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2007年03月10日
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カテゴリ: 仕事
人生は、地図のない旅のようなものだなと思う。
二日前、突然私の携帯が鳴った。
登録されていない番号だったので一瞬躊躇したのだが、
出てみると旧知の友人だった。
彼女とはしばらく会っていなくて、
共通の知り合いから私の携帯番号を聞いたのだという。
「ごめんね。どうしてもすぐに連絡が取りたくて・・」が、開口一番であった。

彼女が4月から仲間と始めようとしている、
「ハンディを持つ人たちの就労支援事業」に参加の要請であった。

めまぐるしく変化する福祉制度についてはあまりよくわかっておらず、
「とにかく詳しい話を聞いてから」ということになり、
昨日、計画を進めている人たちと会って、その理念や方向性、
私に協力を頼むに至った経緯などを聞いた。
中心となっているのは30代の若者であった。

先日、テレビで「社会起業をめざす若者が増えている」という報道を見た。
かつては「社会福祉事業」といえば
「障害を持つ人たちを助けるために自己犠牲で働く福祉従事者」というイメージが強かったが、
やっと、「ハンディを持つ人たちと一緒に、社会貢献も目的とする企業」を考えられる時代になってきたのか、と、
金儲けだけではなくて、社会貢献や生きがいを同時に求める意欲ある若者達が沢山存在することに、
「今の政治や社会には色々腹立たしいことはあるけれど、世の中捨てたものではない」と、思ったばかりであった。


具体的に実行しようとしている人たちがここにいる。
この人たちを応援したい。一緒に試行錯誤をしてみたい。
そんな気持ちが心の中に湧き上がってくる。
しかし・・・

私は、昨日まで全く仕事をしようとは考えていなかった。

だから、仕事を探そうなんて露ほども思っていなかったし、
それを前提として、複数の地域活動に関わっている。
それに、実家の両親のこと、あと半年で退職する夫のこと、
いよいよ自分の畑で「農業」に取り組もうとしている長男家族のことなど、
私ができる「人としての仕事」を必要とされる分だけやっていこうと思っていた。
だから、「一緒にこの仕事をやってみたい」という気持ち以上に、
これを引き受けたら全部中途半端になってしまうのではという懸念も強い。

とりあえず、「もう少し考えさせて」ということで昨日は別れたのだが、
昨夜は今までの自分の仕事や歩き方を振り返りながら、
暗闇の中であれこれと考え続けてしまった。(いよいよ睡眠不足だー)

私は、就職活動をしたのはたった一度しかない。
それも、鬱状態で短大を中退し、やっと動き出せるようになった時、
中学時代の恩師に、
「中学生の頃からの希望だった福祉の仕事がしたい」と、話しただけだ。
先生はすぐに、福祉施設の指導員の知人を紹介してくれた。
その人のつてで、丁度調理の人が急に辞めて困っていた知的障害児・者(当時は精神薄弱者と言っていた)施設で、住み込みで働くことになった。
もちろん、私はやっと鬱から回復傾向だったけど、まだ不安定だったし、
「まあ、ちょっと働いてみたら」ということだったので、給料なんてお小遣い程度。
(食・住は与えられたから、十分だったけど)

その後、「煮詰まって退職」を三回繰り返したのが私の職歴だ。
主観的には「煮詰まって逃避」だったのだが、
そんな私に、ちょっと休むとすぐに次の仕事の声がかかった。
「今度こそずっと頑張るぞ」と思うのだが、十年くらいで疲労困憊・酸欠状態。
ヘロヘロになって退職してしまった。
全部福祉関係の仕事だったし、
「ご主人がいるから低報酬でも何とかなる人」ということで声がかかっているし、
何しろ十年くらいで退職してるから、
長く働いていたわりには報酬に恵まれた人生とはいえない。
それでも、在職していた時には必死に働いたし、
だからこそ次の声もかけていただけたのだと思う。
最後の退職をしてから通信で勉強している間も、
実は何度か福祉関係の仕事の声はかかった。
しかし、「もう、報酬をいただく仕事は十分やった」と思ったし、
人の仕事は、お金を貰う仕事でなくてもいっぱいあるということを実感したので、
仕事を本当に必要としている人の場所を取る気にはならなかった。
何より、本質的にはグータラで、
家で一人で本を読んだりパソコンを使ったりするのが好きな性格なので、
このまま老後に突入するのも悪くないと、つい二日前まで思っていたのに。

こうやって書きながら、「これが私の宿命かも」と感じている。
仕事が向こうからやってきて、「やってみたい」と心が動いて、
その気持ちに突き動かされるように「やれるまでやってみよう」と思い、
みんなに引っ張られながら動いてしまう。
あまり主体的・意欲的とは言えない働き方だけど、
こんな働き方をするように生まれついたとしか言えない感じがする。
よし、引き受けてみるか。


また、必死に仕事を探していらっしゃる方には、不快な内容だったでしょうね。ごめんなさい。








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最終更新日  2007年03月10日 09時36分20秒
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