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2020年04月08日
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テーマ: キューバ(10)
昨夜、やっと安倍首相が緊急事態宣言を出した。
しかし、その内容を聞いているとどうも中途半端な気がする。
しかしともあれ、これで日本全体の危機意識が強まり、
それぞれの立場での努力が積み重なり、この状況が好転すればいいなとは願っている。

昨夜布団に入ってから、ふと(キューバはどうなっているのだろう)と思った。
キューバ ​は確か、医療や教育に力を入れていたはずだ。
観光にも力を入れているし、中国とは政治体制の共通点から歴史的にもつながりが深いはずで、
当然新型コロナウィルスも無関係ではないはず。


ということで、今、ネット検索をしてみたら、次の記事を見つけた。

キューバの医療体制と医療費の順位一覧

下記の記事は、一読して紹介したいと思うので、全文コピーしよう。

新型コロナに「医療先進国」キューバはどう立ち向い、世界に貢献しているか板垣真理子 写真家 2020.3.30
 今、キューバから原稿を書いている。そもそもは米国による経済封鎖強化の続くこの国が、オバマ政権時代に私自身が3年と少し過ごした時代といかに変化しているかについて、現地情報をリポートするはずだった。にもかかわらず新型コロナウィルス=COVID-19関連のものになってしまった。

 それだけ今の世界情勢の中でこのウイルスが引き起こしたもろもろの事象が大きく、またキューバが世界でウイルスに感染した人々の命を救うのに素晴らしく多大な貢献をしているか、でもある。そこでキューバの活躍に関するニュースが日本でどのくらい一般的だろうか、と思いながら書くことにする。
 まず、 中国の武漢でこのウイルスの感染が伝えられた後の2020年1月、キューバの医療団が中国入り したニュースを見た。「きたっ」と思った。キューバと中国の強い結びつきがあり、また、キューバは知る人ぞ知る、高度医療先進国だからである。

この時キューバの医療団が携えていったのは、別に新薬ではなかった。これは、インターフェロンアルファ2bといい、1986年、遺伝子工学・バイオテクノロジー研究センター(CIGB)のチームによって開発されたもの。これは日本でも認可された薬。
そもそもインターフェロンは、人の免疫システムに働きかけ、それを強める作用を持つ。アルファ2bも例外ではない。当初は、デング熱などの薬として開発された。キューバも、熱帯・亜熱帯のかなり多くの地域でみられる、蚊が媒介するデング熱の発症地域である。またこの薬はHIV-AIDS、B型およびC型肝炎、さまざまな癌に効果のあるものとしても、使用されてきた。

 ウイルスに対しては「感染後の症状悪化を阻止し、致命的な段階に入るのを防ぐ」という。つまり、ウイルスを殺すわけではなく、人の免疫力を使って、抗ウイルスの作用を促す。中国でもキューバとのパートナーシップにより2003年から作られるようになり、今回の新型ウイルスにも、中国で選ばれた30種類の薬のうち効果のあった21の薬のひとつとして、1000人以上もの命を救ったとされている。 キューバはこの中の何種類かを開発している。
 韓国、ドイツなどでも実際に効果を発揮し、死者の増加を食い止め、その他のヨーロッパ、ラテンアメリカの国々からも、当然のごとくオーダーが相次いでいる。各国からのオーダーで、この薬の製造所は多忙を極めており、フレックス制で働いていた従業者はフルタイム制に変更。しかし、これからさらにオーダーが増えても対応できる構え、という。 このキューバ産製剤については、すでに駐日キューバ大使が日本の厚生労働省と意見交換を行い、新型コロナウイルス対策の協力を申し出ている。

キューバの活躍を喜ばない米国の現政権は、各国にキューバ製のインターフェロンアルファ2bをオーダーしないように呼び掛けた、という記事も目にしたが人命尊重の立場から見ると目を覆いたくなるような発言は、聞くも心苦しい。

イタリアに医師団を派遣、イギリス客船の受け入れ
 一方、キューバはすでに患者と死者の続出する イタリアでももっともダメージのあるロンバルディア州(州都はミラノ)からの要請をうけて、薬を携えて医師団を派遣 した。
以前からキューバは世界各地で起きた災害現場に多数の医療団を派遣し、その高度の医療と、温かい医師団の人柄とともに歓迎と感謝を受けてきた。 長年のこうした体験も踏まえて、今回の迅速な対応に繋がったとみられる。しかし、医師とて人の子。「恐怖がないわけではない。しかしやらねばならない使命のためには、それを克服して向かう」という言葉とともに出発した。


 また、世界で話題に上ったのは、 各地で寄港を拒まれたイギリス客船をキューバが受け入れた こと。これは、感染者5人が確認された「ブリーマー号」で、バハマやバルバドス他で受け入れを拒否され、1週間ほどもカリブ海を彷徨い航行し続けた後、キューバに打診し、応じられたもの。入港後は、イギリスのチャーター便で、感染、またその可能性ある人と、それ以外の人たちを別々の4機に分けて帰国させた。イギリスに帰国する際、彼らは「Te Quiero、Cuba=キューバ、愛している」の横断幕を掲げていた。その安心感と感謝は「さぞかし」と、想像に難くない。
 当のキューバでは、3月11日に、ついに最初の感染者が発生した。イタリアからの旅行者3名だった。到着後2日目の発覚という速さだったが、「夜中に咳をしている」というガイドなどの協力で検査を受け感染が確認された。先に記したロンバルディア州からの旅人だつた。続いては、やはりイタリアから帰国した、イタリア人とキューバ人の夫婦のうちの一人など、ほとんどが国外感染者だった。
 その後、じわじわと感染者数は2桁台に上がり、その後170名となった(3月30日現在)。病床は1300台を揃えて対応に備えているとのこと。その大多数は旅行者が占めていたため、空港も3月24日からの閉鎖が決定されていた。観光大国としてはかなりの打撃を承知の上だが、人命尊重を重視する国ならではの決断である。母国に帰る外国人と、帰国するキューバ人だけが、空港を出入りすることになる。

 また、空港閉鎖の数日前からほぼ全部のライブハウスや店舗が1カ月間(予定。変更あり)の閉鎖に入り、野外の野菜市場やいくつかのスーパーマーケットなど、通常買い物をしている場所を除いてシャッターが降ろされている。最後まで楽しいキューバ音楽を鳴らし続けていた、ハバナを代表するホテル、オテル・ナシォナル・ デ・キューバとハバナ・リブレも、ライブは休むことになった。街中から外国人は一気に消え失せ、通りもがらんとなり、今まで見たことのなかった、キューバの人たちのマスク姿も見るようになった。

感染者を増やさないための意思
 国内の広報がしっかりしているため、ウイルスに関する知識も広まっており、咳、くしゃみエチケット、手洗いの励行、消毒も進んでいる。まだ開いている店舗に入ると、すぐさまぺットボトル入りの手洗いの水をかけてくれる。中身は消毒薬の他、漂白剤との話も(?)。

 キューバの通常の挨拶であるベソ=頬へのキス(必ずしも唇は付けない)、握手、抱擁は禁止、また人と話す時には距離をとるよう勧めている。これはほんの数日間、という驚くべき速さで徹底された。
外国人にとって精神的にも住みやすいのは、もともと「平等」を掲げていたお国柄 からだろうか、今回の新型ウイルスに関する偏見にも晒されず(少しはあるのかもしれないが、私は体験的になし)、明るく元気な空気に満ちている。冗談好きで楽しむことが好きな国民性がそれを支えてもいるし、国のポリシーのあり方が心強くもある。今、住んでいるカサ(国の許可を得た民泊)の主も、私に優しく親切に接してくれる。手に入りにくい肉類を探して買ってきたり、配給品のために外国人が買いにくい卵の差し入れもしてくれる。

イギリス船の受け入れに関しても「人道的に必要なことですから」、また「出身国に対する偏見もいけないわ。私たち全員が感染しているかもしれない、という用心を持ち自他ともに気をつけていきましょうね」と、人々の成熟した意見がまぶしい。 これで、ウイルスをしっかり押さえこんでくれたら言うことなしなのであるが。ひたすら、それを望むばかりである。

 ただし、この原稿を書いている3月24日、すべてのツーリスト、つまり外国人の外出は禁止された。ただし、必要不可欠のことでは許可を得て出かけられる。
​ 明るい日差しの下、キューバ人だけが外を歩く珍しい光景を窓から眺めることになった。しかし、キューバの人も出来るだけ外出しないように、という通達があり、街に人通りはない。かなりの徹底ぶりに驚いている。これがどのくらい続くかは、今のところまったくわからないが、「感染者を増やさないために、自らのできること」への意思をしっかり持っているように見える。 国の政策がしっかりしていると同時に、人々の意思の高さと強さも見るようで、目から鱗が落ちる想いがする。

キューバに学ぶべきことは、とても多いと思う。
それにしても、今更ながらフィデル・カストロはすごかったなと思う。
長期独裁政権のイメージが強いが、権力を持ちながらも私利私欲に走らなかっただけでも、本当に偉い人だったと思っている。





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最終更新日  2020年04月08日 09時06分30秒
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