぱい、辛い、渋い味わいなどに好みが偏ってしまう。多かれ少なかれ個々に味覚の差はなるが、昨今の激辛ブームなんてのは尋常ではない偏向だと思うけどね。 例えばカレーブーム。巷に話題のカレー屋が五万とあり、客はそれぞれ好みの味のカレー屋に行列を作る。個々の味覚は千差万別だから個々の味覚にあった店を探し当て行列を作る。齢73の爺ィがガキの頃はカレーと言えば家庭料理の代表格(ガキに取ってはだ)で人気タレントがCMに出てた固形のルーを人数分入れて云々のカレーがメイン。間違ってもソースボートで出てくるようなカレーではなかった。いつの間にかカレー専門店や全国チェーン展開の店があったりと個々の好みに合った八百万の咖喱が味わえる。でも、子供が食するカレーは甘口のカレーだった。まっ、どんなカレーでも食べたいものを食べればいいし、元々とか、本来、なんて括ることもないんだけどね。ちょっと気になった話し。 二十代半ば。神戸で写真の仕事をなんとかできる様になってガイドブックの料理撮影と取材をしていた頃。台湾料理店で撮影終わりにご店主から「折角だから食べてって」と言われ遠慮することなく席について料理をいただいた。魯肉飯に汁米粉、腸詰とまだ街中の中華料理店では出てこないメニュー達に垂涎気味に喰らい付いた時。ウグッ!と箸が止まった。とんでもないカメムシの匂いが口中に広がる。震えが来た。耐えられん味の衝撃。吐きそうになる!!。頑張って食べた。折角の行為を無にすることはできないと、全部食べた。魯肉飯の上に、汁米粉の中に、腸詰の横に添えられたそれはシャンツァイ(香菜)だった。今でこそタイ料理に欠かせないパクチーでありコリアンダーだと分かるし大好きだけど、その時は『カメムシの匂い』としか判断できなかった。和名は現に『カメムシ草』だそうな。神戸の震災で馴染みの屋台やお店がなくなってしまい本格的な台湾料理を安く味わうことができなくなってしまったが、何十年も掛けて味覚の変遷は未だ続いている。今では健康の為にしないけど『甘味』に対する変遷はほぼなくて未だ甘い物は大好物。若いて頃には『ヒロタ』のシュークリーム20個を15分で食べるって賭けで完食したり、虎屋の丁稚羊羹一本喰いなんて酒飲み(所謂辛党)には到底理解できない事を賭けて連戦連勝していた。今でも神戸本高砂屋の『金鍔(元町通りの店の金鍔だけ表面に刀の鍔模様が入っている)』なら6個ぐらいペロリと食べられる。自慢してる状況じゃないけどね、血糖値高めの糖尿病予備役だから。 御座候(回転焼き。関東では今川焼き)も6個はいけるで!。 好みはさ、人それぞれ。命賭ける程ではないけどさ。
2023.09.10
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最近よく思うことは時代で言葉がどんどん変化していく事がなんとなく気持ち悪い。言葉は時代の鏡って誰かが言っていた。知らんけど‥‥。大阪人だけでなく語尾に『知らんけど』って付けるのは神戸人も同じ。 テレビ番組の中で、一般人にインタビューの為にマイクを向けると低年齢層の反応に『やばい』という言葉が頻繁に出てきて気持ちが悪い。『やばい』って言葉を辞書でひいてみるとその意味は『具合の悪いさま。「不都合」を意味する形容動詞「やば」を形容詞化した語で、元は盗人や香具師などの隠語』とあった。これはNETで検索かけた結果なのでなんとも言えないが、50年も昔にはあまり耳にしなかった言葉だと記憶している。今では「テレビのインタビューだよ」なんて、児童・生徒・学生達にマイクを向けたらほぼ全員が『ヤバッ!』と宣う。斯くいうあっしもかなり言葉が乱れているのであまりつべこべ言いたくないけど‥‥出来れば聞きたくない言葉のひとつだ。そんな言葉が公共の電波から流れてくると思わずチャンネルを変えてしまう。こんな時に使うんだろうね。『◯◯ッ!!』って。 老婆心ながらテレビの食レポで『ウマッ!』しか言えないお笑いタレントのガヤの皆さんもボキャブラリー増やさないと◯◯いよ。あぁいっぺん言ってみてぇ〜!! 以上、本日はこれまで。
2023.09.02
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何やってんだろうね。アッという間に年月は流れ‥‥なんて書いてみたけど、本質はただのお怠け。何にもする事はないんだからせめてブログぐらいは書かないと、と思いつつも書いた次の日にころっと忘れてしまう。高齢者の健忘症。で、真剣に毎日書こうと決めて、今、久しぶりに(3ヶ月ぶり)思い立ったと言う事だ。引き金は、9月12日に入院が決まった事だ。で、次の日に脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの手術をする。齢73歳にして身体にメスを入れるのが実は少し怖い。人生初手術を65歳で経験したがその時は意識不明で運ばれなんとか意識が戻った途端に重篤な不整脈に襲われ、本人が全く知らないうちに胸を掻っ捌いて冠動脈バイパス手術を受けたらしい。らしいって書いたのは全く記憶にないからで、術後も目が覚めた時には傷口もとうに塞がっていて痛くも痒くもなかったから、なんの恐怖感も緊張感もなかった。でも、今回は自分で手術を決めて、どんな切ったり貼ったりするのかを説明された上での手術だから‥‥。 実はかなりビビっている。 脊柱管狭窄症からの神経痛に苛まれ出して早三年。具合が良くなったり車椅子での生活を余儀なくされた時期もあったりで結構辛かった。最近はほぼ毎日腰から下が痺れた状態が続き歩き出すと右足が痛んだ。100mも行かずに立ち止まり痛みが引いてくれるのを待ってまた歩き出す日々が半年続いた。歳も歳だからと諦めつつも一人暮らしの身としては動けなくなったらどうしようと自問自答する。で、結論は「清水の舞台」からって心境で手術をすることにした。 決まったら気が楽になった。長年出来なかった溢れかえった諸々の雑品の断捨離を毎日している。70年も生きてると所有物にはそれなりの歴史と思い入れがあってなかなか処分できなかったけど、これを機会に綺麗さっぱり見切りをつけ、小綺麗に‥‥片付いたらいいんだけどね。取り敢えずこの2週間が勝負。 頑張らんとね。
2023.09.01
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