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2004年07月23日
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テーマ: 通信教育(10)
「通信教育で勉強してる人、卒業した人集まれ(掲示板)」で、この数日学歴に関するやりとりが続いている。

それでそれを探してみたが、要領がわからずどこにそのスレッドがあるのか見つけられず、忙しさもあってそのままになっている。
通信で卒業したことで、どれほどの不利があるのか、実は私はあまり知らない。

私は、20歳から退職する43歳まで「福祉分野」で仕事をしていた。
前半は障害を持つ乳幼児とその子ども達と接することが多く、
後半はもっと幅広い福祉業務だったので、
心身に障害を持つ人たち、難病を始めとする様々な病気に苦しむ人たち、お年寄り、母子世帯、低所得者などなど、社会的に弱い立場の人たちと接する機会が多かった。
私自身は、仕事をしながら子育てをしていたのだが、本当に余裕の無い日々だった。

社会福祉主事資格は通信教育 (これは、慶應通信と比べると本当に楽ですが、当時は育児・家事・仕事の中での勉強でしたから、実に疲れました) で取得した。
別に、どうしても必要な資格ではなかったが、
自分が福祉を専門に学んでいないという気持ちから取ったまでだ。
というわけで、私は「高卒」の学歴で何も不自由はなく、
学歴による差別を痛感した体験はない。

私自身がとても理不尽に感じてきたことは、
実は「女性である」ということだった。
これについて書き始めると止まらなくなりそうなのでやめるけれど、
私(50代半ば)のような年齢の女性は、
多かれ少なかれ女性であるということでの不利を体験していると思う。

「女だから大学に行かせてもらえなかった」という人が結構いた。
弟や兄は当然のように大学進学をして、
姉妹である彼女達は家計のために働かざるを得なかったなど、
私の住む地方では普通のことのようにある。(私は違いますが)
仕事をする中で、本当にこの社会は、強いものが有利になる社会だと痛感してきた。

強者が強者であるためには弱者が必要なのだ。
そんなヒエラルキー社会は、私達個人の力では変えることはとても困難なことだろう。
私は掲示板やHPで書いてきたが、
個人的には通信で学んだことを本当に良かったと思っているし、誇りに思っている。
それは、慶應の塾員の一人になれたこともそうだが、
私にとってはなかなか難しかった課程を、何とか頑張ることができたという「達成感」と連動する誇りだ。
(私は、もともと並の能力が下降気味の、さほど自慢できることも無いおばさんですから・・)

だからこそ、若い頃大学進学を諦めざるを得なかった人、
若くても色々な事情で進学を諦めた人などに、
「私でもできたから、あなたもきっと大丈夫!」と伝えたくて、
掲示板やホームページを作ったのだ。

このような書き方も、見る人から見ると「弁解、自己弁護」になるのだろうか。
私は通信で卒業したら有利である、なんて露ほども思ってはいないが、特別に不利だとも思っていない。
社会福祉分野では、通信で学んでいる人が結構いる。
私自身、仕事との両立で大変な苦労をしながら大学を卒業した人を知っているから、
自分が通信で学び始めるまでは、彼らを今以上にとても尊敬していた。
(今は、通信で卒業する人の中には、必ずしも優秀とも言えない私のような人もいると思うが)
そして、可能ならば私もあの人たちの仲間になりたいと憧れていた。
私より若い人が頑張っていたら、「偉いなー、遊びたい時期なのに」と思っていた。
そして、その人たちの多くは、とても真面目で努力家で、仕事もできたと思う。 (同じ職場で働いた人ではないので、正確ではないけれど)
そしてまた、有名大学の出身者でも、仕事上では全然つぶしのきかない人だっていた。
出身大学が効力を発揮するのは、長い人生では最初の一時期だと私は思っている。
しかし、これから就職しようとする人には「それこそが重大事」であることもよくわかる。
そんなこともあり、私は掲示板の書き込みを、複雑な思いで眺めている。









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最終更新日  2004年07月24日 08時16分12秒
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