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2020年07月06日
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カテゴリ: 絵本
この絵本を借りてきていながら、ズルズルとブログアップしなかった。
期限が近いので、今日こそ書こう。

「つるにょうぼう」矢川 澄子 (再話), 赤羽 末吉 (画)
【出版社からのコメント】

若者と鶴との哀しい物語が、数ある再話を凌駕する洗練された文章と目もあやな画面ですばらしい絵本になりました。


一般的に 「鶴の恩返し」 としての物語の一つのバージョンという絵本。
この昔話を「夕鶴」として舞台化したものは、結構有名。
この本を読んでいて思い出したのが、中学時代の文化祭で演じられた「夕鶴」。
学年発表だったのかクラス発表だったのかは定かではないが、主演した二人は別のクラスだったから、ひょっとすると演劇教育(?)に熱心だったS先生のクラス発表だったのかも。
文化祭の思い出で、自分が関わらなかったもので印象に残っているのはこの舞台だけだ。
私は体育館の一番後ろで見ていたような気がするが、その時初めて「演劇」というものを見たし、それを同じ年の友人たちが演じていることや、その感情込めた演技にとても感動した記憶がある。


まず印象に残るのは赤羽末吉の絵の素晴らしさだ。
物語の内容やことばと絵が、想像の世界をさらに豊かにしてくれる。
これは、絵(というよりそれぞれが一枚の日本画)を見ながらでなくては絵本の価値が半減する。
赤木末吉 は本当に沢山の 絵本 を手掛けているが、手に取って読んだ絵本もあるけれど、まだ見ていない絵本も多い。
この原画はどこにあるのだろうと思ったら、「ちひろ美術館」に全部寄贈していたとか。
この美術館には日本と世界の絵本原画27,200点が収蔵 されているという。
機会があったら、一度行ってみたいと思う。

さてそのお話の内容だ。
鶴と人間の結婚だから、 「異類婚姻譚」 といわれるジャンルで、このような話は世界各国に沢山あるらしい。

「つるにょうぼう」も、どんどんお金への欲にとらわれ、ついに「見ない」と約束したのに見てしまうなんて、情けないとしかいいようがない。
あるいは、異界からの無理難題に男どもが人身御供として女性を提供したりなど、女性から見たら理不尽な話が多いような気がする。
でも、この「つるにょうぼう」では、この鶴は優しく助けてくれたよ平に本当に心惹かれて恩返しをしたいと思ったのだろうし、お金に目がくらんで無理を強いる彼を悲しいとは思いながらも、やはりその願いをかなえてあげたいと思ったのだろう。
そこには、「自分の身はどうなっても願いをかなえてあげたい」という無私の愛があったのだと思う。
約束を破って自分の姿を見てしまったよ平から去ることも、彼への怒りで見捨てるというよりは、多分命が尽きることが近い自分を見せないようにという、もう一つの愛の形かもしれない。





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最終更新日  2020年07月06日 10時00分22秒
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