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2007年03月28日
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カテゴリ: 旅行、おでかけ
3月26~27日の二日間、札幌の道新文化センターで開催された、
「保阪正康の昭和史入門-日本の進路を誤らないために-」 を聞いてきた。

多分私は、 保阪正康氏 の著書は読んだことはないように思う。
しかし、時々雑誌や新聞などで彼の評論やコメントなどを目にする時、
私なりに納得できるという印象を持っていたので、
北海道新聞でこの講演会のことを知り、すぐに申し込んだのだった。

参加者は、予想以上に中高年者が多い印象だった。
主催者は、「若い人にも参加して欲しいとPRしたのだが・・」と、

実際にこの私が、若い部類に入りそうな感じであった。

保阪氏が札幌市出身であるということは、初めて知った。
郷土愛の強い私は、それだけで親近感を持ってしまう。
そのせいでもないけれど、お話の内容は想像通りにとても納得できるものであった。

色々感じたことはあるのだが、
その詳細を書くと「レポート」になってしまうので、
印象に残ったことをいくつか・・。

保阪氏は、昭和を「前期、中期、後期」と区分している。
前期は昭和の始めから20年9月2日。
 一般的には、8月15日が終戦の日と考えられているが、正確には降伏文書に調印した日であると聞き、確かにそうだなと再認識。
中期は、昭和20年9月から27年4月。
 アメリカを中心とした連合国によって占領統治され、国家主権を失っていた時代。
後期は、昭和27年4月以降。
 新憲法の下で、軍事的・経済的にアメリカに従属しながら経済大国への道を進んだ時代。

「戦争を記憶している世代」「戦争を記録する世代」「記録したもので知る世代」と分かれるが、
保阪氏は「記憶した人たちから事実を聞き、後の世代に伝えるべき世代」としての自覚を持ち、
残っている資料、隠れている資料を探し、読み解き、体験者に聞きまわり、
日本の歴史の事実を可能な限り詳しく記録し、語り継ごうとしているようだ。
それが、「その時代に生きた者の責任である」というようなこともおっしゃっていた。
「実証主義史観」 と言っていた。
史実の確認を基礎として機能的な解釈をし、
そこから得られる教訓をこれからの時代に生かすことが必要なのだと。
「記憶を父とし、記録を母とし、教訓を子とする」 という言葉が、
説得力を持って私の胸に響いた。
記憶に頼るのも危ない、記録だけが事実とするのも片手落ち、
その双方があってこそ、教訓は生まれるのだ。

「記録」のことについては、敗戦直前の閣議で、
「戦争に関する公文書は処分せよ」という決定がされ、通達されたという。
その結果、膨大な資料や文書が焼かれてあちこちから煙や炎が上がり、
米軍は「爆撃もしていないのに、どうしてあんなに煙が上がっているのか」と不思議がったという。

最近「従軍慰安婦問題」で閣僚が
「記録が無いので、軍の関与はなかったと考える」などととぼけたことを言っているが、
当時の政府が資料隠しのために関係書類を処分したことは明白なので、
保阪氏は「あんなことをあまり言っていると、日本が恥をかくだけ」というようなことをおっしゃっていた。

また、太平洋戦争突入への空気は、満州事変のあたりから醸成されてきて、
軍部の動きに対して国民が呼応し、それを後押しし、
偏狭なナショナリズムが国内に充満した結果であるとのこと。
そのあたりのことも、とても納得できる。
当時の空気を私は知らないけれど、そのようなものがなければ、
いくら国の命令だといったって、大衆が従順に納得して従うことはなかっただろう。

今の時代の日本には、どのような空気が広まっているのか気になる。

あー、ここまででずいぶん時間が過ぎてしまった。
あと一つだけ、印象に残ったこと。
それは、保阪氏は「天皇は徹底したマキャべリストだと思う」と言っていた。
これも、聞いていると「なるほど・・」と思った。
今度、保阪氏の本を読んでみたいと思う。





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最終更新日  2007年03月28日 10時12分15秒
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