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2019年10月04日
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カテゴリ: ボランティア
昨年から今年にかけて、長年続けてきたボランティア団体の責任者を次の人にバトンタッチした。

役割の交代をしなくてはならないと思い、そのために布石を打ち
予定通りにバトンタッチすることが出来てホッとしている。
しかし、脱会したわけではないので、今は裏方的役割を担っている。
最近、会の活動を理解したいという別組織からの要請で、
会の発足当時から関わってきた私も、その説明の場に出る機会が二回ほどあった。
できるだけ「補足説明」に徹しようと思っていたのだが、
発足当時の思いや、それを継続し続けるために心がけてきたことを話す役割となり、


私がボランティア活動に関わったのは仕事上からが始まりである。
もう、35年以上も前のことで、私たちの地域では「ボランティア」は一般的な言葉ではなく、
「奉仕活動」と言った方がピンとくるような人たちばかりだった。
当時の私が与えられた仕事は、「ボランティア活動の推進、啓発」であり、
その時から私は「ボランティア活動」について真剣に考えことになる。
私自身が、ボランティアが何なのかよくわかってはいなかったし、
当時広く認知されていた「奉仕活動」でなくて、外来語の「ボランティア」を啓発しなくてはならない意味がよくわからなかったのだ。
そのことを先輩職員に聞いても、私の腑に落ちる説明はしてもらえず、
結局自力で調べたり聞いたりすることから私の仕事は始まったように思う。

やがて私は、これからの社会には「ボランティア」という言葉ではなくてはならないのだと納得するようになる。
自分なりに理解と納得をしたからには、従来の「奉仕活動」からの止揚を図らなくてはならない。
「止揚(アウフヘーベン)」 なんて言葉も知らなかったけど、当時考えていたことはそれに近いものだったと思う。
つまり、「奉仕活動」に含まれる「 社会や組織などから依頼されたりした役割を、無報酬で活動する 」というような意味合いから、
「自発性」 というキーワードを強く意識するということであった。
誰に頼まれなくても、自分の内部から湧き上がる必要性や意味付けによって、自分から動くことが大切だというとである。

それを行動して納得し、かつその相手から喜ばれたりすることが嬉しいという気持ちが大切だということと私は思ってきた。
「自分がやりたい」と思うことの中には、思いを共有する人たちとの仲間になりたいということもある。
目の前の困っている人の手伝いをすることで、その人の笑顔に心からの満足を得ることもある。
まあ、このことについて書いたら長くなるけれど、 「自分の心が納得し満足する」 ことがとても大切なので、それを見て「自己満足だ」「偽善だ」なんていう人もいたりするが、
「自己満足で何が悪い!」という気持ちで私は無視している。
「偽善だというなら、偽りでもいいから善いことしてみたら」とも心の中でつぶやいたりもする。

というわけで、仕事をしていた時には、特に若い人たちにボランティアの楽しさや喜びを知ってほしいと努力した。
退職してからは、そんなことをしていた私がボランティア活動をしないでどうすると思い、
誘われたらいやではない限り事情が許す限り関わっても来た。
その中で、中心メンバーが入れ替わらなければ会は必然的に活力を失い、
ボランティア仲間と言う親睦団体になってしまうことも理解するようになった。
だからこそ、私は主たる役員の交代を図ることを、その会での役割と思うことになったのだ。

そして、首尾よく役割交代が出来た今は、「目の上のたんこぶ」にならないうちに、
この会からフェードアウトする時期を見計らっている。

しかし、この二回ほど会の説明やその理念などを説明する機会を得て、
フェードアウトの前に仲間たちに今までの私の思いも話してもいいのかなと思っている。
特に、中心メンバーにはボランティア活動の意味や、
行政や他の期間や組織との連携の大切さなどは、しっかり伝えなくてはならないとも思った。
ずっと一緒にやってきたから相手もわかっているはずと思うのは間違いで、
理解してもらわなくてはならないことはきちんと言葉で伝えるべきなのだなと。
そして、あらためて痛感したのは、様々な公的組織でボランティアに関わる人たちの意識は、
まだまだボランティアについての認識は薄く、
かつどのようなボランティア活動が地域でなされているかということの情報も共有されていないということだ。
「市民との協働」を行政側が言うようになって随分になるが、
このままではボランティア活動はかつての「奉仕活動」に逆戻りするんじゃないかと思うことすらある。
今の私はその分野まで食い込むことはできないけれど、
せめて仲間達には「ボランティアとしての自律・自立と矜持」を意識してほしいと願っている。





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最終更新日  2019年10月04日 09時22分11秒
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