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2019年06月29日
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テーマ: つぶやき(11606)
カテゴリ: 仕事
夫が役員をしている特別養護老人ホームの事務長を辞して、新しい福祉事業に取り組むというY氏が挨拶に来た。

当時の私は、高校生のボランティア活動を推進する仕事をしていて、
地域や福祉施設、中学生や高校生を巻き込んだ地域活動を根付かせようとしていた。
仕事をしている人や高校生などと話し合いや活動をするのだから、
当然仕事は休日や時間外となり、まだ私の子供たちは中高生であったから、
まさに髪振り乱したように必死で仕事をしていた。
しかし、意欲のある若い施設職員や、中高校生や大学生と様々なことを語り合い、
彼らが障害者やお年寄りへのボランティア活動の中から様々なことを面白いように吸収し、

彼はボランティア活動をするなかで将来の仕事に「福祉」を考えるようになり、
大学卒業後は病院や施設勤務を経て、現在の老人ホームで働くに至っていた。
その間に私は退職し、成り行きのままに地域活動やボランティア活動に携わり、
夫も退職後は地域活動や福祉団体の役員や、施設を運営する福祉法人の役員になって現在に至っている。
そんな経緯もあり、今回訪れた彼とは、私とも夫とも縁があるのだ。

私は当時の若者たちとは、数名と年賀状のやりとりや偶然に会ったりすることはあるが、
それ以上の深い付き合いはない。
それでも現在はFacebookなどで彼らの動向を知ることもでき、元気でやっていることを知る時にはなんだか嬉しくなる。
彼から当時の仲間達のことや、次の仕事のことなどを聞くにつけ、あの頃蒔いた種が育ち実っていることを感じて感慨深いものがあった。

私がその仕事をすることになった時、初任者研修の時に大学の先生が言った言葉が忘れられない。
「あなたたちがこれから働く福祉の畑は、砂漠に種を蒔くようなものです。

それでも諦めずに種を蒔き、水をやり続けてください。
それがいつか芽を出し花を咲かせ、砂漠が緑になることを信じて」
正確には覚えていないが、そのようなことだった。
私はその言葉を時々思い出しながら仕事をしたが、自分自身が疲れてしおれてしまい、
新鮮な空気や水や栄養を求めて退職し、慶應通信に入学した。

並行して地域福祉活動を推進する側から活動する立場になった。
その経験から、彼が新しい仕事に向かおうとする気持ちがとてもよくわかる。
ある意味では、安定した収入の場から未知な仕事に向かうわけだから、新たな苦労も多いだろう。
それでも彼は、かつて初めてお年寄りや障碍者に出会った頃の思いに立ち返ろうとしている。
それがとても嬉しかった。

「高校時代に出会った人たちの影響は大きいです。良くも悪くもですが」と彼は言った。
私は教育者ではないけれど、先日恩師と教え子たちの展覧会で感じたことを思い出した。
人は人によって影響を受け、学び、自分を育て、生きる道を探してゆくのだ。
あの時に彼が出会った大人たちは、チャレンジャーばかりだった。
自分なりの福祉観、人間観、福祉社会への理想を求め、
旧態依然とした「保護し恵む」というような福祉観や奉仕活動ではなく、
共に活動しながら理解しあい支えあい学びあう「共生社会」を模索していた。
その種がここに生きていると感じて、かつての自分自身に「良かったね」と言ってやりたい気持ちである。

彼もすでに中年に近い年齢。
でも、まだまだチャレンジが出来る年齢だ。
今の気持ちを大切にして頑張ってほしいと願っている。





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最終更新日  2019年06月30日 08時29分23秒
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