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映画「愛を読む人」


2020年01月11日
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カテゴリ: 絵本
私は20年ほど、乳児検診(9.10か月)会場で
赤ちゃんと絵本との出会いのきっかけづくり「通称「ブックスタート」)のボランティア活動をしてきた。
だから、絵本を見たら
「これはどのようにしたら赤ちゃんの興味を引くことが出来るだろうか」と考える癖がついている。
もちろん、一歳未満の乳児だから成長の度合いも個性もそれぞれで、
絵本などには見向きもしない子もいるし、びっくりするほど絵本に興味を示す子もいる。
私達の役割は、絵本が楽しいものだということを赤ちゃんと保護者に伝えるお手伝いなので、
無理やり絵本を押し付けて嫌な印象を与えてしまうのはご法度だ。
だからこそ、「この子はどんなことに関心を示すだろうか」と、短時間ではあるが試行錯誤する。


「ぼくを探しに (日本語)」 単行本 – 1979/4/12 シェル・シルヴァスタイン (著), Shel Silverstein (原著), 倉橋 由美子 (翻訳)

内容紹介

倉橋由美子がご案内します!

この魅力的で心にしみるイラスト物語が、地球の上で、花のように、風のように読まれ続けているわけ――を、あなたも見つけてください。

何かが足りない
それでぼくは楽しくない
足りないかけらを探しに行く
ころがりながらぼくは歌う
「ぼくはかけらを探してる、足りないかけらを探してる、
ラッタッタ さあ行くぞ、足りないかけらを……」

著者について
【シェル・シルヴァスタイン】
シカゴ生まれ。作家、イラストレーター、歌を作りギターも弾く。カウボーイ・ハットを愛し、いつもジーンズ姿でいる自由人。『歩道の終るところ』(講談社刊)など作品各種。
【倉橋由美子】
作家。高知生まれ。明治大学卒。著作に『パルタイ』『スミヤキストQの冒険』など多数あり、翻訳はこれが初めて。


前回に続いて、三視点からの思いを書こう。

【幼児の私なら】
幼い私は、絵本が好きだったらしい。
親は読み聞かせなどはあまりしなかったようだが、
子守がわりに絵本を与えたら、じーっとそれを見て楽しんでいたらしい。
パラパラ漫画のようなこの絵本は、きっと幼い私は気に入ったのではないだろうか。
ページを自分でめくれるようになったら、次々に変化する絵を楽しんだと思う。
内容はわからなくても、地面を移動していることは理解して、雨が降ったり雪が降ったり、
小さな動物と出会ったり、穴に落ちたりすることは想像できそうだ。
三角のかけらと出会ったら、それを食べようとしたり、喉つまりしたりしながら、
ぴったり合わさって喜んで転がったりなど、幼心で可能な想像力を全開する面白さだ。

残念ながら幼児の時の記憶はあまり残っていないので、これも想像だけど。

【子育て中の私なら】
子どもの成長に合わせて、次々と読み方を変えたことだろう。
一歳くらいになったら、この〇が顔で欠けた部分が口だということは理解できる。
「あっ、〇君が転がってきたよ。大きな口だねー」なんて語りかけながら、

きっと「キャッキャッ」と笑うだろう。
そんな感じで次々と、子どもに理解できる内容にアレンジしながら一緒に楽しんだだろう。
この本は、年齢が上がるにつれてどんどん変化が可能なような気がする。
やがて字が読めるようになったなら、きっと自分の想像力や感性を使って、
色々楽しみ始めるような気がする。
そして親で大人の私は、この本が「自分探し、人との出会い探し、ベストパートナー探し」の本だと思うだろう。
自分は今、どのあたりにいるのかと思ったり、わが子がやがてこのような旅に出て、
どんな自分のかけらを探し、パートナーを見つけるのかと想像するかもしれない。
確実なのは、当時の私はまだまだ自分が何者なのかよくわかっていなかった。
どうしようもないかけらの寄り集まりと感じて、
いつバラバラになるかわからないような不安感に悩まされていた。
この本を、純粋に楽しい絵本だとは思えなかったような気もする。

【今の私】
自分に足りない何かを求め続けているのが生きるということなのだろうか。
でも、完全な人間なんてそもそもいるわけがない。
何かを得たら何かを手放してしまうってことは、よくある話。
もう、最近ではそんなことばっかり感じている。
物質的、金銭的な豊かさを求め続けてきた結果が、今の社会だ。
社会とはどうしても無縁ではいられない私たちは、嫌でもその影響を強く受け続け、
「何か変だ」とか、「何かが欠けている」ということにも鈍感になりつつある。
この絵本は、一人の人間として読むこともできるが、
大きな地球全体とも読むこともできるように思う。
著者がどのような思いをこの絵本に込めたのかわからないが、
そんなことまで連想させる豊かさと深さがこの絵本にはある。
やはりこの本は、傑作だ!





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最終更新日  2020年01月11日 09時39分46秒
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